北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2021年08号の感想

少年ジャンプ(8) 2021年 2/8 号 [雑誌]

 新連載が「松井優征」以外の角度から話題になってるのを見て驚きました。

背表紙

 ジャンプ名台詞 in ○○。出たぞ、韓国語。翻訳をかけるにもハングルの打ち込みが一苦労である。苦労ってかマジでやり方分からん。ちなみに『夜桜さんち』の太陽。名セリフらしいものは覚えていない……。
 と思ったら。今週の付録に「Jオールスター名セリフシール」なるものがあって、まぁその名の通りのシールなんですが、ちょうど『夜桜さんち』のシールが「俺がお前を…守るんだ!!」なんですよ。ハングルのセリフも真ん中に「…」が入って「!!」で終わる。これじゃん。やったぜ。これでキーボードの設定いじらなくて済む。ありがとうシール。ありがとう太陽。

表紙

 新連載。なかなかカラー映えするキャラクター、そして衣装である。巻頭カラーも然り。ただ、次回以降、逃亡生活になると高そうな服着る機会も減りそうなので、今後がどうなるかは分からん。いや、まだ逃亡陣営の財力とか知らんのだけど。

ROCK THE JUMP

 ずっと真夜中でいいのに。。なんだけど、MVを担当してるアニメーター(意味違う?)と『約束』担当編集による対談。肝心の真夜中さんがいない……。アーティストいねぇじゃん!って言おうとしたけどアニメ作るのはアートなのでまぁ問題ないのか。むむむ。
 ちなみに、「終わった作品じゃなくて現役の作品の名前挙げろよ」という指摘は的外れです。最初思ったんですが。実写版『約束』の主題歌を担当してるという縁。ただ、映画にはMVが流れないので今回の人は関係がない気もする。まったく関係ないけど、映画のエンディングはとても良かったです。

読者プレゼント

 「欲望無尽蔵人間最強グッズに一心フランケンシュタインの衝撃ビリビリ!! オススメシタイン」。1文の中にフランケンシュタインを2つ入れるのはダメだと思う。あと定番のツッコミになるけど、あの頭にネジ突き刺さってたりする怪物は「フランケンシュタインの怪物」であって、フランケンシュタインは博士の名前ですね。アキラじゃなくて金田みたいな奴。神木も東出も桐島ではない。

巻頭カラー『逃げ上手の若君』松井優征

 カラー。 “戦いと死こそが武士の名誉” とされた時代に逃げる話。当時は臆病者と言われたけど今の価値観だと平和主義でご立派……みたいなテンプレ的な話がこの時点で想像できるんですが、さすがにそんな捻りのないことはしないと思う。こういうことを書くのはある程度信頼してるからです。
 本編。ものすごーく極端にデフォルメされた悪人面とイケメン。やりすぎだと思うんですが、「あー松井作品ってこんなだったわ……」と少し懐かしい。良いかどうかは一旦別。まぁ、このイケメンが実は……というツイストが入るので問題ないんですけどね。ここはすごい良かった。殺しまくる人が英雄とされた時代(この世界ではそういう人がイケメンに見える)を今の価値観で見ると、ドン引き級の人殺し。この当たり前の事実が物語上では衝撃の展開になってしまうから面白い。
 未来予知キャラが出てきて「これは言えません」的なギャグをやってくるのは個人的にはイマイチ。何というか、お手軽伏線回収キャラに思えてあまり乗れないんですよね。まぁ、逆に言えば難しいお題だと思うのでそれをどう料理するのかは楽しみです。
 んで、人殺しの世界に巻き込まれる。兄貴の蹴鞠が地面に落ちる……次のページでは彼の首がボトッ。悪趣味な演出で最高です。ちょっと映画的な印象も受けます。一応ページのめくりを挟んでるので漫画的とも言えるんですが、おそらくだけど作者の頭の中では映像としての悪趣味編集があって、それを漫画上に再現してるんだと思う。
 アクション的見せ場。逃げるのが何に役立つんだ、というフリなんだけど、ぶっちゃけ序盤にもスピードスター的な片鱗は見せてるのでその驚きはあまりない。むしろ「逃げることとは生きること」というロジックの部分の方が面白かった。 “生存本能の怪物” とあったけど、要するにあれスパイダーセンスですからね。そりゃアクションに向いてる。激しく納得。殺す英雄と生きる英雄という対比も面白かったです。ただの対比としてもキレイだし、松井先生の前作が『暗殺教室』だったことも考えるとさらに良い。新作では「殺す」が悪役。前作越えの気概、と受け取ることも可能だったかもしれない。
 そんな『暗殺』。第1話のクライマックスは渚くんが殺せんせーに抱きついて自爆しようとしてたんですが、本作では若君が生きるために逃げ、抱きつきながら “死んだらどうする” と言い放つ。これは間違いなく意図的。偶然だったらアイディアが貧困すぎて泣けるレベル。そんなわけあるかい。はぁぁ、渚くんに抱きつかれたい人生じゃった……。
 終わり。渚くんで味占めやがったな、という印象も正直ありました。『暗殺』当時はこういう感じで毎週惑わされていたのだなぁ……。

