- 背表紙
- 表紙
- 読者プレゼント
- 巻頭カラー『ONE PIECE』
- 『SAKAMOTO DAYS』
- 『僕のヒーローアカデミア』
- 『ウィッチウォッチ』
- 『呪術廻戦』
- ROCK THE JUMP
- センターカラー『アオのハコ』
- 『アヤシモン』
- 『Dr.STONE』
- 『ドロンドロロン』
- 『高校生家族』
- センターカラー『食戟のサンジ』附田祐斗 佐伯俊 森崎友紀
- 『守れ!しゅごまる』
- 『逃げ上手の若君』
- Jキャラクター大集合!! 冬の番外編!!!
- センターカラー『僕とロボコ』
- 『夜桜さんちの大作戦』
- 『ブラッククローバー』
- 『PPPPPP』
- 『マッシュル-MASHLE-』
- 『あやかしトライアングル』
- 『破壊神マグちゃん』
- 『アンデッドアンラック』
- 巻末解放区!WEEKLY週ちゃん
- 次号予告
- 目次
- 愛読者アンケート
- 総括
あけ、おめこ、とよろ。
いきなりですが、宣伝。映画『呪術』の感想と、2021年の読切作品を振り返る記事を書いたので、どうかよろしく。特に後者はお願いしますよ。面白い読切いっぱいあったよ。
……来週あたりからショートフロンティア再開すると思ってたんですが、どうなってしまうのだろうw
gohomeclub.hatenablog.com
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背表紙
「このキャラだ~れだ??」。アンディ正解。そのまんまであった。
んで、次。誰かの胸元。服が特徴的ではあるが、良い感じにむずい!! 部位としてはシンプルなのに、特徴はあるのに「誰だっけ?」となる。これは良い問題であった。個人的にちょうどいい難易度。
私の回答としては、祭里。最初、黒制服でマッシュかと思ったけど、よく見たら胸元の線が見える。ので、制服の祭里。まぁ、そもそも小綺麗な筆致が『マッシュル』っぽくなかったですわな。
表紙
合併号なので集合。テーマは「お餅」。なかなかエキセントリックというか、正直どうかしてる。何とは言わないけど、結構キモいものになってしまってるのも見受けられる。これはお題がむずい。
個人的な優勝はマッシュ。「膨らみません!」という逆転の発想が鮮やかかつ、そのキャラらしさも感じる。
お餅っぽいデザインを放棄してる千夏も面白い。バスケットボールで遊んでるのは良いが、顔がそのまんますぎる(デフォルメだが)ので可愛いからこその妙な不気味さがある。可愛い人面瘡みたいな。ガチ人面瘡だとロボコ。
お餅と馴染みすぎ部門の優勝はラッキー。何あの幸せそうな笑み……。
あと、マグちゃんは「お餅になった○○」ではなく「お餅を食べたマグちゃん」なので少し反則気味だと思う。
読者プレゼント
めでタイガー。あえて「トラ」じゃないのが良いね。ちょっと好き。ただ、ダジャレの手数はもっと欲しかったな。「○○タイ」で死ぬほどダジャレ作れただろうに。変に一休路線に走らんでも。
巻頭カラー『ONE PIECE』
ウソップ。 “死にたがりの侍共めェ!!!” が鮮やか。たしか感想にも書いたことあったと思うんだけど、侍の美学を描こうとするあまりただの死にたがりに見えちゃう節があったと思うんですよね。それをただ単にかっこいいものとして扱うのは如何なものか。その件について劇中でツッコミが入った。それをみっともなくても生にしがみつくのが似合うウソップに言わせたのが見事だったなぁ。完璧な人選でしょ。そして、そのスピーチが人々の心を打って……と勝手にウソップの株が上がっちゃうのもゴッドらしくて良い。てっきり尾田っちが侍的な美学に酔いすぎてバランス崩しちゃってるのかと心配してたけど、そんなことはなかった。さすがである。侍の扱いがあのままじゃ、今までの『ONE PIECE』と齟語が生じかねないよなぁ。
『SAKAMOTO DAYS』
