北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2018年02・03号の感想


 アンケート募集編。
 1年この企画やってきたけど、かなり好きな方の質問の続編。第1回は吾峠優勝です。どうせ入れたらまた勝つからハブりました……って冗談で書いてるんだけど、信じる人いそうで怖いから注意書きします。本気でハブるんだったらミウラ老師は残すよ。
 ということで、今回のメンツ。目次コメント普段読んでない人のために軽く説明をしますけど、普段読まない人は多分投票しないかw
 川田、筒井は子供ネタの猛者です。娘かわいいなぁ、というオッサンのコメントを見て、オッサンかわいいなぁ、となる。それが正しいジャンプ読者の姿勢だと思います。
 田畠、これは嫁。以前横田がネタにしてたけど、とにかく嫁の話が多い。カァーッ!ノロケデスカコノヤロウ!!という感じですね。素晴らしいと思います。
 最後に長谷川。ギャグ作家は基本的にサービス精神旺盛でみんな面白いんですけど、最近は長年連れ添った担当との別れネタみたいなのが多くてキャラが立ってる、と判断しました。ぶっちゃけ4択目は誰にするか悩んだ。コメント内の分かりやすいキャラ、というのを優先して長谷川先生にしました。
 個人的な意見としてはミウラ優勝……じゃなくて、この中だとねぇ、川田かなぁ。いやしかし、田畠も年期入ってて良いんですよねぇ。悩ましい。川田はこないだ「子供の話題は自重します」と言ってたので、そういう意味では今後も安定が期待できる筒井も強い。担当とのBL妄想が捗る長谷川ももちろん好きです。
 あと、長谷川は目次コメント以外の部分でもキャラが立ってるので強いのかも……という懸念はあります。まぁ、どっちでもいいです。
 第3回は多分ないです。そろそろワタシのお気に入りが尽きます。やったとしても、前に出てきた人の再起用。ミウラ老師でリベンジやで!!という気もするけど、吾峠入れると優勝しちゃう問題が最近マジで考えるようになってきましてね。
 正直なところ、ミウラも吾峠も最近は落ち着いてきた印象はあります。以前のような「可愛すぎかよ!!」という感じは薄まったかな、と。逆に言うと、板に付いてきた熟練度は出てきたと思いますw

 はい、合併号ですよ。なので来週はお休み。

背表紙

 1969年。69年か。アポロ11号の月面着陸の年です。アニメ『サザエさん』開始の年です。……あれっ、ジャンプより『サザエさん』のが凄いんじゃね?って気がしてきたw
 前回の68年と少し変わりましたね。個人的には68年の方がカッコイイと思う。ツボだった「漫画新幹線」は消えてなくなりました。かなしいなぁ。

表紙

 合併号ということで全員集合……と思いきやボルトがいないぞい。いたりいなかったりで謎すぎる。「いる」で固定すればいいのに。まぁ、次号は掲載号なので間違いなく出てくると思います。
 集合のテーマはクリスマス。ちょっと早くない? 次号も合併号だけど、発売日12.25ですよ。そこでやればいいじゃない。当日なんだから。まぁ、サンタは24から25にかけての夜か。
 一応、各作、各キャラについて拾っていきます。いつもそうしてた気がするし。順番はテキトー。とりあえず大きめの人から拾ってく。

  • ONE PIECE
    • 当然ながら一番デカイ。そしてルフィ&チョッパーという2キャラ選出という特別待遇……と思いきや2キャラ選出の作品もう1コあったw あの作品はこの手の場所だといつも見所になりますね。
    • 一応『ONE PIECE』が2キャラなのは、ルフィがサンタ、チョニキがトナカイ(そのまま)という意味もありますね。他の作品はこの2つから1つ選ぶ形になる。
  • 『ヒロアカ』デク
    • 最前列中央。『ハイキュー』とのジャンプNo.2争いに勝利……という感じはなくて、今回は巻頭カラーですからね。特別待遇されて然るべき。てか、小さすぎるんじゃない?とすら思うw ちなみに、デクはサンタ。髪が緑なこともあり、クリスマス感ハンパない。
  • 『ハイキュー』日向、サンタ
    • 表紙で告知するような企画があるワケではないので、完全にジャンプヒエラルキーの現れでしょうね。
  • 『ブラクロ』アスタ
    • デクを挟む形で日向とアスタ。同じく告知はないけど、この位置。ジャンプNo.4は『ブラクロ』っぽいですね。アニメ化もしたし安泰か。まぁ、逆に言うと、ヤツは四天王最弱。
    • ちなみに、アスタはトナカイ。基本的にちょっとおどけるようなヤツがトナカイやる傾向にあります。
  • Dr.STONE』千空
    • アスタの横。最前列の端っこポスターやってるのでもうちょっと優遇されてもいいんだけど、端っこ。まぁ、端っこは端っこでオイシイか。
  • 銀魂』銀さん、トナカイ
    • やっぱおどけ感ですね。体、顔の向きが1人だけ違うし、端っこってのもあり、なかなかオイシイと思います。まぁ、あのポーズされたら端にする他ないかw
  • 火ノ丸相撲』火ノ丸サンタ
    • 体格の良さではジャンプ最強ですので、サンタがよく似合う。いわゆるサンタが持ってそうな大きな袋を持ってるのは彼が唯一です。
  • 『青春』零一、トナカイ
    • 鼻が赤いのは目立つけど、配置の関係で体とツノがよく見えないので少しマズイ。
  • 『約束』エマ
    • サンタの帽子はしてるけど、服装は例のアレです。サンタというより、クリスマスを満喫してる子供って感じですね。こういうプレゼントを受け取る子供、という切り口は珍しいと思います。アイディア賞なのではないか。
  • 『食戟』ソーマ、サンタ
    • 当然のようにケーキ持参。むしろ、ケーキがあるのにこの感じは少しマズイかも。分かりやすい役割があるからこの手の企画だと、目立つこと多いんですけどね。
  • 『斉木』斉木、トナカイ
    • メガネがパーティー仕様になってて嫌々参加した感ある。はっちゃけるキャラではないので難しいとは思うんだけど、うまい。
  • 『鬼滅』炭治郎、サンタ
    • 謎の膨れ面。なんなんだろうかw プレゼントほしくてワクワクなのか、長男なのでプレゼント配らなきゃ、と張り切ってるのか。
  • 『ロボ』ロボ、トナカイ
    • 完全に自分の意志がなく、着せられた感。斉木とも近いけど、少し違う。意外とハマったな、という印象。
  • 『ゴーレム』ノア、トナカイ
    • 土→茶色→トナカイ、という連想ゲームだと思う。
  • 『フルドライブ』弾、サンタ
    • ただし、私服にサンタ帽なだけ。ちゃんと着てこい新人w ちなみに、左手にラケット。人気が確立されてないスポーツ漫画あるあるだと思います。
  • 『シューダン』ソウシ、トナカイ
    • こちらはトナカイの上からユニフォームというウルトラC。おまけにサッカーボールまで持参。『競技ダンス』がこの手の企画だと大体死んでたから、ちょっとくらい無理して目立たせてもいいんじゃないかな……と優しい気持ちになれますw あってか、まだ小学生ってことなのかな。なんでや、高校生でええやろ……ってまたつっちーの悲劇再びになるからまぁいいか。
  • 『クロアカ』
    • アイドルの方でした。サンタ。まぁ、そりゃタマナシになるはずないよな。女性キャラがそこそこ多いため、割と個性死んでるぞ……と思ったら手にスマホ持ってたw こういう不遇な配置の作品が無理矢理ぶち込んでくる感じ、正直大好きです。その部門では『シューダン』優勝ですけど。
  • リコピンリコピン、トナカイ
    • 動物キャラということでトナカイなんでしょう。ただ、赤系の色なので並びだとパッと見サンタっぽくもある。
  • 『勉強』師匠&リズヘッド
    • 異例の2キャラ選出。2人ともサンタ。ジャンプにおける『ONE PIECE』と同列の扱い……と書くと大げさだけど、単純に「1人は勘弁してくんちぇぇ」ってなったんでしょうね。ホントならうるかも出したかったんだと思う。さすがにそこまでは無理ですね。
  • 『ゆらぎ荘』幽奈、サンタ
    • 浮いてるので、この手の集合時は端っこに追いやられがちです。まぁ、オイシイとも言えるのかも。ミウラ老師の「とりあえずおっぱい目立たせときました!!」という感じが窺えて素晴らしいですw

 終わり。優勝はエマかな。1人だけ明らかに毛色が違う。

Jヒーロー大集合オリジナル伝言シート!!

