土曜更新いえーい。前号が水曜発売、10日後の土曜更新だったので大幅に更新スピードアップです。やったぜ(やってない)。
はい、ジャンプ24号。早く終わらせて『ドラクエ10』やりたい(やれてない)。
- 背表紙
- 表紙
- 読者プレゼント
- 『紅葉の棋節』里庄真芳、監修:三枚堂達也
- 『約束のネバーランド』
- 『ONE PIECE』
- ジャンプGIGAのおしらせ
- 『Dr.STONE』
- 『銀魂』
- 『ぼくたちは勉強ができない』
- 『ハイキュー!!』
- 『食戟のソーマ』
- 『鬼滅の刃』
- J新世界漫画賞大募集中
- 『斉木楠雄のΨ難』
- 『ブラッククローバー』
- 『僕のヒーローアカデミア』
- 『ノアズノーツ』
- 『呪術廻戦』
- 『火ノ丸相撲』
- 『ゆらぎ荘の幽奈さん』
- 『ジガ-ZIGA-』
- 『ROBOT×LASERBEAM』
- 『アクタージュ act-age』
- 『トマトイプーのリコピン』
- 次号予告
- 目次
- 愛読者アンケート
- 総括
背表紙
1988年。ピンク字に黄色バック。既視感ハンパないんですが、今のフォントになってからは初でした。決まった色でローテ回してるだけでちょっと飽きてきたかもしれんw
んで、感想番外編。1988年とは。
88年で一番大きいのは昭和ほぼラストイヤーという点でしょう。大晦日まで行った最後の年です。つまり、平成ほぼラストイヤーの今年と似てますね。まぁ、平成の方は生前退位なので世間の空気感まで似てるとは言えないんでしょうが。
映画としては『AKIRA』が88年。ちなみに現在公開中の『レディプレイヤー1』では……って激しく見覚えのある文章。なぜか『AKIRA』は88年にならないと話題に出ないはずやろ。
表紙
新連載。とりあえず絵だけで将棋と分かるのが大事か。あとは、めっちゃ赤い。目が赤い。
読者プレゼント
前号がフツーに可愛い人が可愛いコスプレをするという満足度の高いはずなのに「何か物足りない……」という虚無感に襲われたんですが、そういう意味では今週は安心。安心の低クオリティー、もはや底クオリティー。イラストで自ら写真をイジっちゃうレベル。当たり前だけど、狙ってクソ感出してる。
『紅葉の棋節』里庄真芳、監修:三枚堂達也
新連載。監修がクレジットされるの久々ですね。『BOZE』も仏教の監修入ってたらしいですけど、目次コメント以外では知り得ませんでしたし。単行本は知らん。
巻頭カラー。アバンタイトルの1ページ目、竜王戦の舞台がなかなかカラー映えしてキレイだったと思います。今後本編ではしばらく見ることのない光景だと思うので、このコマに惹かれすぎるのも問題だと思いますがw んで、カラー扉。ヒロインの子がさ、金髪に緑のメッシュ入ってるじゃないですか。なんかこの髪の毛、髪色、どっかで見たことある気がするんですが、思い出せないんですよね。こういう意味のない連想するのが楽しくてジャンプブログやってるというのに……。まぁ、とにかく、ドギツい色の髪の毛してるんですよ。せっかくだったら和装が見たかったなぁ。本編で一番着るであろうユニフォームの紹介みたいな意味合いがあるのは分かるけど、表紙か巻頭カラーどっちかで金髪和装が見たかったなぁ。本編だと当然色って分からないじゃないですか。なんならメッシュも分からないレベルですよ。ただの金髪。別に珍しくも何ともないです。そこで周囲の人から美少女だ美少女だと言われてるんだけど、あんだけぶっ飛んだ髪色してたら実際の印象は随分変わってくると思うんですよね。美少女イメージよりも、奇抜で型破りの変人、みたいなパブリックイメージが作中世界では生まれるんじゃないかと。そんくらい目立ってるじゃない。髪の毛。ここはなぁ、残念だったなぁ。今後のカラーに期待。
マンガアニメにおける髪色問題ってのはあって。色として金髪とか赤とかだとしても、作中で「あんなハデに染めてヤーネー」みたいなことになるとは限りません。青色くらいまでは余裕で黒髪扱いというか。ただ、本作の金髪に緑が入ってるのはちょっと違うと思うんですよね。2色あるともう明確に本人の意思で髪染めてるでしょ。何もないのは違和感あるんだよなぁ。無意味なデザインにしてはやりすぎ。
本編の前に、メガネ。主人公がメガネです。ジャンプ主人公におけるメガネ率、結構すごいことになってきましたね。良いことです。
んで、紅葉くんのメガネ。真っ先に考えつくのは「冴えない」的なイメージでしょう。文化系、インドア競技というイメージもあるかもしれません。それでいて「熱中」でもありますね。登場時からかなり飛ばしてます。将棋のこととなるとブレーキが利かない。それと、ちょっと珍しいのは「兄との区別」なんじゃないでしょうか。兄貴とソックリの見た目してるけど、メガネの有無が明確に違いますね。カラーだと髪色も違うけど。そんな2人を決定的に分けるメガネというアイテムが「冴えない」というイメージも担っている、というのが面白いです。このメガネのキャラデザだけで、ある程度基本的な設定、物語が見えてくる。
あと、超関係ないけど、作品のイメージカラーが赤で、天才美少女が相方で……ってなると少し『フルドライブ』連想しました。2人の対戦がちょっと色っぽい感じになるのも似てますね。まぁ、これは男女だと大体そうなんだけど。逆に『フルドライブ』との違いとしては、公式の試合で戦えるって点になるのかな。『フルドライブ』は戦えないからこそ光る真凛様の存在感、というのが作品のキーになってたけど、本作はもうちょっと近い。個人的な好みだけど、女性に弟子入りって設定は結構良かったです。ライバルとか目標ってのはよくあるけど(えりな様とか)、明確に上下ってのは新鮮でした。上の人に振り回されるのと、下の人に振る舞わされるの、どっちも好物だけど、中身や味わいは全然違うよね。あ、真凛様は同い年だっけか。
