北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2020年06・07号の感想

 今年もがんばります。

宣伝

 私の宣伝。ジャンプの年間ベストと映画『ヒロアカ』について書いたのでよかったら読んでください。映画のネタバレはあります。


表紙

 合併号なので集合。前号掲載の予告では『ONE PIECE』って書いてあった気がするんですが。
 テーマは羽子板。いや羽根突きかもしれないんですが、みんな羽子板のデザイン頑張ってる。
 ルフィが嵐と一富士二鷹三茄子なのはいいんですが、デクも富士鷹茄子ネタやってて少し気まずい。結婚式でドレスかぶっちゃった、みたいな緊迫感。あと、『ヒロアカ』で鷹っつったらホークスだと思うんですが、普通の鷹でした。
 そして気になるのが日向。羽子板見えねぇw なんでやねん。ヒエラルキー的には千空がやけに後ろにいて、これは今号休載なことの影響な可能性があると思うんですが、急遽配置が変更になったので日向が損をした形? そんなことを考えないと日向が可哀想で可哀想で。
 エマ。日向とは別の意味で「なんでやねん」なので笑った。女王もちょっと驚いてる風なのがウケる。アスタも似た系統のチョイスなんですが、こっちは真っ直ぐに怖い感じですね。
 いつも2人な『勉強』の文理。羽子板と筆で役割分担してるのが良い。墨で丸と罰があるので勉強感の表現にもなってたと思います。
 後列の若手組だと『AGRAVITY』良かった。サガが羽子板を持ってるんだけど、羽子板のデザインが残り3人を示してる。そもそもサガが単独主人公って感じの作品じゃないからここで1人を選ぶのがそもそも微妙なんですよね。『勉強』と同じ理由で4人出てきてもおかしくない。まぁ4人は多すぎなのも分かる。
 あと幽奈さん。温泉マークしかないよなぁ、という中で羽子板が晴れ着というプラスアルファ。素直に可愛かった。羽子板デザイン界では割とよくあるアイディアなのかしら。すげぇ好き。
 そんな中、私が思う優勝は虎杖の五条羽子板。面白すぎでしょw 即グッズ化しようぜ。五条ファン多いし、儲かるやろ。

裏表紙

 予想が外れた……。違うゲームだった。ジャン魂の人がいつの間にか声優として大成してると見る度に驚く奴だった。

ONE PIECE×嵐 奇跡のコラボ

 上の文言は表紙準拠です。特にページ名みたいなのが見あたらなかった。
 『ONE PIECE』のアニメと嵐(ジャニーズ)が同じ20周年ということでどうたらこうたら。嵐のMVでコラボするそうです。
 はいいんだけど、巻頭のカラーポスターで松本潤がセンターで明らかに扱いが大きかったり、彼一人だけコメントしてたり、謎が多い。謎というより説明がない。説明もなく松本フィーチャーされるとSMAP解散前のキムタクみたいな怖さがある。「今回尾田さんに謝る機会を松本くんが作ってくれて」感。
 いやもちろん冗談ですけど。たぶんファンだったら松本メインの理由も知ってるんだろうけど、その説明が誌面上にないのがちょっとおかしい。嵐におけるツヨポン枠が思いつかなかったのは悔しいですw

読者プレゼント

 今号もアンケートハガキの投稿が無料。年末年始の合併号だからなのか、今後はずっとこうなるのか。明日はどっちだ。

巻頭カラー『ONE PIECE

 嵐コラボポスターカラー扉。要素が多い。前述の通り、マロジュン(違)が大フィーチャーされてて事情が分からない身としては少し怖い。あとジンベエが一味として参加してるのが嬉しい。
 本編。ロジャーの最後の1年(?)がやったら充実してる。濃い。そしてルフィの旅路と重なりまくってるので運命もしくは作者の都合を感じる……と思ったけど、グランドラインの前半では重なってる部分がほとんどないので、この偶然にも必然を感じなくもないです。グランドラインが6つだっけ? のルートに分かれてるって奴、漠然とワクワクはしたけど「それ意味あんの?」という気も少しはした。今もしてる。
 ダイジェスト的というか、とにかく濃い。既存のネタを総ざらいしてるからここをゆっくりやっても仕方ないという判断なんだろうね。ごもっともだと思うが、やはり濃い。特濃ぶりに胃もたれしそうなレベル。
 ポセイドンの正体が明らかになったときにも思ったけど、ポセイドンが存在しない時期ってのがあったんですね。悪魔の実みたいに能力者か実の形で常に世界に1つはある、みたいなシステムではない。
 ワノ国に帰るが捨てるおでん。ちょっとこの「それでも旅に出なくちゃいかんのよ」感は都合良く美化された「男のロマン」な感じがして少しアレ。妻にあそこまで言われたら断れないみたいな部分も含め。
 んで、海賊王爆誕。またこれ見よがしにネタを隠して引っ張るのね。ちょっと頻繁にやりすぎだと思う。が、おでんが日記? 日誌? をつけてるので超重要文書やんけ。と別の部分も気になる。
 そしてラフテルどん!! でエンド。すっかり忘れてましたけど、去年見たネタだわ。まさかジャンプ読んで「知ってた」なオチを目にするとはw
 映画ですね。『STAMPEDE』に尾田っちが卸した特大のネタ。そうでしたそうでした。あんときはなかなか騒然となったし、ネタバレになるからジャンプ記事には書きにくいし、とかいろいろありました。映画に最終回のアイディア卸した『ヒロアカ』もすごいが、このような形で帰ってくる『ONE PIECE』もすごい。なんか不思議な読書体験であった。
 映画のときも思ったけど、これ英語圏ではどうすんねんって話ですよね。ラフテルの名前出したときはこんな国際的な商売になると思ってなかったのかな。逆に言うと、英語表記に尾田っちチェックが入った可能性もあるのかな。

鬼滅の刃

 扉。走るねずこ。本編との関連が濃い扉を描く人だから「この猫がねずこなのか!!」とか納得して読んでたらニャンコぶち殺されたので衝撃。えっ違うの? 扉は特に意味なくねずこ出したの? 珍しくない?
 とにかく猫殺し。「犬が死ぬから『ジョンウィック』は観れない」という一派が世の中にはいるそうですが、まさか『鬼滅』もそうなってしまうとは。人気爆発でこれからって時期に結構な数のファンを失う気がする。いや189話読まないと気づかないからセーフなのか? 『ジョンウィック』好きなのであの言説には「気持ちは分かるけどなんか納得できない」と複雑でした。『鬼滅』もそうなれw(巻き添え)
 地盤沈下の調査隊。ギャグっぽく処理してるけどかなり深刻な事態だよね。リアル警察がすぐ来るでしょ。さらなる混乱になるでしょ。ものすごーくたまに本作や、スピンオフでも描かれた一般人から見た鬼、鬼殺隊の扱い、すごい気になる。「そんなんでうまくやってけるの?」と気になる。
 無惨の即再生対策。斬りつつ蹴りを入れる。こういう非必殺技パート面白いよね。本作意外とこういうのも凝るよね。好き。アイディアと肉体で何とかする感。問題がクリアするわけではないけど、やらないわけにもいかない、と頑張ってる感。本作らしさだと思う。最初は炭治郎らしさだと思ってたけど、他のキャラでもあるから『鬼滅』らしさだよね。
 んで猫ちゃん。毒で困ってるなら薬だろ!! というロジックには納得しかないんですが、あの状況で柱全員に当てるとか実現不可能だろ、とも思う。弱ってるアンパンマンに「新しい顔よ!!」するだけでも一部ではバタコのピッチングスキルがネタにされるんですが、今回は警戒マックスの柱、それも複数を同時にですよ。あの猫ちゃんとあの薬射出装置が無惨の攻撃より速く動けるとは思えませんので、避けるのも楽だと思うんだよなぁ。無惨の攻撃で動きに余裕がなくなったピンポイントを突いたとも考えられるけど、それだけの知性が猫ちゃんにあったってことになるし、同時ってのが無理臭い。まぁ、ちょっと『空想科学読本』的な余計なお世話感が出てきてるのも分かるんですが。
 あと、読者には薬の正体が明かされるけど、当の柱たちは分からないままなので、「まぁいいや」と納得してる様がちょっと笑える。先に「まぁいいや」を描いて、そのあとに無惨の “またあの女…” を描くことで読者の印象が上書きされるって工夫も分かるんですが(つまり作者も無理があると自覚してる可能性)。
 てか、その薬炭治郎によこさんかーい!! という話でもあるのか。生前の仕掛けが自動に発動してるのでそういう対応はできないのか。もどかしい。
 義勇に「握力の限界」と千代の富士チックなことを言わせてからの、蛇柱の握力が覚醒。この地味だけどよく考えたら強そうって目の付け所はすごい好きです。『酔拳』のクルミ割りもそうだけど。本作は特に人体と刀を結ぶ重要なファクターだからね。余計に面白いよね。人を剣士たらしめるのは握力。