 ホワイトボードっぽい紙に6コマあるので、その吹き出しに好きなの書いてね、というもの。
 たった6コマなので選出が気になるんですが、ジャンプヒエラルキーがー!!みたいな側面だけではない。『ヒロアカ』がない。そして『ゆらぎ荘』『鬼滅』が選ばれるサプライズ。後者は驚かない?
 『ONE PIECE』『約束』『ブラクロ』『ゆらぎ』『ハイキュー』『鬼滅』ね。ゴンばりに頭のおかしい提案をしたい時はエマのコマを使うといいよ。
 まぁ、とにかく『ゆらぎ荘』ですよ。ジャンプ最強のかわいこちゃんの座はいただきやでぇぇ!!と考えたい気もあるんですが、ぶっちゃけ『勉強』は2人選ばないとギスギスするのでそういう兼ね合いもあったんだと思いますw あと、テンション低めなコマでも成立するという意味でも幽奈さんは便利だったのではないか。

堀越耕平熱筆!!『スターウォーズ 最後のジェダイ』ポスター!!

 堀越先生のオフィシャルでの『スターウォーズ』仕事。大変だろうけど、死なないでw
 想像してたよりも堀越感、正確には『動物園』『バルジ』『ヒロアカ』感は薄かったですね。ちょっと意外でしたけど、多分ジャンプも『ヒロアカ』も読んでない人に見られることも考えたんだと思います。
 全体に黒と赤。これは『最後のジェダイ』の特徴ですね。そういう発注があったのか、堀越先生の判断なのかは知りませんが。ライトセーバーもカイロレンの赤十字の方が目立っております。
 せっかくの『スターウォーズ』仕事なんでいろいろ入れてみました、という感じは伝わってきます。大体すべての要素は入ってる感。強いて言えばレイアがいないのが特徴か。
 そんな中、ルークが最高でしょ。超カッコイイ。激シブおじいちゃん。リアルマークハミルを超越するレベルである。こういうの見ると『ヒロアカ』にもおじいちゃんキャラもっと増やしてほしくなりますね。グラントリノいるけど。
 肝心のレイ。蒼井華みたいなのが来るかと思ったらそんなことはなかったんだぜ。あと、堀越先生がこの仕事を任されたのに際し、どこまでの注文があって、どこまでの情報を与えられてるのか知りませんけど、レイの格好が黒い。『クローンの攻撃』『帝国の逆襲』の内容、そして『最後のジェダイ』というタイトルと予告から、レイがダークサイドに勧誘されるのでは??というのは誰でも思いつく話だと思うんですけど、そう考えると今回の黒レイは意味深ですな。一応事前情報の中にも黒い格好あるけど、わざわざ黒の方を選択した意味とは。まぁ、「黒と赤で統一したかっただけなんですけど……」という可能性も充分ありますわなw
 レイと同じ以上、もしくはそれ以上に可愛いのがBB-8なんですけど、あんまり可愛くないです。まぁ、これは映画の方でもそうで、静止画だと大して可愛くないです。あれは完全に動きによる魅力がヤバい化け物です。一応今回の堀越版でもレイの足からひょこっと顔を覗かせてますね。動きを感じる絵にしたかったんだと思います。『フォースの覚醒』観たことある人ならBB-8の動きが容易に出来ると思います。想像すると、ゲロ可愛い……
 キャプテンファズマも入ってるあたりが堀越先生の趣味を感じられますね。一応予告にも出てきたけど、前作では「思わせぶりなだけで何もしてないやんけ!!」でしたからね。新作では期待してるよ……予行でライトセーバー持ったフィンと対峙してたから大丈夫……それでも不安w
 フィンも入れる、ダメロンも入れる、あーちょっと待ってミレニアムファルコンも描きたい、いやいやC-3POR2-D2も欠かせんやろ!!という下部の詰め込みが面白い。そりゃレイとルークとカイロレンの3ショットで終わらせるのは勇気がいりますよねw もう二度とこんな機会ないだろうし。

Dr.STONE』石の世界でクリスマスポスター!!

 ポスター裏にポスター。次号も両面ポスターですので、毎号ですね。
 石の世界でクリスマスって言ってるけど、別に石の世界ではないよねw 千空たちの科学王国が発展したらこうなるといいなー、的な感じ。メカメカしいブーツからジェット噴いてる感じとかすげぇカッコイイです。赤いしアイアンマン感ある。今週の『斉木』よりある。

スターウォーズ 最後のジェダイ』のおしらせ

 ジャンプの映画ページが謎の充実をしてたけど、こないだの『最後のジェダイ』は平凡だった……と思ったら今回もっかい来たw
 これがメッポーおもしろいのである。2回目だから面白いというよりは、作り手が別人??とか考えてしまうレベル。「『SW』未体験のキミは、前作『フォースの覚醒』だけでもチェックしておけ!!」という妙なぶっちゃけ具合が楽しい。
 そもそも本コーナーの筆者もまだ『最後のジェダイ』未見という事態。それでも現在分かってる情報の中から、「ファンならここでテンション上がるよね」というのを的確に突いてると思う。多分それを読むと未見とかの人も「そこがポイントなのか」って分かることでしょう。「嫌な予感が」という部分を強調してるのは完全にシリーズファンにしか理解できないけど、分かってる人が書いてるのがよく伝わってきますw(最低1回は「嫌な予感がする」というセリフが出るのがお約束)
 そんな中、目玉は堀越先生のコメント。これはすごい。ぶっちゃけどんなに映画ページが充実しようとも映画雑誌のガチ特集にはそりゃ敵わないんだけど、これだけは確実にジャンプにしか出来ない武器ですね。
 年度が替わっても謎の充実を見せるジャンプの映画ページ「ジャンプシネマアイランド」には今後も要注目……と痛感しました。巻頭のすごい所に配置されてるし、ポスター企画もあるし、担当者にとっては一世一代の大舞台だったんだろうなぁw

僕のヒーローアカデミア』劇場版のおしらせ

 もうそろそろ連載の感想いきたいんですけど、という気持ちがフツフツと湧いてきました。
 まぁ、とにかく来年の夏に、アニメオリジナルの、長編映画が公開です。すごいね。オリジナルってのがすごい。『ハイキュー』でもこの境地には達していない。『銀魂』もない……と思ったらあった。調べたら思い出しました。2013年。忘れるワケだ。まぁ、とにかくそのくらいスゴイ。
 ジャンプ上には書いてないけど、堀越先生が全面監修するタイプの映画だそうです。こいつは忙しくなるでぇ……(シナナイデネ)
 想像ですけど、『ハイキュー』は作品の性質上オリジナルエピソードが作りにくい、みたいな弊害はあるのかもしれない。総集編の映画をあんだけ連発してるってことは儲かってるだろうから、考えたことないってのはあり得ないと思うんですよね。『黒子のバスケ』も似た匂いがする。

『オー・マイ・ジャンプ』のおしらせ

 編集部全面協力のコラボドラマ、連続ドラマが決定だそうです。すげぇ小さいスペースなので見逃すかと思った。ジャンプをテーマにしたドラマ、としか分からない。なのでファンの話なのか、集英社員の話なのかも分かりません。

ジャンプ+のおしらせ

 冬の読切祭りだそうです。出版関係は年末年始お休みでも、電子上は元気に営業中。毎日ジャンプに触れてね、という感じか。まぁ、正月はジーチャンバーチャンちに行って「お小遣いくれるのはいいけどヒマだなー」という人もいるでしょうから、結構ありがたり企画なのかもしれませんね。想像ですが。まぁ、そんなことしてるとカーチャンあたりに「せっかく来たんだからスマホばっか見るのやめなさい!」って怒られるんだろうなぁw
 読切が19連発。すごい。最後には『磯兵衛』の番外編。大御所ですね。今年はジャンプ本誌で父上ネタが見れないのが寂しいです。
 その他の読切陣。知ってる人が1人もいない。多分。なので特に読みたいとかないかなぁ。そうなると、全部読むか全部読まないか、という結論になりがちなので19連弾なのが逆効果だったりします。敷居が高いw まぁ、読んで面白かったのとか教えてくれたら読んでみようかと……とこういうこと毎回書きたいんだけど、せっかく善意で教えてくれた人の推薦がハマらなかった時にどんなリアクションしていいか悩むのが怖いんですよね。なので、教えてくれなくていいです。
 とりあえず、ソフィアコッポラの『バージンスーサイズ』、『ブレードランナー』の原作である『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』をもじった作品がありますね。そこをとっかかりに読んでみるのもいいんだけど、大体こういう人たちって名前だけ拝借して元ネタとまったく関係ないってパターン多いんですよね。「もしかしてタイトルしか知らない?」とか不安になるレベル。今連載中の『ヴォッチメン』も『ウォッチメン』と関係ないですよね。桂歌丸を期待して宇多丸に興味を示しても意味がないのと同じです。ただのラップする映画評論家です。

