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マンガ『サイボーグ009』完結編(8話)の感想

マンガ『サイボーグ009』完結編(7話)の感想とか - 北区の帰宅部

 先日、ふたご座流星群があり、流れ星を見た人も多いのではないでしょうか。なにを願いました? ちゃんと世界平和を祈りました?
 まぁ、流星群となると、009(と002)じゃ全然数が足りないので例えとして適当ではないんですが。‥‥てか、オレ見れなかったしな!(逆ギレ)

 ‥‥はい。『RE:CYBORG』熱もすっかり冷めたので、web連載の完結編だけに集中します。通常運転です。

 第8話、「サイボーグ005〜ガイアの都〜(前編)」となります。小説版で言うと、今回からが2巻の収録分となります。1巻の発表以降、しばらく沈黙に包まれていたので、ファン的には待望の新作、という印象が強いのではないでしょうか。
 小説版では、1巻の終わり、2巻の初めに石ノ森章太郎が登場するブリッジがあるんですが、web連載版ではないですね。まぁ、001編の内容からわかってはいたことですが。

 まず、扉絵。次ページのアマゾンが透けて見える005の上着がステキです。過去の中でもベストなんじゃないか、ってくらいカッコイイです。

 そんなワケで、扉絵をめくると、見開きでアマゾン。特別な何かがあるワケでもないのに見開きというのは今までにない雰囲気ですね。その途方もない壮大さというのがアマゾンを表しているんでしょうか。

 主人公は005。002〜004編と違って物語上でコンビを組むキャラクターはいないので、005は基本的に無言です。まぁ、当たり前ですね。
 なので、モノローグが大量に用意されております。小説を先に読んでる身としては、「小説っぺー」という印象が非常に強いです。話は文字で進行しますからね。
 まぁ、細かい部分だと、小説版にはあった内容が割愛されてたりもするんですが。話がシンプルに、一本道になったので読みやすくなったんじゃないでしょうかね。
 005の単身、そして復讐というわかりやすい動機があるので、話がグイグイ進みます。002〜004編では、誰かの厄介事に巻き込まれるというパターンがほとんどだったため、この005編はかなり新鮮です。
 ただ、逆にシンプルすぎて本筋が掴めないような印象も受けます。復讐の相手と一騒動やった後に少数部族と出会ってからは、「えっ どこに進むの?」なんて思ったりもしました(話は知ってるけど)。

 まぁ、あとどうでもいい部分としては、「MANKIND」の振り仮名が「マンカインド」なのはどうなのかなぁ、なんて思ったりも。小説版だとどうだったか思い出せないんですが。


 以上です。
 って、短いですね。いつもはもうちょっと書いてたとは思うんですが。まぁ、それだけ今月分がシンプルだったというワケですよ。
 次回は、1/25の更新。思えば、もう年越しですか。
 2012年は『サイボーグ009』の完結編の舞台設定の年なワケで、年の初めには「小説版ってどうなったんだろう‥‥」なんて思ってたんですが、4月にこのweb連載が始まって、すると小説版の発売も発表され、小説版の完結編は文庫にて無事完結。個人的にはあまり興味が薄かった『RE:CYBORG』も(原作ファンとしては)大満足の出来で、2012年は非常に充実した1年だったんじゃないでしょうかね。
 来年はweb連載のみになると思いますが、ゆっくりと楽しもうじゃないですか。

マンガ『サイボーグ009』完結編(9話)の感想 - 北区の帰宅部