北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2019年45号の感想

 風邪ひきました。コガラシくんと一緒だーヤッター!!

背表紙

 ジャンプキャラしりとり。ルフィ→石神千空→うずまきボルトトニートニー・チョッパー→アスタ→炭治郎→潮→大木大樹→湯ノ花幽奈→薙切えりな→ナミ→緑谷→ヤミ・スケヒロ→ロー→緒方→田所恵→宮崎千紗希→キルア=ゾルディック→久世草介→夜凪景→虎杖悠仁→ジンベエ→エマ→真冬→幸平創真→マルコ→孤爪→恵→明神阿良也→八百万百→百城千世子→胡蝶しのぶ→古橋→翔陽→ウソップ→冬空コガラシ→耳郎響香→竈門→冨岡→影山→ママ。
 いやイザベラですやん。こないだの『鬼滅』2連発もそうだけど、もう残り少ないんだから今までになかったことするなよ……。本名で縛らないなら「お」のときにオールマイトでよかったじゃん。ナエトルハヤシガメ
 予想は先週と同じで魔境院逢牙です。最近「こ」「し」「か」が短い間に頻出しててつまらなかったんですが、今度は2連。グダグダしてると思うの。

表紙

 『約束』。既に情報解禁になってるんですが、改めて表紙。元を辿ればネタバレが悪いし、そもそもネット社会、SNS社会的に不可能なのは分かるけど、このタイムラグが虚しい。
 超重大発表って言われたから映画化以外に何かあるんじゃないかと思っちゃいましたよ。本編の内容的に終了までのカウントダウンとか。本編の盛り上がりが出来すぎなんだよなぁw

『約束』実写映画化のおしらせ

 『万引き家族』のあの子だー!ってなりました。是枝印の美形よね。
 実写化に関しては、アニメ化よりも先にやったりしてー、だったら面白いよなーとか思ってたんですが、普通にtvアニメからの実写でしたね。外れた。
 あと、映画となるといよいよ『わたしを離さないで』の連想が捗る気がします。まぁ、『約束』はより人間農場なのでそういう意味では他にいっぱい作品あるんですけどね。『マトリックス』だってそうですし。最近観たせいで感想で頻出してますね。『マトリックス』大好きw
 ちなみに『鬼滅』の映画は『インセプション』なのでどうぞよろしく。

TVアニメ『ONE PIECE』のおしらせ

 『ONE PIECE』のプロトタイプと言える読切がアニメ化されるってよ。すごい話だ。吾峠先生の過去の読切が単行本化されて快挙だと思ってたんですが、『ONE PIECE』くらいになると読切がアニメ化される。ビビるわ。『肋骨さん』のアニメとか興味あるけど、20年もアニメ続けるとか無理ゲーですねw(人気じゃなくて物語の長さが)

TVアニメ『鬼滅の刃』のおしらせ

 tvアニメの続きが映画化。珍しいですね。このパターン。さらにtvアニメで続ける可能性が濃厚だと思うんですが、tvアニメしか観ないって人は「知らない間に柱死んでんですけど」とかならないかしら。まぁ、現代のtvアニメ事情的に考えるだけ無駄なレアケースなのかな。少なくともジャンプ作品のアニメ化だと珍しい、気がする。最近だと唯一?
 てか、てかですよ。最初ネットニュースの見出しで『鬼滅』の映画化ってのを見たとき「はいはい総集編の後編でしょ?」って思ったんですよ。tvアニメ開始前に映画化してたじゃないですか。あれどうなったのかしら。
 気になって調べてみたら、あれ1ー5話の分しかないのね。もはや総集編でもない感じかしら。中身知らんけど、5話分をそのままやった感じかしら。先行上映とか先行公開って感じなのかな。だとしたらソフト化もないんだろうな。アニメ業界のビジネス方法、いろいろあるな……
 当時書いたけど、変なグッズやソフトを出すよりは料金が低く、それでいてお祭り感が出るので景気付けに映画化みたいなのは良いと思います。誤解はあった、という話。まぁ、コストはかからなそう(なイメージ)だからまぁそういうことなのでしょう。

読者プレゼント

 調味料で「超魅了」は好き。時事ネタじゃないだけあってか、他のダジャレもわりかしレベルが高かった……ような気もする。私の気分がいいだけかもw
 個人的なお気に入りとしてはAir Podsの「コードレスイヤホンでサっトウタを聞け」ですね。サッと歌を聞け。がんばったなーw

巻頭カラー『約束のネバーランド

 カラー扉単独でもかっこよかったんですが、本編でも繰り返し出てくるとは。これはさすがですねぇ。せっかくの巻頭カラーを最大限で活かしてくる。
 エマvsノーマン。エマはお得意の “やだ” で猛攻。何度も言ってるけどゴンっぽいよね。個人的にはそのあとの “私自身絶滅はやだし” が好きです。「やだし」。何そのバカっぽい響き。すてき。
 それに対してノーマンが “来ないで” と返す。もうグラッグラに揺れてるのが分かる一言ですよね。理屈ではない直情的なリアクションになっちゃってる。エマ最強だなぁ。まぁ、あの形での強さは正直卑怯とも言えるんですがw
 ということで「助けて」からの「当たり前だ」という『ONE PIECE』展開。まぁ、上下関係ではなく対等な関係という意味ではこの連想はそれほど正しくないんですが。

鬼滅の刃

 ぬわっ、死んでから回想とは予想外。いや、死ぬ直前の走馬燈ってのが正しいか。今までの分が普通に面白かったし、キレイに完結したとさえ思ってたので結構な長尺で回想行ったので驚きました。センスないなぁw(私がですよ)
 とにかく圧倒的な才能。目が良いみたいな部分は炭治郎たちの五感ネタかとも思ったんですが、どうやら違いそうですね。その理屈だとカナヲ嬢が最強ですし。
 才能お化けに対する嫉妬というのはフィクションの中では割と頻出するテーマだと思いますが、何度読んでも面白いもんですねw まぁ、要するに嫉妬する気持ちが分かってしまった仕方ないってことなんだと思います。大なり小なり誰もが抱える感情だと思いますし。それが自分の分身たる双子ってんだからよりつらいよなぁ。別れの際の笛のエピソード。自分からしたらあんな不出来なものをありがたがられても困るし、そんなガラクタを自分と重ね合わされても……って逆にムカついてくる、のも分かっちゃうんだよなぁw

