北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

『生徒会役員共』533話の感想


 夏バテが最高潮です。

#533

 扉は民宿の女湯。続き物だとよくある状況説明の風景ショットではなく、しっかり会話があってオチがある。これ単体で普通に面白いんですけど、本編を読んだら女湯の話をやってる余裕ないと分かったw

 ということで1泊。スキューバダイビングを終えての一泊。明確に民宿の名前が見えるんですが、「丸」。最近はこの手の固有名詞は下ネタ関連なことが多かったと思うんですが、何なんでしょうね。意味がなかったら映さなきゃいい話なので何かの意味が込められてるとは思うんですが。
 部屋から見える海。スキューバの話は前回やって、今回はあくまでも宿での話なんだけどスキューバの余韻を感じさせてくれますね。
 からの窓から見える憧れの景色でオチ。海は果てしなく広がっているのが良さだと思いますが、あのオチは逆で、近いのが良い。遠近の印象があまりに違うのでギャップで笑ってしまう。

 2ページ目から本題。ウオミーのおばーちゃん登場。まさかの展開でした。スキューバ編の導入として存在については触れられてましたが、まさか再び‥‥。絵として登場するだけでも驚きなんですが、セリフもあるの!? と驚くのがオチ。オチの内容が読者が感じるメタ的な印象と重なるのが面白い構造ですね。平然とした顔のまま相手を驚かせる、というのはウオミーとも共通するかもしれませんね。血筋かしら。

 タカくんがおばーちゃんにサツアイ。彼氏という認識になってるのは笑った。おばーちゃんがどこまでマジで言ってるのか、つまりウオミーがどのように伝えているのか分からないけど。
 彼氏の確認に対してタカくんが「違いますよ」。からの聞き違いでオチ。おばーちゃんがボケたー!! 下ネタじゃないけど、このオチは秀逸だったと思います。当たり前だけどアリアの聞き違いとはまったく別の良さがある。どうやら本気で間違えてるっぽい、という危うさも込みでおかしい。ツッコミはみんなで一斉に言ってるイメージだったんですが、優しいおばーちゃん相手なので「ちげーよ!!」とか強く言えない感じが出ててその機微も笑えます。

 決してボケ老人ではなく、その場の雰囲気全体を見て、あくまでも孫のウオミーの元気な姿を見て独りで喜ぶ、という落ち着いた話になるのも良い。あのウオミーに対して遙か大人の立場から見守ってるスタンスが新鮮。
 そんな良い話かと思ったらスズの「まーまー(まあまあ)」で衝撃の勘違いをしてオチ。前のネタではのほほんとしてたのに動揺を隠せなくなってるので笑う。この勘違いがまた秀逸だし、スズの存在に慣れてる身と、初めてスズを見る人の間に認識のズレが生じる構造もうまいですよね。忘れた頃にやってくるスズの身長ネタ。

 3ページ目の最後は、4ページ目の8コマ連結に向けたフリ。おばーちゃんネタは終わりで新たな話題。
 オチの前提として、タカくんが別室で寝てるという説明が必要なんですが、1コマ目の引きの絵でさらっと処理してるのがスマートですね。何気に別室で寝るのってそこそこ珍しい気がします。初めてではないですが、何やかんやで一緒になってそこでの話が出てきたりしてるイメージ。まぁ、今回はおばーちゃんネタがあるのでそんな「いつもの」はいらないってことですかね。

 夜の浜辺。寝付けない会長とウオミーが散歩。キレイな海と旅の終わり、雰囲気が良すぎる状況で2人が感謝の言葉を交わし‥‥で4コマ。5コマ目から別の話題が始まりそのままオチ。キレイな雰囲気だったのが途端にわちゃわちゃして、それをアリア(とスズ)が遠くから見ると誤解不可避。その誤解も秀逸だし、事実とのギャップがおかしかったんですが、何よりうまいのは今週の1本目で、部屋から海が見える、というのを説明してる点ですよね。その説明がなくても成立する話ではあるんですが、あると丁寧。1本目とラストが繋がるの構成的な美しさもあると思います。


 終わり。やっぱ今週はおばーちゃんの衝撃ですよ。まさかの新キャラでした。こんなサプライズがあるとは。
 ということで今週のお気に入りはおばーちゃんのネタから、スズの「ママー」。あの絵がまたおかしい。
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