北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2016年10号の感想その1

 あらすじ病の話。マンガを読むという行為があらすじの確認になっていないかい、という話。まぁ、別にマンガに限らず、テレビ、映画その他でも全然あることなんですけど、長期的な物語を週に1回ずつ小出しにする、という週刊連載だと割と顕著になりがちかな、と。
 まぁ、斜め読み的にあらすじを確認して面白そうな作品だけチェックして、後から本腰入れて読む、というのも1つの方法ではあると思います。ぶっちゃけ毎週のジャンプに全力を費やすのもおかしい話。なんだけど、その感想を一応形にして残すという苦行に勤しむ身としては、それは違うやろ、というワケです。……いや、これだと誰かの悪口になる可能性があるか。とりあえず、オレは嫌だよ、という感じです。
 今のジャンプにはないけど、ミステリーが連載してたとして今週謎解き回としましょう。犯人、トリック、動機が分かったらそれで終わり、ってのはあまりに味気ないんじゃないですかね。あらすじの確認だけで「読んだ」という事実は得られるけど、それだったら友達に「犯人誰だった?」って聞いて満足しちゃうのと大差ないじゃないですか。これだと読んだことにはならないでしょ。「読んだ」ってなんだ……(哲学)。
 ジャンプで例えるならば、「ワンピースの正体は仲間との思い出だった」とか、「結局せんせー殺すんかい」とか、「やっぱり千棘かーい!」とか、「魔法帝なれてよかったね」とか、作品全体を振り返るにあたって不可欠なオチは間違いなくあらすじに入りますよね。別に予想とかそういうワケじゃないですよ。便宜上テキトーにそれっぽいことを書いただけです(……こういう無駄な配慮が話を長くするですよねぇ)。とにかく、そんな無機質な結果はそんなに大事じゃないだろう、という話。その過程とか、成長とか、関係性の変化とか、そういう細かい部分、あらすじからは落ちる部分を拾うことこそがマンガを読む上で大事なのではないか、みたいなことですよ。まぁ、この一例では全然足りなくて、そもそもマンガをマンガとして成立させる絵というファクターにまだ触れてないですからね。絵の魅力もそうですし、絵でドラマを語る演出も無数に重なった上で成立するのがマンガですからね。もちろん、それら全部を意識的に拾うことは不可能ですけど、無意識的に感じてるはずじゃないですか。その果てに楽しいとか色々の感動が生じるワケですよね。あらすじのまとめのような感想だとそれらはすべてこぼれ落ちちゃうので、いくらなんでももったいないだろう、という思ったワケです。まぁ、結構前から思ってたことなんですけど、最近それを意識するようになったのですよ。世界情勢じゃないんだから、ニュース番組で「○○が××しました」というイベントの確認だけで終わるのはマズイですよね。
 この話の問題点としては、話を突き詰めていくと誰かの悪口になるんじゃないか、という点なんですねw 何か話をする時に仮想敵をついつい想定してしまうというのはありがちなんですが。だからどこまで本腰入れて話していいのか悩むんですけど……。
 まぁ、所詮は「オレは嫌だなー」というだけの話ですので、別にあらすじでもいいです。「病」とか完全に悪意あるじゃねぇか、って話ですけど、語呂とかそういう意味のないものです。勝手に気をつけていきたいですーというだけです。……実現できる、してるとは言ってませんよ。むしろ、それが怖いから自戒の意味を込めて、というノリです。

