北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2021年19号の感想

週刊少年ジャンプ(19) 2021年 4/26 号 [雑誌]

週刊少年ジャンプ(19) 2021年 4/26 号 [雑誌]

  • 発売日: 2021/04/12
  • メディア: 雑誌

 『モンハン』のアプデ来るよー!!!

背表紙

 ジャンプ名台詞 in 英語。また英語かよ。『アンデッド』の風子。今は若い作品のターンに入ってるので、ひょっとしてベテラン勢と比べると海外進出してる国の数が少ない、とか?
 ちなみに、英文は本コーナー史上最も簡単でした。中学の授業理解でき照れば余裕なのではないでしょうか。

表紙

 新連載。本格バド漫画が始まるぜ!! と期待したい気持ちもあるんですが(バド好き)、まぁ無理ですわな。

読者プレゼント

 競馬。これはあれだ、プリティでダービーしてる例の奴。まぁ中身は全然関係ないけど。ちなみに私、ハルウララと誕生日が同じなんですよ。同じ誕生日の有名人探したら一番有名なのが馬でショックを受けたんですが、まさか2021年になって名前を聞くようになるとは。ちなみにやってないです。
 グッズ紹介が競馬の名前風に紹介されてるんですが、「ウマノヌイグルミ」で爆笑しました。そのまんますぎる。工夫ゼロかよ。

巻頭カラー『アオのハコ』三浦糀

 新連載。同名読切の連載化なんですが、その読切、私の2020年の読切ベスト3です。珍しく意見が一致したな。ちなみに1位が今号のショートフロンティアの人で、2位がバドミントン漫画。ちなみにちなみに、本作の作者、講談社で連載してたりした人なので一定の面白さは納得というか「そりゃそうでしょうね」感。そして、「ワシが見つけた」的な悦に浸れないのは困りものです。
 本編。読切時の人物名覚えてないんだけど、メインの2人にもう1人加えて猪鹿蝶。分かりやすく連載用に足し算してきたな。猪鹿蝶といえば『勉強』も思い出しますね。猪突猛進!!(それは『鬼滅』)
 とにかく蝶の人。猪鹿蝶で3人が等分みたいな雰囲気あるけど、表紙とか巻頭カラーからして猪鹿の2人がメインなのは明確なので、その落差に泣ける。蝶野の名前の時点で涙を誘う珍しい存在。元気いっぱいで良い子そうなのが余計に泣ける。まぁそんなメタ的な可哀想な感じ込みで人気が出る可能性もあるんだけど。それを計算して作ってるんだとしたらちょっとイヤだなw 最近のジャンプだとO野寺さんとかレジェンド級の人気だからそれを計算するのもありそうっちゃありそうなんですが。
 予告ビジュアルっていうんですかね? 予告ページであった両手の指でハコを作ってるポーズ、あれ超可愛かったので今号の表紙、巻頭カラー、本編のどれにも出てこないのでちょっとキレそうw てか、あの絵はどこから出てきたの? 覚えてないけど読切のものを引っ張ってきたとか? かなり珍しいパターンなんじゃないかしら。
 「マゼ○ニューエン」が誰か分からなかったんだけど、体操の人らしい。ググったらものすごい爽やかな笑顔がヒットして笑ってしまった。とはいえ、ものすごい軽薄なことを言っているようで彼女は彼女なりにスポーツに対する情熱があると伝わってくる。ここらへん良いですね。ぶっちゃけバスケもバドも新体操も掘り下げるつもりないと思ってたけど、意外とそっち方面も期待していいのかも。
 甘酸っぱくも可愛らしい恋模様が描かれつつも、定期的に決め絵となるようなショットが連発する。初回ならではの密度ってのもあるんでしょうが、「あーこういう感じか」と本作の楽しみ方が何となく察せられる。個人的にはホッカイロ持ちながらの上目遣いのショットが好きです。見てると思ってたら見られてた、という驚きも好き。
 その後も「なかなか良いんじゃないでしょうか」という感じで読み進めてたら、ラストの奇妙な共同生活オチでぶったまげたw そ、そんなベタな展開になるのか……。もちろん読切のままだと話が完結しちゃってるので何かネタを足さないと連載が成立しないってのも分かるんですが。「うっそーん!」と心底。ただ、よくよく考えると、全編を通じてこのオチに向けた布石はいろいろと打たれたんですよね。起きたらすぐ顔が見れるとか、母親のくだりとか。とにかく驚いたけど、同時に納得もさせられてしまう。
 終わり。連載用の設定に驚いたのと、蝶野さんに泣きました。あとは主人公の友人、笠原くんに注目だ。メガネだぞ。主人公の友人がメガネというのもまたベタですね。

