ジャンプの感想ブログというものは数多く存在するのですが、世の中のジャンプ感想ブログには2種類あります。画像のあるブログと、画像のないブログ。ここでいう画像というのはジャンプのコマですね。ジャンプにカメラを向けるもしくはスキャンしたもの。まぁ、電子配信もあるか。
んで、ワタクシのブログは画像がある方なのですよ。テキスト量がバカみたいに多いので画像があった方が見栄えがいいかなぁ、という意図で貼ってます。他にも、特定のシーンに言及する場合に「xがyをしたあのシーン」と文章で説明するよりも実際にコマが見えた方がわかりやすいですしね。
ただ、ここで重要なのは雑誌の内容を勝手に電子化してネットに上げてる点でして。基本としてはアウトですよね。目次のトコをよく見ればわかるけど、禁止されてます。
ワタクシは著作権について詳しくないので、「引用元書けばセーフなんじゃねーの?」と軽い気持ちで毎週ジャンプにカメラを向けているんですが。
問題はこの「引用元を書けば」云々の部分。うちのブログに載ってる画像を誰かが保存してそれを関係ないところで使用したら「引用元を書けば」というエクスキューズが消滅してしまいますね。
‥‥回りくどいですね。要するに、うちのブログの画像を保存してる人がいたワケですよ。
ワタクシはジャンプの感想ブログも好きなんですが、ジャンプのまとめサイトも少しは読むのです。いつものように↑の記事を読んでいたのです。「『食戟のソーマ』は確かにおもしろいよねー」なんて鼻をほじりながら思ってたら、途中、先週の回にモブとして出た幼女の話になりまして。そこで丁寧に画像が貼られてるのです。
「このシーンうちのブログでも使ったわww」なんて思っていたら、見覚えがどうも。切り取ったコマの範囲、そして蛍光灯の影響をもろに受けた変な色合い、雑誌を裁断していないのでページの内側が丸まって歪んだその画像はまさにワタクシの撮ったものでした。
まさか保存されるとは‥‥と衝撃を覚えたのですよ。先ほども言いましたが、いろいろと危うい行為なんですよ。てか、フツーに完全アウトの怒られ待ちなのかもしれない。それを保存されるというのは少し抵抗が‥‥という話なのです。
まぁ、いろいろとメリットあるから続けるんですけどね。頭の片隅に入れておかなければいけないな、という出来事でした。
んじゃ、本題。
今週のジャンプ。『宇宙パトロール ジャコ』から間が1号空きましたが、新連載。表紙&巻頭カラーは当然それ。
読み切り版が大好評だったそうですね。自分の感想を読み返してみたのですが、割とハマってたみたいですね。『メンインブラック』を意識してるのだろう、という意見は今も変わりません。だって「クロ」だし。
『ONE PIECE』は通常の休載、『BLEACH』は長期休載です。その影響か掲載順が特別仕様になったいるように感じました。
- 背表紙
- 祝、!、ジ、ャ、ン、プ、創、刊、4、5、周、年、!!、こ、れ、か、ら、も、ジ、ャ、ン、プ、は、全、力、で、突、っ、走、っ、て、い(←イマココ)。
- 発言者は新連載より。男の方なのですね。主人公はどう考えても女の方だと思うのですが。
- 次回の予想が地味に難しい。「く」なのか「き」なのか。「突っ走る」というやや砕けた言葉を使っているので、「く」のような気もしますね。
- 『クロクロク』中村充志
- 新連載です。よろー。どうでもいいけど、作者の名前は「みつし」でいいのだろうか。
- カラーページ。河童の緑がキレイですね。
- アメリカの古い本なんですが、『SAVE THE CATの法則』という脚本術の本があるそうです。雑誌で紹介記事を読んだだけで、実際の中身は知らないんですが、要するに「物語の冒頭で主人公に猫を救わせろ」という内容だったような‥‥(紹介記事を読んだのが昔で記録がおぼろげ)。猫を救うというのは善行の比喩で、冒頭に読者or観客に感情移入させるようなシーンを入れろ、という意味なのだと思います。
