北区の帰宅部の意訳

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『生徒会役員共』423話の感想

『生徒会役員共』422話の感想 - 北区の帰宅部

 マガジンヒロイン総選挙があるらしいです。次号。内容は分からないので、本作の参加を確実視していいかは少し怪しい。作者仕事しない系の企画っぽいので期待できる?
 あとは、1作品1人なのかとかも気になりますね。1人なら会長だろうけど、複数だと本作の人気キャラ投票みたいな側面も生まれてしまう。まぁ、1人だろうな。トップ3が同一作品とかだと企画としてどうなの、ってなるし。

 #423。扉は会長。古谷さん回なんだから扉も古谷さんでいいのに、とか思ったけど先週やったのか。むしろ先週の今週で古谷さん回ってのがちょっとしたサプライズなのか。
 最近は古谷さんと会長の結びつきというか、関係性が強調される内容が多い気がします。古谷さんはいつも通りだけど、古谷さんと絡む会長はいつもと違う顔がチラつくような気がして面白いです。

 開幕からシチュエーション説明。古谷さんが一人暮らしのために部屋探し。付き添いとしとて会長が選ばれるのが良いですね。大学の友達じゃないんですね。なんというか、ケータイを買う時に娘とか孫に付いてきてもらうお婆ちゃん感ある。端から見るとフツーに大人っぽい人が年下を連れてるって見えてると思うとまた味わい深いですね。
 ということで、オチは当然古谷さん。お婆ちゃんネタ。能動的なOGボケではなく、リアクションが自然とOGギャグになってしまうのが良いですね。ガチでお婆ちゃんじゃん‥‥という感じがする。
 今回のお婆ちゃんネタはちょっと新鮮というか、「そういうお婆ちゃん感あったか!」という驚きがありました。お婆ちゃん特有の謎の自信というかw

 入居。説明はないけど、前のネタの部屋にしたってことでいいのかな。あのアパートだかマンション。まぁ、そんな引っ越しの手伝いに来たのが生徒会のみなさん。
 一人暮らしを羨ましがるのがスズってのが、らしいです。自立心とか強そう。そして、一人暮らしの現実に即座に折れる感じもなんかハマってる気がする。一人暮らしは無理だから同棲‥‥みたいなこと言ったら古谷さん以外がザワついて面白いと思いますw
 ということで、一人暮らしのデメリット。忘れかけてたけど、桜才生徒会におけるタカ兄の一番大事な仕事ですねw

 会長、収納テクニックを披露。ここでも古谷さんよりしっかりしてる感ある。
 どうでもいいけど、「ベッドの下」がエロ本の隠し場所以外の使い方をされるのがちょっと新鮮でした。どうしてもエロ本ネタやりたくなっちゃう気がするけど、そこはスルー。もっと酷い下ネタに行くから会長さすがw
 古谷さんとタカ兄におだてられた会長がオチ。本来ボケるつもりはなかったけど、調子に乗ってついポロッと出た感じが面白いですね。あそこでホメられなかったら、そのまま収納テクニックを披露し続けてたんだろうな。作業が中断してしまったw
 本作ではお馴染みの模式図による下ネタなんですけど、なんか今回のは簡略化された人の感情の流れが描かれてて独特の魅力がある気がする。ノリノリでセックスしてる感もあって何かすげぇ好きw
 てか、会長はこの知識、そういうことをする相手が粗チンだったら、という時のために仕込んでるんですかね。それとも単なる耳年増情報か。

 この手のネタだと割と頻出する防犯用トランクス。過去作も含め、結構な数出てきてる気がする。かといって今回のオチが見覚えあるワケではないので見事ですね。まだ手数あったのか、と驚かされます。
 ということで、アリアがオチ。あの発想力は笑ったわ。下着でバレるってのはあの手の作品ではありがちな展開な気がしますね。そうなんだけど、よりによって古谷さんを疑うのか、というw 先入観にとらわれない柔軟な発想のアリア。
 てか、このネタ、先週に続いてスズヘッドによる読心ツッコミになってるんですね。ここに来てスズがツッコミキャラとして新たな個性を手にした感。‥‥たまたまだろうけど。

 古谷さんの下着ネタは続く。今度はガチ下着。ただし穿いた状態ではないので最終回ではない。てか、古谷さんって何気に下着ネタ多い気がする。前にもブラ落とした回ありましたし。タカ兄理想の胸を持つ女、それが古谷さん。
 ということで、古谷さんのパンツ。古谷さんは色っぽいんだけど色っぽくない、という独特のバランスですよね。この手の下着がモロに出てきてもギリのラインでギャグ足り得るというか。タカ兄がツッコミの精神を維持できる最後の一線なのではないか。この距離感はやっぱ古谷さんの魅力ですねぇ。見られてまったく動じない、というのも含め古谷さんやっぱ独自の存在感でとても良い。

 ラストページにまで引きずる古谷パンツ。タカ兄のギョッとした目、先週もありましたね。作者の新たな手癖というか、ブームなのかもしれない。
 タカ兄はだんまりを決め込むけど、自分のためというよりは古谷さんのため、みたいなニュアンスがありそうなのが彼ならではの信頼感なのではないか。まぁ、女子同士だから見せてもいい気もしますが。
 ということで、口が裂けても言えないタカに対して別の場所を裂きに来るアリア。アリアはもう真相よりも「責めるチャンスだ」としか思ってなさそうですね。チャンスを逃さない、というか日頃常に狙ってたのか、というのが出てる気がするw
 てか、ラストのアリアの「ヴィィィィィ」の正体が想像できないので恐ろしかったです。先端に向かうに連れて太くなってる‥‥

 ラスト、「イケイケ会長」。見た目がイケイケなのは古谷さんだけど、天草会長の方が精神的にイケイケになる。
 ちょうど2ページ前の同じ位置のネタと同じ、というか天丼ですね。会長が博識ぶりを発揮するとタカ&古谷が感心し、会長が調子に乗って下ネタへ。前回のことをすっかり忘れたかのように新鮮なリアクションを取る2人がなんだか可愛らしいです。それにニヤニヤする会長も可愛い。あそこでスイッチ入っちゃうんでしょうねw
 「の」の字というと結合中に動かすと気持ちいい、でお馴染みだと思うんですけど、「擦る」の方でボケてくるのが見事でした。
 そして、2ページ前と同じツッコミ、なんだけど今度はスズも参加。その場にいるからってのはもちろんなんですけど、描かれてないだけで会長の知識に感心しちゃった部分もあるんじゃないかな、と思います。真に受けて損した、みたいな。


 ということで、終わり。古谷さん回大満足でした。やっぱり独特の存在感ある。
 お気に入りは古谷さんのパンツネタですかねぇ。エロいんだけどエロくない、という古谷さんらしさが最高でした。トランクスの方のネタも爆笑しましたけど。

『生徒会役員共』424話の感想 - 北区の帰宅部