『呪術廻戦』

 スーパー説明ショー。一応虎杖がバカ役なんだけど、ちょくちょく「説明を分かりやすくするためのワンクッションです」という意図が明け透けになってて面白かった。
 ケンジャク。加茂ですらないのか。そして漢字がめんどくさい。
 そんなケンジャクの目的なんですが、どう考えても人類補完計画。進化のための同化。敵は味方組織の奥底に眠る天元に触れたら勝ち。『エヴァ』じゃん。ターミナルドグマじゃん。

ONE PIECE

 ゾロの龍斬り。大々的に出てきてテンション上がったけど、意外とあっさり終わっちゃいましたね。その結果もカイドウから「やるじゃん」的な評価をもらうだけで終わっちゃったので、ぶっちゃけこのくだりまるっとカットしても成立しそう。まぁもちろん、ゾロがカイドウに勝っちゃうなんてことは考えてなかったけどさ、とはいえあっさりだったな。あの傷が後にルフィに勝利をもたらす遠因となるのだった……みたいな可能性もあるかしら。
 んで、ルフィ覚醒。覇王色をまとう。明確に成長のロジックが説明されたのは良かった。一応ゾロもそこに向けた布石だったとも言えるのかな。ただ、触れてないらしいのですが、それでも武装色まとう意味あんの? とか細かいことは気になりました。まぁ、覇王色が上位互換なんで武装色はもういりません、とかなったら興醒めなんですが。
 あと、覇王色が直接バトルに活用される件。覇王色って生まれ持ったものという印象だと思ってたんだけど、だとすると選ばれしものしか世界最強クラスのキャラとは戦えないってことにならない? それはちょっとイヤだなぁ。『黒子のバスケ』における「ともちげ」のときに感じたイヤな感じとも似てる。たとえが古い。まぁ、一応ゾロが覇王色っぽいことになってたらしいので、覇王色ない人でも果てなき研鑽の先に疑似覇王色みたいなものが得られるのかもしれないけど。
 まぁともかく、ルフィがカイドウとタイマン。ここまで分かりやすいタイマンになるとは意外でした。もちろんめちゃくちゃアガる展開ではあるんだけど。

『逃げ上手の若君』

 相変わらず若が可愛すぎるんだけど、それにしても本話はまたその方向に突き抜けてますね。コスプレまでしちゃったよ。ケモミミかよ。松井先生、いつ頃からショタが武器になると自覚したんだろう。ラブコメ作品の美少女キャラばりに「ショタで勝負だ」的な圧がすごい。いや、好きですよ。大好きだからいいんだけど。ただ、愛犬が死んで、あまりに寂しいので代わりの犬を飼ったら以前の愛犬と同様に愛せるのか、以前の犬の代わりとして愛するのは新しい犬に対して不誠実なのではないか、みたいな悩みは正直あります。今までそういう感想控えめにしてたのはそういう理由です。好きだよ、好きだけどさぁ!!(キレ)

僕のヒーローアカデミア

 今更気づいたけど、この学生という立場を捨てて野良ヒーローとして暗躍するデク、『ヴィジランテ』だよね。ついに本編が『ヴィジランテ』に追いついたか。てか、結局『ヴィジランテ』的な話になるんだね。職業ヒーローという設定も面白かったけど、結局は。
 新生デクは歴代の個性を使いこなす。使い分ける。煙幕はって、危機感知で敵に気づいて、黒鞭で自由に動く。前も言ったけど、危機感知と黒鞭のコンボがもう完全にスパイダーマン。さすがに露骨すぎない? と少しハラハラします。

センターカラー『Dr.STONE

 前号書くべきだった感想になるけど、千空の地球全部石化作戦、自分たち以外に生きてる人間はいないって前提なのかしら。石化から復活した人がいてもおかしくないし、何らかの理由で新たな人類が生活してる可能性もあるよね。それを無視してる気がして、いいのかそれで感が少しある。スケールのでかさにワクワクして気づかなかったけど。まぁ、それこそ「でぇじょうぶだ ドラゴンボールで生きけぇる」問題と同じ話なんですが。