掲載位置やべぇ。やべぇし、このタイミングでスラーと対峙ってのも熱い。
本編の前に。こないだ読切の記事のためにいろいろ調べてたときに偶然知ったんですが、オーダーのあの何でも斬るジジイ、過去の読切作品に出てきてんのね。続きなのかキャラクターの再利用なのかは知らんけど。今の展開は乙骨登場みたいなもんだったわけだ。本誌だけ追ってるとなかなかそういう情報は分からんよなぁ。難しいもんだ。
本編。坂本の本気を引き出すために挑発。これ自体はめちゃくちゃよくある展開なんだけど、最強のカードとして出す “娘がいるそうだね 坂本くん” が最高。不気味さとしてもそうだし、今までぼんやりと安全圏だと思ってたキャラへ脅威が及ぶ可能性が示唆されることの恐ろしさ。そもそも本作の設定にはある種の欺瞞があって、あんな物騒な戦いに身を投じておきながら妻子の扱いはかなりライトですよね。その矛盾を劇中最悪の悪役が指摘してくる。この痛快さったらない。
本気坂本かと思ったら中断。邪魔が入るのでガッカリしてもおかしくないんですが、ジジイの登場は普通に熱いので私は大丈夫。ただめたくそ強いのではなく、繊細さも併せ持つ、とドアノブのくだりで見せたのも最高ですね。ドアは斬るけど、ドアノブは斬らない。
『僕のヒーローアカデミア』
扉可愛い。死んだ。サブタイも激熱である。「メリッサとの違いを述べよ」とか意地悪なこと言いたくなってくるけど。ただでさえ、メリッサを思わせるアイテム出てきたしな。
本編。 “発明が” “サポート科のヒーロー活動なんです” 先ほど書いたサブタイであり、メリッサとの酷似点。というか、ほぼ同一人物。背負ってるテーマまで一緒。そして、このテーマは『ヒロアカ』の前身となる読切『僕のヒーロー』でも語られましたね。つまり、『ヒロアカ』の原点を背負ってる話なわけで、さらには映画『2人の英雄』の前日譚読切の『きっと誰もが誰かのヒーロー』とも通じる話……ってややこしくなってきたなw
そんな話を『2人の英雄』の感想記事で書いたので、よかったら探してみてください。宣伝かよ。
『ウィッチウォッチ』
見晴の吸血モーション(ポーズ)、ダサかっこよくて好き。口が使えないけど、何とか見栄えがするように……という努力を感じる。まぁ、口が使えない設定には都合しか感じないけどね。
めっちゃ便利なのでシェアハウス入り。思ってたよりサクサクと同居することになったので驚く。まぁ、これ以上ない好条件だから両親が即決するのも分かるんだけど、ちょっとゲームみたいな淡泊さも感じた。まぁ、ゲームっぽいというのは良さと言えるのかもしれないが。
『呪術廻戦』
レジィの変態的格好、実は術式のために必要なもの(レシート)。これ漫画だったら気にならないけど、アニメだったらどうするんだろ。アニメだと絵の解像度が高くなるから常にレシートに見えるようにしないといけない……のではないか。漫画ならではのウソを感じる。実際にレシートの山を服にしたらもっと薄っぺらいというか、安っぽい感じになると思うんですよ。やらないけど。
ROCK THE JUMP
今回はマジ必見なので見逃した人はこんなブログ読んでないでジャンプを開こう。作家陣が音楽の話をしてるぞい。
んで、各作家の「読者に聴いてほしいアーティスト」なんですが、個人的な好みを全開にした感想としては、ラッパーが全然いねぇ……。最近は日本語ラップも市民権を得てきたというか、多少は一般的な人気が出てきたと思ってたんですが、これだけの数の作家がいるのに……。不思議だ。作家の年齢層が関係してるのか、はたまた漫画家という職業にロック好きになりやすい傾向でもあるのか。creepy nutsとか出て「さすが『B-BOYイズム』以来の名ヒップホップアンセムですねぇw」みたいな意地悪なこと言いたかったのに……。
センターカラー『アオのハコ』
本編ではできないので!! という扉が見事でしたね。カラーの使い方としてめちゃくちゃ正しいと思う。
