- 出版社/メーカー: バップ
- 発売日: 2013/05/22
- メディア: Blu-ray
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じゃあ、豪華版買うなよ、って話なんですが、豪華版買わないなら円盤に興味はなくて。ていうか、豪華版に付いてる描き下ろしコミックにしか興味はなかったんですよ。56pのコミックが7千円したという計算(Amazonでそのくらいの値段だった)。
買って読むだけじゃ悔しいんでブログのネタにしてやろう、というスンポーですね。
本編については、劇場公開時に長々と感想書いたんで、そちらをどーぞ。一部甚だしい勘違いに基づいた記述があるかもしれない。
収録内容に沿って進めます。描き下ろしコミックがメインですので、他の部分はテキトーです。てか、まだ観てない読んでない。
- 2D本編
- まだ観てない。まぁ、内容の感想は別途書いたんでいいや。
- 3D本編
- メイキング
- アニメに詳しくないので、正直あまりそそられないんですよねぇ。何やってるかわからない‥‥というレベルのバカですので。
- まぁ、いずれ観れたらいいな、という感じで。
- メイキングブック1「009 RE:ANIMATION」(112p)
- メイキングブック2「009 RE:CREATION」(32p)
- これは思わぬ収穫。「描き下ろしコミック以外は捨ててもかまわない」レベルの気持ちだったんですが、これはおもしろかった。買ってよかった。個人的に千円くらいの比重があります。
- 内容は、物語、キャラ、設定、演出についての詳しい解説。劇場公開時にワタクシはパンフレットを買わなかったんですが、その代わりになったかな? 完全に情報が被ってるとは思わないですが。
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- 本編における抽象的、観念的な部分に関しても具体的な言葉で説明されているので、とてもわかりやすいですね。煙に巻くような表現はなく、とても親切な解説書となっています。これはもっかい本編を観たくなるぜ。
- 天使も神もトモエも丁寧に説明されてますね。ラストの幻想的な世界についても触れてますし。これはイイ。
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- 大事な部分に関しては、大体映画観た時の考えが合ってたと思うんですが、1つ明確に見逃してた件。トモエのマフラー。
- トモエは003がこそこそと009に接触するために用意したイマジナリーフレンド(拡張現実ARというのが公式呼称)なワケですが、彼女はカチューシャと黄色いマフラーをしていて、それが003を連想させるアイテムなワケですね。ワタクシもカチューシャは気づいた。ただ、マフラーは気づかなかったなぁ。思えば、009が決戦前にコスチュームに着替えるシーンでマフラーを付ける部分が印象的に描かれてたけど、それはココに繋がっていたのかな、と。むむむ、アハ体験的に気持ちいい反面、悔しさも隠しきれないです。
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- 神山監督のインタビューも多めに入っていて。それ以前の内容に比べると監督は、「観た人の思ったように」的なはぐらかすノリなんですが、それでも具体的な話は多く、おもしろかったですね。アニメの技術的な話は個人的にちんぷんかんぷんですが、それ以外の要素も多いですし。
- インタビューのラストには、もし次回作があるとすれば、の構想なんかも応えていて驚きました。結構具体的なアイディアがあるんですね。
- 描き下ろしコミック「サイボーグ009 旅立ち編〜Setting off〜」
- ワタクシがわざわざ高い金を払ってまで豪華版を買った最大の理由がコレ。
- 描き手はシュガー佐藤。現在クラブサンデーで完結編を描いてる方ですね。早瀬マサトどこいった。
- タイトルが「サイボーグ009」になっていて、描き手がシュガー佐藤ということでわかる通り、キャラデザがRE:モデルじゃない。石ノ森章太郎のそれですね。『RE:CYBORG』の前日譚なんだからRE:モデルでいい気もするんですが、よくわからないですね。
- 石ノ森版009から神山版RE:009へと移行させる意図があるのかな? スタート地点であり分岐点は石ノ森スタイル、っていう。
- 絵柄が石ノ森スタイルということで、忘れそうになるんですが、これは『RE:CYBORG』の前日譚なんですよ(当たり前だ)。つまり、003はあの母性よりエロを押し出してくる人なのですよ。なんだけど、やっぱりそうは思えないんですよねぇ。ちゃんと001を抱いてるし、009のことをいじらしく意識したり、周りのメンバーに茶化されたりする、いつもの003。やっぱりこの003はかわいいっすね。こっち派ですわ。
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- 「アメリカ大統領」とか、「フランス代表」というように、具体的な人物名が出てこないのに少し違和感。時代がハッキリしてるんだから具体名を出した方が説得力が増すと思うんですけどね。
- 「フィクションだから!」という強調なのか、00ナンバーが冷戦に介入したことで、冷戦終結時にはリアルな歴史とはズレが生じている、ってことなんですかね。
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- 006のチンジャオロースおいしそう(小学生並感想)。
- そんなチンジャオロースをゴミ箱に捨ててしまう、という描写が不穏さを掻き立てますね。