『アクタージュ act-age』

 芭蕉扇を投げてから “芝居を投げようとした” というダジャレ。こういうの好きよ。スプーンを投げてから「匙を投げる」とか。シャワーシーンからの「腕を磨く」とかそういうの。それがシリアスな場面で無理なく成立してるのが好き。笑っていいのかよく分かんない感じが好き(笑う)。
 夜凪の問いかけに戸惑う監督……だけど今一番大変なのはこの2人ではなく白石さんですよね。一番厄介なのは彼なのに彼に感情移入するのはメインではない。不思議なバランス。
 んで、白石さんがグルグルおめめ再現してピンチを脱する。アイディアとしては面白かったし、怒りながら許す人ってのを演技(絵)のみで伝えてて見事だったんですが、「あー今の夜凪の本質ってグルグルなんだ」と妙なところが気になった。いかにも漫画的な表現で面白いです(アニメでも可)。
 ただ、「これでピンチ脱出」となったら白石さんが普通の表情に戻ってるように見えるので、ずっと怒ってないとダメだとは思った。「許せるか?」と聞かれた瞬間だけ怒ったらもう竹中直人の笑いながら怒る人みたいなオモシロが発生してしまうと思う。もちろん実際の舞台では前後に間をじっくりと取ったんだろうけど、決め絵主体で進む漫画だとそれが描けない(向いてない)ので、竹中直人

約束のネバーランド

 女王たちが死んだら鬼たちの混乱は必至。だけど鬼じゃない存在がいるので大丈夫でーす、となる展開は痛快。あまりの納得に痛快。殴り合ったら勝てないけど頭脳に関しては女王と変わらないほどの脅威、というのを嫌というほど感じる。正攻法で奔走するソンジュたちをよそにズルして政権を丸ごと奪う。
 からの邪血の処分。今までの情報から考えたらこうなることに疑いはないんだけど「そんな惨いことします?」とドン引き。そこが良い。納得と絶望。最高。たしかにここで邪血を放置するはずがないよね。殺すしかない。「血」で民を区別して殺すってのが人類史の最も醜い愚行とも重なる感じも良い。
 そしてオセロ反転でドヤァ。「こっから逆転してみよう」みたいな読者への挑戦状展開ネタかとも思ったんですが、よく見たらあの盤面、試合で再現するの不可能じゃない? 特に左下。あの角の取り方はあり得ないと思う(オセロorリバーシのルールそこまで厳格に知らんが)。

僕のヒーローアカデミア

 スカイネットをぶち殺すエイリアンクイーン。ジェームズキャメロン対決なので笑った。ただ、スカイネットはもう古くて、リージョンですね。最新作追えてない説。まぁ、ぶっちゃけ「リージョンって何やねん……」とはすっこけましたよ。『スターウォーズ』のファーストオーダー同様。
 ちなみに、スカイネットを酸で殺すってのは『新起動』ですね。イビョンホン殺すとこ。『新起動』好きなんだよなぁ。キャメロンの野郎、なかったことにしやがって……(元々死んでたから一概にキャメロンが悪いとも言えないのは分かってます)
 久々のお茶子。こないだの映画感想で書くの忘れたんですが、『ヒーローズライジング』お茶子がかなり活躍してて嬉しかったです。堀越アイディアじゃないと思うので、ひょっとしたら堀越先生よりもうまくお茶子使えてる感w
 んで、暴走しそうなグレートティーチャー相澤。を止めるエリちゃん。エリちゃんが泣いてるのを見るのは心底つらいけど、同時にめちゃんこ可愛くて慰めてあげたい気持ちも湧いてしまうアンビバレント。「角がムズムズ」というのがもう可愛い。エリちゃん好き。今やってるアニメ最初から追っかけるべきだったかな。
 じゃなくて、エリちゃんはさておき相澤ですよ。すっかり高校時代に心が戻ってる相澤を「大人」へ、「先生」へと戻すのが圧倒的な子供であるエリちゃんってのが良いよね。もう白雲の時代ではない、と隔世の感。大人として、雄英の教師として振る舞わなければならない、と再確認。良い場面。エリちゃんが出るだけで作品の質がグッと上がりますね(贔屓目)。

センターカラー『呪術廻戦』

 カラー扉は夏油……なのか? と最初まったくピンとこなかった。それもそのはず、本編を読んですべてが分かるパターンでした。これはうまいことやりやがったな。
 本編。脳内時間のくだりは正直さっぱり分からないのですが、どんな壮絶バトルよりも夏油が挨拶する方が時間稼げるよね、という部分は分かる。
 ぶっちゃけると、そもそも夏油は死んでる件をすっかり忘れてたので「そういえば」となってしまった。そろそろ限界です。てか、『高専』ネタもためらいなく入れてくるようになったし、なかなか情報量がえげつないことになってきたでござる。私以上にチンプンカンプンな人も少なくないはず(『高専』未読とか)。
 脳味噌パカッは絵面的に衝撃すぎてモブたちの混乱必至なんですが、今気を失ってるんでしたね。うまい。これだけの人に囲まれながらも2人だけの世界。
 ということで夏油は夏油にあらず。マジか。夏油のカリスマやばぁ、とか魅力的に感じてたけど、その蓄積を捨てるのか。ただ、逆に言うと、五条過去編での「こんなに仲良かったのに……」と悲しみは少し和らいだかな。まぁ『高専』までは本物で、それまでに相当なことしてるのでアレではあるけど。『廻戦』での夏油は別という区切りですね。
 あと、「先生」とその長めの「過去編」、体を奪われた「友」ってのが完全に『ヒロアカ』ですね。奇しくも直前の白雲朧展開と酷似。違うのはショックを受けるより先に次世代に希望を見出す点。五条の先生として、大人としての完璧ぶりを感じる。完璧すぎて「キッショ」案件。自分が負けても次世代(未来)がいるよ、というのはちょっと『鬼滅』的でもあるかな。こっちはちょっと強引。
 ということで五条の最高傑作としての乙骨。完全に「だから誰やねん!!」となる読者が出てくるやつだ。すごいな。デビュー作なのにめちゃくちゃ変なことしてる。してるのが許されてる。こうなると、いよいよ乙骨が「最強の先輩」として登場する日も近いのかなぁとワクワクしますね。めっちゃ楽しみ。キャラクター的に受けのタイプだと思うので、脇役になったらどんな出番になるのか気になる。
 からのミニメカ丸でエンド。笑った。笑ったけど、肉体を転々とするラスボスの説明をしたあとに、それを小さな規模で再現してるメカ丸が出てくる構成はうまい。「それと同じことやってるの味方サイドにもいますよ」というオチ。

