北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2019年08号の感想

 おひさしブリーフ(すり足)。
 前にも書いたんですが、今号からジャンプの入手経路が変わりました。私の方が変わらざるを得ないせっぱ詰まった状態です。頑張ります。いや、頑張るものでもないんですけどね。書いてる最中は楽しいから頑張らなくていいんだけど、とりあえず腰を上げる作業を頑張ります。そのためにはまず筋トレから!!とか変なことを始めないように頑張ります。

 ジャンプ8号です。いよいよ2019年の通常営業が始まります。うへぇ。

背表紙

 ジャンプキャラしりとり。ルフィ→石神千空→うずまきボルト→トニートニーチョッパー→アスタ→炭治郎。
 た、たんじろう……。ジャンプを手に取ってずっこけました。ここに来てまさかのファーストネーム。たしかに最初が「ルフィ」だからフルネーム縛りなんてないって話なんだけどさぁ。石神、うずまき、トニートニーのお三方は何だったんや。
 まぁ、前向きに考えましょう。すげぇ呪詛を吐きたい気持ちもあるけどな。
 とにかく主人公。チョッパーなんて例外中の例外。脇役はチョッパークラスの人気、存在感を得ないと抜擢はされません。姓名どっちでもいいからとにかく主人公優先。田所恵とかお呼びじゃねぇんだよ。けぇれけぇれ。まぁ、全作から主人公を出しても1年間もちませんので、いずれ脇役も出てくるんだと思います。チョッパー以下、田所恵以上の存在が選ばれるのでしょう。
 んで、次回。「う」です。早くも2度目の「う」。さすがに潮火ノ丸でしょう。リベンジやで。これでうずまきナルトとか出てきたらジャンプ破り捨てます。しりとりの展開的にもつまらないので勘弁でござる。
 ちなみに、火ノ丸くんだった場合、また「る」。まだ号数1ケタなのに展開が単調なのでは……。

表紙

 アニメ放送直前……ではない『約束』。
 ノーマンいるので笑った。イケメンやんけ。アニメ派の人は「うわぁ成長してるー」ってなるだけですけど、しばらく読んでない人は驚きますね。単行本派だとセーフなのかしら。生存は知ってるでしょ、たぶん。

TVアニメ『約束のネバーランド』メインキャストSP座談会

 主演の3人。全員女性なのな。よく分かんないけど、今の原作だとレイとノーマンって声変わりしてるのかしら。そもそも声変わりが何歳のことかも覚えてないんですがw
 知らんかったけど、レイ役の人、キルア役なんですね。私はよく「エマはゴンみある」とか言ってますけど、キルアの方が一致してたでござる。ノーマンが出荷されてからのレイはキルアみが増すと思うので、ちょっと楽しみです。
 そんなレイの「ママ」呼びが大人気なので笑った。そこかよw
 ノーマン役が “急に「エマが可愛くて!」って私が語り出したらおかしくないですか!?” と言ってるんですが、『お約束』ならいけるw このサイコ野郎!!

読者プレゼント

 社長。たぶんゾゾ乞食の件は関係なく偶然なんだろうな。ただ、だとするとなぜ「社長」でいけると思ったのかが少し不思議である。SF。うまいダジャレも特にないよね。

巻頭カラー『約束のネバーランド

 カラー扉は農園時代の3人。アニメ開始にあわせてもいるし、本編を考えても感動的。バッチリやないかい。右ページが背景だけってのが大胆ですね。すごい。
 本編。エマがノーマンに抱きつく見開き。これまた右ページが背景だけでドキッとするんですが、こっちの意図は明白。見開きとはいえ、右ページから見るのが自然ですので、一瞬の無意識レベルの「あれっいない」という驚きですよ。読者の視点よりも速く抱きついちゃってる感。それだけ嬉しい感。
 レイビンタ。そういや、ノーマン出荷の際、2人を騙すような形になったんでしたっけね。その件だよね。たぶん。エマとの再会のときは耳の心配(というかドン引きw)してたのとあまりに対照的な再会で良い。
 私は薄情なんで、ノーマンが生きてたのは嬉しいと思いつつ「ミネルヴァじゃないんかーい」みたいな気持ちもゼロではなかったんですよ。ただ、支援者の引継をしてたので、半分くらいミネルヴァと言っても過言ではないかもしれない。頼もしい。

