北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

『生徒会役員共』522話の感想


 梅雨入りってマジすか。すごくいやです。

#522

 ※マガジンと単行本掲載の話数では1つズレが生じています。当ブログではマガジンに掲載されてる話数に準拠しますが、本来正しいのは単行本の話数です。上記の話数に+1したのが単行本版の話数になります(この段落テンプレ)。

 扉は横島先生。横島回というわけではないんですが、2本目とラスト7本目の担当なので納得もある。本編と衣装が違うのはお得というか、頑張るなぁという印象。ありがたいことです。

 床のワックスがけといえば『ベストキッド』ではなく『妹は思春期』であったネタを思い出す(ピカピカにしたら反射でパンツ見えるんじゃないかと男子が張り切るネタ)んですが、今回はその一歩も二歩も先に行くオチなので爆笑しました。同じく反射で何かが見えるかも、という話なんですが「新品のツルツル」からそう繋げてくるとは‥‥。
 そんな会長の内心で完結する話なんですが、「表情に出てんだよなぁ」とツッコミが入るので最高です。アリアの聞き違いとは別の良さがある。

 横島先生の爪。スクエアオフという形らしい。真っ平らで巻き爪の予防だとか。そんな会長の解説に「へー」と感心するタカくんが妙に可愛い。こういうの組織やチームに1人いると雰囲気良いのかもな、とか思った。副会長らしさかはさておき、貢献度は大きい気がする。
 そんなスクエアオフ。真似したい気持ちはありますが、爪の形が悪いからなかなか出来ないんですよねぇ。すごいコンプレックスです。今更どうすることも出来ないし。無駄ですねこの段落。
 まぁ、そんな会長の解説&感心するタカくんを尻目に横島先生が思いに耽ってオチ。まったく的外れだけど会話が成立してるから放っておこう、みたいな感じちょっと分かりますね。損はないわけですし。

 女子トイレ。いわゆる音姫の代わりに流すのもったいない問題。顔も見えないし、女子同士だし別にええがな、と思ってしまうんですが、無神経なのかな。まぁ、関わりのない問題なのですが、大変だなぁと。
 それに苦言を呈するスズの「トイレ一回につき流すのは一回」という提案に会長とアリアが思わぬリアクション。てっきり下ネタに行くんだと思ってたら全然違うので笑いました。2人からボケてくるわけでもないし、まさにスズが言ってた「思わぬ展開になってどうしよ」でした。これは予想外だw この男子禁制トーク感すごく好きです。

 2年組がマラソン。マラソンだと男女混合になる、みたいなメリットもあるのかしら。
 話としては、ラストスパートをかけるタイミングが難しく、タカくんに助言を求める轟さん。その横でマイペースなのか均一ペースなのかで走り続けてるスズが良いですね。背景ではあるんだけど、轟さんとのギャップ。実際、ペースの上げ下げはしないのが体力的に一番効率いい、みたいな話も聞いたことある気がします。スズはそれを実行してるのでしょう。
 んで、なぜタカくんに聞いたのか、でオチ。「そこに関連付けちゃうかー」は本作においてかなり汎用性高いツッコミな気がしますね。大体コレでしょ。特に下ネタに飛躍するようなとき。

 同じくマラソン大会でのムツミ。助言求めるならこっちだろ、と直接セリフとしては出てこないけど、分かってますよ的なタイミングでの登場なのでなんか良い。
 てか、背景にパリィさんいるのですね。苦戦してる様子。体力自慢って感じじゃないから納得……な気もするけど、ムツミのちょっと後ろにいるってことはかなり凄いのかも。
 話としては、直前の轟さんと似ていて「ペース配分」。当たり前ですが、轟さんとはまったく別の切り口のオチになる。ムツミの「くっ」の顔やばいですね。超可愛い。白々しい演技を見抜いてる中里さんの冷静なツッコミ、というのも関係性として素敵。大食いだけど、乙女でもあるので言い訳を用意しないとおかわりもしづらい、というめんどくささが良いですねぇ。微笑ましいったらない。

 ラストページはまさかの「前回のおまけ」。つまりは桜才新聞における夢占い特集。それが発表され、見てる人たちの話。作り手は一切出てこないってのが良いですね。それは前回やったので、という省略。
 そんな桜才新聞。4コマが載ってるのが気になります。新聞で4コマって定番なんですが、何といっても本作が4コマなわけで、4コマin4コマ。これは新聞部が描いているのだろうか。漫研に外注ってのもあり得るかな。エロ以外描けるのか(描く気あるのか)は疑問ですがw
 話としては、コトミとトッキーの夢占い。コトミが見た空飛ぶ夢について。夢としてはかなりベタな気もするんですが、コトミらしいオチになるので笑った。それに対する「妙なオプションついてる‥‥」というトッキーツッコミっも良いなぁ。引きつつ、ちょっと個性を感じる言い回し。

 桜才新聞を眺める、横島先生と小山先生。ちょっと待って、2コマ目の小山先生を横から映すショット、小山先生の胸大きくない? 主張がすごい気がするんですけど。小山先生成長中かよ(キニシスギデスヨ)。
 横島先生、赤ちゃんの頃の夢を見たらしい。小山先生が微笑みながら夢占いの結果を伝えて、直後にイヤな予感がしたので確認をしてオチ。この時間差で気づく感じは笑ったわ。小山先生が気づかなかったらスルーされてたのかも、という余地も味わい深い。
 てか、ラストページの2本、オチを除く3コマは構図が完全に同じなんですよね。吹き出しの位置まで同じなので、全体をパッと見たときの印象が変わってくる。ちょっと芸術的ですよねぇ。こういうところは4コマの魅力だなぁ。


 終わり。夢占いの後日談はサプライズで嬉しかったですねぇ。続くと思ったら続かないことも結構な確率である作品ですし。
 今週のお気に入りは1本目、会長の「あせったー」。廊下のワックスがけであのオチに行くとは思わなかったです。最高。
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