『SAKAMOTO DAYS』

 シンとルー。心を読まれると思うと落ち着かない。至極当然の話なんですが、なんかルーが子供じみた癇癪を起こしてるみたいな話になってるから面白い。この設定を掘り下げるなら当たり前の話なんだけど、まぁ逆に言うと今日まで特に気にならなかったってことはそれだけうまく行ってたということでもある。
 んで、さらわれる。「髪の色変えやがって」と見間違えられるのは単に作者の画力の問題……とか思わんでもない。その後も車内でべらべらと重要な話をしてるのは少しアレ。まぁあいつらが素人ってことなんだろうけど。
 あと、今言った「画力」というのはここでの意味は非常に一面的なもので、本作は今の連載陣の中でも指折りの「絵で勝負する作品」だと思ってます。そしてそれが成功してる。つまり本作は絵がうまい。絵がうまいって何を指すのか難しいですね。だから私は敬遠しがちな話題。

ブラッククローバー

 敵もユナイト。共食いみたいな展開だとよくある奴なんだけど、本作だと味方サイドのユナイトと鏡合わせになるのが面白い。からの “多分めちゃくちゃすげーんだろうけど” “オレは魔力を感じないからよくわからんッッ!!!!” は笑った。アスタが魔力感じないなんて当たり前の情報なんですが、このシリアスな場面での敵のパワーアップ展開に対してこのセリフを持ってこられると笑ってしまう。前回のアンチ魔法無双もそうだけど、基本設定を繰り返すだけでこんだけ面白くなるのホントすごいと思う。

『夜桜さんちの大作戦』

 アイ氏が瀕死。からの敵の光堕ち。そりゃあんな可愛いワンコと戯れたら心も浄化されるだろうよ、というこの上ない説得力。まぁ正直、自己犠牲でアイさん救うみたいな展開は正直都合も感じるけど、一応設定に即した説明は入るし、それが七悪とのバトルの裏返しになってるので普通に良かった。アイさんが悲しむのは見たくないけどな。まぁ、とはいえ、これでアイさんの保護者がいなくなったのであとは夜桜家で保護しときますね……というハッピーエンド(これありきに見えるから都合が良いと言った)。
 そんな自己犠牲からの “たった一人のために死ぬ…か” “バカだな” の流れも非常に良かった。自爆だから同じことなんだけど、人の命を単なる数で比較しようってのがクズですね。

『高校生家族』

 オッサン高校生とタバコ。反射的に「別にいいだろw」と笑ったんですが、後に生徒指導の先生が犯人説出た場面では「校内で吸ったら大人でもダメか」と考えが変わったからいい加減なもんだ。リアルに考えると、成人が校内で吸う分にはアリなのかな。もちろん学校がルールを別に設けてたらそれに従うべきなので、今時の学校だと校内で吸えないのが一般的……なのかな。たぶん。ヤニ臭い先生とか昔いた気もするけど、服に染み込んでるパターンとかあるから詳細は知らない(覚えてない)。子供に悪影響とかそういう理屈で普通はアウトなのかな。今回は吸ったという行為も問題視されてるので。単純所持だったら問題ない可能性もある。ちなみに、大麻は所持がアウトで、使用はセーフなので、見つかる前に吸い切っちゃえばセーフらしいですよ。舐達麻が言ってた(捕まっちゃったよ)。

センターカラー『ウィッチウォッチ』

 未だにタイトルが覚えられんとです。ヒロシです(古い)。
 本編。傘が “骨の折れる仕事だぜ” 言うのが面白かった。魔法で強度を上げないとお猪口になって失敗すると思うんですが、直後に敵の魔法が服を強化してたので理屈は通る。
 ただ、 “硬いほうがいンだよ” のくだりは正直よく分からなかった。別に硬くなかったら破くだけなので「硬いからむしろ」が分からない。
 スカートの部分を殴ったのに上半身だけ割れるのが謎……と思ったらタイツでした。極端にエロを隠すわけじゃないけど、積極的に打ち出すわけでもない、というバランスはなんか面白かったです。やるならやる、やらないならやらないの両極端になりがちだと思うので。
 あと「鬼受け身」も笑った。知らねぇよ。説明くれよw