んで、本編。登場からフルスロットルで飛ばす主人公。あんま面白くなかったので不安だったんですが、兄貴の死に方が明らかになって印象が一転。あの頭突きには疑似的な自殺みたいな意味合いありそうですね。ちょっと思ってたよりも重いw
そんな頭突きを終盤までキーアクションとして使ったのは良かったです。いわゆる疑似嫁入りみたいな「不束者ですが……」という場面で頭突きドーンを繰り返すってのは良かった。自暴自棄で自殺的なニュアンスすら感じられた頭突きが最後ではあんなにも印象が変わる、ってのは良い。物語で大事なのって印象がガラッと一転する瞬間だと思うので、そういう意味では本作は「一転」が凝ってて良かった。
ただ、本話の悪役が、兄貴の死を笑いにするってのは、ちょっとドン引き。ギャグっぽく処理するのには不釣り合いなレベルの悪行な気がしました。ギャグっぽく頭突きしたり、将棋で勝ってギャフンと言わせる、だけじゃ物足りないというか、そういうのとは別に罰を受けるべき、みたいな。マジちょっと一線越えてるでしょ。兄貴の出涸らし、とかは全然いいよ。『タッチ』だし。ただ、死に関してイジるのはちょっとなぁ。品性疑うわ。
将棋道場に行くとオッサンたちに可愛がられる。こういうの好き。学校とはまったく関係ない場所の、学校とは明らかに違う空気が漂う空間に主人公が入り浸ってる感。将棋の世界の特殊性ならではですよね。こういうの良い。好き。
んで、師匠に弟子入りしてレッツ修行。ワックスかけみたいな特殊修行というよりは、師匠による弟子の分析がメインですね。初日から至極正しく立派な教えを授けてくれる、みたいな存在ではない。ちゃんと互いのことをよく知って、そっから成長に必要なものを見抜いていく。この師弟描写、というか師匠描写はすげぇ良い。女の子に見つめられちゃってキャー恥ずかしい、みたいな少年マンガ的なサービスにもしっかり意味があって、それが彼女のキャラクターの説明であり、主人公が成長するための最大のキーであった、というのも楽しい。理屈の部分が凝ってる作品は良いですね。好きです。ただ、兄貴の死は笑うな。
んで、修行の成果、ボス戦。驚くほどに将棋の話がない。申し訳程度に盤面が出てきたりしたけど、説明はゼロ。「知ってる人だけ考えてねー」レベル。本話に限れば、簡単にオセロマンガに差し掛けることが可能なレベル。そのくらい勝利へのロジックが将棋関係ない。
そんな勝利のロジック。最強の攻め将棋を受け続けてきたから実は受けの天才。だけど、兄貴の幻影にとらわれてるから兄貴と同じやり方に固執してて失敗ばかり。ここらへんの理屈が楽しいですね。そこに落ち葉のイメージ、顔上げろのアドバイスを交えてくる。将棋まったく関係ないけど、めちゃくちゃ丁寧。
んで、受けに目覚めた主人公が “蔵道紅葉だからだ!!” のコマで、兄貴の姿とダブる。こういう決めシーンは大事だと思うし、めちゃくちゃカッコよかったと思うんだけど、直後に兄貴が同じポーズしてるコマを回想しちゃってるのがなぁ、台無し感ある。「ここで笑ってください」「はい拍手」みたいなプラカード掲げられてる気分。バカにでも分かるように、のバランスはやはり今日も難しい。
あと、主人公が盤面に立って紅葉を操ってるイメージショットが正直やりすぎでダサい。将棋の説明がない状態でイメージだけで勝負されると空っぽという印象が際立つし、イメージの度合いがいきなりハデになり過ぎて引く。『ものの歩』でもこういうイメージは使ってたし、少年マンガで将棋やろうとすると不可避なのかもしれないけど、やりすぎはダサいよ。『食戟』もイメージがギャグになることを承知の上でやってるから成立するワケだし。
……とブーブー文句垂れてたんですが。ですが、ページをめくると見開きで超地味な、誇張一切ナシの描写がドーン。これは痺れた。全力で土下座ですわw(まぁ今後もイメージは使うんだろうけど) ちゃんとイメージに頼りすぎはアカン、というのを分かってたんですね。その証拠にイメージのコマよりも観衆に見つめられながら(観衆を魅せながら)地味にパチパチしてるコマの方が大きいです。これは良かったなぁ。イメージとか過剰にやった後なのでギャップも楽しいし、あの地味な場面にどれだけのドラマ、攻防が詰め込まれてるのか、みたいな想像も喚起させられる。
ということで終わり。面白かったです。アガる場面、決める場面がしっかりしてた印象。あと、修行と勝利のロジックね。かなりワタシ好みな作品、1話だったと言えるかもしれない。ポスト真凛様がいるのも楽しい……一方で『フルドライブ』読みたいなぁと寂しくもなるんですがw
まぁ、文句としては師匠の和装がカラーで見たかったのと、兄貴の死を笑うな。
あ、てか、「師匠」属性のヒロインって『勉強』と同じかw いや、師匠の意味合いが全然違うんだけど。あっちはただの教え教えられの関係を大げさに言ってるだけだけど、こっちはマジモンの師弟ですね。システム上そういう名前が付けられてる、というか。師匠ヒロインとしてはこっちのが好きかな。まぁ、あっちの師匠は師匠性よりも、師匠と呼ばれるようになった頃に確立された新たな立ち位置が魅力なので、師匠として魅力的かというと意外とそうでもない。
『約束のネバーランド』
アバン、1ページ目が見事よね。「今オジサン来たとこ」という状況の説明でありつつ、説明臭くなく、強キャラ同士の共演のワクワクもある。あの状況で “この二人もしかして” ってなるのが頭よすぎておかしいw 「服がエマと同じだ」「手袋が同じだ」と言うのではなく、あくまで絵で済ませる、というのも非常にスマート。
