北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

『生徒会役員共』442話の感想


 ここ数日急に寒いので風邪引きそうでした。

#442

 ※マガジンと単行本掲載の話数では1つズレが生じています。当ブログではマガジンに掲載されてる話数に準拠しますが、本来正しいのは単行本の話数です。上記の話数に+1したのが単行本版の話数になります(この段落テンプレ)。

 扉は会長。本編で大きな出来事ありますが、それとは関係ない。多分。ひょっとしたら亀について調べてる可能性もなくはないけど。

 タカアリスズからの会長で4コマ。スズだけ顔がギリギリ入る構図になってて低身長感、会長だけ引きのショットで他の3人との距離感。奥が深い。
 てか、会長だけが下ネタで疎外感ってオチやばい。生徒会のこの4人でまさかの孤立。ちょっとかわいそうになってしまうw

 ということで、むくれる会長。よく考えれば結構な悲壮感ある話とも受け取れるので、こう子供っぽいリアクションしてくれると和む。
 からのアリアでオチ。お題はペット。渦中の津田くんが温度低めなツッコミしてるのが面白い。多分そこまで深刻な話とは思ってないw
 てか、このネタ、最後まで読んでからサブタイの「さみしいのだ」を再確認すると驚く。ダブルミーニングですよね。ペットを飼ってなくてさみしいのと、さみしいから何かをナントカペットにする。うまいw

 会長のペットを考えようの巻。参考画像のハムスターが不覚にもかわいい。まさかのかわいいなので面食らいました。アップにすると凶暴なほどにかわいい生物である。あの食べ方ずるい。
 からのアリア続投でオチ。驚くほどにオチに使われる下ネタが前とまったく同じw ペットと下ネタで同じお題なのに、別物になってるのスゴイ。

 インコ。これまた絶妙にかわいい。目のデフォルメがグッとくるのかと思ったけど、案外そのままだったりするのよね。
 からのアリアが三度オチ‥‥を予期した会長がオチを奪うw 2人のツーカーを考えたら三度も続くとさすがに分かるんですね。
 てか、何だかんだで会長が下ネタでアリアとワイワイ出来てるので、最初に感じた疎外感という問題は解決してるんですね。ペット飼いたいという問題は残ってるけど、下ネタ言ったのに孤立という事態は打開できた。

 5本目。ラストに急展開。ラストページの2本に繋げる話ですね。こういう構成もあるのか。○本目を起承転結に当てはめると、1起、234承、5転、67結、という感じかしら。
 さらっと出てくるシノ10歳。髪を結ってて新鮮。あと、ネコのデフォルメ表現がムラサメくんと似てて面白い。あのシルエット好きなんですね。
 そして、衝撃の4コマ目。本作で亀ってもう頭しか思い浮かばない‥‥

 亀の名前は「亀吉」。学園長の愛亀というワケではないだろうけど、それなりに学園長が愛着抱いてるんでしょうね。わざわざ説明しに来たワケですし。
 手。手にちょっとした特徴があると思うんですよ。本作、というか本作者。最近。そういう意味で、2コマ目の学園長の手がかわいいw
 亀吉。初遭遇ではなく、以前からエサやりを手伝ってたそうです。新たなペットに行くのではなく、既にそれにふさわしい存在はいた、というオチが良い。良い話だと思います。ペット漫画描いてただけのことはある、と思います。マジで。
 亀は賢いので気持ちが伝わる。そこから「もちろんオレにも伝わってますよ」と軽率すぎる発言をするタカ兄でエンド。本人に深い意味はないし、深い意味は感じずに感動してる学園長で笑った。なんかキラキラしてるw
 てか、このオチ。タカ兄は会長にとっての亀でありペットであるってことだよね。

 ということでペット問題解決。7本目はエピローグ的な内容。新たな日常が微笑ましい‥‥と思ったら下ネタ怪獣アリアがやってきてオチ。亀と聞いて誰もが思いつくであろう下ネタを発してエンド。前のネタと、ペット問題の解決法がいい話だったと思う、ひょっとしたらいい話すぎたと思うレベルなので、それを一旦いつものノリに戻すという七条先輩の大仕事。
 しかし、本ネタの味噌は何といっても最後のスズでしょう。スズヘッドによる「NO」というシンプルにも程があるツッコミが最高すぎるw 低温なニュアンスが素晴らしい。アリアのボケがある意味で予定調和なのと非常に相性がいい。機械的にツッコんでるのが最高w


 終わり。最後のスズヘッドが印象的すぎる回でした。全体的な話としては、安易にペットと飼うのではない、という部分が本当に素晴らしかったと思います。会長の桜才学園生徒会長としての個性が強まったとも思いますし、「みんなペット飼ってて羨ましい~」というワガママみたいな描写からの解決としてこんなに収まりのいいものはないのではないか。
 よく考えたら、今週は4コマ目のアリア率異常ですねw