『お約束のネバーランド』宮崎周平

 プラスでの連載の話を少し。『れっつハイキュー』を思い出すような本編の流れを丁寧に踏まえながらのギャグ的な再解釈でしたね。それだけで満足なんですが、その上アニメと連動してるのが面白いですね。今後どこまで連動できるかは知りませんが、話の内容がその週の放送内容とちょうど同じ範囲。これはうまいことやったなぁ。宮崎先生は出来る子だと思ってましたが、その前に企画が出来る子でした。
 本編。猟場編。アニメじゃやらないであろう範囲ですね。オリジナルエピソードも出来ただろうけど、あくまでもプラスでの連載の宣伝なので、「こういう方法でやっますよ」と知らしめるのが大事だったのでしょう。
 さっきから同じこと繰り返してるけど、アニメ派の人がうっかりココ読んだりしないですかね。「あっ……(察し)」となってほしい。
 ノーマンがいないのが個人的には残念極まりないんですが、代わりにサンディが頑張ってくれたので良かった。エマのコテコテなツッコミと良い相性してるわ。やっぱあのコテコテ感だよなぁ。『約束』をお題に遊ぶんだからあのコテコテ感は大事。
 残りの4本。どれもしっかりギャグ漫画してて面白いんですが、話の結論がどれも原作完全再現なのがマジすごいですよね。 “音楽!? 昨日の今日だぞ!?” とか笑っちゃいますし、どのネタでも「間違ってはいない……」という妙な悔しさすら湧きますw 『れっつ』と同じ方法論って言ったけど、この再現ぶりによる感動は『れっつ』以上かもしれない。

ONE PIECE

 マム来日。おおっ、これはアガる。過去のボスが再登場することは本作珍しくないですけど、前章の大ボスが出てくるってスゴイ。幹部たちの厄介さも嫌と言うほど知ってるのでワクワク感はんぱない。
 プテラノドンからのスピノサウルスなので『ジュラシックパーク3』臭がすごい。あの映画の看板恐竜揃い踏みじゃないかw
 バレずに戦うということで、変身。変身した上で登場してもいい気がするんですが、敵の前で変身するのはロマンか。たしかに来週休みでもワクワクを維持できる自信あるくらい楽しみですけども。

Dr.STONE

 コハクの乗り方よ。原始人がいきなり空飛んでアレ実行とかちょっと正気か疑ってしまうなw 高層ビルとかも知らない人だからね。野生ライフを送ってると度胸もおかしなレベルになっちゃうのかな。
 ぶっちゃけマップ作りの部分が無理じゃね?とか少し思うんですが、まぁそこをマンガ的に盛り上げて処理するのが本作は相変わらずうまいな。ヤギをあの場で狩る必要なんてないんですけど、やった方がかっこいいじゃないですか、みたいなそういうノリ。
 小麦って使い道無限とも言えるほど選択肢あると思うんですけど、保存食という意味ではパン最強ってのが常識なのかな。災害対策として缶詰のパンとか最近ありますよね。災害用の保存食としてはうまいらしいけど、どうなんだろう。味見はしてみたいが、1コ丸々食べる勇気はない。

『アクタージュ act-age』

 なんかコラムが始まったでござる。ただ「この役者に注目」らしいので、1章につき1回しか出来ない気がする。もっと脇のキャラもやるならいいけど。
 本編。突然ジジイが出てくるギャグ的展開は面白かったけど、その後が少し残念だったかな。何というか、「ギャグでござい」みたいな雰囲気になっちゃったというか。分かりやすいボケとツッコミなくてもよかったのに。コミュニケーションがあまりに成立してないのが面白いのであって、ボケツッコミがあるとちょっとコミュニケーションとして全うに思えてしまう。からなのかな。とりあえずなんか惜しかった。
 ゲーム画面が異常に荒い。世界をバカにしてるアラヤの視点ということなのか? あそこまで荒いと何か意図がないとおかしい気がしてしまう。ジジイ乱入のくだりもちょっと分かりにくかったですし。
 ババア参戦。ババアが若いので驚いた。数年ぽっちだと思いますが、あんなに変わるのか。

僕のヒーローアカデミア

 歴代継承者固有の能力も頂けるってマジか。あまりに大胆すぎる新情報というか。デクが知らない人になってしまいそうなイチモツの寂しさがある。
 新たに6つも頂けるとかスーパー個性マンじゃん。もうワンフォーオールどころじゃないというか、ワンフォーオールよりも6つも個性ある方が目立つというか。6つも個性あったらさすに説明が不可欠でめんどくさいことになりそうだとか考え出すとキリがない。
 割とマジで不安もある。6つの能力を使うのは最終章限定とかじゃない限り、受け入れられる自信がない。今のところ。

ハイキュー!!