- 本作における「猫」というのは主人公の妹なワケです。かわいい妹を出す、というあざといシーンなワケですが、ここで重要なのは妹自体ではなく、妹を救おうとするヒロインの方。「こんなにかわいい妹を救おうとしているこの女は善人」という刷り込みが読者になされるワケですね。回りくどい言い方をしましたが、要するにこのシーンだけでヒロインに肩入れしてしまいました。幸せになってほしいです。
- 妹が主人公の善人性であり行動原理、この上で重要なのは本作の主人公は女性という点ですね。兄が妹に向かって「天使」と称するのと、姉がするのでは印象が大分違ってくると思います。まぁ、異性とはいえ兄妹だったら関係ないとは思うんですが、昨今の風潮を考えたら同性の方が変な要素がなくなって無難だと思います。
- ヒロインといえば、もう1つ。(フィクション内における)女性の好みの話なんですが、無茶苦茶な男キャラや非日常世界に振り回されるヒロインが大変タイプなのですよ。本作とよく似た感じですと『逢魔ヶ刻動物園』の蒼井華ですね。有名どころだと『いぬまるだしっ』のたまこ先生とかでしょうか。現行だと『べるぜバブ』の邦枝か近いですかね。『ONE PIECE』のナミも似た状況に置かれることがありますね。まぁ、ということで、本作のヒロインも大変好みでしたよ。
- と、少しホメすぎな嫌いがありますね。「とりあえず幼女出しとけ」的なスタンスはあまり好きではないです。ただ、物語において幼女が意味ある存在だった、というのはよかったですけどね。
-
- ↑小ネタですが、「妖テラス」がツボでした。おそらく「法テラス」のもじりですね。無料で法律相談ができるのでオススメですよ(法の方)。
- この他にも、コマの中で小さく描かれた小ネタが凝ってあってかなりツボですね。じっくり読むとクスリと笑えるようになっていますね。小ネタの質も高いと思いますし。
- ‥‥さすがにこういうどーでもいいシーンは保存されないだろうな。決めシーンとかは貼るのに躊躇してしまいますよ、まったく。
-
- 市役所の様子を見開きで見せるシーン。これはやっぱり『メンインブラック』を連想せざるを得ないですねぇ。それと、このシーンにろくろ首が映っていたのが少し意外でした。つまり、クロクくんのろくろ首説は消滅したに等しいのですよ。名前的に考えたりもしてたんですけどねぇ。それだったら、どうでもいいシーンにモブのろくろ首を出すワケがないですよね。
- 超どうでもいいけど、本作の作者はマンガのセリフに「w」を使うタイプのようですね。前に『BLEACH』の感想で書いたんですが、縦書きのセリフで草生やすのは悪手だと個人的には思ってるんですよね。1つ「w」までなら字面的に問題ないと思うんですが、本作の場合は「ww」でしたね。単芝を嫌う人なのかもしれません。
- 河童の幼女きたー! あざといなぁ、まったく。まぁ、先程も言いましたが、幼女の存在に物語的に必然性を感じるので一概に文句言えないのが悔しいですね。ヒロインの行動原理である妹と重なるキャラが仕事場に登場する、というのは大変意味深いことですからね。妖怪にも守らないといけない存在はいる、と認識するキッカケですから。ちゃんと意味のある存在だから悔しいんですが、大変あざとい。
- あざといといえば、河童の皿。本作における特徴としては、男性の皿は魅力アピールの道具、女性の皿の場合は見られることが最大の恥辱、好きな人には見せてもいい。‥‥うん、性器だわコレ。チンコとマンコ。要するに、幼女の皿を奪おうとやってきた同族のクズというのはレイピストのメタファーですね。幼女が被害の状況を思い出そうとしたら泣いちゃう、というのもレイプ被害者っぽい描写です。「皿だけ無事ならいいか」と言いなから暴力を振るいクズはつまり‥‥ということですね。皆まで言いませんよ(充分言ってる)。
- ‥‥という解釈を踏まえて読み進めますと、終盤で衝撃的なシーンが控えています。幼女が自分の皿を見せるのですね。これはあかん‥‥児童ポルノや。へっへっへっ、幼女のアソコ濡れ濡れじゃねぇか(河童の皿です)。
- 如意棒と麦わら帽子(多分)。ジャンプ史上に名を残す有名作品のキーアイテムを2つも盛り込んできたのは偶然じゃないですよね?
