北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

『生徒会役員共』638話の感想

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 久しぶりにジャンプより先にこっち書いた。


#638

 扉はあらすじ説明であり、署名活動開始のワンシーンであり、本編には出てこないさくらたん&あすかちゃん。たしかに署名活動するんだったらさくらたんの出番だわ。生徒会と知り合いじゃない人からの署名を集めるなら必要(効果は大きい)と思う。まぁ、本編だと知り合い大集合になるのでさくらたんだと話がブレる‥‥みたいな事情ありそう。そういう意味でさくらたんとあすかちゃんをセットにしたのは見事だわ。
 てか、あすかちゃんの登場は予想するべきでしたねw 学園関係ないにしても、登場回数や距離的にもそりゃ出ますわ。

 1本目。署名とは名前を書く行為である、と言わんばかりの内容。ネネからの出島さん。自分の名前を書き間違えるという内容で出島さんがオチ。衝撃であった。ここにきてそんな重要情報ぶっ込みますか。まぁ、読者としては出島さんがメイドになってから10年以上経ってるんですが、出島さんの劇中時間としては数年というギャップがある‥‥ってそれでも間違えないだろって話か。最後だしせっかくだから、という心理が働いた気がしてならない。

 8コマ連結が3本連続して終わり。異例の事態なんですが、最後の8コマ以外は4コマごとにオチがつく感じ。要するに「英稜生徒会役員共」と「生徒会OG共」という括りにしたかったのでしょう。
 んで、英稜の前半。タカくんの “名前を書いてほしいんです” にウオミーが返してオチ。実にウオミーらしい内容であり、「名前を書く」という行為そのものなのがすごい。署名にボケる余地こんなにあったのかw
 後半は森さん。こちらは「書く」という行為がメイン。タカくんの天然かつ勘違いさせっぷりが今日も見事であった。ウオミーもそうだったけど、お馴染みのネタの署名バージョンという感じですね。最後らしい内容というわけではないんだけど、主要キャラが順繰りに出てくる感じはめちゃくちゃ最終エピソードらしい内容。

 OG共。ここは納得の登場ですね。桜との思い出が深いメンツ。なので、署名についてのネタではなく、まずは古谷さんが桜との思い出を語る。 “季節外れの桜なんて 他人事と思えないしね” は妙にメタい印象。そんなメタ的な意味を考えると読者はしんみりしちゃうんですが、だからこそ古谷さんのオチがいつも通りで安心する。南野さんのツッコミもナイスでしたね。辛辣なこと言ってるようでもあるけど、言葉の当たりは柔らかい。2人の関係の長さも感じられてすげぇ良い。
 後半は北山さん。署名以上に効果的な方法があるとの提案。今週唯一の2コマぶち抜きがセクシーショットであった。こういう行動ができるのって意外と珍しいというか、近年の新キャラの中でも異彩を放ってると思う。
 んで、色仕掛けかと思ったら、真意を会長が即見抜いてオチ。OGが現役の頃に見たことある光景だからすぐに分かったのか、想像に難くないという意味での即答なのか。かなり重要な分岐だと思うの。前者だとしたら、桜才現役時代は北山さんメガネですからね。そういう意味でも「ありがとうございます」な人、読者は多そうw

 最終ページ。タカくんが “会長にとってあの桜は大切な存在なんだな” と感心してるとアリアが特別な理由を話す。先週、「そんな大事な桜だったっけ?」となった読者(私です)は反省必至の内容である。いや、第1話を読み返しても特別ピンとくる感じではないんですが(一応桜は確認できる)。これはむしろアニメの影響が大きいんじゃないかと思います。桜のビジュアル頻出しますよね。作者もアニメ気に入ってたんだなぁ、と考えるとなかなか感慨深い。
 とはいえ、まさか第1話の内容を踏まえた話を最終エピソードとして持ってくるとはなぁ。一時はマジで最終回らしい最終回にならないと思ってたんですが、ここまでガッツリとした内容になるとは。こんな伏線回収みたいなことをするなんてマジで驚きました。いや、伏線って表現はちょっと違うかもしれないけど。


 ということで終わり。話の流れ的に来週が最終回っぽい雰囲気なんですが、おそらく来週桜の処遇について結論が出るんじゃないかと思います。学園長の出番でしょうね。そうすると本当の最終回である再来週何をやるのか‥‥やはりフワーリなのでは‥‥。
 今週のお気に入りとしては「生徒会OG共」で。前半も後半も好きです。OGの3人の魅力が遺憾なく発揮されてたと思います。魅力的なキャラが揃ってたよなぁ‥‥とまた落ち込みそう。
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