 こういう話はもはやジャンプ感想記事とは別に勝手にやってろよ、ということに書き終わった今気づきました。ですよねー。

前号の感想

  • 表紙
    • 新連載ですね。「オレたちのミウラ師匠が帰ってきた!!」みたいなテンションになってるんですけど、よく考えたら別に過去作の大ファンってワケではないんですよね。不思議だ。
    • 表紙としては、主人公が拳を突き出しているけど、ヒロインに翻弄されてやる気がない感じとか、本編読んだ後だとしっくる感じなんじゃないでしょうか。要するに作品を端的に示してますよね。同居人の曲者感もそれなりにありますし、奇妙なシェアハウスモノとしても分かりやすいのかな、とか。
  • 背表紙
    • 両さんじゃない表紙からの切り出し部分。当たり前のようですけど、ヒロインの方なんですね。この手の作品の難しい所で、話の主人公は明らかに男なんだけど、作品を象徴するキャラは女の方、というねじれ現象。作品の魅力を司るのも当然女ですからね。まぁ、『ドラえもん』のキーカットがのび太のワンショットだったら嫌だ、って話ですわなw
  • 僕のヒーローアカデミア』キャッチコピー&ポスター大募集審査結果発表
    • ニコニコの方でやってたそうです。やってたことは知ってたかもしれません。よく覚えてない。
    • ポスターは分かるんですけど、最近ってキャッチコピーの投稿企画も多いですよね。最近増えてる気がします。絵は描けない人でも参加しやすい、というのが味噌なのかな。ファンとしての愛の発露として分かりやすいですしね。大喜利的なオモシロもあるので、結構便利な企画なのかな、とか。
    • おもしろいからいいんですけど、個人的には作者のコメントがもうちょっと欲しかったです。『ワールドトリガー』の似たような企画の時は結構あった気がするんですけどね。「作者はファンにこういう風に思われると嬉しいのか!」みたいなのが透けて見える感じが好きなんですよね。
  • 亀スポ
    • 40周年特別寄稿。鳥山明岸本斉史というレジェンド感ある2人の次は誰かと思ったら……まさかの仲間りょう!! 現連載陣でトップを飾るのか!!! 絶対尾田っちだと思ってたからビックリですよw
    • 尾田っちじゃないというネガティブな理由としては、多忙とか体調とかがあるのかな、とか。仲間先生だったというポジティブな理由としてはギャグ作家だから、が大きいのでしょうか。漠然と秋本御大に気に入られてるイメージもありますし。勝手ですが「仲間先生以上の作家は今後出るんだな」とかの基準として受け取るのもアリ、なのかもしれない。尾田っちはラスト説も出てきましたね。
    • お気に入りのエピソードとして去年掲載の回を挙げてるんですが、「バランスを取るために必要やな」みたいな意地悪なことを考えてしまいます。さすがに全員単行本2ケタ台の話だったら嫌味が生じちゃいますよね。こういう「今が全盛期!」というニュアンスは必要ですよ。
    • まぁ、仲間先生としては、自身が連載中の期間の中から、みたいな意味合いがあった可能性も大きいんですが。てか、記憶に新しいだけかも。
    • イラストは浮世絵風の両さんと部長。間違いないヤツですわw 鳥山!! 岸本!! 仲間!!という凄い流れなんですけど、インパクトもあって個性も出てて強いよなぁ、と思いますわ。ここで1回若手の仲間先生を挟むことで今後の人への流れがスムースになるなぁ、とか勝手に感心してます。
  • 読者プレゼント
    • 男性声優がモチーフなんですけど、「声優のイメージってこういうのなんやな……」と思うと笑えます。個人的に今号は大当たりですわw
  • 『ゆらぎ荘の幽奈さん』ミウラタダヒロ
    • 新連載。どーでもいい話なんですけど、地味に変換がめんどくさいタイトルです。一見シンプルに見えるけど、通常の変換じゃ正解にたどり着かないパターン。似たのだと『ものの歩』も地味に面倒ね。辞書登録しろよ、って話なんですが。
    • 巻頭カラー。新連載の巻頭カラーって3ページでしょ。1ページ目が本編でプロローグ的なもの、そして2ページ目3ページ目が見開きの扉。なんだけど、本作は1ページ目が特殊であった。一応本編、プロローグにはなってるんだけど、コマ割りがないのよね。半見開き。つまり巻頭カラー3ページすべてにコマがない。ただの1枚絵が2枚、という具合。思い切ったことしますね。まぁ、要するに本作の武器はコレですよ、という感じでしょう。わかりやすい。
