北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2020年45号の感想

週刊少年ジャンプ(45) 2020年 10/26 号 [雑誌]

 新井浩文の和解が成立したかと思ったらフィッシャーズの誰かが女性問題起こしたり、ジャンプで漫画化された有名人にいろいろあったようです。ナマモノは大変だぜ。

表紙

 『マッシュル』。何とかブーストキャンペーンだけど、表紙にはその文言がないのな。今更ながら気づいた(先週もない)。

読者プレゼント

 制作は福田。あれっ、また絵だ。写真が完全復活だと思ったのに。そこまでして先週の写真撮影したかったのか? と違うところが気になってくる。
 インド人のカレー。街にあるインド人っぽいカレー屋の多くは実はネパール人らしい。最近はカレーブーム? スパイスブーム? があって多少は意識が高まってきたのかもしれないが。ちなみに私は欧風とかのが好きです。
 ダジャレに関しては、グッズに添えられたスパイスダジャレが圧巻。7種類もあってすごい。ちゃんと全部違うスパイスだし。これは評価してあげたい。まぁ、うまいかと言われるとアレなものも多いんですがw

巻頭カラー『マッシュル-MASHLE-』

 今度は人形化。人間のまま糸で引っ張って操るのとは別に、人形にしてしまって脳味噌から支配する。意地悪以外に意味のある使い分けはあるのだろうか。もしくはレベル1が糸で引っ張る魔法で、それを極めるとレベル2になって人形化とか?
 しかし、マッシュには無効……とまでは行ってない。何か突然脳とか脊髄反射とか言い出したのが本作らしくなくておかしかったんですが、まぁこういうウンチク語り出すバトル漫画やりたいって気持ちは分かる。ジャンプだと『HUNTER×HUNTER』とか? あとは『トリコ』もそうか。どっちも世界の不思議系が作品の根幹にあって、そことの現実(っぽい)の理屈の組み合わせが面白いんだけど、本作の場合は魔法なのでちょっと味わいが違うのかな。まぁ、魔法じゃなくて筋肉ってことなんだろうけど。
 じゃなくて、人形化をクリアしたわけではない件。たまたまシュークリームをとったのが良くなかっただけで、人形化は普通に有効。 “そんなに嫌なのかよ!!” “そんなに嫌だったのか” と同じセリフをギャグの住人とバトルの住人がそれぞれ言うくだりとか本作らしくて最高に面白かったんですが、ぶっちゃけバトル漫画としてはやっぱ解せない。黙ってもっかい人形化で攻めれば普通に勝てたと思う。弱肉強食を思い知らせたいから自分のチカラを誇示して(説明して)、フルパワーぶっぱで倒したくなったって心理は分からんでもないけど、「さっきと同じことすれば勝てたのに」とか思っちゃう。
 ラグを作って糸をちぎるのくだりは面白いし、さっきの脊髄反射とも通じるのかもしれない、みたいな通底感があって好きです。

チェンソーマン』

 前回の感想で「大ボスっぽいく日本刀の人出てきたけどコイツそんな強くないじゃん」とか書いたんですが、まだまだ続いた。「レゼのが強いじゃん」とか思ったら普通にレゼ出てきた。ただ、ぶっちゃけると、頑張ったけどチェンソーのが強かったです、という終わり方なのでちょっと単調。1話丸々読み飛ばしてもそれほど問題がないというか。終わり方が前回と何も変わらないのよ。
 みんなでコンボ決めてチェンソーを宇宙まで持って行く作戦とかは面白かったです。まぁ、宇宙(成層圏?)行ったら「息が出来ない」以外にも人を死に至らしめる要因は無数にあるので チェンソーマンは何秒息を止められるでしょうか?” は問題の矮小化もちょっと感じる。息の件をクリアしたらチェンソーの勝ち、と事態がショボくなってるというか。まぁ、分かりやすくしたとも言える。
 あと、本編後の漫画賞のページで白黒トーンの3つのコントラストの話してるんですが、本話に限って言えば、宇宙空間でのチェンソーの心臓投擲、ページ全体が黒すぎて普通に読みにくかったです。見にくい。電子版は読みやすいのだろうか。そもそも心臓を投げたという解釈で合ってるのか不安なレベルで見にくい。大リーグボール2号っぽいモーションをしてた、と思う。たぶん。