読者プレゼント

 テーマは鶴の恩返し。ただの「つる」だとダジャレが弱いので「たんちょうづる」に変えることでダジャレを3つ作ることが可能……という周到な判断。やはりダジャレに重きを置く従来のスタイルに回帰したのかな。合併号なのにこのクソ感……が素晴らしいですw
 大体このページのダジャレって文字のフォントで強調されるんだけど、されてない「タンチョウヅルに感動する」ってのもダジャレだと思うんですよね。ひどい、そして最高だ。

僕のヒーローアカデミア

 巻頭カラー。アバン1ページはありませんでした。そうか、そこにはポスターが入るのか。堀越先生死んじゃうもんな。よかったよかった。
 カラー見開きで第3回キャラ人気投票の結果発表。代わり映えしないメンツだけど順位がちょこちょこ変わる。新キャラとかいなかったのか……とか不安になるけど、ここらへんの人気投票の特徴も作品の個性……と直結するのもアレか。ファンコミュニティーの特徴と言った方が近いかもしれない。別に作品には新キャラ出てきてるワケですし。
 ちなみに、かっちゃん優勝。デク2位、轟くん3位。アオリが「お待たせしました」って言ってるけど、ひょっとしたら本編でバクトドの2人が出てくるまで待ってた、とかそういう説あるかもしれない。
 堀越先生は98票だけど42位。低いですね。割とファンからは愛されるタイプなイメージあったんですが。
 第4回があったとしたら、ルークスカイウォーカーに注目したいです。その頃には多分忘れてるだろうけど。

 本編。寮にバッカゲン。すげぇ懐かしいな、この雰囲気。本作の「アカデミア」要素すっかり忘れてたわ。
 1ページ使って描かれる芦田愛菜(違)と切島。そうだ、この2人もワケアリなんだった。 “大丈夫?” に対しての “………まだまだだわ” 。質問の答えになってないんだけど、例のエピソードを思い出すと納得。てか、もう充分やろ……と切ない。
 そして、ウサギが可愛いぞい。ピンと立った耳がたまらんです。
 んで、前回の巨人続報。巨人は逃がしたものの、黒霧島(違うしややこしい)はゲット。ワープを奪ったのは相当デカイと思うんですけど、それでも失敗と感じさせるのに充分な絶望感ということですかね。 “あれは歩く災害だ” って言われると、少しラオシャンロン思い出す。あっちは「歩く天災」ですね。やってて楽しいけど、何度もやるには単調&時間稼ぎがウザくてつらい、そんな天災。
 んで、仮免。試験会場にうるさいキャラが集結。轟くんの低温キャラとのコントラストが楽しい。
 トガちゃん……じゃない人、まともに活躍するのは初めてになるのか。知ってるけど、中身は知らない、という違和感、引っかかりが妙な魅力生んでる気がしますね。新キャラに近い味わいなんだけど、新キャラではない。

ONE PIECE

 マムが暴走中は砲弾がまともに機能しない。何だかんだいってマムをそこそこコントロールしてるイメージがあるので、「意図的に食いわずらい引き起こせば強くね?」みたいな気もしてたけど、デメリットはしっかりある。まぁ、そりゃそうだよな。あくまでも非常時。
 んで、今回の目玉はウサギ覚醒。別に満月と関係あるのはミンク族全般なんだろうけど、月といったらウサギだよねー、みたいなニュアンスもあると思います。ジャンプ的にはサイヤ人なのかもしれないけど。
 覚醒パワーで強くなったのでダイフクも魔神も楽勝……じゃさすがにつまらないと思います。あくまでも超スピードで翻弄して、船の機能を奪う。『ONE PIECE』だと意外と珍しい海上戦ですね。強キャラ同士のバトル以外で勝負が決する感じ、とても良いと思います。キャラも多くなったので、それぞれタイマンやるのも悪手でしょうし。

鬼滅の刃

 扉。本編とは関係ない天狗仮面がー、と思ったら当然のように本編でのキーマン。ここらへんは良いですねぇ。当代屈指の扉職人だと思います。
 あと、木彫りの兄妹は担当あたりが「これグッズ化しましょうよ!」とか鼻息荒くしてそうなイメージある。
 本編。毒作戦失敗。突然の回想が完全に「この戦争が終わったら……」なのでちょっと笑った。いや、感動的なのも分かる。
 んで、日水合体呼吸。体力がクソな状況だからここそ、この発想にたどり着いた、という感じが面白いですね。元気いっぱいの状態だとこの子すぐにヒノカミに頼るようになっちゃったからw まぁ、今思うと、あの時の「水いらねーw」という短絡的な発想は成長の助走段階だったのかな。「ごめんなさいやっぱ水めっちゃ大事です」と反省してからネクストステージ。まぁ、正直あの時の炭治郎はマジで引いたよw
 Aが活躍したと思ったら、最後にBが飛び出してトドメダー!!という引き、完全に前回と同じ。いや、今回のバトル要員の構成上こうなるのも分かるんだけど、やっぱ2回続くと少し気になる。

Dr.STONE

 次号も合併号ということで、今回ジャンプ買ったら真っ先に次号予告を見ちゃったんですよ。そしたら本作が巻頭カラーで「千空御前試合優勝!!&祝結婚!!」とか書いてあってドン引きですw こんな形でネタバレ踏むとは……
 本編。クロムが勝利後、審判に「セーフっしょ?」と確認してたのが面白かった。科学知識のない審判がメガネを使った発火を許可するのか、正直かなり怪しいラインだと思うんですけど、その件をスルーするのではなく、「確認したからね?」と読者へ目配せ。既に許可されたアイテムでも、審判が想定してなかった使い方によって武器として利用できるんだったらアウトな気もしないではないですw まぁ、ここらへんのルールの隙間を縫ってズルしまくるのが本大会の魅力なんだろうとは思いますけど。
 ギンロー暴走。カフェインの思い込みで暴走してたのと原理は一緒ですね。一貫してるw
 村人がギャグ的に “あっこれ 長とかにしちゃダメなやつだ” って言ってますけど、ちょっと待て。お前らマグマはいいのかよ。フツーにもっとダメなやつだろ。
 まぁ、そんなギャグ的なことを経由することで千空の優勝が村人全般に祝福されるようになる、という流れはうまいと思います。思うけど、マグマはダメだろw(シツコイ)
 クロムが気絶するタイミングは若干ご都合感ありますけど、安心したら気が緩んで失神、というのは割とリアリティーある気がします。

約束のネバーランド

 「このマンガがすごい」の1位に選ばれたそうで、おめでたいです。ぶうっちゃけ「このマンガがすごい」のすごさがワタシはよく分かってないので、どの程度すごいのか把握できてる自信はないのですが、とりあえず本作がすごいのは疑いようがないです。そりゃもうすごい。
 センターカラーで扉。ケーキがあるのでクリスマス仕様かと思ったけど、よく見たら違った。ただワイワイ遊んでるだけ。いやけど、モミの木探してたりもするし、クリスマスでもいいのかもしれない。いやけど、ジンジャークッキーはクリスマス感か?
 とりあえず、オジサンが可愛いですw

 本編。エマが別行動を容認するとは思えなかったんですが、「いざという時は私のことを言え」で納得。帽子の鬼の片思いでエマはその熱視線に気づいてない、と前回思ってたけど、気づいてはいないが、推理によって「私はエサになるはず」と結論づけてる。こりゃ見事ですね。読者なら当たり前に知ってることをエマは頭脳によって導き出す。
 と思ったら、帽子のオッサンはその一手先を行くので驚き。『ロードオブザリング』『バトルシップ』『アトミックブロンド』でお馴染みの「だが今日ではない」が飛び出したので個人的にはもっと驚きましたw
 エマがブチギレそうなことをやって、自分にもっと殺意を向けるようにする……ヒソカですね。アルカ編でのイルミとの会話でこんなのあった気がする。アルカを殺して、それにキレたキルアを殺して、それにキレたイルミも殺す。これはイルミの殺気を誘う嘘だったと思うけど、ヒソカなら全然あり得る思考ですよね。エマがゴンなのは過去に何度も出てきたけど、悪役はヒソカだw

J新世界漫画賞大募集中!!

