北区の帰宅部の意訳

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『生徒会役員共』377話の感想

『生徒会役員共』375話376話の感想 - 北区の帰宅部

 「爪切りました」には笑いました。免疫ついてるつもりでしたけど、来るとこまで来た感。

 #377。扉はカエデちゃん。今回は歴史的なカエデちゃん回だと思います。ただ、いったれカエデちゃん感はあまりないのかな。

 現在「適当」という言葉が持つ適当さについて。「いい加減」も似た感じですけど、「いい加減」の場合は悪い意味が大きくなりすぎてると思うんですが、「適当」の方はマジで分からなくなりますね。
 そんな「適当」で会長とタカ兄がすれ違い。会長がいい意味、タカ兄が悪い意味、というのはそれぞれ馴染みのある使い方なんだろうね‥‥と納得度が高いからスゴイ。
 んで、会長の切り出した2つの真逆の意味を持つ言葉「使用済みパンツ」。使用済みの使用前なのか、使用済みの使用済みなのかで意味が全然違う、というか価値が違うw

 外出中にラジオをつけると防犯効果。部屋の明かりをつけたまま出かけたりはしますけど、その発展系でラジオか。結構驚きました。まぁ、使用目的と使用電力的にもラジオはピッタリですね。関係ないけど、空き巣の中には犯行中に音楽やラジオを流す人がいる、というのを昔聞いたのを思い出しました。犯行中の物音を消す目的だそうです。外の音が聞こえにくくなるのでデメリットも大きいと思います(すげぇどうでもいい)。
 んで、ラジオの代わりにAV。家に帰ろうとしたらご近所の人に「今はよした方が‥‥」とか心配されてしまいますねw もしくは、「今帰ってきたってことは家の中にいるのは‥‥浮気!?」とかなってしまう。まぁ、AVだと気づけよって話ですが。

 アリアによるカエデちゃんの三つ編み評。以前にはアナルパールみたいだと言ってましたけど、今回のムチもなかなかに酷いw
 しかし、イメージの中で髪の毛ムチを振るうカエデちゃんがノリノリですげぇ眼福でした。今回の見せ場はラストの髪型チェンジなんでしょうけど、個人的にはこのムチをビシビシやってる方が好みだったりします。
 『名探偵コナン』に出てくる有名なトンデモ凶器の1つに三つ編み(のヅラ)があります。絞殺の痕が縄のそれとそっくりなので凶器を勘違いさせることが出来る、というトリックなのですが、意外とアリアの発想と似てるかもしれませんね。

 柔道部。コトミのいる柔道部、というシチュエーションにも少しだけ慣れてきました。新たな柔道部の日常、という感じがあってイイですよね。
 壁に出来たひびで中二遊びをするコトミと、それを真に受ける大門先生。大門先生って結構久しぶりだと思うんですけど、かなりおいしい役だったと思います。コトミが入る前の柔道部には基本的に能動的なボケがいないから、大門先生はああいうシチュエーションに慣れてないんですよね。だから勘違いしてしまったんだと思います。んで、コトミはコトミでツッコミをされることに慣れているので、真に受けられるとテンパる、というw コトミのこういう一面はかなりレアな気がしますね。まさかコトミと大門先生がこんな化学反応を見せるとはなぁ‥‥
 てか、あのひび、ムツミだったらガチで作れそうだよな‥‥とか思ってしまいましたw まぁ、練習中に誰かの体が壁にぶつかって出来たとかそんなんだと思いますけど。

 3ページ目の最後はラストの2ネタへのフリ。タカチャックが粉砕。巨乳すぎてブラウスのボタンが弾け飛ぶ、って表現がよくありますけど、タカジュニアが大きすぎてチャックが壊れたという可能性が‥‥!(無)
 そんなチャックトラブルを特に躊躇いもなくスズに言える、ってのがステキですね。照れとか恥じらいとかない。まぁ、急いでるからってのもあるんでしょうけど。
 てか、早くするようにスズに言われたから焦ったあげくチャックを壊してしまった、という可能性ならあるかもしれない。だとしたらタカ兄かわいすぎるだろ。

 ラスト2本が問題の連作。カエデちゃんもいる生徒会室にチャックが壊れたタカ兄が入室。股間にはスズヘッド。「さすがスズさん安全地帯ですね」とか、「カエデちゃんがいなかったら隠すことなく即カムアウトだったんだろうな」とかいろいろ思うことはあるんですが、気になるのは他にあるじゃないですか。
 ということで、アリアとカエデちゃんが髪型シャッフル。それを行う描写はなく、いきなり結果。なんだけど、アリアは「ムチ振りたかったんだろうな」だし、カエデちゃんは「ムチのイメージ持たれちゃったからたまらず髪ほどいたんだろうな」ってのが何の説明もなく伝わって来るじゃないですか。これ地味に凄いことですよね。そして、いきなり髪型を変えてる2人の姿を見せることで、ファンに対するサプライズにもなってるじゃないですか。どう考えても驚くでしょ。そして喜ぶでしょ。間に関係ないネタを2本挟んだのも憎いですよね。気を逸らしたんでしょうね。まんまと作者の誘導通りに踊らされてる気がしますw あえて背景に大ネタを持ってくるんだもんなぁ。うまいよなぁ。
 本筋の話をするならば、男のチャックが壊れるってシチュエーションですよ。エロ漫画だったら「直してあげるわよ‥‥なに大きくしてんの」からの「出せば小さくなるんでしょ」で、エロシーン突入で決まりじゃないですか。股間に水をこぼすのと同じくらい鉄板のコース。それが本作ではスズヘッド、というのが素晴らしいですよね。本作独自のバランス。

 んで、ラスト。カエデちゃんの失神オチではありませんでした。よかったですねw
 アリアは最後に「スズちゃんが股間の権利を主張してる」といじったワケですが、この場面「カエデちゃんが股間の権利を要求してる」と言ってもよかったと思うんですよね‥‥カエデちゃん呼びはしないか。まぁ、ともかく、カエデちゃんではなくスズをいじったというのは、アリアの中で「こっちのがおもしろい」という心理が働いたってことだと思うんですよ。もしくは「スズちゃんに何か後ろめたいことがある(もしくは全部気づいてる)」ってなったか。アリアの瞬時の判断力が恐ろしいです。あくまでもスズへの追い込みを優先w


 ということで終わり。個人的には髪をおろしたカエデちゃんよりも三つ編みのアリアの方が好みでした。もちろんどっちも好きなんですが。カエデちゃんだったらイメージの中でムチをビシビシやってる姿の方がツボですw
 作品の歴史的な事件度でいったら当然ラストのネタなんですが、ギャグ的にはコトミと大門先生がズバ抜けて好きだったりします。ムツミが出てるからじゃないですよ。それを抜きにしても、という意味。

『生徒会役員共』378話の感想 - 北区の帰宅部