北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ(2012年43号)の感想

 どうも、最近すっかりジャンプ以外の記事が筆無精で困っているキタクです。「ジャンプの感想は月曜更新」という暗黙のノルマってのが結構効果あるようです。映画の感想とかも書きたい気持ちはあるんですけどね・・・・と、ココに書くのはナンセンス甚だしいですな。学校の先生が「最近は遅刻者が多いぞ けしからん!」って朝礼で遅刻してない生徒に対して怒る、みたいな。

 今週は表紙&巻頭カラーが『ハイキュー!!』、センターカラーが『クロス・マネジ』『べるぜバブ』『恋染紅葉』となにやらフレッシュさがやんごとない仕様。まぁ、『べるぜバブ』は中堅扱いでしょうけども。
 読み切りもあるよ。

前号の感想

ハイキュー!!

 カラーが2ページ多くて驚いた次第。
 本編は案の定、日向のメンタル問題。1コマ目で早速心が折れそうになるっていうのはよかったですね。あと一歩のところで仲間に救われるというのは感動的です。旭先輩のエピソードと重なる分、語られない部分を読みながら補完してしまう、という構造ですかね。
 ブロックされっぱなしな日向の成長のため交代しない、というのは練習試合ならではですね。常に全力で、常に勝利を目指す、というのが当たり前だと思っていたので少し新鮮です。
 「とぶ」の文字表記ネタってネタ久しぶりですかね。「跳ぶ」とかいろいろあったと思うんですけど、今週は「飛ぶ」ですね。・・・・と、偉そうに語りたいんですが、このネタの存在を完全に忘れてまして。今までどんな表記がされてた思い出せない・・・・。単行本あれば確かめられるんですけどねぇ・・・・我ながら情けない。
 次週はセンターカラーってすげぇな。

『ワンピース』

 扉絵連載、バイバイジンベエ。
 部下たちの手前、「ヴェルゴ=偽物」説に同調しちゃうたしぎちゃんかわいいです。
 ほいで、ドフラミンゴさん登場。ヴェルゴの「ドフィ」呼びがとてもよかったです。
 おおっ、キンエモンとブルックの合体技とは! 炎と氷、そしてドラゴン、というパンクハザードを象徴するような3点セットですね。感動しました。

暗殺教室

 掲載位置が安定して高いなぁ。そして意外すぎる扉絵。
 煽り「いつ殺るか?今でしょ!」でクソ笑った。林先生、CMのトリは違う人に取られちゃったけど、未だに影響力は絶大ですよ。
 E組は計26人というのが正解みたいですね。そして、渚くんの苦手科目は理科。教えてあげたい。
 ほんで、理事長顔出し。理事長は殺せんせーの過去と関係があるみたいですよ。過去が言及されたのって1話以来かしら。
 「すごい目で睨む」渚くんぺろぺろ。レイプ目もステキです。

斉木楠雄のΨ難

 ハイロくん回とはちょっと意外。しかも、名前のあるキャラは斉木とハイロしか出ないとは。熱血と冷淡のコントラストが主だから他のキャラは不要、という意図なんでしょうかね。

『クロス・マネジ』

 いきなりラクロスとは、みたいな話。聖職者が云々ってヤツがないですね。後で使うのかしら。
 「さわったくせに」に対して、「言えばいいだろ」と逆ギレ。は、早い・・・・。まだ2話目なのに。まぁ、「言えばいいだろ」と言われても、テンパるだけで言い触らさないみそらさんはイイ人。
 トラウマのくだりは結構そのものズバリが明らかになったものの、セリフでは語らないというのがステキですね。信頼できる。将棋部の皆さんがみそらファンになる流れとかも見てて楽しい。
 ラクロス部員の個々をフィーチャーするのでなく、均一的に徐々にキャラ紹介していくトコも新鮮ですね。バリタチっぽい短髪、男性恐怖症っぽいメガネ、ビッチちゃん風、人外、地獄のミサワ、とかとか。「既存のコミュニティーに対する入りづらさ」の描写として機能している気がします。
 みそらの「何をやっても人並み以下で」のフラッシュバックは先週、いろんな部活に入りまくった主人公と重なりますね。そのフラストレーションがラクロスの奇跡的な一投で解決するというのも見たことあって、感動的。
 部室掃除でまさかの朝チュン。一泊しちゃったのかよ。豊口家は黙ってたの? 心配するだろう。ケータイ鳴った? まさか、寮暮らしとか?