『AGRAVITY BOYS』

 クリスを女性視するネタは読者が引きずってるだけで2話以降ではゼロなんじゃない? とか疑ってましたが、出たーw またやるんかい。いや、最初の3話は「こんなんも出来ますよ?」と様子見だったけど、初回の反響を受けて「ぼくはクリスちゃん!」と路線を決めた、とか。だったりして。
  “礼を言うぞ サガ…!” “また助けられちまったな…” とか男たちが勝手に悦に入ってるのがまた笑えますね。やっぱこのクリスの女性視ネタの本質はクリスではなく、残り3人のあまりにも情けなく、バカらしい男らしさにあると思う。クリスの可愛いネタ大喜利よりも男たちのバカさネタがひっきりなしに出てくるのが笑える。便宜上「男たち」と言いましたが、クリスも男です。
 準備体操と水浴びの場面が顕著でしたが、ババとゲラルトは両極端な意味で「男らしい」存在ですね。本来なら男性社会のヒエラルキーにおいて上位に位置するようなセックスアピールを持つんだけど、今回はそれらがすべて「クリスのため」なので笑えてしまう。ゲラルトが水浴びながらシャツ脱いでるのにはマジ爆笑しました。脱いでから入れよw
 ちなみにサガは少年漫画の主人公としての「男らしさ」を司ってるんだと思う。ちょっと強引だけど、クリスは少年漫画の読者視点キャラのデフォルメと言える、かも。それこそ渚くん的な。
 ということでクリスの水浴び。エロい目で見られてると意識したら恥ずかしい……みたいな恥じらい路線ではなく、クリス本人は「何がエロいんです?」と言わんばかりの健全なノリなのが良かった。グラビアアイドルとか、ビールのポスター(今もあるかは知りませんw)的な超健全なセックスアピール感。

ハイキュー!!

 トイレで大集合。キャラが濃すぎてコミュニケーション不全に陥ってるので笑った。ツムがツッコミだと思ったら “俺甘えとった” と反省し出したのでもうダメだw
 そんな今頃の再評価を受けたアランくんが現在ボケ不足によるツッコミ過多に悩んでるのも笑った。もはや呪いですねw ボケに偏ると今回のトイレみたいな悲劇になるけど、ツッコミに偏ってもそれはそれで泣ける。 “そうでしたっけ… すみません俺詳しくなくて…” の返しはあまりに悲しい。やめてあげてw
 佐久早もイン。今までは「高校時代とどう変わったか」が気になるキャラでしたが、ここに来て別機軸。彼の活躍が見れないまま春高が終わったの、人気ない作品だったら「打ち切りだ」とネタにされる奴ですが、本作だと「いやリアルだとこういうこともあるよね」という表現だと解釈して、すごい納得してたんですが、この試合の盛り上げのためでもあったか。この世界の住人はみんな知ってるけど、読者だけは知らない佐久早のバレー。
 からも続くツムの受難。 “予防接種だけでむっちゃドヤるやん” とか相当良かった。クールに見えてネジが外れてるウシワカとツムのコテコテ感は相性が良いんでしょうね。他の陽性のコミュ障とは食い合わせが良くないw まさか高校時代より好きになるとは……
 田中潔子の衝撃。最初目閉じて笑ってるコマだったから「冴子姐さん髪黒くしたのかー」とか誤解しましたw 徐々に違和感に気づき、「なん……だと……?」と本気の『BLEACH』。
 いや、メガネはね、別にいいんですよ。私は別にメガネが本体とか言いたいわけではないので(むしろ反対の立場)。東峰、成田とメガネ人口は増えてるので歓迎とも言える。この手の「○年後」表現としてメガネは頻出するからみんな覚えておこうな。かける人もいれば外す人もいる。
 それよりも、ギャグ的に好き好き言ってた(ギャグ的に描かれてた)人の恋が成就したことの衝撃。いや、潔子さんのことを思えば「ムゲにしてなかったんだ」とむしろ株が上がる案件だとは思うんですが。なんだけど、みんなで好き好き言ってアイドル扱いする、その全体の環境込みで楽しんでた節もあるので「マジで恋愛に繋げるのかよ……」みたいな引きの感情が湧くのも事実。サバンナ高橋があーちゃんと付き合ってると聞いたときの「そういう好きだったんだ……」と引いたのと似てる。あと麻生先生とか。
 まぁ、勝手なこと言ってる、勝手な感情なのは分かってますよ。田中(龍)にしても潔子さんにしても「ちゃんと本気だった」となるのは一番誠実だと思いますし。正しいんですよ。最も理想的な、美しい形と言える。言えるけどさぁぁぁ、となるのが今回のすごいところですよ(ちゃんと劇中のキャラもこのモヤモヤを抱えてるw)。
 澤村たち男3年組はそこらへんのモヤモヤをそもそも抱いてないのか、ちゃんと整理できてるのか、 “田中このやろォォォォ!!” と冗談に出来てる感じも良いですよね。潔子さんとの距離の違い。ちょっと『のび太結婚前夜』の飲み会の場面の(映画だっけ?)、「まさかのび太がしずかちゃんを結ばれるとはなー」的なノリとも通じるかな。出来杉がいるのが味わい深い。あの感じ超憧れます。
 そんな恋の決着を見て思い出したけど、澤村はどうなったんや。女バレの子とどうなったんや。むしろ本作で最も濃密に恋愛が描かれたのってあっちやろ。いや、田中先輩でも幼馴染的なのあったか。そうか、失恋……。成就の裏には当然失恋もあるのですね。思ってたよりも生々しい。やば。えぐいわ。「○年後」のカップル成立展開においてちょっととてつもないことをしてしまった感ある。他の作品で似たようなことされても予定調和を感じてしまう可能性が出てくるというか。
 てかやっぱ『ハイキュー』やばい。こんだけ実力のある作品がこんな丁寧に「○年後」エンディングやっちゃったら、マジで他の作品への迷惑がえげつないレベル。最終回だけ「○年後」とかちゃんちゃらおかしいじゃないですか。みんなで弁護士雇って訴えた方がいいんじゃないかしら。この時が経っても作品世界は回り続けるし、中の住人たちは生き続けてる感がすごい。多幸感がありすぎるというか、天国なの? みたいな。

Jキャラクター大集合!! 描き下ろし年始番外編

 例の如く『ONE PIECE』の扉からスタート。尾田っちにショートギャグは描かせない。
 そんな『ONE PIECE』扉。今号の巻頭カラーでは一味としてジンベエがいたけど、この扉にはジンベエ不在。どんな基準で判別してるのかが本当に分からん。いたりいなかったりが激しい。ガチ考察勢とかだと「はいはいそういうことね」とか納得できるのだろうか。

 『ハイキュー』。初夢。夢オチに出来るからパラレル的な言い訳をせずに正史と言い切れるので便利だと思うんですが、意外と初夢ネタは少なかったです。『約束』と『鬼滅』だけでしたね。本作の方だとブラジル修行なのでホームシックという要素も加わる。

