北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

『生徒会役員共』547話の感想

 tvアニメかと思ったら映画化ヤッター!!!
 ちなみに、2023年になると7月21日が金曜日で映画公開に適してます。第3弾やってもいいのよ。

#547

 扉はアリアによる続編の告知。JK古谷さんとかOG集合かとも思いましたが、違った。あの2人、単行本の折り返しとかには出てきそうだけど、扉になる日は来るのだろうか。そもそも再登場がどうなるのかも分からん。

 OG会の二次会はボウリング。古谷さんによる開幕宣言‥‥にスズが指摘。ボウリングとボーリングは意味が違う。言われてみれば、と感心してたらそこから下ネタ的に解釈して古谷さんをフォローする会長がうますぎる。ただエロいのではなく、謎に男性への責めが徹底してるので笑ってしまう。マゾが歓喜するやつやw

 古谷さんストライク。何気に2、3ページ目の両端がそれぞれ投球の話になってるのですね。雑念の有無、とネタの内容も対照的だったと思う。
 ということで、とにかく集中する古谷さん。ちょっとのことには動じない‥‥というか気づかない。てか、古谷さん2週連続、いや3週連続で下着ネタだw それも劇中のキャラにしっかり見られる話。読者は基本見れないけど(最初のは見れる)、どういう風に見えたのか、今回かなり具体的かつギリギリまで見せてくれるのですごい。見えてはないんだけど「見えたんだ」の事実にドキドキしてしまう。もはやパンチラの本質はパンツがどうこうではなくこの「見えた」という部分にあるのではないか‥‥みたいな哲学的問いかけ。

 スズのターン。甲斐甲斐しく世話をしてくれる新キャラOGたち。可愛い後輩としていろいろやってあげたくなっちゃう、みたいな心理もあるのかな。特にスズ相手だと別の意味でも‥‥というのがオチ。オチが南野さんなのはリアルお母さんだから母性がどうしても働いてしまったんだろうな。
 てか、あのオチの滑り台。最近のボウリング事情に詳しくないので暇な子供が滑って遊ぶ用だと勘違いしてしまいました。まさかと思って調べたら重くて投げれない子供がボウルを滑らしてボウリングを遊ぶためのものでした。そんな便利なものがあるとは‥‥。てか普通に面白そうw
 南野さんが妙にウキウキしてるのが可愛いんですが、あれはやり慣れてるというよりは、早くやってみたい、子供にやらせてみたい、みたいな感じなんでしょうね。子供まだ2歳も行ってないでしょうし。(桜才時代に子供生まれてたらまた話は別ですがさすがに違うと思う)

 ボウリング玉の重さは人の頭を同じくらい、という話からの膝枕疑似体験。そう考えると結構な負担ですね。男の場合だと腕枕があるけど、あれは頭の全重量がかかるとは言いづらいし(ただ血止まったり別の問題もある)。思いついたら即実践しちゃうのは古谷さんの素直さだと思うし、何なら女の園感でもあるのかな。オス感の強い男性が同席してたら「○○くんで試したらー?」みたいな嫌なノリになってた可能性もあると思うの。優しい世界。その代わりアリアが下ネタに繋げてくる。やらしい世界。玉とはいえ実際にやってみせちゃうからインパクトありますね。「何やってんの」でもあり、想像してしまう良さもあると思います。
 それに対する会長のツッコミが‥‥というかツッコミ放棄なので笑った。せっかくのOG会なんだからとそっちに逃げるw

 会長がスペアで逆転。ちなみに現役とOGで対決中、という説明が入るのは2本目のサブタイのみ。他は至ってほのぼのしてて対決感がないw
 とにかく集中。雑念を捨てて投げれば‥‥というとこで最悪の雑念。言われてみればテ○ガに似てるw
 このネタは会長視点で進み、下ネタで落ちるものの、それはあくまでも会長の心の中で留まるんですよね。外に漏れるのはガターという事実のみ。それを冷静に伝えるツッコミ? リアクションで笑ってしまった。こういう静かなネタ好き。ひょっとしたら「どうせまた変なこと考えてたんだろ」とか思われててもおかしくないんですが、シンプルなセリフのみが描かれる。

 ラストページは8コマ連結。とはいえ完全に4コマ目で一旦落ちてますね。時間的に隙間なく続くので8コマという感じでしょう。
 OG会も終わりということで記念写真。写真の話が出るのは5コマ目なんですが、前半のオチは写真ありきの行動だと思うので、現役側が仕掛けた軽い企画みたいなことなんでしょうね。
 読者モデルとリアル人妻の制服コス‥‥は期待させるだけでナシ。ここで着ずにサクサクするんでいくのが本作らしいバランスだと思います。こういう感覚はリアルというか、無理強いはしない。
 後半はOGメンバーで写真。位置を決めるのに3人がキャッキャしてるのが非常に良い。特別ベタベタしてるわけでもないんだけど、自然なやりとりの中に仲の良さが垣間見えるというか。
 そんな微笑ましい光景から古谷さんがオールドネタ放り込んでオチ。OGのOの意味を再確認するような大オチで良かったですね。この関係性において、主役はやっぱり古谷さん。


 終わり。意外と北山&南野先輩にフォーカスしない感じでした。初登場のお祭りは先週で終わりという感じか。グイグイとボケを主張してくるわけじゃないのが落ち着いた年上感として効果的だったとも思います。
 ということで今週のお気に入りは新キャラ先輩2人がスズを囲むネタかな。特に南野先輩が既存のキャラにはない唯一無二の個性をぶつけてきたのが最高でした。

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