北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2019年41号の感想

 ちょっと台風被害ナメてました。千葉がひどい。バーサン千葉に住んでるのでマジビビりました。


背表紙

 ジャンプキャラしりとり。ルフィ→石神千空→うずまきボルトトニートニー・チョッパー→アスタ→炭治郎→潮→大木大樹→湯ノ花幽奈→薙切えりな→ナミ→緑谷→ヤミ・スケヒロ→ロー→緒方→田所恵→宮崎千紗希→キルア=ゾルディック→久世草介→夜凪景→虎杖悠仁→ジンベエ→エマ→真冬→幸平創真→マルコ→孤爪→恵→明神阿良也→八百万百→百城千世子→胡蝶しのぶ→古橋→翔陽→ウソップ→冬空コガラシ→耳郎響香。
 「じ」かよ。なんで濁点つけんの。「し」いっぱいいるじゃん。ちょっと引いた、というかナエトルヒコザルポッチャマ
 ということで次回は「か」。コガラシ幽奈出たからぶっちゃけやる気が落ちてるんですが、「か」は初なのでその点は良かった。予想は、「かるら」。「ら」は可能性低い気がするので代わりに「葛城ミリア」にしようかとも思ったんですが、まぁどうせ当たらねぇからいいんだよ。
 オモシロ路線で考えると、「カナヲ」もいいですよね。「ヲ」とかいう無理ゲー。とはいえ『ゆらぎ荘』優先です。

表紙

 『ハイキュー』。表紙で日向ジャンプしがち。ジャンプ表紙あるある。
 あと、肩乗りカモメが可愛いです。今更気づいたけど、白黒の対比でもあったのですね。考えたことなかった。

読者プレゼント

 アイザック・ニュートンならぬ「アゲルザック・ニュートイ」。む、むりある……
 てっきりプレゼントの中にアップル関係(プリペイドカードとか)があると思ったんですが、なかったでござる。ないのに、どうしてもニュートイがしたかったのか。

巻頭カラー『ハイキュー!!

 本編1ページ目、日向の大発見。「今週のお題はコレです」と分かりやすく提示してくれるのが本作らしいですね。ただ、今週は1点のみで1話が終わってしまうので、連続得点とは別の意味でコートに長く居られる話でもあったw
 大地キック。ひっさびさに条善寺でてきので嬉しくなってしまった。たった1コマなのにキャラ立ってて最高。てか、今更だけど、スマホとかがあるから狭い部室の中で体を寄せ合って試合を見てる、という状況に独自の良さがありますね。まぁ、実際に観ようとしたら「小さくて見づれぇよ」なのかもしれませんが。
 星海もそうだけど、日向の守備が光る回でもありましたね。特に2度目の方は完全に体勢が崩れて地面にべったり、からのウシロマイナスへの連結がえげつないので迫力あります。底辺から頂点。そこにワンテンポ遅れてジャンプしてくる場面も絵としてかっこよすぎる。みんなが囮になってくれるとかそういう話でもあるんですが、事前に “攻撃意識高い系バレー部” という印象的なフレーズが出てきたのもフリとして利いてると思います。意識の高さが端的に現れた1コマですよね。
 「長く居られる」からのガス欠でエンド。今回のテーマであり、次回に向けた皮肉でもあったわけだ。うまい。とはいえ、あんだけ動き回ったらそりゃ体力なくなるよなぁ。長いラリーで息つく間もなく動き回ったので、それがトドメになった、という感じでしょうか。そりゃそうだわ。死ぬ死ぬ。

鬼滅の刃

 扉にもあった透視。イッチの服が脱げたのはここへの布石でもあったわけか。ちくしょう、うまい。そういやアカザは最初から裸でしたもんね。考えたことなかった。
 3人の捨て身の連携。鉄球で肩をえぐった……と思ったら次のページではヒジあたりまで再生してるので笑った。いや、作画ミスとか疑ったレベルなんですが、よく見たら間のコマで再生してるのが見切れてる。はやすぎるw
 3人の連携かと思ったら、4人目。岩と風の2人が4人目の隠し玉についてどこまで把握してるか分からない。分からないけど理想のパフォーマンスを披露してるというのが良い。遠距離からの銃ってのが不意打ちとしてピッタリなのも良いですね。既存の銃を鬼の肉体でコーティングしたのがゼロから生み出したのかはちょっと気になる。

