北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ連載作の私的ランキング

 月曜なんでジャンプ記事書くよ。定期的に書いてるランキング記事。いつもは「特に書きたいテーマもないし」という消極的な理由で書いてたんですが、今はねぇ、激動の時期ですからねぇ。書く意味もあるんじゃないかと思いました。『ゆらぎ荘』が終わっちゃったからなぁ……。『ハイキュー』も終わっちゃったし。
 過去に何度もこの手のランキング記事書いてるんですが、どれも1位『ゆらぎ荘』2位『ハイキュー』ですからね。そのツートップが抜けてしまった。この世の終わり。
 ということで序列を作ります。前から思ってたことなんですが、この手の企画、『ONE PIECE』の扱いが非常に困るのですよ。一番付き合いも深いので一番好きって言ったら好きなんだけど、語りのスケール感が他と違いすぎるので比較するのもナンセンスな気がするんですよね。なので、今回は除外します。トップ10を作るんですが、便宜上11位。便宜上です。

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1.『ボーンコレクション』

 『ゆらぎ荘』亡きあとのジャンプを読む上での心の支え。『ゆらぎ荘』完結前に本作が始まってくれたおかげで私がどれだけ救われたか分かりますでしょうか。分からないでしょうね。だからこの記事を書いたのですよ。
 とにかく好きなのは読んでて毎週感じるんですが、一体何が好きなのか。これを考えてるんですが、分かりやすいところではキャラなんだと思います。今回全体的に言えることだけど、「作品の好き」を考える際にはどうしても「キャラの好き」という基準にしがち。そして、そのキャラの良さがどこで生まれるかというと、私の場合は、多くはギャグ。もちろんそれだけじゃないけど、ギャグの比重がかなり大きい。まぁ、ジャンプ漫画、少年漫画の場合ですよ。ギャグのない作品なんていくらでも存在すると思いますし。
 んで、本作。カザミも好きだし、白羅も好きだし、他のキャラも好きだし、2人の掛け合いも好き。キャラが出てきて喋ったり動くだけでもう満足です。ありがとうございます。ジャンプを読む希望……!!(重い)

2.『灼熱のニライカナイ

 どうせ田村新作は面白いんだろうなぁ、と思ったらやっぱり面白かったなぁ、という意外性のない結果。ぶっちゃけこれが1位でもいいんですが、それじゃあまりに予定調和だし、自分でもアレだと思うので2位。
 田村先生の独特の語り口、シリアスな話の間に突拍子もなくギャグを挟むリズム、センスがやっぱ唯一無二で最強だと思います。前から思ってる「こういうとこが好きなんだよなぁ」がそのまま『灼熱』にも反映されてるからすごい。まったくブレない作家性。そこが好きなんだからもうそりゃ「好き」以外に言いようがない。

3.『呪術廻戦』

 ランキング記事で最近は『ゆらぎ荘』『ハイキュー』に続く3位に入れてたので、順当に行けば今回1位なんですが、今のジャンプで『呪術』が一番好き、と言えるほど本作のことを好きかというと……いや大好きなんだけどさ、若干の日和もある。とはいえ、飽きることなく好きで居続けられるのはやっぱ本作のアクション、バトルにあるんだと思います。現在のジャンプにおけるバトル漫画最高峰でいいと思う。そういう意味ではジャンプ作品では珍しくアニメが楽しみです。『ゆらぎ荘』くらいの偏愛じゃないとアニメとかぶっちゃけどうでもいいんですが、本作はアクションが見たいという意味でアニメ楽しみです。『鬼滅』みたいはブレイク……を期待するのはさすがに安直すぎますが、もっと人気出るといいですね。
 さっき書いたキャラの話においても本作は強く当てはまる。虎杖のナイスガイぶりは本作の大きな強みだと思います。ぶっちゃけ共感とはちょっっと違う領域だと思うんですが、とにかく良い奴だよね。

4.『ブラッククローバー

 バトルが良い、キャラが良い、アスタ良い奴!! と言うことが『呪術』と被りまくってしまうんですが、ホントにそうです。あと本作に関しては「過小評価されすぎじゃねぇ??」と若干の被害者意識こじらせてる節もあります。みんなナメすぎだと思う(みんなって誰だよ)。普通に超クオリティ高い理想の少年漫画だよ。
 本作の評価とは直接関係ないけど、アニメがクール制じゃないってのも本作のすごいポイントだと思う。次にこのタイプのアニメ化が誕生するのはいつになるだろうかってレベル。枠の問題もあるし、お金の問題もあるんでしょうね。