 『ヒロアカ』。はい優勝。確信を持って言える。優勝です。面白すぎる。あまりにも華麗な即オチ2コマ。何の説明もないけど、ファンなら迷いなく理解できるのが気持ちいいし、絵としてのオモシロもばっちり。最強ですね。

 『ブラクロ』。福笑い。唯一でした。もうこれだけで価値がある。次ページの『鬼滅』とか完全に福笑いにしか見えないキャラ出てるんですが、あれは初日の出ネタ。覚えてないだけで去年以前にやったっけ?(やってないのとおかしいと思えるくらい福笑いにしか見えないw)
 んで、本作の福笑いはノゼル。作者がオモシロキャラデザだということを認識してると分かるのがおかしい。そもそも漫画家からしたら普段の絵も福笑いみたいなもんですよね。きっと。「ここはもうちょっと目を上にした方が……」みたいな取捨選択の連続でしょうから。

 『鬼滅』。4コマが2本。本作の4コマはいつものことなんですが、最近だと平野先生の『あいま』もあったのでそれに触発された可能性もある? とか考えてしまう。
 意外だったのは上弦で4コマやった点。無惨のブラックジョーク(ブラック企業的な意味で)。初日の出とあわせたのもうまかったし、そこギャグにするのか、というインパクトがありました。

 『ゆらぎ荘』。羽根突きからの墨入れ。タトゥー入れたい(北区出身ネタ)。
 こゆずが暴走してミリア&千紗希が受ける。最近ミリアちゃんへの偏りが増してきてる気がする。作者のお気に入り感。ロリに目覚めた……というよりは受けキャラ、ツッコミキャラとして便利なんだろうなぁ。千紗希ちゃんマンはドラマの側面が強くなってきたので、こういうインスタントなギャグ扱いはそういう背景の弱いミリアちゃんの方が勝るのではないか。ミリアちゃんも語るべきドラマがまだまだ残ってると思うのですが、まぁ現状として。

 『約束』。4コマが4本。謎の2ページ構成なので笑う。ギャグに自信ニキ。
 羽根突き、餅つき、お年玉(年賀状要素もあると思う)と正月ネタが満載。最後には初夢でオチがつく。『ハイキュー』がホームシック故の初夢だったのと似て、ノーマンは “つかれてる” となるのが良いですね。
 表紙もそうだったけど、女王が謎のギャグキャラ扱いを受けてるのが気になるw

 『勉強』。ネズミ嫌いがネズミ年に苦労する話。年末の『ドラえもん』がこんな感じの話やってた。ドラえもん喫茶行きたい。
 後ろの2人の手のポーズが完全に猫だと思うんだけど、あれもネズミの表現と受け取るべきなの? そもそもネズミのポーズって何だよって話なんですが。岡田圭佑しか知らん。

 『dr.stone』。番外編は載るぞい。
 正月の季語としてコタツを持ってきたのは良かったけど、カセキが燃える発明の名前として電子書籍セグウェイ、ディズニーランドと現代人じゃないと理解できないものを羅列するのはちょっといい加減というか、省略しすぎだと思った。

 『アクタージュ』。オーガミのウザキャラ炸裂。本編にフィードバックする形式なので完全に正史だと思うんだけど、しっかりギャグっぽいノリになってるのはうまいと思う。本編と違和感のないレベルでギャグキャラにチューンアップされてる。
 あと夜凪弟妹が可愛い。最後の “またね~” で死んだ。あれはちょっとダメだ。打ち抜かれた。

 『呪術』。一発ネタというと別の意味になっちゃうけど、シンプルに1つのアイディアによる爆発に頼る構成のギャグ。本作はそれが強い。コンプラネタは笑ったわ。けどあの回の虎杖が過去最高のナイスガイなのも事実だと思う。

 『サムライ8』。鬼嫁的なネタ。ぶっちゃけ今時どうかと思うくらい古臭いけど、まぁ本作は古臭さも込みで魅力とするタイプの作品なのでどっちに取るかは判断が分かれるかな。
 ギャグ顔、デフォルメ顔の八丸が見れたのが地味に嬉しい。

 『チェンソーマン』。2ページ。4コマが2つ、扉も2つ。えっ、藤本先生パワーちゃん好きなの? ってくらいのパワーちゃん祭りであった。ここまで偏るのは意外。充実しすぎでしょこれ。
 餅つきの方はオーソドックスでありながら本作らしいバランスになっててかなり好きなんですが、残念なことに似たノリの『ヒロアカ』が先に載ってて、それが圧倒的に面白いという。泣ける。まぁ要するに私は餅つきネタが好きってことなんだろうな。たぶんあの勢いが好きなんだと思う。

 『夜桜さんち』。初詣と賽銭箱。意外となかったな。ベタだと思うんだけど、実際は唯一(直後の『ミタマ』がちょっとそのノリあるけど)。
 嫁がネズミの帽子被ってて可愛い。「ネズミでござい!」とはならないレベルのネズミネタ良い。日常感ある。あと、賽銭の十円玉が令和元年になってるのも小ネタとして好き。

 『ミタマ』。ハゼレナのことを離れた距離からミタマが見るだけで終わる。この距離感が良いですね。ミタマのハゼレナのこと追い回してる感ある冒頭も好きだし、ビビって帰るオチも好き。

 『ZIPMAN』。凧揚げで兄弟対決、からの兄弟合体。「この頃から合体してたのね……」と微笑ましくなるので好き。本編へのフィードバック感。

 『AGRAVITY』。4コマ。地球にいないからこそ「正月らしさ」について語る、という切り口は本作の強み。
 オチは最弱王ゲラルト。笑いの種類がテンプレ化してないのは普通にすごいと思う。そもそも4人それぞれがオチを担当できるだけのポテンシャルあるし(強いて言えばサガが弱い?)。ゲラルトのオチも「こういうオチもあるんだ」という新鮮さがある。新鮮だけどシンプルなネタで飲み込みやすい。
 あと、「負けるとメガネが吹き飛ぶ」というのは定番メガネ演出なので個人的には嬉しい。律儀にメガネが飛ぶし、飛び具合で相手の強さの表現にもなっててメガネ的においしい。

 「週ちゃん」。サプライズ。それなら『ジモト』も欲しくなってくるのですが、無い物ねだりですかね。
 2020年は閏年。週ちゃんらしい情報を踏まえたオチになってるのが見事だと思う。カレンダー的な発想が身に染みてるというか。

 ということで終わり。優勝は『ヒロアカ』です。早々に優勝が決まっちゃったので爆発的に盛り上がったものの、後半「面白いけど勝てないんだよなぁ」みたいな印象になってしまった感も正直ある。圧倒的に面白すぎる。