僕のヒーローアカデミア

 ホークス決死の暗号放送も、デクがオタク心を発揮して邪魔。のんきにワクワクしてるデクがうざくて笑ってしまった。いや、あそこで布教用に本を配ったことで演技がよりカモフラージュされたとも見れるんですが。
 エンデヴァー事務所。バーニンが、はい可愛い。はい好きー。こういうの好きー。まぁ、ぶっちゃけ火属性なのも含めアネゴレオン感すごいんですが、とはいえ「あきやま先生早く4コマ描いて!!」とか思っちゃいます(今それどころじゃない)。
 バーニンが素敵すぎて正直本編がどうでもよくなっちゃう……みたいな弊害も正直あります。そういう意味ではちゃんと本編でも怒濤の活躍をするアネゴレオンは偉い。
 あと、他のサイドキックたちも楽しそうで良いですね。あの陰湿根暗クソオヤジの部下ってのがなかなか信じられない。

Dr.STONE

 モズのコスプレが正体を隠すためだけでなく、その後集団でやってくることへの布石ってのはヒザポン。1人しかいない最強戦士を無数に増やせるのか(ハッタリ)。すごい。そうなったら四の五の言わずに石化攻撃ドーンになるのも納得。
 からの銃。要は学校で作った空気銃(作ったよね?)を、金属の銃弾を、火薬でぶっ飛ばすようにしただけですね。仕組みは簡単。着火がむずいとか言ってたけど、今までのがそれどころのむずさじゃなかったので全然。ワクワク度の高いアイテムが納得しやすいってのは良いですね。
 まぁ、パチンコ玉だと空気抵抗でケースケホンダの無回転フリーキックみたいに揺れるんじゃないか、とかは気になる。軌道を安定させるために回転させるとかいろいろあるよね。ミニ四駆コース外に吹っ飛ばすときにも回転で安定させますし(コロコロ情報)。
 どこまで威力出るのか全然分からない(ヘビを貫通したかも分からない)んですが、当たりどころが悪かったら即死なら精度って大事だし、それは陽がいくら努力したところでどうにもならない気もします。どうなるのかしら。

ONE PIECE

 ロジャー現役時代が2ページ半。メインはおでんなんだけど、メンツが豪華なのでそっちが気になっちゃいますね。バレットいるかなぁとか探しちゃいました。もう仲違いしたあとかしら。映画特典の冊子に細かく書いてあるのでそっちを読もう(丸投げ)。
 んで、三幕開始。いきなり時系列を動かすというか、いきなり決戦直前。これは幕間を挟んだ効果も大きいかな。もちろん短い1話の連続なので突然これをやっても成立はするんだけど、三幕開始どん! なんでやねーん! にした方がスッキリする気はする。一旦別の話したのでテンションが落ちちゃったけど、三幕をロケットスタートするという意味もあるだろうし。

センターカラー『ぼくたちは勉強ができない

 アニメ2期開始記念。カラー扉は2期の目玉であろう先生と先輩が『リング』オマージュ。くーるーきっと来るー♪ は間違いだから気をつけような。
 本編。 “この展開… 前にもあったような…” とか、 “これ何一つ蚊に対処できてないよね!!?” とかとりあえずツッコミを入れれば雑な展開も許される、とか思ってそう。強烈な作家性を感じる。理屈の放棄。
 食戟からのブラックマター展開。定番ですな。焦げてるとかフランベは笑えるんだけど、師匠ハンドをサクサク切り刻んでるのはちょっと引いたw 受験生が手の怪我とか笑えないよ。まぁ、フランベも十分危ないだろって話なので、ここらへんの線引きは自分でもよく分かりませんが。
 実食。審査員の講評が序盤にあった勉強のアドバイスとも通じる……ってこの感じすげぇ久しぶりだなw そうだよ、本作ってこういうところが面白い作品だったと思うんだけど、久しぶりってことは本質ではないってことなんだろうなぁ(遠い目)。

『呪術廻戦』

 問題の分煙エリア。おそらく新宿。考証がどうこうよりも入れたいんだよ! ということなのかな。あの喫煙エリアでのコミュニケーションって独特じゃないですか。私はタバコ吸ったことないけど、友達が喫煙所でタバコ吸ってたら教授とバッタリあって仲良くなってテストのヒント教えてもらった、みたいな話を聞いて嫌煙主義に目覚めた……のはウソですが、あの喫煙所でしか成立しないコミュニティーってあるじゃないですか。人見知りなのであんま憧れないけど、そこでうまくやれる人のことは少し憧れます。とにかく、あの感じね、ちょっと良いよね。特に今回は街中で、しかも学生なので社会のはみ出し者感も出てたんじゃないかな。
 相方が圧倒的な最強のせいで仲違いして悪の道に走るのは『鬼滅』で、既存の団体を乗っ取って悪の組織にするのは『ヒロアカ』ですね。悪のキャラを立てるアプローチが奇しくも似てくるってのは面白い現象だと思う。特に『ヒロアカ』の方は突然世界最悪(日本最悪)の組織のリーダーになる、という成り上がりに説得力を持たせるためには選択肢が限られてたってことかもしれませんね。

ハイキュー!!