僕のヒーローアカデミア

 かつてのインターン先が消滅(死亡)してるデクとかっちゃん。あー、この共通項は考えなかったわ。ちょっと考えれば分かったのに。意識低かったわ。ちょっと反省。
 クリスマスパーティーにおける最強の萌えキャラとしてエリちゃんぶっ込んでくるとは予想外。プレゼント交換会をサイレントで描いたり、お茶子とイチャイチャしたり、箸休め的な内容とはいえすごい充実ぶりだったと思います。いや、お茶子とのイチャイチャはもっと大々的にやってやれよ、とか少し思わなくもないけど。テレビアニメ4期の情報出てきましたけど、エリちゃんが完全にお姫様だからなぁ。お茶子よ、どんまい。まぁ、お姫様扱いが必ずしも良いこととは思いませんが。

センターカラー『Dr.STONE

 カラー扉。パイナップルはテレビジョンのレモン的なアイテムかと思ったけど(古い)、一応本編に出てくる感じなのね。デザインが微妙に違うのでリアルパインだとは思うけど、結びつけてるのは間違いないでしょう。コハクの武器の隠し場所も印象的に描かれてますし。ただ、あれアップで見れば見るほど「隠すの無理じゃね?」とか思ってしまう。脚に沿ってしなってるってことかしら。
 本編。頭首の正体。ブラックゴーストの大ボスは3つの脳味噌だった、みたいな感じでああいう不気味な正体は好きだし、一番の頭が空虚でその権威だけを利用するみたいなのもリアルさを感じるんですが、あの場でギンローってか女の子を呼んでわざわざシルエットを見せ、腹話術までしたのがしちめんどくさいというか。バレるリスクとか心配になってくる。味見と称しておいしい思いをするという考えも分からんではないんですが。
 てか、あそこで順調に味見が済んだ(ギンローが女だとして)場合ってどうするつもりだったのかしら。不合格とかで殺しちゃうのかな。何かてきとーな言い分考えてあるのかもしれないけど。

『夜桜さんちの大作戦』

 モンスターハウスで修行。あのロマン重視、ギミック重視の仕掛け好きです。落とし穴の底にトゲトゲとか良いよね。絶対実用的じゃないというか。
 50kgティーシャツの数値設定が妙に現実的なのも好き。100kgとか1tでもいいのにw 他の仕掛けは普通に死ぬ可能性あるのに、そこだけつらいけど死にはしないバランスなのが謎い。
 都合良く急成長したと思ったら無理してました。まぁ、無理したところであそこまで成長できるのがあり得ないんですが、ちゃっかり兄弟のうち4人に気に入られてるって部分が味噌ですよね。才能や努力よりも気持ちが大事って話が出てきましたが、それを分かりやすく「兄弟たちに気に入られる」で表現してる。
 あと、本作で好きなシリーズなんですが、「小学生でもできるあんごうかいどく」。どんな世界だよ!! と言いたくなるようなスパイグッズ良いよね。SNSもそうだし、雑誌もそうだけど、スパイコミュニティーの中のおかしな常識が形成されてる感。

約束のネバーランド

 エマたちが人間離れした運動能力になってるので笑った。閉ざされた門をジャンプして侵入するのは熱いんですが、あの高さをひとっ飛びなのか。よじ登ったりもせずに。
 イヴェルクがノーマンの存在に気づく際に、ギーラン(たち)の食べ物の話が出てきたのが良い。後半で実際に何を喰ってきたか、というのが見せ場になりますよね。ギーランの人徳も感じるし、それと同時に実際に喰っちゃう鬼社会の頭のおかしさも感じられる良いエピソード。
 めっちゃ慕ってる、めっちゃ頑張ってるから強敵に勝てる……なんて雑な展開にならないのも素晴らしい。実力では敵わない、けど殺すことは出来る。その方法が “我らを食ろうて下さい” と何ら変わらないってのがね、腑に落ちるよね。あの社会における価値観と、彼の行動の一貫性。