センターカラー『狐日和の紺次郎』藤巻忠俊

 年末年始特別企画の有名作家読切。麻生に続いて藤巻。
 いきなり結果になるのですが、めちゃくちゃ面白かった。年間ベスト読切とかそういうレベル。さすがに年間ベストが藤巻先生だとつまらないから調整はするだろうけど、とにかく面白かった。前にあった弓の読切(アーチャーが近接戦闘するみたいな奴)も面白かったけど、今回はハードコア時代劇っぽい雰囲気からの手数の多いギャグ、そして必殺技に頼らない、ファンタジーに偏りすぎない世界設定ととにかく私の好きなバランスになってました。私の好きな漫画を説明する際、とりあえず本作を例に挙げたくなるくらい。小さいギャグから大きいギャグまで、とにかくギャグの手数が多い。多いんだけど、そのギャグによってストーリー進行が一切止まらない。むしろギャグが次の展開への景気付けにもなっててとにかく飽きない。
 ゲロで笑いを取るってのはめちゃくちゃ古典的なんですが、店の団子でゲロ吐く悪人と、その悪行に対してゲロを吐く主人公、と善悪の基準として分かりやすいので掴みとして素晴らしい。
 ちょっとマジで藤巻先生のこと過小評価してたかもしれない。そのくらい面白い。ただゲロ吐くってシンプルなギャグなのにそっから “お前がね!? さするな!” と無数の笑いに派生していくのが圧巻だし、それによってしっかりと話が先に進む(ゲロに引いて悪人が帰る)。
 その後、主人公の弟子が “ほんとうだ! たいしたことない! ややまずい!” とギャグをかますんだけど、 “でもちゃんとくうね…” と繋げるのがうまい。団子を捨て、団子にいちゃもんをつけたきた悪人との対比。当然本作の根幹であるゲロとも関わりの深い要素だし、「食」で冒頭の説明パートをうまいことまとめてる。
 あとこの場面の暗さ。かなり暗い。暗い話をしてるから暗いってことでもあるんですが、時代考証的な側面もありますよね。ハードな時代劇っぽい雰囲気がギャグに向けたフリになってるのも確かだと思います。
 飄々とした浪人と少年のコンビも魅力的で、少年と仲良くやってるだけで主人公の善人性が担保されてるような印象もある。雑な付き合いかと思ったら、しっかりと稽古してやって、そこでの教えが後のバトルの肝になる。
 ヒロインがさらわれて話が動き出すんですが、悲壮感ある話なのに “明日売られるからって 明日来るとは限らないよなぁ~” と間の抜けた落ち込み方をしてるのも笑った。笑ったし、この “明日売られるからって” の部分は、後の “俺は悪党だぞ もちろん守らんよ?” と約束について語る悪役とも通じるものがある。緩いリアクションをしてるようで、実は悪党の本質を見抜いてる。
 んで、いざバトル。速すぎてよく見えない開幕になるんですが、それよりも猫背で逆手持ちの構えがかっこいいのでそっちの方がむしろ魅力的。決め絵が斬ってる場面じゃなくて構えの方にあるのが独特ですね。底知れなさの表現としてバッチリだと思います。バトルになってかっこいい雰囲気に偏るんだけど、バトルになれば必然的にゲロを吐くのでギャグ的な手数も保証される安心のシステム。バトルとギャグが比例してるからすごいw
 ラスボス戦。 “剣速が違いすぎる” “俺も剣速には自信があるんでね” と突然「剣速」というテーマを提示するのもうまい。「剣速に注目して見てね」と教えてくれる親切設計w
 アンチ必殺技なバトル展開ながらこの「剣速」によって必殺技にも劣らない「決め」がありましたね。そんな決めさえも “スローでリプレイしてやろう” とギャグにするから最高。あそこでの悪役のリアクションが可愛くて好きですw
 そして「剣速」に加えて感覚、五感(視覚以外)という事前にチラッと触れられてたネタ。そして、強さの根拠たる「修行」。山籠もりとかベタではあるんですが、そっから穴のない面というヒーローとしてのキャラデザ、独自性に着地するのが見事だったと思います。目を隠す方が戦いやすい。つまり、変身すると強くなる。
 最後の居合い。それまではギャグが多かったけど、 “悪いが許す気は毛頭ない” で一気に雰囲気が締まってラストバトルに向けて盛り上がる。そして「剣速」を極めたバトルとしての表現がコマ割りという漫画の最も基礎的な要素によって描かれるのが素敵。悪役が1回斬るうちにヒーローはその何倍もの数をこなす、という表現がマジかっこいい。悪役の一太刀がページを大きく斜めに斬り、その間に主人公は無数のコマに出現する。常人の目では追えないけど圧縮された時間の表現として、漫画としてめちゃくちゃハマってる。
 悪役が死ぬ間際に “今… 何度斬っ…” と相手の技への感嘆を残すのも良いよね。アイツが悪人なのは間違いないんだけど、最後に見せる顔が外道ではなく、強さを求める者としての顔ってのが良い。
 それに対する返答の場面で、おそらく本作で唯一の開眼。穴のない面とも通じるけど彼はとにかく目を開けないキャラデザなんですが、最後の最後の決めシーンでついに目を開く。あの場面が最も彼の本心に近づいた場面と言えそうですね。まぁ生い立ちによって形成されたものとも言えるので、むしろそれを目を閉じることで隠してるときの方が彼の自由意志であり、本質なのかなとも思いますが。
 終わり。優勝です。今号はもちろん年間でも優勝の域だと思う。マジでちょっと面白すぎる。藤巻先生、次はスポーツじゃなくてバトル読みたい。藤巻先生のことを過小評価してました。本気で反省してます。

『ミニネタジャパン』

 金沢。美しい男の友情……かと思ったらただの鉄道オタクなので笑った。ジモトネタとして鉄道が出てくるの意外だったんですが、よく考えたら密接な関係にありますね。

J新世界漫画賞大募集中

 1月はカイウ。軽いインタビューが載ってて、コメントとしては短めなんですが、これがめちゃくちゃ面白い。要点のみを抽出すると「人間を描く」で終わりなんですが、その前後の言い回し、話の組立がとにかく
面白い。ぶっちゃけ「人間を描く」ってアドバイスは割とよく聞く奴だと思うんですが、それだけじゃない魅力がありました。カイウ関係ない解説パートもすごい良かったです。今月はマジ楽しみ。

センターカラー『チェンソーマン』

 世界に狙われることになる。すごい意外。いやこないだソ連の名前が出た時点で意外だったので、そっからの連なりなんだけど。
 序盤にマキマさんが「早川家」って言葉を使ったのが印象的だったんですが、最後に登場する次の的が三兄弟なのですね。デンジたちを疑似家族、疑似兄弟として見せておいてからのリアル兄弟が殺しにやってくる。
 アキ君と天使の会話。ただの会話、説明パートなんですが、しっかり絵的なオモシロを入れてくるのが本作の強さですね。突然シンメトリーになる2コマが出てくるあたりとか痺れました。逆向きのカメラによる2コマなんだけど、コマ上部の照明が完全にひと繋ぎになってるのとかマジ最高。

『ZIPMAN!』

 学園生活。そうか、少し残念だ……と思ったらメガネが出てきたので歓喜。そういうの待ってた。人見知り、根暗のアイコンからの心が通じた瞬間にメガネの反射が消えて瞳が見える。メガネ演出ゥゥゥ!!!
 まぁ、女性キャラの好みでいったら研究所のお姉さんをもっと出してほしい気持ちの方が大きいです。まったく出ないのではなく、小さく出てきたので渇望がヤバい。
 兄弟での学園生活。ヒロインからの抱きつきに対して互いに嫉妬するくだりとかすごい面白かったです。人間ではないもどかしさを感じるのかと思ったら、異形故の “めっちゃ可愛ーじゃん!” でイーブン。1人の女性を巡る男のライバル友情関係、良いよね。まぁ女性をダシにしてる感じがしてアレなのも分かるんですが、様式美も感じる。
  “本来の能力と性格がちゃんと伝われば 千奈にも負けないくらい人気がでるだろうに…” と弟に心配されてるので笑った。めっちゃ恥ずかしい奴だw その後の友達を作ろうとするくだり(聞き込み)も父兄参観みたいな味わいあって良かったです。本作独自の学園生活んあってて良いじゃないか。これなら好き。
 そしてメガネと仲良くなる。キッカケはオタク。オタク特有の情報網によってオタクと仲良くなる。やだ、この世界オタクしかいないw
 ということで勇者が次回現れそうな予感でエンド。特撮オタク、プリキュアオタク、アイドルオタクと来てるので次はゲームオタクなのかな。『ドラクエ』でしょきっと。映画オタクも見たいけど、『アクタージュ』吉岡がいるから我慢かな。