- さらに、001から「料理やめたら?」とのアドバイスも良からぬ方向へ進んでる感がビンビンですね。ちなみに、この001と006のコンビというのは『RE:CYBORG』本編でもある組み合わせ。
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- 『RE:CYBORG』本編へのフリとして最も重要な扱いなのが002。リーダーになれない悩み、アメリカ万歳思想、そして009への嫉妬、などが丁寧に描かれてます。
- 『RE:CYBORG』のクライマックスで描かれるのは「地下帝国ヨミ編」の再現。009と002の関係性がドラマの中で一番盛り上がる所なんですが、「地下帝国ヨミ編」だと匂わす程度に002の003への恋心というのが描かれてるんですよね。平成版アニメ(avexのヤツ)だとさらに念入りに描かれているので、個人的には印象的なんですが、今回のにはそれがない。まぁ、009、003、002のスリーショットが印象的に描かれていたり、002の見つめる先に009&003、という構図があったりするので深読みすることは可能でしょうが、それでもやはり原作や、平成版アニメよりは描写が弱いのは確かでしょう。
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- ちなみに、この作品においてスーパーパワーを使うのは002と009の加速装置だけですね。002が主。なので、そういう見所に関しては002しかないです。
- 厳密に言うと、003も使ってるけど、盗み聞きレベルですね。
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- 今回の描き下ろしにおける一番の決めシーンは、009が002に対して言う「本当の答えはきっとここにある…」ですね。ワタクシは「ミュートスサイボーグ編」の「あとは勇気だけだ!」なんかを連想してしまいました。
- このシーンで009が指さすのは胸、すなわち心臓、心なんですが、『RE:CYBORG』における本当の答えは脳味噌にあるんですよね。009惜しいww
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- 『RE:CYBORG』において最も奇抜な設定というのは009の記憶消去だと思うんですが、そこに至る経緯はすごいすっ飛ばしてありましたね。009は考えがあって日本に行くって言ってるの記憶消されちゃって、「日本に行く意味ねぇww」という感じです。
- まぁ、そのシーンにおける009と003のお花畑なロマンスシーンは、いつも通り「早く結婚しちゃえよ!」感があって大好きなんですが。
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- ということで、描き下ろしコミック全体の感想としては、RE:じゃないフランソワーズ超かわいい!ですね。
- まぁ、ぶっちゃけ、前日譚に過ぎず、大きな事件があるワケでもないんで、物語で満足するような代物じゃないですからね。
- 原作、石ノ森版の絵柄で、RE:の物語(前日譚)を描く、ということで2つの作品の架け橋的な意味があるのではないか、と思った次第です。おもしろかったです。
以上ですかね。まぁ、あとで本編を観返したりしてみますよ。そしたら、また新たな発見とかもあるんでしょうが、それはさすがにブログには書かないかな。キリないし。
ということで、残る009関連項目は、クラブサンデーで連載中の完結編。次回からはいよいよ009が登場ですよ。そして、7.19発売のアメコミ版009ですね。どちらも楽しみじゃあないですか。
- 作者: 神山健治,福島直浩
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2012/11/10
- メディア: 単行本
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ノベライズとコミカライズ。009 RE:CYBORG(1) (ビッグガンガンコミックススーパー)
- 作者: 麻生我等,石ノ森章太郎,神山健治,Production I.G,サンジゲン
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2012/10/25
- メディア: コミック
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コミカライズの1話しか読んでないけど、オリジナル要素あったりするんですかね。
サイボーグ009 USAエディション (ShoPro Books)
- 作者: F.J.デサント,ラッドリー・クランプ,マーカス・トゥ
- 出版社/メーカー: 小学館集英社プロダクション
- 発売日: 2013/07/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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サイボーグ009完結編conclusion GOD’S WAR 1 (少年サンデーコミックススペシャル)
- 作者: 早瀬マサト,石ノ森章太郎,小野寺丈
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2012/10/18
- メディア: コミック
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