北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2017年38号の感想


 質問が何も変わってない。て、手抜きじゃねぇんですよ。改めて、ですよ。改めて。『競技ダンス部』パターンで終わるんだとしたらそろそろセンターカラーのお知らせが来ちゃうので、その前にもっかい聞きたいじゃない。心変わりしてないか。
 ということで、「終わる」「続く」の2択なんだけど、心変わりの人も拾いたいので無理矢理4択にしました。
 ワタシとしては、終わらないでほしいけど終わるだろうなぁ、という考えだったんですが、ちょっと最近揺れてきました。「ひょっとして終わらない……?」みたいな。終わらないのも全然アリな気がしてきた。しかし、そろそろ一区切りつきそうなので、そこで終わるかも……という気もせんではない。難しいですねw

 はい、盆休み明けのジャンプ38号ですよー。楽しみにしてた人多いでしょうけど、ちょっとだけ楽しみ以外の気持ちが湧いてしまうのがブロガーあるあるだよー。

背表紙

 ルフィであった。フランキー乗船とウソップ乗船が続くと思ったらルフィ。これは意外。
 しかし、よく考えたら今までのチョイスの中に「誘うルフィ」というシリーズは明確に存在していましたね。これは盲点。もうこの企画始まって38号ですけど、気づかなかったw 情けねぇ……

表紙

 1周年の『約束』。おめ。
 前号の感想で「表紙が『約束』は限らない……!」とか書いたんですけど、フツーに『約束』であった。ああ、2週間前に戻りたい。過ぎ去りし時を求めて
 「冒険コンティニュー」というアオリが添えられてますが、冒険感が今回のテーマなんでしょう。脱獄後の『約束』も面白いよ!!というアピールなんじゃないかな。そんな冒険感を絵的に象徴してるのがゴーグルですね。レイだけ双眼鏡だけど、基本的にはゴーグル。何とも説明しがたいですけど、ゴーグルって謎の魅力ありますよね。『ドラクエ2』もそうだし、死に設定の初期『銀魂』もそう。絵的な魅力すごいと思います。個人的には『ヒロアカ』の発明ちゃんも忘れがたい。
 ……忘れがたいけど、アニメの発明ちゃんチェックするの忘れてたわ。まぁ、どうせ可愛いんでしょうよ。堀越ヒロインで蒼井華に対抗できる唯一のキャラは発明ちゃんだと思います。

ONE PIECE』実写化のおしらせ

 おっそ。引くほどおせぇ。ジャンプで大事なニュース蔵出しするとネタバレするからアレ、ってのはあるにしても遅い。どんだけだよ。
 まぁ、とにかく、実写化です。アメリカで実写ドラマ化。映画ではない。……てか、この話前にもしたと思うので、二度手間侍。前前号かその前の記事になんか書きました。まぁ、映画化より良さそうな気がする、というだけの内容なんですがw

ドラクエ10』のおしらせ

 『ドラクエ11』じゃないぜ。『ドラクエ10』だぜ。
 『ドラクエ10』の最新パッケージ「5000年の旅路 遙かなる故郷へ」の情報。要するに『ドラクエ10 ver.4』です。なぜか「ver.4」という文字列はカットされるようになりました。いやな大人の計算がありそうですね。
 鳥山明によるパッケージイラストってのが一般ジャンプ読者的には見所なんでしょうけど、『ドラクエ10』プレイヤーは見るところが違います。具体的に超注目ポイントは2つ。小さめなポイントが2つ。
 超注目ポイントその1。ページ左上の「WEBでも週刊少年ドラクエ!!をチェック!!」というwebへの誘導に添えられた一文「新職業・天地雷鳴士など、ここで公開できなかった情報も満載だ!」。ぶっちゃけパッケージイラストよりも大事な情報ですw
 ということで、ver.4で追加される職業(の1つ)が天地雷鳴士で決定。『ドラクエ7』でのみお馴染みの職業ですね。リメイク版だとマリベルにさせると格好が可愛い。『7』だと最上位の職業でしたので、もしかすると『10』でも上位職という扱いになるのかもしれない……というのが気になる。まぁ、多分ならないとは思いますけど。非肉弾系の職業ではあると思うので、占い師を越えることが出来るのか、まさか僧侶の座を奪っちゃう??みたいなことまでワクワクです。まぁ、後者はあり得ないと思いますが。
 超注目ポイントその2。パッケージイラストのエックスくん(主人公)の装備。防具は戦士専用のものなので、職業は戦士なんだと思います。見た目装備の可能性もあるけど、そんなややこしいことはしないと思います。気になるのは、右手に片手剣、左手に盾……ここまではフツーです。しかし、パッケージのエックスくん。腰にもう1つ片手剣を付けてるんですよ。これは気になる。『ドラクエ10』のシステム上あり得ないです。てか、全シリーズにおいてあり得ませんね。武器2、盾1という装備は。これはおそらくver.4からWiiでの対応が終わります。Wii今までありがとう。足切りの影響で見た目装備の充実が予想されます。おそらくその一環なのではないでしょうか。さすがに「二刀流+盾」というのはあり得ないと思います。
 ちょっと注目ポイント1。時の妖精キュルル。「時の妖精」ですよ。『ドラクエ11』プレイヤーだと気になる単語ではないでしょうか。「えっヨッチじゃないの?」って感じ。ver.4のサブタイに「5000年」とありますが、これは過去の5000年と見るのが自然です。ヒストリカクエと絡んでくるんじゃないかなぁ、というのが『ドラクエ10』プレイヤーとしての心情……はさておき、今回のジャンプの画像のキャプションに「この場所は、過去の世界なのか…?」とあります。過去で決定じゃんw
 ということで、5000年過去に関する話になると思います。そして「時の妖精」。ひょっとしたら『ドラクエ11』と繋がってくるのかもしれない……というワクワクありません? ネタバレになるから詳しくはアレですけど。
 ちょっと気になるポイント2。黒衣の剣士。まぁ、これは『ドラクエ10』プレイヤー限定の気になるポイントです。ver.3を全クリした人だと「あーアイツかw」となりますね。「あの女じゃねぇんだ」というのもあると思います。まぁ、この話もver.3ラストのネタバレになるからアレですね。くそぅ。
 とにかく、『10』は今まで『9』との繋がりが強かったけど、ver.4では『11』と繋がってくるかもよー??という話でした。ほれほれ、『ドラクエ11』クリアした人は『10』にも興味湧いちゃってるんでしょ? やっちゃいなよ。ストーリーやるだけでもボリューム充分ですよ。ver.2は勇者の物語なのでドラクエファンにはマジオススメですよ(宣伝)。