僕のヒーローアカデミア

 ヴィラン陣営はAFO主導で動くとどうしてもキャラクターの魅力、キャラ同士の掛け合いというものが乏しい。正直説明口調で淡々と続いてあまり面白くはない……と思いかけた頃に雄英になるので良かった。やっぱこっちのが良い。楽しい。
 んで、轟ファミリー。戦いの傷とは別に、スキャンダルが残ってるのでここは大変である。それはそうとお姉さまがやはりお美しい。高校の先輩とも違う大人っぽさが押しつけがましくないバランスでまとってて素晴らしい。
 からのデク。なんか来週から精神世界入りそうな気がして少し不安。基本的にあまり好きな展開ではない。「私はお前のおちんちんだ」とかならないかな。

Dr.STONE

 「知=エネルギー」という話をやってからの、電話でそれを伝える。科学の強み、情報の強みが描かれてて面白いと思います。知ってれば出来る。ただ、口頭だけで説明するのはめちゃくちゃ大変だし、効率が悪いと思う。まぁそういう部分は丸々省略してしまうのが本作のずるいところですね。
 あと、どうでもいいけど、人工でダイヤモンド作れるってのはさすがに知ってるんじゃない?? とか思った。具体的な方法とかは知らんけど、すべてが天然のダイヤモンドなわけないことくらいは知ってる気がする。

『呪術廻戦』

 呪力は日本限定なので、呪力ありきの世界になったら日本最強。逆に言うと、均衡が崩れて非常にまずいことになる。イスタンブールが出てきたので国際事情とか描かれるとワクワクしてたら逆に「日本だけ!」と割り切ってきたので意外。一応それなりにロジックが用意されてるのはうまいんだけど、とはいえ、「日本だけ」がそんな都合良く発生するかはちょっと怪しい気もする。天元的な得意な存在が海外にあってもおかしくないんじゃないの? とか。端的に言うと、世界に対して夢がないので抵抗がある、って感じかな。
 術式を奪うとその時点で成長が止まる。だから虎杖戦で真人が激しく成長したのが好都合。強敵との戦いの果てにさらなる強敵が現れるという絶望展開はまぁぶっちゃけよくある奴なんですが、強敵との限界ギリギリまで拮抗したバトルによって、ラスボスにとって都合のいい事態になってしまった。ちょっとこのロジックは面白いです。まぁ、主人公に対してだとたまにあるかな、この手の見守り展開。長期連載の最終章とかそういうときとか。
 んで、夏油(仮)の大いなる計画がいよいよ始動。伏黒姉が出てきたのは意外でした。というか完全に忘れてた。そこの真相にも関わってくるのか。吉野の例が出たけど(虎杖以外に通じるのか?)、伏黒姉が出てくることで虎杖と同じくらいの因縁が伏黒にも発生するってのも熱い。

ブラッククローバー

 あっ、意外。完全に意外な展開。トライアドとの戦いが最低でももう1ターンずつは描かれると思ってたけど、そんなことは置いておいて次の話。マジか。話サクサク進みすぎだろ。まぁたしかに本格的なバトルをやってると物語進行は止まりますからね。そりゃ分かるんだけど、ここまで思い切りよく進むとは思わなかった。ちょっと『ブラクロ』のことナメてたわ。まだ過小評価してた。申し訳ねぇ。
 そんな衝撃の展開。それに対応できるのは情報収集能力に長けたナハトのみ、というのも良い。先週の感想とも重なるけど、直接の戦闘ではそれなりなんだけど、重要キャラとしての説得力もバッチリ。まさにスパイという感じで素晴らしかったです。
 からのメガネ。グラサンを外したらー、というサプライズ。これすごい良かった。裏切り者が裏切る瞬間にメガネを外すってのはまぁ定番なんですが、メガネを外すことによって彼の本性(悪の部分)が露見する。素晴らしい演出だったと思います。メガネにはそんな意味が!! という驚き。ちょっと映画の『名探偵ピカチュウ』でも似た展開あったかも。あれはグラサンを外すと実は……ってネタバレになるのか。言っていいのだろうか。まぁ、じゃあ『ターミネーター』でもいいか。目の部分を損傷して機械がむき出しになったシュワがグラサンをかけて隠す、みたいな奴。