    • モノクロに入っていよいよ本編。のっぺらぼうが出てきたのを鉄拳制裁し、部屋を探していたら曰く付きの元温泉旅館に案内される……とここまで5ページ。除霊したらタダでおk、というのも含めたら6ページ。ぶっちゃけこの5、6ページだけで大体の説明終わりですよね。設定やらシチュエーションは分かりました。あと、表紙や巻頭カラーを見れば「はいはいエロね」というのは分かるので、もう本作のことが大体把握できたと言っても過言ではないでしょう。すげぇスピーディーですよね。早い。もう初回が終了しても問題ないレベルw
    • 設定は分かっても肝心の女性キャラが出てきてないので、その後出てきます。直後ですね。これまた早い。即出会って、出会って0秒で全裸。登場からエロまっしぐらである。分かりやすい。最短距離をド直球。潔すぎて笑うわ。
    • んで、その他住人の紹介が済んで自分の部屋に行ったら壁に尻。壁に尻。まさかの壁尻。混浴でエロい、からの壁尻。急にマニアックすぎる。どうかしてるw
    • ちょっと霊感が強い程度の人だったら美少女幽霊を見ても白い人影にしか見えなくて怖い、霊感が超強いとハッキリ見えるので怖くない、てか可愛い、というのは面白いですね。現実でもそうかもしれない、と思える説得力があります。そっから幽霊は殴って除霊する主人公の設定が重なって、可愛い→殴れない→そもそもエロいから触るのもキツイ、という風になるワケで、結構よく出来てますね。無駄なく効率的。1+1が3になってる。
    • 動揺するとポルターガイストが起きるらしく、ネズミが出て動揺、からのラッキースケベ。このポルターガイスト設定によって、ラッキースケベが発生したら自動的にオチがつくようになってるんですね。自動100トンハンマーみたいなもんですわw 一応風紀委員長みたいなキャラもいましたけど、いなくても勝手に解決する。まぁ、この手のラッキースケベはツッコミがないとギャグのノリを保てなくなりますからね。とはいえ、こんな機械的な設定にするとは……という衝撃。
    • んで、これまた機械的に悪役(に相当する人)が出てくる。インスタント悪役ですね。街歩いてたら不良に絡まれるみたいなもんですわ。なんだけど、本作が個性的なのはこの悪役、実際に悪かというと少し疑問でして。ただの除霊師ですからね。主人公と同じ。あまりに舞台装置のように出てきたので「コイツが幽霊じゃね?」みたいな印象を受けますけど、逆。この人は結構まとも。ちょっと幽霊に対する加虐趣味が強いだけ。ここが面白いですね。幽霊退治ではあるものの、成仏するのは幽霊にとっても幸せなことなんじゃないの?という信念を持ってるっぽいですし。
    • さらにこの個性のない除霊師、重要なセリフを吐いてまして。“ならば力ずくで逝かせてくれるわ!!” 逝かせるですって。風紀が乱れてますね。……と下ネタにして楽しむのも充分なんですが、真面目に考えることも出来まして。まぁ、下ネタなのは変わらないんだけど、この「逝く」は性的エクスタシーに対して使うこともある言葉ですよね。要するに、本作における除霊という行為はセックスの代理行為なんですよ。みんな大好きセックスのメタファー。この場合、力ずくで除霊するのはレイプですね。
    • んで、そっから主人公が「こいつを除霊するのは俺だー!」と介入しまして。最終的に、“俺がおまえの未練を晴らしてやるよ”“俺がおまえを幸せにしてやる” という結論に。未練を晴らす、というのは成仏させることですので、言い換えると「俺が逝かせてやるよ」と同義。ただ、相手のことを思いやった方法ですので、レイプとはほど遠いワケです。スローセックスですなw そこにさらに「幸せにしてやる」ですから、要するにプロポーズなんですよ。疑似的なプロポーズであることを考えると、除霊は初夜。下品なセリフとあけすけなエロをやってるようですけど、そこには全うな恋愛のモチーフがふんだんに盛り込まれてるワケですよ。結構スゴイですね。笑いながら感心しちゃいましたよ。
    • そこで終われば感動的なのに、そこからエロが再び始まる。「もっとエロやんないと……」という強迫観念にかられてるんじゃないのかしら、と不安になってきますw