- それと、ラストにあったヒロインの手紙風ナレーション。『逢魔ヶ刻動物園』の蒼井華にそっくりですね。これは意図的と決めつけるのは少し無理がありますが。
- まぁ、おもしろかったですよ。幼女の存在があざといだけでないのは見事でしたし、小ネタも楽しい、そして何よりヒロインが魅力的ですね。レイプを思わせる展開もお気楽一辺倒にならなくて効果的だったんじゃないですかね。ふむふむ、1話だけで判断するならば、前期の新連載陣のどれよりも好きですね。‥‥まぁ、読み切りの時とあんまり内容変わってないんですがー。
- 『トリコ』
- 次郎無双。次郎と節婆が見つめ合うシーンは爆笑しつつも2人の関係性が窺い知れるイイシーンだったと思います。
- 次郎の元の名前は「二狼」だそうで。残りの2人との帳尻が合いましたね。
- 「バカか お前」からの地球へのノッキング。セリフがシンプルすぎるし、唐突すぎる超決め技。こういうシンプルかつトゥーマッチな世界観が本作最大の魅力だと思っているのですよ。いやぁ、「バカか お前」はよかったなぁ。「天才じゃったか」の例もありますが、文章としては平凡なセリフを魅力的に感じさせるのは見事ですよね。
- JUMPトレジャー新人漫画賞大募集!!
- 8月期の審査員の関係から『べるぜバブ』参考資料として、マンガ制作の教訓が書かれてるんですが、マンガを描く予定のない読者としては『べるぜバブ』の解説コラムとして楽しめますね。『べるぜバブ』ファンなのでしばらく楽しめそうです。
- 一見バラバラな要素を組み合わせることで魅力が生まれる、という話でしたが、本作の「お父さんスイッチ」には驚きましたよ。ジャンプ作品か否かを問わず散見するスーパーサイヤ人展開をこんな風にアレンジしてしまうのか‥‥と千年の恋に落ちましたね。
- ワタクシがこのコラムを書くとしたら、王道の外し方とラブコメ展開の魅力、についてでも書きますかねぇ(何言ってんだおめぇ)。2回じゃ足りないなら疑似家族モノというジャンルについてとか。
- 『斉木楠雄のΨ難』
- やったー、女っ気のない回だー!! 平凡なラブコメ展開になるくらいだったら初めから女キャラなんていらなかったんや!! ‥‥と思ったら後半に出てくるのですね‥‥(絶望)。
- 海藤の毛布を顔にかけるの件。いますよね。寝る時に毛布が必須の人って。ライナスの毛布みたいなことなんですかね。
- この寝れないというギャグシーン。斉木は自宅に戻らないの?と疑問に思ったのですが、燃堂と海藤が寝付けなかったから瞬間移動することが出来なかった、という解釈でいいのかな。芸が細かいですね。なるほど。
- 国際通り限定のデザートをどうしても食べたい斉木、そのため災難に巻き込まれる、という話なんだけど。修学旅行の時に食べる必要性が1ミリもないですよね。沖縄なんていつでも来れるじゃん、この人。「こういうのは修学旅行の時にワイワイ食べるのがいいんだよ」という人が存在することは想像できるんですが、斉木はこれには当てはまらないですよね。こういう物語の推進力の部分に無理があると、この先の展開すべてに乗れなくなってしまいます。「明日にすればいいのに‥‥」って思ってしまう。万能すぎる斉木に意外な災難が、というのは本作の根幹部分ですが、今回のはそれと食い違ってますね。万能なために話に無理が生じてしまってる。