 木兎のスター性が会場を飲み込んで、会場からの声援によって木兎がよりパワーアップ。正のスパイラルやばい。スターだから強くなる、ってのをここまでロジカルに描いちゃうのもすごいですね。大体の場合「強いからスター」とかそういう結果論になりがちだけど、ちゃんと「スターだから強い」という展開になってる。
 んで、八復活。ちょっと一球入魂の話というか流れと重なる気もしますね。まぁ、自惚れを捨てるのではなく、自惚れを得るので、結論としては真逆とも言えるのかな。客を味方に付ける話の直後に仲間というスケールの小さな話に落ち着く感じも良いですね。コントラストであり、客よりは仲間の方が頼もしいよなぁという説得力。

センターカラー『呪術廻戦』

 「影」というテーマをカラーで描くのは良いですね。めちゃくちゃ決まってたと思います。
 本編。バトルマンガだと血液使いって割と定番だと思いますけど、ただの肉弾戦かい!!という結論に行き着くのが面白いですね。血の触れた物を操るんだったらドーピングじゃなくて自分の体を宙に浮かせたりも出来んじゃね??とか少し思いましたけど、まぁ複雑なことすればドーピングも出来るか。あとちょっとギアセカンドっぽくもあるのかな。
 ケータイの使い道そうきたか。ハメ技にもなるほど強力な技をしっかりハメ技として成立させるのは良いですね。あと、グッボーイ可愛いw わしわし顔……良い……
 京都さんたちのクズっぷりが想像以上なのでドン引き。何重にもズルじゃん。なんか真面目に頑張ってるのが虚しくなるな。挙げ句そのゴタゴタに付け入れられてるし。得るものがなさすぎて泣ける。

鬼滅の刃

 宗教って親が作ってたんかいw 引き継いだだけというか、別に鬼になるとか関係なくあの立場だったのか。あそこまでやること変わってないのもすごいな。
 しのぶちゃんも毒にやられてたでござる。毒対決かよ。呼吸バトルの世界で呼吸の制限はエグいですね。術を得るまでの理屈が分からないけど、人間の強者を殺すためにあの術にしたとかだったら怖い。
 謎ガッツで復活のくだりはあまり好みではないんですけど、最後の1ページ、最後の1コマが最高だった。衣装が集中線になってるw

『獄丁ヒグマ』

 この掲載位置で気づいたけど、そうか本作も和モノか。『鬼滅』ほど和感ないですけど。
 寿命と命寿。分かりやすい授業であったw てか、扉がその件を扱ってんのね。蝋燭を入れるジャックランタンみたいなロクが意味深。
 老人殺しは良心。反論を描く必要もないほどの外道、という扱いなのが良いですね。一理ある……とか1ミリも生じない。
 アヤハがコスプレ。マジか。これは予想外でござる。ロクの次くらいに可愛い。強いて言えば全身を見せてほしい……がロクをアップにしたのは英断なので良し(ヨクネーヨ)。まぁ、正しい変身シーンというのは次回の『ONE PIECE』がやってくれると思うので、楽しみにしましょ。
 てか、無抵抗な老人をごつい長刀でぶった斬るのやばいな。大丈夫と分かっていても心理的な障壁がw
 子供じみたホームランスイングで反撃開始。子供っぽさが今の話的に大事なのかな。