 大地さんが中田ヒデオマージュ。てのは冗談ですが、とにかく「上」を向くという点が重要ですね。後の日向が「下」なのと対になってる。特に前者はどこまで高い天井を床から眺めることで「天辺には届かなかったなぁ」という哀愁があると思います。逆に日向は押し潰される的なニュアンスですね。コートに立てない。もしくは翔べない。
 この2人に共通するのは、安易に泣いたりしない。 “可哀想と言われる事がカワイソウだ” の話とも通じますね。
 直後に出てきたイタチの主将が号泣してるんですが、まぁこれは出番の量の関係もあるのでしょう。あと、可哀想と言われかねないのが身内にいるからこそのあの怒り。
 その直後に “残念ですね” と別の場面に移るのがなぁ、うまいんだよなぁチクショウ。似たような言葉なんだけど、ニュアンスが全然違う。

J新世界漫画賞大募集中

 古舘先生が、日向の顔は怖くなりがち、と言ってて笑った。めっちゃ分かるw 今週のラストは怖いとはまたちょっと違う印象もありましたけど。
 人は集中すると無に近づき、それを描こうとすると結果的に怖くなる。古舘先生ったらホラー漫画の癖が抜けないんだからー、みたいな冗談も書いたことあるんですが、本当にすいませんでした。

センターカラー『サマータイムレンダ』田中靖規

 プラスより出張。読んでないです。ただかなり昔からやってると思うのでプラスを初期(は言い過ぎ?)から支えてるんだろうなという印象はあります。読めば面白かったんでしょうねぇ。よく感じる。
 本編前に簡単な説明。が、分かるような分からないようなw どうやらバトル要素もあるっぽいので意外。返り血を浴びたセーラー服、斧持ったメガネの少女の絵があってすごいビックリしました。ジャンルごと勘違いしてた感。あとちょっとバカっぽいケレン味があって好みな予感。
 本編。相変わらず分かるようで分からない。説明的にならない方向で来るのか。葬式とか明日全滅とか気になるだけ気にならしといて放置。まぁ、アプリだと無料で読めるので「いいから読んで」ということか。ブラウザ派なんだよぁ。
 からの幼馴染登場。マジビビったw 本連載読んでる人は驚かないんだろうけど、これは初見殺し。ちゃんとどちらが読んでも面白いような工夫を感じる。ちくしょう、手練れかよ。あと、この幼馴染、本編で見ると魅力倍増ですね。すごい可愛い。キービジュアル的なとこでは何度も見たことあって、そのときは特にピンときてなかったけど、今回の短い読切でかなり印象変わりました。とはいえ、葬式の件、生きてる件が放置なのが面白いな。説明は置いといて「ほーら面白そうでしょー?」と煽るだけ煽るスタイル。たしかに面白そうだから悔しい。いや正確に言うとこの出張だけで充分面白い。
 んで、少年たち。もう一つの主人公ですね。初登場なのか本連載でもお馴染みなキャラなのかは知りませんが、とにかく今回の読切を「少年たちの物語」として作り上げたのが良いですね。出張なりの戦い方であり工夫。
 妹の “お兄ちゃんのあっぽちん!” が可愛いです。和歌山弁? 紀州弁? あまりに予想外の語感で痺れた。あっぽちん。使いたいけど、慣れてないと使い方が分かりにくいw
 そして、お兄ちゃんの友達がメガネ。しかも度入り。度の描写がかなり濃いめにある。度入りメガネギャグ(メガネを前につきだして目が小さくなる)まで披露するのですごい。奇しくも『2.5次元の誘惑』の方にもメガネキャラはいるんですが、完全敗北と言わざるを得ないのが現状(何がだよ)。
 影の説明。コピーして成り代わる化け物だそうで。宇宙人侵略モノで割とよくあるやつですね。アブダクション……だと誘拐だけの意味になっちゃうのかな。まぁ、そんな感じ。『ボディスナッチャー』とか『ワールズエンド』とか。まぁこれも本連載的にはある程度答えの出た話だろうから掘り下げても仕方ない。というか、掘り下げがいがない。
 妹のおしっこ。げろかわ……なのは置いといて、兄貴が疎ましく感じる妹の世話として、兄貴の目から離れるイベントとして最適ですね。 “いっぱい飲んでるもん しゃあないよ…” というのが本作の冒頭で別のキャラによってフリが描かれてるのもうまい。マジちょっと周到すぎて怖いレベル。たかが出張に本気出しすぎなのでは……(楽しんでる分際で)
 んで、影と遭遇。妹による偽物のお兄ちゃん識別。妹マジ可愛い……のはさておき、真偽の区別としてグラグラの前歯が出てくると思ったんですが、外れた。アリだと思ったんですが、影のコピーはそういう細かいとこまで自動的にコピーするってことなのかな。だとすると前歯は彼にとっての通過儀礼、痛みを伴った大人への成長、みたいな感じなんですかね。正直初めて描かれた瞬間から「はいはいこれで見極めるのねw」と思ってたので変な意味で面食らった。
 とにかく勢いはあるけど、具体的に何やってるかはサッパリ分からない見開き。そもそも彼女が持ってるスーパーパワーについての説明もない。「いや知らんがな」ともなるんだけど、あとから弱点は影の部分と説明されるので、あとからこの見開きを読み返すと「ホントだ ちゃんと地面を攻撃してる」と分かって楽しい。どうやって攻撃してるとかは謎なんですがw(それでいいよ)
 んで、実銃。扉の時点から意外だったんですが、実銃使うのね。銃弾の補充とかどうしてるのかしら。そもそも入手経路は……ととにかく説明のない出張だなぁw
 助けられた妹が冷静に “うしおかえってきたん?” とか聞いてくるのに、お兄ちゃんに抱きつくと号泣するのめちゃくそ可愛い。お兄ちゃんも可愛い。メガネは度入りで可愛い。
 終わり。すごい面白かった。ぶっちゃけ本連載のオモシロを伝えるプレゼンとしては(直接は)そこまで機能してないんですが、作品の、てか作者の地力が圧倒的なんだと思う。説明が全然足りずまったく分からないのに読切としてバッチリ面白いのでなんだか悔しくなってくる。そんな不思議な読み味としても、出張の戦い方としても非常に興味深い1本でした。こないだの『拷問』『むとう』出張で感じた「面白いこた面白いんだけど……」というモヤモヤが一気にはれた感じあります。まぁ、あれが悪いってわけでもないんだけどね。