本編。伊藤!! 出やがったな伊藤!! 待ってたぞ。正直あの1人になったタイミングで友人とエンカウントするとか「雛可哀想すぎぃぃ!!」だったんですが、それが伊藤なのですべてが吹っ飛んだわ。
この状況、誰も悪くないけど、強いて難癖を付けるなら大喜になるんですかね。雛も千夏も悪くないし、伊藤も悪くない。伊藤は悪くないからな。
針生先輩の彼女。ちゃんと劇中でも美人という扱いを受けるだけのビジュアルになってて良い。千夏パイセンも劇中評価で美人だけど、さらなる高みにいる存在としての説得力を感じる。もちろん格好とかも込みなんだけど、それでも「俺の千夏のが美人なんですがぁぁ??」みたいなことになる作品は多いと思う。
そんな彼女に2人でいるところを目撃され、勘違いが加速……しない。あの状況で “デートって感じじゃなかったけど” というセリフが出てきたのが衝撃ですわ。本作には(ジャンプの)ラブコメ作品の常識が通じないな。格好でデートじゃないと判断するのはその後の夢ちゃんとの会話にも通じるし、がっつり勝負しにきた雛とも通じる話で、そういう意味でも面白かった。夏祭りの格好でこれだけいろいろなドラマが発生するのすげぇな。
『アヤシモン』
じっくり外堀を埋められるサスペンスかと思ったら最短距離でボスキャラ出てくる。これは良いサプライズやで。もちろんじっくりした話運びも面白そうではあるけど、とっとと話が盛り上がるのはやっぱりありがたい。
そんな対峙。最初からバレてるのは当然……かと思ったらちゃんと橋姫への反応を見ることで確信を得る瞬間も描いててナイス。ただの挑発ではなく、橋姫を見た際の表情の変化、冷静さが一瞬失われることに情報を見出す。
『Dr.STONE』
本作がこんだけ後ろにいるのちょっと意外。何やかんやでめっちゃ前にいる印象だった。
本編。千空のエモい一面を描いてからのコハク登場のギャップ、良いね。宇宙に再びたどり着く感慨、からの唯一の非石化組。非石化組の宇宙リアクションはたしかに興味あるわ。もっと混乱とかして然るべきだとは思うが、まぁそういうのはめんどくさいから省略なんだろうな。もしくは余計な知識がないから混乱せずに目の前の事実にスムーズに順応する、みたいな。
『ドロンドロロン』
ギンチヨ、どら焼き令嬢だった。 “今初めてお前にリスペクトが生まれたぜ” は他愛もない冗談なんだけど、それに対する “私が作ってるわけじゃないのよ!” という返しにギンチヨの家族とのしがらみ、問題が垣間見える。どら焼き関連の小ボケ的な発言だったが迂闊で失礼な内容だったかもしれない(当人は気づいてない)という機微、良いね。
からの任務。今回はギンチヨがメインで2人はサポート。サポートっつってもドラは武器に変身するんだからバトルにしか役立たない……と思ったらのアイディアも良かった。あんな特殊な使い方、初めてで可能なのか? とか細かいことも気にならんでもないけど、まぁドラが「こんなこと出来るかも」とアピールしたと考えればあり得るかも。
『高校生家族』
何度かボケは挟むけど、至った順調にバレー漫画として進行していく。改めて不思議な漫画だ。最後の最後のオチが “息子ダサ…!” なのは意外すぎて笑った。この状況、メンツでオチが息子かよw 単に息子が変なことしたという話ではなく、 “こいつの血が…!” となるのも良かった。みんなおかしい。
センターカラー『食戟のサンジ』附田祐斗 佐伯俊 森崎友紀
読切。何度目だ『食戟』、という感じですね。第5話とかすげぇ。単行本でも出すのかしら。
今回はワノ国の蕎麦編。『ONE PIECE』世界において最もリアル寄り(というかリアル)な料理なので『食戟』トリオにとっては格好の題材と言えるのではないか。そういうワクワクもあるけど、ワノ国ということで「これでもう終わりか」という感慨も少しある。まぁ、完全オリジナルも見てみたいけど。