読者プレゼント

 テーマは占星術。理由はプレゼント内容にドラクエのタロットカードがある点ですね。どこぞのハイパーメディア神絵師が「パクられた!!」とワーワー言ってたのでお馴染みのヤツ……ではない。それは花札
 あの件はねぇ、肥大した自意識と、そこそこ満たされた承認欲求がもたらした悲劇という気もするので、心の底から爆笑できないってのもあります。まぁ、それなりに大爆笑はしましたけど。ちょっと調子に乗ると人間ああなってしまうよなぁ……という教訓はあったと思うw
 ある日突然ワタシが人のブログに対して「○○が××のメタファーというのはウチのブログに書いたネタなのにそっくりマネされててそれが1番悲しい」とか言い出したら「あーいよいよ堕ちるとこまで堕ちたな……」と思ってくださって結構です。指摘が正しければ正しいほどそれは作者の意見なのでそれが1番悲しい。

約束のネバーランド

 巻頭カラー。アバンタイトルの1ページ目は本編とまるで関係のない話。いわゆる「前回までの『プリズンブレイク』は……」という部分に相当すると思います。我ながら例えが古いなw 海外ドラマってこんな感じなんだー、とカルチャーギャップを受けたのがコレなのですよw
 カラー見開き扉。ノーマンがいるので「これは生存間違いなしですわ!」と言いたくもなるけど、よく見るとノーマンだけ淡い光に包まれてるようにも見えるので、エマたちとは一線引かれた描写になってると思います。
 あとは、後ろの方にシスターがいるので笑った。
 考え出すと止まらなくなるポイントとしては、各キャラの向きでしょうか。体の向きと顔の向き。体が正面は誰もいない。斜めこちらを向いてるのはエマたち。ママは体が奥に向いてるけど顔はこちら。その他の人たちは体も顔も奥に向いてる。気になるノーマンは、体が横で、顔がこちら。ここらへんの絵で語ってくる感じは本作の大きすぎる武器だと思いますね。ぶっちゃけ充分なレベルで享受できてる自信はないですけどw

 本編。始まってすぐにある見開き。雄大な大地をその上空を飛ぶ鳥。言うだけ野暮ですけど、鳥は自由のアイコンですね。つまりエマたち。この広い世界を自由に行き来していいんだ、という感動。
 んで、エマにほだされたムジカが重要なヒントをくれる。七つのドラゴンボールを探しなさい。この世のはでっかい宝島、そうさ今こそアドベンチャー!!!!(急に歌いたいだけオジサン)
 今は完全にドラクエ脳ってのもありますけど、この次の旅のヒントを直前にくれる感じ、RPGっぽくもあると思います。『ドラクエ11』だとカミュが「ムジカが七つの壁がどうの言ってたよな 行くあてがないならさがしてみようぜ」と死ぬほどしつこく言ってくるパターンですね。話すコマンド好きなのでアレはちょっとキツかったです。カミュのことちょっと嫌いになったw
 真面目に読むならば、七つの壁がソンジュとの会話に出てきたキーワードなのかどうかが気になりますね。まぁ、今は「あーまたカミュがうるせぇヤツ……」という印象が強い。
 そんなソンジュの本心が明らかに。天然至上主義の人間愛好家でした。食べる意味で。前に土用の丑の日ツイッターで、「ウナギが完全養殖されるようになったら絶滅とか気にせず食べれるようになるけど『約束』っぽいよね」って話したんですけど、思わぬ形でヒット。悪くない指摘でした。ソンジュは天然ウナギしか興味がないグルメでした。いや、グルメというと語弊があって、信仰上、めちゃくちゃストイックな原理主義者という感じですね。エマに狩猟の方法を教えた件がこんな形で繋がってくるとはw やっぱこういう部分は極上にうまいですね。どうでもいいけど、鰻重はウナギよりもタレが美味しいと思う派なので絶滅するくらいならウナギ食べなくてもいいです。てか、マジで未だに土用の丑の日をありがたがるのはどうかと思う。いや、好きなら食べてもいいけどさ。好きでもないのに意味もない丑の日だからって食べるのはちょっとどうかと思う。『サザエさん』がそのノリだったのでビビりましたw

 本編後に、1,000名に当たる抽選のお知らせ。本作のキャラクターカードだそうです。なんと、そのカードでゲームが出来る。抽選のお知らせに2ページ。ゲームの説明に2ページ費やされてるけど、抽選が当たった人だけが遊べるゲームってヤバない? しかもルール説明のための動画まで用意されてる。この世で1,000名だけが遊ぶことを許された遊び。『約束』のイケイケドンドン感すごい。ちょっと引くw
 マジレスすると、カードは自作でも遊べると思いますよ。思いますけど、ジャンプの誌面の順番的には「抽選→ルール説明」なのでやっぱり神々の遊び感ある。

Dr.STONE

 巻頭カラーに次ぐ位置。しかも今週は『ONE PIECE』アリ。やば。人気ありすぎですわ。『約束』に続く大ヒットは本作になるのかな。
 スタートダッシュで死ぬほど大ヒット、オレも同じくらいハマってる、という意味では『約束』の方が強いかな。「そりゃヒットするよなぁ」という納得度という意味では。別に本作がつまらないと思ってるワケではない。全然おもしろい。6作の中で一番当たったのも言われてみればまぁ分かる、というのはある。

 本編。鉄とかラーメンとか『鉄腕DASH』すぎるよね、という話してたけど、ここ数週『鉄腕DASH』観れてません。当たり前だけど日曜って出かけること多いから逃しがちだよね。なんか本作にTOKIOっぽい要素見つかったら教えてください。
 そんなラーメン。前回「ホントにうまいの?」って書きましたけど、今回出てくるリアクションで最初に描かれるのが “すっげえ!”。「うまい」よりも「すごい」が強調されてますね。やっぱ作者もそこらへん最低限は気にしてたのかな、と思いました。千空はまずいけど原始人はうまいでしょ?ってのはちょっとアレだと思いましたので。最低限のバランスはさすがだなぁ、と思います。
 んで、そんなラーメンは置いといて話は進む。置いとくんかいw
 メンタリスト登場。北川景子と結婚してない方、でお馴染みの。もしくは『グランドイリュージョン』のウディ ハレルソンでお馴染みの。あの映画はほとんど催眠術だと思いますけどね。てか、チートすぎるw
 そんなメンタリスト。千空が彼の本を「ゴミ」と称してるのが印象的。あれっ、強敵って感じではないのかしら。千空が「インチキに見えるけど実は理にかなってる」とか言ったら強敵感あるんですけど。案外そうでもないのか。どんな位置に落ち着くのが分からない感じ、新キャラ特有のワクワク感ですね。
 意外と強敵ではないのかも、という話に繋がるけど、酸素供給作業を強いられるのが完全にギャグ。やっぱ本作はギャグ好きだなぁ。もうちょっとシリアス続けてもいいのに、というところでもギャグをぶっ込む。千空とメンタリストのパワーバランスがのっけから描かれたような気がします。面白いけど、今後「メンタリストすげぇじゃん」って描写できるのかちょっと心配になってくる。心配というか、気になる。これはどっちに転ぶか分からない、という意図的なバランスだと思う。