『ミニネタジャパン』

 鹿児島県。屋久島の固有種。2コマ目がリアル動物なんだけど、何でもヤクシマ付ければいいと思ってんだろ、という違和感がちゃんと3コマ目以降のギャグに繋がるので気持ちいい。『トリコ』における「グルメ○○」みたいな何でもあり感ある。そして、マスラオが大オチではなく3コマ目止まりなのも笑った。4コマ目はそこかよw たしかに希少生物感あるけど。

センターカラー『ミタマセキュ霊ティ』

 車とスーツと銃。かっこよさの基準がちょっとジャンプっぽくないのが良い。大人っぽいというか。てか、銃、金ピカだったのですね。黄金銃やんけ(あれはもっとピカピカだけど)。
 体育館のバスケ霊。えげつないフットワークでディフェンスしてくる絵面には笑った。あの体格でアレは怖いw 笑うと同時にアレを前にしても露ほども動じないハゼレナの狂気も感じる。どれだけつらい人生過ごしてきたの……。ラストの「トクン」もやむなしだよ。マジ救われてほしい。
 ジャンプ作品だと死ぬほどありきたりな、かめはめ波チックな技を出してからの怒濤のギャグでマジ笑った。
 霊がつぶやいてる謎の呪文は何かと思ったらNBAプレイヤーの名前なのですね。ンポロンドってっすごい。アフリカ系ならではの語感の良さ。

ぼくたちは勉強ができない

 ジョナサンで100人目のお客様……ジョナサンで……。なんかもうちょっとマシなシチュエーションはなかったのだろうか。よりによってジョナサン。
 「ばしゃーん」からのシャワーなので全身落ちたのかと思ったら実際は頭だけなので笑った。そのリアルさ何なの。そこは気にするのか。全身浸かるとマジで風邪引きそうで笑えない、けど唯我が本気で心配する事態にはならないとってことなんだろうけど。ちょっとこの中途半端さは好き。ジョナサンは嫌い。いや、ジョナサンは好きです。デニーズの次くらいに好き。
 キス。よく覚えてないので把握してないけど、キスネタで各女性キャラを一巡するような感じになってるのかしら。唯我めっちゃヤリチンじゃん。ヤリチュウか。

ブラッククローバー

 ネロが正式に暴牛入り。衣装チェンジの収まりの良さは素晴らしかったと思います。逆算的にデザインされてたんだなぁと今更ながらに感心しました。1人だけ肩の露出激しかったもんね。変身解除時は気にならないけど、あれがデフォルトだとするとちょっと。
 天秤魔法。相手の能力を量ってそれを操作する。運命操作とか因果操作ってやつですかね。これやり出すと何でもありになるし、主人公が勝つときにだけ都合良くナシな事項が出てきて萎えるんですが、そもそも本作には黒猫ちゃんとアスタというチート能力が2つも主人公サイドにあるので問題ありませんでしたw ちゃんとチート能力を踏まえた上で勝算を見出してるのが良かったですね。無策にチート無双するのではなく、チートを戦略に組み込んでる。
 あと、ブラックアスタの目(オッドアイ)のアップのコマが見開きになってるのも良かったと思います。何度か書いてると思うけど、本作見開きのセンスが最高だと思います。単なる大コマどーん! では終わらないというか。次の2ページでもそうですね。
 アスタの件は保留!! 都合良すぎないバランスで良かったと思います。泣き落としで解決したら興醒めですし。あと「外国」って響きが妙に新鮮で好きです。