ブラッククローバー

 アスタの中の悪魔登場。めっちゃ若い。子供やん。コロコロの主人公行けそうなビジュアルしてる。第一印象がそうだったので、ちゃんと劇中でアスタが “オマエこそチンチクリンじゃねーかァァァァ!!!” と言ってくれたのは嬉しいw 4ページ目まで引っ張ったのもあり、「やっぱそうだよね!」と気持ちよく笑ってしまった。
  “たったの2日” “真っ当な方法で強くなれると思っていたのか…?” は以前の感想でも書いた話なのでこれまた痛快。ホントは3日なんだっけ? 2日で合ってる? とか変なところ気になりましたけど。
 それよりも、このナハトのツッコミは的を射てると思う分、他のキャラが2日で強くなるのが許されなくなった気もして、そっちが心配になってくる。まぁ、この話は “ここが魔力の無い君が強さを求め” “足を突っ込んだ世界なんだ” なので、アスタ以外には当てはまらないんだろうけど、アスタ関係なく常識的に2日じゃ強くなるの無理だよなぁとは思う。
 んで、悪魔との和解ルートが見えてエンド。悪魔の回想行くとは思わなかったなぁ。アスタが女の子と重なったのも意外。

センターカラー『Dr.STONE

 カラー扉でゼノがドヤってるんですが、本話も含め最近めちゃくちゃ影が薄いというか、北米陣営でも他のキャラの方が立ってきてる気がする。まぁ、次回以降は千空と同行で新たな旅になるので多少は面白くなりそうな予感もある、かな?
 リスクはあるけど別れの挨拶。特に根拠なく勢いと感情論で突き進んで、それが偶然結果オーライみたいな状況があまり好きではないので感動はそれほどない。スタンリーが撃つのを悩むコマがあるので、ここで撃たない理屈はあるんだろうけど、クロムはそんなこと考えてないからなぁ。あまり好きじゃない。何かしら必要な情報伝達が行われるんだったら危険を承知で挨拶しに行くのも分かるけど……と思ったけど、意味のある展開だったら余計に勢いだけで飛び出るクロムむかつく、という話になっちゃうかも。そういう意味では『ONE PIECE』アラバスタの別れの場面はお膳立てがしっかりしてたなぁ。いや、あれはあれでクドすぎるのかもしれないけどw(サクサク進むのが本作の良さなので)

『呪術廻戦』

 田舎への恨み節。ランドセルという分かりやすい話から始まるんですが、その語りが実は釘崎さんではなかった、というツイストが良い。こういう細かいところホント良いよな。あらすじレベルでは拾えない部分なんですが、単話ずつ読む際の印象としてめちゃくちゃ重要。まぁ、本話全体が釘崎さんの走馬燈だとすると視点を別キャラに移すのは理屈に合わないんだけど。
 釘崎さんは変わった女の子、だけでは済ませない赤飯のくだりが衝撃。これは読んでて普通にドン引きしたし、「早くこんな村出よ」と心底思ったw ここまでのハードコア田舎ライフを知らないのでアレだけど、失礼ながら「こんな地獄あるかもな」という説得力は感じてしまった。ここらへんは読む人の出身地や田舎観によって大きく印象が変わってくるかもしれない。中には2人を変人と受け取る人もいるのかもしれない。まぁ、特に釘崎さんが変人なのは多少は正解なのでそういう読み方でも案外問題なく読み進められるものなのかもしれない。
 んで、釘崎上京。おおっ、ちょうどtvアニメの最新話のラストで上京してくる釘崎さんの姿が現れたところなんですが、まさかのシンクロ。ここまで細かく計算して合わせたってのはさすがに無理だと思うので偶然なのかな。いやマジですごい。超すごい。アニメと連載が渾然一体となってる。感動。

僕のヒーローアカデミア

 こういう精神世界とか、スピリチュアルな展開って個人的にすごい苦手なんですが、最初にAFOから「この現象は(この作品世界の中では)科学的に説明が出来る現象」と説明が入るから嬉しい。これがあるおかげで本話を読む印象がグッと良くなった。なかったらもっと鼻ほじりながら読んでたと思う。どうせ実在しない人たちの対話なんだから何とでもなるわな、みたいな。ホント良かった。もっともらしい理屈の組立としてもなかなか楽しい。
 まぁ、ぶっちゃけ、大人たちが何かの波動をぶつけ合いながら討論をしてるだけなんで、ものすごく楽しい展開かというと、それほどでもないんだけど、だからこそ科学的な土台を用意しなかったらホント目も当てられなかった気がする。
 デクディスからの “間違いじゃないよ” 。ちょっと記憶に自信がないんだけど、拘束状態からデクが正義の念にかられて一歩踏み出す。その姿にこそ初代がヒーローとしての資質を見出す、というのは第1話と同じ展開なんじゃないかな。ひょっとしたらコマの構成とかも同じかもしれない。いや、まったく覚えてないので勘ですがw