んで、オジサンのショータイム。ここで特徴的なのは、オジサン個人のチカラのみで倒した点。作戦とかチームワークとかじゃないんだよね。長年サバイブしてきたオジサンだからこそ持ち得たスキルのみで殺す。もちろん真っ向勝負でチカラ比べとかするワケじゃないから、オジサン強すぎてパワーバランスに問題がある、とかにはならないってのも良い。オジサン超強いけど、これが通用したのは今回みたいなケースだけだよね、というのも分かる。
“あんたは咄嗟に言葉を選んでる そこに意味のない情報はない” って言ってたのに、オジサンは “触角チビだよ” と非常に無駄な言い回しするので笑う。大活躍する前だったら「おいクソオヤジふざけんな」とか思ってたかもしれないけど、あんな活躍されたら何も言えない。
『ONE PIECE』
革命軍生きとったんかワレェ。まぁ、そりゃ全滅とか1ミリも考えてなかったけどさ、ちょっと違和感はある。意味もドラマもない引っ張りだったなぁ、とか。
新たな本拠地はカマバッカ。知ってる島が革命軍の本拠地になるの、良いですね。世界一レベルの人たちが入り浸ってるのが馴染みの島っての。まぁ、世界のことほとんど知っちゃったなぁ、みたいな寂しさも少しあるかもしれない。ワクワクと表裏一体ですけどね。
革命軍の四天王。ぶっちゃけイマイチ。今後の活躍で印象も変わるんだろうけど、クセの強さを見せながらバトル的活躍、ってのが割と既視感ハンパないので「革命軍の偉い人でもいつもの感じか……」みたいな。マムやドフラの一味だったらまだ良かったかもしれないけど。直接政府を打倒する革命軍ってこの世界で一番本当の正義に近い、一番カッコイイ組織とも言えると思うんだけど、それでこれか。
銛持ったオッサンが地面からモリモリと出てきたり、鼓舞されると力こぶが出来たり、ダジャレは楽しいです。遠くに後者はいかにも革命軍っぽい能力ですし。ドフラ戦でこの能力欲しかったですねw
ジェット背負ったちっこい人、動物的なイメージとメカ的なイメージがあるので『ガーディアンズオブギャラクシー』のロケットっぽい。アライグマね。加藤浩次。どうせ4人全員似てると良かったんですが、他の3人をこじつけるのは難しいかなぁ。
ジャンプGIGAのおしらせ
5月末の号では『斉木』やるってよ。単行本のページ調整そんなにあまってたのか。
知らなかったんですが『紅葉の棋節』がGIGA連載からの本誌連載らしいので、GIGAでの連載は本誌へ割と直結するっぽいですね。GIGAは本誌に比べるとアンケートの量も少ないだろうから、好きな作品あったら応援するとリターンの期待値が本誌よりもバカデカイと思いますよ。まぁ、逆に言うと、GIGA連載に選ばれた時点でそこそこ勝ち組。
『Dr.STONE』
センターカラー。夏宣言してますけど「はえーよ!」と言えないくらい最近暑いのでつらい。割とマジで夏バテしたわ。だるい。
そんなカラー扉。夏ということで水着なんですが、Boichi先生の趣味が先行してるのか、ストーンワールド感が全然ないデザインなので結構残念。原始的だけどオシャレにも見えて可愛い、みたいな部分、本作の魅力だと思うのに。
本編。すっかり仲良くなったマグマとの漫才が思いの外楽しい。本作のギャグって「そこに期待する作品じゃないから……」と遠い目で済ますこと多いんですが、マグマ良いじゃない。ワタシの好きなギャグになるためにはこういうのが足りなかったのか、と驚いてます。ああいう粗雑なヤツが本作のノリとはあうのか。よく考えたら今までいなかったですね。
ジーサンの涙。ちょっと “ここに” と涙のコマが2ページ連続するのはくどかった気もする。本話の山場でもないし、決めコマだけでホームラン2本狙うようなのはふさわしくないのではないか。
クロムが独りで頑張る。今までの知識を総動員して、というのをそのまま足し算していくのは笑った。そりゃ温度は上がるだろうけど……という納得はあるけど、クロムじゃなくても行けそう感がすごいw まぁ、千空が任せた、というのが今までにないんだけどね。水車とかの働きを評価して、というステップアップでもあるし。
『銀魂』
『銀魂』の掲載位置が突然あがると何かの休載の穴埋めではないかと言われるんですが、今号は違います。思わず目次ページ見に行っちゃったけど。まぁ、休載に近いのは『ヒロアカ』だけど、別に巻頭すぐってほどでもないし、下書きだから後ろにやるってのも謎だし、違うのかな。よく分からん。まぁ、『銀魂』は面白いのでそれでいいです。
本編。今更だけど、どう見ても死んだはずの人が生きてるパターンって少年マンガだとありがちだけど、堂本剛は生きてた理由がしっかりあるから良いよね。まぁ、『銀魂』は他に生きとったんかいワレェ案件がゼロとも言えないけど。とりあえず大物は。
不死と宗教。虚が一旦死んでもその影響は残り、それが悪さをする、というのはイヤな話ですが、分かりますね。奇しくも不死性と通じる。
んで、しれっと差し込まれる下書き。みんな『ヒロアカ』の心配もいいけど、その裏でこっそり下書き掲載してる『銀魂』のことも忘れないであげて!! なぜかアシ絵のコマが下書きだったりして謎なんだぜ(プラン全体の遅れ?)。
『ぼくたちは勉強ができない』
関城さん。セキシロさん、セキジョウさん、どっちか分からなくなるんだぜ。正解は後者。意外だ……。
リズヘッド大好きキャラなんだけど、本意でもないけど唯我とくっつけようとする、というのが少年マンガらしいというか、少年マンガの限界というか。別に同性同士のイチャイチャで終わらせてもいいのにね。男を入れてしまう。無駄にゴチャゴチャするというか、せっかくの関城さん回なのに他に2人もセットで出てくる、しかも唯我とリズヘッドといういつもの絵面にもなる、というのが惜しいというか。たまにしか出番ないのにね。
