北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

『生徒会役員共』578話の感想

 10万円届きました。

#578

 扉はアリア。浴衣。予告がなかったので続くか分からなかったんですが、浴衣。つまり続き。浴衣の縦線に紛れて胸の谷間も見えてるのがすごい。線1本の意味。手も隠れるほど露出は低いけど、すごい。

 旅館。タカくんがパリィに忍者体験の感想を聞き、その流れで「一緒に風呂入ろうか」。これが3コマ目で、4コマ目はパリィの驚きの顔のみ。変則的な構成で驚くとともに笑った。パリィはマイペースなところが魅力だと思うんですが、それが一瞬でぶち壊されるw

 ページをめくって2本目、補足。このページ構成も珍しいですね。ページめくりを引きとして使うパターン少ないと思う。
 んで、湯着を着て入る共同浴場。そんなところもあるのかーと感心するんだけど、それと同時に、思春期男子的には意識しちゃうだろ!! とか思わんでもない。まぁ、タカくんさすがやで、という話か。てか、むしろ女子陣の方がドキドキする、みたいな話になってもおかしくないイメージ。湯着が張り付いてタカボディが浮き彫りになる、みたいな。そういうセクシーな要素は限りなく排除されるような湯着なのかな。行ったことないから分からないけど。
 タカくんに対して「言葉足らず」と指摘が入り、彼がごまかすように次の話題を出すと、それがまた誤解を呼んでオチ。ただ、今度の誤解は会長なのでいつもの思春期変換。この言葉足らず、ちょっとアリアの空耳みたいなシリーズ化してもおかしくない気がする。

 パリィとスズ。お湯が真っ白なことに驚くパリィに対してにごり湯と説明するスズ。にごり湯は綺麗、と手ですくうと白と黒のコントラストが出てきてオチ。一応オチは会長が発言するんですが、会長に原因はなく、ただ淡々と事実を述べただけ。なのでスズもツッコんだりはせず、黙ってお湯を捨てるアクションで終わるのが独特の良さ。温泉って意外といろんなもの浮いてる、というあるあるというか、リアル感。

 ストローを持ってくればよかった、とパリィ。今週忍者ネタはこれだけなんですが、しっかり続いてると感じられる。
 そして、忍者の師範をやってくれた出島さんが登場してオチ。今週出島さんの出番このオチの1コマのみで、セリフもないんですが、出てくるだけでホームラン級のオチが生まれるからすごいw てか、マジであれ何だったの‥‥。久々にまったく知らないワードが出てくるのでビビりましたw こんなの知りたくなかった‥‥(爆笑だけど)。

 スズヘッドにタオルを乗せて「つうなんだよね?」とドヤるパリィ。可愛い。実際にやる人はほとんどいない、という日本誤解ネタの一種ではあるんですが、いつもと違って非常に微笑ましい。自分でやるのではなく、スズにやってあげるところにグッとくるものがあります。
 からの会長。タオルの柄、そしてタオルの折り方を工夫し、それをタカヘッドに乗せればオチが完成。3コマ目で水玉のタオルを持ち出してるんですが、それだけではオチが予想できず、ビフォーアフターで笑ってしまう。
 セリフを無視して絵だけ見たら誤解を招く絵になってるんですが、ちゃんとパンツではなく、折ったタオルというのが分かるように折った先が少しはみ出してる。パンツじゃないからね? と念を押すような描写が面白い。

 ラストページは連結8コマ。実質4コマが2つ連続してるいつものパターンとは少し違う。4コマ目で落ちない。良い話の雰囲気になるだけ。とはいえ、5コマ目から違う話題が始まるのも事実。このパターン珍しいですね。まぁたしかに、せっかく8コマあるんだから4コマ目に向けてオチを急がない、ゆったりとしたペース配分というのも有意義だと思います。
 さらに言うと、このネタのオチ、ゆっくりしてると陥る事態なんですよね。なので7コマかけた1日の余韻に浸りながらじっくりと時間経過を感じさせる内容、というのが静かにオチに関わってくる。この8コマ面白かったなぁ。1日のまとめとして良い話であり、パリィと絆が深まった感動もありつつ、温泉に慣れてないパリィならではのオチに行き着く。7コマもある中にオチに繋がる要素が見当たらないと思ったら、7コマもあること自体に意味がある。


 終わり。泊まりになって嬉しかったんですが、まさか温泉だけで通すとは思いませんでした。まぁ、お泊まり回も過去に多いのでその兼ね合いなのかな。いろいろアプローチがあってすごい。
 今週のお気に入りとしては、1本目かなぁ。天然タカ発言のインパクトが最高でしたw
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