センターカラー『鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 外伝』平野稜二

 読切。前編。12月に平野版『鬼滅』の単行本が出るそうです。すげぇな。読切2つと『あいま』でページ数足りてしまうのか。『鬼滅』バブルの中で有象無象の商品が販売されてるけど、その中ではかなり価値が高いというか、吾峠監修のオリジナル漫画(それもおそらく正史)ということでかなり原作の単行本集める人の中でもかなりの割合の人が買うことになるんじゃないかしら。スピンオフ作品の中でも下手すりゃトップの売り上げになるのかもしれない。1冊で。まぁ、一番の理想としてはこれを機に「平野って人すごいじゃん」と評価が高まることだとは思います。また連載あるといいなぁ。どっかでやってるゲームの連載がどうなってるのか知らんけど。
 本編。銃。また銃かよ。さすが『BOZEBEATS』の作者だ、とか言いたくなる。というか、平野版『鬼滅』が1冊にまとまるということで、平野先生の中に『冨岡外伝』との共通項を用意したい、という思惑が生まれたのかもしれない。
 てか、銃を使った超能力アクションがめちゃくちゃ良いのよ。マジで感動してしまった。原作『鬼滅』にはなかったタイプのオモシロが間違いなく生まれてる。スピンオフとして非常に強い。あと、無限生成バトルという意味で、先々週の読切に期待していたものが本作で実現した感。
 前も書いたかもしれないけど、再現度はめちゃくちゃ高いけど、ところどころ違ったところがあって、それが一番目立つのはデフォルメの使い所、かつその強度かな。デフォルメa.k.a.作画崩壊の呼吸。デフォルメが平野版だとそつなくこなしてるというか、それなりにデザインとしてしっかりしてる感があるんだよな。吾峠版の「ちょっと緩すぎません?」みたいな思い切りがない。あと、吾峠版だと結構シリアスな場面にも平気でデフォルメぶっ込んだりするので、そういうところも独特でしたよね。あと、今となっては平野版のデフォルメは『きめつのあいま』でお馴染みなのでこれはこれでオリジナリティというか、伝家の宝刀感あるのだとも思う。たぶんファン的には「『あいま』バイブスきたこれ」みたいな感じになってるんだと思う。
 恋柱の痴女ファッション。「さすがに無理がありません?」と劇中で疑問が生じるので笑った。それに対する “公式なら仕方ないな!” とか完全にメタギャグだよなぁ。平野先生やりおる。 “何か事情があるのだろう!” とか完全にファン心理を持った二次創作作家の心の叫びとしか思えないw
 市民から理解を得られないヒーローの悩み、みたいな部分は『冨岡外伝』のときもやってたかな。平野先生の手癖、もしくは好きなテーマなのかもしれない。ただ、今回は帝都を舞台にしたテロなので、原作ではなかなか見ることのなかったビジュアルになってて非常に良い。ちゃんとスピンオフの戦い方としてしたたか。
 前後編ならではの武器として、鬼の正体。ちょっとしたミステリー感もある。最初に犬いたし、先週の笛の鬼しか思いつかないんですが、そこまでの計画性があるのか、どこまで信用するべきなのかはもうちょっと分からないですw 先週の鼓膜が特に意味のないものだったらしいからもう何を信じたらいいのか分からないです。まぁ、メタいことを根拠にするなら、平野版だけで1冊の単行本になるので先週の読切と連結させるのは現実的ではないのかな。仕掛けとして面白いとは思うんだけど。
 終わり。次回に続く。とりあえず銃を使ったバトルが超面白かったので個人的には大満足です。平野印、みたいな我の強さが感じられたのも嬉しい。ファン心理が先行しすぎて滅私しすぎるのもどうかと思ってたので。

『僕とロボコ』

 『花より男子』ネタ笑った。いや、実際のところよく知らないんだけど、さすがにあそこまでやられると分かる。おばたと小栗旬くらいは私でも知ってる……と思ったけど同じキャラか。松本潤だったか。あれ、けど「まーきの!」って奴は小栗(おばた)だよね。あれ?
 まぁ、そんな『花より男子』ネタの前にある街でのロボコ大人気ギャグみたいなのがそれ単体で面白いのも良かった。本話のメインは明らかに『花より男子』だけど、いきなりそれが始まるのではなく、助走がかなり丁寧。
 ラブコメネタも普通に楽しい。 “モテムーブやめて!!” とか良いよなぁ。単純にロボコが面白いってのもあるけど、モテムーブという視点が絶妙。その後の “クルクルすんな…” も最高でした。雑なイメージだけど、たしかにクルクルしてる気がするw