センターカラー『姫様“拷問”の時間です』春原ロビンソン ひらけい

 すごーい。両面カラーで出張読切の2作品がそれぞれカラー扉だ。ちょっとビックリしました。良いサプライズ。
 『拷問』のカラー扉に関しては、扉ではおもくそクールにかっこよく描いて本編で……ということだと思うんですが、ページ左下の1巻表紙で落ちてしまってるのが惜しいw
 出張読切。本編。ガッチガチにフォーマットが定まってる作品なので出張だろうと苦労は1ミリもない。いつもより説明とフリを少し丁寧にやるだけ、という感じですね。出張作品にはもうちょっと「今更読切とか無理じゃね?」みたいな苦労を感じ取って楽しみたいので少し残念だったりもします(クズ)。そつがなさすぎて可愛げもないというか。まぁ、こういうオモシロをシンプルに紹介しやすいのはweb漫画の特性であり、web漫画ならではのノウハウなのかなぁ、とも思います。これは『むとうとさとう』に関してもそうですね。
 大オチ。魔王は『カーボーイ』リスナー説。いや、全然知らないけど星野源でもあり得るのかしら。まぁ、そんなこと言い出したら可能性は無限大なんですけどね。とはいえ『カーボーイ』がいいなぁ……

センターカラー『むとうとさとう』赤塚大将

 男前女子と、女子力男子。マガポケでも似たようなコンセプトの作品あるよなぁ、と前から思ってました。何とかさんは可愛くない、みたいなやつ(調べたら全然違った)。ラブコメとかギャグの時流を感じます。コンセプトは似てるけど、読み味は全然違うってのもポイント高いです。『犯沢さん』と『犯人たちの事件簿』もそうだけど、こういうの良いよね。いや、この2つはまたちょっとニュアンス違うか。
 さっきも書いたけど、コンセプトがめちゃくちゃ分かりやすくあるので、それを丁寧に紹介するだけで出張読切が完成してしまう。そのそつのなさが個人的には残念だし(クズ)、その分かりやすさこそがweb漫画の極意なのでしょう。この段落無駄だなw
 男らしさ、女らしさが捻れてる2人だけど、「らしさ」にまつわるトラブルだけじゃなく、単純にコミュ障とかそういう要素も入ってくるのが本作の魅力なんじゃないですかね。互いに不快じゃないけど絶妙に意志疎通が出来てない。そのすれ違いっぷりが愛おしくもあるし、コミュ障というテーマは現代人において看過できないテーマだと思うので、それを可愛くコーティングされることで「私のコミュ障もこうだったらいいのになぁ」となるんじゃないですかね。
 2人とも可愛くて好きなんですが、特に佐藤さんの怖いモードがめちゃくちゃタイプなのでつらい。あれ好きだけど、彼女にとってその一面は決して本心とは言えないジレンマ。てか、武藤くんもキリッとしてるときの方が可愛さあると思います。ポンコツが露わになるくだりももちろん魅力的ですが。

『アクタージュ act-age』

 扉の80's孫悟空。ださいと思う。
 本編。牛魔王アラヤ良いっすね。ツノ可愛い。孫悟空役だけど、変身するから牛魔王もやるのか。フライパン山をかめはめ波で……とか考えてしまうんですがこういうの良くない。
 一人二役論。分かりやすく別人にした方が良いが、ガチで別人すぎると一人二役の意味が怪しくなる。これ、個人的に超タイムリーな話題だったりします。こないだ観た映画『SHADOW 影武者』がタイトルの通り影武者の話で、当然一人二役なんですよ。ところが、とっと役作りがえげつないレベルになってて、ぶっちゃけ同じ役者に見えないw 最後にクレジット見て「やっぱ同じ役者かー」とはなったんですが、クレジット見なきゃ分からない一人二役に意味はあるのか、とか思わんでもないです。まぁ、そのすごさ自体に価値はあるとも思うんですけどね。『SHADOW』面白かったからオススメですよ。超絶高級感のある映像の中に突如としてトンデモ武器が出てくるのでギャップで笑えます。
 アラヤの脳内劇団。映画じゃないのにセットがしっかりしてるので精神世界だとは分かるんですが、最後の最後に故人どーん!! となるので良かった。脳内会議として分かりやすさもあるし、ちょっと危うさも感じるかな? というバランスでもあると思う。
 一人二役、映画と舞台の違い、そして “「何をやっても王賀美陸」” 。先ほどのどこまで孫悟空を残すかの話があるのでこの「何をやっても」の部分は武器になるような気がします。あと単純に映画と舞台の違いというテーマは楽しみですね。本作、映画が主題なはずなのに舞台ばっかりやってるんだよ……それがちょっと難点だと思うんですよ……
 酔って迫る山野上監督。これ、アリでしょ。めちゃくちゃアリだよ。あんなん最高やん。普段イケてるオーラ全開って感じではない人が酒に酔って頬を赤らめて本音を吐露する、マジ最高じゃないですか。おまけにメガネですよ。アリも大アリ。
 「デスアイランド」のポスター。久々に見たってのもありますけど、つっまんなそうだよなぁw 「銀河鉄道の夜」の方が作品として全然面白そう。そこがなぁ、本作の「映画<舞台」のパワーバランスを決定づけちゃってる気がする……。まぁ、本作は充分人気出たし、作者が納得のいく終わり方すると思うので、そうしたら最終章は映画で間違いないのですが。これで舞台を繰り返した挙げ句、黒山が「ついに出来るぜ俺の映画が……!」で打ち切りエンド。黒山監督の次回作にご期待ください、だったらブチギレますw(ならないよ)

