北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2019年04・05号の全作感想

 子供の頃から映画が大好きではっきり言ってオタクレベルです。かなりマニアックな映画も好きで、先日観てきた映画は『ドラゴンボール』です。(面白かったですオススメです)

 2018年最後のジャンプです。合併号。さようなら2018。平方と屋宜をありがとう。『ゆらぎ荘』アニメ化もありがとう。
 タイトルに全作が付いたり消えたりするのは気まぐれです。というか、付け忘れ。

背表紙

 ジャンキャラしりとり。ルフィ→石神千空→うずまきボルト→トニートニーチョッパー。
 知らなかったけど、「ジャンプキャラしりとり」じゃなくて「ジャンキャラしりとり」だったんですね。細かく見てなかったw
 はいきた。初の予想的中。主人公縛りからの脱却のタイミングで当てたのでポイント高いです。実質全問正解と言っていいんじゃないかな!(ダメデス)
 予想ですが、前回書いた通り、嘴平伊之助でおなしゃす。イノシシだからね。これで当たったらポイント2倍ください。
 ただ、そもそも次回は考え方が分岐してるんですよね。「パ(pa)」限定なのか、「ハ」「バ(ba)」もアリなのか、「ア」とする可能性もありますよね。個人的なしりとり歴の中では、1つ目、もしくは2つ目のルールだったことが多いかな。3つ目はア行が多くなってしまうのが難点ですよね。まぁ、この企画では特に問題ないと思いますが。

表紙

 合併号なので全員集合。『ボルト』掲載号なので当然ボルトもいるよ。問題は次号。
 クリスマスなので、ツリーに各キャラの人形を飾り付けてる、という体。ただ、ルフィ、日向、デク、エマの4人がツリーに飾り付けてる。つまりこの4人は人間。『スマブラ』でいうマスターハンドの立ち位置。これでジャンプ四天王が確定したのかもしれない。アスタ、俺はお前の味方だからな……
 作品によっては人形という体を忘れてる、もしくは伝達ミスなんじゃないかって感じですね。千空、古&理、ヒグマとかかなり怪しい。幽奈さんも怪しい。みんな泣く泣く瞳を殺してる中、キラキラさせるのずるいよw

『JUMP FORCE』のおしらせ

 50周年記念タイトルなんだけど、51周年に出るゲーム。デク参戦だそうです。バトルしても違和感ないからそりゃ出ますわな。問題は日向とかそういう類だよなぁ。デフォルメが強めだったら出ても違和感ないけど、本作はどうなるのかしら。あと『バクマン』とかも鬼門ですねw

WJ特製毎日卓上カレンダー

 厚紙の付録。興味ない人にとってはジャンプが読みにくくなるやつ。私もいらないけど、企画としては楽しいのでイーブンくらい。
 毎日カレンダーって予告された段階で「なにそれ?」という感じだったんですが、月と日を組み合わせることで365日対応可能、という作りでした。なるほど。ついでに、月日とは関係ないけど、カレンダーっぽいセリフも付いてるのでそれも併せて楽しもう、という感じ。
 キャラと月日、セリフの相性が良いカードはほとんどないです。ひょっとしたら誕生日と関連されてる可能性もあるけど、私には分からない。
 ただ、幽奈さんの “おつかれさまです!” は原作でもこんな場面あったな、という感じで好きです。コガラシくんがバイトで帰り遅かったパターンのやつや。あと、ねずこに “おはよう” 言わせてるのも最高。太陽浴びても平気なやつ。

読者プレゼント

 「もう平静ではいられない」というダジャレなんですが、まだ平成は終わりませんよねw 平成31年は昭和64年よりも全然長いよ。
 今年の時事ネタを総復習。ここに『アベンジャーズ』が入るのは嬉しいです。『インフィニティウォー』は事件だったよね。あと、編集長もいて笑った。そういやあったな、そんな回w
 ちなみに、プレゼントの個数が4倍だそうなので、送ってみるといいですよ。

鬼滅の刃

 巻頭カラー。アバンもあって嬉しい。見開き扉はまさに今の本編とリンクしたやつ。無惨と柱とか。やっぱこの並びだと炭治郎が余計、とは言わないけど、少し違和感あるかなぁ。まぁ、ねずこの関係で無惨的に関心高いのかもしれないけど。
 本編。無惨ダンジョン突入。ちょっとテンション落ち着いちゃった感ある。割とよくあるダンジョン展開になったというか。分断されたり、偶発的なチーム組んだり。まぁ、あのまま盛り上がり続けたら楽しすぎていつか死んじゃうと思うので仕方ないのかな。
 義勇との師弟コラボ。こういう時に限って水の呼吸を使う炭治郎が八方美人すぎて憎いw さっきはヒノカミしてたのにな。
 どうでもいいけど、先日『ドラゴンボール超 ブロリー』観てきたので、「冨岡義勇特選隊」というダジャレが脳裏にこびりついて取れません。セリフないけど出てました。
 まさかのイノヘッド。どういうこっちゃ。ただ、新年号にイノシシが出る可能性が出てきたので個人的には超嬉しいです。背表紙と本編よろ。