- まぁ、一応、今回の場合は、斉木が事前に災難を避けようとしたけど避ける必要はなかった、というオチなので気にならないことも‥‥いや気になるな。やっぱり斉木の行動原理に無理があるのはキツイよ。
- 『食戟のソーマ』
- センターカラー。人気っすなー。
- 本編からは離れた「丼研の夏休み」がカラー扉絵。にくみと田所ちゃんの水着がメインですね。おそらく本編で水着回はやりにくいでしょうから、こういう場でサービスショットを、という意図なのかしら。しかし、丼研はことあるごとに出てくるな。作者に愛されてるんですかね。
- カラー扉絵の裏には特製料理のレシピが載ってますね。本編とは関係のない料理です。M崎Y紀仕事しましたね。本編関係ないけど。
- ちなみに、本作のことが大好きでこの料理を実際に作ってしまうようなファンならば、食べる時は全裸推奨ですよ。常識ですよね。
-
- 本編。新キャラのアリス嬢は科学技術を応用した料理技術に秀でたキャラクターだそうです。あー、たまに「ゴチになります」とかで液体窒素使った料理人とか出てきますね。そして、思い返せば、試験でアリス嬢が作った料理というのはそのキャラクターと合致していますね。料理スキルを押し出すソーマくんに敵対心を抱いていたのも納得です。なるほどなるほど。料理の方向性で各キャラの個性を出す、というのは至極全うな手段でイイですな。
- ソーマくんの魅力、という本作の魅力の1つにスカシがあると思います。わかりやすい例だとタクミくんがライバルキャラ然として決めゼリフを吐いたのにそれをスルーして笑いにする、とか。今回も、「あんな課題に苦戦しちゃって」と挑発するアリス嬢に対してソーマくんのスカシがあるワケです。だが、ここでのスカシはギャグではなく、ソーマくんの成長を示す一幕になってるワケですね。スカシという方法がギャグ一辺倒にならないのは見事を言わざるを得ません。
- 合宿の最終プログラムは試験ではなく、プロによるおもてなし。なるほど、これまたたまげた。今までの試験官がもてなしてくれる、というのは「昨日の敵は今日の友」的で燃えますね。そして何より、プロの料理を堪能することはプロを目指す学生たちにとって貴重な体験なのですよ。宴の意味もあるけど勉強にもなる、という意図がこのプログラムにはあったと思うのですよ。考えすぎですけど。
- 『暗殺教室』
- 冒頭から「テストは良い」、テストで得る経験こそが宝物、と言っていますが、これって『食戟のソーマ』でもありましたよね。この掲載順には特別な意図を感じる。
- 煽り「紙一重の攻防…!!」の「紙」の部分が強調されているのは、モンスターとの戦闘が実際は紙面上で行われていることを示しているのですね。うまいわぁ。ただ、個人的にはダジャレ系の煽りの方が好みだったりします。
- 多分関係ないけど、ジョン レノンの殺した犯人は殺害の直後に『ライ麦畑でつかまえて』を読んでいたそうですね。ロバート ケネディー大統領とかレーガン大統領の暗殺(未遂)犯も『ライ麦畑でつかまえて』の大ファンだったとかなんとか。
- 各教科で戦闘スタイルが違うのですね。奥田さんが魔法少女しててわろた。脱がせ上手!