5.『破壊神マグちゃん』

 ここは正直日和った。もうちょっと上にしようかとも思いました。何なら2位ってのも考えたんですが、『ボンコレ』『灼熱』で激動のジャンプを感じさせつつ、『呪術』『ブラクロ』で従来通りのオモシロを誇る2作を挟む、という謎のバランス取りを意識してしまった。
 『ボンコレ』もそうだけど、キャラに対して「可愛い」が濃厚にある作品は強いよなと感じます。まぁ、ひょっとした『ゆらぎ荘』ロスの心を癒してくれたので過大評価してるのかもしれないけど。いや、面白いのは間違いないです。
 元からそうだし、ブログにも何度も書いてるんですが、長期的な物語展開にあまり興味がないというか、そういうのは単行本派の人が楽しめばいいと思ってるんですよ。そこに『ゆらぎ荘』の喪失が加わることによってますます興味がなくなったというか、コンパクトに面白い作品のありがたみを感じるようになった、というのもあると思います。
 あと、ほのぼの日常ギャグみたいな雰囲気あるけど、ギャグにしっかり暴力が含まれてるのが好きですね。笑い放棄して良い話オチみたいな回もあるんだけど、暴力要素多めなギャグ作品なのも間違いないと思います。

6.『ミタマセキュ霊ティ』

 最近は増えたけどギャグ枠は貴重ですよ。ギャグの古参ということで上の方に。単純にキャラへの愛着も大きいですし。
 ギャグだけど、物語の主軸としてハゼレナの成長譚があるのも個人的にはかなり好き。ハゼレナ視点というよりは周囲の大人(幽霊含む)が見守っていくようなスタンスだと思う。普通に美少女なんだけど、この扱いはかなり珍しくて面白いです。

7.『夜桜さんちの大作戦』

 『ミタマ』との上下で悩みましたが、下。ギャグ漫画として扱っていいかも怪しいんですが、基本的には一話完結として頑張ってるのが偉いと思います。ちょうど今は続き物やってるけど、たまに続き物が出てくるみたいな感じですよね。一話完結のライトなギャグ回でも丁寧に伏線仕込んでくるので読んでて油断ならないし、感想書きたくなる魅力があります。ちなみに、夜桜一族だと四怨が好きです。

8.『僕のヒーローアカデミア

 低いっちゃ低いんだけど、特別「『ヒロアカ』大好き!!」と声高に叫びたくなるテンションではないので相対的に下がっちゃっただけで、普通に好きです。大ファンはいっぱいいるだろうから……みたいな謎の心理も働きました。まぁ、この下ほとんどそれに近いものがあるんですが。
 強いて言うなら、特別に好きなキャラがいなかったので、そういう意味でも控えめになっちゃったのかな。バーニンとか狂おしいほど好きですけど、ストーリーに関わってくるようなキャラじゃないのも分かりますし。メインキャラの「好き」でいったらひょっとしたら『ヴィジランテ』のが好きかもしれない。なので白雲朧サプライズの際でウンコ漏らすほどブチ上がったんですが、割と最近大人しくなってきちゃいましたね。まぁ、デクと弔の話になってるので当たり前です。バランス悪くなっちゃうのも分かる。とはいえ、今、非常に面白いですよね。主人公サイドが圧倒的に不利(けど諦めてない)、というのはやはり熱い。

9.『ぼくとロボコ』

 3話で何を判断すればいいのか怪しいし、だったら『AGRAVITY』を上げればよかったかもしれないんですが、初回のジャンプ表紙と、『ONE PIECE』の扉絵パロで死ぬほど笑ったのでこっち。まぁ、今後評価が最も変動するかもしれないです。ただ、まぁギャグだからこの感じでずっと面白いんだろうなぁとは思うし、そうであってほしいです。

10.『AGRAVITY BOYS』

 もうちょっと上にしたい気持ちもあったんですが、相対的なものなので難しいですね。『ヒロアカ』をもっと下げることも考えましたが、さすがに『ヒロアカ』10位はひねくれすぎだよなぁ、とか。とはいえ、直近のブロッコリズムの話はおそらく過去最大に笑ったのも事実なので悩ましい。あのワケの分からない部類の笑いってのは他の作品には絶対に期待できないと思う。


 ということで終わり。既述の通り11位は『ONE PIECE』です。便宜上ね。実質1位とも言えるし、ビリとも言えるし、もはや連載してないとも言える(言えねーよ)。
 以降は『チェンソー』『アクタージュ』『タイムパラドクス』『マッシュル』みたいに感じに続くのかなぁ。特に好きなキャラがいない度に従って下の方に下がっていきます。『チェンソー』も特に好きなキャラいないけど、その分面白いので上の方。「面白いのは分かるけどねぇ」みたいな作品も多いです。何度も言ってるけど『dr.stone』は面白いけど、キャラ(ギャグ)の相性がとても悪い。なので人にすすめるとかだったらまた話は変わってきます。

 いろいろ書いてきたけど、こういうことを考えれば考えるほどやっぱ『ゆらぎ荘』の喪失感は大きいです。ぶっちゃけ、極端な話、来週から連載作がごそっと全部入れ替わってても「まぁそういうもんか」と受け入れてしまいそうな気もする。いや、『ONE PIECE』とかさすがに最後まで付き合いたいし、『ボーンコレクション』『灼熱』『マグちゃん』とか最近始まってハマった作品もいなくなったら困るんですが、『ゆらぎ荘』がなくなったことを考えると案外大差ないのかな、なんて。

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週刊少年ジャンプ(30) 2020年 7/13 号 [雑誌]

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  • 発売日: 2020/06/27
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