チェンソーマン』

 電車乗ったと思ったらそのまま電車の中にドーン。最高……。もう最高でしょ。1ページ目の落下シーンで都市の中で戦うことの醍醐味を感じてたんですが、その背景にあった電車へと舞台が移る。はぁぁ、最高。移動することでバトルが2人だけのものになるってロジック的な意味も良いけど、やっぱあのステージチェンジにロマンあるよなぁ。一般人のいるエリアに土足で踏み入れるタブー感も良さあると思いますし。
 そっから横長のコマが連発するのも高速で移動する電車の中感として良かったと思います。まぁ、停止してるんですが。女性を助けてもグロいので感謝されないってのも笑いました。
 横長の大コマ連発で、決め絵連発するのはかっこよかったんですが、逆に言うと振り付けの魅力はちょっと弱くなったかな。その分戦略としての魅力が最後にドカンとやってくるので気持ちいいんですが。2人のジジイのくだりも最高でしたね。先生の教えは偉大なんだなぁ。 “頭んチェンソーが残ってるからなぁ!!” と丁寧に誘導してるのも見事でしたね。正直言うと、見事すぎて「デンジが賢くなっちゃった……」みたいな寂しさも感じるレベルw

ゆらぎ荘の幽奈さん

 幽奈さんの体操着の名前が「ゆーな」に戻ってる!! と思ったら今週も「ゆうな」のコマあるぞ。何なんだ。気になりすぎるw たぶん「ゆーな」が正解で油断すると「ゆうな」とミスしてしまってるんだと思うけど、常識的に考えたら「ゆうな」が正解なのが愛おしい。油断すると常識的な面が出てしまう。めっちゃ頭良いのに頭悪そうなことをしてる、という本作の魅力の本質に迫るような話……(単なるミスから話を広げすぎ)。
 今週の朝霞ちゃん。コガラシラブ勢の狂った常識に目眩がw 実はポンコツギャグで突き進むのかと思ったら、こういうのもあったか。まぁ、このカルチャーギャップみたいなギャグは本作だと新キャラが出る度に繰り返されてますね。ゆらぎ荘へ招待される回でやりがち。
 何でもアリを成立させるためにも綱引きのルールは丁寧に設定する。ここらへんの理屈っぽさは本作らしさですね。思わず「そこそんなに掘り下げなくて良くない?」と言いたくなるような丁寧さ。からの理屈。てか、こないだの野球拳回を思い出しますね。霊力全開で競い合うのが目的だったのに、互いに姑息な手段に出るので「それでいいのか」感がハンパないw ……と思ったら今週のオチナレーションがまさにそこなので笑った。
 綱引き開始直後の一瞬の攻防。『HUNTER×HUNTER』アリ編、王宮への突入ばりに時間が凝縮されてるので笑った。各々の判断でベストを尽くしてる感が良いよね。複数の能力が同時並行的に使われる。呑子先生の瞬時の判断とかかっこよすぎてホレたわ。
 学ラン応援団。寝てる夜々を含め可愛いの権化なんですが、紫音ちゃんとミリアちゃんのペアリングが新鮮で新たな良さありますね。紫音ちゃんが相手を子供扱いせずに全力で迫る感じ、良いなぁ。そっから子供のケンカ感全開のこゆずvsミリアのノーパン対決になるのも良い。ミリアちゃんは壮絶な過去背負ってるので子供らしくケンカしてるだけで泣きそうになれる。まとめとして “地獄絵図じゃのぅ…” とかるら様ツッコミが入るのも完璧でした。ガチンコ勝負がしたかったはずなのに、どうしてこうなったw
 終わり。今週の雪崩くんポイントとしては、セリフとして出てきたのが良かったですね。やはりこれは再登場不可避。学ランでノーパンの雪崩くん下さい。