センターカラー『マッシュル-MASHLE-』

 いきなりラストの話になるけど、最後の場面におけるマッシュくんの横顔ちょっとイケメンすぎません?? 最初「誰ですか?」とかマジで混乱してしまったレベル。名前のよく似た新キャラかと疑って何度も名前を読み返しちゃいましたよ。
 話は戻りまして。三本vs音符。手下を気にしなければ勝てた、とかこの期に及んで言うのはちょっと萎えたかな。三本が圧勝でいいじゃん、別に。どうせ実際にやり合ったら三本勝つだろうし。ただ、 “母性なの…!?” はちょっと面白かった。ここはシリアスを保てよw
 からの選抜試験。コインを分配したのでフィンも出れる。この手の凡人キャラが重大な戦いに同行するのってバトル漫画だと割とロジックが難しい部分だと思うけど、「ゲットしたコインは仲間と分けるのが当然じゃん?」という本作は良かった。もちろんフィンが参戦することのギャグ感も楽しいんだけど、そんな彼にもコインを分けるマッシュの優しさ、仲良し感としても良い。それがあるからマッシュがじいちゃんに “友達にも恵まれて…” と言う場面に説得力が生まれる。相乗効果になったんじゃないですかね。

『破壊神マグちゃん』

 イズマくんが1ページ目を独占するとやっぱ「何漫画だよw」ってなりますね。ツッコミ不在の状況だと彼の中二的なセリフも様になってしまうというか、そういう作品なんじゃないかと錯覚してしまうw
 からの節分。2ページ目の流々ちゃんが普段以上に緩い。やや過剰にギャグ漫画っぽくなってる。マグちゃんはいつも通りなんだけど、という良さもあるし。当然イズマくんからのギャップも良い。
 節分。正月から一気に進みましたね。リアルを追い越しました。これは本作独自に進む感じなのか、あるいは、来週から数週に渡ってバレンタインの話をやるのか。……まぁ、本作はそういう感じじゃないかw
 豆まき。大豆なのでマグちゃんとしてはノリノリ。からのイズマくん再登場で納豆顔面キャッチ。あれはイヤだわw 細かいことを言うと混ぜてない納豆なのであそこまで気持ち悪いことにはならないと思うんだけど、あの勢いで顔来たら普通にイヤですね。まぁ、多少暴力的なギャグをふっかけてもイズマくんなら大丈夫、という信頼の上に成り立ってるのかもしれない。
 からの節分対決。流々ちゃんが常識人とかツッコミ役になるのかと思いきや意外と彼女も狂ってる。本当に頼れるのは錬くんだけなのであった……。
 ただし、流々イズの話になると勝手にラブコメを感じ取ってしまい、焦るのが錬の良いところ。 “イズマくんの事… ちょっと気になってたんだよねー…” は笑ったわ。流々ちゃんは何の含みもなく、そのままで言ってると読者的に確信が持てるんだけど、その直後に錬の顔が映ると途端に「これはまずいw」と笑えてしまう。関係性のマジック。あとやっぱこの流々ちゃんにとってはラブコメ的な波動が1ミリもないと確信を持てるバランスも良い。今回の「気になってる」もほとんどお母さん視点みたいなものですよね。心配という意味なので。ウネさんの隣で言ってるのもあるか。
 イズマくんの悩み。それに対する錬くんの “世界観を間違ってる男イズマ…” というのが妙に面白かった。よく「世界観」ってその作品の世界設定とかの意味で使われてるけど、実際は世界に対する見方、考え方ですからね。誤用が広がりすぎてもうそういう世界観でも別にいいと思いますけど。おそらく「世界感」的なノリで広まったんだんですかね。世界観は主に個人のことを指すけど、世界感は世界のことを指してる。どうでもいいか。そうじゃなくて、錬くんのここでの「世界観」は正しい世界観。なんだけど、同時に作品世界設定みたいな意味としても通るからおかしいですね。イズマくんは済む漫画を間違えてるような子なので。
 んで、本気でケンカしたら川辺(海辺)で横になって仲直り。ヤンキー的展開になるので笑った。良い話的な雰囲気かと思ったら “潔くしょっぴかれていった…!!!” で落ちるのでずるいわ。警察オチを定番にすんなw
 からのイズマくん転校。あまり学校に重きを置かない作品なんですが、この転校はかなり面白そうというか、ワクワクした。世界観を間違ってるイズマくんが日常の権化とも言える学校に来たらどうなるのか、どんなカルチャーギャップが生じるのか。流々錬がいるので面白くなるのは間違いないし。
 てか、イズマくん。たぶん顔が良いので女子にモテそうな気もするんだけど、さすがに言動がアレすぎるので距離置かれるのかなw むしろ中二マインドを持った男子からの人気の方が高かったりして。