ONE PIECE

 扉連載。バルトロメオがシャンクスの旗燃やしてて笑った。バルトらしいけど大丈夫なのかそれw ただ、相手がシャンクスだからなぁ。正直どういうリアクションになるのか分かりません。いくつか選択肢は浮かぶけど、どれになるか分からない。「旗燃やしたからには命賭けろよ」ってなっても違和感ないし、「なーんだルフィの知り合いかよw」ってなっても納得しちゃう。バルトロメオ萌えという意味では後者の方がおいしいのかな、とは思います。

 本編。そうか、お目当てのケーキが食べれなくて喰いわずらってるマムと、大好物のテンポで釣られてるゼウス、という構図か。前回までゼウスの暴走がやりすぎとか思ってたけど、案外そうでもない。むしろプロメテウスが真面目すぎ。
 んで、ゼウスの食欲とナミのコンボ(偶然もあるけど)で大技ドン。相性がいいってのがあるとはいえ、ナミ大活躍だな。実力差を覆すことが出来るのは知恵のみ、ということだからまぁ納得。
 同情もクソもないけど、ゼウスちょっとかわいそうね。敵にエサ与えられて踊らされてたら爆発。あの後消滅するのかどうか知らんけど。まぁ、ナミの魔性の女っぷりが発揮されるのは嫌いじゃないです。そんな清廉潔白な女性キャラじゃないし。
 んで、サニー号では奪還戦。チョニキは分からないけど、ブルックは案外相性よかったりするんじゃないかしら。冷気でアメの自由を奪うとかあるかも。

ハイキュー!!

 センーターカラー。日向と影山のポーズが少しチョニキ感ある。
 カラー裏で応援メッセージで作る横断幕企画の結果発表。その中で、抽選で3組が今回の本編にモブとして登場。まさか烏野関係ない回になるとは不運である。てか、試合シーンじゃない場面すらあるレベル。もう「応援席に登場してるぞ」というのすら崩壊してるけどいいのか。
 本編。まずは、そんな抽選の3組。枠外に「○○さん」って書かれてるの見ると『トリコ』を思い出してしまう。まぁ、今回のはその人がそのまま出てるんだからアレより凄い話だけど。いやしかし、試合してない場面に2組ってのはどうなんだ感ある。まぁ、セリフありが1人、試合参加が1人、カメラマンが1人、リアクション取ってるのが1組、子連れが1人なので、どれもただの背景で終わらせないようには気を使いました、というのは感じる。とはいえ、作者は「えっ別の回じゃダメ??」とはなっただろうなぁw
 改めて本編。サボリ癖vs根性論。よくある対立構造だけど、そっからプラスアルファあるから面白い。根性論がまさかの客観的に分かった上で根性根性言ってる。これは驚いた。分かった上で根性論だと……?という軽いパニックなった。ケンマとシンクロ。
 個人的には、大体の場面においては根性論が間違ってると思うんだけど、今回は2人とも極端な立場なので、どっちも正しいし、どっちも間違ってる、というバランスに着地。ただ、なあなあな結論というよりは2人とも思ってたよりちゃんとしてた、という意外性も込みなので良かったかな。
 んで、時間は戻ってサルネコ合戦。根性論の是非が語られた上で、というのが味噌ですよね。根性論が問われる試合になる、ということですよ。当たり前だけど。サルがケンマ以上に冷静で理詰めな作戦で攻めてくるお話。試合の見所を紹介してたようなもんですね。そのタイミングで応援企画がぶつかってしまうんだから地獄……

鬼滅の刃

 女将さん真実に気づいて殺されちゃったけど、よく見ると包丁持って殺す気だったのね。それもなかなかの覚悟である。鬼だと知ってるなら殺せるワケないじゃん、と思うけど、まぁあの世界の一般人はそんな知識ないか。ドンマイ女将さん。
 んで、蕨姫はどうやらテレポーター。炭治郎たち、あの技で落とされた場合どうなるのかしら。この世界のリアリティーがよく分からないので「鍛えてるからヘーキ」ってなるのかどうか。
 「ババアは喰わない」って殺した直後に無惨さんから「人間食べたおかげで強くなったね」ってホメられるの笑える。「選り好みしてないで喰えよ」って怒られそうなもんだけど。そんなマイナスも見逃しちゃうほど優秀ってことなのかな。
 鬼サイドからすると、柱以外の人間は区別が付かない。なので、受け身を見てようやく隊員だと気づく。ここらへん人間に有利で帳尻とれてますね。ただ、そもそもな話、あんなビンタで人間が吹っ飛んだら「姫ってどう考えても人間じゃないよね」「けど言ったら怖いから黙っとこ」ってみんな思ってそう。隠す気あんのか。すぐ殺してるっぽいから隠す気ないか。

僕のヒーローアカデミア

 マグネは彼女。ここらへんの描写好き。元々好きだったのに『ドラクエ11』でのカマキャラが最高だったのに余計に好きになってしまう。プレイする前は正直「今時オカマって……」と思ってたけど、実際はマジ最高だったんですよね。オカマ差別ギャグみたいのは全然なくて、意外性でめっちゃカッコイイ側面もあったり、みんな女扱いしてるし、呼称はオカマじゃなくてナカマ。シルビア最高でした。てか、今回全員最高だわ……って何の話だ。
 極道組の能力によってトゥワイスとトガちゃんの能力暴露。能力を吐かせる、に限定した能力ではなく、質問に答えさせる、とかそういう感じだと思います。ただ、そうだとすると、トゥワイスの暴露の場面で “一身上の都合により俺は俺を作れない” ってのは少し気になる。強制的に吐かされてるならここもバレると思う。もっかい質問すれば聞けたけど興味ないから止めた、ってことなのかしら。
 トガちゃんの変身。血コップ1杯で大体1日。思ってたよりも燃費悪い。ボンちゃんみたいに1回コピったら一生okではないんですね。ナイフに付いた血だったら潜入操作は出来ないっぽいですね。騙し討ちレベルか。
 どうでもいいけど、ボンちゃんもカマか。ちょっとアレは無邪気に意識低い感じがあるので、ちょっとアレかも。いや、ボンちゃんはいいけど、カマバッカ周辺か。尾田っちはまだ鳥山明に勝てない……いや堀井雄二か。
 トガちゃんの煽りに踊らされまくった入中さん、アウト。デクが見つけ、イレイザーが消し、サーがハンコ。若手がゴリゴリ動いて、大人はジッとしてるだけ。ジッとしてるけど手柄はゲット、という感じが好き。あと、ハンコがアゴに当たるの超痛そうw