 今月は少ないけど、『約束』白井のターン。セリフ量について「(本作は)多すぎると疲れると思うので、多分数えれば案外多くないと思います」とあってハッとした。言われてみればそうかもしれない。いわゆるミステリー漫画の謎解き展開みたいな文字量はあまりイメージできない。今後の注目ポイントが増えましたわ。

ぼくたちは勉強ができない

 お泊まりじゃなかった。お泊まりでターン制するのかと思ったら違った。
 んで、行き先は中学。師匠、リズヘッドが持ってない武器ですね。この女したたかですねw 女同士のドロドロ感というか、マウント合戦みたいにも見えて楽しい。
 うるかメモリー。なんだっけ、本編でやった奴なのか、ジャンプに載るような番外編でやった奴なのか覚えてない。なんかあったのはギリ覚えてる。「あの頃はライバルいなくて良かったなぁ……」というニュアンスはもちろん皆無なんだろうけど、個人的には考えてしまうw うるか嬢は何かしら勉強する目標が生まれないと本筋的には弱いと思う。じゃないと、どうしても愛人としての性質が強い(比喩ダヨー)。
 んで、親父は死んだ。急に暗い話ぶっ込むので笑う。なんでこの話になったのか正直ピンとこない。親死んだ同士で師匠相手にやった方が収まりよかったのに……とか思ったけど、暗すぎるか。見たくないわw
 からの手ギュゥゥゥゥもよく分からないのであった。「今回の山場ココデース」というのは伝わってくるけど、なんであの流れで手握るのかイマイチ。勝手に泣き出して「なんて優しい子なんだ……」の方が分かりやすかったと思うけど、それだとやっぱ暗すぎるなw もうちょっと即物的な方がいいのか。
 「うるかアイ」みたいな画風ギャグ、基本的には大好物なんだけど、そんなに変化がないので残念。ちょっと目細めただけだよね。定番のギャグだからやろうとしてることは分かるんだけど。
 中学のプールで溺れる唯我よ……と笑った。いや、足付くけどパニックで溺れちゃうのは分かるけどね(経験あるw)。多分今回はうるか嬢の飛び込む判断が早すぎただけだと思う。もう数秒待ったら唯我でもさすがに「あっ足つくわ……」となったと思う。
 んで、呼び方が変わる。あーこれは師匠の胃痛ギャグに繋がる奴だ。そしてリズヘッドは気づかない。

銀魂

 別に前にあるからといって何かが休載なワケではありません。
 不死身じゃなくなった虚から剣を奪うのが不屈の新八ってのが面白いですね。あの卍ソードがボーナスタイムの象徴のようになってる。まじ卍(意味わかってない)。
 からの徒手空拳で戦い出す虚がまた見事。絶対の不死身性がなくなったから斬られたらマズイってのに素手で戦えちゃう。雑兵の剣を奪いながら八っつぁんに攻撃して卍ソードを奪って、という流れが最高ですね。相変わらず見てて楽しい。
 神楽出陣に関しても同じ。傘で目くらまし&剣を封じて……と思ったら鞘で反撃。いちいちアイテムを使って展開させてくれるのが良い。いちいち気が利いてる。
 んで、真打ち銀ちゃん。みんな無駄死にしたかと思いきや、その時間稼ぎが、その一つ一つの傷が銀ちゃんのアドバンテージになる。オイシイとこを銀ちゃんがかっさらうのには変わらないんだけど、みんなのおかげってのが強調されてて良いですね。
 さらには、地球の中の定春と、虚の中の銀ちゃんソードの破片が同じ状況にあるってのが面白いですね。銀ちゃんの秘策は突拍子もないことではなく、ずっと定春がやってることの再現でしかない。

ブラッククローバー

  “近接戦闘ならオレの戦いの参考になるかもよっしゃぁぁぁ!!” なアスタで笑った。あの状況でそれ考えるのか。さすがすぎるw
 敵もドン引きのアネゴレオン。手はいくらでもある相手に対して “次” ってのが最高にカッコイイですね。アスタの名言に “まだだ” がありますけど、あれと逆の使用法ながら根幹は同じだと思います。
 相変わらず見開きの使い方がキレッキレだよ田畠先生。アネゴレオンの次次次!!の見開きヤバイ。複数のコマで表現しないと時間経過的におかしいことを1コマの中におさめてる。アネゴレオンが複数いますけど、速すぎて頭おかしい、ということですね。カッコよすぎでしょ……
 ゾラさん解説。罠魔法の性質上、相手の能力をしっかり把握しないといけないんでしょうね。だから解説が非常にうまい。からのアスタが “うおおおおおおアネゴレオン様スゲぇぇぇぇぇ!!!” なので笑った。同じ戦いを見ても受け取るものが違いすぎるw
 んで、アンチソード。魔法でアンチを再現するのは無理なのは何となく分かるけど、それを殴って確かめるってのが頭おかしいw 実写燃堂の策はかなり効果的だったと思うんですけどね。ハッタリだけでも、確かめられない……と躊躇させるだけでも戦闘においてアドバンテージだし、それが一切の時間も稼げずに破れる。これは相手が悪かったというか、アネゴレオンと同レベルの実力者相手でも他の人だったら効果あったと思うんですよね。たまたまアネゴレオンの度胸がどうかしてた、という不運。
 先週『モンハン』連想しましたけど、今回のラストは「連撃」。おおっ、まただ。また『モンハンクロス』。野生児で獣狩ってたみたいな話出てきたし、意外とマジで元ネタだったりしてな……(ナイナイ)

斉木楠雄のΨ難

 本編前のコラムで歴代のパロネタ紹介。一目瞭然のものからイースターエッグかよ、という小ネタまで豊富。『暗殺教室』ネタとか難しすぎるでしょ。それでいて「うわっめっちゃうまい!!」と膝を打つ。しかも、映画館の「CINEMA」の「C」が多分殺せんせーが破壊した月の形になってるよね。やばいw
 そして、『キルコ』の名前がジャンプ誌面上に出てきたことに感動しております。『斉木』の何巻だったか忘れたけど、平方先生が描き下ろしてる奴あるんだっけね。買うの忘れてたわ。まぁ、『斉木』は絶版になる心配ないし、電子版もあるので急ぐことはないんだけど、忘れたままだとマズイ。

 本編。アイアンマンスーツが絶望的にダサい。泣けてくるレベル。斉木から「ダサいだろ」とツッコミが入ればいいんだけど、入らないので悲しくなってくる。
 ただ、右の制御装置の説明をする冒頭の回想パートで石化の説明もこなさいてるのが周到ですね。ここらへんマジでうまい。うますぎてビビった。
 くーくんの “楠雄のおkとは世界に発表すべきなんだ” の話、ちょっと分かる。ちょっとっていうか、広いことを考えたらそりゃそうだよな、という納得。ここらへんは占いの「人のために使わないと」の価値観とも近い。
 てか、今回の攻防かなりロジカルでうまいですよね。普段ギャグ漫画やってるのが惜しいと感じてしまうレベル。バトル展開がめっちゃよく出来てる。ちょくちょくギャグ入るからシリアスになりきってる感じないけど、麻生先生渾身のエピソードなのがよく分かる。パンツで時間稼ぎとか、占いで時限爆弾の嘘を見抜くとか、ホントよく出来てる。

『パートスリーズ』西尾維新 河下水希

 50周年特別読切企画の第1弾。前にも読切やってたコンビが復活。カラー裏の広告で知りましたけど、河下先生、別名義で野球漫画やってたのかよ……超驚いてしまった。しかもマーガレット系列で男の野球部活漫画。少年漫画誌で女の子中心の作品やってたのに、少女漫画誌では逆に男中心の作品。何このねじれ国会。超面白いんですけど。
 どうでもいいけど、河下水希桃栗みかんってネーミング良いですね。めっちゃ良い。正直前者は「可愛すぎかよ!」と軽くドン引きする部分もありますけど。後者のダジャレ感、すげぇ良い。