『SAKAMOTO DAYS』

 冒頭のジェットコースター見開きがもう最高なんですが、面白いです。遊園地でのバトルという楽しさが遺憾なく発揮されてて素晴らしい。ちゃんと遊園地らしいアクション、遊園地ならではのロジックでバトルが展開していくのが良いです。さすがに一般人に目撃されすぎでしょ、という部分は気になりますが、作者のジェットコースター好きが理想的な形で漫画に還元されたと思う。
 ただ、 “投げナイフ! かわせねぇ…!” の直後、顔は普通にかわせたので何かアレ。あの位置でかわしてから足に当たるのもちょっと違和感ある。2発目のナイフに当たったとかなら分かるけど。
  “人間ってのは生に執着するほど弱くなるんだ” の言い分は面白いし、それが坂本ディスになってるのが意外だったんですが、今回のバトルがこの問いかけへのアンサーになってないんですよね。こういう話は「生に執着してるから強いんだよ」とロジックを組み立てないといけないと思います。この話とは関係のない部分で、まったく別のロジックで勝利しちゃう。「遊園地といえばジェットコースター」から「遊園地といえばヒーローショー」と展開していくのは楽しかったし、坂本テレパシーで相手を「見る」のも見事なロジックだったんですが、生の執着と関係ない話になっちゃってる。家族を守るためだから何かが起きて、結果的に勝てた、とかそういう話にならないとおかしい。
 たぶん常人レベルで考えたら信じられない速度で攻防が繰り返されてると思うんだけど、進行のお兄さん(お姉さん?)がキレイに実況してるので笑いました。あれに追いつけるって只者じゃないw

『僕とロボコ』

 ロボコをカスタム。最初の、普通の女子高生カスタムが一番面白かったかもしれない。ここが一番普通のカスタムで、普通に成功してるとも思うんですが、それ故にロボコの味の濃さが引き立って笑う。コスプレに負けてないロボコの地の強さ。
 可愛いを追求しすぎた結果、膝になってしまったロボコ。生まれ持った魅力を見失ってしまう人類に向けた皮肉なのかもしれない……(真面目)。そこからロボコを救う方法が褒め殺しというのも良い。その発想に気づかせてくれたのがメイコの “ロボコちゃんがかわいくなりたいって頑張ってる姿は素敵だなって思ったよ?” は名言というか、核心を突いてると思う。努力が報われるかは分からないけど、その努力自体が美しい。からの “スゲー要求してくる!!” がギャグなんだけど、事前にオーラを褒められたときのリアクションが布石になってるのですね。ロボコはそういう奴だから、と事前の描写から納得できる。

『あやかしトライアングル』

 謎の女性は妖巫女としてのすず。なんで長髪なのかは気になりますが、まぁ一目で区別がつくように、という漫画的な都合なのかな。
 シリアスな話になるかと思ったら、今回の本題シロマこっくりさん。くだらなすぎて笑ったんですが、何も知らずニノマツのカップリングに燃える女子2人、シロマツの中の人でもある祭里、ニノマツカップリングに納得できないすず……そこにシロマツの正体であるシロガネが加わる。それぞれの思惑が交錯するのが複雑で、心理戦として普通に面白い。こっくりさんというゲーム(便宜上)において、自分の取れるアクションは「コインを動かす/流れに任せる」の2択しかなく、後者の場合、その中で誰がどのような意図でコインを動かしたのかを探ることになる。かなりゲーム性が高いのですね。すずと祭里の「祭里/すずが動かした!?」のくだりとか爆笑でしたわ。そこにシロガネが参加するが、シロガネの存在に気づいてるのは祭里だけで、すずに誤解されないため祭里はシロガネと対決せざるを得ない。複雑な心理戦として楽しいし、すずの誤解に油をくべる無知の女子2人、というのも良かった。こんだけ心理戦として盛り上がったら普通は無知の2人が蚊帳の外になりがちなんですが、彼女たちにも出番はあって、彼女たちがいるから祭里はより窮地に追いつめられる。面白すぎるでしょ……。そっからの “シロガネが泣いている……!?” も爆笑だったし、思わぬところに本作金脈が隠されてたな。いや、単純に魅力的なキャラと関係性が整ってきたということなんだけど。
 まぁ、逆に言うとアルティメットこっくりさんが面白すぎたので、妖巫女の話がどうでもよくなってしまった、という弊害も発生してるかもw