『ROBOT×LASERBEAM』

 最近スマホの『みんゴル』始めたんですけど、200y飛ばすのが限界なので笑いました。チーム全員300y飛ばすとか超羨ましい。てか、200yしか飛ばないのに、500yのパー4でバーディ取れとか無理ゲーでしょ。ちょっと心折れてる。何やればいいか全然わかんないし。
 とにかく全員300y。めちゃくちゃな課題出されたけど、各人何とか頑張りました、というのが結果だけ見えるのが面白いですね。みんな工夫してるのが見える。
 近代ゴルフで300yは当たり前。そうでした、本作のメインテーマはこんな話でした。そんな中、コントロール重視の主人公が頑張る、という話。近代ゴルフゲームが200yしか飛ばないのでは何でなんですかね……
 とにかく、300yチームは本作において、めちゃくちゃメインテーマを象徴するチームというワケですね。この試合が終わったとしても、最重要なチームなのは間違いなさそう。
 んで、ロボも300y。羨ましい……。「頑張ったらイケた」と突然言われると「ふざけんな」ってなりますけど、本話の冒頭に出てきたのはめっちゃチカラ抜いてるけど300yってキャラなんですよね。だったら多少無理すれば300行くのかも、と納得はできる。藤巻先生特有のキャラ付け雑すぎるやろ、という感じあったけど、話的にはものすごく機能してる。

ブラッククローバー

 キノコ魔法。ビジュアルがふざけすぎてて笑ったけど、あの世界で電話機能って相当便利ですよね。チームに1人いるだけでどれだけ全体のパワーアップになるか分からないレベルの逸材。しかしキノコかぁw
 そんなギャグにしか見えないキノコ魔法の使い手。 “あんなことを言うのは兄じゃない” とド正論。「ギャグやんw」と油断させてからの、というギャップが利いてますね。うまい。1コマだけめっちゃ格好いいコマを見せてから、再びキノコ。めっちゃいい話だけどノエルに伝えてるのはキノコです、という現実を見せてもっかい笑わせる。緩急がうまい。からの被弾でキノコ消滅、からのノエル逆襲。シンプルながら無駄のない構成である。ノエルが攻撃に回る時にはキノコが消えてる、というのが味噌ですよね。あくまでもノエル1人の手で兄貴をブチ殺す、というのが大事。いや、殺してない。

BORUTO

 当たり前のようにセンターカラー。カラー扉はサスケ。どういうこっちゃ、と思ったら本編でキーになってました。
 本編。手の印がアレして絶体絶命、かと思ったらミツキとサラダ。基本的にはサラダの方が好きですけど、今回はミツキのが好きでした。決めイーンで、間抜けに右腕が伸びてるショットが何とも可愛い。
 どら息子とのドラマ的には互いに助け合うことで真の友達になれたので、ボルトの友達にも顔を合わせられる、という感じですかね。特別サラダたちと何かがあるワケじゃないけど、ボルトの友人として胸を張って会うことが出来る、っていうの地味に感動的です。
 んで、例のカードから今度はミツキパパの話題へ。おおっ、珍しくチーム3人の話が続く感じかな。何気に全然絡みがないので少しアレだと思ってたところです。これは嬉しい。
 どら息子、「立派な大人になってパパを継いでみせるよ」じゃなくて、 “パパを支える立派な大人になる” 。まぁ、要するにサスケに憧れるボルトとまったく同じ結論ですね。構造美として感動的なのは分かるけど、パパ的には「あれっ引退できないの……?」という感じではあるw
 みんなの憧れサスケ。ボルトの印について調査中、という仕事の早さ。フツー、この手の話だとボルトの印はボルトだけの秘密でそのせいで不穏な流れになって……という感じだけど、本作は違う。大人がしっかり気づいてる。大人キャラ、師匠キャラとしてなかなかのレベルに達してる気がしますね。最近のジャンプの師匠キャラグランプリでも上位を狙えそうなレベル。親のライバルが師匠になってくれる、というのは『ドラゴンボール』のピッコロと同じですけど、ピッコロもかなり魅力的な師匠でしたよね。この捻れ構造は鉄板なのかもしれない。まぁ、『ドラゴンボール』はそもそも悟空に問題がありすぎる、という側面も大きいんだけどw

食戟のソーマ

 いい加減慣れろよ、という話なんだけど、 “改心のリアクションだー” でちょっと笑ってしまう。リアクションって何だよw いや、ホント今更ですけど。このノリ大好きですけど。
 燻製醤油の卵がけご飯はマジうまいです。別に寿司にしなくていいから燻製醤油ゲトったら絶対やるヤツ。ホントうまい。食べたい。
 司っさんのターン。審査員に無理矢理食べさせる場面が完全にアレなので最高。エロ漫画展開すぎてギャグっぽいんだけど、司っさんのキャラを考えるとああいう行動取って当然だよなぁ、と納得できるのでお見事。
 そういう面は分かるんだけど、審査員の秘部をスプーンが隠してるのにはさすがに笑った。変に隠すとギャグっぽさというか、下品な感じが増すのでエロって不思議。あそこ、隠さないで何もない描写だったら特に気にならなかったと思うんですよ。狙ってやがる……
 ということで、十傑が完勝。やっぱ強いなぁ……じゃなくて!! りんどー先輩はどこ行ったよ!!!! 焦らすのかよぉぉぉおおおお!!!!!

ぼくたちは勉強ができない

 センターカラー。カラー扉は水着の3人娘。師匠、ゴーグルじゃなくて明らかにメガネっぽいをかけてるのが気になる。えっ、プール(海)なのにわざわざメガネかけるの? グラサンなのか??
 てか、師匠の水着、『ドラクエ10』で見たことある。えっ、ちょっとマジで似すぎじゃない? デザインだけじゃなく色も完全に一致ですよ。『ドラクエ10』知らない人も「ドラクエ10 フリルの水着」で検索してみてほしいレベル。筒井先生『ドラクエ10』プレイヤー説あるのかもしれない。
 カラー裏は恒例の扉撮影裏話、という体の4コマ。中身は師匠の貧乳ネタ。改めて扉を見てみると、師匠だけ凹凸が明確に確認できる横からのショットになってるので意地悪すぎるw

