北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

『生徒会役員共』538話の感想


 涼しくなってきて助かります。

#538

 扉はコトミ。すんごい良かった。めっちゃ可愛くないですか? 見返りの構図は鉄板なのだなと改めて痛感しました。この子に入れたい!!(票を)

 生徒会選挙の投票日。候補者目線で進行するの新鮮で面白いです。まぁ私の漫画などの知識が少ないだけかもしれませんが。
 オチとしては畑さん。会長の「ライバルは自分自身」という発言の解釈。間違ってはいないけど‥‥という情報の切り取り方が悪い意味でマスコミっぽいw てか、この手のネタ、今回の選挙編でちょっと多いですよね。立場とシチュエーションによって自然とそっち系に偏ったんですかね。

 投票場。場面説明のためだけの背景的な1コマでもムツミが出るのは嬉しいですよ。そもそもキャラクター的に「普通の人だとこうですが」というフリに使われやすいですし。
 んで、オチはネネ。定番の振動ネタなんですが、まさかの箇所なので笑った。笑ったというか「そんなのあるの!?」という衝撃w 思わず検索しちゃいましたよ。性感とは無関係なイメージだったので。そこまで開発が進んでるのか‥‥。
 あと、最後のスズに対する「あ 没収ですか?」という淡々とした対応が好きです。改まった場であることを多少は認識してる。

 前のスズもそうですが、選挙管理委員目線の話。投票用紙を作る話ってすごい新鮮です。初めてこのことについて考えたかもしれない。当たり前ですが、作る人がいるわけですよね。今回の選挙編の中でも管理委員がメインになる話は少なかったと思うので、そういう意外性もあったのかな。
 オチ。タカツッコミが黙々と行われる感じが良い。前のスズもそうだけど、場の雰囲気を考えて荒らげる系のツッコミにはしてないっぽいですよね。目の前のボケを粛々と「阻止」して終わる感じ。
 チェックはチェックでも前後の文章によって意味が大きく変わる、というアリアのオチはちょっと目から鱗でした。チェックなのに模様が全然違うw

 別室で待つ候補者。今更ですが、ボケに囲まれたカエデちゃんが孤独ですね。それを再認識するようなオチだったと思います。1つの出来事に対して複数のボケが発生し、その状況に対して会長が微笑ましくしてるのがカエデちゃんが馴染めない異常空間として笑えました。3人のテンションがそれぞれ違って、違うのに調和が取れてる感じが良いんだよなぁ。カオスにも見えるんだけど。

 平常に見えた会長がトイレに行くと‥‥。地味に前のネタとの繋がりが強いですよね。お茶からのトイレってのもそうだし、前のネタのオチ、ボケ倒して「わきあいあい」としてた皆は実は緊張していた、と分かる。ボケキャラだからあの異様なことになったわけではなく(それもあるけどw)、緊張してたからだったわけですね。
 直接は関係ないけど、2つ前のアリアのオチとこのネタのオチもうっすらと繋がって‥‥いるは言い過ぎだけどちょっと連想してしまいますね。今週やたらとパンツへの言及が多いw

 ラストページ。会長の再選。圧勝でした。1コマ目、祝福される会長がなんだか可愛い。どういう感情なのだろうか。あと2コマ目の祝福する落選者たちの絵も可愛いですね。負けて満面の笑みなカエデちゃんも可愛いし、添え物状態の2人も可愛い。
 からの会長でオチ。これまた前のネタから続いてて、緊張からついに解放される。大きな違いは今回は人前だという点ですね。トイレの個室という誰にも見せない場所からの、みんなの前というコントラスト。人前では品格を保とうとするのは会長としての重圧を感じさせますね。再選前の方が会長らしさがあった、と考えるのも面白そう。

 ラスト。いつもの生徒会室に戻って一安心、からの畑さんが来て投票理由。選挙編の初めに「津田氏を右腕に起きたい」と立候補の目的が語られてましたが(畑さん)、ちょっとそことも通じるのかな。この学園における生徒会長というポストはそういう目でしか見られてないというかw
 てか、一般の生徒が会長とタカくんの仲を見守ってる、ってのはありそうでなかったネタなんじゃないですかね。公然の秘密みたいなことなのかもしれませんし、そもそもあの4コマ目の発言は畑さんが勝手なこと言ってるだけとも解釈できる余地もあるんですが(鍵括弧がない)。


 終わり。まさかの4週という長編が終わりました。そりゃそうやろ、という選挙結果ではありましたが、最後の「そういう目で見られてたの!?」という部分はかなり衝撃的でした。桜才も少しずつ変わってきてるんだろうな、みたいな。初期ではまずあり得なかった話ですよね。
 今週のお気に入り。アリアの投票用紙かな。オチで妙に感心してしまいましたw
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