センターカラー『ツクモギリライフ』川江康太

 読切。自己紹介ページのフリーイラストが謎コンセプトなので笑ってしまった。なんかすごい人来た……という感動がある。
 本編。殺し屋。その相棒は剣の擬人化少女。先週の読切と同じ設定ですね。あまりの偶然に笑ってしまった。この手の擬人化ヒロインみたいなの流行ってるのだろうか。先週の段階ではそれなりに独自性のある設定とか思ってたけど、実はめちゃくちゃ凡庸だったのではw ただ、本作に関して、この殺し屋設定は特に意味がない。というか殺し屋に意味がなさすぎるのでさすがにちょっと問題あるんじゃないかと不安になるレベル。読み返したときに、冒頭の “殺し屋なんて日本には存在しない” という大仰な語りに対して「何だったのこれ?」となってしまう。
 殺し屋よりも重要なのが付喪神。要するに剣が擬人化してるアレなんですが、たまに擬人化して人を襲い、その人になりすまして生活することがある。ここが本題。 “なんかゾンビみたいですね” と言われてたけど、入れ替わるという意味ではエイリアンの方が近い。いわゆる『ボディスナッチャー』的な話。街全体が……という衝撃の展開とか完全にそう。
 んで、本作で一番面白い仕掛けが 付喪神かどうかの判断は難しい” の件。セリフによる具体的なまったくないのが本作の美点なんですが、このコマによると、左目の下、左頬ある黒いヒビのような線、これが付喪神の印。この説明が終わったあと、再び学校での日常が始まるんですが、そこで出会う人の頬にはヒビがある。これがめちゃくちゃ怖い。「まさか……!」とページを戻して最初から読み返すと出てくる人物みんなの左頬にヒビが入ってる。普通に気づかなかったです。怖い。そして、本作を特別なものにしてるのが、本作のヒーローたるジライヤくん。こいつの左頬にもヒビ入ってるんですよね。ただ、巧妙なことに、例の説明が入る場面以前のページでは左頬がハッキリと描かれるコマがなかなかない。顔が向かって右向きだったり、影が入ったり、周到に隠されてる(扉は別)。なので普通に読んでたら気づくのは難しい。
 そして、この「ジライヤも付喪神なんだろ?」の件、最後まで言及されない。絶対バトルのクライマックスでスーパーパワーを発揮する際に明かすと思いました。ぶっちゃけ左頬のヒビ、かなり目立つので「気づいた人だけがニヤリとできる」という感じではないと思うんですよ。ほとんどの人が気づくと思うので。だけど、その件はスルーしたまま終わる。読切で物語が完結しないのってあまり好きじゃないんですが、この放置の件は面白かったです。ちょっと不気味な余韻が残るというか。「カマしてきたな!!」と嬉しくなっちゃう。
 そんなぽっかりと穴のあいた物語なので、読み返したときにジライヤの言動がいちいち気になってきちゃう。彼の本心、本性はどこにあるのか、と勘ぐりながら読み返す楽しみが生まれる。 付喪神の行動は全て模倣” とあるので、彼が模倣した元のジライヤが殺し屋だったのかな、とか考えちゃうし、 “助けたいんだ あんたを” “人を助けたい!” のくだりは本心としか思えないんですが、これも元のジライヤの模倣なのか、付喪神ジライヤの新たな自我なのか。明確な答えは出ない、描かれてないと思うんですが、剣を握ったら人格が変わるので、そのオラオラ系の人格が元のジライヤって考えるのが一番自然なんですかね。逆か? まぁ、こんなこと考えたくなってしまう余地の部分が一番面白い。
 そんな表には出てこない大仕掛けがめちゃくちゃ面白くて、これだけで記憶に残る1作だったんですが、逆に言うとやっぱ殺し屋の件がぼんやりしてるし、町人がみんな付喪神という件もそれほどバトルの盛り上がりに還元されてないような気はする。まさに『盗まれた街』という状況と明らかになってかなりワクワクしたんですけどね。
 あと、これもめちゃくちゃ驚いたんですが、ラスト、急に終わる。めちゃくちゃ急に終わる。ページ配分間違えたんじゃないかと疑ってしまうレベル。あともう2ページあると思うじゃん。あそこで急に語りが入って無理矢理終わるのがすごい不思議な感じというか、さすがにキレイとは言えないのかな。書き初めで「お正月」と書こうとしたら文字のサイズ間違えて最後の「月」がめっちゃ小さく、縦に潰れた形になってしまうあの現象に似てる。年賀状でもありがちですね。
 ということで終わり。すげぇ尖った仕掛けがあって、もうその1点だけで嫌いにはなれないんだけど、殺し屋の件とか最後の件とか変な印象を受ける部分もある。ただ、トータルで見ればそんなチグアグな部分も愛おしい、そんな感じです。ジライヤの正体について放置したのもそうだけど、付喪神の見分け方を言葉で説明しなかったりして、そこらへんは漫画家として信頼できるあたりだと思いました。「見れば分かるでしょ」というバランスを恐れずにやれるあたり、好き。

センターカラー『夜桜さんちの大作戦』

 いざカチコミ。なんだけど、それを敵陣営の視点から始まる。敵の仲良しチーム感は最近特に強調されてる部分なので、何らかの意図があるんでしょうね。単に悪人として終わらせるつもりがないのかどうか。個人的にはアイさんの魅力が抜きん出すぎててバランス悪い気もするんですがw
 カチコミと後方支援でチーム分け。おじちゃんは能力敵にカチコミに回した方がいいと思うんですが、バトルは兄弟たちで完結させたかったとかそういう事情ですかね。まぁ、クライマックスで夜桜父と対面し、ピンチに陥ったときにおじいちゃん参戦!! みたいな盛り上げも期待できるかもしれない。彼個人ならセキュリティとか関係なく最深部に行けると思うんですよね。
 んで、敵幹部を数値化、ランク化して紹介してきたのでちょっと笑った。先週の『灼熱』がこういうバトル漫画あるあるな展開に一捻り加えてきたので、余計にやや陳腐に見えてしまう面もあるかもしれない。てか、今週の『灼熱』でもありましたね。既存のキャラの格上げとして使う奴。