『呪術廻戦』

 成功の緩みの方が削りがデカイ、という話からの五条どーん。パパ黒にとっても成功の緩みでしたね。まぁ、こっちは具体的に何かを消耗したとかではなく単なるサプライズだと思いますが。
 ということで五条復活。虎杖に続いて、時系列は逆だけど、死を乗り越えたキャラってことになりますかね。復活の原理はかなり違うし、五条の方は個人のチカラなので一緒にするのはアレかもしれないけど。
 1ページ目の背景コマで出てきた本部がラストページの見開きでも再び描かれるってのは気持ちいい構成だと思います。最初は偉そうに鎮座してたけど、そこにパパ黒がどーん、というオチ。本部へのダメージもえげえつないw

『髪緒ゆいは髪を結い』

 キイトの武器は徹底して「ホレさす」なのが良い。ヘラヘラしてるようで、要所要所で相手の胸を打つようなイケメンセリフを吐いて、それが必殺技のような効果を生む。本作ならではのバトルって感じで面白いですね。連弾してイチャイチャしてるように見えるけど、命をかけたバトルになってる。
 違う曲で相手を誘導して勝つ……かと思ったら蟲を引っ張り出して捕らえる。パイプオルガンは巨大すぎて縛れないって話でしたが、だからこそ誘い出す作戦だったわけで。このバトル展開は見事なんじゃないでしょうか。問題とその解決法として正しいというか。

『サムライ8 八丸伝』

 「食べたいものある?」に対する答えがうな重、スキヤキ、天ぷら、刺し身、しゃぶしゃぶ。「食べたいもの」という質問に対しては何も間違ってないんだけど……と笑った。手料理の話してるのに、食材への比重が大きい料理はお門違いですわな。食べに行くならおかしくなかったかもしれないのに。相手が母親とか、長年連れ添った妻だったら別にアリだったとも思いますし。間違ってないのに大間違いなのが面白い。とはいえ、この手料理の線引きってのも難しいよなぁw コミュニケーションとかやっぱ無理ゲーだわ。
 お説教はさておき、ステーション。この旅してる感は楽しい。こういうのを待ってた。衣装チェンジもイベントとして楽しいし。まぁ、メガネが後頭部に行っちゃったので個人的にはイマイチでもあるんですがw
 んで、悪人のバカコンビ。この手の小悪党漫才が楽しいってのも分かるけど、余計なセリフが多いなぁ、とも少し。普段のセリフがめちゃくちゃ多くてそれが話を停滞させてると思うので、ライトなギャグくらいはするする進んでくれよ、みたいな。まぁ、次回はギャグとバトルの比重が大きいので普通に楽しみです。まだそこまで緊迫感がないのも良いと思います。

『ビーストチルドレン』

 ここに来てサクラが「ユキト君」と連呼することに意味が生じてくるのが良い。
 強敵煽りみたいな話が続いたと思ったらフィールドにぽつりと立つ孤独な扉。 “あいつにフィールドで並べる奴なんていないよ” というこれだけ聞いたら「ひえー強そうやな」くらいの印象になるんですが、あの扉と併せて見ると彼の孤独を感じさせる残酷なセリフに早変わりするので素晴らしい。
 父親がライバルだったのに、その父親が永遠の勝ち逃げ。ライバルを失う悲劇というのはちょうど先週の『ふたりの太星』でありましたね。ライバル論について語るとどうしても重なってしまうのかな。だから主人公の存在価値が上がる、という意味でも収まりがいいですし。
 孤独という物語をやる上で、サクラが掲げるラグビー哲学が「ぶつかる」なのも良いですよね。孤独とは対極の存在。