    • そんなエロの中に着替えシーンがあるんですけど、下着の見せ方が三者三様でプロの技を見ました。タイツ越しのパンツ、スポーツブラ、ブラなし、という凝りようですよ。なんか圧巻ですわw それでいてその着替えシーンの見せ方によって3人のキャラクターを説明するような効果もあるワケですよね。なんかすごいわ……なんか熱量がすごい……。
    • ということで終わり。話運びとか、設定の提示、疑似的なプロポーズと「よく出来た初回やな……」と感心しきりだったんですが、そんなことを考えるのがバカバカしくなるくらいの圧倒的エロの猛攻に面食らいました。
    • よく考えてみれば、ジャンプでエロがメインの作品が載るのってかなり久しぶりなんじゃないですかね。『E-ROBOT』はギャグと半々だし、『レディジャスティス』はヒーローモノと半々ですよね。『i・ショウジョ』まで遡らないとダメなんじゃないですかね。だとすると2年前ですよ。詳しく調べたワケじゃないですけど。意外とご無沙汰でしたねー。いつの時代も1枠はあるイメージなんですけど、最近はそうでもなかったんですね。ここで昔の作品蹴っても仕方ないんですけど、『i・ショウジョ』はぶっちゃけエロ以外の部分にオモシロが全然感じられなかったので、それに比べると本作は期待大ですよ。いや、移籍後の『i・ショウジョ』はチェックしてませんので、最近はおもしろいかもしれません。いやきっとおもしろいはずです。ごめんなさい。そんだけ続くってのは魅力があるワケですし。
  • ハイキュー!!
    • タケトラ妹が想像以上にバレキチで笑った。性的とは言わないが何か的な興奮してるじゃないかw よく考えたらこういうバレーオタクみたいなキャラクターって新鮮ですよね。ものすごい類型的なんだけど、今までいそうでいなかった。こんだけ魅力的なキャラ揃ってるのにまだ枠あったとか驚きですわ。
    • そんな妹とリエーフの漫才が魅力的ですね。本日の解説席はこの2人。分からない君がリエーフ姉で、解説親方がタケトラ妹。2人とも前のめりだけどテンションが全然違う、ってのも含め魅力的ですわ。
  • ONE PIECE
    • サンジの実家、暗殺家業なのかと思ったら戦争屋であった。スケールでかぁw 家族でやるもんじゃねぇだろ。バロックワークス的な規模だと思うんですけど。いや、よく考えたらバロックワークスはこじんまりしてるか。地道な活動を経ての国乗っ取りですし。
    • アダルト勢のスリーショットはカッコイイですね。ルフィが自由気ままに動いてるので映えるというか。今はサンジの件で揉めてるのもあって古株組の方がメインで描かれがち、というのも効いてると思いますし。なので、なんで寝たし。一味に敵対する誰かが寝かしたとしても、攻撃じゃなくて寝かすだけ、というのが気になりますね。侍を入れたらどうなるか、というのを知ってないといけませんし。
  • 食戟のソーマ
    • ミウラ師匠にあわせてセンターカラーを用意するとはグッジョブやで。
    • そんなセンターカラーは茅野ちゃん、じゃなくて四席。意外と紫紫いてて毒々しいですね。『斉木』感ありますわw
    • 本編。そんな四席。クマの手を引きちぎってミトンにするってオイ。毎回縫い直すのかそれ。簡単にちぎれるように軽く縫うだけなのかしら。カポッとはめるだけとかならいいんだけど、ブチィィ言うてますよねw
    • てか、あの茅野ちゃんチックな髪型は猫耳、もしくは熊耳ってことだったんですね。そうか、完全に気づかなかった。結構そのまんまなんですけどね。茅野ちゃんに気を取られすぎてた……
    • んで、パティシエ。ラーメンもそうなんだけど、スイーツ職人ってスイーツ以外の料理できるイメージないんですよね。学校の場合は一通りやらないといけないと思うんですけどね。
    • んでんで、十傑とは別の兵隊。えりなパパに抜擢されたそうですけど、元々学校に通ってた人って認識でいいんですかね。なんかめっちゃ前からえりなパパ派ですーみたいな雰囲気ありますけど。
    • まぁ、とにかく十傑とは別の勢力ってのはおもしろいですね。あそこまでえりなパパにどっぷりな存在だと逆に十傑が目立つというか。十傑は十傑である程度の自由の中で動いてるのかな、みたいな感じになりますよね。兵隊ではるものの、思想などにある程度自由はある、みたいな。
  • ワールドトリガー
    • 本作に関してはいくら掲載位置が前の方でも「はえー人気なんか」とはならず、「今週は先生元気なんやね」という風になるから不思議ですね。えがったえがった。