黒子のバスケ

 個人的にスポーツ全般に対してそれほど関心がないので、試合の「流れ」「勢い」ってヤツを信じてないんですよね。本作は結構「勢い」信仰が強めなので、それが少しノイズ。「どこで取られようと1点は1点じゃねぇの?」って本気で考えてしまう(2点ですけどね)。
 必殺技描写のあるあるネタとして「敵にペラペラと説明してあげるとかww」っていうのがあると思うんですが、今回の場合はレッドが相手の心を折ろうとしてるのがわかるので自然ですね。
 「戦術を極める→将棋」って連想ゲームが直前掲載の『クロス・マネジ』と被ってらっしゃる。将棋マンガ始めちゃいなよ。

『烈!!!伊達先パイ』

 新キャラの先パイ登場。「伊達政宗真田幸村って同時代の人だっけ?」という判断が付かない自分の学力に絶望した。
 とりあえず「戦国中」出身のキャラは頭のおかしい先パイっぽいですね。あぁ、アレだ、キセキの世代。
 「伊達 touch!」と「You wa Shock!!」がツボでしたありがとうございます。
 3話目にしてダテメゴはアリ、という判断に至りました。めごめごいよめご。

*1
 ↑「がんばろう東北」100コ分くらい感動しました。

べるぜバブ

 男鹿古市の「仲良さそう」感がハンパない。うらやましいなちくしょう。
 「ポコペン」って缶蹴りの缶なしバージョンですよね? えっ、違うの? ポコペン(遊び)ってどんくらいメジャーなんでしょうか。ワタクシは小学生時代よく公園や道端でポコペンして遊んだんですが・・・・。
 なんて思い出に浸っていたら古市が熱血モードに入っているじゃないか! やっべぇ、フツーに感動してしまった。超燃えるじゃない。強くなくても古市カッコイイじゃない。ラミアじゃなくてもホレるわぁ。
 ひっさびさのマジメバトルなのに、鼻ティッシュvsおしゃぶりって絵面が素晴らしい。ギャグと王道バトルのバランスが本作の妙ですね。
 過去編突入ですか? 古市が実は超人だった、ってなるのはイヤだなぁ。

『トリコ』

 「俺には○万人の部下がー!」っていうのはウソップですね。それがギャグではないのが『トリコ』バランス。5万、2万、1万、3万、そして・・・・100万! トゥーマッチすぎる・・・・さすが。
 卸商の登場がよかったですね。燃えた。
 「天才じゃったか」とは小松くんのこと。蒸してこねただけじゃないのかー、なんて言ってはいけない。まぁ、もうちょっとすごそうな感じが欲しかったかなぁ・・・・。

ニセコイ

 小野寺さんのターン。早くも敗戦フラグはビンビンだぜー。
 縁結びグッズ所持のらっくん、非所持の小野寺さん、2人に巻き起こるハプニングは同じなのに「ついてる」「ついてない」が分かれてるのはおもしろいですね。
 小野寺さんのわたあめ発言、笑った。そして、猫に敗戦する小野寺さん。い、意外すぎた・・・・。さすがモブ寺さんである。
 ダブルメガネ来てたのか。ナンパ友達なんて人脈があったとはな。
 安定の斜線顔芸///、からのすれ違いコント。すれ違いの原因がいくらなんでも強引な気がしますね。まぁ、すれ違いコントは楽しかったからチャラかな。
 ストリップとは意外でした。露出量に頼らず、フェチい方向に尽力するその気概は買いますよ。