『トーキョー忍スクワッド』

 温泉街の高級ホテルみたいな、ちょっと古めみたいな雰囲気が良い。胡散臭さもある感じも含め好きです。それが実は忍者屋敷で、というのも楽しい。奇しくも今週の『夜桜さんち』と似た感じもあるんですが、「忍者屋敷」はまた別個の巨大ジャンルですからね。スパイと忍者はまぁ似たようなもんではありますがw
 落とし穴。仁がケツいてぇ言うてるんですが、それよりもエンの着地が心配になってしまう。キャッチしてあげないと結構やばめなダメージ入りそうなんですが。エンって現状ヒロイン的というかマスコットみたいな存在だから心配になってしまう。
 リーゼントヤンキーは忍術ナシの忍具全振り。『呪術』の真希さんとかパパ黒を連想してしまいますが、ここでも「忍者」なのが設定として強いですよね。オモシロ武器みたいな魅力は忍者ならではだし、『呪術』よりもハッタリとしての魅力は全然勝ってると思います。

『ふたりの太星』

 イメージがどんどん暴走していくの楽しい。平時からいきなりコレに移ったらさすがに面食らうけど、先週のリアル盤面破壊からの “錯覚?” というワンクッションがあったので荒唐無稽なことされても「だから錯覚って言ったじゃないですかー」となる。丁寧な仕事だと思う。ぶっちゃけ将棋の攻防を盤面上での殴り合いにたとえるのってベタだと思うんですが、そのイメージ全振りの絵になるまでの流れが良いし、ついでに言うと巨大の手がバトルステージに現れるのも普通にかっこいい。バトル漫画的な決め絵で将棋を表現するのは『紅葉』もやってたけど、その点においては本作の、本話の方が魅力的だと思う。金が右に避けたと思ったら、その後ろから香が飛んでくるとか、そのままなことやってるので楽しい。玉が一番後ろにいるので、殴り負けて盤面の外に落下するのが玉を取られることとイコールになってるのも面白かったですね。将棋を殴り合いで表現するとかアイディア自体は面白くないのに、面白かったなぁ。

巻末解放区!WEEKLY週ちゃん

 9/9月はオオサンショウウオの日なので、特別天然記念物(動物)で打線。前も書いたけど、この手の打線シリーズ、「4番と9番が有名どころ」以外の意味が分からない。1-3番は次期エース的な感じですかね。野球の話してるときに「エース」って言葉使うとややこしいんですが。
 トキがペリカン目と知って驚愕しました。ペリカンだったのか……

 9/12木は宇宙の日。ジャンプ作品の宇宙船特集。『サムライ8』がタイムリーすぎる。タイムリーすぎてちょっと違うけど。
 案外少ないもんですね。宇宙を扱った作品少ないのか。『銀魂』が頼もしく感じられるレベル。一番有名なのは『ドラゴンボール』の輸送ポッドだと思うけど、読者の間で印象的なだけで作品の中ですごい船って感じじゃないからちょっとアレですね。

 お知らせ。10/21発売のジャンプ47号に向けて「ヤバイ武将」の投稿を募集するそうです。まさかのネタハガキ募集。もう2ページ増やしてその分を投稿コーナーにしてくれないかな。週ちゃん好きだけどやっぱ投稿要素が恋しい。まぁ、来年度に期待でしょうか。1年ぽっきりで終了するには惜しいと思うので、拡張の方向で楽しみにしてます。
 ちなみに商品は掲載者全員に特製ステッカーで、総大将に選ばれると以降4号にわたって週ちゃんに出演だそうです。