 センターカラー。カラー映えしてるのは実は黒髪の三つ編みなんじゃないかと思います。三つ編み特有の入り組んだ髪の線がよく現れてると思う。
 そんなカラー三つ編み。よく見るとこの髪の毛がそれぞれ……と大オチの伏線になってたら5億点でしたけど、まぁそんなことはなかったです。やりすぎると本編読む前にバレちゃうから難しかったんでしょうね。
 本編。「つぼみ」という平仮名3文字を見ると性的興奮を覚えると共に胸がときめくので漢字にしてほしかった。つぼみ好きです(突然の告白)。
 生徒会も可愛いけど、ふらす子も可愛いよね、というのは河下先生の本領発揮という感じだろうか。ふらす子が刺さった人の多くは『ハイキュー』冴子姐さんも好きだろうから来週以降も安心である。
 科学部の探偵くんが微妙にキャラ立ってないのが残念だったと思う。直接的な出番が少ないのは安楽椅子探偵ってジャンルあるから別にいい。(厳密には部室から出てるけど)。ただ、生徒会長の見せ場の方が強くてそっちに気を取られてる間に出番が終わってしまった感。ここらへん、そこまで長くない読切の弊害かもしれない。
 んで、謎解き。野球部の三つ編みフェチと掃除してる美化委員がパズルのようにハマっていくのは気持ちよかったですね。犯人じゃなかった容疑者にも意味があるのが良い。ぶっちゃけここだけで「あー良い読切だったな」という満足感はある。
 難があるとすれば、犯人が恋するくだりが理解できない。階段を汚す憎き野球部ですよ。それが1つの謝罪で許されるどころかフォーリンラブっておかしいでしょ。せめてのあの野球部は「いつも汚しちゃってごめんな」とか言って掃除を自主的にやる、くらい欲しかった。まぁ、いつも掃除してることに気づいてくれたってだけでも彼女としてはキュンときたんでしょうけど。けど、ちょっとマッチポンプすぎると思うの。
 あと、すげぇ細かい部分だけど、お堅い美化委員ちゃんが “私みたいなのでもワンチャンあるかと思って” と言うのがどうでも解せない。「ワンチャン」なんて言わないでしょ。飛影はそんなこと言わない。
 終わり。おおむねよかった。ただ、ワンチャンは許さない。作家だろオイがんばれよ。

火ノ丸相撲

 酔っても自制心があって殴らない横綱。リアルもこうだったらいいのに……という話である。これ偶然かと思ってたけど、川田先生わざと寄せてる可能性あったりするんじゃないかしら。「こうであってくれ」みたいな川田先生の愛。
 んで、由美さんのディス。ユーマブチギレで笑った。あそこでユーマ止められてなかったら由美さん殴って、それで起きてキレた刃皇が手ぇ出して、というリアルの二の舞になってただろうなw
 レイナ様、愛の告白(相撲の話デス)。 “火ノ丸(相撲)と比べたら何でも物足りなく思えちゃって” とかエロすぎるでしょ。ヘッヘッヘッこれが忘れられないんだろ……(ポロッ)、というエロ漫画案件ですわ。
 んで、由美さんのディスは嘘。これは刃皇の「ハッパかけられてからやる気出すんじゃ遅いんだよ」と同じことですよね。似たもの夫婦。

『れっつ!ハイキュー!?』出張版-JFの楽しみ方-(レツ)

 レツ先生本誌復活きたー!!! 今年のジャンプフェスタ説明漫画は『れっつ』ですか。超うれしい。原作の特徴と魅力、そしてスピンオフ作者の資質が奇跡的にマッチした作品だと思います。ギャグ方向のスピンオフではちょっと理想的というか、もうゴールなんじゃないかな、とか思ってしまうレベル。
 ノルマである説明も多く、登場キャラが多いのに、それをキレイにこなしていくのでビビる。レツ先生天才かよ……。主要キャラはみんな見せ場ありつつ、それが説明とも密接に絡んでいて、『れっつ』ファンなら喜ばざるを得ない伊達工とか月島兄まで出てくる贅沢仕様。まぁ、ぶっちゃけ月島兄があれだけだったのは残念な気もしてしまいますけどね。『れっつハイキュー』のMVPは彼。
 さらには『れっつ』名物の『ハイキュー』の名場面完全再現まで飛び出しちゃうんだから本当に見事。レツ先生器用すぎるでしょ……出来ないことあるのかよ……。『れっつハイキュー』という作品が抱える最大の問題はレツという才能を拘束してることに他ならない。

本誌連載陣特別番外編13連弾!!