    • 本編。キトラの “あなたが失敗したんじゃないわ むこうが対応したのよ” はいいセリフ。相手をフォローしつつ、それ以上に敵を高く評価してるので尚更「おとなしく協力しなさい」という感じがありますよね。絶妙ですわ。
    • 一方、分身した相手への対処法。影とか鏡とか分身系の展開では鉄板な要素を出しておいて、それらを利用した「そっから逆に化けました」となるのは面白いですね。正直ややこしいんですけどw そんなややこしい分身に対して「足音聞けば一発」というまったく別のアプローチで完全に解決、というのも見事ですわ。鏡とか考えてる時点でまだ目に頼ってる証拠ですもんね。たしかに耳なら確実ですわ。納得度たかい。
  • 暗殺教室
    • 「顔色の時間」って表情とかもそうだけど、もっとシンプルにカラーのことなんですね。殺せんせーらしいですわ。アニメだと直接的に色がコロコロ変わるんでしょうけど、実際に色が変わりまくるのって少し気持ち悪そうですねw まぁ、すぐに白く光っちゃえばいいんですけど。
    • 黒一色ではなく、いろんな色がある方が強いんやで、というのは結構収まりのいい話というか、チーム柳沢が逆立ちしても勝てない理屈としてうまいんじゃないですかね。1年を通じての経験、思い出が直接的に武器になる、というのはよく出来た話ですよ。暗殺だけじゃなく、暗殺教室やってたからこその力、というワケですよね。
    • んで、黒くないってことは殺せんせー怒ってないのかと思いきやメチャクチャ怒ってるのには変わりなくて、柳沢が明確に死んだのには驚きました。しかも、相当グロい死に方ですよね。まぁ、殺としては強烈に吹っ飛ばしただけなんですけど、おそらくあのバリアーのことは計算してやったんでしょう。なかなかにグロい。「これはクリリンの分!」ってことなんですけど、悟空はここまで完全には殺しませんでしたよw(その後結局殺したけど)
  • 『殺せんせーQ!』松井優征 渡邉築 青戸成
    • 出張。2度目ですよね。前回の出張に比べたら自己紹介的な説明が少なくなってる印象です。まぁ、基本は『暗殺教室』ですので、何となくで理解は出来ますね。
    • 本編。冬なのに水着。あぶない水着ではなく「あぶねぇ水着」。言い方が砕けてて笑った。
    • んで、渚くんの性別オチ。安定感ありますわ……とか思ったけど、よく考えたら前回の出張の時に「最強掲載なので読者層が少し下がるため性別ネタは控える方針なのかな」みたいな感想を書いた記憶があるな……。むむむ、見事に的外れだ。これはもっかい出張してくれて助かりましたよ。むしろ。恥を曝し続けるのを中断できました。いや、充分赤っ恥ですけどね。
    • これは本編の女装回にも当てはまることなんですけど、女装自体よりも女装する過程を想像する時が一番エロいですよね。ただ、今回は完全に水着だから一旦全裸を経由してるワケですし、それを中村さんがやるのは若干レイプ感が増しますね……と思ったらそのために寺坂くんが駆り出されたのか。中村さんに指示出される寺坂くんっていまいちイメージ湧かないし、寺坂くんは渚くんの性別イジリに興味ないと思うんですけど、「全部中村さんじゃさすがにマズイ」というフォローなのかもしれませんね。想像ですけど、渚くんの対殺せんせーナイフはデカイと思うの。
    • からの殺せんせーの悩殺Tシャツ。なんか懐かしいですわw 最後に見たのはいつだろう……というレベル。
    • ということで終わり。もうまったくバグとか関係ないよね、という内容でよかったと思います。短い出張版ですし。
  • 僕のヒーローアカデミア
    • 手の人、『信長の野望』にハマるの巻。“法律で雁字搦めの社会 抑圧されてんのはこっちだけじゃない…” というセリフと共に拘束されたかっちゃんの写真を眺める、というワンシーンだけで、かっちゃんに対する目的が何となく分かっちゃうのがうまいですね。痺れましたよ。かっちゃんヴィラン化計画ってことなんでしょうか。
    • んで、デク。ボロッボロになりながらも子供相手にベラベラ喋り続けるってのがデクっぽいですわ。スパイダーマンとは真逆のお喋り感よね。あっちは陽性、デクは陰性。