ブラッククローバー

 ハートは自然由来の強さで、スペードは悪魔由来。3ボス直属の人たちが出てきたのが印象的。あくまでも上からチカラを授かった、という形なのね。ボスと似た強さを持ってるとも言えますが、支配的な関係とも言えると思います。そこに自分由来の強さはない。
 からの%による強さ表現。零域もそうだったけど、強さの数値化が続くなぁ。急。まぁ、ハート、スペードという外の世界の表現として適切なのも分かります。今まで(クローバー)は何となくで比較されてた部分が外の世界では体系的に整理されてる。学問として研究されてるというか。『ONE PIECE』の道力とか完全に黒歴史として終わった感もあるけど、あれも海軍(世界政府)の中の「六式」という格闘技体系の中で生まれた基準ってことなんでしょうね。そもそも六式を使ってる人がもう全然いないので、スカウターのような存在にはなれなかった。まぁ、ルッチとかコビーとか六式使いは残ってますけど。
 んで、骨魔法。禍々しさはあるけど、割とシンプルですね。ちなみに、私が2019ベスト読切に選んだ作品も骨魔法の使い手。最近の(=当ブログ開始後)ジャンプの連載でも骨魔法ありましたね。割と少年漫画、バトル漫画では定期的に使われるモチーフなのかな。まぁ、ドクロとかに憧れるのは世界共通だろうし、そのノリなのでしょう。

Dr.STONE』休載のおしらせ

 Boichi急病による休載。なんと分かりやすい、なんと意外性のない事態だろうか。宇多丸が『アトロク』やりながら47都道府県ツアーって発表があったときは「体壊すんじゃない?」とありとあらゆる方面から心配されてて、宇多丸自身はそのことに逆ギレしたんですが、その後の結果はお察し。それとまったく同じ事態。Boichi急病も「でしょうね」としか思えません。あぁーあ、やっぱダメだったんじゃん。やんなきゃよかった、もしくは『dr.stone』休めばよかったじゃん、って話になってしまう。いろいろと残念でしかない。これでBoichi反省で終わり、という非常につまらない結末。

『お兄タマは猫じゃニャい!』内山貴

 読切。『SUMART DEBU』覚えてるわ。読んだ読んだ。面影ないけど……と思ったら回想でデブ出たので笑いました。
 ウンコ中に郵便。「やっときゃよかった時間指定」とアオリがついてるけど、時間指定でもウンコはするんじゃない? この場合はコンビニ受け取りとかボックスとかそういうことだと思う。まぁ語呂が良いのは分かる。
 ということで開幕から猫。ウンコで始まるのも最高だし、異常な日常をいきなり見せるのもスタートダッシュとして良かったと思います。そっから猫がトイレを奪うことで兄弟喧嘩してるのも仲良し表現としてハマってたと思います。開幕が良い作品はそれだけで勝ち。
 んで、猫の兄弟。言葉を喋るようになったのは “タマが人間だったらいいのに…” からの願い。ちょっと映画『テッド』っぽくもあるかな。あれは人間の願いがメインだけど、本作は猫の主体性も加わってる。
 人間化した猫の象徴としてズボン。短パン。それでも猫性が隠しきれなくて……というやり取り面白かったです。何より “ペニスだ!” からの “前にもってこよ” が最高でしたよね。その後はただ絵として尻尾が描かれるんですが、視界に入る度にクスクスきてしまうw よく見たら扉もペニス尻尾やってるので笑った。本作一番のネタはここだと思います。関係ない話をしててもあの絵、キャラデザだけで笑ってしまう。
 兄弟愛の話になるんですが、兄弟を救うために猫になる。当然ズボンは捨てるんですが、ここでちゃんと金玉見えるのが良いですよね。ディズニーの『ライオンキング』超実写版(CGアニメ版)では猫の金玉が消されてて一部のニャンタマ愛好家からバッシング受けてましたけど、本作は安心。ペニスからのふぐり。信頼できる。猫だからいくらでも描写できる。強い。
 兄弟愛の良い話に振れすぎることなく終わったのも良かったと思います。いや、充分良い話だったとは思いますよ。思うけど “今… お兄ちゃんって…” のくだりとか安易な良い話オチへのアンチテーゼのようでもあったと思います。あの “言ってねぇよ!!” はマジ笑いました。ああいうオチの漫画、ありがちだよねw
 終わり。書いてて虚しくもなるんですが、ウンコ、チンチン、キンタマというネタが丁寧に描かれるのが本当に良かった。好きなんだよなぁ……

ぼくたちは勉強ができない

 アニメの最終回で何か挑戦的なオチがあったらしい、とネットニュースで見ました。詳しくは書いてなかったのでよく知らないけど(ネタバレなので教えてくれなくていいです)。別にアニメと原作は別物だし、別のエンディングやってもいいんじゃないかしら、と部外者ながら思います。別に『ゆらぎ荘』のアニメ最終回でコガチサ結婚エンドとかなっても「あーはいそうっすか」としかならないと思う。『勉強』もそうだけど、意外と誰とくっつくかは重要じゃない。物語の根幹じゃないからね。それぞれ受験と成仏が物語の最終目標です。恋愛がどうなるかは意外と副産物に過ぎません。今週の本編にも「付き合う付き合わないは重要じゃない」みたいな文言がズバリ出てきます。まぁここらへんがジャンプらしさと言えるのかもしれません。恋愛要素に対して保守的というか、幼稚というか。
 それよりも、原作の方で年末にうるかの告白を描いたのは筒井先生の計算だったのか? という方が気になるのですよ。原作にしか興味がない身としては。もしホントにそうだとしたら、めちゃくちゃ面白い試みですよね。筒井先生やるやんけ。正直もうちょっと受験について、受験結果について丁寧にやってほしかった気持ちもあるんですが、そういう事情があったなら手のひらクルーも辞さない構え。

 本編。卒業旅行。高校の卒業旅行でこんな大それたことするのは一般的ではないと思いますが受験を終えたので好きなだけ「滑れる」というのは面白い。ちょっと前号のジャンプ表紙との関連も気になるんですが、前号の表紙では滑る描写なかったですね。表紙の発注に対して「それ本編でやるんですけど?」と筒井先生が逆ギレしたのかと思うと非常に微笑ましい。滑ってる様を描いちゃうとネタバレだからねw
 告白そのものは割とどうでもよくて、問題はその後。このポストアポカリプスならぬポスト告白っぷりが面白い。ポストアポカリプスで例えるなら告白は核爆弾ですかね。世界の終わりが始まった感。
  “返事とかしなくていいから” というスタンスはさすがにどうかとは思う。本心だとしたら「された方の身になれよ」とか「オナニーかよ」って思うし、「本心なわけねぇだろ」とも思う。卑屈すぎるようるかちゃん。
 まぁ、ここで面白いのは告白をした人はあっけらかんとしてて、された方のが動揺してる。告白の影響が大きいのが面白いですね。うるか嬢にとっては「告白するかどうか」のテーマに対するゴールであるが、唯我からしたら「告白されたがどうすべきか」というスタート。よく思春期とかに、夢に出た人のことを好きになっちゃう、とかあるじゃないですか。「告白された」はその何十倍のインパクトですよね。そりゃ意識もするわな。まともな日常生活送れないw
 そんな告白された側のある種の「被害」については『ゆらぎ荘』が散々言及してて、ちょうどその「告白されキャラ」の第一人者が今週告白することになるので面白いです。あんだけ告白されてるのに自分は告白めちゃくちゃ下手っていうw

