とりあえず『生徒会』記事は平常運転に戻ります。
#612
扉は私服スズ。最初、これはトリプルブッキングの奴！！ と思って見比べたけど違った。
開幕早々、会長が2コマぶち抜き。しかもコマ枠線を飛び越えてくるタイプなのでなかなか迫力がある。セクシーポーズというわけではないのだが、日常の中に潜む魅力を感じる。
話としては靴ひもがほどけない。よく考えたら上履きがひもタイプってのが意外でした。まぁ上履きのないタイプの高校通ってたので一般的な高校の上履きを知らないのですが。
オチはアリア。ひもがほどけない、からの共感。一応同じ悩みを抱えてるはずの会長が冷静に解決策を提案して終わるのが良い。クール。
てか、アリアが穿いてるの逆に意外、みたいな倒錯ありますね。いや、たまに穿いたからこそミスったのかもしれない。
津田家。生ゴミを捨てる際、いらないチラシで包んで捨てると臭いを軽減できる。からのタカくんにパス。これ『妹は思春期』でも似たような話ありましたね。真っ先に想起してしまった。同じ内容ではあるんだけど、城島シンジとタカトシでキャラクターが違うので、その行為に対して能動的か受動的かという違いがあって面白い。タカくんの特殊性が際立ったようにも感じるけど、シンジはシンジで明け透けすぎるのかもしれないｗ
続き。シンクの蛇口を拭き掃除するウオミー。意外と雑菌がわきやすい。そこにコトミが絡んで、意外と汚れやすい蛇口をとあるトイレ事情と重ねてオチ。ただ、これは単なる下ネタではなく、あくまでも女子同士の平常時の会話（2人ともボケキャラだけど）。それをたまたま聞いてたタカくんが男女のトイレ事情の違いを痛感する。ツッコミで終わらないのが独特で良いですね。女子社会のリアルを垣間見る感覚がある。トイレのおしっこからの蛇口だから、蛇口の形状的に男子のアレになぞらえた内容なのではと身構えてしまったんですが、実際は真逆のような話であった。
スズママ。昔のスカートが履けなくなってしまう。それを黙って見てる、黙って聞いてるスズが何とも言えぬ味わい。オチも同様で、バスルームでの同じようなトラブルを聞いたスズが虚無のリアクションをして終わる。ドア越しなのでツッコむわけでもなく‥‥というバランスが良い。スズママの独り相撲感も楽しいし、スズのツッコミ疲れみたいな感じもある。
サブタイが「普段はフロント」。突然のカミングアウトで驚くんですが、話としてはかなり重要な情報でもありますね。サブタイの比重が大きい。
ちなみに2コマ目にはボアがいて、同じく虚無のリアクション。まぁワケも分からないということなのでしょう。世間話を黙って座って聞いててくれるボア、という状況が地味に多幸感あると思うの。ペット憧れ。
横島先生。やすりで爪のケア。丁寧なその様子にスズが感心してると、その真意が明らかになってオチ。爪のケアで下ネタというと、AV男優は常に深爪状態をキープしてる、的な話が思いついて、今回のオチもまぁ方向性としては同じなんですが、やたら具体的なその内容がおかしい。そしていつもの簡素なイメージ図も今回良いですね。妙にリアルというか、生々しさを感じるｗ
ちなみにサブタイの「おうごんのつめ」はおそらく『ドラクエ3』由来。本作はちょくちょくドラクエ関連のワードは出てくるんですが、久々かもしれませんね。
ラストページは連結8コマ。とはいえ、時間が連続した4コマが2つ並んでるような内容。4コマ目にツッコミ（リアクション）が入るので、しっかり落ちた感があるんですよね。
んで、8コマを通じて語られるのは慣用句。「尻に火がつく」からの「尻を叩く」。前者に対してアリアが下ネタにして一旦のオチなんですが、その後のスズが言った後者も容易に下ネタが連想できますね。そこはスルーで、別の慣用句の話に移る。そう単純ではない。読みながら、タカくんは尻に敷かれるタイプ、とか思ったんですが、それも出てこない。まぁこれは以前に似たような話が出てきたか。
んで、オチとしては慣用句を考えた先人達に対してタカくんが慣用表現で賞賛を送り、そこからのリスペクトが台無しになるオチ。それまでの「尻」ネタは割と分かりやすい下ネタというか、性癖の話だったんですが、このオチは急に倒錯具合がレベルアップするので笑う。マゾ的な趣味は分かるのですが、あれはさすがにイヤだなぁｗ
終わり。平常運転に戻りました。木曜深夜までの更新をキープできるように頑張ります。問題はジャンプ記事の方なんだよなぁ‥‥。
今週のお気に入りとしては「右のつづき」。ウオミーとコトミで強烈な下ネタが飛んでくるのかと思いきや、タカくんがツッコめないような話になるのがとても意外で良かった。女性社会に対するギャップを感じる内容で面白い。
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