北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

『生徒会役員共』632話の感想

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 ここ数日のブログ更新ラッシュすごいと思うの(自画自賛)。


#632

 扉はパリィ。最終回に向けて順調に主要キャラ回してきたな。そんな印象だったんですが、本編を読んでみたら今まで以上に最後のメイン回って感じではなかったです。こないだのムツミもそうだし、ネネもそうか。マジでこのままゆるっと終わるパターンっぽいすね。『妹は思春期』におけるマリア先生帰国のパターンは本作にはなさそう。

 タカスズの日常。 “りんご食べたくなってきたな” に対する “急だね” が良い。ツッコミ役とはいえ、タカくんはそれなりに天然。だからといってハードにツッコむわけではなく、日常会話の相づち程度の返答としての “急だね” 。本作の下ネタのない世界が垣間見えたようで味わい深い。
 まぁ、そんなことは2コマ目までで、当然のように下ネタで落ちる。会長がやってきて、2人の会話に途中から参加する。途中からなので誤解が生じて‥‥というオチ。会長の下ネタ的な乱入に気づかないスズが “わりと一般的では?” と返すのが良かったなぁ。このときは何も知らない。スズの解釈でも話が成立してしまうからおかしい。だからこそオチにおける台無し感がより強まる。

 畑さんによる桜才将棋部の紹介。将棋部。ここにきて急な新情報が飛び出るのでビビる。先日の大会で優勝したらしい。どの程度の大会かは知らないのですが、まぁそもそもそこを掘り下げるつもりはないのでしょうね。一応女子部員がメインとなる将棋部らしい、とだけ分かる。
 女子部員なので、会長が “ここから多くの女性棋士が生まれるといいな” 。それに対してアリアが空耳発動してオチ。これはマジ笑った。シンプルながら、アリアたちの好きそうなパワーワードが飛び出るので最高。廊下とはいえ、部員の邪魔にならないように、と理性が働いてる感じも、そこはまともんかい、という感じで好き。

 会長、限界を迎えた歯ブラシの使い道を考えるの巻。スズ案、そしてアリア案が出てオチ。スズがアリア案と並列に扱われたことに対して不服そうなリアクションをしてるのがいつものことながら可愛い。この異常な世界においては正常の方がマイノリティというか。スズの悲哀を感じる。アリアの下ネタ的な発想に対してツッコむのではなく、会長のリアクションに対してスズが反応、とワンクッション挟んだ形が面白いですよね。

 パリィ。扉だったけど、メイン回という感じではない。2ネタ連続した話になるだけ。これが最後のパリィ回でいいのか、という感じはあるけど、パリィだったらまだ出る余地あるかもしれない。まぁ、これで来週から大長編始まったら笑うんですが。完結予告がされてから英稜生徒会の話がまだ出てないんですよね。何もなくするっと終わりそうな気もするとはいえ、気になるところではある。
 とにかくパリィ。蕎麦屋に行ってきたらしい。スズにすすめられた店に行き、そのことをスズに報告。そのまま日常会話が繰り広げられてたところにネネが入ってきて、パリィが話の概要を説明したら、スズが “誤解されそう” でオチ。これ見事だったなぁ。シンプルではあるものの、下ネタではない。それでいてパリィならではの言葉足らずによるオチになってて唸った。単に日本語が不十分というだけではなく、アニメとかでよく聞くかっこいい言い回しを使いたいからこそ発生したおかしな文章というバランス。

 蕎麦屋の写真。のれんに憧れるパリィに対して、今後は最初から話に参加してるネネがのれんから連想されるものでオチ。今後はしっかり下ネタ、それも思春期らしい下ネタになってて良い。ここまで書くともうオチをぼかせてない気もするんですがw
 日本のアダルトコンテンツに関してはパリィも大好きだけど、パリィは基本ネット経由の知識だと思われるので、現地によって得る経験に関してはネネに及ばず、という2人の下ネタに対する温度差というか、理解の差が良く出てたと思います。スズは蕎麦屋ののれんを紹介し、ネネは別ののれんを‥‥というオチになることでこの2本のネタがキレイに円の形になったような印象すらある。

 髪型を変えようかと考える会長。これは最終回に向けた大ネタの予感!! と身構えてしまうんですが、どう考えても1回限りのネタですよね。なんか変な方向に過敏になってしまった。仕方ないとはいえ、日常のノリのまま最終回を迎えようとしてる(現状)本作に対する姿勢としてこれでいいのか、とはここ数週常に思う。
 とにかく、そんな会長にコトミがツインテールをプレゼン。会長のイメージから真逆というか、ギャップが大きすぎるので、イメチェンとしての効果はめちゃくちゃデカいと言えるかもしれない。スズのツインテールではなく、コトミの、発射角度高めの、というので大分イメージ変わりますよね。結局会長のツインテールは見れることなく終わったのですが、来週の扉とかで出てくる可能性も‥‥? ないかw
 ツインテールをすすめるもの、すすめるポイントがおかしい。いつものように簡略図が出てきて、今回は特に禍々しいことになってるんですが、ツインテールという強力な個性、シルエットとしての個性が強いでコトミがあんなことに‥‥みたいな妄想も喚起するかもしれない。まぁ、いつもの劇中ファンタジーに出てくるツインテールのキャラクターとかの方があり得そうなんですが。

 狭いところに入るムラサミくん。この1コマ目、正直めちゃくちゃ可愛い。過去最高のムラサメショットが出たと言っても過言ではないレベル。まぁ、ムラサメくん最大の個性である靴下が隠れてはいるのですが。
 そんな狭いところが好きな猫について。タカくんが “苦しくないのかな” と疑問を呈するので、ウオミーが登場していざ実践。ラストのコマ、やろうと思えばもっとドキドキするような絵面にすることも可能だったと思うんですが、あえて背中越しにしてるのが本作らしいバランスですよね。M気質のあるタカくんでもピンとこない、というツッコミを成立させないといけない、という事情があったのかもしれない。本来ならああいうのタカくん好きそうではある。勝手なイメージとして。


 終わり。最終回まであと8話です。着実にカウントダウンが進行してるようでつらいですね。あまり考えないようにしてるんですが、それでもやっぱ気になっちゃうし。
 今週のお気に入り。将棋部のネタ。アリアの空耳という超定番の話なんですが、空耳の内容がかなりの大ネタ感あって、空耳の発動がいつもと違った感じになっててとても良かった。空耳ネタにはまだまだ引き出しがある、と感心すら。
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