チ●ポ王は誰だ
期待していたのに日本公開まで時間のかかった作品。やっと観れました。
とある水曜日の昼間、新宿に観に行ったら見事満席でしたよ。受付は女性だらけでかなり珍しい雰囲気に包まれていました。チャニング テイタムすげぇ。ということで、後日、銀座にて観てきました。この時は男女比が4:6くらいでしたかね。
ちなみに、ワタクシはストリップというものは見たことがありません。男女ともに。そわそわしながら映画館に足を運びましたよそりゃもう。
あらすじ
スカウトした若造がクズだったけど姉が美人だったので許す
本作を観に行った理由、期待していた部分というのはストリップシーンですよ。男のストリップ。チャニング テイタムの裸です。
映画の冒頭からチャニング テイタムは裸です。朝チュンの状態でベッドから起きあがったチャニング テイタムは見事に全裸。ギリギリでチンコは見えませんが、背中からのショットが美しいです。ウホッ。
そして、しばらくすると、念願のストリップショー開始。これが想像以上に素晴らしかったです。肉体の美しさはもちろんなんですが、躍動するパンイチの肉体というのが大変眼福でありました。ウホウホ。
劇中には、「俺ネクタイしない派なんだよねぇ」とかいうクズニートが出てくるんですが、そいつに見せつけるかのようなチャニング テイタムの全裸ネクタイ! スーツなんて最初からいらなかったんや!!
チャニング テイタム以外のストリップシーンもどれも素晴らしくてですね、どれも創意工夫が感じられるショーになっていて感心しました。映画を観るまでは、「ストリップなんて男が思わせぶりに服脱いで筋肉自慢するだけなんでしょう?」なんて思ってました。ごめんなさい。数々のコンセプトがあり、コスプレ小道具大道具があり、様々なキャラクターのストリッパーが小屋には揃っているのですよ。どれも男性性を強調しまくったものになっていて、女性の願望をデフォルメした感じなんですね。
中でもサイコーだったのは、ケン。バービー人形のアレ。巨大な箱からケン役のストリッパー(てかケン)が出てきて、次第に脱いでいく、というショーには目から鱗でしたよ。バービー人形というのは、幼少時代の女性が自分の願望を反映した存在であり、その恋人であるケンというのは、女性にとっての理想の男性に他ならないワケですね。男目線で理想の男性というと007とかが真っ先に思い浮かぶんですが、まさかケンとはねぇ‥‥。『トイストーリー3』のイメージしかなかったんですが、完全に価値観がひっくり返りましたよ。
このストリップ小屋というのは出張ストリップショーというものも扱っていて、劇中女子大生の寮にデリバリーするシーンがありました。そこで、男性ストリッパーは警官の格好をして寮に突撃するんですね。「21才未満で飲酒してるヤツはいねがぁ!」って。当然21才以下なんてたくさんして、結構ガチ(っぽく)で詰め寄るんですよ。んで、「逮捕だー!」って瞬間、バサッとズボンがはぎ取られてストリップ開始。なにこのサプライズ‥‥超楽しそう。警官というのは権力の象徴で、そこに抑圧されることをエロに置き換えるとはレベル高いですねぇ。よく考えたら男目線でも、婦警って一大ジャンルですもんね。その逆があっても当たり前か。「うらやましいなぁ‥‥(女子大生が)」とウホウホ見ながらも、変に感心しちゃったりもしてもあって、大変充実した時間でしたね。婦警と違って男性警官の場合は警棒という大変卑猥なアイテムがあってけしから‥‥うらやましいです。
そんなワケで、ストリップに関しては基本下品なんですよ。なんでもチンコに見立てるし、すぐ腰振る(当たり前)。なんだけど、意外なことにチンコは露出しないんですよね。よってモザイクはなし。
アメリカのストリップ事情をまったく知らないのでアレですが、チンポ見せてナンボの世界だと思ってたのでこれは大変意外でした。チャニング テイタムのチンコは是非とも見たかったですがー。
映画のストーリーの部分。シンプルでわかりやすいのはいいんですが、ちょっと物足りなかったです。というのも、主人公であるチャニング テイタムが最初からちゃんとした人なんですよ。フツーに立派な人で、成長の余地が感じられなかったというか。「そのままでよくない?」って気がしちゃいました。
序盤部分で主人公のような役割を担うスカウトされる新人ストリッパーはクズだったので「早く死ねよ」としか思いませんでしたしねぇ。オーバードーズで死ぬと思ってましたよ。
チャニング テイタム以外で魅力的な人物だったのが、マシュー マコノヒー。胡散臭すぎるストリップ小屋のオーナー役なんですが、とにかくすごすぎるんですよね。ボンゴは叩くわ、ギター弾き語りはするわ、踊るわ、脱ぐわ、男のケツに股間押しつけるわのオンパレードでした。エンドクレジットで歌が流れた時には思わず笑ってしまいましたよ。
とにかく演技が凄まじくてですね、あの手のハイな演技っていうのはアカデミー賞とかを総舐めにするタイプというイメージがあったんですが、アカデミー賞ではスルーされたんですよね。今更ですが、すげぇ意外。
まぁ、ということで、満足でしたよ。ストーリー部分がイマイチと言いましたが、そんなに期待してたワケでもないですからね。ストリップシーンが素晴らしかったのと、チャニング テイタムの天使っぷり、そしてマシュー マコノヒーの変人っぷりが堪能できたのでよかったです。チャニング テイタムが銀行に行く時にスーツ着てメガネするんですが、あそこも素晴らしかったですねぇ。ウホウホが止まらなかったです。
80点。
- 出版社/メーカー: Warner Home Video
- メディア: DVD
- この商品を含むブログを見る
- 出版社/メーカー: マテル
- 発売日: 2010/09/24
- メディア: おもちゃ&ホビー
- クリック: 3回
- この商品を含むブログを見る