『夜桜さんちの大作戦』

 解毒できるが “すっごい眠くなりゅ…”“ご飯いっぱい食べた後的な…” という例えがめちゃくちゃ分かりやすいので笑った。たぶん理屈としても同じだと思う。血液が消化(解毒)に使われるので脳が酸欠になるというか。
 んで、公務員スパイが初登場。サイファーポール的な。CIAでいいか。恋愛を否定するスタンスなんですが、男2人でペアを組んでいるのが象徴的ですね。まぁこの男同士で恋に落ちてもかまいやしないんですが。
 ちなみに、今回日本刀で太陽を斬った方のキャラは左耳に長く垂れたピアスをしてるんですが、これは六美の白髪、もしくは太陽の目の傷に呼応するアイテムだと思います。繰り返しになるけど、このコンビは夫婦と呼応する存在ですね。
 重要なのはメガネ。どうやら五感が優れてるようです。ひょっとしたら視覚以外の感覚。……ん? 今週読切で似たようなキャラを見たような気がw 今思うとあのお面も広義のメガネとして解釈することが可能ですね。『dr.stone』のスイカと一緒。忘れがちですが、そもそもメガネは目が悪い人が着用するアイテムですので、そこから「目以外はめっちゃすごい」と派生するのが少年漫画らしいケレン味
 敵が圧勝するんだけど、殺さずに去っていく。一般的にはご都合を感じる展開ではあるんですが、今回は「とにかく事務的」というキャラクターがあるので納得度が高いですね。そもそも七悪を殺そうとしたのもいかにもお役所的な血の通ってない事務的な判断ですので。無毒化が完了したらミッション終了で帰っていくのも納得。別に敵対してるわけでもないですし。一方的に嫌われてるけどw

ゆらぎ荘の幽奈さん

 扉。宮崎妄想夢劇場。狭いバスタブでコーくんとイチャコラ編。風呂ってのは裸を描けるという作者の都合でもあるけど、やはりゆらぎ荘の温泉への対抗心もあるんでしょうね。ゆらぎ荘にいる限りコーくんは共有財産だけど、それを私的に独占したい、という恋心。それを温泉ではない風呂で表現してるんだと思う。今週劇中で “あたしは… コーくんと デートなんてしたコトない…!” とあって「あれ なかったっけ?」とか思ったんですが(ファン失格w)、その嫉妬も同じ理屈ですね。ゆらぎ荘からコーくんを連れ出し、独占するのがデート。
 本編。文化祭前日。そういや文化祭まだ残ってたな。季節感覚分かんなくなります。そもそも文化祭が何月にあるのかも一般的な決まりがないですし(一応本作の中で前年に行われたので分かるのですが覚えてませんw)。
 告白される。いつもの奴で迷惑だよねー、という話だし、ナルシスティックな告白が笑えもするんですが、今週のラストにある告白を見ると「彼の告白は立派だった……」と印象が逆転するので面白いです。もちろん自己陶酔的であり、自己完結的な告白ってのは相手のことを考えてないコミュニケーション不全であるので問題はあるんですが、今週ラストのアレに比べれば全然マシ。
 今は文化祭の前日、そしてクリスマスの1ヶ月前。クリスマスに向けて告白しようって話をしてるのに「私はクリスマスの日に告白すれば」と妄想する姿勢が非常に良くない。先延ばし。目の前のものから目をそらしてるに過ぎない。
 そのせいで狭霧に先を越される。ここで面白いのが、狭霧の不完全な誘いに対して “…デート しようってか?” とコガラシくんが意図を汲み取るんですよね。さすがコガラシくん!! となる場面なんですが、同時にライバルからしたら「余計な返ししやがって」「ツンデレギャグで終わってただろうが」となるのも事実。このコーくんが完璧すぎる件がラストの闇堕ちに繋がるってのが最高に面白かったです。本来なら彼女自身も完璧女子、女子力モンスターというキャラクターじゃないですか。そんな彼女がコーくんの前では卑屈になる。圧倒的な光である存在だったけど、それ以上の光の前では闇にもなってしまう。
 そんなクリスマス妄想。2人でクリスマスプレゼントになってるのが笑える場面ではあるんですが、宮崎さんの性格、今までのドラマを考えると意外と奥が深い。要するに今までの彼女は常に受け身だったんですよ。「男はみんな狼」が彼女にとっての出発点ですので、男が襲い、女が襲われる、という構図。それが今回のクリスマス妄想では “俺のプレゼントも… 俺だから…よ!” 。縛られて(自分で縛って)「好きにしてください」というアピールを男の方がしてくる。この男に対して宮崎さんが主体的になってる、「襲う」側になってるのがポイント。彼女の中での男性観、恋愛観が大きく成長してるのが窺えます。
 狭霧の成長、恋愛強者ぶりを目の当たりにしてどんどん心の闇が広がっていくのが面白い。むしろ「師匠」と崇められてたような人ですからね。それが恋愛レースにおいては最も後方にいた(参加してなかったとも言える)狭霧にまくられる恐怖であり、嫉妬。 “あたしなりに… がんばってたつもりなんだけどな” が嫉妬の心理としてリアルですね。キレイな話でもあるんだけど「なんで私は報われない」という闇堕ちへの助走でもある。からの、 “他の皆も…!?” という疑心暗鬼。この闇堕ち心理の描写が丁寧で素晴らしいです。幸せだったはずの日常風景の印象が反転する。その異変にコーくんが気づいて心配してくれるんだけど、「そもそもあんたが優しすぎるのが元凶なんですけど」と逆ギレ、八つ当たり、負のスパイラル。最高かよ。本作は前からこういう卑屈なマインドを丁寧に描くことはあったんですが、まぁ一番多いのは幽奈さんかなという印象でした。だから幽奈さんというキャラクターが好きだったんですが。それがあんなに優等生的だったあの人がねぇ……というニヤニヤ。恋愛、青春の持つ負の側面みたいなのがめちゃくちゃリアルで面白いです。最高に美しく、最高にアガるものであるからこそ、そこから落ちると痛い。元いた高さよりも下がってしまう。
 例によって体育倉庫、そして雨。雨が溢れ出る感情、制御できない感情のメタファーなのは間違いないと思うんですが、今回面白かったのは「傘」のモチーフ。コーくんが持ってきた傘。その傘に一緒に入れる席は1つしかなく、その座を巡る女同士の争いだったんですが、今回告白すると同時にその傘から目をそらして逃げてしまう。マジ最高。最悪なことが起きてるのが最高すぎる。目も当てられない最悪の告白というのが生々しすぎる。今までどんなに悩んでも告白する踏ん切りがつかなかったんだけど、今回その最後の一押しをするのが逆ギレ的な感情ってのがすげぇリアル。暗黒面のパワーはすばらしいぞ。
 まぁ、この「逃げ」の行程ってのは雲雀ちゃんが告白したときにも生じたイベントですので、乙女の大勝負、ドラマを描く上で欠かせないものなのかもしれませんね。