センターカラー『2.5次元の誘惑』橋本悠

 プラスより出張。最初の2、3話は読みました。そんでやめたんですが、複数人から「尻上がりに面白いよ」と言われたことあるのでまぁ、読み進めたら面白かったのかもしれません。本読切についてと、プラス全般に言えるけど、最初はエロで釣って徐々に他の魅力も見せていくみたいな戦法がそもそも私に向いてないというか、「エロで釣って」の部分に興味がない。むしろ「またですか……」となるのでフックがフックとして機能してない、逆効果な感じある。『ゆらぎ荘』好きな人が何言ってんだと思われるかもしれませんが、私の中では何も矛盾しません。まぁ、『ゆらぎ荘』がプラスでやってたらエロの部分がもっと下品になってたと思うので今ほどハマらなかった可能性はある。というかそもそも読んでないかも。開始当初はあそこまで好きな作家でもなかったし。1コ前の読切はすごい面白かった記憶あるけど。……脱線シテルヨー。
 本編。メガネ。度なし。オンオフのスイッチとして、変身の象徴としての機能が強いですね。わりかし正統派な使い方だと思います。本作の構想を練る際、キャラクターデザインを考える際、理性的に計算した結果メガネになった感。
 本作と関係ありそうで実は関係ない話。いわゆる二次元キャラを「俺の嫁」とした場合、リアルでの恋(リアルの人物との恋)は浮気になるのかどうか。別腹じゃない? リアルでの恋って基本的にコミュニケーションを軸に形成されると思うんですが、二次元の嫁とはコミュニケーションがないわけじゃないですか。良くも悪くも。だからこの2つは同列ではない、二項対立ではないと思うんですよ。テレビの中だけの存在(握手回とか例外もあるが)であるアイドルの方が二次元の嫁とは競合する存在なんじゃないかな。まぁ、オタク道を極めるために自ら課した誓約みたいな解釈だと納得もできるか。
 本作の話。どうやら特定の作品(『エヴァ』っぽい?)に執着してて、それ以外には興味がなさそう。ここはちょっと「俺の嫁」問題の回避な気もしますね。私も「お前渚くん好きってたのに雪崩くんに夢中とはけしからん」とか言われたら困りますし。それはさておき、1つの作品に限定されちゃうとコスプレのバリエーションも少し心配になってしまう。まぁ、非実在の作品だから「いっぱいあるんだよ」で終了する問題ですが。
 本読切で最も美しく尊かった場面。おそらく本連載でもココだと思うし、先ほどの二項対立じゃないの件とも通じるんですが、「一緒にゲーセン行こうぜ」。あそこすごい良かったですね。共通の趣味を持つ他人がいることの喜びに溢れてる。極論だけど、あの場面が究極的な幸せであり、もう恋とかどうでもいいんじゃね? とか思ってしまう。対人関係のゴールは恋愛だけではないと思うの。まぁ、何も知らずに偉そうなこと言いますけど、おそらく本連載の方でもここに気づくようになるまでの物語になるんじゃないかしら。というかならないと話のテーマとして不誠実な気がする。
 コスプレ。コスプレを通じて二次元と三次元の区別がつかなくなる、といのにも少し抵抗はあるというか。それを混同するのすら元のキャラへの冒涜じゃない? あくまでも見た目の再現(も限界あるけど)であって、キャラデザの良さは感じても、そのキャラクターを形成するのはそれだけではないだろうに。まぁ、とにかくグレーゾーンを広げていって何がなんだか分からなくなっていく物語、ということなら分かります。最終的にメガネありでしか愛せなくなるんだと思う。その区別としてメガネは便利ですよねぇ。
  “私は未成年なんで露骨にエロい作品は作れないので…” “本誌ですし” のギャグ。そもそもプラスと18禁エロと混同するのは間違ってるし、ゾーニングとしてそこは大事な線引きだと思う。業界的に大事なんじゃないかしら。ズレてる、というか理解の浅さ、意識の低さを感じる……ってそこまで大きな場面ではないんですがw けど大事だと思うんだよなぁ。
 似たような話を繰り返すことになりますが、本作のファンの間でも話題になってそうな本作の根本的な問題。コスプレより普段の方が可愛くね? これ絶対そうでしょ。似合ってなかったりドンキで買ったような安いコスプレが逆に可愛いんだよ、みたいな話は別として、本作の根幹に関わる問題だと思う。絶対メガネだわw(そこかよ)
 あと、コスプレじゃなくてコスプレへの着替えシーンのエロさを描くのもテーマとしてブレる気がする。コスプレより着替えのがエロくね? ってなったらコスプレ好きとしても不誠実だし、元のキャラへの愛としても不誠実じゃないですか。まぁ、二項対立(じゃないと思うが)の境が徐々になくなっていくことが本作のテーマなのだとしたら、まぁここも大事か。
 終わり。今回のを読んで、感想書いて改めて本作を2、3話で切った理由が分かった気がする。関係ないことウダウダ考え出してしまう。本作の是非とはあまり関係ないところで「オタクとしてこういう線引きってどうなの?」とか変なこと考えてしまうんだよなぁ。プラスでの作品(お気に入りは除く)はジャンプ本誌に比べると集中力5割減くらいで読んでるから、そこまで考え事したくないみたいなことなんだろうなぁ。集中力ないから本作のタイトルのこと「ゆうわく」って読んでましたからね。今回初めて知った。こっちだと気づく。
 確かめないけど予想。既にあるかもしれないけど、コスプレした状態でメガネをかけるシーンが出てくる。絶対そうでしょ。コンタクトなら知らんが、コスプレ状態のまま何か作業が必要になった際、視力が足りなくてトラブル、からのメガネ。間違いないわ(自己満足)。何ならコスプレ状態よりもメガネありの姿にドキッとしてしまって自分でも戸惑う、みたいな。「リリエルはメガネしないだろ こんなの認めちゃいけない」って葛藤あるわー。絶対あるわー。

ブラッククローバー

 ゴードン家にサツアイ。お化け屋敷みたいなギャグの繰り返しがとにかく楽しいですね。大事な話も進行してるのにギャグが絶えないのはすごい。
 あと、本話読んで思い出したのはゴーシュの魅力。こいつがいるだけで楽しさが段違い。ゴーシュがメインとなってボケるわけでもないし、特徴的なツッコミをするわけでもないんだけど、アスタには決して出来ない仕事をさらっとやってのける。『ブラクロ』はゴーシュで持ってる、とか断言したくなるんですが、ここしばらくゴーシュにまともな出番なかったんですよねぇ。それでも面白かったんだから不思議だw
 とにかく、『ブラクロ』で好きなキャラは誰ですか? と聞かれたら迷わずゴーシュ……と思ったけどアネゴレオンいるんだよなぁ。好きな男性キャラは誰ですか? と聞かれたらゴーシュ(逃げ)。
 毒、呪い、薬を応用した回復魔法。この転換は良かった。リアルでもあり得そうな説得力があるし、生まれつき与えられたもの(与えられなかったもの)に逆らうドラマってのは『ブラクロ』の本質ですね。
 やっぱゴーシュが良くて。 “ちゃんとコミュニケーションとれ!! あんなの誤解されるぞ!!” は心に刻みたい名台詞。