センターカラー『夜桜さんちの大作戦』

 投稿オリジナルスパイの結果発表会。『ミタマ』もやってた本編に採用パターンをまさか本作も実行。ギャグ度が低いので無理があると思ったけど、案外そつなくまとまってましたね。細かい設定よりもデザインの魅力が強いのが多く採用されたのが勝因なのかな。使い捨てにすんのもったいないくらい可愛いのいましたよね。がっつり本編に採用という意味では『ヒロアカ』であったか。やたらエロい泡の人、あれたしか投稿だよね。
 本編。金賞の駄菓子屋スパイがいきなり登場するので完全にネタバレw てか、駄菓子屋が実は……というネタ、先週の『血盟』及び『あやかし』でやってた奴じゃんw(特に前者) プロと同じ発想の素人と取るか、素人と同じ発想のプロと取るか。
 権平先生のキャラデザ……は違うか、絵の魅力が特に光った回という意味でも投稿関係なく魅力的だったと思います。可愛い女の子もそうだし、犬がいるのがいいよなぁ。やっぱ権平先生には動物を描かせておきたい。しかも、その犬、ちゃんと「権平ひつじ賞」なんですよね。やっぱ動物好きか。
 そんな中、漫画的に一番おいしかったのは全裸の人だったと思います。デフォルトで葉っぱで隠されるんだけど、漫画としてあの手この手で隠されるのが最高に楽しい。棒人間を投稿した人、あんな使い方されるとは思わなかったでしょうね。怒っていいと思うw
 そんな全裸。立てこもり犯の説得に行くってのが完全に『こち亀』の海パン刑事。こないだ『モリキング』でもやってましたね。全裸キャラには強盗をぶつけたくなってしまうものなのかw
 一部おいしいキャラがいて部外者としては面白いんですが、扱いに差がありすぎるので採用者としては「うちの子が目立ってない」と歯痒く思う可能性はあるのかもしれない。金賞が物語の大オチとして見開きを飾るのは文句ナシだけど、Iカップの人とか編集部賞なのに見開きで大活躍しててちょっとずるいかもしれない。非常口はワンポイントリリーフながらかなり面白かったので銀賞は納得。そういう意味ではドライブスルーが銀賞の割に出番が弱くて可哀想……かも。権平タッチとの親和性あってかなり可愛かったんですけどね。可愛い系の目立ち方だとガムとヤモリの方がおいしかったよなぁ。
 終わり。超面白かったのは間違いないと思います。てか、個人的にこういう回好きなのかもなぁ。作者がうまかったという可能性ももちろんあるんだけど、『ミタマ』のときも大好きだったんですよね。

『高校生家族』

 猫のウンコ。DNA鑑定はやりすぎだろうと思ったんですが、学校の権威を保つためには必要と判断する学校があってもおかしくないのかも。いや、どんだけ治安悪い学校だよという話ではあるんですが。
 いや、最初から校長は猫がやったと分かってた説もあるんですが、そうだとしたら全校集会でウンコ晒し上げるのが意地悪すぎるので、違うのかな。どうなんだろ。
 家族の自己犠牲。美談っぽくなってるけど、長男からしたら大迷惑、というギャップの笑いが良いですね。ここは本作の強みというか、毎回いろんなアプローチで出てくるからすごいと思う。
 ゴメスがバカ猫じゃん、という話になるかと思ったらちゃんと理屈が用意されてるのも良かった。いや、だからといって解決とはならんだろ、って話なんですがw てか、芳香剤を移動すればよかっただろうに、校長どんだけお気に入りの芳香剤なんだ……

ROCK THE JUMP

 もっさ。ますます分からんのですが、とりあえず記録は取っておこうと思う。てか、初回の人はかなりワンランク上の知名度だったんだな、と今になって思う。あのあとテレビとかラジオで紹介されてるの見聞きしました。
 好きなジャンプ作品が『NARUTO』『BORUTO』『ONE PIECE』『dr.stone』なんですが、今の連載陣を考えるとかなり古いメンツですよね。めっちゃ若い人だと思うけど、チョイスに現行のファン感が薄い。もちろんこれは今のジャンプがかなり特殊なことになってるって話なんですが。

『アンデッドアンラック』

 扉かっこいいんだけど、風子の左手、銃を撃ったら普通に左手もぶち抜くことになるので不安になある。てか、本編もそうか。ちょくちょく位置が変わるんですが。
 黙示録に触って風子が崩壊寸前。 “狂っちまいな!!” とあって、ピンチとして面白い展開なんだけど、その後、特に何の理屈もなく風子が復活してるので気になる。というかダメでしょ。 “人間の脳はよくできてる” で済ませちゃ。あのサスペンスがその場しのぎというか、雑にピンチを足したような印象。
  “ループしている” という説明。「ループ」という単語を実際のセリフに使うのが本作らしいと思った。身も蓋もないというか。ぶっちゃけループ設定って別に本作に限らないと思うんですが、その他の先行作品群に対する批評的なニュアンスを含む表現だと思うんですよ。ループものってよく言いますし。その単語をそのまま使ってしまうことで独自な何かが生まれてると思う。
 ジュイス、先週までビリーに散々若造扱いされたけど、今回最強クラスのベテランだと明らかになったのでウケる。先週までの若造故の判断力のなさ、みたいな話は何だったんだろ。前に似たような経験があるからそれと違うことをしようとしたら、それを知らないビリーから見たら「なんでそうなるかなぁ」ってなった、とか?
 あと、最後。なんか話の切れ目として変な感じだったような印象。無理矢理声を張り上げて終わりっぽく盛り上げたけど、話としてはその前のループ発表のくだりの方が面白いし。なんかすごい変なところで切れてる気がする。うまく説明できてる自信がないんだけど、伝わりますでしょうか(知らんがな)。
 あっ、あと関係ないけど、ループがどうこうって話は『ノアズノーツ』でもあったか。そんな話じゃなかったっけ。たしか。