- そんないろんな戦闘スタイルがある中で、最後に出てくる数学は銃火器。浅野くんvsカルマくんなんですが、ここだけ戦闘シーンを描かないんですよね。そして一気に答案返却のシーンへと飛んでしまう。まぁ、実際のテストってのは回答中の攻防なんてないワケですがから、描き方としては全うに思います。「通常運転でサラっと勝手こそ」というカルマくんの言い分と合致してますしね。
- 『べるぜバブ』
- 兄弟弟子対決ということで、高みの見物を決め込む師匠。上空からの視点というのは珍しいので新鮮ですね。
- んで、男鹿の覚醒、というか新技。校舎を覆うほどに巨大な紋章(って名前でいいの?)、という見開きシーンが見事でした。冒頭の上空から見下ろすショットというのはここへの布石だったワケですね。うまいなぁ。
- そして、また見開き。左ページに男鹿、右ページには男鹿の左肩と「フッ」というオノマトペのみ。ベル坊が足りませんね。ベル坊の消失というのをうまいこと表現してるワケで。ギャグなしの覚醒展開なのに見所が多いですねぇ。やはり本作は何やってもおもしろいのー。
- 『宇宙パトロール ジャコ』
- 先週から打って変わって、大盛博士とジャコの2人のみ。まぁ、テレビがあるけど。アイドルちゃんが再び映りましたね。成功率60%のロケットに乗り込むとかアイドルちゃん勇気ありすぎだろう。
- んでもって、次回いよいよ都に突入。楽しみだぜー、って感想が短かったですねぇ。見所はあって期待は膨らむのですが、書くほどの感想は特に‥‥という感じなのですよね。これといった展開もなく1話を終えるというバランスは通常のジャンプ漫画ではあり得ないので、それ自体が一番の見所になっているようにも思います。
- 『黒子のバスケ』
- 『ニセコイ』
- 関係のない話ですが、サブタイが「トモダチ」。カタカナ表記されるとケツメイシのファンとして反応してしまうんですよねぇ。今年のライブツアーでも歌ったし(一部)。
- 本編。『ニセコイ』史上類を見ない実験回。集をメインに描くことで、「こいつの恋愛模様が進展しても作品の進行に何の影響もない」というメタ的な視点を持ってしまうんですよ。楽と違って集ならばちゃんと描ける、という理屈‥‥これでスカされたらどうしようw
- 「ウソついたろ?」と指摘したのにウソついてなかった件。ここらへんの読みにくさはアレですね。作劇のレベルが露呈するというか。
- 集の恋愛を描いても作品的な影響がない、という話をしましたが、そんな回でつぐみがフィーチャーされるというのは何だか邪推を禁じ得ませんね‥‥まぁ、ヒロインの中で鍵持ってないってのがデカイか。
- しかしアレだな。つぐみ以外のヒロインが完全にモブ扱いというのはスゴイな。読んでてハラハラするというか。新境地に足突っ込んでる感がビンビン伝わってきますよ。物語とか関係なく応援したくなってしまうのはワタクシだけですかね。こういうメタ的な視点に終始するのはあまり好きではないんですがー。
- 『ハイキュー!!』
- 安定、柔軟性、練り上げられた強さを強引にねじ伏せるウシワカ。スパイクの効果線がほとんど魔貫光殺砲になってるじゃないですか。
- そんなワケで大王様の敗北。敗者の感情を示すシーンがほとんど皆無なのですよね。無情に結果だけを伝えてくる。これは当事者じゃない、というのもあるんでしょうが、烏野の敗戦時に嫌と言うほど敗者描写はしたので省略したのではないでしょうか。あの絶望が大王様にも降りかかってよ、という読者の想像補完。
- 烏野の3年生問題。本人たちの中で結論を出してもそれで終わりじゃない、というのが独特ですね。「10年後に後悔しないように」という大人の意見に対して「オリンピックで金メダル穫るまで何回も後悔すると思います!」と思考時間0で応えてしまう日向。ピュアというか狂人の雰囲気すら感じますね。そこが魅力なんですが。今までに何度も絶望や後悔をしてきた日向だからこそ、この境地に達しているのかもしれません。
- 引退かどうかを説いておきながら裏では東京遠征(合宿?)の準備をしている顧問がステキです。後悔しない方を、のトコでも少しポエミーでしたね。
- 『ワールドトリガー』
- 小南先輩が制服じゃない‥‥(絶望)。
- 『銀魂』
-
- ↑今週のベスト煽り。シンプルながら本編の内容と合致した素晴らしい出来ですありがとうございました。
- 『こち亀』
- 記念回でもないのに変則的なのきたー!!