約束のネバーランド

 レイたちが戦って、その時間でエマたちが探して、ラングドン教授がクリスのアナグラムに気づく(余計)のかと思ってたら、あっという間に薬は見つかった次の話に行くのでビビった。マジかよ。確かに無数の棚から薬を探すって地味だけども。いや、ラングドン教授だったら楽しい場面になるかな。大体そういう場面あるよねw
 あまりにサクサク進むので困惑してたら、エマ見つかる。前回もそうだったけど、ビビるって。急なんだよ。もっと遅延行為みたいな展開していいんだよ。週刊連載なんだから。予期してるより遙かに早く話が展開するのも相まってマジビビるんだって。
 んで、ミネルヴァ四天王参戦。ザジだって。温州蜜柑でございます……ってそれはサジ。
 ちょっと外部による助けが強力すぎるので「何もしなくても助かった?」みたいな気もする。細かい時間は分からないけど。

ONE PIECE

 ジーサンに飯をあげる。『ドラゴンボール超 ブロリー』でもあったんですけど、この飯のプレゼントってのは物語の中の善行としてよく使われますね。特にルフィは飯の恩が重要視されるキャラクターですけど。『ドラゴンボール』では人が仲良くなるときのほとんどすべて、飯のやりとりでした。
 小紫。花魁だから当たり前ではあるんだけど、『ONE PIECE』にしては珍しく性の匂いが濃厚にするので驚いた。ジジイの寝取られ物語みたいな感じですよね。いや、取られちゃいないか。
 金にうるさくて、泥棒女で、 “貧乏人は嫌いでありんす” 。ナミじゃんw
 最後にモモタマ。なんと微笑ましい絵面なんだ。桃太郎モチーフってのが気にならないくらい微笑ましい。玉の出番まだありそうで嬉しいです。

ハイキュー!!

 セリフなしで木兎無双をモンタージュしていく序盤が圧巻ですね。バレーのかっこいい絵面大集合、みたいな感じある。やっぱエースは絵になる。
 キャッチボール。バレー素人がチンプンカンプンなやつだ。見て区別つかないよね。実際のバレー映像だとマジで「言いがかりじゃない?」とか疑ってしまうレベル。まぁ、この手のファウルはどのスポーツでも分かりにくいものなんでしょうが。
  “今まで負けてもいい戦いはあった?” とかいうテレビ朝日殺し。キリンチャレンジカップとか正直負けてもいいよなぁw

『呪術廻戦』

  “不幸なら何しても許されんのかよ” は痛快ですな。向こうの言い分に一理がないとは思わないけど、結局のところ “うるせぇよ” で済む。惑わされずに “うるせぇよ” の結論を持ち続けられるのって大事ですよね。強い。私なんかはすぐ相手の話聞き込んじゃって揺れるので羨ましい。
 んで、チラッと出てくる沙織ちゃん。そうだったそうだった。最近キャラも増えたし、メインになるような出番も少なかったので忘れてたけど、地元の沙織ちゃんの件あるんだった。まさかこんな形で、匂わせ&焦らしで終わるとは。
 藁人形。箒でも効果あり。強制絶みたいな感じなのかしら。もしくは物理的な動きを制限するとか。
 ピコハンは笑ったけど、殺さないための武器変更が相手チームのゴム弾の話に繋がるのは良かったですね。ピコハンとゴム弾じゃ絵面的に大違いですが、やってることは同じ。
 ただ、あそこで箒が試合続行になるのはちょっとずるい気もする。お情けで生きながらえてるのに試合続行ってちょっと違和感ある。寸止めされたらもう負けでいいでしょ。
 んで、姉妹がそろってエンド。敵チームの刀持ってきてるのが良いですね。神経逆撫でしてる感。

ブラッククローバー

 鏡ビームが通った道をすべてブラックアスタが一瞬で回るってのがかっこいいですね。白い線を黒で塗りつぶす。今まで散々見てきたブラックアスタの演出が今回ものすごくきれいにハマる。
 んで、コミュ障チームの救援。毒魔法が毒である必要がないのが少し気になるけど、まぁ律儀にチームワークを見せてくれるのは本作のすごいところだと思います。毎回毎回よくやるよな。
 鏡ビームは強力だけど、所詮は鏡なので、こちらも鏡を使えば強さに関わらず反射できる、というオチも良かったです。アスタ以外がパワーのごり押しで活躍するのはちょっと違いますよね。アイディアで勝負してこそ。