『マッシュル-MASHLE-』

 レシーブ。バンジーガムでボールが離れないのかと思ったw そこにバック走という本作独自のロジックを入れてきたのが良いね。てか、今週バトル展開に細かくロジックが入って、そこにいちいちツッコミが入るから楽しい。『マッシュル』の本格バトル回の真骨頂という感じだ。
  “なんか単語に魔法学校感ないんだよな〰〰” 。面白い指摘ではあるけど、今更感ハンパない。新キャラに言わせるとかいくらでもやり方はあったと思う。

『クーロンズ・ボール・パレード』

 ショートのすごさを見せるんですが、ピッチャーのスタミナ温存のため「打たせて取る」。大リーグボール1号的な奴だ(偏った発想)。ショートの話なのにピッチャーとキャッチャーのすごさも強調されててうまい構成。キャッチャーのリードで勝利する(細かい勝利)展開はやっぱり楽しい。本作の一番の魅力と言えるかもしれない。必殺技的なアゲを感じる。
 からの敵ショート。双子とかベタな設定来たなぁw からのメガネ。極度の近視らしいけどプレーに支障は出ないのだろうか。ぐるぐるメガネを試合中にかけるとは思えないんだけど。まぁたぶん近視ならではのスーパープレーみたいな話になるんでしょうね。それは楽しみ。

センターカラー『僕とロボコ』

 メイドだけで構成されたアイドルグループ。作り物であるロボットにアイドルをやらせる意味とは。人間のアイドルも同じような顔と同じようなキャラクターの集まりでしょ、という風刺である可能性を疑ってしまう。
 とか思ってたらプロデューサーが “OMはロボットだ 歌やダンスが上手いのは当たり前 僕が見ているのは「心」さ” と言ってるので唸った。なんかそれっぽいこと言ってるギャグなのかもしれないけど、普通に的を射てるというか、本作のロボット観が意外なほどにリアルなので驚く。まぁ、この手の、人を呼んでおいて「本物は一目見たら分かるんで」とドヤってくる展開あまり好きではないんですが(普通に失礼)。
 とにかくロボット観が意外とリアルなことを踏まえると、ロボコが自作の歌を披露してるのを見て “この子だ!!” となるのは納得。AIが作詞作曲するってかなりすごいことですよね。こうなるとロボコがクソ漫画描いても、驚くより先に「ロボットが自律思考でここまで?」と感動してしまうと思うんだけど、それはギャグ漫画的に大丈夫なのか。
 あと、「意外にもロボコは受け入れられた」みたいなナレーションで雑な飛躍展開する感じ、『こち亀』を思い出したぜ。「意外と」とか「逆に」に頼りすぎてる感じとか。
 ラスト。「ロボコロス」という文字レスが「ロボ殺す」に見えて怖い。このような話を『新米婦警キルコさん』が終了した直後に書いてたなぁ、と懐かしい。kill殺す。

『アンデッドアンラック』

 ジジイかっこよかったから再登場して嬉しい。嬉しいけどジジイじゃなくなったから少し寂しいw
 前回出てきた兄弟子が死体で、なんで死んだのかと思ったら、目の前の人が師匠でその師匠が殺した。この意外性はとても面白かった。まぁこういう良く出来た、良く出来すぎた話は同時に「狭い世界だな」みたいな印象も湧くんですが、個人的にジジイが好きなのでこれはアリ。大いにアリ。前回、兄弟子が死んだ件、遺物で操ってることについて “恨むか?” というセリフがあったんだけど、それも今回の内容を踏まえて読むと味わい深いですね。
 あと背中を使うってのも面白かった。すげぇ意外。かっこよくなるのか不安だけど、まぁ勝算はあるんでしょうね。楽しみ。

