北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

『生徒会役員共』452話の感想


 ジャンプとマガジンの休みの週が交互に来てくれると嬉しいです。

#452

 ※マガジンと単行本掲載の話数では1つズレが生じています。当ブログではマガジンに掲載されてる話数に準拠しますが、本来正しいのは単行本の話数です。上記の話数に+1したのが単行本版の話数になります(この段落テンプレ)。

 扉はアリア。柔道部ブースト期間だと思ってたけど違った。特に本編に即したものでもない感じだし、通常運転に戻ったのかな。

 星恍女学院にカチコミ。由緒あるお嬢様校だそうです。桜才も結構そういうイメージありますけど、それ以上にってことなんでしょうね。
 んで、いきなり星恍柔道部のみなさんが登場。3人。本編で試合が描かれたのも3人なので、ひょっとして試合が3人制だったのかしら。柔道詳しくないので団体戦のルールが分からないんですが、漠然と5人なイメージが強いです。
 そんな相手チーム。センターってのはあるけど、あの人が一番の実力者とは思わなかったです。一番おっとりしそうな子が実は‥‥ってバトル漫画的でちょっと熱いですね。
 ボケは畑さん、それに会長が絡む(絡まれる)。柔道部の面々はもうスイッチ入ってるのでボケを入れる余地がないってことなのかな。試合に向けての緊張感をあおる‥‥とそこまで大げさなもんではないけど。

 畑さんが天才柔道少女に気づく。ここでスズが「頭脳なら私も負けてませんけどね」と突っかかるのが不思議というか、オチに向けての都合があるのかなと思ってたんですが、後のムツミのネタを読んで納得しましたw いや、スズがムツミほど乙女ちっくなことに一喜一憂するかは怪しいんですけども。
 前段では強敵の紹介をしつつ、後段ではアリアが安定したオチに向かう。アリアがいればどっからでも大丈夫、みたいな信頼のようなものを感じますw

 初戦。トッキーが出るも負ける。開始1コマで結果が出てアッサリしてんなー、と思ったら驚愕のオチでした。本作の歴史の中でボケない4コマってのはそこまで珍しくないですけど、ここまでエモーショナルなのは珍しいでしょう。
 柔道に対して冷めた態度が多かったトッキーがまさかの。成長を感じますね。まさかここまで大きなドラマが語られるとは。それに気づいたコトミの反応も素晴らしいですね。思いやり、友情を感じます。柔道部のマネージャーとしての気配りでもありますが、それ以上にトッキーとの関係性あっての反応でしょう。コトミの行動でこんな感動させられるとは‥‥(若干失礼)。

 第2戦‥‥とは明言されてない。ひょっとしたら第4戦。チリ。ムツミとトッキーの実力は均衡しつつ少しムツミの上、というイメージがあったので、トッキーが負けたらチリも負ける‥‥と思いきやですよ。ここは柔道部初期メンの意地という感じでしょうか。もちろん相手の実力とか、相手との相性とかもあるんでしょうが、柔道部としての2年間(作中で)の経験、成長が現れたんでしょうね。
 そして、オチはコトミ。ボケる相手、ボケるシチュエーションは選んでるんだな‥‥と感動してしまいますw まぁ、これはボケるというよりは、コトミの好きな展開が来てテンション上がってるんでしょうけど。

 大将戦。当然ムツミ。2戦連続で1コマ目で結果が出たので、1コマ目で「始め!!」だと盛り上がりますね。緊張感が少なからず生まれてると思う。
 コトミが希望するパワーアップイベントはなかったけど、やる気充分で押せ押せなムツミ。ここでの2コマ目は本作史に残る迫力のバトルシーンだと思います。貴重だ‥‥
 んで、ムツミのやる気の正体でオチ。会長が理解できない感じでしたことを考えると、ちゃんとそれを把握してる畑さんがスゴイ。あの人ああいうの好きだから、というのを分かってるw
 そんなオチ。これはムツミの代表作的なネタ「津田ムツミ」を踏まえてるとしか思えませんね。アニメのオープニングにも使われてたっけ。アレの続編とも言えるネタ。柔道部、ムツミの大一番であのネタを再利用してくるとはなー、と膝を打ちました。めちゃくちゃ凝ってる。
 そんな相手、ハナヨさん。まさかの初登場でフルネーム開示でしたw まぁ、ネタの性質上、仕方なかったんでしょうね。もしくは作者的に「後から考えるのめんどくさいから」となった可能性もある。
 てか、ムツミの「とりゃー」がめっちゃくちゃ可愛い。

 ラストページに入ると、決着。「ここでは描ききれないほどのすごい試合」があったらしいw コマから思いっきりはみ出してて「ここでは描ききれない」感スゴイ。
 ということで勝ち。大金星で結構事件とも言えるくらいビッグニュースな気もするんですが、本作は割と大舞台でもアッサリ勝ってるのでその流れもあると思います。クイズもそうだし、ボアもそう。別にそういう部分で勝負する作品じゃないし‥‥という感じなんじゃないかしら。
 オチはムツミの体重オチ。大食いなのに、と部員たちから嫉妬されてて笑った。柔道は体重別だから体重は部員みんな知ってると思うんですけど、大食いキャラなことを考えると別にアリかなと。まぁ、そこまで細かいこと考える作品ではないってのもある。部長に対して「ケッ」というリアクションをするのが柔道部の初期メン2人ってのが良いですね。海辺さん(orナナコ)の感情がここまで現れてるのも珍しいw
 てか、3コマ目。アニオリの小さい子。髪結んでる子の背中、「鈴」という字が見えますね。「鈴○」という名前だったのか。木とか村とか。

 ラスト。ハナヨちゃんとムツミががっちりと再戦の約束。テレビとかにチヤホヤされても良い子っぽいですね。ムツミとの友情が眩しすぎる。名前が付いたので再登場とかも期待しちゃうんですが、あまりに健全な2人の美しい友情なのでボケる余地があるのか不安になりますw いや、まだ彼女が下ネタを好む可能性もあるんですけど。
 んで、そんな2人にタカ兄がひょんな形で絡んでオチ。あの白熱の戦いはタカ兄を巡る戦いだった、みたいな誤解が生まれてて笑った。その場合、ムツミは今回以上に燃えると思うのでやっぱり勝つと思う。いや、ヘンに意識しちゃってダメになる可能性もあるかもw


 ということで終わり。注目はやはりトッキーのネタだったのではないでしょうか。ひょっとしたら作者的にも思い切った決断だったのかもしれません。
 個人的にはムツミの「とりゃー」が可愛すぎるのでベストショットはそこです。ギャグ的にもムツミのが良かったかな。背中のゼッケンというのをうまいこと利用したネタだったと思います。カメラの位置とかも気を使うネタですよね。

 ということで、次回は「旅館1泊編」だそうです。柱で明言されてる。こんなに柔道部フィーチャーが続くとは思ってませんでしたよ。嬉しい。ハナヨちゃんも出たらいいなー、とか思うんですが、そうなるとキャラが増えすぎて難しいのかもしれない。
 てか、それやったら年越しになるのか。来年はあの挨拶がされるのか注目ですねw