『仄見える少年』

 いよいよ姉貴とご対面かと思ったらスカシ。スカシかと思ったら噛ませ犬で、やっぱり姉貴。姉貴出てきて良かったけど、姉貴のかっこいい登場シーンのための踏み台にされた子が少し可哀想ではあるw
 とはいえ、モンスター登場シーンでのホラー演出とか律儀にやってて好き。アレやられたら結構な強キャラというか、ちゃんとしたボスが来ると思っちゃうよね。まさかあんな扱いで終わるとは……。
 いやけど、家を守りながら戦う感じとかは普通に面白かったです。今までにないスケール感のバトル。

『あやかしトライアングル』

 初めての人。なんか仰々しく引っ張った割にはすげぇ普通だった……。もうちょっと捻ってくると思ったんですが。あと細かいかもしれないけど、 “初めて私が職人として認めてもらった日” とやるんだったら「初めての人」と表現するのはおかしいと思う。せめて「初めてプロ契約した人」とかそういう風にしないと「初めての人」というフリに無理が生じる。
 セクシー装束。 “妖に色仕掛けしてどーする!!” とツッコまれてたけど、巫女であることを逆に利用するなら妖相手に色仕掛けするのはあながち間違ってない気もするw
 ラスト、 “あいつが二度と手の届かない遠くへ行っちまうような そんな気がする” のコマですずが折り紙の修行を予想以上の速度で終わらせてる、と見せたの超かっこよかったですね。やっぱあの折り紙良いよなぁ。美しくもあり、不気味でもある。重層的な味わいのある良い場面だったと思います。

『ぼくらの血盟』

 一見幸せそうな家族が実は……というホラー展開は初回にもありましたね。本作は兄弟の話なので「家族の破壊」が一番の悪行なのでしょう。
 若干ママンが童顔すぎて「姉?」とか思ったのは、厳しいこと言うとノイズだったと思う。母親感ある格好しろ、と言うのはさすがに偏見が強すぎますが、結構衝撃的な母キャラだったと思う。
 からの兄貴殺しと弟の誘拐が同時進行。事前に吸血鬼が妹に化ける描写があったので、コウくんの元に現れる兄貴が偽物だとハッキリ分かるのが良いですね。いや、ワケも分からず兄貴が2ヶ所同時に存在する、というのもそれはそれでハラハラしたかもしれないけど。それはさておき、説明的な描写を排しつつ無駄なくスピーディに事件が進行していく感じはかなり怖いです。
 猫。偽物の兄貴を察知する予感描写として活躍するのかと思ったら、それだけではなくGPS的な機能も有する。派手な演出は少ないけど、本話やたらと話運びがスムーズだし、各場面に複数の意味があり、それぞれ伏線になってたりしてすげぇテクニカルな回だったと思う。
 イケメンがイケメンを刺すというフェティッシュな印象も受ける場面からの逆転で兄貴同盟のラストもなかなか良かった。キャラ萌え特化みたいな印象もあったけど、本作普通に面白いですね。ちょっと見直した……だと聞こえが悪いけど、評価を少し上げないといけないかもしれない。

ぼくたちは勉強ができない

 浪人編ラスト。やたらとキスしちゃってるのでクライマックスどうするのかと思ったら、結婚。あー、そりゃそうか。盲点だったわ。まだどこか学生気分で読んでたのかもしれん。せっかく大人に成長させた話になってんだからそうだよね。相手の両親も揃ってるし。
 ただ、本作にはまったく否のないノイズとしては、今週の『呪術』における田舎ディス。田舎はクソ、他人に性事情に土足で踏み込んできて頭おかしい、という話を本作が牧歌的な雰囲気で実行しちゃってるので笑った。もちろん町医者(島医者)なので地元コミュニティとの密な繋がりが重要になってくるのは分かるけど、『呪術』とあまりに対照的すぎるのでウケる。「いつ結婚するんだい?」みたいなイジリで止まってれば多少マシだったかもしれない。いや、それも余計なお世話ですけどね。
 ということで、終わり。今までの2つ(もしくは3つ)と違い、結婚という話にまで踏み込んだので、こうなると次の先生編をどうするのかが気になってくる。子育て奮闘記とかそういう話にするのが順当だと思うんですが、個人的には唯我の父越え的なテーマをやってほしいなぁ。先生のフィギュア復帰かもしれないけど、先生編でありつつ、『勉強』という作品の大団円にもなるので、やっぱ作品全体を総括するような話、唯我の物語になってほしい。