本編。意外と珍しい料理対決。料理の内容もほぼリアルなので限りなく『食戟のソーマ』に近い内容だったと言えるのではないか。敵側の悪行を蕎麦粉の割合としたのも分かりやすくて良い。ついでに、割合を下げるのは主に女性ということで、レディの敵としたのもうまかったと思う。薄っぺらい悪役ではあるんだけど、やってることがサンジの相手として申し分なし。
主な悪行は割合のイカサマなんだけど、勝負の本番となったら常に8割で出すに決まってる、というのも良いよね。料理人として最低なんだけど、今回の対決のルールにおいて強敵なのは明らか。
高級食材は敵が独占。『食戟のソーマ』でもよくある展開なんだけど、それに対して “仕入れルートを確保するのもシェフの実力” としたのも良い。サンジの大人感、プロ感であり、よそ者ならではの不利。
んで、逆転の食材を『ONE PIECE』本編由来のものにしたのも見事でしたね。『ONE PIECE』スピンオフとして、及び『食戟のソーマ』派生作品としてのバランスがめちゃくちゃ良い。さすが、第5話にまでなると洗練されてる。もちろんワノ国の蕎麦という題材が最高だったというのもあるが。
悪役をサンジに憧れる可愛い奴としたのも良かったし(料理人として腐りきってはいない)、そこに目を付けたウソップが口上で活躍するのも『ONE PIECE』らしくて好き。普通に良く出来た読切だったし、良く出来たスピンオフだったな……。
『守れ!しゅごまる』
しゅごまるがさなぎ以外の人と絡むことが増えたことで、彼の小学生らしさが強調されてて良いね。小学生ネタは前からあったけど、それがより露見するようになったというか。「また遊戯王かよ」と思ったら、遊戯王カードの中にも小学生心をくすぐるものとそうでないものがある、とか細かすぎて笑った。
小学生なんだけど、2022年の今、ゲームキューブネタをぶっ込んでくる。マジで知らない奴出てきたのでビビってしまった。こういうギャグ漫画のネタになる作品は何となくは知ってると思ってたけど、マジで一切知らないので驚いた。
『逃げ上手の若君』
後から現れた少年に大人たちの寵愛を奪われる悲哀。『ボスベイビー』的な状況だ。良い映画ですよ。
“子供の嘘だとわかりますよね さっきの” となるのは意外だった。ああいうのは大人が気づかないものとして進行するのが当たり前だと思ってたので。みんな気づいた上で言えずにいる、という一歩先のレベルに達してるというか、物語とキャラクターの解像度が高い。
“頼継との勝負なんか上手い事やって 本音を吐ける友達になってやって下さいませ!” も妙にメタい。こういう話って大体そういう結論になってハッピーエンドになりがちだけど、そのことを劇中のキャラクターが理解していて、そうなるよう期待してる。言っちゃえばベタな話をやってるんだけど、その切り口が妙に深い。
Jキャラクター大集合!! 冬の番外編!!!
連載陣が「冬」をテーマに1-2ページ描き下ろし。ただし『ONE PIECE』は扉。毎回言ってるけど、楽してるのかハブられてるのかよく分からん扱いだ。
『ヒロアカ』。海外の冬の定番(食)。デクのマニアックすぎる知識がキモくて引く……かと思ったら、さらに一歩先に行くので笑った。動物人間がいる世界の闇を感じる。漫画だと何となく当たり前に受け入れちゃうけど、あの世界における鳥(食)の扱い、たしかに気になってくる……。
『ブラクロ』。闇鍋。ド直球のネタで笑った。再び人食チックなネタなのも良い。
かつて女体盛りがあったのだから、ヤミ鍋も全然アリ……と受け入れられる人は案外多いのではないか。そんなことを考えてしまった。「出汁くらいなら興味ある」みたいな人なら全然いそう。
『dr.stone』。もしも千空がアホだったら、という話らしいが、端的につまらんかった。やっぱ本作のギャグとは相性が悪い。アホ設定になったことでいよいよ救いようがなくなった感。
『呪術』。虎といえば!! なんだけど、やってることが完全に映画『キャッツ』なので笑った。てか、芥見先生こういうギャグ好きね。雑にこなすとこういうのやりがち、な気がする。
