北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

『生徒会役員共』318話の感想

『生徒会役員共』317話と『プチたん』出張版の感想 - 北区の帰宅部

 マガジンの話。本作の直後に『ドメスティックな彼女』という作品が掲載されてるんですが、その扉が尿瓶を持ったナースというものだったんですね。ワタクシはその作品を読んだことがないので、どういう意図、意味のものかはわからないんですけど、多分フツーに「かわいいあの子に(下の)世話をされたい!」的なことだと思うんですよ。けど、『生徒会役員共』の直後に見ると、ギャグにしか見えないよなぁ‥‥と。狙っただろ?と少し疑ってます。

 では、#318です。

 第三の目、カエデちゃんによる生徒会の経費問題追求。意外と使ってるみたいですよ、生徒会。生徒会単独で何か金のかかることを頻繁にやってるイメージもあまりないんですけどね。よくいろんなトコ行くけど、それは学校全体の行事だったり、七条家に起因するものだったりがほとんどな気がします。まぁ、記憶がいい加減なんで、今度読み返す時には気にしてみたいです。
 カエデちゃん、このあと登場するのは最後のネタだけなんですよね。最初と最後にだけ出てくる。生徒会に「今回のテーマは○○です!」と告げに来るような役割にも見えますね。ネタ振り係というか。

 節約開始。ティッシュは1回1枚、裏使える紙は再利用。会長はテーピングで豊胸処置禁止。「そんな日常的に使ってたんですかw」と笑ってしまったんですけど、テーピングで胸大きくするのって、実際どうやるんですかね。まったく無知なもので、テープ重ね貼り?とかしか思いつきませんでした。豊胸ブラみたいな要領で、周りの脂肪を胸に集まるように固定する、とかそういうことなのだろうか(後から思いついた)。

 子供の頃の勘違いに気づくネタのサブタイが「無垢むく」。すげぇ見事なネーミングな気がしますね。「むくむく」という擬音でありながら「無垢」を「剥く」んですよ(当たり前)。そもそも「むくむく」が若干下ネタの香りがする‥‥というのは考え過ぎか。
 水道水はチョロチョロ出した方が節約になる、ってのはマジで子供の頃信じてましたよ。大人になると「それ違うよ」と指摘されるまでもなく、自分の常識で間違いだと気づくんですが。なんですかね、子供だと信じてしまう独特なリアリティーがあるんですかね。
 んで、会長の、女子トイレは着衣、男子トイレは全裸、という勘違い。さすがに考えたことありませんでしたが、言われてみれば確かに男子トイレは全裸に見えますよね。よく考えたら不思議なデザインです。ちょっとだけ目から鱗でした。

 お茶を節約。2人で1つの湯飲みからカップル飲み(ストロー×2)。
 組み合わせを決める方法はグーパーでした。ワタクシが馴染みあるのはグーパーなんですが、過去の描写や過去作的に「おもてうら」じゃないんだ、みたいなことが頭によぎりました。本作でも既出の話題でしたっけ。
 アリアの提案に会長とスズがノリノリなのがおもしろいですね。んで、タカ兄だけが「飲むの!?」って驚いてるっていう。お茶もそうですけど、要求をのむ、ってのとダブルミーニングになってる可能性が‥‥ないと思います。とにかく、タカ兄だけ真意に気づいてないってのが笑えますね。

 アリアwin。アリアが提案したってことは当然自分が勝つことを想定してたと思います。つまり、アリアの期待する未来になったワケだ。まぁ、たしかにアリアはタカ兄を恥ずかしがらせて‥‥というのに積極的なイメージありますわ。
 ギャグにマジレスになるからどうでもいいけど、熱いお茶をストローで飲むとどんな感じなんですかね。未体験ですわ。会長とスズが大人しく飲んでる絵はなんか笑えました。

 「下っ端だから飲まなくていいですよ」とタカ兄。タカ兄が「下っ端」という認識がちょっと新鮮でした。まぁ、そりゃそうなんだけど、年下とか後輩ってのは意識しつつも、「下っ端」ってのはあまり考えたことなかったです。もう副会長として充分立派なイメージありますし。
 そんな卑下するタカ兄は「生徒会の財産」と賞賛される。感動的に飲んでればいいのに、熱くてこぼす。溢れんばかりの熱い思いが空回り、というのを象徴的に描いてる可能性が、ないと思う。気にしすぎやろ。

 んで、ラスト。カエデちゃん再び。生徒会室に、行ったれカエデちゃん。
 カエデちゃんが入室すると、タカ兄の股間を拭こうと3人が集合してて失神。「私たちの」「共有財産を」「きれいにしてます」とスズ会長アリアの順。言葉が順に、勘違いを誘発しやすくなってる感じがありますね。「私たちの」は何の問題もないけど、「共有財産」と言われるとちょっとエロい妄想の余地がある。そして「きれいにしてます」はもう完全にお掃除何とか。今日もアリアのボケはヘビーであったw
 スズも参加してることから、3人としてはエロいことしてやろう、みたいな悪戯心はあまりなかったんだろうなぁ、と思いますね。


 ということで、終わり。一番笑ったのはやっぱラストの3人かなぁ。サブタイで好きなのは「無垢むく」で、うまいなぁと感じたのはお茶飲むことにノリノリな会長に驚くタカ兄、でしょうか。

『生徒会役員共』319話の感想 - 北区の帰宅部