ブラッククローバーSD アスタくん魔法帝への道 出張版』小林拙太

 やっぱ本作のコロコロ感大好きです。最高。『ブラクロ』との異常な親和性ですよね。『約束』じゃこれは出来ない。
 魔導書がコミックスになってるネタは素直にうまかったと思います。最後のマイナーキャラネタも好きです。原作の方にもいるマイナーキャラなのか嘘マイナーキャラという本作の創造なのか区別がつかないくらい「誰?」でした。ブロリーなら知ってるんだけどなぁ……(今週出番が多い)

全編描き下ろしJキャラ大集合年末番外編

 全連載作による番外編。1ページもしくは2ページ。テーマは年末。

 『ONE PIECE』。扉1ページで終わり。ショートギャグ読みたかった気もしますが、扉じゃないと一味が全員そろうのは無理だったと思うので結果オーライかな。しかし、まだジンベエいないんですね。

 『ハイキュー』。1ページ。とにかくツッキーが可愛い。小狡くバカ2人を操る話なんだけど、最後にちょっと反省の色を見せたのが面白いですね。バカの度合いをなめてたw

 『食戟』。倉瀬&小金井とかいう超マイナーキャラが出てきたので笑った。倉瀬さんは言われれば思い出せるけど、小金井……??という感じでした。むずいわ。そして、クリスマス用の鶏肉料理の紹介。まさか森崎が協力してくるとは思わなかったw

 『ヒロアカ』。微笑ましい雪合戦からの、殺意。笑った。絶対ダメなやつだw
 てか、古株順ではなかったんですね。何順なんだこれ。

 『勉強』。前回のセンターカラーの続き? 裏側? 普段カラー裏でやってるような4コマに近い。ただ、ネタはさておき絵一発で勝負する類の。こういうのは『ゆらぎ荘』がやるから大丈夫だよ……とか思ってたら『ゆらぎ荘』はちょっと違う感じだった。

 『ダビデ君』。2ページ。さすがギャグ枠。ダビデサンタのクソコラ感好きです。まぁ、メインは女性2人の方か。サンタコスでショートパンツってのは新鮮でした。2人いるとこういう遊びも出来るのか。あと、小便小僧トナカイの飛び方が良かったです。

 『アクタージュ』。2ページ。なぜお前が。
 サンタの役作りが出来ない。これは笑った。もはや1コマ漫画でいいんじゃないかな?って感じある。これはうまいことやったなぁ。マジしっかりしてるから本編で使えばよかったのに、とか思ってしまうレベル。まぁ、ほのぼの日常回ってそんなないか。特にこのメンツ。
 セクシー系の衣装という小ボケあったけど、『ダビデ君』と驚くほどに似てるので変な笑いがあった。ショートパンツで被るってすごいな。めちゃくちゃ珍しいと思うんだけど。

 『約束』。ボケろよ!!と言いたいところですが、まぁ本作はいいか。現連載陣の中でも許される作品だと思います。

 『dr.stone』。お年玉。紙幣というゴリゴリに今の本編と関連が強いネタなので驚いた。ただ、お題は「年末」なのでちょっとアウトw

 『ブラクロ』。年末の大掃除。大掃除からの変形ロボは良かった。「たしかに!!」という激しい納得がある。『アクタージュ』くらい良かった。

 『鬼滅』。クリスマスパーティー。こういう企画のとき、善子ちゃん便利ですね。登板率高い気がする。
 日光を克服したのにねずこが猿ぐつわみたいなビジュアルになってるのは笑った。なんでだよw

 『ジモト』。2ページ。さすがギャグ。話は紅白。一口に年末といってもいろんな切り口ありますね。紅白とかすげぇベタなんだけど、それでも被らないからすごい。
 「U.S.A.」は笑った。本作のためと錯覚してしまうようなヒット曲ですね。あと、ヒデのお気に入りがサチモスなのもなんか良い。

 『ゆらぎ荘』。呑子先生の忘年会。なるほど、忘年会もベタながらジャンプだと扱える作品少ないかもしれませんね。仕事関係の忘年会で、酒の席となると可能な作品は本当に限られる。
 てか、新キャラ出てきたので驚きました。呑子先生の在宅アシとか、使い捨てにしては結構ちゃんとした設定だし。今後本編に出てきてもおかしくないレベルというか。まぁ、出ないか。

 『相撲』。相撲部屋ならではの光景で面白いですね。餅つきって年明けじゃないの?という気もしますが、詳しくないので分からない。
 強制的にオチを発生させるレイナ様。面白いし可愛いしでホント強い。