『アンデッドアンラック』

 不可視。そういや敵陣営に落ちてるんだっけ。殺して新しいの見つけたのか知らんけど。透明人間って目も透明になったら光をキャッチできないので、自分が透明な代わりに自分の目も見えなくなるって昔『空想科学読本』で読んだんですが、本作だとちゃんと目だけ出てくるので面白かったです。いや、あれは便宜上の描写で実際は目も透明なのかもしれませんがw
 居合いの師匠って否定者である意味なかったと思うんだけど、何かあるんですかね。 “否定者は” “苦しんでる” の1コマのためだけに否定者にされた感が今のところはあると思う。てか、そもそもあの場面で師匠が苦しんでるのはアンディに振られたからであって、彼女が否定者であることとは関係がない。まぁ、アンディレベルの強者だと否定者じゃないと話にならないってことなのかな。ただ、居合いの技術だけなら否定者じゃなくてもアンディが教えを請いたくなるものがある、みたいなパターンもロマンがあると思うの。その技術を否定者が使うと……みたいなワクワクにも繋がるし。まぁどうでもいいか。

『BUILD KING』

 試験。定番の展開すぎて最近だと逆に貴重になってきた説。ちょうど今週の『マッシュル』と同じことやってましたけど、まぁあれは過剰なまでにベタをやる話なので、ちょっとイレギュラーな存在というか、参考にしづらいというか。まぁ、ベタからのベタ回避という考えがさらに1周して「いや普通に試験やろうよ」というターンに入ったという考えもあるかもしれない。
 空駅とかホテル列車のくだりはさすがのワクワク感でした。変な話、逆さ城より好きかも。
 んで、新生コモーリ族。youtube配信の広告収入で岬は発展した……って規模が大きすぎて無理だろw 個人レベルで豊かに暮らしましたってんなら飲み込めるけど、岬全体にまで広げちゃうとさすがに無理を感じる。まぁ、実際はyoutubeじゃなくてビーチューブなので、広告収入のスケールが違うって設定なのかもしれないけど。
 まぁ、逆さウンコギャグは面白かったです。ウンコチンチンには弱いんだよなぁ……。

『灼熱のニライカナイ

 まさかの七瀬フォーカス。ぶっちゃけ今一番興味ないキャラというか、海底の様子の方が気になるんですけど……と思ったらしっかり面白かったでござる。田村先生への信心が足りなかった、というか本作の出来が過去作と比べてもめちゃくちゃ高いってことなんだと思う。普通にうまい、みたいな側面が増してるというか。
 そんな七瀬ママ、神殿に行ったっきりで行方不明からの死亡認定なので、まぁ生きてるんでしょうね。あと海洋考古学者の父というのも気になるところ。とにかく、本作はチャコを中心とした娘の物語であり、娘を守る物語であるので、ここで七瀬にも娘の側面が強調されたのは重要だと思います。俗っぽい言い方をすると娘属性。サメのシャツを引っ張って “ダメです” って言う場面とかラブコメ的にアガる場面でもあるんですが、厳密に言えばあそこはラブコメではなく七瀬の娘としての顔が露わになった場面。意地悪な言い方をすると七瀬って大人の事情で成人女性キャラ入れときました、程度の認識だったんですが、今回のエピソードで一気に興味が増しました。
 んで、陸。オキゴンドウ座礁。同じイルカ(クジラ)だけど、明らかにフォルムや色が違うので不気味。このパッと見で「これはヤバい」と感じさせる絵が良かった。恐怖感、絶望感という意味では『エヴァ』の量産機とかなり近いものがあるんじゃないかな。
 からの今週も既存キャラのギャングランクオチ。これホント面白い。既存キャラの再利用というか、物語がインフレしても既存キャラが全然死なないってのは長期連載となった『べるぜバブ』でも感じた美点。
 まぁ、ただの合図だったらわざわざ銃使わなくてもよかったんじゃあ……とかそういうことは思わんでもないです。まぁ、日常業務で絶対使わない音、ということではいいのかもしれないけど。