 本編。まさかのゴキブリ。夏の季語だ……じゃなくて『HUNTER×HUNTER』だよ。なんという不運。こっちがデフォルメ表現してるのが貧弱に思えてしまう。まぁ、まさかあの作品とお題が被るとは誰も思わないよなぁw これは同情するわ。まぁ、1号ズレたのがせめてもの救いか。
 出前を頼んだら、この辺にリズ。いや、笑ったけど、よく考えたら先生に落ち度ありすぎるよね。かつての教育係だったら家がうどん屋くらい知ってるだろうよ。てか、出前の常連でもおかしくない雰囲気あるので、そうだとしたら余計におかしい。まぁ、面白いので別にいいけど。
 忘れてた頃に出てくるリズヘッドのゲーム好き設定。先生にゲーム好きだから文系、というのを納得させる意味でも重要なのは分かるけど、マイナーゲーム好きという設定、ぶっちゃけ上滑りしてると思う。一瞬「えっ なにこれ?」というノイズにしかなってない気がする。○○姫もそうだけど、なかったことにすればいいのに……という感じある。まぁ、それでもなかったことにしないのは本作の誠意か。
  “主語を明確にして” は良かった。掛け値なしによかった。本作の大事なものが詰まってる。それでいてちゃんと面白い。勉強設定要素も捨て感あったけど、意外とうまいですよね。
 ゴキブリが喋る件。ここらへんは好みによるところが大きくなるんだと思いますけど、個人的にはナシ。それまで良かったのに結構引いた。ゴキ惨殺は楽しかったのに。

斉木楠雄のΨ難

 盆らしくジジババ。空助はもう完全に死に設定ということでいいのかな。あれから一切生かせてない。
 トイレの蓋で熟練離婚。男女のすれ違いとしては超定番のネタですけど、しっかり面白いのは作者の地力ですね。ジジの方が “わしの方が不利益を被っておるではないか” と言ってて、それが正論だと思ってるあたりが生々しい。俺がお前より損するのは許せない、という考えがそもそもアレなのである。正直救いようがない。ただ、トイレに蓋に限らないけど、こういうことはワタシもあるんだろうなぁ、とか思うと少し落ち込む。我が家は割と女系感あったのでトイレの蓋は当たり前に閉める習慣つきましたけど、この回のじーじみたいに「あっ お前はそれが正論だと思ってるんだ……(ドンビキ)」と思われることはワタシも気づかないだけであるんだろうな、とか考え出すと恥ずかしい呪い。つらい。
 んで、作者が必死に考えたいい話オチなんだろうけど、アレいい話か?? 全然納得できなかった。それまでのくだりがリアリティーありすぎて最高だったのに比べると、ちょっと雑に処理しすぎな気がする。自分がババの立場だったら「便器汚すんじゃねぇよクソが!!」で離婚ですよ。
 てか、マジレスすると、アレを書く際に便座を下ろしてないとおかしいワケですよ。つまり、書いた後にわざわざ上げた。ころすぞくそじじい……ってならない?(ナッチャッタ)

銀魂

 英雄だって祭り上げられてるけど、ぶっちゃけこっちもアンタたちと同じ人間なんですけど……という弱さが出てくるのが良い。そもそもあの場で高杉がカムバックしたことが不死身すぎて都合いいワケで、ここらへんフェアだよね。
 ただの人間だってことはとうにバレてるけど、それでも見栄をきりたい相手が出てきてクライマックス。銃弾ってのも一瞬「坂本かな?(すっとぼけ)」と思える余地があるのがうまいですよね。
 ラストの見開き。今話の冒頭で高杉が片腕で剣をかまえるショットありますけど、ぶっちゃけカッコよくないです。空知先生の限界か……とか失礼なこと考えちゃいましたけど、計算でしたね。ラストに向けたフリでした。一度カッコ悪い高杉を見せる必要があったのですね。

 本編後に映画の感想。原作ファンのSNSでの声を抜粋。悪気ないと思うんだけど、「剣劇アクションも頑張ってると思う」は全然ホメになってないと思うよw
 「今月の秘宝なかなか頑張ってるよ」みたいなギャグになっちゃってる。

ジャンプ+特報

 まだまだ続く3ヶ月連続の毎週新連載。最近は「どうせタダだしジャンプ+の新連載くらいは追っかけようかな」と思ってたんですが、ちょっと多すぎるので読む気失せてます。軽い気持ちでは手を出せない熱量。いや、夏休みでヒマな時間多いでしょ?という層に向けたキャンペーンなのは分かるし、効果的だとは思うんですが、ワタシは全部読むか1コも読まないか、なので必然的に後者……となってしまう。
 こういう場で気軽に「なんかオススメあったら教えてください」って言える人いるじゃないですか。ワタシそれが言えないんですよ。せっかくオススメしてくれたのにイマイチだった時になんて言ったらいいか怖くなっちゃうからw 性格的に平気でウソをつくのを優先しがちなんですが、ウソつくのも誠実じゃないよなぁ……と勝手に自己嫌悪に陥りますw
 大量新連載の前の作品ですと、ギャルと吸血鬼のヤツ、好きです。都合のいいギャルは最近のトレンドな気がするけど、そんな嫌味が感じられないバランスで非常に良いです。オススメです。……ワタシの発言は一方通行なので気軽に言えるw

HUNTER×HUNTER

 かっこいいゴキブリのアップで爆笑した。ザザザザザザじゃねぇよw
 王妃が駆け引きを放棄。「面白いけどちょっと駆け引きが入り組んでてめんどくさいかも……」という読者に寄り添う完璧な展開。てか、ワタシだ。頭使って読むのも楽しいけど、そろそろ「オレはいいや……」になりそうなところで転換。うまいよなぁ。
 王子サバイバルの中で、初の犠牲者なんですけど、それがまさかのゴキブリ目線で語られる。この冷めた感じ、引いた感じがいいですね。当たり前に死ぬよ、というのがよく出てる。
 クラピカダウン。クラピカ目眩のコマが下書きなんだけど、これは演出として許容できますよね。隙あらば下書きで済ませようとするスタンス。物語とはまったく別の、メタな部分でのサスペンスがあるw
 んで、ハンゾー。そうか、ハンゾーは忍者だから誰かに仕える、というのが本職なのか。だから誰よりもショックを受ける。ぶっちゃけプロになってからのハンゾーってどんなもんなの?と全然ピンときてませんでしたけど、こういう展開だとハンゾーならではの魅力が生まれる。
 んで、4王子の念修得。天才っぷりがインフレしすぎてて正直ドン引きです。最近の本作はインフレには懐疑的だと思ってたんだけどなぁ……
 と思ってたんですが、ツイッターで「ゴンキルの修行と対になってる」というのを見て、少し印象が変わりました。マシになった。そう言われるとアリに思えてくるから不思議。不思議というか、ワタシの印象がいい加減すぎて泣けてくる。