『ミタマセキュ霊ティ』

 また『ゆらぎ荘』と隣接か。『ゆらぎ荘』の野球回も見たい。野球拳じゃなくて。
 ソウヤの “見えねーんだよ!!” は笑った。めちゃくちゃシンプルだし、既存のネタなんだけど、ソウヤのツッコミを聞いてからソウヤ視点の映像を想像すると笑ってしまう。 “今も9人集まってんだろうけど” とソウヤなりに歩み寄ってくれてるのも最高w
 んで、ソウヤvs美脚。俊足という野球的にストレートな能力がシンプルに面白いし、それに対するソウヤの「無駄に走らせる」という策がロジカルで素晴らしい。ギャグかと思ったらバトルとして、野球としてちゃんとした展開になってるw 走りすぎによる疲れを翼の大きさで表現するとかめちゃくちゃうまいんだよなぁ。 “すぐ翼を生やすな こいつらは” というギャグだったはずなのに。
 からのバッターアウトで超かっこいいんだけど、胴上げでギャグに戻ってくる。さっきやったギャグの繰り返しに過ぎないんだけど、それだけに「それはソウヤに伝わらない!」と事前に分かって笑ってしまう。

『サムライ8 八丸伝』

 骨河と弁形の別れの挨拶。弁形の “お前は いい奴だからなァ” から始まる「いい奴」「完璧」「不完全」の話がなかなか面白い。もちろん弁形がクズなのは疑いようがないけど、完璧になれなかった者の叫びとしてちょっと理解もできる。不完全同士の仲間意識のようなものも勝手ながらにあったんだろうな、とか。義常が善、弁形が悪とシンプルに切り捨てるような結論じゃないのが良かった。弁形の言い分しか聞いてないから不公平だけど、ちょっと義常の抱える問題点も気になってくるよね。
 からの10億強奪も痛快。あそこで悪党としてのやり方で本章における報酬をゲットし、それを八丸に渡すのが良い。いや、あんな汚い方法で得た金を受け取るのはアリなのかみたいな疑問の余地もあるこたあると思うけどw とはいえ、今回の長いバトルを終えて分かりやすい形で報酬を得る、大きく前進するってオチは好きです。

巻末解放区!WEEKLY週ちゃん

 合併号スペシャル。4ページ。前号も合併号だったと思うんですがw
 ということで投稿スペシャル。好評につき2月もやるそうです。お題は「未だ誰もしたことがないチョコの渡し方」。月イチ企画として定着するといいなぁ。
 今回は書き初めということであまりに自由。ROM専としては発想のとっかかりも分からないんですが、しっかり面白くなるからすごい。東西の最優秀賞とか納得の面白さだったと思います。東は買い物リスト(たぶん)という奇策なんですが、内容で正月感はしっかりある。逆に西の最優秀賞は正攻法に面白いけど、正月まったく関係ないw 対照的だったと思います。
 あとは、西の「すっぽんぽん」ネタが被ったのも最高に笑った。ここらへんは投稿ページならではのミラクルだと思います。なんで書き初めで「すっぽんぽん」が被ってしまうのか。両者ともにダジャレになってるんですが、別に正月関連のネタではない。なのになぜw
 「ヤンマガ最高」はイーピャオのツッコミ込みで最高だったと思います。マガジンじゃなくてヤンマガなんだ、ヤンジャンでもなくて、みたいなチョイスも絶妙。
 ジャンプの年齢層ガン無視の「妻を愛する」も笑った。大人すぎる。書き初めらしい文言ってのは分かるけど、とても少年ジャンプとは思えないw
 西の最優秀賞と同じくらいストレートな大喜利として面白かったのは「スカスカおせち」。もう許してやれよ、みたいな懐かしネタ大好きです。正月といえば! で真っ先に出てくるのがコレっていうのが最高。

 増量の残り2ページで「週ちゃんができるまですごろく」。小山ゆうじろう絵が盛りだくさんなので嬉しい。今まであまり意識してなかったけど、横向きのイーピャオとかかなりレアなんじゃないかしら。
 すごろくの内容はもちろんネタ的なものもあるんですが、その中に地味でリアル(ありそう)なものが混じってるのが良いですね。記事に載せる漫画のコマを探すくだりとか超地味な作業なので好きです。確実にある奴。ゴールが見えてるから手探りの恐怖はないけど、地味で時間がかかりまくる感じがつらいw
 よく見たら翌週のネタでは? でふりだしに戻る。さすがにこんな大それたミスはないと信じたい……と思ったけど、目次のジャンプバースデーであったんだよなぁw

次号予告

 1週休みで次号。まさかの新連載。3つも。早くね? 12月の頭に新連載あったばっかりなんですが。
 1つ目の新連載、はっきりと覚えてます。年末に読切の年間ベスト決めるときにリストにありました。ベスト10には入らなかったけど。どうやら好評だったのですね。そうか。
 残りの2つはハジメマシテ……だと思う。調べてはいない。

目次

 ジャンプマイベスト3。今週は白井先生。マジで順番が分かんなくなってきました。次は出水先生だろうけど。さすがに。

犬のおやつは犬用ですって大きめに赤のギザギザふきだしとかで書いてほしい
(『鬼滅の刃』)

 食べたのか……と暗に伝わってくる。

結婚どころか恋愛経験すら0の魔法使い予備軍の作者と自キャラの境遇差えぐ
(『夜桜さんちの大作戦』)

 ひつじ先生が可愛いアピールしてきたでござる。これはモテる。

インフルエンザにかかり孤独死という言葉が頭から離れません!何故でしょうか?
(『お兄タマは猫じゃニャい!』)

 目次コメントが新年早々陰鬱としてて最高w

仕事の合間に赤ちゃんを見ると癒されます。週に一回一緒にお風呂たまりません
(『ブラッククローバー』)

 そんな中あまりに眩しい田畠家の光景。落差がえぐいw

愛読者アンケート

 読切について。藤巻先生に描いてほしいジャンル。バトルですね。てか時代劇。
 付録の日記もしくは手帳について。あとシールも。各月に担当作品があってそのチョイスが凝ってて面白かったです。「8月は『ゆらぎ荘』か『勉強』だろうな」と思ってたんですよ。蓋を開けてみたら『ハイキュー』であった。ちゃんと水着です。女性キャラが一番可愛いの実は『ハイキュー』説。

総括

 遅れました。月曜に終わればいいなとか思ってたんですけどね。むずかったです。

 新年一発目のベスト作品。これは藤巻読切。圧倒的に決まり。てかもう年間ベスト読切でいいよ。マジで。そのくらい良かった。

 ベストコマ。『狐日和』よりラスボス最後の一閃の場面かな。ラスボスが一太刀入れる間に……という表現が芸術的だったと思います。
 猫が死ぬ場面にしようとも思ったんですが、まぁここは正攻法で。

 最後に今週のベストキャラ。これしかない。

gohomeclub.hatenablog.com

サムライ8 八丸伝 3 (ジャンプコミックス)

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ぼくたちは勉強ができない 15 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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呪術廻戦 8 (ジャンプコミックス)

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呪術廻戦 9 (ジャンプコミックス)

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トーキョー忍スクワッド 3 (ジャンプコミックス)

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ビーストチルドレン 3 (ジャンプコミックス)

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ふたりの太星 3 (ジャンプコミックス)

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