『仄見える少年』

 先週、裸の件に言及しないのがスマートで良いとか書いたんですが、今週ちょっと出てきたわ。まぁ、必要最低限って感じだし、先週言いたかったこと、思ったことはそれほど変わらないです。
 姉貴の元に現れたハゲ。要するに耳なし芳一スタイルってことなんだけど、そのお経がカチューシャの位置に書かれてて妙に可愛い。ここらへんのハッタリ重視のビジュアルってのは松浦先生の前作も連想するかな。
 哀別&小町の微笑ましい女子トーク……と思ったら哀別さんが失言。 “特にお風呂が最高なんだよ〰!” は笑ったわ。女子が好きそうなポイントとしてまぁ定番の発言ではあるんですが、誤解されても仕方がないw 「広い家なんだよ」程度だったらまぁいいけど、お風呂入るほどの関係とは……。そっからの哀別、小町、伊織がデフォルメになるコマも好きです。こういうの可愛いからもっとやってくれ。

『ぼくらの血盟』

 最終回でした。話的にもうちょっと続くと思ったんですが、最後だった。急に終わった感ハンパないし、ここまで極端なのも久々だと思うんですが、何度も書いたと思うけど、基本的にはジャンプシステムが悪いのでまぁこうなるのは仕方ない。「打ち切られたときにキレイに物語を締める技術を磨いてください」なんて言うバカも、言われて従うバカもいないでしょ。これはもうシステム上の問題だから、システムから変える以外はもう無理だよ。
 あと、やっぱ最終回は巻末じゃなかったですね。これはシステム(慣習)的な部分を変えようとしてるんだと思います。
 自力脱出からの大岡裁きならぬ王裁き。 “おれ達も…ごめん” からの “一番に謝らないといけない相手がいるでしょ” 。このあたり子供世界の正しい謝り方って感じで面白いです。小学校で先生に「先生に謝っても仕方ないでしょ」と諭される感じ。子供っぽくて好きな場面なんだけど、同時に真理でもあるよね。贖罪や許しの話になるんだったら一番大事なのはあの子。
 ということで登場。引きの絵だと角生えてて普通に可愛くも見えるんだけど、寄りになると左目の改造感とかものすごい悲劇性を帯びてる。このどっちにも見えるバランスは良かったと思います。全コマ悲劇だったらしんどすぎるというか。しんどすぎると「許せるわけねぇだろ」って話になっちゃいますからね。
 んで、抱きつきエンド。やっぱショタは抱きついてるときが一番可愛いんだなぁ。松井先生も言ってた(言ってねぇよ)。
 ということで終わり。面白かったですよ。惜しい。あとは、最終回はコウくんが常に可愛かったので非常に良かった。最後らしい気合いを感じた。まぁ、年末年始で休みがあったってのもあるかw

『高校生家族』

 一挙2話。巻末に2連続というのがなかなかトリッキーだったと思います。
 1話目。バレー部。監督が父の中学時代の後輩。ややこしすぎるので笑った。高校生親父というう設定でまだ新鮮に笑えるとは……。監督が頭が上がらない雑用。この時点で面白いんですが、そんな監督と同じくらい重要になってくるのがマネージャーの赤井さん。監督の先輩の雑用という時点で面白いんですが、ここに普通の高校生であるマネージャーが加わることで三竦み、ジャンケンの構図が完成。上から下への命令が以下無限ループ。赤井さんは大ボケ2人を相手にするわけだけど、単にツッコミ的な役割ではなく、2人と同じことをやってるだけなのが良い。ある意味、たった1つのボケだけで1話が構成されてるようなもんなんだけど、めちゃくちゃ良かった……超好き……。
 2話目。再びバレー部。しかし部活時間外の話。従来の主軸だったバレー部エースと父の絡みなんだけど、父の爽やかギャグから始まり、その爽やかさが次第に2人の間にも発生していくので笑った。青春感なんだけど、若干のBLみが出てきて、再び別の意味の青春感で落ちる。どっちも青春感だし、仲良し感なんだけど、アプローチが真逆w
 最後の長男の “ごはんできてるよ…” も最高でした。「理解を諦めた」というアオリがまた絶妙。ツッコミ放棄なんだけど、長男は長男で言ってることがおかしい。