スケットダンス

 正直読むのが億劫である。
 ボッスンがスイッチを殴った件。「これは裏サイトで悪さした分」という意味ならば至極全う。『スケットダンス』見直さなければならないのですが、それに対してスイッチ逆ギレという暴挙。・・・・ごめんなさい。意味がわからないです。誰かおせーてー。行動原理が理解できないというのがこんなに恐ろしいことだとは・・・・。
 それとですね、殴る殴らないってテーマは先々週の「あざっす」問題とも通じるので、「なんでボッスン殴ったの?」って感じです。言ってることやってることがカイリー ミノーグ(やけくそ)。
 スイッチパパ、まさかのタイミングで登場。「ここは路上喫煙禁止だし ポイ捨てなどもっての他だ!」「社会のルールを守りなさい」と正義の人っぽいこと言ってるんだけど、その間に「ここは私の家の前だ!」とか言っちゃうからただの私怨にしか見えない。そして、ここでも不良が殴ってますが、あの部屋の中にいるヤツ全員あの不良と同罪ですよ。そして、安定の鉄拳制裁。「やり返したらあいつらと同じ」なんですがー。

こち亀

 笛ガムを拒絶する中川&麗子に殺意湧いた。バカにしやがってちくしょう。まぁ、個人的には笛ラムネのが馴染み深いんですが。
 「私の学説」という究極の理論武装の下、アンチ健康番組ネタをやるのは楽しいんですが、「ス○スパ人間学」とか「ある○る大辞典」とかが全盛の時代に見たかったですね。ガッテン。
 個人的にはカロリー10倍の「エンヤコーラ」がツボでした。

『ブリーチ』

 サブタイ!!!! サブタイィィィィーーーッ!!!!!
 南出たあああぁぁぁぁぁぁーーーーっっ!!!! ゾンビ!! ゾンビ!!!
 いやぁ、楽しいなぁ。テンション上がらざるを得ませんね。メタ的な視点から言えば山爺の敗北はほぼ確定なんだけど、正直勝てる気がしないなぁ。
 最終章は「死神vs聖者」という構図なワケだけど、今回のゾンビは死神の長としてふさわしすぎる能力ですね。炎関係ないけど。火葬ってことなんだよきっと。
 とはいえ、やっぱりサブタイですよ。非常に素晴らしいと思うんですが、「烈火の如し」に振り仮名振ってあるのが残念すぎますね。いくらなんでも邪魔すぎる。単行本ではなんとか外せないでしょうか。

恋染紅葉

 センターカラー。扉絵の煽りが「氷の微笑み」とか。シャロントーンかよ。
 握手会における剥がし、アイドルの愛される所作、というのはなんとも現代的で全うなアイドル描写なんじゃないでしょうか。
 アイドルちゃんが実は左門豊作だったとか・・・・意外すぎた。メガネ&方言っていうのは女の子だったら萌えの対象だね。

*2
 ↑エプロンの柄にツイッターにしか見えません。やだーこのエプロン欲しいー。

『クロガネ』

 バドミントンで有名な無気力試合ってヤツですな。球技と違って剣道だとそこまで無気力なのが見た目的に伝わらないのが残念です。
 2つの負け犬描写はよかったですね。勝負事ですから不可避なテーマですので全うだと思います。まぁ、白零の方が感動的でしたけどね。部員を救う部長ってだけで感動的ですし。人形に渇入れられてんじゃねぇよー、っと。

『宇宙人と僕』中西明

 作者紹介ページの通り「急に決まりました」な読み切り。随分と後ろに追いやられたもんだ。
 ドラーえもーん、でした。まぁ、主人公の名前「たかし」が無駄にジャイアンっぽい、ってのがとても謎ですが。
 ギャルゲー制作中に人からの罵声がアイディアに結びつくってトコはちょっと感動しました。

『タカマガハラ』

 すっかり安定してしまいましたね、ケツ掲載が。
 コモドドラゴンとチェーンソー風の対決を見て心躍る主人公。主人公の少年マンガ好きって設定忘れていたよ。そうだったね、メタ視点だったか。
 どのコマでもコモドくんが認識できるのはイイですね。良キャラの予感です。

投稿コーナー

 35号の日本一の結果。2位が当たり。1位もおもしろいけど、やっぱ2位のが好きだなぁ。圧倒的にツボ。

  • 日本一協力したくない募金活動決定戦!!