関係ないけど、干支ネームのジャンプキャラだと『べるぜバブ』の男鹿辰巳が最強だと思う。
『夜桜さんち』。ほぼ一枚絵なんだけど、上から下に視点を移動するに連れて何となく物語展開のようなものがあって面白い。アイさんが楽しそうなので何より。
『アンデッド』。冒頭の “アンデラの世界ではもう冬がありませんので…” で爆笑した。そういえばそうだわ。お題が意地悪すぎたのだなw
三段オチとしては正直しょうもない感じだったとは思うんだけど、あなたにとってなくなったら「なんだってー!!」になる冬のものは何ですか? という問いかけだと考えると案外悪くなかった気もする。
『あやかし』。こたつネタが連続しちゃったんだけど、そのアプローチが全然違うので良い。てか、逆に『アンデッド』の何でもなさが微笑ましく思えてくる。平和だな。
『マッシュル』。クッソシンプル。何の捻りもないオチなんだけど、正直笑ってしまった。そう考えると本作の設定、めちゃくちゃ優秀なのかもしれない……。当たり前のことをやるだけで笑える。
『マグちゃん』。マグちゃん福笑い。 “すげー簡単そう” と言われてるけど、簡単だからこそこれを読んでる読者が実際に再現できそう、という可能性を秘めてると思う。大きめのピンクの紙を用意するのが少しだけ大変。
『ロボコ』。冷静に考えて4コマを4本も用意するのサービス過剰だと思うの。労力すごいでしょ。ありがてぇぜ。4ネタ全部ロボコネタだったこともあり、読んでると軽く食傷気味になるのまでワンセットの味わいだったと思う。別に本作ロボコ以外のギャグも全然あるのにw
『高校生家族』。ジジババんち帰省あるある。ってことは理解できるけど、実際何の料理なのかがさっぱり分からないので笑った。どこのなんだ……。
『SAKAMOTO』。坂本相手にサプライズするのは大変。内容としては『しゅごまる』とほとんど同じなのに味わいが全然違うのが面白い。
『若君』。普通に勉強になったじゃないか。読んでるときは絶対松居棒オチだと思ったわw フローリングが普及した結果、棒雑巾が奇跡の復活、というのはマジで興味深すぎる話だ。
『ウィッチウォッチ』。ニコが作ったかるたで遊ぶの巻。全部カンシのネタだったんだけど、これ他の漫画だったら「カンシのこと好きじゃん」ってなる話だよね。ならないのがすごい。恋愛にならないのにここまでのマブダチ感。……マブダチって死語ですね。
『アオのハコ』。こたつ。『あやかし』と同じやないかーい。興味深すぎるネタ被りだ。本作はこたつの中を見せてしまう、という違いも面白いですね。漫画的には見せない方が面白かったと思うけど、『アオのハコ』の場合は「別にエロいこととか起きてねぇから」と釘を差す必要もあったのかな。
『PPPPPP』。もちの食べ方。3/4が狂ってて笑った。いや、レイジロウの焼き肉は案外おいしそうかもw
『しゅごまる』。2ページしかないんだけど、『しゅごまる』名物の見開きオチを疑似的に行ってるので笑った。 “風邪もひくし” の追撃的な正論も好き。
『アヤシモン』。初詣。ここまで初詣ネタが1つもなかったのすごくない!? みんな鍋とこたつばっかじゃねぇか。初詣行けよw
『ドロロン』。裏の裏は表みたいな話で、オチがないんだけど、このオチのない平和な感じがこの2人の世界としては適切というか、ファン的に結構心地良いものだった。思いの外この2人に魅了されてると実感。
週ちゃん。入稿のウィンターバージョン。イーピャオがアクティブに動くというか、結構多彩な表情(ポーズ)を見せるのが妙に印象的だった。最初の1コマとか、ちょっとお腹出てるのかな、とかどうでもいいこと気にしてしまう。
終わり。急いでるから雑なまとめとか書かないよ。
センターカラー『僕とロボコ』
初詣。神社の手伝いをする小学生女子とか微笑ましいものとして受け入れられないな……とマジレス。
ロボコおみくじ。番外編の4コマと連動してるのか……。すごい話だ。ついでに宣伝。