巻末解放区!WEEKLY週ちゃん

 ネタハガキ東西戦。1/29は南極の日ということで、お題は「南極あるある」。今回はお題が非常に良かった。それぞれが自由にネタを送ってきてるんだけど、その中で似たような傾向のネタがいくつかあって、もはやそれこそが本当の「南極あるある」なのではないか……みたいな気持ちになってくる。
 東の最優秀賞、星の子ポロンさんの「ジャンププラス読もうとする時」があるかと思えば、西になみのりくじらさんの「ジャンプの発売日」がある。なぜか南極でジャンプ読もうとする人が複数発生するこの事実だけでもう面白い。ネタ単独としても面白い。ジャンププラスとジャンプ本誌の違いも現れた2ネタになってるのも良いですね。星の子ポロンさん方のネタはジャンプ電子版でも成立するんですが、分かりやすさとしてはやはりプラスなんだと思います。おかげで別のネタとの間にある種のコンビネーションが生まれてる。
 高岸秀親さんの「南極点でどこを向いて寝ても北まくら」、(仮)スマ戦車さんの「南下できない」、そしてとねこさんの「地球一周して遊びがち」。南極点ネタでどれも似つつ、どれも違って面白い。ちょっとアカデミックな雰囲気がまといがちなのも南極あるあるあるあるだったと思います。
 想像だけど実際に行った人の中ではあるあるになってそうなネタとしては、カリンさんの「ペンギンのカメラ慣れ」、たてぶえサックスさんの「寒さより乾燥をすごく気にする」とかすごく好き。実際どうかは知らんけど、知らない人にそうウソをつかれたら、リアルだと信じてしまいそうw
 ひまわり戦車さんの「足元の氷でカキ氷」。北極じゃなくて南極ならではの要素が入ってて見事ですよね。北極はでかい氷で、南極は大陸。これも実際にやったことある人じゃないと気づけなさそうな発想なのですごい。
 西の最優秀賞、ゲインズさんの「地球儀での扱いが悪い」。これは南極行ったことない人でも気づける視点なんだけど、南極の当事者だからこそ感じる不平ということで妙なリアリティがある。そして、これも北極じゃなくて南極だからこそですよね。北極は上にあるからまだ目立ちますし。まったくの予想外の発想という意味では今回の中でベストかも。
 照りさんの「『みぞれ』は夏の季語」。これも発想がすごい。こんなこと思いつかないよw てか、他のネタは「ホントにそうかも!」という説得力が感じられて面白いものが多かったんですが、このネタは完全にウソ。ウソなんだけど、なんか分かる……と納得してしまう。
 半額カーネルさんの「刑事ドラマのラストは」。これもちょっと似たノリありますね。南極の中だけで世界が形成されてる感。ファンタジー的な広がりのあるネタで好きです。

 ちょっと今回拾いすぎた気がする。これなら全部拾えそうな勢い。そうか、私はあるあるネタに弱かったのか……

次号予告

 稲岡先生カムバック。ミステリー的な雰囲気なんですかね。タイトルからして怪しい。あと、篠原先生のタイトルもだけど、タイトルが覚えにくいw いや、一見して覚えにくいと警戒するから逆に覚えやすいってのはあるかもしれない。真面目なタイトルつけてる残りの2組が少し可哀想にも思えてくる。
 たぶんギャグではないってのが驚きなんですが、電子版限定の短期連載の奴と似た路線なのかもしれませんね。一癖あるラブコメみたいな雰囲気だった……気がする。広告越しの印象です。
 今回の新連載陣、「伝説襲来! 新鋭顕在!」というアオリがついてるんですが、稲岡先生ってどっちでもない気がする。ちょうどその間というか。

目次

年始あっとゆー間すぎて時の経過わけわかんない。長谷川先生お疲れ様でした!!
(『ブラッククローバー』)

 連載終了お疲れコメントが1号ずれまくる田畠先生。それもこれも『ONE PIECE』が悪いw

洗眼薬のカップを担当が20個送ってきた!黒死牟ですら6個で足りるよね?
(『BUILD KING』)

 しまぶー『鬼滅』読んでたのか、と妙に微笑ましい気持ちになった。てか、このエピソードをそのまんま『BUILD KING』でギャグにできそう。こうしてネタを考えてるのかもしれない。

愛読者アンケート

 新連載と読切について。新連載の方。歴史用語の中で分かるもの、分からないものを聞いてきてて面白い。歴史ものってかなり珍しいからジャンプ編集部的にもここは慎重になってるのかもしれませんね。ある意味、このアンケートが本編と同じくらい面白い。

総括

 巻末の広告、千空がドライヤーの宣伝してて正直爆笑しました。『鬼滅』『呪術』とかもそうだけど、アニメ化してヒットするとわけの分からないコラボ宣伝とかして間抜けな絵面になること多いよね。その中でも千空のドライヤーは屈指のクオリティでした。KOIZUMIありがとう。

 今週のベスト作品。どうしよう、新連載か読切。どっちも変なことして面白かった。総合的な面白さでは新連載だけど、変なこと度合いで考えると読切。だとするとベスト作品は読切にしたいかな。
 ということで、『若君』は次点。あと『ブラクロ』『SAKAMOTO』『あやかし』あたりも次点。

 今週のベストコマ。『ブラクロ』より、グラサン外しからの “悪魔憑きの” “才能に” 。メガネ演出としてはそこまで特別なものではないんですが、ビジュアルの不気味さで迫力のある場面になってたと思います。

 最後に今週のベストキャラ。若君じゃないよ。

  • 赤井 『高校生家族』
    • お前がそんな重要なの!? という驚きがあって最高でした。てか、家族以外にもそれぞれ良い感じの脇役が増えてきましたね。今回は初めて友達ではない。そういう意味でも新鮮でした。

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