次号予告

 げえっ、次号土曜なのか。しかもその次も土曜。シルバーウィークと呼べるのかこれは。
 表紙と巻頭は『ヒロアカ』。
 特別企画としてラブコメ祭り。ショート読切の詰め合わせって感じでしょうか。前もあった気がするけど、メンツをそれほど思い出せない。矢吹、伊達あたりがいたやつの続きだと思う。「大好評」って書いてあるので。目玉は西尾、附田、佐伯のコラボ漫画。別個ではない。合作なら西尾いらないんじゃ……と思うけど、まぁそれはそれか。てか、附田佐伯のご両人は『食戟』終わってもコンビ続行って感じなんですかね。何となく仲良さそうなイメージもあるんですが。

目次

 突如としてジャンプバースデーの読者が爆増してるのでビビった。急にどうした。9月生まれ大人気かよ。

たまに貰うお祝いとかの立派な花…ウチに来てもただ枯れてゆくだけ…凄い罪悪感…
(『ハイキュー!!』)

 すごい分かる。仮にも生物だからなぁ。突然渡す文化ってよく考えると謎い。

イヤホンと間違えてスマホの充電コードの先っちょを耳に突っ込んで血が出る
(『鬼滅の刃』)

 相変わらずスゲェ。吾峠先生スゲェ。
 とりあえず、スマホの充電を無線化しよう。耳を痛めつけるの良くないw

クリスマスソングの歌詞が使えないとのことで急遽ラララーに差し替えて貰いました
(『僕のヒーローアカデミア』)

 次からは某最終回よろしく自身で曲作るしかない。

小中大とバスケ部でした。そんな私の初単行本化作品の題材は露出狂でした
(『ミタマセキュ霊ティ』)

 人生経験は思わぬ形でフィードバックされるという話。なのかもしれない。

連載表彰式の間、走り回る娘をずっと見ててくださった担当さんに感謝……!!
(『ぼくたちは勉強ができない』)

 先週の件。コメントが1週ずれるのはご愛敬。

かつて田端~代々木間通勤者で東宝シネマズ新宿鑑賞な俺の「天気の子」逆聖地巡礼
(『ゆらぎ荘の幽奈さん』)

 北区!!
 たまに出てくる前職ネタ。てか、まさかの田端なので驚きですよ。北区やんけ。山手線唯一の北区やんけ。
 北区が沈没するなら『天気の子』ちょっと興味出てきたわ。意外とディザスター要素があるとは噂で聞いてる。

ドラゴンクエストもライオンキングもトイストーリー4も観たい。CG映画が好き <彰>
(『サムライ8 八丸伝』)

 全部観た。『ライオンキング』最初の場面は唯一ガチ実写だから注目……らしいよ。観たあとで知ったので思い出してもピンとこないw

愛読者アンケート

 読切について。「読みましたか?」の質問があるんだけど、読んでない人は質問に答えないから必要ないと思うの。
 『むとうとさとう』の各キャラに対する「かわいい」とか「かっこいい」の質問があるので面白そうですね。作品の本質だと思うので。しっかし、今週の質問細かいな……
 電子書籍サービスについて。使ってるサービス。課金したではない。
 私が使ってるのはジャンププラスとマガポケと……と思ったら選択肢にマガポケがない。なんでや。「買う」要素がないと除外なのかしら。よく分からん。あと選択肢の中だとdマガジンですね。先週も書いた気がする。
 そのサービスを使ってる理由。読みたい作品があるからと、安いからなんですが、微妙に選択肢にない。むずいな。

総括

 終わり。割と短めだったかな。たぶん読切の2本がそつなかった影響もあると思う。面白さは間違いないんですが、驚きは薄いので特別感想が捗るタイプではない。

 今週のベスト作品。『チェンソー』かな。次点は『ビースト』。後者は試合始まってから安定して面白い感あると思う。あ、てか、こないだテレビでラグビーの中継少し観た話書いてないや。

 今週のベストコマ。『アクタージュ』より、山野上監督の「ぎゅっ」。超良かったw マジでときめいてしまったわ。やはりメガネは良い……(そういう話ではない)

 最後に今週のベストキャラ決めて終わります。こちら。

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