『ミニネタジャパン』

 大阪。「バーン」で撃たれたフリをする件。なんか最近やたら有名になった気がするんですが、『県民ショー』とかそういうやつ? 観てないから分からないんですが。
 マスラオが全力で撃たれたフリをしたオチ。これ良かったですね。既存のキャラクターが前提になってるからこそ事前説明がない。納得できるけど予想外。あと、たこ焼きの髪留めが可愛かったです。あれはリアルでもありそうだなw

映画『ジェミニマン』のおしらせ

 名物ページ、ジャンプシネマアイランド。最近だと珍しくシリーズものじゃないので説明が丁寧な気がします。てか、『ジェミニマン』観たいんですよねぇ。アンリーと知って俄然興味が出てきました。ここまでのエンタメ作久しぶりじゃないかしら。てか、あんだけの巨匠なのにこんなのも撮るから不思議なフィルモグラフィーですよね。
 『ジェミニマン』といえばウィルスミスの若返り。青くなったり若返ったりオモチャにされすぎである。
 てか、最近この若返り、トレンドになりつつありますよね。『アベンジャーズ』シリーズでも出てきたし、何と言ってもネトフリ映画の『アイリッシュマン』。おじいちゃんな名優たちを全編若返らせる。おじいちゃん本人よりも金がかかってるとか何とか。ただ、『ジェミニマン』はオジサンスミスと若スミスの対決なので、演じ分けとかも見物ですよね。若い自分との対決という意味では『ローガン』でもありましたね。あれは感情がないので極端な演技で成立しますが、本作はそういうわけにもいかない。勝手な印象ですが、ウィルスミスはジーニー役で株価急上昇中なのでマジ楽しみです。

『夜桜さんちの大作戦』

 高速を貸し切ってのアクション。実写作品だとあり得ない映像として楽しそうですね。なので、漫画らしいハッタリとも言える。
 一般車両はカーナビを操作して高速から排除しました。無理だろー。それはいくら何でも無理だろー、というのを『トイストーリー4』で感じました。ラストのウッディの決断が賛否両論だったけど、個人的にはあのカーナビが一番許せないですw ちなみに本作の方は過去形で語られる程度なのでそこまでイヤな感じしないです。
 お兄ちゃんお姉ちゃんの大立ち回り。密集状態でのバトル、トラックの外からの非バトル的解決、変装でのパニック、電子制御での強制ブレーキときてからの二刃が真っ向勝負だったのが良い。各キャラの活躍のバリエーションとしてもそうだし、「そろそろ普通のバトルも見たいかなー?」と自然と印象が誘導された感。
 からの長男がアシストしての決戦の地。宙に浮かんだトラックの背中とかちょっと出来すぎじゃない? バトルステージとしてかっこよすぎるので思わず声が漏れました。

『アクタージュ act-age』

 夜凪がどうこうばかり語ってたけど、こいつらの一番の武器はオーガミだよね、と言われてみれば至極当然な結論を持ったくるのが気持ちいい。そりゃそうだわ。幼女を使ったヒーロー煽りも良かったですね。「私が来た」だw
 ただ、夜凪めっちゃ怖いから一般客の投票には向かない、って部分はちょっと解せない。あそこまで圧倒的な迫力を見せられたら素人、普段舞台を見ない人にこそ「舞台ってすごいんだな」ってなりそうな気がするんですが。 “「凄い」と「面白い」は違う” に関してはその通りだと思うんですが、「凄い」が票に繋がらないとは思わないです。
 てか、今の今まで気づかなくてマジ節穴なんですが、甲と乙でスター俳優の性別が逆転してるんですね。気づかなかった。まぁ、天使がスター演技で勝負してくるとは思えないんですが、同じ話だけど主役すら逆転してしまいそうな状況に置かれてるのが面白いのか。……いや、主役が逆転は言い過ぎか。オーガミが「助演」の喜びを知る話でもあるわけだし。

『ミタマセキュ霊ティ』

 ミニストップでタピオカ。さすがデートにファミレスを予約する男だぜ。どこぞの名店とかではなく、ミニストップ
 今日も今日とてミタマのアイドル性が発揮された回だったと思う。女子高生趣味が可愛い、からの情けなくて可愛い、からの強盗には強くてかっこいい。あと、男友達に “この女にうめえタピタピ食わせてえんじゃねえのかよ” と言われてるのもポイント高いですね。同じ話を描き直したら少女漫画になると思う。
 そんな「ミタマかっこいい」路線を極限まで突き詰めた瞬間にハゼレナに “帰りたい” と言わせてるからうまい。思いつくままにギャグを並べてるようで、しっかり組み立てられたロジックも感じる。
 あと、ラストのハゼレナがめちゃくちゃ可愛かったです。基本死んだ目をしてるので、たまに生気が宿る瞬間がめちゃくちゃ魅力的。