『破壊神マグちゃん』

 新年度。いざ3年。女子組はバラバラ、イズ錬とは同じクラス。ラブコメ要素が増しそうですね……って本作の場合はあまり想像できないか。とりあえず錬のイズマへの嫉妬ギャグは好きなので今回も見れて嬉しい。たぶん今後もラブコメはこの程度だと思うw まぁ多少は錬の方で何かあるかもしれないが、ラブコメというよりは良い話系の回になるんじゃないかな。
 マグちゃんが化ける。前にもあったけど、相変わらずキモいw 今回はアクション要素も多めでよりキモさが強い。そこが良い。あと、今だとミュスカーとの比較という意味でもオモシロも加わってると思う。
 からの藤沢都市伝説オチ。この噂が一人歩きしていくオチ、前にもありましたね。前はコンビニだっけか。なつい。おそらくこのためだけに出てきたと思われる1年組の2人のエピソードも微笑ましくて好き。中学3年間で一番の親友になるかもしれないw
 噂の件でオチはついたので、ここで終わってもいいと思うんだけど、エピローグ的に良い話がつく。やっぱ流々マグが最強よ!! と叫びたくなるような尊さ。流々ちゃんが単なるツッコミキャラではないから、こういう唐突とも思えるタイミングでの良い話展開に嫌味がないのかな。
 あと、今回チヌが出てきて嬉しかったです。

『あやかしトライアングル』

 ラチカは画楽が引き取る。なんか意外。祭里かすずのどっちかと奇妙な共同生活始めると思ってたというか、思い込んでた。しかもあの姿が変化してるらしいのも驚く。さすがに(精神)年齢にリンクさせてるとかそういう設定だったりするのかな。そこややこしくしても別に面白くならなそうだし。

『ハッピー・ハッピー・バースデイ』百瀬直

 ショートフロンティア。百瀬先生の前作『ポポ』は、2020年の読切マイベストです。1位降臨だぜ。まぁ、屋宜先生は10年間の中で1位だけどな(しつこい)。
 そんなこんなで楽しみにしてたし、今回も百合っぽい感じの人物配置で面白そうだったんですが、が、『まどマギ』やないかいこれ!! 10周年おめでとう! 映画も楽しみだね!
 ぶっちゃけ話が被ること自体はそれほど気にならないんだけど、ショートフロンティアは短いページの中でどんでん返し的なオチがついて「あー楽しかった」とサクッと満足度を得られるのが企画の主旨だと思うので、そのオチの部分が『まどマギ』な点は必要以上に損をしてる気がする。
 『ポポ』でも好きだった異形キャラが今回も出てきて可愛かったし、可愛いだけじゃない魅力があったのは確か。確かなんだけど、ここも『まどマギ』感すごいんだよな。
 魔物が実は……というオチがまさに『まどマギ』なんですが、その直前に主人公に悪魔の誘惑というか、罪の意識をチクチク刺激してきた魔物たちが実は過去の魔法少女たちのなれの果てだった、と分かる部分は非常に良かった。これは『まどマギ』ではない……たぶん。なかったよね?
 まぁそんなこんなで今回のモモモモ対決は百田先生の勝利になるかな。別に戦ってないんですが。

『灼熱のニライカナイ

 『ソウ』みたいな状況に追い込まれててちょっと笑った。権平先生が喜ぶ奴やんw(前号の目次です)
 突然メガネ出てきて誰かと思ったけど、神宮寺隊長なのね。めちゃくちゃ似合うやないかい……と思ったら劇中でもそう言われてた。やはりメガネは良いぞ。
 からの海中呼吸。例の神宮寺メガネシークエンスの終わり、 “海中呼吸に成功した” という語りが差し込まれるコマ、そこに描かれてるのはファミレスで食べてる最中のハンバーグ。そしてその直後に明かされる海中呼吸の真実ですよ。要するにウミガメのスープ的な衝撃なんですが、それを事前にさりげない形で「肉を食う」という絵を入れてるのがマジ芸術的。あの場面がマーマンの肉を食べた瞬間なのかは分かりませんが(可能性としてはある程度)、暗示、示唆としては完璧ですよね。マジしびれた。