火ノ丸相撲

 長めのエピローグなのか、次章に向けた長めのプロローグなのか、マジで分からない……。この感じ、川田先生狙ってるよね。狙ってないのかなぁ。まぁ、邪道な楽しみ方とは思いますけど、さすがに狙ってる気がしてきた。実際、めちゃくちゃ楽しいw
 元横綱による勧誘。声かけた人多すぎィィィという感じあるけど、新たに部屋を立ち上げるんだとアリなのかな、と納得できる気がする。
 まぁ、とにかくメインは打倒火ノ丸くん。火ノ丸くんに同調するのではなく火ノ丸くんを倒す。例えがどこまで通じるか分かりませんけど、星飛雄馬と戦いたいから阪神に行った花形満と似た発想。花形カッコよすぎるでしょ。これは一生レベルのライバルですわ……と思いきや最後の敵は父親
 白鵬だけじゃダメなんだよなぁ、という説得。ここらへんリアルがマンガを追い越してしまったことの弊害を感じますね。川田先生としては臨機応変に対応してきたけど、ここだけは変えられない、という感じか。とりあえず “むしろ相撲人気が低迷する中たった一人で大相撲を支えてきた偉大な横綱さ” とフォローを入れてるのが誠実。モンゴル人だからダメ、とは言ってない。ライバルがいないからダメ。
 大関くんの親への相談。そうか、この場面は火ノ丸くんには描けないのか。サラッとしか描かれないけどすげぇ感動的だったと思います。脇役ならではのバランスか。

ゆらぎ荘の幽奈さん

 扉は夜々。エロショットで女性が恥ずかしがってるのがダメ、という論調ありますけど、だったら夜々がいるぜ、という本作の強さ。正直恥ずかしがらない方がおかしいと思うのであの話はよく分からないです。
 まぁ、とにかく夜々の個性は圧倒的な無自覚にある、というのは明らかですよね。個人的にはシッポも強烈すぎる魅力ですけど。
 本編。夜々入学。新学期ネタが続きますね。前回の感想で高校デビューというのがミウラ老師の過去作『ハイスペックラヴァーズ』を踏まえてるって話しましたけど、夜々のキャラクターは明らかに『にくきゅー!』を土台にしています。『ゆらぎ荘』が好評なおかげで、ミウラ老師オールスターという様相を呈してきました。あとは『GAZER』要素も欲しいけど、おねショタは本作だと難しいのかなぁ。コガラシくん以外に男キャラを増やせるのか、という疑問はある。しかし、『GAZER』大好きなので期待は捨てたくない。個人的には「ミウラ師匠ひょっとして凄い人……?」という転換になった作品なので思い出深いです。
 んで、夜々の友達、なずな。ぺんぺん草ですね。ぺんぺんは三味線なので猫感ある。
 てか、ただの女友達って本作にとって地味に貴重な逸材。恋の話をしない女友達、というのがポイント高いです。
 んで、前回のヤンキー。どこ中ネタは笑った。何もおかしなことは言ってないけど、先入観があるとおかしく見えてしまう。
 スカジャンの件。ちょっと大人の言い分が無理矢理すぎる気もするけど、「上着だったら室内では脱ぎなさい」というのも分かる。互いにそんなおかしなことは言ってない。
 一方、突如ぶっ込まれた夢咲先生。目を隠してるというギャルゲーの主人公的なキャラクター。狙撃うまそう。新キャラ……と一瞬思ったけど、違うよね? 確かに以前にも出てる。モブにしては個性強すぎる、と違和感抱いてた気がする。ミウラ老師的にも「こんな引っ張る予定じゃなかったんだけどなぁ……」という感じなのではないか。てか、これを覚えてるのが我ながら感動ですよ(自画自賛)。他の作品だったら絶対に忘れてるw
 生徒のクラス替えはないけど、担任は替わる。そんなことがあり得るのかちょっと疑問ですけど、まぁ高校なんて1つしか経験がないので何とも断言しづらいですね。どうなんだろ。マンガ的な都合とも思うけど、そういう学校があっても不思議じゃないのかな、という気もせんではない。
 んで、話としては、元ヤンと猫。怖いと思われがちな不良が雨の中捨て犬を拾う……っていうとギャグにもなり得るレベルでベタな話ですよね。本作が今回やってるのは完全にそれなんですよ。ただ、元ヤンの登場を前回済ませ、猫は既存のキャラ。死ぬほどベタな話やってるんだけど、取って付けたような印象は全然ない。やっぱミウラ老師うまい。手持ちのカードで違和感なく出来ること、というのを適切に選択してる感。前回猫を助ける話やったら「ベタかよw」って笑いになっちゃうけど、1話置いてから、夜々との絡ませてるのが見事ですよねぇ。ぶっちゃけ、初読時は気づきませんでしたよw

『シューダン!』

 毒舌くんの女嫌いと、それを乗り越える成長って部分はぶっちゃけイマイチでした。弱いと思う。宙ぶらりんのまま処理されてる気がする。
 ただ、巨神兵の方が毒舌くんにフォローを入れるのを通じて友達が増えていく、という部分がめちゃくちゃ感動的でした。正直ここ数話で一番よかったと思えるレベル。てか、本作で一番か。サッカーを通じて友達が出来るって超よくない? 当たり前の話ですけど、それが納得できるレベルで描かれるとめちゃくちゃ感動してしまう。
 とはいえ、やっぱりビノールトネタはやっぱ好きじゃないなぁ。なんか無理矢理「ほれほれお前らこういうネタ好きじゃろ?」とやってる感がある気がする。もっと嫌な例えだと、流行のギャグを真似する母親。

青春兵器ナンバーワン

 アンヌロボ。闇が深い……と思ったらエージと同居してたんだっけ、と思い出させてくれるので爆笑した。これはうますぎるw
 零一からしたらアンヌ隊員はただの美少女だけど、そこにエージの視点が入ると同い年の仲間というニュアンスが混ざるので途端に気持ち悪さ倍増ですよね。こういう機微は本作うまいと思う。
 読者に対して「アンヌといえば?」という質問をしたら半数以上の読者が「バーミヤン」と答えると思うんですが(当社調べ)、零一がアンヌロボに対して抱いた違和感もそこ。食欲関連。ギャグっぽく処理されてるけど、一見マイナスと受け入れられがちな部分も含めて彼女を形成してるんだよ、という話ですよね。言ってることはまとも。よく考えると感動的。バーミヤンのないアンヌはアンヌじゃない。ただの美少女だったら代わりはいくらでもいる。バーミヤンだから良いのです。