チェンソーマン』

 マキマさんの “……別に仲良くならなくてもいいんだよ” “利益になるように使えさえすればいい” 。あれっ、これデンジの話じゃないよね? と不安になる。マキマさんは本心が読めないのが魅力ですね。そういう意味ではアイドル性が高いと言えるかもしれない。昔ながらの雲の上の存在としてのアイドル観というか。
  “俺の心はマキマさんが見つけてくれた” がめちゃくちゃロマンティックなので最高。めちゃくちゃ臭いことを言ってるようだけど、単に物理的な話ですよね。うまいw
 レゼとの交流。先週「女性キャラどれも同じじゃない?」とか書いちゃいましたが、今週は全然違った。デンジ側が違う。デンジが肩肘張らずに対等な関係としてコミュニケートしてるのが新鮮。マキマさんは雲の上のアイドルっぽいって言ったけど、その逆の魅力。学校の話が出たように仲良くなった同級生みたいな魅力がある。
 からの台風の悪魔。台風の恐ろしさは今の日本、よく知ってますね。ていうか、あの台風を踏まえて考えたんじゃないかしら、とか考えてしまう。
 排水溝の水の回転に台風が宿る。これすごい良かった。まぁ、実際のところどういう原理で喋ってるのかは知りませんが、排水溝の水と台風は回転の向きが同じって言いますもんね。何となくの連想はできる、というバランス。南半球に海外旅行行くとこの回転で驚くらしいです。行ったことないから見てみたい。
 ……という雑学を聞いたことあったので書きましたが、心配になって調べたらガセみたいですw ガセというか、同じ原理のチカラが働くけど、排水の大きさだと誤差レベル。マジかよ。今回のは「渦が似てる」ってだけの話だったのか(まだ分からんけど)。ファクトチェックって大事だなーw

ゆらぎ荘の幽奈さん

 これまた台風じゃん。いや、台風とは明言されないけど、豪雨からの停電。タイムラグ的にもこないだの千葉の大停電を踏まえて考えられた話なんじゃないかしら。もちろん、本作でやってることは閉じこめられた2人のドキドキみたいな話なので台風の恐ろしさも、停電の恐ろしさがメインではなく、不謹慎とかそういう話ではないと思う。たぶん。
 改めまして。「湯煙高校七不思議レポートその4」です。七不思議回といえば、なずなの導入が恒例になりつつあったと思うんですが、今回は密室で互いに脱衣するコーチサ。からの「数十分前」という構成。なずなファンはドンマイやで。男2女1の三角関係がちょっと面白かったので私も少し残念です。
 何やかんやで倉庫に閉じ込められる。「まぁ余裕で出れるでしょw」と思いますが、ちゃんとその問題を真っ先に処理してくる。 “でも壊すのは最後にしようね…!” からの冒頭の脱衣。宮崎さんの中で「扉を壊す申し訳なさ」よりも「2人で裸になる恥ずかしさ」の方がハードル低いってことですね。価値観ぶっ壊れてるw というか、彼女の中で変化が生じてきてる、という話ですね。初登場の頃は「男はみんなオオカミ」と警戒していた彼女が、今回男を救うために裸になるんですよ。この変化が分かりやすくて良いですね。恋でもあるけど、彼女の心理的成長とも言えると思います。
 ということで「極寒の体育倉庫」。女子と体育倉庫に閉じ込められたい、という願望は分かるし、それを実行するのは『ゆらぎ荘』みたいなラブコメの仕事なんですが、その状況を成立させるために劇中世界の「閉じ込められたい」という願望を利用してるのが面白い。原理としては正しいんだけど、ちょっとメタな印象もあるかな。
 そっから霊媒体質なので寒いだけじゃ止まらず風邪ひいちゃって、となるのがうまい。コガラシくんならではのロジックだし、先ほどの「扉壊せば良かろう」問題も回避してる。体育倉庫に閉じ込められて裸になってムフフ、とかめちゃくちゃベタな話なんだけど、それを成立させるためにはこれだけのロジックの積み重ねが必要……ってめんどくせーw そんなめんどくさいロジックが私は好きなんだなぁ、と改めて思った。「霊の仕業」で済みそうもんなんだけど、コガラシくんの無力化、そして宮崎さんが自ら脱ぐようにし向けるためには……というあれやこれや。理屈っぺー!!
 裸で抱きついたら温かくなって寝落ち。からの夢での回想。この夢回想とそれを踏まえた “コーくんはあたしが守る…!” の2ページがめちゃくちゃシリアスかつ感動的なので笑った。ラブコメで定番の体育倉庫に閉じ込められるってだけの話なのにこの2ページがとにかく異質。まさか未来コーくんの話まで出てくるとは思わなかったです。一話完結の日常回みたいな印象も受けますけど、終わらない日常では決してないんですよね。目まぐるしく日常は更新され続けるし、それがちょっと寂しく思えてくるレベル。お気楽なラブコメのままではいられない、という寂しさ。これは徐々に大人にならなくてはいけない青春そのものですね。3年というタイムリミットが設定された学園モノとしてすごく誠実。まぁ、個人的にはサザエさん時空みたいな作品も好きなんですけどねw やっぱ安心感ありますから。ジャンプ離れて申し訳ないですが、先週まで『生徒会役員共』がシリアスな予感のする長編やってたんですよ。なのに、結局はいつもの日常に戻るというオチで「だよねーw」という安心感ありました。それはそれで良い。今のジャンプだとゼロなんじゃないですかね。みんなマジメなのか、そもそもギャグ漫画が少ないからなのか。あとは「サザエさん時空」という言葉が一般的になりすぎた結果、ツッコミ不可避と考えるようになった作家が多くなったから、とかもありそう。
 んで、朝起きたら上下逆さまになってて、2人とも全裸で、パンツ持ってるところでコーくんが目覚めてオチ。あの両手でパンツ持ってる絵面は笑ったわ。完全にそういう場面にしか見えないw
 この上下逆転。コガラシくんの寝相の悪さが原因ではないです。コガラシくんの頭が壁側ですんで。まぁ、当たり前か。夢のせいでコーくん愛がスパークしてしまって変な行動をとってしまった、とかそんなか。「コーくんを守る」が「コーくんを脱がせる」に変換されてしまった、とか。
 先ほども「男はオオカミ」だと思ってた彼女の成長みたいな話しましたが、逆にコガラシくんが寝込みを襲われる話としても新鮮でしたね。 “って俺脱がされて…!?” と焦るコガラシくん可愛いw コガラシくんのイケメン大喜利をオチに使わなかったのもそこそこ珍しいと思うんですが、それとも通じる話かな。
 終わり。次号予告の「猫神様が窮地に! 夜々、ガンバります…!!」がちょっと楽しみすぎてヤバイ。めちゃくちゃ面白そうやんけ。ウソ予告じゃないよね。ここは割と信用できるよね。窮地の猫神様めっちゃ見たい。ほのぼのギャグ回が本命だと思うけど、シリアス良い話系もあり得るかな。夜々のそっち系のエピソード最近少ないと思いますし。