『BUILD KING』

 最終回。やっぱりケツ掲載ではない。打ち切りの中でも惜しかった作品はケツを免れるとかではなく、一律でケツを免れる仕様になったんだと思う。
 そんな最終回。ちょっとビビった。さすがしまぶーと言うべきか、ベテラン作家は打ち切り観が今と違うと痛感した。潔すぎるぶつ切りエンドなので笑った。最近こういう終わり方ないですよね。みんな律儀に物語を締めようとする。まぁ若手作家は「これも経験だから」的な助言を受けて物語を完結させてるのかもしれないけど。最終回付近で展開が急に駆け足になって笑われることありますけど、終わらせようとしてるだけ誠実とも言える。しまぶーの開き直り的なエンディングにはちょっと目が覚めるような衝撃。いや、別にこういう終わり方初めて見るわけじゃないけど、最近のちゃんと終わらせる傾向に慣らされていたのだな、と。
 まぁ、とはいえ全部丸投げしたわけではなく、ちゃんと最終3巻には描き下ろしで続きが載るそうです。『アイアンナイト』パターンですね。てか、『アイアンナイト』も結構ぶつ切り的な終わり方で最近の傾向には当てはまらないか……ってそもそも最近の作品ではないw 逆に言うと、単行本で完結エピソードを描き下ろすことが決定した状態でジャンプ用の最終回を別に作らなくちゃいけない、というのも酷な話ですね。いやしかし『アイアンナイト』は本当に面白かったなぁ……(屋宜ネタに逃げるな)。

『アイテルシー』

 普通に面白いし、めっちゃ可愛いんだけど(早着替えのとこ最高)、ちょくちょくマジしょうもないギャグが差し込まれるのが独特すぎますね。稲岡先生はやっぱギャグ作家だよなぁと思い出させられる。このアンバランスさ、めっちゃ好きかもしれない。何なら本作の醍醐味はここなのかも、とすら。
 からの第一章の幕開け宣言。まだ序章だったんかい!! という衝撃。いや、今までの10話も落ち着きがないというか、「こういう作品ね」と安定するようなことが一切なかったんですが、この急展開がデフォルトみたいな話法がまだまだ続くのですね。なんかすごいわ。さすがに作品のコンセプトとして事前からある程度考えられてたことだと思うんですが、それを担当に対してどのように説明したのだろうか。「まだ序章だったんかい」が何度も繰り返させるシステム、すごい。

巻末解放区!WEEKLY週ちゃん

 4/12はパンの記念日。ということでパン2個コーデ選手権。よくあるコンビニグルメの回。毎回だけど、コンビニのことを何も知らないと痛感します。自覚はなかったけど、興味が薄いのかもしれん。コンビニでの買い物がテンプレ化してるというか、保守的というか。
 とりあえずファミマのメロンパンがめっちゃ食べたくなりました。メロンパンには弱い。女子力10倍メロンパンが特に好きです(何のネタか分かった人に100キタクドル贈呈)。

目次

地球を包むmが誤字で0が一つ足りません。申し訳ない。単行本では修正します <理一郎>
(『Dr.STONE』)

 お勉強要素も本作の大きな魅力だと思うので結構大事な部分だとは思う。まぁ、まったく気づかなかったのですがw(ちょっと悔しい)

アイアンリーガーが大好きです。1番好きな回は20話のダイレクトパス回です。
(『アンデッドアンラック』)

 また上木先生が知らないこと話してらぁ……と思ったら違った。最近の作品かと思ったら古い奴だったでござる。

愛読者アンケート

 新連載についてと、Tシャツプレゼントについてと、部活について。選択肢に帰宅部がありません。不具合。

総括

 遅い。めちゃくちゃ遅かったのですが、ゴールデンウィークでジャンプが1週休みなので、その隙に借金をチャラにしたいと思ってます。これから2週間弱の間にジャンプを2つ分終わらせる。こう書くと普通のペースに思えてきますね(トリック)。これなら出来る。実現可能性がある。

 今週のベスト作品。まぁ新連載でいいかな。面白かったですよ。ハコポーズが見たかったのでそこは残念ですが、楽しみにしちゃってる時点でかなり好きやんけ、という話。

 今週のベストコマ。『灼熱』のハンバーグ。これは圧勝。鮮やかすぎました。ハンバァァーーグ!!!

 最後に今週のベストキャラ。こちら。

  • 蝶野雛 『アオのハコ』
    • 読切が人気で連載になった作品は、読切時との違いを見るのが楽しみの一つですが、この子が出てきた瞬間、「やめたげてよお!!」とシャウトしたくなりました。まぁ、さすがに今時ただの当て馬キャラとかやらないだろうから半分くらいネタの感覚で言ってますけど。

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