センターカラー『白帝のエリカ』杠憲太

 フリーイラストのスペース。子供が産まれたばかりなのかと思ったら自画像でした。
 カラー扉。白い馬がいかつい表情してるので、まさかこいつがエリカちゃん……??と気づきましたw
 本編。エリカちゃんまさかのオスであった。ややこしいなw 競馬ファンからすると「こういう名前あるよな」みたいな感じなのかしら。引っかけが目的とも思えないし。
 ただ、冒頭の「実はネコと話してましたー」の部分は引っかけ。マンガならではの叙述トリックでまぁ面白いんだけど、騙すための騙しみたいな味わいが強いのがちょっとアレかな。単純に読みにくいんですよね。そういうことだったのか!という気持ちよさよりも、ん?なにこれ??みたいなマイナスがでかいというか。背景のカメラくんをアップにするのとか、完全に騙すためですもんね。「たまたま映り込んじゃいましたー(イッケナーイ)」みたいな体裁が成り立ってない。
 とにかく動物と話す。動物と話せるのはいいけど、そもそも動物の知性を考えたらあんな複雑な会話は出来ない……みたいな野暮なことは言いません。そういうハード路線の動物会話ものも面白そうではあるけど。それよりも会話するのが猫と馬だけだったのが残念だったというか。なんかもったいなかった気がする。馬も最後しか喋らないし。そもそも猫も存在意義あったのか疑問なレベルですし。別に猫が助けてくれるわけでもないし。変な話、全部イマジナリーフレンドでしたーというオチでも成立しちゃうよね。あと、単純に一番の旧友である猫ちゃんが蔑ろにされてるのがちょっと寂しい。
 いっけなーい遅刻遅刻!みたいな曲がり角で運命のバッタリ……が馬。ここ好きw マンガ界における最高レベルのベタに一捻りを入れてくる感じ。
 馬とライバル関係になるのは最高だし、調教師に恋する馬とかぶっちゃけ大好物すぎる設定だし、人間2人も可愛いし、動物2匹も可愛いんだけど、話としてはフツーだったかな。馬が処分されちゃう(主人公と同じ人嫌いが理由ってのは良い)ってタイムリミットサスペンスも一応あるんだけど、突然出てきたオッサンの心の声でしか説明されなくて、主人公もヒロインも馬も猫も知ったこっちゃないので空回ってたかなと。猫もオッサンもそうだけど、独り言が過ぎるんですよね。絡まない。
 あと、この手の珍しいジャンルの作品の見所である社会勉強的な要素というか、トリビア的な話。専門用語の説明は面白いんだけど、絵との一致が弱いというか。
 終わり。パッと見すげぇ面白いんだけど、前のめりになって読むとスカされるような感じでした。最後のトリオ漫才の部分とかすげぇ面白いし、あのノリ大好物なのでもうちょっとそういうのがメインで見たかったというか。まぁ、連載になったらそっちがメインになるから化けるのかもしれないけど……ってこないだツイッターで「連載ありきで読切を語るなよ」みたいな話したばっかりなんですがw いや、まぁとにかく惜しいというかもったいないというか残念だったなと。

ブラッククローバー

 人間クズ列伝。今週は『呪術』といいクズエンタメが多いですね。ただ、本作のクズでポイントなのは「王族マジクズ」という点だと思うんですよ。とんでもないクズっぷりを見せつけられることで「人間許すまじ」から「王族マジファック」に印象がシフトしてると思います。ここらへん小ずるいですねw
 んで、ゴーシュ先輩復活の儀式。アスタたちの友情にほだされて、みたいなあらすじレベルで理解すると割とよくある話で陳腐でもあるんですが、肝心の場面でモノローグを語ってるのはゴーシュじゃないんですよね。冒頭のちょい回想でややこしいけど、あれはエルフの方(名前忘れた)。ここが意外かつ感動的でした。敗北&消滅に関して納得する。納得はするけど、「全部許したわけじゃないからな」と綺麗事には落ち着かないバランスなのが良いですね。アスタの “オレはアンタ達のこと…忘れない……!!” という返事もそれを踏まえると、重い。
 シスコン復活。デレ顔芸が想像以上に可愛かったので良かったです。前から好きなキャラではあったけど、それでも刺さる良さがありました。

『ジモトがジャパン』

 初詣。時事ネタやるの偉いぞー。新年号ではないけどw
 友達が欲しいコミュ障。泣ける。友達が少ないからそういう関心が少ない性格だとか思われがちだけど、そうじゃない。泣ける。つらい。話すのが苦手だからせめて強烈な話すネタがあれば、と変なところにすがる思考も絶妙にズレてる。そのダメさがなぁ、泣ける。
 そんな彼が抱えた心の闇が具現化して怪獣となる。ジモーラとかそういう専門用語でギャグにしてるけど、これ割とよくあるというか、結構王道な物語なんじゃない? 全然あるよ、こういうの。主にバトルマンガだけどw
 てか、本作の舞台、東京都津々浦区だったんですね。東京24区? 23区のままだとしたら北区が押し出される気がして怖いんですけど。
 怪獣vsジモトラマン(の代わりにトキオ)。大通りに怪獣がいたり、電線越しの巨大トキオを映すショットがあったり、何気に熱いですね。先日某アニゴジを観たんですが、デカさ表現が弱くて萎えました。言葉で大きさを説明するだけで、それで歴代最大のゴジラとか自慢してるのクソダサい。つまらなかったです(そもそも期待するポイントがずれてた)。