超意地悪な言い方をする、女は男を喜ばせるための存在、みたいな。まぁ、これは『ゆらぎ荘』でも陥る現象なんだと思うからジャンル、業界全体の話かな。
とはいえ、関城さんワンマンみたいな出番も多くて結構オイシイ。まさかの関城オリジン。得意なのにコンプレックス、からの発想の逆転、そしていつもの姿がバシーンと決まってエンド。割と大好物すぎるエピソードでした。白衣というアイテムがオリジンエピソードと相性よくて最高ですね。『007 カジノロワイヤル』のラストシーンで例のセリフがバシッと決まって劇終!!とみたいな気持ちよさある。ダニクレボンド続投するらしいですね。楽しみです。
んで、関城さんのもみもみタイムでエンド。転んだはずみだし、女同士だったらそんなに引かなくてもいいじゃない、とか思った。まぁ、ここで唯我が関城さんへのもみもみタイムとかだったら割と最悪だったと思うので、別に全然いいです。まぁ、それだとリズヘッドがキレる理由はしっくりくるけど、やっぱ「結局チンコかよ」的な話になっちゃうので最悪。
『ハイキュー!!』
センターカラー。300回突破記念だそうです。だけど301話。先週やれやw
そんなカラー扉。影山とケンマ。両セッターを分かつ中央のネットが最高ですね。一瞬枠線とかも思ったけど、よく見たらネット。あと、ケンマめっちゃ色白い。カラーならではの情報。
本編。観客キャラに天童。どう考えても作者のお気に入り。ただ、彼のゲスと性格の悪さは解説キャラとしてこれ以上ない資質ですね。解説がめっちゃハマる。ただのオモシロキャラ、人気キャラの起用ではなく、仕事のできるキャラ。
んで、ケンマ動く。ツンデレ感と言ったら雑だけど、この「動いてくれた!!」という感動はネコっぽさあるよね。いつもはそっけないのに今日は珍しく膝の上に来てくれた、みたいな。そんなケンマムーブからの一連のプレーに対して、各人の目の付け所、感動するポイントがちょっとずつ違うってのも面白い。「この人だからココを見る」ってのがある。直後にドハデなスパイクが決まるから知らない人はそっちに気を取られるけど、分かってる人ほど「動いた……」ってなる。
『食戟のソーマ』
集団脱衣。各キャラの下着が凝ってるのはさすがだよね。知らんけど「そういうの着てそう」という納得がある。
竜胆先輩、特に脱ぐしか仕事ないけど、まぁ個人的には満足ですよ。で、でかい。あと、地味に、司ちゃんとの脱げるタイミングの違いで2人の実力差を見せてるのも面白い。
ともかく、そんな集団脱衣。「おいしかったら脱げる」という『食戟』の基本ルールを踏まえた上でこれほど盛り上がるネタ、展開はないでしょう。ここらへんおさずけの設定よく出来てるよね。まぁ、すべてはここに向けて作っただけなんだろうけど(初めて出てきた時はちょっとナニソレ?って感じだったと思う)。まぁ、 “パルスエネルギーの逃げ場が… なくなる…!!!” のくだりは「何言ってんだオメェ」って感じすごいですけどw
てか、この「悔しいけど感じちゃう(ビクンビクン)」ってのはホント初回から繰り返されてきた話なんですよね。めちゃくちゃ本作の中ではベタ。食戟が始まって審査員が食べるようになると自ずと「悔しいけど」の部分が弱まるけど、今回はそこを大々的にフィーチャーして本作らしさが全開。
『鬼滅の刃』
『鬼滅』の公式サイトがリニューアルするんだってよ。6.4。なるほど、最近本作のコラムがやたら充実してたのはそういうことなのかな。サイトに向けて情報を整理してるからコラムも充実する、という。最近のコラムに対して「もうファンブックでやれよ」みたいなこと思ってましたが、割と遠からずですね。
本編。死なずさんの死ななさが楽しい。いちいちお経を唱えるのがロマン。お経を唱える隙なんてあのレベルのバトル中にあるのか??とか言ったらそりゃもうお終いよ。
ただ、ちょっと残念だったのは、片手に刀、片手に散弾銃スタイルがたまにカッコ悪い。決めコマだとカッコいいんだけど、そうでもないコマでのポーズ、姿勢が妙に間抜けに見えることがある。やっぱ無理あるよね……と夢から覚めてしまうというか。ロマン重視の二刀流だから夢見させてほしいw
J新世界漫画賞大募集中
このコーナーでたまにある、お手本として使われてるサンプルが「オレそれあんま好きじゃない……」というパターン。たまにあるのよね。つれぇわ。
『ブラッククローバー』
アスタリタイヤ、アスタソード奪われてのユノvsリヒトくん。よくもまあ毎週バトルが、話が進んでいくので驚く。アネゴレオン無双のあたりからずっと「もうこれ以上盛り上がらないだろ」って思ってたよ。
ユノとアスタのコンビプレーが痛快ですね。ベタベタの仲良しだから話さなくてもツーカー、というのとは少し違う。ライバルとして誰よりも評価してるから「どうせここで」と分かる。最近のジャンプだと『ロボ』で帝王が「ロボは覚醒が怖い」って言ってたのと少し近い。それの超熱血版。
『僕のヒーローアカデミア』
ガッポい演奏が始まった途端に下書き。うへぇ、地獄。ブラック地獄。正直この手の話題は先週したし、コメ欄でもしたので2週やられると……しかも今週のが数倍ひどい惨状とかやめてほしい。もう書くことないわw まぁ、これは確実にジャンプのシステム上の問題なのでマジウンコ、ということで。有給みたいに強制的に取らせる、みたいにしないとダメだと思うよ。てか、これ載せちゃおうという判断がダメだよ。ギャグ読切持ってこよう。去年再掲やったんだから別に新しいの持ってこれなくてもいいよ。それよりも現状が最悪。
