北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

『生徒会役員共』453話の感想


 今年も一年ありがとうございました。楽しかったです。

#453

 ※マガジンと単行本掲載の話数では1つズレが生じています。当ブログではマガジンに掲載されてる話数に準拠しますが、本来正しいのは単行本の話数です。上記の話数に+1したのが単行本版の話数になります(この段落テンプレ)。

 扉は畑さん。旅館の浴衣と畑さん特有の無表情が達人感出てていい感じです。

 アオリ曰く「旅館一泊編」。旅館は星恍サイドが用意してくれたそうです。初読時には、津田さん再登場あるな!とか思ったんですが、ありませんでした。向こうが用意した旅館だからちょっとした挨拶とか考えてしまいました‥‥
 畑さんの持ってるパンフに「北ノ星」という文字が見える。旅館の名前なのか宣伝文句とかなのかは分かりません。雪景色だし、とにかく北に行ったんですよ。
 畑さんから告げられる混浴の存在。会長、スズ、ムツミのリアクションが面白いんですが、その後ろのタカ兄のリアクションも面白い。一応驚いてはいるけど、3人と違ってドキドキ感は皆無w
 そんな混浴に対してアリアでオチ。混浴しても一番動じなさそうなアリアの「さすがに男の子と一緒にお風呂は恥ずかしいよ」から始まる飛躍が素晴らしいです。

 女湯。濁り湯について会長とアリア。濁り湯はエロ描写を回避する漫画的な都合も多分にあると思うの。
 そんな中が見えない濁り湯で2人がボケ‥‥ではない。2人はまだ匂わせる程度の段階でスズが察知する。それもツッコむほどではなく、嫌な予感するけど気のせい気のせい、という感じのモノローグ。近づきたくない、みたいなノリですかね。

 夕食。奥の方で海辺さんがビールと思われる瓶でお酌してるけど、おそらくその先に大門先生がいるのかな。今週の大門先生の登場はコレだけです。手がチラッとだけ映る。
 夕食なのでムツミの大食漢ネタ。止まらないムツミの箸を止めるべくスズが立ち上がる。面白いのが、中里さんが「こうなると止まらないんだよね」とか言ってスズに頼むのではなく、ムツミ自身が「だれかとめてー」って言ってる点ですよ。勝手に止まれよ。可愛いw
 んで、スズの知恵袋。コーヒーを飲むと満腹感を得られる。マジか。食事中にコーヒー飲むことあるけど、せっかくの食事が阻害されてた可能性あるのか。おいしいもん食べる時にはコーヒー避けよう。
 スズの科学を超越するムツミの食欲でオチ。止まらないムツミの表情が独特で笑える。自分の行為に対して受け身な感じある。

 タカ兄、コトトキの部屋にインダルーム。コトトキの2人部屋だと思う。ただ、「今は時さんとコトミだけ?」と聞いてるので、ひょっとしたら大人数でワイワイやってたけど、コトミが寝てしまったので皆が移動したとかもあり得る。だとしたら、そこで1人残ったトッキーいいな。
 何と言ってもタカ兄とトッキーの交流でしょう。ありそうでなかった。ちょっとはあるけど、マジで意外なほど関わりのなかった2人がついにー!!といっても特別ドラマチックなことが起きるワケでもないのが本作らしい。
 トッキーはたまにドジるコトミに親近感を抱いていたそうで。ドジに関してはトッキーのが強いと思うけど、軽く自分のこと棚に上げてる感があって良い。
 タカトキのボケの一切ない、大人しい雰囲気が逆に新鮮なんだけど、そこにぶっ込まれるコトミの寝言。寝ててもコトミは下ネタを放り込める。強い。トッキーの発言「親近感」を踏まえながら、タカ兄が来てる状況をも取り込んだボケで笑った。よりによって最悪な言葉が出てくるw

 タカトキの微笑ましい交流は続く。なんとこの5本目、完全にコトミ不介入。下ネタなしである。すごい。このネタだけ見たら本作のこと大きく誤解してしまう(そんなこと起こりえないけど)。
 女の子相手に「マッサージしようか?」は若干危ないライン入ってると思うけど、そこに嫌味が出ないのがタカ兄の人徳か。トッキーがそれに嫌味を感じないのも信頼。タカ兄的には試合のこともそうだけど、日頃コトミがお世話になってるから、みたいな気持ちもあった気がする。仲良くしてくれて、という感謝と同時に、ボケ大変でしょ?という同情w
 特にボケとかは発生しない、誤解もすれ違いも起きないけど、しっかり4コマとしてオチはある。また積極的に多くを語るようなキャラじゃないトッキーならではの最小限のリアクションな感じが良いよなぁ。こんなネタが飛び出るとは思ってもいませんでした。

 んで、タカトキの事後(マッサージ)にコトミが起きる。ネタとしてはめちゃくちゃベタだし、過去作でも見たことあるんだけど、それでもこのネタが魅力的に見えるのはやっぱ3人のキャラクター、関係性の蓄積あってのことだよなぁ。恍惚の表情のトッキーが意外性あってちょっとエロいし、大好きな下ネタ的な状況なんだけどいざ直面すると動揺するコトミとかも最高。オチを読んだ後に再び2コマ目、タカ兄の「どうだった?」を見ると、自分のテクニックを自信を持ってるタカ兄が笑えます。

 ラストは畑さん。アオリ曰く、2017年は畑さんでシメる。
 内容はバスでの寝顔撮影の天丼。今度こそ失敗するはずがない、と思ったらのオチで笑った。バスのネタと違って前振りが一切なく「偶然にも」で処理されてしまうのが強引で良いw
 ちなみに、部屋割り。畑さんは生徒会(女子)の部屋に入ることに成功。2人部屋だけでなく4人部屋もあったようです。そして枠外に書かれた「タカくんは大門先生といっしょ」で笑ってしまった。なんだか末尾にハートマーク付いててもおかしくないノリを感じる。バスは1人で気が楽だったけど、部屋1人は無理だったか。先生と2人きりはちょっと気まずそうですよね。‥‥あっ、だからコトミの部屋に行ったのか。


 ということで終わり。今週はやっぱタカ兄とトッキーの交流が良かったですねぇ。一番好きなのは事後のネタかなぁ。あんなベタなのにあんな笑えるとは。

 んで、2017年終わりです。良いお年を。

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