『クロスアカウント』

 いくらなんでも教科書通りに雨が降ったり止んだりしすぎだろう……と思ったんですが、教科書レベルのことも出来ない作品があることを考えると、それでも本作の魅力なのかな、と思えてくる。とはいえ、幼なじみちゃんとの仲直りを雨を通じて描く、ってのは「こないだも同じことやってたよね?」という気はする。てか、やってた。
  “まさかあの真央が女の子らしい格好して来るなんて” というコマでしっかり背景にアイドルちゃんのポスターが映ってるのが良い。この当たり前レベルな演出だけど……というのを繰り返す感じ、本作の良さだと思う。まぁ、ベタなのは分かるよ。分かるけど、ベタも出来ない作品に比べると、という話。ベタとはいえ、絵で語るって大事。
 クソミソとの会話。「夏アニメ良作揃いだわ」という件はオタクあるあるなんだろうけど、本作の場合は「今までアニメの話しなかったの?」という気がしてしまう。運命の人レベルで趣味が合うって関係性だったからね。ちょっと違和感。
 いい加減に読んでるとアイドルちゃんがタマナシと同じバスに乗ってるのかと誤解しそうなラストの感じ、好きです。繰り返しになるけど、ああいう部分は本作の美徳だと思う。

『腹ペコのマリー』

  “何の前フリもなしにメガネとってる――っ” “小っちゃいコマで!!” は爆笑した。てか、完全にオレ向けのネタでしょ……と自意識過剰になってしまう。前から何度も思ってたけど、田村先生はオレが喜ぶネタを仕込むのが本当にうまいw(キモチワルイヨ)
 マリーとの入れ替わり設定、に加えてマリーの変身設定。ややこしすぎるよ、という読者の声を踏まえたかのような反復横飛びで笑った。無茶苦茶なんだけど、 “ヒュンヒュンうるせぇーっっ!!!” というツッコミがまた良くてね。ツッコむのそこかよw
 んで、マモルの悲劇。メガネウォッチャー的に見逃せないのは、タワーマンションの部屋に入ったら出てくるのがビール持ったメガネ。ビールは当然大人の象徴ですけど、メガネですね。ここらへんうまいよね。マモルと全然違う大人が出てくる、という表現なんだけど、マモルと同じものを入れてくる意地悪。
 その他、当たり前のように繰り返されるメガネ演出としては、マモルの純情が描かれるパートにおいては、メガネ越しに瞳が描かれてるんですよね。見返すと分かりますけど、普段のマモルはレンズが反射して瞳は見えません。こういう言葉に頼らない演出、何となく「いつものマモルと違うな」という印象を生み出せるのがメガネの魅力なんですね。
 ラスト。めり込みパンチならぬめり込みキック。懐かしいなぁ。やっぱ本作べるサイユだわw

スクールオブジャンプ

 扉。今週から小双葉虫さんが登場。気になるデザインは、まさかの後ろ向き。そうきたかw 地味ながらめちゃくちゃ個性が立ってる。うまいなぁ。蝉麿たちが慣れてきたのか、この企画も数こなしてきたので、個性を作るためには尖った特徴付けざるを得ない、という感じもあるのかな。
 まぁ、とにかく、最初の2人が割と優等生的な感じになったのは今になって思うとバランス良かったと思いますね。そもそもあの2人はレース的にもぶっちぎってたので、あの2人で一区切り、という感じあるのも分かる。その後が犬ですからね。唯一無二すぎる。その次の人は要素モリモリでグイグイ前に出てくる系のノリ。その次の小双葉虫さんが後ろ向き、という個性だったのはうまいさじ加減だと思います。狙ったかは知らないけど、前回の濃すぎるキャラとのギャップが利いてて見事だと思います。
 んで、蝉麿。「あれっ 今週はなかなか難しいなぁ ここにもいない……いたぁぁぁ!!!」とビビりましたw 思わぬデカさの蝉麿にビビりました。ちょっと怖い。
 ということで、背景の校舎の1階の右側です。横向き。でかい。こわい。

  • スクジャン応援歌
    • ネタもそうなんだけど、投稿者の名前の羅列も楽しいです。有名な人は大体出てくる。特に優秀応援歌の方の四番のラスト。超投稿生が連続して出てくるのでオールスター感すごかったです。
  • ミスタードジリカワ(全校朝会に出る)
    • 最終回。イイコーナーデシター
    • ほくほくほくろんさんの、ペアルック。これは蝉麿イラスト付きでオモシロが倍増するヤツ。めちゃくちゃオッサン臭い格好なので笑った。まぁ、校長はああいう格好だよなw そして、使えなイングリッシュ。
    • てか、校長ネタめちゃくちゃ多いので驚きました。意図的だろうけど、校長ネタで固められた配置になってるので「どんだけ校長好きだよw」という集団芸っぽい味わいありました。まぁ、全校朝会といえば校長ですわな。そりゃそうだ。
    • パセリ男さんの、表彰。めっちゃ優しい話なので印象的です。てか、よく考えたら最終回にピッタリのネタですね。今までありがとうドジリガワ。
    • かわせんりきさんのイラストネタ、肋木。アレ肋木っていうんだ……という勉強になるネタ。絡まってる絵面も面白いんですけど、よく考えたら朝会なのに肋木に近づくのがそもそもおかしいw
  • 文学サンド(芥川龍之介『鼻』)
    • こちらも最終回。なんだろう、校長のイラスト好き。謎の魅力ある。
    • マイタケさんの、たかし。台無し感が素晴らしかったです。たかしというシンプルな名前なのがギャップで良い。クラスの人気者って案外そういうもんかも、みたいな説得力あるかもしれない。
    • 半熟卵さんの、鼻から牛乳。とにかく長くなりがちな本コーナーでこの短さは光りますね。鼻から牛乳というネタは古典的すぎるんだけど、最後の(笑)で「ホントにそんなおもしろいか?」みたいな視点が加わってるようで好き。
    • マッキィさんの、池の尾店。とにかく店名が最高で笑った。「聞いたことないけどそういう地名あるんだろうな」感がすごいw
    • キーマカレーさんの、池袋。一文字足されて池袋になっただけで「なんだ池袋か……」となるので素晴らしい。
  • 超投稿生スペシャル名鑑
    • 5号は小双葉虫さん。おめでとうございます。
    • このページのイラスト、後ろ向きで仁王立ちしてていぶし銀感がすごいw かっこいいドン。
    • 本人セレクトと校長セレクトのお気に入りネタ。2人が一致してる文学サンドはやっぱり見事ですね。最小限の文字数で意味がガラッと変わってるので技巧派感ある。あとは、校長セレクトの誤字成語の2本がちょっと好きすぎるのでヤバイ。整合性無視の思いつきですけど、「やるからもう」は歴代の誤字成語の中でもベスト級のネタだと思います。うますぎる。
    • 200字自由作文。まさかの『レッドスプライト』好き!!! うおおおっ、マジか!! こんなところで『レッドスプライト』の話題を聞くとは思わなかったので歓喜。完全に同士やないかい(ナレナレシイ)。

磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~』

 磯兵衛が最後までカッコイイことしか言わないので笑った。春画に関しては誰よりも秀でた武士であることは明らかw
 走りながら描いてたら木にぶつかって失神。芸術のために元の体の持ち主のことを一切気にしないスタンスなので笑う。正直ひどいけど、ひどいから笑える。「芸術のため」に全幅の信頼置いてる感。
 磯兵衛と同レベルの探索スキルを見せるお犬様だけど、放屁によって鼻が潰れる。これによって磯兵衛しか問題を解決できない、という状況になるのがうまいよね。

次号予告

 巻頭カラーは『食戟』。前号もそうでしたけど、「表紙」って言わなくなりましたね。明確に使い分けてるイメージありましたけど、今号フツーに『約束』が表紙だったので、次号もフツーに表紙『食戟』なんでしょう。今後は表紙を強調することなくなったのかな。巻頭と一致しない時どうなるんだろう。
 『ゆらぎ荘』がセンターカラー。師弟でカラーやないかい。あと、なぜか兵藤くんがネタにされてて笑った。なぜそんなニッチなとこ突いてきたの……

目次

 間違い探し。本コーナー泣かせですね。顔のアップでネタを仕込みにくい。そのせいか、久々に3つ簡単に見つかりました。まぁ、本来こういう難易度、というかこういうタイプの間違いでいいんだと思いますよ。
 あと、編集部コメントの中の1つが『ベイビードライバー』ネタ? 誰が観ても楽しいタイプの映画だと思うので、近くでやってる人はオススメですよ。ジョン ハムがくそエロい。

最近原稿ノルマ後に夜中世界を救う勇者稼業という二足の草鞋!やっぱDQ面白い!
(『ぼくたちは勉強ができない』)

 筒井先生は悪魔の子。

実は僕は科学少年出身ですがこの作品はその観点ですると夢のようなストーリーです
(『Dr.STONE』)

 リーチロー先生じゃない方もなのか、という驚き。
 しかし、優等生的なコメントってつまらなくなりがちなんですけど、Boichi先生のコメントは独特の萌え感があると思います。6連弾の中だと筒井とBoichi先生が萌え的にはポイント高い。

サンドウィッチマンの週刊ラジオジャンプ」がとても面白い!毎週楽しみです!
(『斉木楠雄のΨ難』)

 面白いのでみんな聴こう。スマホでもパソでも簡単に聴けるのでオススメです。てか、麻生先生が出てもおかしくないですよね。この感じだとオファーないのか。

最新のカーナビがCDのタイトルを空中から拾って来よる。おじいちゃん感動。
(『HUNTER×HUNTER』)

 今のカーナビすげぇな!!と驚くワタシもおじいちゃん。ただ、CDというのが既におじいちゃん度高いと思います。もっと最新のカーナビだとCD対応してない、とかありそう。

お父さんが描いた漫画が載ってるんだよ~って娘にジャンプ渡したら破かれた。
(『火ノ丸相撲』)

 優勝。完全に読者を萌え殺しにきてる。これは勝てない。

エアコンだけでは暑くてサーキュレーターを導入。空気の流れを感じる…!
(『ゆらぎ荘の幽奈さん』)

 2文目が生み出す萌え感。萌えキャラとしてのミウラ老師の地力を感じる。しかし、今週は川田先生が強すぎるんですよねぇ。子供出されたら勝てねぇわw

友人のせいちゃんのお陰で関西弁はリアルに再現出来てる(はず)改めて感謝!
(『クロスアカウント』)

 今後の見所が出来ました。吾峠先生が読切の時に気にしてましたけど、作者はそういうとこ気にするみたいですね。まぁ、○○弁の○○に該当する人は気になるだろうから、そりゃそうか。インチキな言葉遣いだったら話入ってこないか。ハリウッド映画に出てくるインチキ日本語みたいなもん……ってあれはあれで独特の魅力あると思いますけどw スコシオサエテ、とか。

愛読者アンケート

 ジャンプ50周年企画について。興味のある企画が羅列されてるんだけど、すごい量なので驚いた。そして全然関わりのない企画も多いことに気づく。まぁ、読む以外に消極的だからというのは分かるけど、それだけジャンプ外の企画が多いのですね。とりあえず、『週刊ラジオジャンプ』は毎週楽しみにしてます。リーチロー先生が「ドラクエ廃人としてお馴染みだった」と自虐してましたけど、見事にうちのブログでもそのような書き方をしてたのを思い出しました。まんまと、でした。
 あと、面白かったのが、「15分暇になったら何する?」という質問。これは奥が深い。この話だけでブログ1記事作れそうなくらい。
 そもそも、TPOによって「15分」が違ってくる。電車で15分移動とかだったら、スマホかラジオ。前者は積ん読状態のブログ、ツイッター、その他ネット。後者は録音したヤツですね。
 問題は、ウチでの15分。ちょっと中途半端な時間ですよね。録画したテレビ観ようとしても大体30分の倍数必要になるので却下。観るなら1番組一気に観たい派。あとはスマホ。これはあり得る。ふらっと3ds開くってのもあるけど、15分って微妙ですよね。何をやるにも足りない。
 リアルに考えたら、ウチで突然15分の暇が生じたら「何やるにも中途半端だよクソ!!」と不貞寝するかもしれない。だ、だめ人間……。しかし、ちゃんと「寝る」という選択肢があるのでジャンプ優しいw

総括

 久々のジャンプ記事なので無計画に書いたら20k。やっぱりこのくらいに落ち着いてしまうのか。しかし、この量をこなすには最近時間が足りなすぎるんですよね……というのを2週間ぶりに痛感しました。
 やっぱ対策なしに書いても地獄しかない。

 ベスト作品。『火ノ丸相撲』かな。マジで終わるのか続くのか分からなくなる感じが個人的には刺さりました。狙ってるんじゃないかなぁ、とマジで疑問。
 次点は時間がないので考えたくないです。まぁ、困ったら『ゆらぎ荘』ですよ。毎週おもしろい。毎週ベストでいい(本企画の放棄)。

 んで、今週のベストキャラ。次点はないです。まぁ、強いて言うなら、メガネ的にマモルでかな。

  • 古橋師匠 『ぼくたちは勉強ができない
    • 水着が『ドラクエ10』のそれと完全に一致。正直ワタシとしては決して譲れないぜこの美学。というポイントです。しかも、よりによって今週の目次コメントが『ドラクエ11』ですからね。筒井先生、怪しいなぁw


ドラゴンクエスト 花札

ドラゴンクエスト 花札

ドラゴンクエストX タロットカード

ドラゴンクエストX タロットカード

レッドスプライト 2 (ジャンプコミックス)

レッドスプライト 2 (ジャンプコミックス)