絵的な意味ではジェントルとのバトル以上に盛り上がる場面だったんでしょうねぇ……と遠い目しかないし、作品の感動よりも「マジブラック……」という部分の印象が強いし、これでもかと最悪を積み重ねてきましたね。ジロウちゃんのコマだけは頑張って完成されてるので堀越先生的なトリアージを感じる。
とはいえ、最終的には今週もロリ……じゃなくてエリちゃんエンド。最強かよ。せっかくのジロウ回も結局かよ、とか思いましたが、まぁ今回の文化祭、主役はA組ではない、というのがテーマだっからね、客のリアクションを最後に持ってくるのも分かる。
あと、エリちゃん登場以来しつこいくらいに繰り返されてきた「手」演出。呪縛(これも手)をエリちゃん自身の手で振り払う、という絵面になってたのが素晴らしいですね。そんな手の使い方あったか……。すごい。
『ノアズノーツ』
犬笛で動物と喋れるマン。動物って言語にして伝えるほど知性あるんですかねぇ……とか言い出すとキリがないけど、まぁロマン感じるのでいいです。ぶっちゃけライターよりも好き。どうでもいいけど、ライターで波を突破する場面、何がどうなって突破出来たのかがよく分からなかった。いや、ドカーン!!イエーイ!!みたいなテンションが分かるので全然読めるんだけど。マンガってすごいな。
船でのやりとりがものすごく超初期の『HUNTER×HUNTER』っぽい。今にもカッツォ助けそう。
犬笛先生が実は性格クソで……のくだりはイマイチだった気がする。「実はヤな奴でしたー」と言おうとしてるのは分かるんだけど、「まぁ分かる」「そんな悪いことはしてない」という印象が強い。実害のあるクソ行為させたら人気ガーとか変なこと気にしたのかな。超能力使って大活躍、というせっかくの場面なんだけど、なんか惜しい。
『呪術廻戦』
冒頭の、 “はい 一名です” までの場面がもう最高。悪役の登場場面が雑談ってのはよくあるけど、最後に「そういうことかー!!」と気持ちよく着地してくれるの、もう好き。
“そんな男が死んで泣き喚く程 チョロい女じゃないのよ” の次のコマで口元だけ映すのもオシャレね。このセリフの通りだけど、悲しい場面でギャーギャー泣き喚くようなチョロい作品ではない。先週の死ぬ場面もそうですよね。ものすごく静か。
んで、 “お通夜かよ” “まじで死んでるんですよ” で爆笑した。パンダが正論言ってるのも楽しいけど、正直パンダどころじゃないのがうまいバランス。初回のオカルト研究会の時もそうだったけど、この手の一発ギャグ的な笑いではない、ただのオモシロ会話、好きだなぁ。仲良し同士のどつきあいってのが伝わってくる。
てか、パンダ。絶妙に可愛くない。可愛い方が好みだし、ひょっとしたら『らんま1/2』オマージュなのか知らんけど、リアルパンダ路線でもあり、オッサン感もあるのが独特。「わーパンダきゃわわー」みたいな話にはならないので可愛くなくて正解だったのかもしれん。可愛い方が好きだけど。
『スマブラ』はwii版。なぜだ。スイッチで新作出るらしいってのに2世代前。意味なく転ぶのがイヤだよね。wii版。スネーク使えるのは最高だけど。
再びファミレス。呪いこそが純粋な人間である、という言い分、ちょっと分かる。ちょっとというかすごく分かる。分かると正しいは別として。本作はヒーロー哲学みたいなものがくどいくらい繰り返されてるけど、悪役哲学があるんですね。こういう理屈の組立は見事だと思います。毎回よくうまいことやるなぁと思う。イタドリは『スパイダーマン』だったけど。
『火ノ丸相撲』
火ノ丸くんの初戦はテンマ。お馴染みのキャラだけど、火ノ丸くんがやるのは初、というのが良いですね。そして、ついてくる最長vs最短。身長という呪いに立ち向かう物語である本作としてはこれ以上ない相手とも言える。
んでテンマと刃皇。兄貴に思い入れが強いと刃皇のあの発言にブチギレなのも分かる。分かるんだけど、刃皇がどういう人物かある程度分かってきた身としては、刃皇の言い分も分かってしまう。相撲愛って意味で間違っちゃいないし、それだけでなく、自分の相撲愛が強すぎて他人がどう受け取るか想像できなかったでもない可能性があるんですよね。ここでも刃皇会議が行われて、あえて煽ってきた可能性すらある。深いキャラですよ、刃皇。去年のベストキャラに選んだのは間違いじゃなかったと思う。アネゴレオンも良かったけど、やっぱ刃皇に分があるわな。
3巻まで読んだら止まらなくて、16巻まで読んだら感謝するマンガ。ここまで具体的な数字出されると明確な元ネタがあるんでしょうね。分からんけど。『まどマギ』の10話はヤバイぞ、みたいな感じでしょ、きっと。あとは何だろ。MCUだと、『アベンジャーズ』まで観たら止まらなくなり、『ウィンターソルジャー』観たら感謝する、とか? ちょっと2作の間が短いか。
んで、土俵入り。突きが武器のテンマが雷神になぞらえてるのが最高。なるほど、太鼓たたくのを突きにたとえたんですね。うまいなこりゃ。それでいて、『黒子のバスケ』オマージュにも思える本作恒例の目元のオーラ表現が雷神バージョンになってて、というのも最高。そのビジュアルで遊ぶ余地あるとは思ってなかった。
『ゆらぎ荘の幽奈さん』
前号の感想でリンク貼った中の人しまぶーのwebラジオ。聴きました。意外と面白かったです(失礼)。ネタコーナーでちゃんとネタっぽい投稿があるのに感動しました。『ターミネーター2』とかフツーに笑ったし、乳首券をネタにしたのも良かった。あのコーナー良いですね。狭い世界だと思ってたけど、優秀な投稿者いるんだなぁ、と感動しました。
まぁ、目玉としてはミウラ老師の登場ですね。ラジオファンのミウラ老師のメール読みが案外うまい、というくだりはなかなかグッときました。ミウラファンというよりはラジオファンとして共感できるというか。めちゃくちゃベタですが、聴いてる番組も知れたし、ミウラ老師ファンとしても満足度高い内容でした。
