北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

『生徒会役員共』490話の感想


 500の大台突入が目前ですね。すごい。年間50計算だとして10周年‥‥は去年か。

#490

 ※マガジンと単行本掲載の話数では1つズレが生じています。当ブログではマガジンに掲載されてる話数に準拠しますが、本来正しいのは単行本の話数です。上記の話数に+1したのが単行本版の話数になります(この段落テンプレ)。

 扉は広瀬さん。文句なしのメイン回という感じある。
 ちなみに、バレーのユニフォーム。身長の個性と直結してるから思い出しやすいけど、バレー部って設定が出てくるのも珍しいですね。
 人物紹介の文字を入れるスペースがなくて、斜めになってるのがちょっと面白いです。広瀬さんのデカさを感じる‥‥ (偶然)

 1本目からいきなり本題。2本目から本題に入ることが多いと思いますが、今回は別。なぜなら本題に入ることがオチとして機能する。
 ということで、合コンに興味を持つ広瀬さんでオチ。これ本作に慣れてる人、本作者に慣れてる人ほどビックリする話だと思います。逆に読者歴が浅いと「オチって感じではないよなぁ」とかなるかも。下ネタはあるけど、めちゃくちゃ上品な作品なので合コンはとんでもないイレギュラーなんですよね。マジ驚きました。

 男子バレー部と女子バレー部で親睦会として合コンをやるらしい。ちょっと安心するというか、思ってたより健全な感じありますねw まぁ、こういうのから色っぽいことになる部活も全然あるんでしょうが、本作的には。
 ということで、合コンって一体何するのか問題。困惑しながらも無難な答えをひねり出す森さんからのウオミーでオチ。下ネタが出て「んなわけあるかい!!」となるので、実際の合コンの健全感が増す効果あると思います。
 てか、オチの中に出てきた「ショーコ」という名前が嬉しい。偶然という考え方もあるけど、歴代の下ネタ担当キャラの中でもトップクラスの強キャラなので意図的なんじゃないですかね。

 青葉さんから10円ゲームのご紹介。全然知らないので泣いた(合コンに縁のない人生を歩んでおります)。
 今週青葉さんから始まるネタが2つもあるので驚きました。青葉さんが英稜生徒会の中での役割が確立されつつある。
 とにかく10円ゲーム。ハンカチの下で10円を表裏にすることで匿名でイエスノー質問が出来る。数は分かるので全員一致になった場合のみ答えが筒抜け。たしかに盛り上がりそうですね。筒抜けで恥ずかしいけどみんな一緒の立場なので誰かが攻められる構図にはならないのもうまい。10円ゲーム意外と奥が深い‥‥
 からの広瀬さんオチで笑った。生徒会に加わって久しいんだけど、広瀬さんの意外な一面が現れる。広瀬さんのこと知ってそうで全然知らなかったw 合コンの件もそうですが、生徒会とバレー部兼任って特性がうまく関わってきますね。

 試しに10円ゲーム。質問は広瀬さんより「実は気になってる人がいる」。合コンっぽいことを満喫してる広瀬さんかわいいw
 結果は2-2。こっから互いに疑い出したり、「告白するつもりだ」とか絞り込んでいくのも面白いんでしょうね。フツーだと。
 ということで、フツーではないウオミーが意外な角度から推理し出すので笑った。笑ったけど、これマジで10円ゲームの欠陥ですねw(多少緩いくらいが面白いって考え方もあるが) ウオミーが10円ゲームの提案者だったら完全に不正なんですが、提案は青葉さんなので安心。むしろ、初見プレイでそこに気づくウオミーの聡明さが現れた形。
 ついでに、ウオミー自身にも被害が出てるのが良いですね。フェア感というか、優しい世界。バレてもかまへん、というウオミーらしさでもありますし。

 青葉さんから「合コンさしすせそ」の紹介。青葉さんいろいろ詳しい‥‥!
 とにかく男(相手)をほめちぎる、それでいて詳しい内容はないワード5つ。以前ネットで「キャバ嬢さしすせそ」みたいな感じで目にしたことあります。当たり前にこんなのを気にする(しなきゃいけない)女性は大変だな‥‥と思いつつ、上司への「太鼓持ちさしすせそ」とかに言い換えることも可能か。
 からのウオミーさしすせそ。当然のように下ネタなんですが、めちゃくちゃ完成度高いので笑った。最初がセリフで、擬音や行為が3つ続いた後、再びセリフで落とす。それでいて、時系列順と受け取ることも出来るので物語性ありますよね。何より最後の「そ」が最高で。いきなり相手を地獄に突き落とすようなオチで爆笑しました。いや、相手によってはご褒美か。

 4ページ目は連結8コマ。忘れそうで不安な広瀬さんのためにウオミーが一計。サブタイ「レッツ実践」。他人事だったのに突然当事者になる森さんがおかしいですね。ウオミーに関しては多分、やりたいだけw
 とゆーわけで、シノっちへ電話。両生徒会でレッツ合コン。「このへんにスズ」が炸裂したのが嬉しいです。かなりの傑作というか、すごい差し込み方なので笑った。
 男女比が異常という件にウオミーが答えてオチ。忘れがちだけど、本作の基本設定は「男女比異常の桜才学園」なんですよね。女子オンリーなの3年だけなのでほとんど意味がなくなりつつあるけど、そんな男女比が再びテーマになったのがちょっと嬉しかったです。まぁ、別にいつものメンツじゃねぇか、という話なんですけどねw


 ということで終わり。合コンは驚きましたね。アオリにもあったけどホント「ありそうでなかった」。まぁ、実際の合コン本番はほとんど語られることないか、後日談が1本だけ語られる、とかなんでしょうね。ゼロもあり得る。
 んで、今週のお気に入り。これは「さしすせそ」だなぁ。とにかくうまい。サブタイが「相手たちまくり」なのもマジ秀逸ですね。あと、10円ゲームのオチも一本取られたような気持ちよさありました。

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 ショーコって表紙なったことあったっけ??と調べたら、あった。