- 一番の特徴は両さんが脇役な点ですね。主人公は知らない女子高生です。そして、記念回でもないのにイイ話系。何かの節目でもないのにこんな変わり種を放り込んでくるとは秋本治&アトリエびーだま侮れねぇな。
- 「あっ スカイツリー」とか「今日お祭り?」とか、おのぼりさんギャグもなかなかだったと思います。特に前者は東京タワー時代に身に覚えがあります。東京生まれですけど。
- メインの女の子3人組。主人公となる女の子だけ茶髪(?)になっているのがうまいですね。3人の中で一番東京への憧れが強いことが見ただけで伝わってきます。
- 両さんの寿司屋での振るまいが少し都合よすぎる気もするんですが、普段のフィクションレベルを考えたら大人しい方ですね。1人だけあり得ない行動をとっても違和感がない、というのは両さんを脇役にした構成の利点だと思います。
- 東京に行ったことで逆に地元愛が深まった、という成長が描かれたのに彼女の作品が評価されるのが少し違和感でした。逆じゃない? 青森に住んだまま集英社へ郵送するってことなのかしら。
- 変則的な回という驚きもあるんですが、それを抜きにしてもおもしろかったです。なんのキッカケもなくこんな回を出してくるんだから恐ろしい作品ですね。感動しました。
- ちなみに、田舎の子が別件で東京を訪れた際に集英社へ行く、という話は以前に掲載された『こがねいろ』と似ていますね。『こがねいろ』は数週かけて描いたのと同等の感動がたった1週で味わえるとはね‥‥。てか、『こがねいろ』よりも全然おもしろかったと思いますし。まぁ、両さんという最強の武器があるので一概に比較するのもバカらしいのですが。
- 『スモーキーB.B.』
- 布袋イップスとか。マジパネェ。
- 元エースはヘビ、主将は虎、灰村は煙。この3つが同列に扱われているのが一番の衝撃でした。あ、そういう扱いなのね。煙って。1人だけイメージがそのまんま過ぎる気がするんですがー。
- 「何のドラマもなく 何の葛藤もなく ただ… 敗者としてここを去るがいい」 おおっ、痺れましたよこのセリフ。カッコイイですね。今回の試合は遅刻した小窓ちゃん目線で描かれたために、実際に「何のドラマもなく」負けそうになってるんですよね。そういう合致も含め、すげぇグッときたセリフでした。
- 試合描写自体は非常に希薄で何とも言えないんですが、それでもバントで相手ピッチャーを転ばせてチーム全体が嘲笑する、みたいなクズ描写があったのがよかったです。本作の特徴、魅力はそこですよね。野球なんてやるヤツは総じてクズ、という前提。スポーツを通じて健全な精神を得る、なんてちゃんちゃらおかしいです。
- ギャグ漫画賞第4回Gカップ募集
- 『SOUL CATCHER(S)』
- 癖のある師匠キャラ来たと思ったらアッサリ修行パートに突入で候。1週間で100曲写譜するんですって。よくわかんないけど、多分すごく大変なんでしょうね。てか、「写譜」って初めて聞きましたよ。そんなに意味のある行為とは思えないんですが、重要らしいですね。
- ネガティブ先輩は実はスゴイ人、と主人公が気づくキッカケがふと腕を掴んだこと。視覚が関係ないんですね。なんだか探偵みたいになってます。
- んで、肝心の修行シーン。苦労の様子、それを打破した理屈が一切なくて絶望した。それだったら「1日で千曲写譜」とかでもなんでも出来ちゃうじゃん。主人公が困難に直面したけど、今での経験や仲間の助言などがキッカケで一発逆転のアイディアを思いつく、みたいなドラマがないとおもしろくないですよ。写譜って修行自体が地味なんだし。無理難題→がんばる→「そんな… 嘘だ…」って流れが淡泊すぎて感動しようがないです。
- 問題はこの修行シーンを見る限り、師匠よりも主人公の方がスゴイように感じてしまうんですよ。筋肉以外に師匠のすごい描写がないし。師匠の超人だからこそ主人公の秘めたる資質に気づく、みたいなこともない。
- 吹奏楽部に入ったことも吹奏楽部の友達がいたこともないのでわからないんですが、一般的な吹奏楽部って女子生徒の方がマジメなイメージがあるんですよ。それはそれで偏見なんでしょうけど、本作みたいな男は皆マジメだけど、それを悪いクズな女子グループという扱い方は少し気持ち悪かったです。男子と女子の格差に苦悩する、って展開は全うだと思うんですけどねー。うーん、この気持ち悪さは何なんだろう。
- あと、女子グループのモブキャラがパートリーダーの腕を抱きしめてるのが見た目的に気持ち悪いですね。レズかよ。男全体のことが嫌い、とかそういうタイプなのか? 「吹奏楽部は女子のものよ!」的な展開はそれはそれでおもしろそうですね。
- 『無刀ブラック』
- 『恋するエジソン』
- 先週の内容が史上かつてない程につまらなかったのですが、その流れで最終回です。おつかれっしたー。