『破壊神マグちゃん』

 雨の日に子犬を拾ってくる不良(破壊神)。『ブラクロ』ナハトが嫌いな奴だw
 そんなことも考えたんですが、子犬の可愛さがちょっど常軌を逸してるのでビビった。いやマジでちょっと可愛すぎるでしょ。なにこれ死ぬわ。厳密に言うと、キャラデザとしてはちょっとデフォルメ強すぎて好みではないんですが、たぶん仕草とか演技がうまいんだと思う。子犬が健気にじーっとこちらの方を見つめてくるショットとか破壊力がありすぎる。よく考えたら本作、毎週マグちゃんというシンプルの極みみたいなキャラデザを動かしてるんだからそりゃ動物キャラの描き方もうまいですよね。ヤドカリもめっちゃ可愛いし。ちょっとナメてた。可愛いの爆撃でここまでの威力になるとは思ってなかった。徐々に元気になるワンコ、みたいな機微も丁寧に描かれてるし、本当に良い。
 そんなワンコ溺愛モードに入ってしまったので「犬に納豆あげて大丈夫? ちゃんと調べてからあげないとダメでしょ殺すぞ」みたいなマインドになってっしまったんですが、どうやら納豆はアリらしい。むしろ健康的で望ましいレベル。醤油とかタレはダメだけど。マジか。クチをねばねばさせながら納豆をむさぼり食うワンコ、見てみたい……。
 からの別れの予感。正直今になって思えばクソベタな展開なんですが、初読時は心の底から「やめて……」とメンタル死にそうになりましたw 『agravity』のショコラに対しては最初「自然に帰せよ」とか思ってしまったのですが、圧倒的な自己矛盾……!!
 車を追うチヌ。マグちゃんが振る舞わされるのもおかしいんですが、ここでマグチヌがしっかり対話をして、マグちゃんが納得すると触手を引き寄せてチヌにかっこよくライドオン。そして “ならば追ってみせろ 猟犬よ” と読んでて気持ちのいい見せ場になってるのがうまい。物語の展開と感情の流れが合致し、2人の行動が1つになったところで絵的にかっこいい場面になる。子犬を育てるのが子犬よりも小さいマグちゃん、という本作らしい見せ場になってたと思います。
 からの別れ。はぁ、つら……。ほっといてもメンタル死にそうなのに、ここでマグちゃんが駄々をこねる描写とかあって追撃がやばい。流々ちゃんがお母さん的なポジションになるけど、当然彼女だってつらい……という場面も最高。マグちゃんを抱きしめることで2人が前後の向きに分かれるんですが、そうなるおかげで流々ちゃんは自身の泣き顔をマグちゃんに見せないで済む。
 からのマグちゃんのドッグフードポリポリも悲しすぎて死ぬ。チヌを家族として受け入れる儀式としてドッグフードがあったんですが、それをうまいこと回収してくるよなぁ。寂しさを象徴するアイテムに変わってしまうからすごい。絶望しかないんですが、 “コレは… 布だ…” で笑わせてくるので救われる。冒頭の雨もベタな雰囲気作りかと思ったら「雨だから匂いが落ちてはぐれる」と別の理屈になっててホントうまい。本作何気に基本的な部分がめちゃくちゃレベル高い。
 ラスト。チヌの成長。ここでも1ネタぶち込んでくるから本当にすごい。ほのぼのエピソードとナメてると密度がすごい。チヌが成長して言葉を交わすことが出来たからこそマグちゃんも気持ちの整理がつく、という風にも受け取れるし、全方位的にハッピーエンド。とはいえ、心の喪失感がエグいので1話おきくらいでチヌに会いに行ってほしい(無茶)。

『灼熱のニライカナイ

 チャコの水着回……かと思ったらここもペットじゃねぇか!! しかもこっちも悲しい別れが!! 海沿いの田舎町で何やってんだw
 とはいえ、本作は実に本作らしいカオスは導入なので味わいとしてはかなり違いますね。
 ウミネコは鳥。初めて知ったときはマジ衝撃でしたw と、しょうもないギャグで終わるかと思ったらラストにウミネコ関連で泣かせてくるから油断ならねぇ……。てか、普通にうますぎるでしょ。『マグちゃん』のドッグフードじゃないけど、彼がいた生活の余韻。ドッグフードじゃなくて鳴き声。物質じゃない点が最高。今後、ウミニャンのいない日常が続くわけだけど、その背景にはウミニャンのことを思い起こさせる鳴き声が常に響いている。ちょっとキレイすぎませんか。
 からの事情通としてのセイラさん。かっこいい雰囲気もあるけど、相変わらずふざけた格好してるので笑ってしまう。ただ、サメに抱きつく場面とかは服がそんなに見えないので普通にドキッとする絵面にはなるのでギャップが良い。
 スノーマン的な別れの予感、からのチャコの食あたり。ペットとの別れだけでなく、病床の子供とか泣かす要素モリモリやんけ。
 からの雨。『マグちゃん』は出会いの雨だったけど、本作は別れの雨。雨が止むことで病が治り、そしてウミニャンはいない。雨なので海に帰ったみたいな話なんですが、チャコたちの思い出としては海ではなく、空にこそ宿る。そんなウミネコエンドがマジ秀逸すぎるので笑った。ハゲたオッサンからの振り幅よ。