 投稿。沖縄のジャンプ事情まじか。火曜発売がデフォルトってなかなかひどい話だ。本島でもそうなのかな? ちょっと日本の運送システム過大評価してたかもしれん……

『ne0;lation』

 モトコ。ネットは広大だわ……のあの人かw 押井守の映画を2本観ただけであんま詳しくないんですけど。そーいやスカヨハ版も観てないな。いつか観たい。ホワイトウォッシュ!!
 ていうかAIといえば平尾先生がAIじゃないか。作者が自己投影するタイプの悪役か。主人公に投影するより信頼できる気がする。
  “抜いていい!?” “ダメ 急に抜くと誤作動の元だから” は笑った。急に教訓めいてるというか、話の規模が小さく、家のパソコンみたいな話になってる。好き。
 車のスマートキーのくだり、良かったですね。あんまデジタルのイメージがないアイテムというか。スマホとかネットみたいな話ばっかりだったので、それとあまり結びつかない……けど知ってるアイテム。
 まぁ、かくれんぼの場面でのハラハラが弱かったのは少し残念かなぁ。映画とかでもああいう場面超好きなんですよね。いや、正確には嫌い。嫌いだから好き。

チェンソーマン』

  “死んだ命は無じゃ!” 鬼(悪魔)に死後について語らせるの流行ってるのか。『鬼滅』でも見たぞ。
 ソ連ソ連なのか。知らなんだ。ちょい昔設定なのか、もしくはソ連が解体しなかったif近未来なのか。
 チェンソー連発。やっぱ「チェーンソー」ではないんですね。シマヌみたいに表記がグチャグチャだったら面白かったのにw
 人体を握りつぶして主に口から出た血を飲むって面白いですね。たしかに人間の構造的に血を絞るのに効率的かもしれない……と妙に納得してしまった。

センターカラー『ぼくたちは勉強ができない

 アニメ情報を載せるのでカラー裏の4コマがなくなっちゃいましたね。アニメ終わったら復活するのだろうか。
 というか、カラー扉がここまで本編と無関係なのも珍しい。本編で出せないけど(滑るし)スノボー好きなんじゃあ!!という作者の悲鳴かな。
 本編。運動音痴というか運動経験が乏しいのでアレなんですが、足がつったときって足の裏揉むの? なんかサッカー選手とかが足伸ばしてるイメージが強いんですが、あれは1人で処置するときの方法なのかしら。そもそもアレ、足つったのではない?
 キスの件。「相手がどうこうじゃなくてお前はどう思ったんだよ」というリズヘッドの助言がナイス。そっからうるか嬢への劣等感という唯我のドラマに繋がっていくのもすげぇ面白い。たまに全うに面白いからビビるよな、本作。読みながら情緒不安定だよ。
 んで、唯我が無理して走ってうるか嬢に追いつく(1周遅れだけど)、というのも最高。颯爽と走るうるか嬢を見守るだけじゃなくて、自分も走る。唯我が主体性を持ち始めるドラマですね。目的を持って頑張ってる女性陣に劣等感を抱く唯我の成長の兆しですよ。良いなぁ。ごちゃごちゃ喋って説明臭くするんじゃなくて「走る」というアクションで表現したのがめちゃくちゃ良い。やるやんけ。まぁ、少し喋ったけど。ポエミーだったね。まぁ、アクションがあるから全然いいです。青春の象徴としての「走る」。
 珍しく走った唯我がランニングハイに入るのも示唆に富んでて良いですね。今後の唯我の人生は明るいかもしれない。

火ノ丸相撲

 天王寺くんと裸エプロン。仰々しく煽ってるけど天王寺くん勝つに決まってんじゃん……と思っちゃうよなぁ。刃皇に土を付ける画は、そんなナメた印象をぶち壊すに十分すぎるインパクトでした。これはやられたわ。まんまと驚かされたというか。
 火ノ丸くんの新聞沙汰。「協会からは厳重注意」らしいので笑った。注意を受けてシュンとするもすぐにイチャつきだす2人が見たいなぁw
 加納くんのドラマの下準備をするために出てきた四方田くんも良いっすね。ポエミーに語って加納くんを立てるためだけの存在じゃなく、最後の最後に “まんまお前を知った今の俺の心境だよ ったく…” と四方田くん自身の話になったのが良い。「好き」の伝え方オシャレすぎんだろ。
 しっかし、加納くん口悪いなw 突き抜けすぎて読んでて気持ちいいレベル。