- 発明するトコが瞬間的に終わってしまうので、「3人の力を合わせてやっと作れた」の部分が飲み込みづらかったです。あ、3人が協力して作ったのね。んで、1つしか作れなかったと。1人が使用して発明の力を失ったら3人でしか作れない発明は永遠に作れないと。ふむふむ、理屈は通ってい‥‥ない。こんな1日で出来たものなら数日間かければ絶対に3つ出来るって。それまで3人が我慢すればいいだけの話じゃない‥‥。今までの人生を悩ましてきた問題が解消するんだったら数日、どころか数週間数ヶ月は我慢できるんじゃねぇの? 今顔を治さなければならない、ってタイムリミットも設定されてないからワケわかんないですよ。
- んで、スピカは顔を治さないと。まぁ、そりゃそうですよね。今まで発明ギャグを見てきたのに最終回で「発明なんていらなかったんや!」って言われたらドン引きですよw よかったよかった。
- ただ、問題なのは、エジソン顔の件を結局ギャグでしか使ってない点ですよ。イイ雰囲気になったらエジソン顔になっちゃうって苦悩なのに、肝心のところでその苦悩描写を避けてるんですよね。エジソン顔を相手の胸にうずめて‥‥って何の解決にもなってねぇよ。そこはエジソン顔とキス、くらいしてくれよ。寮長のこと過大評価してたのかもしれませんね。所詮そこまでの男だったということでしょうか。残念すぎる。
- まぁ、ということで、ラストエピソードが壊滅的におもしろくなかったです。作品全体のイメージが悪くなるレベル。やっぱり最終回に向けて丁寧に話を積み重ねていった『新米婦警キルコさん』は傑作だったなぁ‥‥と自分の世界に閉じこもりたくなりました。打ち切りだから形だけの最終回を用意する作品と、打ち切りというタイムリミットから逆算した物語作りをして全体の質を上げる作品、どちらが望ましいかは一目瞭然ですね。
- ‥‥まぁ、『キルコさん』信者の戯言ですよ。
- ジャン魂G!
- 30号開催日本一行きたくない天国決定戦!!
- うむ、全部ハズレ。まぁ、所詮ワタクシのセンスというのはこの程度のものですよ。
- 30号開催日本一行きたくない天国決定戦!!
「原稿ならありますよ、この中にね」(こめかみを指でトントンしながら)
(ヒマジンガー絶斗さん)
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- 「こめかみを指でトントン」がすげぇむかつきましたw(ホメてます)
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持ち込みというより、これは「モツ煮込み」だ。
(一般人代表さん)
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- もはや映像が思い浮かばない程にカオスですね。素晴らしいです。
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- 映画だと書かなくなる。
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- 世界悲惨
曲がり角でぶつかった美少女の隣に彼氏。
(野坂のち廿西さん)
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- 「どこ見て歩いてんのよ!」と怒られるけど、マジで怒られるだけのパターン。
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- プロジェクトA
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- アホだwww
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アタックする時には、「アタックチャーンス!」、味方のサーブが真ん中に落ちると、「なぜ角をとらない」とつぶやく。
(あおいろさん)
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- まったく無関係の2つがキレイに繋がってしまったw うまい。
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希少な女性キャラなので、ただ出てくれるだけで十分なんです。
(ニジガブチバシさん)
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- 『ハイキュー!!』に出てくる女性キャラの打率は異常、の法則。全員かわいいですよね。希少だけど。
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- 目次
- 「マンギリ!!」(川田)ジャンプ創刊45周年記念ポスターのデザインは?