 『呪術』。 “自分のキャラと話すタイプの漫画家です” が最高。このノリ大事だよな。恥ずかしがったり、嘲笑するのは良くないよ。絶やしてはいけないと思う。好き。
 んで、『呪術』トリビア&結構なカミングアウトがあってオチ。ずるいわ。こんなん面白すぎる。久保帯人に憧れたなら詩集書いてないで漫画描けよ!!とかすげぇ言いたい。まぁ、分かるけどw

 『ボルト』。カワキいじり……はいいんだけど、年末じゃねぇじゃん。まぁ、面白かったからいいんだけど。面白かったのは確かだけど、笑えるだけでなく「そんなにつらい過去が……」というニュアンスもありますよね。タイトルが「カワキの闇」ですし。

 『チェンソーマン』。貧乏クリスマスケーキ。『スターウォーズ フォースの覚醒』にあんな感じのまずそうなメシあった気がする。食で生活を象徴させるという手法は良いですね。奇しくも『ボルト』と似た話なのかな。
 あと、ポチタの元気な姿が見れたので嬉しいです。

 『獄丁ヒグマ』。2ページ。なんでお前が。番外編やるの一番大変じゃん……とか思ってたら “連載開始直後に番外編って正直チョー困るよな!” といきなり出てくるので笑った。これは有能。マジかよ。この無理ゲーをこなしてしまうのか。ちょっと前回の評価、まだ足りなかったかもしれない。
 マスコットキャラが初登場。先に本編読んでねって掲載位置が……。かわいそうだから変えてやれよ。しっかし、このマスコットめっちゃ可愛い。手で支えられてるのがすげぇ可愛い。あの子と手は別物だから一緒くたにするのもアレかもしれませんが、めちゃくちゃ良いですね。手になりたい。オイラという一人称も可愛い。
 あと、アヤハのピアスを後ろからとらえたショットがあるのがなんか好きです。ピアスの裏側をあんな丁寧に描く作品って珍しい気がする。

 『ネオ』。4コマが2本。コマの大きさを変えるタイプの4コマですね。
 面白いですよ。2本目とかちゃんと面白いんだけど、『ヒグマ』の直後に読むと、「あっ第3話で初登場する人だ……」って変なところが気になってしまうじゃないですか。先にメタなツッコミを入れた作品を見ちゃっただけに。これは本作かわいそうですわ。

 終わり。優勝は『呪術』か『ヒグマ』かな。若手、それも非ギャグ作品が最強に笑えるという結果でした。
 1ページ限定で優勝を決めるならば、『ヒロアカ』かな。

『獄丁ヒグマ』

 第2話なのでセンターカラー。あらステキ。今までで一番良いカラーでしょこれ。最初にこれ見てたら本作の印象また変わってたかもしれん。まぁ、最初には見せない、という作者の判断なんだろうけど。
 本編。兄貴とのビターなエピローグから始まるのが良い。そういうつらい現実みたいなのは無視しても進められるじゃん。少年漫画って。けど、そのつらさをしっかり描いた上で主人公の新たな日常を始める。その後も本話で描かれるのは前回のアフターケアだからね。すごい丁寧。1話の後処理がメインテーマで物語の本筋は止まってる、というのは奇しくも『ネオ』と同じ。
 んで、マスコット初登場。もう見ちゃったけどw いやしかし可愛いですね。ビジュアルもそうだし、世話焼きな性格もそう。顔に動きはないのに感情表現豊かなのが素晴らしいです。こういうポジションを美少女キャラにしないのは信頼できるなぁ。要するにメイド的なポジションじゃないですか。別に執事でもいいけど。
 1人スマブラ対戦。やったースマブラだー!!と思ったら3dsじゃん。『for』じゃん。なんで今『for』だよ。『sp』やれよw
 私の勝手な好みによるところが大きくなるんだけど、モンスターデザインが結構良い。大体こういう作品って異形キャラのデザインに乗れなくて、作品もいつもまにか人型と戦うようになっちゃうことが多いと思うんですが。スマブラもそうだけど、たまには人型じゃないキャラも欲しくなります。フシギソウとか、フシギソウとか。パックンフラワーは意外と人型になりそうな気がする。
 倒した敵の手を使う。ポケモンゲットだぜ!!的なコレクション要素ではなく、贖罪という話だったのね。これは見事だわ。そして、罪の部分は切り取ったから残された本人は気にすることないんやで、という結論づけるのも優しいですね。お前の手のおかげで助かってるから気にしなくていいよ、みたいな話じゃないですか。この設定は見事だわ。