    • んでんで、もう一方めっちゃベラベラ喋るヴィランさん。トゥワイス。分身するのではなく、分身させる、なのね。こりゃ便利すぎる。twiceだから1体増やすのが限度だと思うんですけど、それでも無限の可能性よね。オールマイト増やしたい(安直)。分身された人が “もうか… 弱えな俺” と落ち込んでるのがちょっと可愛かったんですけど、つまりあの人の意識とは無関係に分身が動いてたってことなんですかね。分身も喋ったり個性使ったりめっちゃ高レベルのコピーだから本人が操作してんのかと思いきや。自動もしくはトゥワイスの操作ってことなんですかね。ちなみに、このトゥワイスのお喋り感はスパイダーマンの例えを続けるならばデッドプール的かもしれませんね。若干ルックスも似てなくもないし。まぁ、さすがに第四の壁を破ったりはしませんけどw とにかく、映画楽しみです。
    • んで、戦闘を許可されてエンド。破綻JKのパンツが見えそうで見えない。暗闇でパンツ隠しとかスマブラかよw
  • ものの歩
    • センターカラー。苺パンツの人の髪って緑なんですね。苺のヘタってことか……とここまで書いて以前まったく同じことを書いた気がする、という記憶が。投了早い人は紫。今週は紫キャラ多いですねぇ。謎のブームですわ。
    • 本編。投了早い人と対局開始。“君は「負けました」ぐらいは言えるんだろうね” と全力で煽ってくるスタイル。結構嫌なヤツとして描かれてると思うんですけど、常識的に考えて問題なのは逃げたゲームくんなんですよね。よく考えたら投了早い人はそんな変なこと言ってない。
    • 対局開始。先行の時点で若干有利、ってマジなの? それはちょっと問題があるんじゃないの、とか言いたくなるレベルなんじゃないの、とか思ったんだけど、気にしすぎだろうか。まぁ、本作が極端に語ってるだけなのか、マジで先行有利なのかは知らないので難しい所ですけど。完全に運で有利不利が最初に決まるってなんだかなぁ、という気がしてならない。まぁ、「攻め手が1つしかないコイツに限る」という話なのかもしれないんですけど。
    • んで、いつも通り矢倉で攻めたら向こうも矢倉返してきたの巻。そこは素直に弱点突けよ!!主人公に有利な偶然とか冷めるんだよクソが!!……とか思ったけど、美学美学うるさい人だから仕方ないのかな。これはなんとなく分かる。先行の方が分からないw まぁ、あと、『あしたのジョー』における力石徹がノーガード戦法やってきたみたいなもんだ、と思ったら俄然燃えてきました。つまり負けちゃう!!(決めつけ)
    • 客席のメガネ、将棋に詳しくないので何が盛り上がってるのかよく分からないご様子。だ、誰か説明してあげて……! かわいそうやんw
  • 左門くんはサモナー
    • 笑ってはいけないヤンキー漫画。ヤンキー漫画パロディーとか、講談社特有の「!?」ネタとか、完全に『斉木』でやってたヤツですよね。どんだけ人気あるんだよヤンキー漫画w ジャンプよりマガジンってイメージ強いんで、ジャンプ作家には一種の憧れがあるのかもしれない……とかいう妄想。いや、知らんよ。あまり通ってません。
    • 『斉木』でやってたって言いましたけど、『斉木』と違うのは「笑ってはいけない」という要素ですよね。これはパロディーの手法としてなかなか面白いですわ。これは便利。ヤンキー漫画以外でも見てみたい。んで、そんな話なので、主人公属性のあるネビ夫が適任ってワケですね。左門くんだったら問答無用で爆笑しそうなイメージ。
    • 鍵括弧無双も後半やりすぎ感あって笑えますわ。「おめーら」とかは別に区切らなくてもフツーの言葉だろ、とかいろいろおかしい。
    • んで、左門くん参戦してエンド。カッコイイけど、カッコイイから爆笑、というのが素晴らしいですわ。左門くんが完全に笑われる側というのも新鮮ですな。
    • 次号センターカラーだって。おおっ、スゴイっすね。前回のセンターカラーからあんま空いてないと思いますし、これはすごい。

 ここらへんで締めます。今回はページ数に大体半分ですし、上出来なんじゃないでしょうか。新連載と短いとはいえ読み切りも消化してますからね。これで明日はいつもより少しは楽になりそうです。後半駆け足になっちゃうと短くせざるを得なくてなんかアレだったんですよね。よかったよかった。

週刊少年ジャンプ2016年10号の感想その2 - 北区の帰宅部

ものの歩 2 (ジャンプコミックス)

ものの歩 2 (ジャンプコミックス)

左門くんはサモナー 2 (ジャンプコミックス)

左門くんはサモナー 2 (ジャンプコミックス)

ベストブルー 3 (ジャンプコミックス)

ベストブルー 3 (ジャンプコミックス)