『森林王者モリキング』

 モリキングとの別れもいつか描かれるんだろうな、なんて考えてしまう掲載位置。前2作ほど感動に振れるとは思わないんですが。感動的になっても最後の最後はドカンと笑わせてくる気がする。まぁ、もしくは別れない。
 とか思ってたら最終決戦っぽい雰囲気でビビった。いや、これはなかなか判断が難しいというか、一応一区切りとなるエピソードだとは思うけど、決着が付くとも限らないし、別に決着が付いても本作が終わるとも限らない。
 超人たちの戦いに常人が同行する展開に疑問を感じることは多いんですが、本作だとヘルメットを渡されるのでちょっとだけ良かった。いや、弟の方が危険だろって話なんですがw
 摂氏100度の屁をする虫は昔『トリビアの泉』で紹介されてた気がする。具体的な名前は一切覚えてないのでググろう。

『AGRAVITY BOYS』

 開幕早々、生主による “変態という言葉じゃ足りない!!!!” というシャウトで始まったので最高。直前からの流れを感じる。てか、今週は『夜桜』でも全裸キャラいたし、みんな全裸ギャグ好きすぎだろw
 四天王の続き。2人やってくる。1人は営業、生主が単身で相手。ボケvsツッコミという構図で分かりやすい。セールス能力だったら銀河生主四天王に勝てるワケないだろ、というオチには唸った。たしかにそういうレビュー動画ってよくやってるイメージある(実際は知らんけど)。売ってた酸素水がまた絶妙に怪しい商品なので笑った。いや、加担しちゃダメだろとも思うけど。
 そして、スケベ組は総務のセクシータコ。あの髪が触手になってるの可愛いかつ、ちょっとエロくて良いなぁ。風がなくてもウネウネ動いてたりするんだと思うとなかなかセクシーだと思う。いや、キモいとも紙一重だと思うけど、まぁエロとグロってそういうとこあるから。
 ボケ3に対してセクシー総務がツッコむ形なのでこれまた安心感。三段落ちにもなるし、大オチ担当がコロコロ変わるので楽しい。ボケのタイプが少し違うゲラルトが “あとこいつさっきから全部めんどくさいんだけど!!!” 言われてるのは笑った。モニカの件はアプローチのしようによっては良い話にもなるんだけど、あのノリで出されると「めんどくさい」としかw

巻末解放区!WEEKLY週ちゃん

 月に一度のネタハガキ東西戦。今月は「ブッ飛んだ運動会の種目」。コロナの関係でリアルの運動会がブッ飛んでる可能性あるんですが、コロナネタは1つだけでしたね。
 あと、最優秀賞の発表の仕方が変わった。掲載位置で決まっちゃうと最初からそういう目でネタを見るから避けたかった、とか? とはいえ、東の最優秀は普通に一番良い位置だったと思うんですが。
 そんな東の最優秀、星の子ポロンさんの「早設置競争」。さすがに夜のうちから始めるのは無理だけど、当日の朝とかリアルでやってもいいんじゃない? ちょっとマジで感心してしまった。勝った方に10点加算とか普通にアリだと思う。まぁ、競技性を出し過ぎると雑な仕事になって危ないかもしれないか。
 太郎右門さんの「人生の障害物競走」。小学生のなりたい職業ランキングにユーチューバーが入った、なんて実際のニュースを元にしたようなネタでうまい。トラックの途中にそれぞれの親が並んでる絵面も見てみたいw
 たてぶえサックスさんの「自撮り棒倒し」。これはテレビとかでありそう。耐えうる自撮り棒を用意できたら普通に面白いのではないか。映像映えもするし。まぁ、今のご時世はちょっと無理な企画だけど。
 カリンさんの「大岩転がし」。リアル運動会で大玉転がしを始める前に鱗滝コスプレの先生が出てきてマイクパフォーマンス、とかやったらウケるのではないか。てか、この発想を知ってしまったら運動会の大玉を前に鱗滝さん連想しちゃうと思うw
 Oさんの「ツナ挽き」。最高。たった4文字、そしてダジャレというシンプルさが大好き。
 ひまわり戦車さんの「プリンでリレー」。これまたリアルでやれそうというか、普通に面白そう。食べ物で遊ぶな的なアレで実現は難しいのかもしれないけど、絶対面白いと思う。
 西。しぶめいじさんの「高級食パン食い競争」。パン食い競争に最近の高級食パンブームを結びつけた時点で勝ちだわw ちょっと野蛮なイメージのあるパン食い競争と高級食パンのギャップが面白すぎる。
 半額カーネルさんの「障害仏競争」。発想もさることながらイラストによってネタが完成する感じが圧巻。イラスト付き大喜利としての強度を感じる。
 堀太希さんの「花摘み」。シンプルな文字ネタに添えられた割と本格的な花のイラストが良い味出してるw イラストがネタの内容を具体的に説明するのではなく、ただのイメージイラストっての良い。トイレ的な意味も想像したけど、競技的には花畑の方が面白いか。
 照りさんの「前衛的すぎる組体操」。イラストの具体例が面白すぎる。子供たちが牧歌的な雰囲気で元気いっぱいに「葛藤!!」と言ってるの最高でしょw
 西の最優秀、ゲームセンターAさんの「綱譲り」。これまた面白い。綱引きをイジれば絶対面白くなるんじゃないかと錯覚してしまう。コメントにもあったけど、一応ちゃんと競技性もあるってのが良いですよねw
 終わり。個人的な優勝としては、東「ツナ挽き」、西「高級食パン」かな。