食戟のソーマ

 乳製品使わなかった件が料理人の自己満足じゃなかったのが良い、と前回の時点で思ってましたけど、その件が今回にも絡んできたのでさらに良い。まぁ、逆に言うと、前回の理由がフェイクだった疑惑もあるんですが。審査員のこと気遣ってるフリしてたけど、本当の狙いはそこじゃなかったかもってことですよねw
 んで、ソーマくんの異能。とにもかくにも定食屋。ソーマパパの遺伝子ですね。朝陽に父殺しを先に達成されちゃって立つ瀬のない父親だけど、その正当後継者がリベンジに来たぜ、というドラマが熱い。
 『銀魂』の菅田将暉ネタ以来に見たな、ジャンプの裏表紙広告ではお馴染みのあのゲーム。クッソくだらないダジャレなんだけど、「クランブル」というキーワードは事前に出してきてるので憎たらしいw

ゆらぎ荘の幽奈さん

 わーい、巻末で地獄だーw この感じ久しぶりー。
 扉。新幹線に乗車ということでみんなが縦一列になってるのが牧歌的で良い。ただし幽奈さんだけは浮いてるし、壁も無視できるのでコガラシくんの横をキープしていて……というのが本編と関係するとは思いもよらなかったんだぜ。秀逸。
 本編。いざ京都、いざ修学旅行。恋みくじがキーになるそうです。なんか『ニセコイ』で聞いたことあるような話だなw その言い出しっぺが雲雀ちゃんってのが良い。あの中で一番『ニセコイ』マインド持ってる。
 その恋みくじの御利益の説得力をこれ以上ないロジックで説明してくるので笑った。これはマジだわw みんなが必死になるのもやむなし。逆に言うと、「どうせあんなの迷信」という言い訳が通用しなくなったんですよね。逃げ道をふさがれてる。
 あと、地味に良かったのが、絶対ガチで信じてるであろう雲雀ちゃんが、コガラシくんを誘うときに “でもまぁ相性占いみたいなものだよ!” と「信じてませんけど」的な体裁を取ったとこ。小ずるい……。そういう小市民感が好きだぜ。
 そんなガンガンいくわよ組に対して徹底してツッコミを入れ続ける、リアクションを取り続けるのが千紗希ちゃんマン。当たり前だけど、修学旅行編の実質的な主人公は彼女なんですね。
 ちょうど前回さ、私の感想で「修学旅行が大ネタなのは分かるけど『ゆらぎ荘』という作品において学校は本分ではない」みたいなこと言ったと思うんですよ。そしたら今回、 “たぶんゆらぎ荘に住んでいないあたしが 今一番…” と千紗希ちゃんマンに言わせてるじゃないですか。やだ、通じ合ってる……(気持ち悪いファン心理)。
 いや、マジで見事ですよね。本作が抱える構造的な欠点……とも思える部分をドラマに組み込んでくる。
 かるら様参戦。発想が兵藤くんと同レベルなので笑った。結構な侮辱やぞそれw
 朧も参戦。かるら様と朧の捻れた友情みたいな話も好きだからちょっと楽しみです。なんだか期待できそうな予感。
  “いいポジションとったな” と言われてる兵藤くんに “羨ましい通りこして同情するぜ” と言わせてるのも良い。よく考えたらモテる苦しみは千紗希ちゃんマンの得意分野ですよね。兵藤くんには一生理解できない感情だと思いきや、ドロドロを目の当たりにすると理解できたw
 『ゆらぎ荘』と学校の話とも通じるんですが、千紗希ちゃんマンのドラマにおいて、芹は重要ですよね。ゆらぎ荘組に劣等感を抱いていたけど、逆に言うと、今は修学旅行。学校ですので、言わば千紗希ちゃんマンのホーム。ホームの利といえばサポーターです。うらら嬢は役に立たないだろうからなぁw うらら嬢は面白がるのが優先してますよね。芹も同じように面白がってるように見えるけど、実際はハッパをかけてる。女の友情、熱い。
 変態仮面。思春期には色々ありますねw(あのお母さん好き)
 じゃなくて、 “千紗希さんは普通の人より霊力が強くなったので… 霊力で身体能力が強化ができるようになったんだと…!” “あっあの! 訓練すればきっと暴発も防げるように…” ですよ。わざわざ幽奈さんに説明させてるのも丁寧ですが、要するにコレ、以前の幽奈さんのポルターガイストですよね。序盤に “幽奈さんが見えるようになって…” “すごく実感した” “幽奈さんが本当にいつも… 冬空くんのそばにいたってコト” と幽奈さんにジェラスでしたけど、奇しくも以前の幽奈さんと同じような苦悩を抱えることになるんですよ。うわ、うまっ。相変わらずだけどアホみたいに話がキレイ。引くわ。変態仮面から良い話への振り幅がエグすぎる。
 んで、最後の一押しを担当するのがかるら様。女の友情良いわぁ……。サバゲーでチームを組んだ仲ですね。千紗希ちゃんマンのドラマとしても熱いけど、こういう状況でわざわざ敵の助けになるようなことをしてしまうかるら様の成長も感じる。いいじゃん、ライバルが勝手に落ち込んでるんだったら脱落ってことにしとけば。全力で戦って勝たなきゃ意味がねぇんだよ!!……ってどこのバトルマンガだw
 しかし、アレだ。それなりに長い連載期間があるので、どのキャラ間にも因縁や過去のドラマがあって最高ですね。テキトーに2キャラ並ぶだけでファンとしては勝手に「この2人がこういうことを言うってのはつまり……!!」と感動できてしまう。いや、もちろんそんなことも承知でより感動できるよう作者が組み合わせてるんですけど。はぁぁ、『ゆらぎ荘』良い……2019年も最高やで……