ただ、ワタシの琴線に一番触れたのは意外とミウラ老師ではなくて、高野編集。webラジオが担当として最後の仕事らしく、本号の本編の段階ではどうなのか分からないけど、とにかく2代目担当。とにかく、高野編集が『ゆらぎ荘』のことを語るんですよ。スクジャンのツイキャス思い出すじゃないですか。思わぬ角度から「あっ懐かしい……」という感動がありました。相変わらずかるら様推しがうるさいのも最高でしたw
ただ、1つちょっとハラハラしたのは、『ゆらぎ荘』の内容を語る際にどうしても出てきてしまうエロのノリみたいなのを女性声優に対して嬉々として語ってる危うさ。男子校の部室的なノリで「コガラシ汁がさぁw」と言ってましたが、相当危うい。今のご時世で少年誌でお色気マンガという危ういジャンルをやる上で若干その意識の低さは不安になる。セクハラギャグとかフツーにダメだよ。なんなら昔からダメだよ。
そんな幽奈さんの中の人。『ゆらぎ荘』でお気に入りのキャラ、朧と夜々らしいです。なんか分かる。女性ウケしそうな気がする。特に夜々は可愛いけど、男のための可愛さではない、という雰囲気ありますからね。なんか分かるわ。ここで安易に夜々をコガラシラブにするのは悪手。ミウラ老師はそんなことしないだろうけど。飛影はそんなこと言わない。
まぁ、とにかく、思ってたよりも面白かったです。今後も聴くかもしれん。ミウラ老師からのメール来るかもしれないし。なんなら過去の放送(1つしかないけど)も聴くかもしれん。案外フツーに聴けた。まぁ、ミウラ老師いなかったら作品の話も少ないだろうから、割とつらいかもしれないw
とはいえ、それでも正直こっぱずかしい気持ちはあるんですよ。可愛い全面押しのラジオに馴染みがないのと、萌え系のアニメが苦手ってのもあって、当然その気はありましたよねぇ。そういう意味では今度のテレビアニメの放送、不安ですよ。多分「観てられねぇ!!」とリモコン放り投げる衝動にはかられると思う。やっぱあの全面に押し出された萌え臭、苦手なんだよなぁ。まぁ、逆に言うとそれでも大ハマリした本作スゲェって話なんですけど。やっぱり大好き『ゆらぎ荘』。なんだこのオチ。
センターカラー。3人組って予告されてたからフェス回のアイドルちゃんたちかと思ったけど、全然違ったw まぁ、ホントになると思ってたワケでもないけど、とはいえ彼女たち、割とキャラ立ってたから使い捨てるにはもったいない気もするんですよね。このまま白露様みたいなキャラになってしまうのだろうか。
あと、カラーでの幽奈さん。こんなに瞳ピンクだったっけ?と少し驚きでした。紙派だからカラー慣れしてないってのもあるのかな。
カラー裏。うらら嬢担当で人物相関図。なんならネームドキャラ全員から好かれてるんじゃないかというコガラシモテすぎ説の検証。うららファンとしてはそんな彼女も好きなんじゃないですか?みたいな余地ある。まぁ、このメタ的な立場に逃げるのがうらら嬢の魅力なんですが。何度も出した例えだけど、ギャルゲーの攻略非対象キャラの魅力。
全員から「好き」の矢印が出てるんですが、これ良いですね。別に恋愛感情なくても「好き」という表現にしてるの。恋愛感情、自覚がある人のみハートマークで区別つくようになってるのも芸が細かいし。ネタにされがちな兵藤くんも「好き」になってるのが良いよなぁ。そりゃそうですよね。仲良しだもの。コガラシ→兵藤だって「好き」ですよ。
あと、使われてる画像、かるら様と雲雀ちゃんだけネタ感すごくて笑った。好き好きアピールが過ぎるとネタキャラになってしまうのか。少年マンガとしての落とし穴というか、難しさを感じるw
本編。本編以外の話が長すぎるんですが。
とにかく本編。ちっこくなったコガラシくん。つまり、アントマン。サバゲー回では千紗希ちゃんマンがアントマンでしたが、今度はコガラシくん。
どうでもいいですが、アントマンとコガラシを繋げて読むとウルトラマンコスモス的なNGワードになるので注意が必要です。『ドラクエ10』的にはナウマンコック。青梅国際マラソン、阿蘇国際マラソン、みたいなヤツ。一番ひどいのはヤッターマンから始まる3つのワード。
ということで、アントマン目線のパンツで始まる。地味に芹パンツも入ってるのが良い。メインは千紗希ちゃんマンだけど、別の人だって見えるだろ、という当然の帰結。
んで、アントマン化した経緯。ピム粒子……ではなく、誅魔忍の霊苻。マイケルダグラスではなく、うらら嬢。ただし、ドジるのは雲雀ちゃん。最近、雲雀ちゃんの出番こんなんばっかですね。とりあえず出るけど、申し訳程度の仕事をして去っていく。まぁ、長編で活躍しすぎた反動だわ。仕方ないと思う。ぶっちゃけバランスが悪いくらい踏み込んでたし。
この回さ、コガラシの縮小がメインなので千紗希ちゃんマンに固執する必要はないんですよ。最初読んでる時「順に回っていくんやな」とかマジで思いました。別に学校にいるキャラなら誰でも成立する話ですよね。なんだけど、千紗希ちゃんマンオンリー。実質彼女の回。要するに、コガラシの縮小=ザキミヤ巨大化、という考え方なんでしょうね。巨大化属性を持ってるのはこの世界に千紗希ちゃんマンだけ。彼女は「見られる」が個性でありドラマなので巨大化も納得のいく展開です。「見られる」という意識の強さを物理的に表現すると、巨大化。んで、今回はコガラシくんが小さくなり、彼女に引っ付くことで、間接的に彼女の巨大化を描いてるんですね。コガラシくんからしたら、視界いっぱいに広がる千紗希ちゃんマン。