次号予告

 尾田っち復活。いろいろ企画があるらしいので、そっちも気になるところではある。
 あと、『マグちゃん』がセンターカラーでめでたい。「自作納豆に異変を感じた邪神は分体で中へ!?」という予告が面白すぎるので実現してほしいw 嘘予告かもしれないけど、作者、ネタにコマったらこれパクってもいいのよ。マグロの決死圏!!……ってこれじゃ美味しそうか。

目次

 ジャンプマイベスト3。甲本先生の好きな方角。表紙にあわせてきたか。だとすると先週筒井先生だったのが謎だけど。

『ゆるキャ●』グッズを沢山集めてます。楽しい!(笑)
(『Dr.STONE』)

 なぜ「ゆるキャラ」を伏せ字にしたんだろう……とマジで考えてしまった。「ゆるキャ」でググると上に違うの出てきたw

犬の散歩しているだけで気持ちいい。秋が一番好きです。少し切ない感じも好き。
(『ブラッククローバー』)

 とにかく可愛いと噂の田畠家の犬。実物知らんけど、勝手な妄想でどんどん美化されていく。

巻頭回のラスト円卓の上にビリー達描き忘れちゃった…。ごめんね!いるのよ!
(『アンデッドアンラック』)

 笑った。巻頭で忙しかったんでしょうね。

昔は徹夜すると偉いって思ってたけど、ちゃんと寝る時間を確保する方が偉いよ…
(『ぼくらの血盟』)

 深い。というか耳が痛い……。

うっかり落としかけたスマホを掴もうとして叩き落とす現象に名前をつけたい
(『灼熱のニライカナイ』)

 ベジータハンマー。

愛読者アンケート

 『鬼滅』祭りについて……と思ったけど『呪術』のシールとアニメフェスタの話もあったわ。
 んで、『鬼滅』の映画。どうしたものかと未だに考え中。どうしましょう(知らんがな)。

総括

 最近短くて『ボーンコレクション』終わってからジャンプへの関心が下がってると思ってたんですが、今回は長い。というか、例年通りくらいになってた。なぜだろうか。

 今週のベスト作品。これは『マグちゃん』。圧勝。普通に超良く出来てる。漫画としての強度がすごい。あと可愛い。
 次点は『煉獄』読切と、『夜桜さんち』と、『灼熱』かな。あーあと『血盟』も本話かなり良かったと思う。

 今週のベストコマ。『煉獄』の “公式なら仕方ないな!” 。平野先生が『鬼滅』描きながらこのセリフ持ってくるんだから天才だわw

 最後に今週のベストキャラ。こちら。

  • チヌ 『破壊神マグちゃん』
    • 圧倒的に可愛い。あの可愛い子がレギュラー化しないとかちょっとキレそうになってくるレベル。精神状態が乱れてたら脅迫文でも一筆認めてもおかしくなかったレベル(送る前に思いとどまります)。
    • 感想でも書いたけど、絵として可愛いというよりは、漫画として動かしたときに殺人的な魅力がスパークしてたんだと思います。動物キャラ可愛い選手権やったら上木先生優勝できるんじゃないかしら。

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マルキュー(MARUKYU) チヌパワー(徳用)

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  • 発売日: 2012/10/19
  • メディア: スポーツ用品
ONE!

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