『思春期ルネサンスダビデ君』

 美術入門の方では超大ネタ、モナリザ。かと思ったら次回は4ページに拡大するらしいので嬉しい。あんま本編と関係ないけど、面白いから全然いいです。
 ただ、パロラッチャ辞典の方がですね……紙版だとイタリア語のルビの印刷が潰れちゃって読めない……。本文の方でパッレとは分かるけど、その前の1文字(?)が迷宮入りである。cheのイタリア語読みって何なんだろうか。

  • 追記
    • 教えてもらったんですが、cheでケと読むそうです。イタリア語むつかしい……

 本編。フィレンツェ墓地は笑った。どんな墓地だよw
 ゴリアテとのブロマンス。ゴリ→ダビの方向で好きすぎるのかと思ったら最終的に逆方向も成立したので笑った。
 鈍感なので最強なゴリアテ“見えなきゃいねぇのとおんなじだよ” という前号の『呪術』真希さんの名言を思い出すな。あんな感動的な場面と同じことやってんのに、なんでギャグになるんだ……。
 超人と思いきや実は虫が苦手。斉木とか左門くんに続いてゴリアテ。ギャグ漫画で定番の設定になってるのが不思議だ。意外性と共感ってことなのかしら。
 美女だと思ったのが実は霊で……というのはビビるよね。エロとホラーは紙一重やで。あと、何気にこのヴィーナスさん(霊)の登場の仕方もめちゃくちゃうまくて。霊がいっぱいいてビビってると突然出てくるんですよね。そのまま話がヴィーナスさんとの方にシフトしちゃって忘れそうになるけど、元々の無数の霊に襲われてた件が何も解決してない。つまりこの人は……という誠実な流れ。
 ぶっちゃけ、霊でもヴィーナスさんならいいよね……(『マトリックス』のサイファー的発想)

次号予告

 『ヒロアカ』が表紙&巻頭カラー。シリーズ累計発行部数2千万部突破記念だって。ちょっとクラクラするような数字なのでビビった。ちょっと引くわw 「今回のジャンプ記事1文字につき1円差し上げます」と言われても2千万は無理ですよ。いって2万。それの千倍。1年50号として、20年ブログを続けないと無理。死ぬわ。そもそも1円=1部じゃないし。なんだこれ。
 まぁ、とにかく『ゆらぎ荘』がセンターカラーなので私は満足です。なぜか予告ページを占める面積もめちゃくちゃデカいし。ありがてぇ。
 てか、ひょっとして次号の『ボルト』ってセンターカラー逃す感じですか?? だとしたら2回目か3回目の珍事ですね。

目次

 ジャンプバースデー。『ジモト』のヒデとか、『ダビデ君』のヴィーナスさんとか誕生日設定されてるんですね。変なところで感心してしまった。後者とかは意味のある日にちかもしれない……という思いを胸にスルー。

巻頭感謝&更なる4C制作中!年末は恐竜を見に福井へ!大雪に埋もれた♪ <ぽすか>
(『約束のネバーランド』)

 「4C」に「カラー」とルビが打たれてて驚愕。まったく知らない言葉なんだけど、専門用語なのかな。なんか検索したらそれっぽいの出てきたし。
 後段はちょっと『ジモト』を連想してしまいますね。やざぁ。

祝!約ネバアニメ化!皆さんアニメを見ましょう!サンディは出てないけど…
(『お約束のネバーランド』)