スクール水着にはパッドが付けられるらしい、という社会勉強。知らなかった……。パッドっていうと「胸を大きく見せたいんでしょ?」みたいな下衆な発想しか湧かないんですが、本作ではそんなことはない。ここらへん良いよね。上品。
“なっなんか水着の中に虫入っちゃったかも…!” と言ってるんですが、想像するだけで超気持ち悪い。鳥肌が立つレベル。よく放置したな。割と神経疑う。もっかいシャワー言って水着に隙間作れば落とせるのではないか。
んで、アントマンからの変態仮面でエンド。変態仮面な顔面も面白いけど、ブリッジ状になってる引きの画もなかなかギャグ感あって良い。それと、ポイントとしては、女子の水泳の時間なので、コガラシくん以外の男子に千紗希ちゃんマンの痴態が目撃されない、というのも優しいバランスですかね。まぁ、いくら理解あるとしてもモブ女子からのコガラシくんの評判はドン底で割と学園生活死ぬレベルだと思うんですがw
優しさという意味ではラストのコマ。事の発端である雲雀ちゃんが “もしかして あの霊苻で…!?” と察するのが面白いですね。最後に「コガラシくんは悪くない」というのを強調してくる。まぁ、モブ女子にその理屈は通じないだろ、というのはあると思いますw
予告。「次号酔っぱらったお姉さんたちが!?」。ペロッ、これは呑子先生回……!! リアルで担当交代があると呑子先生回がやってくる法則あるで。また呑子先生と担当さんが抱き合うのかな……というのは冗談で、多分夢咲先生ですね。最近の繋がり的に。夢咲先生は好きだけど、新キャラによって旧キャラが駆逐されるのを見るのはつらいので担当さんにも出番が欲しいところです。ウルトラCで仲居さんもあり得るけど、絵面に非常に問題があるので怪しいかw
『ジガ-ZIGA-』
ハチガネは怪獣サイドが作り出した人型怪獣。マジか。徹底的に彼のアイデンティティーに負荷をかけてくる。平凡な僕は実は選ばれし者だった、ってのは少年マンガとか若者向けの作品ではありきたりな設定ですけど、本作はそれと似ていながらかなり違うよね。嬉しくない事実ばかりが明らかになるw
まぁ、とにかくハチガネは怪獣。となると、もう1つベタなジャンルが見えてくる。抜け忍モノですね。個人的には『サイボーグ009』が好きだけど、まぁ例はいくらでもありますね。ジャンプ+の『地獄楽』はそのまんま抜け忍ですが、まだ直接組織と戦ってないのでちょっと抜け忍モノ感は弱いかな。
んで、急に喋り出す補助機のダオンちゃん。無機質な印象しかなかったのでちょっと戸惑います。なんなら良いヤツなんじゃあ、とか思いかねないレベル。まぁ、お世話係が情にほだされて、という展開もベタなんですが。
ラスト。自我を保ったままの変身。ちょっと『ブラクロ』ユノ感。まぁ、全然違うが。ハチガネとしてのアイデンティティーを徹底的に否定された後での “俺の名前は…” はクソ熱いですね。そっから怪獣プロレス開始ですよ。大好きなヤツ。
初回の頃は、人間が、少年がどうやって怪獣を倒すのか考えてましたが、気がつけば怪獣プロレス。世の怪獣映画、怪獣モノのサガというか、大体プロレスに移行しがちよね。ギャレスエドワーズ版『ゴジラ』はシリーズ1作目から怪獣プロレスしてましたし。そのうちキングコングと戦う予定ですし。
『ROBOT×LASERBEAM』
本編前のコラムが充実しておる。『鬼滅』とはちょっと違った形の充実ですね。マッチプレーとストロークプレーの違いとか、日本でのマッチプレー不人気とか、すげぇ面白かったです。
本編。逆境だけど特別な作戦は思いつかないので目の前の一打を全力でやるしかない。その結果、相手のボールにコツン。しかもコツンが連続。木登りショット並みにどうかしてるんですが、本作だと「まぁ前にもやったことあるし」とか思えてしまうので不思議。超絶プレーは見せてるんだけど、相手との差は縮まらない、というのも展開として面白いですね。「ロボすげー!」という高揚感はありつつ「でもまだピンチ」というハラハラは残る。先にギンローが打つのでロボはそれを目印にしてるだけ、というロジックも面白いです。結果としてはどうかしてる事態だけど、ロボの思考は非常にシンプル。
『アクタージュ act-age』
本番前にとりあえず顔合わせ。かばって死ぬ役なのでかばえるくらい好きにならないといけない、なので会いに行くというロジックがなかなか楽しい。めんどくさいけど、そういうキャラだから仕方ない。変人ゆえに行動原理が分かりやすいってのはありますね。
なんで役者を目指したのか。ちょっとこの確認作業は『呪術』っぽい。まぁ、どの作品でも必要とされる疑問なんですけどね。
天候が悪くなりそうなので一発で終わらせないといけない、と天使側にもプレッシャーかけてるのが面白いですね。彼女の巻き至上主義の確認であり、ちょっとした背水の陣的なハラハラ。もちろんヨナギ側にハラハラがあるのは当然なので、両者の本気が見れるというワクワクにも繋がる。
友達になれなかったので別の友達との思い出を利用する。それが出来るんだったら何でも出来るし、苦労しないやろ、とか思ったんですが、まぁ今回の一連の試練を通じてそのステップが実行可能になった、ということでしょうね。天使と戦う術を得る段階までは成長した。通用するかは分からない、という感じ。
『トマトイプーのリコピン』