- 45年という途方もない長さを大きさで表そうとするアイディアはわかるけど、でかすぎる。1年分でも勘弁してください。
- 「マンギリ!!」(川田)ジャンプ創刊45周年記念ポスターのデザインは?
ジャンプLIVEに念願のミウラ師匠との同時掲載が!にくきゅー!楽しみ!!
(『食戟のソーマ』)
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- この人は定期的にミウラ師匠の名前を出すから偉いですね。慕ってるのが伝わってきます。
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- これはマンガ界全体で考える価値のある課題ですね。
- そして、これは律っちゃんの活躍フラグでしょうか。
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我慢できなかったので一方的ですが言わせて下さい。空知先生有難うございました
(『黒子のバスケ』)
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- 黒子野ォォォォォォ!!!
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このコーナー、字数少ないと目立つ!(笑)
(『こち亀』)
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- 誌面上の見た目を再現するために1行空けてみた。
- たしかに目立ちますね。逆転の発想w
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- 愛読者アンケート
- 『スマホで漫画を読もうのまんが』黒田いずま
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- ↑まさに実験的構成!!
- 「コマの進行が逆」と言いましたが、読者が初めて読む時は当然そのことは知らないんですよね。そこで、003(女の方)の脱衣シーンを入れることで、「進行が逆」だということをわかりやすく表現しているワケです。奇抜な演出をやっているだけじゃないんですよ。奇抜ながらちゃんと読めばわかりやすいように作られているのです。‥‥まぁ、「神々の闘い編」の他の部分はファンながらちゃんと理解できてるか自信がない程に難解な内容なのですけどね。そもそも未完だし。
- ホントはこの直後(ページとしては直前)のセックス中の2人を描いたシーンの方がわかりやすいのですが、関係ない作品のセックスシーンを貼るのには抵抗がありました‥‥。
- 関係ないけど、このセックスシーンで003はカチューシャをしてないんですよねぇ。ワタクシは003の金髪に赤カチューシャという組み合わせが大好きなので少し残念だったりします。
総括です。
まぁ、今週は新連載が最大のトピックでしょうか。1話おもしろかったですね。よく出来ていると思いました。『メンインブラック』だけど。「レイプされそうな幼女を助けたらマンコ見せてくれた」という下衆の極みのような物語をよくここまでに仕上げたな、と感心しかないです。あと、ヒロインが大変タイプです。かつての蒼井華ファン待望のジャンプヒロイン登場だと思います。
あと、次号予告で驚いたのは『いぬまるだしっ』のカムバックですね。別作品ではなく、まさかの『いぬまるだしっ』。いぬまるくんよりもたまこ先生が楽しみですねぇ。『クロクロク』のヒロインと同系列だと思うのですよ。
まとめとしまして、今週のベスト作品は『こち亀』ですね。いや、『クロクロク』はおもしろかったのでそれにしたかったのですが、御大による実験回のインパクトには負けてしまいますよ。実験性だけでなく超おもしろかったですしね。なので、『クロクロク』は次点。
実験回といえば、『ニセコイ』も忘れちゃいけませんね。応援してますよ。これも次点。
最後に、今週のベストキャラ決めます。今週は計3人。こちらは次点から。
- 次郎 『トリコ』
- 「バカか お前」のインパクトのみですね。ハッタリしか考えてないだろwと言いたくなる「地球をノッキング」というアイディアがサイコーです。このトゥーマッチ感こそ『トリコ』の真骨頂ですよ。
- 白石七海 『こち亀』
- ベスト作品の時の話と被りますね。とにかくサイコーでした。
んで、今週のベストキャラはこちら。
- 遊佐千秋 『クロクロク』
- 作者: ブレイク・スナイダー,菊池淳子
- 出版社/メーカー: フィルムアート社
- 発売日: 2010/10/22
- メディア: 単行本
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- 作者: 尾田栄一郎
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/08/02
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- 作者: 島袋光年
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/08/02
- メディア: コミック
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