 いち読者としてはめちゃくちゃ嬉しいし、大好きな企画なんですけど、ブログ書く手間を考えると死にたくなります。めっちゃ面白いとそれだけ書く手間増える……

  • 『ハイキュー』
    • 1ページ。稲荷の日常。起承転結ハッキリしてるし、キャラ萌えもバッチリ、オチもしっかりしてて「古舘先生も化け物だった……」と恐れ入る。古舘レツのコラボとか最強すぎるやろ。もう勝てる気がしない。
    • 「もうツッコミしないからな」という宣言で始まることで、しっかりとギャグ漫画っぽさを生み出してますよね。そっから綺麗なボケで落ちるのが見事だし、「この双子には勝てない……」という稲荷の個性が炸裂してる。
  • 『斉木』
    • 1ページ。サンタ斉木の話。メインキャラを一巡してライアでオチ。単発ボケの連発なので『ハイキュー』に比べると省エネ感もあるけど、オチは笑ったわ。アプリ試しにやってみてよかった。ネタが分かるw
    • ……とかのんきなこと考えてたんですが、このオチがまさかの『リコピン』本編と被り。スゲェな、『リコピン』他の作品と被りまくりだよ。殺伐としてる。しかも『リコピン』は世界観とマッチしてるせいもあり『ぶつ森』ネタの手数多かったんですよね。『斉木』は先に出せて本当によかったと思うw
  • BORUTO
    • 2ページ。全部1ページ完結だと思ってたから最初「オチ弱すぎ!!池本先生クソだな!!」とか思ってしまった。ごめんよ……
    • てか、ここに出てくるなら表紙にも出してあげてよぉ、と思わざるを得ない。イミワカンナイ
    • またカードネタですか……とか一瞬不安にもなったけど、オチはマジで笑った。母親が萌えコンテンツとして消費されてる感、気持ち悪くてつらいw
  • 『鬼滅』
    • 1ページ。前もそうだった気がするけど、コマの進行が4コマ漫画のそれ(縦書きの順)なので一瞬混乱した。漫画の読む順番間違える、という凡ミスを犯してしまって恥ずかしいですw
    • ツッコミレスなボケ倒し、というのは本作らしいんだけど、本編と違ってどうしても「あーボケてんなー」という感じが強くなってしまうのが悩ましい。マジメな本編のノリとのギャップが唯一無二の魅力なんですよね。難しい。
  • 『青春』
    • 3ページ。初のページめくり。ギャグ漫画ということで期待されてる、もしくは押しつけられた感じだろうか。
    • 1ページ丸々使ったコマで勝負するのはこれまでの作品にはない魅力ですね。長谷川先生の省エネ術のようにも思えるけど、エージがいるのにツッコミ皆無で進むのは面白いです。
  • 『相撲』
    • 2ページ、だけどギャグとマジが1ページずつ。こういう使い方もあるのか。アイディア賞ですな。
    • 1ページ目。4コマ漫画でたまにある2本連結の8コマ漫画。冒頭の2コマが連結してるので厳密には7コマ(それでも8コマ扱いにする作品も少なくない)。読む順番も完全に4コマなんですが、番号が振ってあるのが最高。川田先生の「読みにくいといけないから……」という人柄が見えてクッソ萌える。
    • 身長が伸びた火ノ丸くんの夢。本作はギャグやらせても全然うまいから驚く。本編で全然使われない才能なのでもったいなく思えてしまう。そんなギャグ、中でも注目なのは女子マネにキャーキャー言われる夢を見てる点だと思います。火ノ丸くんってそういう願望ないと思ってたけど、あるんですねw
    • んでマジな方の1ページ。特に話はないけど、裏話としてこんなに機能してる作品もないですね。チヒロが出てきたレアリティーも含め、ファンなら喜ぶ内容だったと思います。うまいことこなしたなぁ。
  • ぼくたちは勉強ができない
    • 1ページ。ここはカラーの度に裏で4コマやってるけど、あれは実質師匠の貧乳ネタ縛りなのでこういう番外編もありがたい。てかフツーにうまい。
    • しかしアレですね。ここでも師匠の「気づく」ギャグですよ。先週の『ゆらぎ荘』コラボでも使われてた個性。筒井先生どんだけお気に入りだよ、と驚きます。うるか登場で本作の見る目変わったって人多いだろうけど、作者的にとか、本質的には師匠が「師匠」になったことが一番デカイのではないだろうか、と個人的は思います。しつこいようだけど、毒舌キャラは滑ってたよw
  • リコピン
    • 3ページ。『リコピン』番外編ではあるものの、大石先生のフリーギャグ3ページという感じも強いと思う。
    • 転生ネタは漠然とした知識しかないですけど、最近こういうのが多いらしいから今回のもそれをネタにしたんだと思います。ジャンプ的にはヤムチャが有名でしょうか。ぶっちゃけ転生ネタな時点で読むの躊躇したまま未読です。転生といったら『ドラクエ10』。常に時代を先取りする堀井ゆう帝さすがやでぇ……という感じのことしか言えない。
    • カーチャンネタが出てきたのは笑った。ギャグ作家が自虐するとなぜか頻出する母親。まぁ、街コン行って女性と触れ合ってるだけ長谷川先生よりは勝ってるw
    • てか、転生のキッカケである痛車のデザインがまさかの、三原すばる。年間ベスト読切に選んだほど好きだったんですよねぇ。まさかのジャンプ復帰である。絶対ジャンプで連載すると思ってましたw なぜかチャンピオンに読切載せたりした時にはそりゃもう驚きましたよ。間違いようのない才能だと思ってたのに、なぜか金未来杯優勝しなかったし、あの頃もジャンプ(読者)とは趣味が合わないな……。
    • 今週のジャンプは『キルコ』といい、「ギャグ作家の繋がりあったけぇ……」と感じることが多いですw
    • てか、ちんちんNGってマジなの? 『こち亀』トリビュートの『べるぜバブ』では丸出ししてたと思うけど、新作で丸出しは自主規制ってことなのかしら。あんな曲線2本くらい許してやれよ、とか思ってしまうんですけどね。『クレしん』の象さんって今どうなのかしら。丸出し界のレジェンドですよね。テレビな分、雑誌より厳しい気はする。
  • 『ロボ』
    • 1ページ。なぜか番外編では頻出するロボパパ。なんだろう、ギャグ作るのに便利なのかな。ロボとトモヤの漫才とかも容易に想像できるけど。
    • あげパンに感動したロボと、そんなロボの成長に感動したパパのすれ違い。あげパンという要素を持ってくるのも番外編っぽくてハマってるし、オチもうまい。やっぱ藤巻先生ギャグうまいですよね。ギャグ作家じゃなくても最低限のギャグやれないと、キャラを魅力的に描くのは難しい、みたいなのはあるかもしれない。
  • 『フルドライブ』
    • 3ページ。 “超絶美少女真凛ちゃんと買い食いしたい人―――?” でいきなり落ちてる感ある。ぶっちゃけ、ここでの真凛ちゃんが一番可愛いと思う。
    • 予想はできたけど、真凛ちゃんの便利キャラ感やばい。突然のギャグ番外編の仕事も簡単に乗り切れる。始まって間もない作品は苦労すること多いですけど、真凛ちゃんという逸材のおかげで安定感すらある。
    • “…私って可愛かったのか…” でオチ。超絶美少女を自称してたのにw ついに真凛ちゃんがデレたぞー!!という感じありますけど、これは要するに「本編ではこういうことする予定ないから」という作者からの宣言な気がしますね。ぶっちゃけ安易なラブコメ展開はワタシとしてもあまり嬉しくないのでこのバランスはありがたいです。まぁ、テコ入れとかでやり出す可能性はありますけど。
  • 『ゆらぎ荘』
    • 1ページ。3ページよこせよぉおおおお!!!という気もするけど、めちゃくちゃキレイな仕上がりだったので満足です。エロショットも入れつつ、ギャグ4コマ(正確には違う)としての強度もバッチリだと思います。この手の企画は前にも見たことあるけど、めちゃくちゃレベルアップしてる気がします。
    • 「ゆらぎ荘の被害者(しかも男たち)」という切り口が最高ですよね。確かに、本編ではなかなかスポットライト当たらないよなぁw ここで三羽鴉を再起用するとかセンスあると思う。そして「おひいサンタ」というダジャレの脱力感。かんぺき。
  • 『ゴーレムハーツ』
    • 3ページ。本編でもチラリと才能の片鱗は見せていた師匠(×古橋×ミウラ)との漫才。相変わらずなクオリティーですよね。なぜこの要素を本編で捨てたんだ……(ファン)
    • オチの “マスターに比べたらまだまだだね” からのツッコミも心地いいです。バチコンとツッコんでおしまい、という非常に全うなスタイルの番外編、実は本作が唯一。いいよなぁ、こういうのでいいんだよ。変に斜に構えてシュールとかフェードアウトみたいな終わり方しなくても。「なんでやねん!!ドウモアリガトウゴザイマシター」の安心感。
  • 『ブラクロ』
    • 1ページ。出てくるだけで落ちてるような存在、アネゴレオン。若き日の髪を結ってるアネゴレオンが美しいのである。やはり現ジャンプにおける抱かれたい女性キャラランキング、優勝かもしれない。

 終わり。正直疲れた。まだジャンプ半分くらいあるんだよな……終わるのいつだろ……
 どれも大満足な出来だったと思います。新人2人に安定感あったのが大きいですね。逆にいうと、本職ギャグである『斉木』『青春』は割を食ったかな。いや、面白かったけどね。ギャグじゃない他の作品も面白かったからちょっと霞んで見える。
 優勝を決めたいんですが、割とマジでむずい。とりあえず決勝進出は『ボルト』『相撲』『リコピン』『フルドライブ』『ゴーレム』の5つかな。うーん、どれも違った魅力があって良かったんですよねぇ。
 決めた。優勝は『リコピン』。決め手は三原すばるです。プラスアルファで決めるしかなかったw

『ROBOT×LASERBEAM』

 センターカラー。「ビッグフット対ロボ」という映画ポスター風。ビッグフットもかっこいいし、ロボの古くてチープな感じもとても良い。ロボなのにメガネというのがポイントだと思う。
 本編。隣のコースまで飛ばしてもO.B.にはならないんですね。無条件でなるかと思ってた。打てればいいのか。だったら意図的に隣のコース狙う人が出てきてもおかしくないけど、狙ってやったら怒られるんだろうなぁw
 ロボ不調の原因。友達には勝ってほしいから。「友達の勝利を願わない人がどこにいますか」と言い換えると突然横綱夫人っぽくなる。ロボに人間みたいな感情が芽生えてますね。感動的だ。『勉強』のリズヘッドと並ぶ二大「人間の感情が理解できない」キャラだと思うけど、やっぱ主人公でメインテーマな分、こっちの方が扱いは大きかったり、多いですね。
 殴るくだりは笑った。ドリアンは片言だから言葉から感情が読み取りづらいので、殴る時に優しさが見えなくてマジ怖いw
 んで、吹っ切れた(吹っ飛んだ)ロボがホールインワン宣言してエンド。まぁ、今までのロボの精密さを考えたらそんなにおかしくない話だと思うけど、いざ堂々とやられると「マジかよw」って面食らってしまう。とはいえ、ロングホールではグリーンに分があるので、それ以外で差を縮めるんだったらパー3でホールインワンになるか。理屈は分かるけどw

ハイキュー!!

 再び日向がレシーブを見せて影山シャウト。読みながら「かっこよすぎやろ……」とか思ってたら、影山が平然と日向スルーするのでずっこけましたw そうだった、日向は囮なんだった……
 からの完全な運で失点。もちろん粘った稲荷がスゴイってのはあるんだけど、最終的にはどうしようもない運。それに対するミカちゃんの “惜しかったねー” ですよ。なんという平熱w 大将くんですら同情的になってたのにミカちゃんの冷めた一言。最高である。
 お通夜ムードを打破するのは日向のネアカであり、影山の子供じみた意地っ張り。影山の「ナイスレシーブ」の件は先週から描かれてきましたけど、それがこういう形でチームにフィードバックされるんですね。ギャグっぽいけど話の流れがキレイなので痺れた。
 んで、サムの飯の例えが秀逸。めちゃくちゃ分かりやすいし、何より烏野の雑食性を別の角度から語ってるんですよね。直接言葉としては出てこないけど、烏野の「雑食」を誰よりも体現してるのが日向。
 食欲オバケみたいな話になると少し『トリコ』なんかも思い出してしまいますねw しゃくしゃく。