ちょっと時間軸のややこしい話します。前号の感想記事で「前号のラスト、めめちゃんの語りに “あたしはね どんな人でも夢は必ず叶うと思うの だってあたしこんな素敵な世界で過ごすことが小さいころからの夢だった そんなありえないことが叶っちゃったんだもん どっちかっていうと寝てるときに見るほうの夢なんだけどね☆ でも…だとしたらどこからどこまでが夢なのかしら?” ってあるんだけどコレ超大事なヤツだよね? 前回書くの忘れちゃったから確認として書いときます」と書こうと思ってたんですよ。実際書いたんですが、ブログを更新する前に今号の『リコピン』を見たら(次号予告見ようと思ったら見えちゃった)、早くもそのネタが出てきたのでビビる。いや、前々号の話だから消すこたないんだけど、一応早売りで結果を知っちゃったし、なんかネタバレ野郎だと思われるのもイヤだし、「前回書くの忘れちゃったので」ってくだりが嘘臭いかな、と思って急遽削除しました。なので、今号の方で書いときます。ややこしいですね。前々号の時に忘れずに書いておけばこんなことには……。ブログをとっとと更新してればこんなことには……。
ということで、本編。ついに出てきた、キュートピアの真実。割と初期の方から何やら怪しい匂わせは繰り返されてたんですが、早かったですね。『いぬまる』の父親の件みたいに最終回付近でやる大ネタだと思ってたのでマジ意外です(『リコピン』終わるとは1ミリも思ってません)。まぁ、『いぬまる』の時に比べると露骨な布石が初期からあったので、まぁ当然っちゃ当然のタイミングなのかもしれませんが。
とにかく、過去最大の大ネタであり、伏線回収ドヤァですね。ちなみに、『リコピン』の初回、冒頭めめちゃんの語りの部分で “まるでルイスキャロルのアリスのように不思議な世界に迷い込んじゃったみたい” ってあるんですよ。当時は、身も蓋もないメタ的な発言をするギャグだと思ってたんですが、今になって思うと、『不思議の国のアリス』は意味深ですね。あれ、○オチの代表例みたいな作品ですからね。『アリス』に限らず、ファンタジー世界が実は現実の反映だった、ってのはこのジャンルにおいては鉄板の仕掛けなんですが。まぁ、とにかく『リコピン』もやっぱりそうでした。仕掛けてきました。なんかやってくるのは分かったけど、思ってたより重いw
ちょっとこのまま重い話やって何かが解決して良い話、みたいなことしたらマジで作品終わっちゃうんですけど。もうギャグ回には戻れないよw まぁ、さすがに極端に良い話、重い話に偏るとは思いませんけどね。そういう作家ではない気がする。なんか大仕掛けでドヤってくるだろうけど。
次号予告
次号も新連載。ぶっちゃけ全然どんな話か分かりません。コメディーらしいです。
なんと読切があります。新連載あるのに。ははーんさては『ヒロアカ』の穴埋めやな??と思ったら全然違ったw
目次
読者コメント。ガチキッズ丸出しのコメント最高です。自画像とコメントの平仮名率がもう最高ったらない。家庭訪問というイベントも懐かしくてオジサン泣きそう。
担当さんが交代されることに…高野さん一年間ありがとうございました!
(『ゆらぎ荘の幽奈さん』)
呑子先生と担当さんが泣きながら抱き合うのに期待するしかない。
てか、高野編集と『ゆらぎ荘』っていうと、やっぱスクジャンのツイキャスが思い出深いです。この話2度目だけど。スクジャンと『ゆらぎ荘』両方のファンとしては非常に印象的な人物となりました。ありがとうございました。かるら様フォーエバー!!(ワカンダ的なノリで)
原稿ひいこら言ってるといつも颯爽と枠線引いて消しゴムかけてくれる嫁様。感謝
(『ぼくたちは勉強ができない』)
筒井先生が娘ではなく嫁ネタ。しかも結構なレベルの良い話である。マジ筒井先生強い……!
てか、奥様、やってることが素人でも出来そうな感じビンビンで、それが余計に良いんだよなぁ。
トム・ホランドさんとアンソニー監督サイン入りポスターを頂きました!嬉しい!
(『僕のヒーローアカデミア』)
うわ、超うらやましい。『アベンジャーズ インフィニティウォー』やん。なぜかもう1人の監督のサインもらえてないのが謎だけど。
……と思って調べてみたら、来日したのアンソニーの方だけだったのね。ジョーはいずこ。
口内炎ができてるの忘れて、熱々のチリドック頬張ったらちょっと、涙出たよ。
(『ROBOT×LASERBEAM』)
痛い、マジ痛い。想像するだけで痛い。バカかよw(わかるけど)
愛読者アンケート
新連載についてと、「将棋について」。そのままズバリな質問である。選択肢に藤井四段……じゃねぇわ七段が出てきてるのも明け透け。
未だに四段のイメージが強いというか、「藤井四段」というワンセットの音で記憶しちゃってるから毎回もごもごしちゃうんですよね。
総括
終わった。土曜更新ホントすいませんね。特別所要時間が長くなってるワケじゃないからあとはワタシのやる気の問題です。いや、やる気はある。腰を持ち上げられるかの問題です。同じか。生活リズムが崩れてたワケじゃないのが泣ける。
繰り返しになるけど、『ヒロアカ』の裏でこっそり下書きになってる『銀魂』のこともたまには思い出してあげてください。
今週のベスト作品。これは新連載でいいんじゃないかなぁ。フツーに良かったよ。
次点として『リコピン』は入れておくべきなのかな。やっぱ大勝負に出てますし。
今週のベストシーン。『ヒロアカ』よりエリちゃん万歳。バンド演奏とか下書きとか関係ないです。エリちゃん最強説。まぁ、手の呪いのドラマが一区切りついた、という意味ではね、『リコピン』以上の大仕掛けだと思いますよ。
最後に、今週のベストキャラ。この人です。
- パンダ 『呪術廻戦』
- “まじで死んでるんですよ” が最高でした。
- あーてか『呪術』はオープニングをベストシーンに回しても良かったのか。まぁ、その場合はエリちゃんがベストキャラになるのかな。そこらへんの違いはいい加減です。とりあえずベストを3つ挙げよう、というコーナー。
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