『髪緒ゆいは髪を結い』

 新幹線という密室空間の恐ろしさ(キモさ)も良かったけど、遠隔攻撃ってのも面白かったです。スマホを通じて中継されてて要するに何とかチューバーみたいな絵面ってことなんだと思います(観たことないから自信ないけど)。
 虫と虫かごが彼女の衝動と深く関わっているのも面白い。そしてスマホという四角の中から話しかけてくる状況が虫かごっぽくもありますよね。単なるテレビ電話だったら顔のアップでいいと思うけど、あの中継はあくまでも全身が映っているのでより虫かご感。新幹線という密室も虫かごですね。さらには、蟲を無理矢理入れられたわけですので、彼女の体がそもそも虫かごのようでもある……という話だと思います。ムシムシ言い過ぎてややこしくなってきましたが。
 からの東海道新幹線人造スケバン。ゴテゴテしてて笑う。新幹線スケバンじゃダメなのか。いや、それでも笑えるけど。
 あとは、エビとゆいが割と出番なさそうなのが意外。ヴァイオリンスケバンと日本人形スケバンが動きそうな予感。新しいパーティーが出来たのでそっちの顔見せ、ってことなのかな。昨日の敵は今日の友的な話はストレートに燃えますね。

『サムライ8 八丸伝』

 再生禁止ルールなので笑った。いや、大会を運営すること考えたらそういう縛りを付けるのが妥当とは思うんですが、こないだの模擬戦による首チョンパ戦法は端から否定されるわけですね。まぁ、あのときから「実戦じゃ無理だよね」感はあったし、師匠に説教もされたんですが。逆に言うと、こないだの首チョンパ戦法みたいな他の場所では使えそうにないトンデモアイディアが披露される可能性はあるのかな。八丸が正統派な成長を見せそうな予感だったので、そっち系だと違いますが。
  “2つの間にある”吹き出しが2人の間にあるの良いよね。こういうダジャレみたいな演出好きよ。吹き出しってのは漫画でしか実現不可能な演出ですし。

『ふたりの太星』

 運命の話。ちょっと運でもあるのかな。運命に囚われてるという説明をする際に、丸、円のモチーフが頻出するのが面白い。蛇が丸くなって囲んでるし、株価大暴落のコマでは証券取引所の丸い電光掲示板。あの電光掲示板なんで丸いとか理由は知らないんですが、これすごい良かったですね。運命とか呪いの話はまぁ割とありがちかなとも思ったんですが、あの丸の絵は良かった。当たり前ですが、肖像画も一族の呪い感あってかっこよかったですね。

『トーキョー忍スクワッド』

 扉からエンが可愛いというか、庇護対象としての魅力を放ってたと思うんですが、それが最後の子供の自爆に繋がってくるのは良かったと思います。説明臭くはないけど確実に、子供は可愛い、子供は守るべきもの、という印象が生まれてる。まぁ、ぶっちゃけあのトラックの場面は「よし危険だからエンは早く帰ろうな」とか思ってしまったんですがw
 あと、子供の自爆テロはちょっと胸糞の度合いが振り切れすぎてるので、もはや本作の許容範囲から外れちゃってるのではないか、とは少し思う。ハードな世界観を打ち出してた本作らしいと言えるのかもしれないんですが、ぶっちゃけそこまでハードとは思ってなかったので、ちょっと心の整理がつかないというか。まぁ、本作が良い悪いの話ではないか。

『ビーストチルドレン』

 登録してある件は笑った。用意周到というか、後輩に自由にやらせつついざというときは助けになれるよう準備しててすごい。理想の大人感ある。
  “心が強く鼓動する程” “全身(おれたち)に血(ボール)が巡る!!” 臭すぎなので笑った。いやしかしうまいな。「心が強く」とか精神論っぽいんだけど、「ボールが巡る」はものすごく現実的な話なのが良い。
 キャプテンだから分かるサクラのすごさ、暑苦しさのチカラって話も良い。さっきの登録してある件とも通じますよね。放置してるようで見守ってた。1週間じゃチーム無理だろうから登録してたって話ですので。
 足掴むのセーフなん? と少し不思議。SF。めちゃくちゃ危険な気もするんですが、そもそも狙って出来るものではないって話なのかな。
 下唇の癖については最初「そんな分かりやすい記号みたいなのはちょっと……」と思ったんですが、その後の “お世辞どうも” への返答に使ったのは良かった。単にオシャレってのもあるし、ウソ見抜いてるのを見抜かれてる、という一枚上手感が大人らしさ。

巻末解放区!WEEKLY週ちゃん

 歯ブラシのアンケートの結果。普通が半分、残り半分を硬めと軟らかめが半分ずつ。何というか、みんな興味ないんだね、という結果なのではないかw

 10/9水は道具の日。なので漫画編集七つ道具。フォント特集もそうだったけど、この手の専門的な話はウケが良いと踏んだんでしょうね。実際私も興味あるので嬉しいです。
 個人的な勝手なイメージですが、漫画編集といえば五級数表(文字の大きさ表)。他の業種であまり見ない道具だと思うので、すごいプロの道具として印象に残ってます。
 そんな道具の使う行程として、漫画入稿のルーティンが載ってるのも面白いです。1週間でこれをこなして、また次の1週間。忙しい。死ぬわ。漫画家も死ぬわ。

 10/10木はドラムの日。なんかすごい日かと思ったら雑誌が制定した日でした。割としょぼい印象を受ける。私だけ?
 客をアゲるに不可欠なビートを支えるドラマー特集。なんだか『アゲ太郎』感。
 ぶっちゃけドラムと聞いてもファッキンテンポ! ファスターファスター!! と映画『セッション』の物真似をするくらいしか引き出しがないのでお恥ずかしい限り。ドラムがあらゆる音楽を支えてるのは分かるけど、思春期にバンド音楽嫌いを発症したものでどうも楽器演奏系への関心が低い。ドラムの重要性はそれどころの話じゃないと今では分かるんですけどね。興味の入り口としてね。
 ものすごく有名であろう人たちが宇多田ヒカルとかSMAPの曲で叩いてたりしてドラマーの地位の低さというか、ジャパンマネーの強さを感じる。すごい話だとは思うけど、世界的な人をそんな使い方していいの? みたいな気持ちも同時に湧くというか。