ゆらぎ荘の幽奈さん

 扉。ウェットスーツな紫音ちゃんが可愛い。いやそれよりもカッコイイ。エロとか可愛いみたいな角度しか考えてなかったから思わぬ魅力が飛び出してきてビックリです。
 先週話したミウラ老師と貧乳の件。雲雀以外ですと仲居さんもいるんですが「あれはロリとかペドの領域だからな」と思って除外してましたが、今回紫音ちゃん。なんだけど、結局のところ彼女も幼さが強調されたキャラクターですよね。パンツのくだりが一番分かりやすい。そう考えると、ミウラ老師の中でぺったんこは幼さと同じ括りなんだと思います。ミウラ老師の貧乳観、ヘンだと思うw

 本編。シャワークライミングとか初耳。初耳だけど、行為自体は見たことある。名前あったのか。てか、この温泉郷の観光資源ヤバイ。フェスの段階で、想像以上にデカイ……ってビビったけど、フツーに大人気観光地でもおかしくなさそうな雰囲気ある。ちょっと田舎で牧歌的みたいな認識だったので改めないといけないかもしれない。
 幽奈さんがマブイので焦る紫音ちゃん。「マブイ」いいなぁw てか、フェスの影響がこんな所に出てくるのは驚きでした。全然考えてなかったけど、そうか、紫音ちゃん的には初幽奈さんか。マブくてビビるのも納得だわw
 ツアーガイドの先輩が頭おかしい……けど田舎の観光地の人がカップル向けに頭おかしい企画考えるって意外とない話ではない気がしてきて泣ける。岬にベンチ置いて……みたいな所めっちゃありますよね。見る度に頭悪すぎて頭痛がしますが、そんなもん。それを本作の世界でデフォルメすると、ああなる。本作はカラッとした陽性なエロだからそんなに気にならないけど、あのコースが実際に運行されたら、いかがわしいことになって犯罪不可避だと思うので中止でよかったw
 先輩が面白いのはあくまでも「良かれと思って」が基本にあるからだと思うんですよ。アレで恋仲が進展するとマジで思ってそうだから狂気を感じる。常に笑顔で明るい感じとか笑えるんだけど、たまに怖いw ラストに混浴させた後にお茶飲んでるトコとか「良いことしたわー」みたいな顔してて狂気。
 ラストのエロ。ザキミヤちゃんはコガラシくんの顔の方見てるけど、一番危ないのは股間が「これ絶対入ってるよね」になってる方なので、気にする基準がおかしい。あと、どうでもいいけど、その前の場面でコガラシくんの股間をザキミヤちゃんのおっぱいで隠す構図がめっちゃ好きです。

『ゴーレムハーツ』

 ナンバーワンの孫のゴーレム、いろいろ便利能力が備わってるのね。ゴーレムって基本的に一点特化で、必要になったらその都度プラスしていく感じだと思ってたけど、標準装備の時点でレベルが違う。まぁ、見えないトコで筆で描き描きした可能性もなくはない?
 んで、試験官さん、受験生が死のうがお構いなし。ここらへんの感じよく掴めてなかったんだけど、かなりハードな話なのね。『HUNTER×HUNTER』の試験ばりに人が死ぬ。その上、死ぬかもしれない受験生にガチ仕事をさせる。ひでぇ話だw 受験生が死ぬのがアリなら合理的なのかもしれないけど。
 まさかの双子。分け目が逆なのが笑える。親切だなぁ。 “血もつながってねー赤の他人だろが” と言ってたのは納得ですね。家族の中でも自身の分身とも言える双子がいるので。双子とそれ以外という価値観に偏っちゃうのも少し分かる。

青春兵器ナンバーワン

 ビーチハイキュー。こんな時に限ってツーがそこそこ活動してるので笑った。結局は電池切れだけど、いつもは切れるのもっと早いじゃん。
 今週も博士ぶっぱ。まさかの展開だ。本気(と言うのもアレだが)の零一たちに真っ向から勝負して勝っちゃうって強すぎるっしょ。マッポの未来は安泰だ。運営がポンコツだからダメなんだろうけどw
 博士の変身シーンは妙に熱いので好き。地味にこういう場面それっぽく描くの器用よね。本作の武器だと思う。

食戟のソーマ

 扉が入学時のソーマくん。イメチェン前だから違うってのももちろんだけど、顔つきとかも今と微妙に違うのでスゲェ。ここらへんの機微は見事ですね。厳密にいうと、あの頃の絵とはかなり変わってるんだけど、今描いた昔のソーマくん、というよく分かんないバランスが成立しちゃってる。
 本編。敗戦後も働く美作くん。チームプレーにも貢献し、負けた後も大活躍とか美作くんほぼチート疑惑。タクミくんがあんなに敵の動きを操れたのは美作くんの協力もあったのですね。敗戦という経験が生かされてるだけでも説得力あったけど、そこにさらに上乗せ。
 負けるイメージ、そして1本じゃ敵わない強敵、そっからの今週のソーマくんのターンが見事でした。ちょっと本作の集大成というか、「イイ最終回デシター」という感動すらあるレベル。出会いによる成長をこれ以上ない形、理屈の通った展開で見せてますよね。無数の刀のイメージもバッチリはまってるし、本作の出せる理想的な1話という感じなのではないか。
 無数の刀に囲まれてるショットは少し『十三人の刺客』思い出しましたね。三池崇史版。みなごろし

『フルドライブ』

 各自スタイルの話をやった後に出てくるのが何でもやるオールラウンダーで、その強みは相手の嫌なプレーをする。要するに得意なスタイルをさせない、潰すワケですね。まだまだスタイルの話は続いてる。それでもストロングスタイルを押し通せるか、という話。という試練。
 自分が前に出て、相手を下げれば、逆に相手の得意プレーを崩せる……というのが間違い。下がろうと構わず打てる。ぶっちゃけ「天井当たっちゃうよ!!」と反射的に思いましたけど、ああいう盛大なハッタリ好きよ。あの放物線だったら絶対無理だと思うけど、マンガっていいなーw
 一応「こんな高い天井知らない」って言ってたけど、絵的にそれよりも放物線の最高到達点の方が高いと思うの。……そんなこと考えながらもっかい読み返してみたら、本話、しっかりと天井の高さがハッキリ視認できるコマ結構あるんですね。たしかにダダッ広い印象を受けるショットは複数ある。けど、あの放物線はそれを越えるようにしか見えない。そこがいいんじゃない。いや、ダメな人がいそうなのは分かる。

『シューダン!』

 ケツ脱出。同期スタートでの泥仕合ですね。ジャンプ名物だと思う。誇れるもんではないけどw
 本編。ヤマトが電話かけるまでマジで説明だけだったのでビビった。今週もダイジェストみたいな内容になるのかと思った。ならなくて本当に良かった。基本的に、電話とかLINEが状況を打破するんですね。スマホ便利。かがくの ちからって すげー!
 んで、同窓会。大会を途中でほっぽりだして以来最大の山場なのは分かる。感動的だと思う。ただ、最近の本作に感じる、というか本作に乗れないのは別にあるのですよ。今回も感動はあったけど背骨がない。本筋、縦軸がない。結局今どこに向かってるの?という宙ぶらりんな気がする。最初は小学生が男女混合でサッカーする話だったし、途中はエンジョイ勢がガチ勢に転向して大会を目指す話になって、今。何なんだろう。次回同窓会が終わったら出てくるのかな。一応今も大会やってるらしいけど、全然興味あるようには見えないし。

『クロスアカウント』

 扉ナシだった。やっぱ先週クリスマス先出ししたのはそういうことか。おかげでめちゃくちゃ早かったと思うけどw
 本編。リアルで会って説教ターイム。リアル青春ってめっちゃ尊いぞ、という話で終わるかと思ったら、タマナシの “アイツは俺を100%好きで居てくれてるのに” から様子が変わる。ちょうどこのセリフのコマは男装の顔アップだし。このセリフの「アイツ」をタマナシだと置き換えることが出来ますよね。
 んで、男装がブチギレ。説教が通じないとキレて手ぇ出してくる感じ、マンガみたいな男同士のケンカだw しっかり顔が怖くなってるけど、要するにアイドルちゃん一世一代の大芝居ってことなんでしょうね。男装を解いた後の見せ場での顔がめっちゃ悪人面してるのが最高でした。ここだけ見たら「犯人はお前だったのかー!!」みたいなドンデン返し系の場面に見えるw カイザーソゼ!!