『アクタージュ act-age』

 アラヤの元ネタ紹介。カムパネルラとの幸せはジーサンとの日々が元になってるらしいけど、ちょっと意外。よく知らんけど、カムパネルラって友人的な人なんでしょ。ジジイの方は疑似的な親子関係みたいな感じだと思ってたので。まぁ、別れが惜しい幸せな日々、みたいな解釈なんだろうけど、そういう変換が出来るなら母親との対話のためにヨナギに取材しに行かなくてもよかったんじゃないか、というか。クマも狩りに行かなくてよかったんじゃないか、とか。激昂したジジイと対峙してる時の緊張感を元に変換すれば済んだのではないか。どんだけクマ好きだよ、って話なんですがw 『レヴェナント』意識してるんじゃないかと個人的には疑ってるんですよね。ジジイが蜷川幸雄だとすると藤原竜也あたりがしっくりくるんですが。
 まぁ、とにかくジジイの死はエサになるのでマジあざす。そもそも病院に行かずに舞台に立ってるのがその証拠ですよね。それは黒山監督も同じことなんだと思います。死ぬのは分かったから死体の前で悲しんでないで残ったもの、次のものを見てくれって話ですよね。

「[こち亀]×[BLACK TIGERブラックティガー]特別編」秋本治

 ビックリした。まさかのサプライズ秋本。予告くらいしてくれよ。見逃しただけ?
 宣伝漫画、割と定期的に載りますよね。ここまで宣伝が多い作家もいない気がする。まぁ、秋本御大のためならいくらでもページ割きますよ、みたいな話なんだろうけど。ひょっとしたら年末号で一番の大ネタですよね。ジャンプに『こち亀』凱旋ってだけで宣伝になりますよ。いや、宣伝の宣伝ってのも変か。

僕のヒーローアカデミア

 ヒーローっぽくない個性として心操くんにシンパシーを感じていたモノマネ。なるほど、これは面白いな。てか、個性の内容について世間から反発される話が大好物すぎるってのもあるんですが。本来なら持って生まれた才能であるはずの個性が周りから当たり外れの判断を勝手に下されるってめちゃくちゃ残酷な話ですよね。残酷というか、気持ち悪い。
 そんなモノマネの話が面白くなりそうなので、デクが暴走するのは話がそれるようでちょっと残念でもある。あんなことされなら否が応でも物語の中心になっちゃうじゃないですか。モノマネどうすんねん。かわいそうやぞw なんとか絡んでくれるといいんですが。
 デクの暴走を止める手段、真っ先に心操くんが思いついたのでお茶子が出てきたのには驚いた。と思ったらやっぱ心操くんだった。心操くんの判断が遅れたパターンか。いや、躊躇なく身を挺して飛び込めるお茶子がどうかしてるレベルで強いって話なんだけど。

BORUTO

 センターカラー。元々原色ぶっぱみたいなカラーが多い本作なんですが、今回は担当キャラの色合いがそもそも豊かかつドギツいのでインパクトありますね。
 本編。毎回似たようなこと書いてるけど、律儀にバトルを入れてきますね。バトルをする必要あったのか、みたいな入りだったけど、最終的にはそのバトルから違う話に繋がるので面白いです。
 んで、本題としては、敵の急襲。ヒールがかぱっと開いてジェット脚になるってのは最高でしたね。女性じゃない場合はどんなトランスフォームになるのかしら。
 ぶっちゃけナルトいるので安心で、ハラハラが弱い気もするんですが、不安材料としては妹か。珍しく同席しちゃってる。

チェンソーマン』

 ストレスフルな同居生活。食事が汚いのは同情できるけど、風呂でうるさいのとトイレで寝るのは謎ですねw 前者は気持ちよくてテンションあがるからで、後者は安心感のトイレが新鮮ってことなのかな。
 「生中出」の本を守るために変身しない。変身すると自分が痛いから、だったらウソにならないと思った。良い話っぽいこと言えばごまかせると思ったのかな。だとしたら、こずるいw
 フィクション内のいんちきエロ本って好きなんですけど、今回は「DoERo」かな? みたいなタイトルが雑で良かったです。
 んで、新キャラでエンド。新キャラ登場のくだりだけやけに少年漫画っぽいというか、フツーなのがなんかおかしいですね。十字の目とツノなのでヤギ? 悪魔だから?

火ノ丸相撲解説席

 写真付きなのでビックリした。作中に適切な絵がなかった、そして宣伝にもなる、ということか。まぁ、写真の方が分かりやすいでしょうし。
 前、自宅での筋トレに四股がいいよ、みたいな話を聞いて挑戦したことあるんですけど、足があがらず心が折れました。股開いた段階で限界でした。むずい。