募金してくれた人の中から抽選で1名様に豪華海外旅行が当たる。
(ぶんほさん)

 「その金はどっから来た」系のネタはいくつかありましたが、コレが一番ツボでした。復興宝くじ、みたいな。

羽付きギョーザを一つくれる。
(さばねこさん)

 羽系のネタの中で断トツの変化球。ネタ関係ないけど、羽にこだわりすぎてギョーザをないがしろにする店は嫌いです。

ケツの割れ目にお金を入れるシステム。
(ゲインズさん)

 完全にそっち系のお店ですね。胸なら入れるよ。

赤ちゃんに話しかける時、「〜でちゅか?」と言っちゃうミステリー!
(ほんわかほ耕介さん)

 胸の奥のモヤモヤが晴れた気分。アレは本当に謎ですね。派生して、犬に対しても「〜でちゅか?」とか言っちゃうアレ、なんとかしてほしいです。

  • J喜利(「こんなゴール・D・ロジャーの死に際の一言じゃ、人々は海へ駆り立てられない!!」)

 「ゴールド ロジャー」表記じゃないのが少し新鮮。

みんなの目線をいただきまゆゆ〜!
(マカロニポニーさん)

 やぴゃあ!(意味もわからず使ってます)
 芸能人ネタの中で断トツの脱力感。

ゆるしてにゃん♪
(眠れる子羊さん)

 「死にたくない」スタンスなのが致命的である。
 (ていうか、選ぶネタが似通ってるな・・・・)

  • 教えて!おじいさん

 おじいさん、イタルサムライさん、ナージャさんのトリオ芸に感動した。

目次

 「爆裂1コマ漫画」。メタネタかぁー。この程度のメタさだとあんまり好きじゃないかな。
 あと、ツッコミはなくてもいいんじゃないかなぁ。ホントこのコーナーには、1コマ漫画におけるツッコミの位置付けについて毎週考えさせられる。

カップラーメンのチャーシューは乾いたまま食うのが最高!これだけ売ってないかな
(『暗殺教室』)

 スープの粉もおいしいです。

ファミマのパリジャンサンドがおいしい。って最近食べ物の話ばかりだな自分
(『べるぜバブ』)

最高のパンを見つけた。セブンで売ってるザクザクスティック&カスタード。
(『ブリーチ』)

原稿中の昼飯を毎日ローソンで買ってたらPontaポイントが1万を突破しました
(『クロガネ』)

 コンビニ三部作。どっちも喰いてぇじゃねぇかちくしょう。
 そして、1万ポイントってスゴイですね。来店ポイントやサービスポイントを無視したら百万も使ってるってことになりますよ。


 総括です。
 いよいよ『タカマガハラ』がヤバイ。ケツじゃないのが想像できない。ケツ1コ前は流動的なんですけどねぇ。こいつぁまいった。若手としては『烈!!!伊達先パイ』がどこらへんで安定するかが気になるところですかね。
 逆に頭周辺では看板作品を前後する『暗殺教室』がとてつもない。『タカマガハラ』と同時期に連載開始したとは信じられない・・・・。
 そして、『ハイキュー!!』のカラー率が恐ろしいことに。ここまで来ると「人気→カラー」って理屈以外のなにかが働いていると勘ぐってしまいますね。

 おしまいです。今週のMVPキャラ決めます。次点から。

 なんか最近この人ばっかり選んでる気がする。とはいえ、今週のよかった部分は鼻ティッシュじゃない素の部分ですからね。いつも鼻ティッシュでギャグ的にカッコよかった一方、今週は直球ド真ん中のカッコよさでした。あんなに早く解決せずにもうちょっと長く見たかった気もしますね。

 今週は2人だけ。んで、今週のベストキャラ。

  • 山爺 『ブリーチ』

 なんか最近この人ばっかり選んでる気がする。古市と違って山爺は今までと違う面が見えた、とかそういうのはない。今週はとりあえず、サブタイからテンションが高すぎて、それが最後の南ゾンビでガン上がり、というのがおもしろすぎました。カカジュウマンオクシダイソウジン

次号の感想

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*1:週刊少年ジャンプ」2012年43号184ページ

*2:週刊少年ジャンプ」2012年43号378ページ