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『サイボーグ009完結編』(24話)の感想

『サイボーグ009完結編』(23話)の感想 - 北区の帰宅部

 前回の更新が遅れたので今回は急ぎました。クラブサンデーでの連載ももうすぐ25話です。

サイボーグ009完結編 conclusion GOD’S WAR (3) (少年サンデーコミックススペシャル)

サイボーグ009完結編 conclusion GOD’S WAR (3) (少年サンデーコミックススペシャル)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2013/10/18
  • メディア: コミック
 先日単行本の3巻が発売されましたね。まぁ、描き下ろし部分は表紙だけでしょうか。好きな時に読み返せる、というのだけが強みですかね。
 驚いた点としましては、009編に突如として現れるカラーページ。このカラーページが他のページと同じ紙質なのですね(多分)。これだったら何も知らずに読んでる人でも、「うわっ いきなりカラー!」って驚けるんじゃないでしょうか。カラーページだけ違う紙質だと、ページをめくる前からわかってしまいますからね。
 まぁ、それと、表紙。かなりカッコイイ表紙だと思います。やっぱりマフラーは正義だな。そんなことよりも、赤コスチューム。こないだ、本編で00ナンバーたちが青コスチュームに着替えてましたが、要するに覚醒して本気出すまでが赤、ということなんでしょうね。ようやく色の意味がわかりました。

 では、本編。24話。

 002と006のコンビで敵の城を燃やし尽くします。すると、中からは無数のワニやら邪鬼やらがワラワラと。これは気持ち悪いですね。ワタクシは特別に密集恐怖症ってワケではありませんが、気持ちがわかりました。
 そんな密集を一層する00ナンバーたちということで、気持ちがいいですね。まぁ、端から見れば町に火を放って、中に入って虐殺を行っているんですが。『009』ファンとしてはここで「正義とは一体‥‥」みたいな説教モードに入ることも身構えてしまったんじゃないでしょうか(てか自分がそう)。
 まぁ、今まで散々グロいことされてきたからそのお返しってことですね。覚醒した皆さんが強すぎます。特に005とか、完全に『ドラゴンボール』の世界の住人です。1人大きく、凝られたコマ割りになっているので余計に「ジェロニモさんに任せとけば大丈夫や」って気分になります。もう何も恐くない(某映画公開記念死亡フラグ)。

 んで、003を見つけたと思ったらモアイ。009因縁のモアイです。モアイが立ち上がります。おっぱい大きいです。と思ったら翡巫女です。翡巫女が名乗る前から、「モアイ」「おっぱい=女」というキーワードから正体は彼女だと予想がつきますね。あのおっぱいは009が顔を埋めてたおっぱいです。
 そんなモアイに立ち向かうも瞬殺される00ナンバーたち。ここでの活躍は007がカッコイイですね。便利すぎ、やりすぎ感もあるので扱いが難しい007の巨大化ですが、すぐに負けるのならば使っても問題ないでしょう。まぁ、ここで使ってしまうと、この後も007の巨人化に期待してしまうんですが。進撃の007(言いたいだけ)。

 009がフランソワーズフランソワーズ言ってるのにキレた翡巫女。思わず名乗り出ました。「そんなにその女に惚れているの?」はイイですね。女の嫉妬ですよ。さすがは009。とはいえ、こないだケンカ別れした男と再会したら別の女追っかけてた、ってのは確かに腹が立ちますね。気持ちはわかるぞ、翡巫女。

 翡巫女の目的はやっぱり悪の根絶。それに対し、009は「誰だって一つや二つ、脛に傷を持っている…」「だからこそそれが人間なんだ」と応え、不意打ち。ここは「地下帝国ヨミ編」のラスト、魔神像の中での問答を連想しました。まぁ、あそこまでカッコよくはないのは仕方ないとして。
 ただ、合ってるかはわかりませんが、この「脛に傷を持っている」という表現が改造手術を受けた00ナンバーたちのことも示唆していたりするのかな、と感じました。だとすると結構気が利いてます。まぁ、その手術の象徴である機械の左手を今回1度も使ってないのですが‥‥ギルモア博士涙拭けよw

 ラスト。009の「僕の愛した君は」発言で翡巫女の中の翡翠が目覚め、翡巫女に反抗。最終的に翡巫女は大爆発しました。ちょっと0013っぽかったりしますね。ともだちになりたかった。

 ということで、爆発エンドでした。次回から新展開です。そんな次回は11.5。んじゃ、また。

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