『ジモトがジャパン』

 クリスマス続くんかい。なるほど。前回「はえーよ!」って思ったけど、間違ってなかったのか。前回だけでも割と完結してたと思うので意外でした。
 女子の部屋へ夜這い。ジャパンの言い分が “やましい気持ちがなければ大丈夫!!” なんですよね。「えっ なんでダメなの?」ではないので、理解はしてる。ダメだよw
 今週のトキオ。 “親御さんは何故動かない この状況で!!” が好きです。毎週1つはお気に入りがあるからありがたいです。
 マスラオと『君の名は』。そういう考え方はしたことがなかったw そうか、ローカルガールに幻想を抱くシティボーイという見方も出来るのか。ちょっとだけ納得だわ。
 大オチはヒデ。おもくそ良い雰囲気になってて笑った。直接的な何かがあるわけではなく、キャンドルを挟んで静かに、それでいて楽しそうにだべってるだけ、というのが破壊力高いw
 トキオがキャラ崩壊したのかと思ったら都道府拳のレベルアップ。まさか成長物語としてこの長編を締めるとは……

『ne0;lation』

 新キャラ。番外編が初出なのが泣ける。
 そんな新キャラが加わってただの会話パートが楽しくなった気がします。2人だと単なるボケとツッコミで予定調和っぽくもあったので、そこにイレギュラーに発生する。
 自殺ゲーム。そもそもゲームとしてそんな楽しそうじゃなくて、つい始めちゃうってのが分からないんですが、なんかそれ以外に引き込まれちゃうような魔力、トリックが隠れてるってことでいいのかしら。最後の自殺についても「いやフツーしないでしょ」として思わないですよね。なぜか従ってしまう不思議な心理、みたいな部分の説明がごっそり抜け落ちて「ロシアでは死んでる」でゴリ押されるのでちょっと引っかかった。次回以降なんか理屈があるといいんだけど。

Dr.STONE

 龍水にクジを引かせるくだり、得たと思ったものを逃すと欲しくなる心理は分かるんだけど、ゲンちゃんの芝居が茶番に見えるのでそれ込みの作戦だと分かるやろ……みたいな気も起きる。ただまぁこれは本作が話を単純化して分かりやすくしてる部分に単純と言ってるだけのことなのでどうなんだろう。龍水にバカ可愛いみたいなキャラ付けをしようとしてるってのもあるのかな。悪人を魅力的な味方に転換するときによく使われる方法ですよね。龍水は悪人と言えるのかはさておき。
 地球の裏側に行くって話の前に「地球は丸かった」的な話を持ってくるのはキレイでしたね。これは原始人が味方にいることで発生した感動ってのも良いですね。ただ単に現代人が石化世界にいって科学無双するだけの話にはなってない。

火ノ丸相撲

 センターカラー。火ノ丸くんが赤で、久世くんが緑という色の対比が決まってますね。どうでもいいけど、センターカラーの扉の前に別のカラーページがあると少し埋もれるよね。
 本編。蟹江医師によるイップスの恐ろしさ講座。どうしても、デーモン小暮なのか……と気になってしまうw マジ蝋人形。
 心なら強いから大丈夫、と楽観視する意見に対して閣下おこ。端からだとただの心の持ちように見えるけど、本人と医者からしたら原因不明のトラブルなんだから深刻さにはギャップがありますね。よく心の病に対して「あまえだろ」と雑に言っちゃうバカが出てくるけど、それと似た構造ではある。今回のは火ノ丸くんへの信頼故のバカ発言なのでそれは全然違うんだけど。
 んで、体が思い出す。高校時代のみんなの姿がフラッシュバックするのは熱いですね。ラストの久世くんもそうだけど、大胆にビジュアルが変わった人がいるとこういうときは本当に助かる。

ぼくたちは勉強ができない

 フツーに教師目指しててウケる。いや、まだ一捻りある可能性もあるかも。
 んで、先生回なんだけど、いつものローテではないのが良いですね。今は教師という職業の意味の重みが違う。まぁ、それだったらもうちょっと唯我の葛藤にフォーカスした話になって欲しかった気もするんですが。
 ただ、もう1つ、今回の話で興味深いのは、子供。筒井先生が子供の話するんですよ。これは興味ある。しかも、ちょうど今号の目次で2人目の発表してるし。この話描きながら「こんなことあったなー」「2人目はもう少しまともに出来るかなー」とか思ってたんじゃないかしら。そう考えると、先生がかつての筒井先生、唯我が今の筒井先生の投影と言えるのかもしれない。風呂の場面での緊張感とか、子育て経験ない身からするとすげぇ分かるわ。あんな簡単に死ねる生物の世話とか神経が持たないw 世界で最も死んでほしくない存在が目の前でいくらでも死ぬ可能性をはらんでるとか怖すぎる。子供って大変……
 ラスト、中野編集長が引っ張り出されてるのは笑った。やっぱ子育て経験のある人にしか分からない共感はあるんでしょうね。

