北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

『生徒会役員共』439話の感想


 14巻の感想を書かないまま15巻の発売を迎えることになりそうです。14巻どうしよう。今更書いても‥‥だよなぁ。

#439

 ※マガジンと単行本掲載の話数では1つズレが生じています。当ブログではマガジンに掲載されてる話数に準拠しますが、本来正しいのは単行本の話数です。上記の話数に+1したのが単行本版の話数になります(この段落テンプレ)。

 扉はアリア。変装中。やっぱこういう普段と違う格好、というのは良いですね。漫画アニメだと特に。1つの鉄板だと思います。

 1本目から状況説明。本作にしては珍しいと思います。多分ですが、アリア関連のオチが強烈なので説明的な話になっても問題なし、みたいな判断があったのではないか。
 ということで覆面調査。出島さんの予定だけど、急用のためアリアが代役。アリアの味覚に信頼があるのは前提ですよね。味に限らずサービスの見極めができる。お嬢様としての素養の高さを感じる。
 アリアからの誘いは嬉しいけど、「覆面」という言葉が怖いのでひそひそ相談する3人。「一応確認しよう」という結論になったので笑った。疑うのかよw

 横島先生が参加して現地到着。リーズナブルなフレンチ。横島先生が説明セリフを吐いてますけど、横島先生が言うと「おいしかったら今度また来よう」というニュアンスが生まれるので面白いですね。生徒の3人が言うよりも自然だと思います。小山先生誘っちゃいなよ。
 んで、アリアの変装。当初は男装しようと思ったけど、橋高さんストップ。タカ兄が「七条家の良心」と呼んでて笑った。ちょっと同情みたいなノリあったんじゃないかしら。
 個人的に、かつてのアリアの男装がとても好きでですね。そういう意味では少し残念だったりもします。てか、あの時、男装したことを橋高さんに報告したのかな。喜んだりしたのかしら。だとしたら、そんな橋高さん見たいw

 野菜と海のミルクのスープ。この席でミルクなんて言っちゃダメだろ‥‥と思ったら案の定w 先週の「とりあえずビール」もそうだけど、横島先生は食いつく。発想が安易にも見えるけど、あーもう酔い回ってきたのか‥‥みたいな風にも見えるのでうまい。
 「海のミルク」という言葉が出てきたのは1コマ目。よく4コマ目まで我慢したな‥‥という気もしてくる。最終的なトリガーはタカ兄の「スタミナつきそう」。この発言、単独ではまだいいかもしれないけど、ミルクの話でそれはダメだw リスクマネジメント大事。

 横島先生は続く。やはり酒のチカラも相まって、という感じですね。ついには酒に関してボケを放つようになる。とはいえ、フリからの飛躍は先ほどのミルクよりもあると思う。酒も下ネタも同じくらい好き、という横島先生の価値観がよく現れたネタ、ボケだったのではないか。ワインは食欲を満たさないけど、食事中に性欲も満たしてるようにも思える。欲望に忠実だw

 横島先生はワイン、スズは食事に舌鼓。ダメな大人としっかりした子供、という流れかと思ったら、そんなことはなかった。ワインとディープキスという横島先生とは対照的に、めちゃくちゃ子供っぽいオチがスズに身に起こる。横島先生はアルコールで理性がいつも以上にバカになってると思いますけど、スズはおいしい料理に夢中になるあまり‥‥という感じかな。
 多分ですけど、スズはタカ兄がああいうことした時に拭いてあげるのが好きだと思うんですよ。まさか会長に拭かれることになるとはw

 食後。横島先生がうっかり「七条家」というワードを出してしまう。それに対してモブ店員がリアクションとってて珍しい。モブ好き‥‥がいるかは知らないが、垂涎の垂涎の描写だと思います。
 そんな横島先生のうっかり発言時、顔が完全に紅潮してるんですよね。ここでも酒かw 過去の失態を考えればマシな方だけど、下ネタ以外にもダメになってしまう横島先生。やはり小山先生の補助が必要か‥‥(好きなだけ)
 んで、横島先生の失言をフォローするアリアがオチ。メガネによる変装が落ち着いた、大人っぽい雰囲気を出してると思いますが、それがここでは人妻っぽさを出してる気がします。なんか急に色っぽく思えてきたw

 店の外にて、シノスズからの追求を受けるアリア。この構図って過去にもあったと思うけど、これを見てもまだタカ兄は気づかないのか。いや、ひょっとしたら違和感は抱いてもすぐにツッコミの仕事が回ってくるので印象が弱まってしまうのかもしれん。
 ということで、人妻発言はたまたま。焦ったアリアが何度も「たまたま」と繰り返すあまりボケを思いつく‥‥という感じなので笑った。わざわざ言い直したw
 例の発言はたまたま。たまたまたまが1つ多くなってしまいオチ。ただ、たまは2つある。
 てか、あの場に男性が1人しかいないんだから別に理由としてはそれでいいじゃん‥‥と思うんだけど、焦りとボケたい気持ちの2つが原因でしょうかw


 ということで終わり。アリアの変装がメインコンテンツという感じでしょうか。いつもの4人+横島先生という構成でほぼ全ネタ通すのが意外と珍しい気がしました。いつもなら出島さんが入るポジションですし。
 たまには橋高さんが引率に来てもいいと思うの。橋高さんスペシャル見たい。まぁ、メインにはならない線引きってあると思うので無理だとは思います。てか、今回名前が出ただけでも結構な出世だと思います。橋高さん。「執事」という注意書きが添えられてるのが珍しさの証拠。
 一番笑ったのは最後の「たまたま」ですかね。4人の関係性の面白味という意味では1本目もすげぇ良かったです。