 『お約束』を楽しむためにもアニメは見た方がいい……という心境です。

実家の猫の癌が寛解してから早二年、再発無しの健康体。撫で回してきました
(『僕のヒーローアカデミア』)

 よかった。ペットで猫にも癌あるのか……とか思ってしまうレベルなのでいろいろビックリ。とにかくよかった。
 てか、直接は言ってないけどこれも「正月に帰省してきました」の言い換えか。制限された文字数の中に広がりを感じる。

朝から変な感じがして第六感警報と思ったらスリッパを左右逆に履いてただけ
(『鬼滅の刃』)

 今週の優勝。すげぇ良い。気づいたら何てことないけど、具体的に気づけてない段階の「なにかが変だぞ……」というソワソワ感、ありありと伝わってくる。文学。

福島の人気お土産エキソンパイ!牛乳と食べるとおいしさ120%らしいです!
(『ジモトがジャパン』)

 名前の由来が1ミリも想像できないな、エキソンパイ。ググってみたらおいしそうでした。食べたい……。

最近やたらほうじ茶ラテと紅茶ラテを飲んでいます。なんというか、ちょうどいい…
(『ゆらぎ荘の幽奈さん』)

 やはりミウラ老師は可愛い。OL感。
 てか、紅茶ラテってミルクティーもしくはロイヤルミルクティーと違うの? 明確な定義とかないんだろうけど。

愛読者アンケート

 読切について。今週は3キャラについてあるのかよ。しっかり馬まで聞いてるので笑った。
 大問2が面白い。「絵柄が新しいと感じる連載作品」「絵柄が古いと感じる連載作品」「絵柄が好きな連載作品」をそれぞれ。徹底して絵。まぁ、本気で答えようとすると、ぞれぞれ『ゆらぎ荘』『ゆらぎ荘』『ゆらぎ荘』ですね(コガラシくんはキャラデザがコンセプトとして古い)。除外して考え……ようと思ったんですが、考えれば考えるほど分からなくて。あまりに絵柄に対しての好みをあまり考えたことがないというか、私のマンガの読み方が如何に偏っていたのか痛感しました。あんま絵柄でどうこうってのはない気がする。作品が好きだから絵柄が好きになるってパターンが多いのかな。特にジャンプだと。まぁ、『ヒグマ』なんかは作品全体に対する好きのうち絵柄に対する好きの比率が大きめ、というか始まったばかりなので引っかかりの1つとして絵の魅力は大きいかもしれない。ロクとかアヤハとかロクとかロクとか可愛いじゃないですか。ただ、こういう「可愛い」は果たして絵柄の評価でいいのか? とか考え出すとキリないですね。
 こうして書くと「絵柄に対する感動がない」という中二病みたいですけど、実際は違いますからね。それを具体的に意識して言語化する癖がついてないだけです。他の部分だけ極端にそれを繰り返してるからバランスが悪くなってるのもあるんだと思います。

総括

 どや、深夜だけど月曜更新できたで。ほめてつかわす(自己完結)。

 今週のベスト作品。『勉強』か『ゆらぎ荘』だな。作品が抱える構造的、そして根本的な欠陥をキャラクターの劣等感に落とし込むことで感動的なドラマを作り出す、という手法が奇しくも一致していました。まぁ、比較して考えちゃうと、『ゆらぎ荘』優勝だよなぁ。
 次点は『勉強』と『お約束』ね。

 ということで、今週のベストシーンは『勉強』の唯我ランニングで。具体的な1コマというと、悩むなぁ。まぁ、無難に “遠くで立ち止まったままよりはずっといい” になるのかな。ちょっとポエミーすぎるし、ランニングハイのくだりも入れたいんですが、やっぱ画的に決まってるのはあそこか。ラストも良かったけどね。

 では、最後に今週のベストキャラを決めて終わりにします。2019年もよろしくお願いします……って新年じゃねぇか。 

  • 玉犬 『呪術廻戦』
    • グッボーイ!! マジ可愛い!!
    • いや、唯我とか千紗希ちゃんマンも考えたんですけどね、わしわし顔が可愛かったんじゃ……

gohomeclub.hatenablog.com

食戟のソーマ 33 (ジャンプコミックス)

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火ノ丸相撲 24 (ジャンプコミックス)

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  • 作者:川田
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2019/02/04
  • メディア: コミック
ぼくたちは勉強ができない 10 (ジャンプコミックス)

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Dr.STONE 9 (ジャンプコミックス)

Dr.STONE 9 (ジャンプコミックス)

  • 作者:Boichi
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2019/02/04
  • メディア: コミック
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