次号予告

 『ヒロアカ』が表紙と巻頭。アニメ開始ということで。
 作品紹介がデクのブツブツ解説風になってることもあり、ページ全体をパッと見た際の圧がすごい。うるさいw
 『ヒロアカ』スピンオフとしてあきやま先生がまた出張。この手の掲載の本数でランキング作ったらあきやま先生相当強いんじゃないかしらw ただ、今回はセンターカラーで35ページとかなり本格的な読切。
 あとギャグ祭りもあるよ。ラブコメ祭りやったばかりなのに。6作品あるらしい。こないだまで連載してた作家もいるらしい。誰だろう……と思ったら絵が見えてる。稲……岡……?(自信ないんかい)

目次

実写撮影現場見学に行ったよ!浜辺さん!城くん!、板垣くん、写真ありがとー!! <ぽすか>
(『約束のネバーランド』)

 城くんに会ってワガママ言えるなら万引き前のルーティンやってほしい。

焼き魚を食べるとき力みすぎて足首がいかれた。魚は美味しいけど骨が怖い。
(『鬼滅の刃』)

 足首いかれすぎ。持病か何かかしら。心配の念が湧いてきて笑えなくなってきた。

師匠・田中先生と同じ号のジャンプで共演するという夢が叶いました!感無量!
(『僕のヒーローアカデミア』)

椎橋先生、堀越先生と一緒に載れて感動です!普段はジャンプ+でやってます!
(『サマータイムレンダ』)

田中靖規先生とまたジャンプ誌面で会えて嬉しい。そして身が引き締まる思いです
(『髪緒ゆいは髪を結い』)

 ちくしょう、3人仲良くしやがって。こういうのは1人くらいが関係ないコメントしてから来週焦ってコメントし直す、というのが様式美だっていうのに(そんなものはない)。

息抜きにアシさんのフルデジ原稿のお手伝い。デジタル効果線むずい…!!
(『ぼくたちは勉強ができない』)

 微笑ましい良い話。てか、『勉強』ってデジタルじゃなかったんですね。漫画の描く側のこと詳しい人だと「アナログの良さが出てますね」みたいな見方も出来るのかしら。週ちゃんじゃないけど、生ドラムと打ち込みの違いみたいな感じで。

2007年の新宿に分煙スペースがあるかどうかは微妙だそうです(アシさん調べ)
(『呪術廻戦』)

 12年前。なんかありそうな気もしてしまうw それはさておき、それでも分煙スペースを描きたかったってことなのかな。街で偶然出会うスポットとして便利、みたいな。

宮原選手の新プロ、SPFSどっちも締めのポーズカッコいい。編曲も好き。
(『夜桜さんちの大作戦』)

 ルビが読めなくて「おめぇ何言ってんだ」感すごかったんですが、フィギュアの話ね。「宮原選手 編曲」でググってしまったw

Mサイズも食べきれないため、ピザを頼む時は翌日もピザの覚悟を要する
(『ゆらぎ荘の幽奈さん』)

 オッサンの悲哀と覚悟。
 ただ、翌日ピザが余ってるとき特有のワクワクってありません? ちょっとあのボーナスステージ感好きなので元々多めに楽しみがちです。とはいえ、食べれる量が減ってきた……を通り越して食後のダメージ(胃もたれ)が結構ひどくなってきました。チーズびろーんみたいなcmやってますけど、あんま興味をひかれないですw

タランティーノ監督のファンなのでOnce Upon a Time…in Hollywoodは劇場で観たい <勇輝>
(『トーキョー忍スクワッド』)

 原題表記しちゃうめんどくさいファン心理わかるよー。「めんどくせー!」と「わかるー!」のジレンマ。

ラグビーW杯ついに開幕!初戦白星おめでとう日本!続々と名試合も。岩手最高でした
(『ビーストチルドレン』)

 初戦どころの話じゃないよ寺坂先生……と未来人気分。

愛読者アンケート

 すご。ぶち抜きでプラス出張版の話。めっちゃ細かく聞いてくるやん。圧がすごい。『拷問』『むとう』のときよりも目が血走ってる感。いや、あそこでの反響が大きかったから加速したのかもしれませんが。アプリだと一気読みが初回無料らしいからたしかに出張版を載せる意味は大きいよなぁ。他誌の作品よりも本編の読者に直結するというか。まぁ私ブラウザ派なんですけど。

総括

 ふえぇ、終わった。火曜(深夜)更新がデフォルトのつもりでいるんですが、遅れるのが当たり前になってきちゃってるなぁ。三連休もそうなんですが、台風とか風邪とか変なアクシデントが多い。まいった。そうこうしてると次号また土曜発売っていうね。しかも台風来るかも。ひでーw

 はい、今週のベスト作品。『サマータイムレンダ』出張版です。とにかく圧倒的に面白かった。一見さんに向けた説明は全然足りないんだけど、あそこまで面白いと結果的に読みたくなってしまう。最初は「あっしブラウザ派なんでw」とかナメた態度でいたんだけど、あれを一気読みするためにもアプリ入れようかなぁとか少し揺れてます。スマホだと読みづらいよなぁ。

 今週のベストショット。『約束』の扉ですね。本編に絡めたイメージショットを事前にカラーで見せておく、という演出込みで素晴らしかったです。

 最後に今週のベストキャラ。こちらー。

  • バーニン 『僕のヒーローアカデミア
    • ホントなぁ、ああいうキャラ好きなんだよなぁ。弱いんだよなぁ……と泣けてくるというか、情けない気持ちになってくる。まんまとハマってしまった感。

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【指定第2類医薬品】ベンザブロックL 30錠 ※セルフメディケーション税制対象商品

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サマータイムレンダ 1 (ジャンプコミックス)

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サマータイムレンダ 8 (ジャンプコミックス)

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2.5次元の誘惑 1 (ジャンプコミックス)

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