『トマトイプーのリコピン

 メメちゃんに妹属性追加で近親相姦かと思ったら違った。近所のお兄さんか。
 そして問題の『ぶつ森』ネタ。『斉木』本編とは被らないけど、番外編と被る。バッティング率たけぇw
 カロちゃんの “もぉマヂ無理 リスカする” 。やっぱカロちゃんは良いなぁ。本作はキャラの魅力というよりは話とかネタのクオリティーで好きになったタイプだと思うけど、カロちゃんだけは別格。「コイツが出てくりゃ大丈夫」みたいな安心感。
 ビール瓶とカラオケのリモコンでかわいがってもらってたメメちゃん(違)。『火ノ丸相撲』があるんだからそこはイジってあげるな……と思わんでもないけど、あんだけの大ネタ、無視しろってのも酷だよなぁw
 カロちゃんの恋愛論“恋愛とは図々しさよっ!” 。『ゆらぎ荘』のザキミヤちゃんなんかは「告白されるってつれーわ」という地獄のミサワみたいな領域に達してるのでいろいろと話が合わない。なぜか人間のラブコメの方が荒唐無稽なロジックになってる。なってるけど、それなりの説得力を持って成立してるから変な作品だw
 んで、学業運の実を渡して告白失敗。本作って意外とこういうオチ好きだよね。ぶっちゃけ学業運は月の形って提示するやり方がちょっと強引だった気もするけど、ゴリラ課金のくだりでチラッと売れ残ってる学業運の実を見せてるのはうまいですね。ついでに言うと、メメちゃんが男のためにゴリラ課金してなくて本当によかったw
 最後にまったく関係ない話になりますけど、リアルでのバーニラバニラ高収入のリミックスコンテンスとで高野政所が優勝したそうで、マジめでたいです。

次号予告

 巻頭は『Dr.STONE』。『ハイキュー』『ヒロアカ』に続くと考えるとスゴイ。合併号なので表紙を独占できないので少し可哀想な気もしますけどね。まぁ、本作は今後も表紙バンバンやるだろうから大丈夫か。
 両面ポスターは次号もあって、『食戟』と『鬼滅』。前者は「肉魅と秘書子のがんばれ!がんばれ!反逆者&アニメ応援ポスター!!」。がんばれのくだりはエロ漫画的な使用法を考えてしまうけど、裏が『鬼滅』なのでそっちが正解だろうなw
 特別企画で気になるのはゲスト作家による『ONE PIECE』4コマでしょうか。ここでのゲストが現連載陣なのか、それ以外なのか。後者だとマジでめちゃくちゃ豪華な人たちが召喚される可能性あるけど、そこまでスゴイと予告しないと損だから連載陣な気もする。

目次

 OK読者GUYのコーナー。先週「ツイッターっぽい感じ?」とか言いましたけど、見る目なかった……。全然違います。作者の目次コメント風ってことだったんですね。ちょっと考えれば分かっただろうに。泣ける。
 そんな読者コメント。初回なので意図的に選んだんだろうけど、めちゃくちゃ作者の目次コメントっぽい2つ。波風のない感じが素晴らしいです。募集意図を把握してこの感じに書いたんだとしたら、この投稿者2人めちゃくちゃセンスある。
 厳密には作者の目次コメントよりも少し文字数が多いですね。まぁ、あんだけ少なかったからムズすぎるので納得。
 とりあえず、昨年度の間違い探しよりはワタクシの好みだと思います。楽しみなコーナーが増えました。

スクワットをガチめにやったら筋肉痛がやばいです。トイレに座るのがキツイ。
(『ROBOT×LASERBEAM』)

 キングオブトレーニングとか、キングオブフィットネスと呼ばれるスクワット。精力が付くらしいよ、と聞きつけて凝ったことありますけど、ガチめじゃなくても意外と難しいです。膝が前に出ないように膝を曲げる……だと……?と真剣に悩みました。ケツを突き出すように、ということなんだと思います。運動神経ないんだよなぁw

可愛いティッシュとマスクありがとうございます!初めて見たミントマスク!
(『鬼滅の刃』)

 恒例の貢ぎ物紹介。ミントマスクって何やねん……と思わず調べてしまいました。なるほど、スースーする匂いで花の通りをよくする、とかそういう感じか。アイディア賞ですね。

近々娘の保育園が移転で遠くなるとの情報が、近くて助かってたのにしょんぼり
(『ぼくたちは勉強ができない』)

 娘ネタの猛者筒井先生ここにあり。娘に気を取られがちだけど、「しょんぼり」とか言っちゃうあたりも筒井先生の魅力である。可愛い。

龍馬が教科書からなくなるのは寂しいが、その魅力を一行でまとめられても寂しい
(『銀魂』)

 なるほど、と後段でなった。まぁ、龍馬人気はちょっと異常なレベルなので教科書から無視されようと問題ないとは思います。

前の週で不甲斐ない原稿を載せてしまいすみません。頑張ります…!
(『ブラッククローバー』)

 ドンマイやで。むしろ休んでほしいレベル。

なんでこう合併号のタイミングで長編やるんだ!とお怒りの皆様、僕もそう思う
(『斉木楠雄のΨ難』)

 言われてみれば確かにw しかも休載もあって、ちょっと飛び石連載みたいなことになってますね。

これを書いてる今、日馬富士引退の知らせが。まさかこんな形でなぁ、悲しい。
(『火ノ丸相撲』)

 奇跡的なシンクロを連発してますよね。少しは意識して寄せてるのか?とか疑ってしまいましたけど、違うのかしら。

野菜や魚を食べるよう気をつけてるけど原稿後のビールとカップ麺が最高過ぎる
(『ハイキュー!!』)

 古舘先生の体型の変化にご期待ください。

和のきなこしろくまが美味しいです。抹茶味ときなこ味は外れませんな。
(『ゆらぎ荘の幽奈さん』)

 食べ物の話をするミウラ老師が安定して可愛い。「外れませんな」という語尾の萌え感スゴイ。

打ち合わせの度ケーキをもりもり食べます。作業中もケーキをもりもり食べます。
(『ゴーレムハーツ』)

スタッフの横山さんがつくってくれた味噌汁が美味。朝に飲む味噌汁は沁みるー
(『フルドライブ』)

 気づけばみんな食べ物の話をしてて笑った。

愛読者アンケート

 読切についてと、マンガの実写化映画について。うへぇ、全然観てない。まさかのゼロ……と思ったら『無限の住人』観てた。やったぜ。まさかのキムタク。
 観てないけど評判は良かった作品は結構ある気がする。『帝一の國』とか「ナメてたごめん……」って人続出してたイメージ。思えばアレもジャンプ系列か。今年のジャンプすげぇな。49周年の方が充実してるんじゃねぇのw
 流行語。ずらっと36コ選択肢があって圧巻。年を重ねるごとに「マジで知らないの混ざってるんですけど……」と絶望する数が増えてる。ちなみに今年は5コ。ジーッとしててもって一体どこの業界なの……(調べた。まさかのウルトラマン!!)
 知ってるんだけど「それ今年流行った??」と心底疑問なのが、閉店ガラガラ。どういうことなの……。個人的には『向上委員会』でお馴染みだけど、多分違うでしょ。

総括

 長い。先週よりもさらに長い。やっぱ合併号つらいわ。

 ベスト作品。『最後のジェダイ』関連にしようかと思ったけど、今週は『食戟』で。すげぇよかったです。
 次点は他に『斉木』『れっつ』、それに番外編。『斉木』は「意外とバトルうまい!!」と驚きました。

 ベストコマ改めベストシーン。『ブラクロ』のアネゴレオンの見開きです。次次次のヤーツ。ホントよかった。

 んで、今週のベストキャラ決めて終わります。こちらは次点から。次点は2つ。

  • ドリアン グリーン 『ROBOT×LASERBEAM』
    • とにかくカラー扉のビッグフットが最高すぎた。
  • カロちゃん 『トマトイプーのリコピン
    • 「もぉマヂ無理」のLINEスタンプ欲しい。

 んで、今週のベストはこの人。

  • 美作昴 『食戟のソーマ
    • ギャグ的にも面白いけど、ソーマくんが強くなる理屈としてめちゃくちゃ理にかなってる。それでいてそれが本作の根幹たるテーマと密接に関わっているのでベストキャラ不可避。


このマンガがすごい! 2018

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  • 発売日: 2017/12/09
  • メディア: 単行本
群青にサイレン 1 (マーガレットコミックス)

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れっつ! ハイキュー!? 4 (ジャンプコミックス)

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  • 作者:レツ
  • 発売日: 2017/03/03
  • メディア: コミック
斉木楠雄のΨ難 24 (ジャンプコミックス)

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  • 作者:麻生 周一
  • 発売日: 2018/01/04
  • メディア: コミック
火ノ丸相撲 18 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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