食戟のソーマ

 チェーンソーウーマンは朝陽ラブ勢。裏の世界って料理人同士でつるむこともないだろうから、どんなキッカケであそこまで慕うようになったのだろうか。顔とかだったら笑うけど。
 お題はクリスマスケーキ。タイムリーで笑う。さすがに本話で完結しなかったのは惜しいけど、早めに終わるんじゃないかしら。
 チェーンソーでケーキ作り。メレンゲ作りに活用するってのはイメージしやすかったですね。納得度は高いとも言えるし、意外性が低いとも言えるか。
 実食。イケオジのヌードで始まるから良い。女性審査員もいるのにね。
 最終的には『戦場のメリークリスマス』。キレイに落としてやがる。メリークリスマス、ミスターローレンス(モノマネ)。

ゆらぎ荘の幽奈さん

 女将さん回。扉からそうだけど、ミリアちゃんが無邪気に楽しんでるっぽいのが微笑ましい。当初のキャラクターからすると崩壊レベルで別人なんだけど、こゆずとの交流でここまで子供らしくなったのか……という感動がある。
 女将アイテムによるサバゲーに対して良い思い出しかない夜々&紫音ってのは笑う。お前らはそうだろうなw
 てか、しれっとかるら様&マトラがいるのでビビった。修行終わったのか? ザクロには会えた? 中断して合流してるのか、完全に終了したのか。謎い。
 そもそも、これは何の集まりなのか、何の宴会なのかも分からない。女将さんなので「あーはいそういう回なのね」とメタ的な理解は出来るけど。あと、バスタオルあれば混浴もokになってるのもちょっと笑った。徐々に緩くなってる……
 メタ的な立場から忘年会だというのは分かるけど、劇中で理屈を放棄してるので潔いというか、振り切ってる。
 んで、惚れ温泉。惚れ薬と違うのはスタートの時点でほぼ全裸という点ですね。やることが早いw
 朧、かるら様というガンガン行こうぜ組から始まるのは分かるし、能力的にリードできるのは分かるんですが、その流れに幽奈さんが入ってくるのが新鮮ですね。幽奈さんのポルターガイストで一区切りついて、他のグループに回される、というのも面白いです。その直後に猫神様を通じて割と非力グループの元に行くのが見事ですね。てか、猫神様かわいいw
 からの大人&マトラ組。夢咲先生が道具扱いされてて笑った。マトラと夢咲先生って新鮮な組み合わせですけど、どっちも呑子先生と縁が深いってことですね。そんなこの3人には他にも共通項があって、というのも笑った。そういや、そうだったな。巨乳組だわ。
 からのサギヒバ、こゆミリとハメ技組が続く。登場のバリエーションが豊富かつ、それそれキレイにグループ分けされてるのが面白いです。整理整頓されておる。
 ロリ組からの見た目ロリの仲居さんでゴール。今までが怒濤の直球エロだったのに対し、仲居さんだけ心に訴えかけるような色気で勝負してたのが見事ですね。キレイに落ちたと思います。あと、最近の仲居さんおばぁちゃんであることを強調しますね。前はそんななかった気がする。
 ぶっちゃけ、コガラシくんの理性が溶けた様子が一番見たかったのでナレーションで処理されたのは少し残念だったかもしれん。むしろ、コガラシくんだけ惚れ温泉入るとかでも楽しそうというか。結局コガラシ争奪戦になるんでしょうね。
 てか、アレですね。今回のエロは意外と珍しくモロにアレを思わせるタイプの絵面が多かったですね。理性がとろけるがポイントなので、その表現ってことだったのかしら。

『思春期ルネサンスダビデ君』

 ギャグも美術ネタも作者やりたくないんじゃないかしら……とか勝手に心配してたら怒濤の勢いで連発されるので笑った。節穴であったw てか、ヴィーナスさんが出てきた方がギャグ濃度が高まるってのはちょっと意外ですね。ダビデ君の良い人押しが最近強いのもあるので、ひょっとしたら本作で一番ギャグ純度が高いのはヴィーナスさんなのかもしれない。なんでやねん。
 ヴィーナスさん無邪気で可愛い……のは間違いないんだけど、話が通じない怖さもちょっと出てきたなw 今回の美術ネタラッシュがとち狂ってるせいもあるんだけど、どこに行ってもキャッキャウフフをキープし続ける様が常人の域を逸脱してるというか。意外と強い。本作最強キャラかもしれない。可愛いだけのキャラに収まらないのは、個人的に朗報です。

次号予告

 1/7発売となります。しばしの別れだ。
 巻頭カラーは『ONE PIECE』。指定席ですね。よく考えたら『約束』はアニメ放送直前なのに単独表紙ももらえず、巻頭カラーももらえないのですね。不遇だ。今号の巻頭が『鬼滅』でドンマイとか思ってたけど、それどころじゃねぇわ。まぁ、『約束』はいくらでも表紙もらえるか。今号の表紙だって四天王扱いだったもんな。
 あとは、田村先生がカムバック。うん、知ってた。てか、50周年の間に帰ってくるはずだったと思うの。てか、前も新年号に読切載せてた気がする。『タイガー兄とドラゴン』。違ったっけ?
 あと、連載作家の書初めプレゼント。何書いたか気になる。イラストってことだと思うけど、ガチ習字だったらそれはそれで面白いかもw
 新人ギャグ作家による企画もあるみたいです。新人ってことだと平方サプライズ降臨はない……のかな。

目次

 ジャンプバースデー。なんかやたらとジャンプキャラが多い。合併号だから2週分だとしても、めっちゃ多い。
 あと、読者がいない。泣いた。前回いたのにな。1年50週だとすると、全投稿の中から1/50(合併なので2/50)に絞られちゃいますからね。それに耐えきるほどの投稿が来てない。前も言ったけど、逆にチャンスですからね。定員割れってことですから、誕生日が該当すれば送ればかなりの確率で期待できますよ。

 てか、秋本御大の目次コメントがないのが悲しい。小林先生も欲しかったよ。

夜道を歩いていたら後ろからタップダンス?で追い抜かれてマジびっくりした
(『鬼滅の刃』)

 わろた。どんな状況なのだろうか。音楽聴きながら走っててノリノリだった? にしてもタップダンスにはならないよなぁw

とうとうガラケー卒業の時!!スマホデビュー!!しました!!さよならスライド式ケータイ!!
(『ハイキュー!!』)

 マジかよ。マジびっくりした。スマホまだってのもそうだけど、スライド式ってのも懐かしさがヤバイ。今のガラケーってパカパカが主流? そんな気がする。

ネタがないからって年末の番外編で身を削る必要があったんでしょうか…
(『呪術廻戦』)

 感謝しかない。

私事ながら、この度二児の父になりました。色々より気合い入れて頑張るぞー!
(『ぼくたちは勉強ができない』)

 おめでとうございます。あの目次コメントでお馴染みの娘が姉になるのか……と思うと目次コメントファンとしても感慨深いものがあります。

メリークリスマス!来年もどうぞよろしくお願いします!年末は地元に帰ろう!!
(『ジモトがジャパン』)

もう年末…今年も一年ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。
(『ゆらぎ荘の幽奈さん』)

 意外と少なかった。年末の挨拶。手抜きできるからやる人多いイメージだったんですけどね。まぁ、次号はあけおめの嵐でしょうが。最も手抜きなあけおめを探すのが私の趣味です。
 てか、コメントで思い出したけど、『ジモト』的に年末の帰省ってめちゃくちゃ大ネタですよね。クリスマスで2話やったの少しもったいなかったのではないか。

愛読者アンケート

 付録たちについて。ブログで全部拾ってなくてごめんね。そういうのを目的化するとブログ書くのが作業になるのでやめようと思ったんだ。
 あと、土日に行われたジャンプフェスタについて、行く前の質問。終わった後にブログ更新になってしまった。いやけど、発売日にジャンフェスってのもなかなかどうかしてるスケジュールでしょ。しゃーない。
 ジャンフェスに関しては、『ドラクエ』シリーズの誰かが『スマブラ』に参戦するという発表がされるのではないか、と一部で予想されてたので期待してました。なかったw 悪くない予想だと思ったんですけどねぇ。代わりにイレブンくんの結婚相手の候補が増えました。男と結婚するのは全然かまわんけど、ロウとはさすがにダメじゃね? 言葉の言い換えとかするのかな

総括

 ちょっと長くなった。まぁ、合併号なので仕方ない部分もあるのかな。

 ベスト作品。番外編の健闘も込みで『獄丁ヒグマ』にします。いや、マジで本作良いぞ。前回の評価はまだまだ過小だったと驚いてます。
 次点としては年末番外編、『勉強』『ダビデ君』あたりかな。あともちろん『こち亀』も。

 今号のベストコマ。『ハイキュー』より “今まで負けてもいい戦いはあった?” です。テレ朝が日本代表のサッカーを放送する度に思い出したい名場面。

 最後に、今号のベストキャラ決めて終わります。ひょっとしたら、余裕があったら、年間総括みたいな記事書きます。余裕で出来ると思ってたけど、怪しくなってきた。

  • 芥見下々 『呪術廻戦』年末番外編
    • これしかねぇわ。ホントは『ヒグマ』のロクとか入れたい気持ちもあったんだけど、さすがに無理だった。『BLEACH』読んで憧れるのそこかよ! 分かるけどw

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鬼滅の刃 14 (ジャンプコミックス)

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思春期ルネサンス! ダビデ君 1 (ジャンプコミックス)

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ジモトがジャパン 1 (ジャンプコミックス)

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