iPad miniというリアルに欲しいアイテムのチョイスで笑った。今は無印よりminiのが人気あると思う。あれだけ揃えて赤字が8万で済むってどれだけのバイト料をもらったのだろうか。
急なバトル展開。ロボコ圧勝で即オチ……かと思ったらロボコも結構ダメージ負ってるので笑った。何そのリアリティw
『夜桜さんちの大作戦』
アイさん可愛い。扉が素晴らしすぎる。今週は『ヒロアカ』と本作の扉が私を殺しにきてる。
アイさん、はじめてのおつかい。そのまま初めての狩猟。ドタバタしながら場所を移動していくくだり、多幸感がすごい。アイさんが楽しそうに走り回ってるだけで心が満たされる。漫画に物語って必要ないのかもな……(悟り)
おつかいのルール。本作は丁寧に前振りを仕込むタイプだから「ぶんなげる」で1ネタあるんだろうなと思ったらホントにあったw あそこは普通に良い話に振れると思ったから予想してたはずなのに予想外だったわ。くそぅ。
桜花豚の主で桜事主。おうことぬし。まさか『もののけ姫』ネタが連続するとはな……。
『ブラッククローバー』
ルチフェロ。常に不機嫌で良いなw 不気味な雰囲気だけで魅力的なんだけど、発する言葉がいちいちキレてる。
“魔力凄すぎて身体能力も凄いんだよ” 分かるようでよく分からないロジックだ。まぁ、アスタに対する敵がフィジカルお化けってのはめちゃくちゃ面白そうなテーマではある。アスタのアドバンテージであるはずなのに……というハラハラ。
からの団長集結。見開きが熱いんだけど、事前の足下チラ見はアネゴレオン。足だけで分かるって都合もあるだろうけど、足が見えただけで頼もしい、というワクワク感もあったと思う。
『PPPPPP』
ドレミファソシ大集合。ドやべぇ。まじやべぇ。本作のエキセントリックなキャラデザは受け入れたつもりだったけど、ドンには「デフォルメしてない状態で!?」と衝撃だった。マジか。これでシリアスな話やるつもりなのか。
んで、ラスボス(父)の目標。今時、漫画の悪役が世界征服を目論んでるってすごくない? 結構感動したわ。自分のコントロール下にある芸術のみで世界を満たす。ちょっと『食戟』とも近いのかな。悪役の目標が。ファンタジー設定も似てるけど、不思議と一致が多いですね。芸術をテーマに少年漫画(ジャンプ漫画)をやると自然と近づいてしまうってことなのかしら。
ミーミン来日。登場シーンがかっこよすぎるので痺れた。漫画って自由だな。最下段だけ見開きで左右にぶち抜く。奇抜な構図なんだけど、視点の動きはめちゃくちゃスムーズで読みにくさはゼロ。普通に感動しちゃった。今週のベストコマは『ヒロアカ』か『夜桜さんち』の扉にしようと思ってたけど、まくられてしまった……。
『マッシュル-MASHLE-』
三本線。磁力アーマー。斥力と引力を操ることで殴り合いで最強。マッシュ相手に殴り合いってのが熱い。
かと思ったら、回想を挟んであっさり決着(まだ分からないかも)。ただ、マッシュが勝った理由がシンプルながらぐうの音も出ないほど鮮やかなので好き。本作はこういうとこ意外と丁寧だよね。筋肉ですべて解決するみたいな話なんだけど、実際はそうでもない。正方形の大ゴマが額縁のようになるのも良かった。
正直、正直ね、三本線のくだりとか少ししつこいとか思ってたので、決着がすぐ付いたので良かった。バトルの最中に差し込まれる回想も話が止まるのであまり長かったりすると好きじゃないんだけど、あれがあるおかげで「負けることで救われる」みたいな図式が生まれて感動的だったと思う。砕かれる鎧というモチーフも最高ですよね。彼を囲む環境、恐怖、抑圧というもののメタファーとして鎧が存在し、それをマッシュが打ち砕く。許し難いクズなんだけど、バトルを通じて、ひょっとしたら彼の人生の中でマッシュは数少ない理解者になったのかもしれない、という味わい。やっぱ本作良いな。普通に良い。
『あやかしトライアングル』
ルーの恋心とかすっかり忘れてたわw丁寧な振り返り助かる。
世界を裏から支配する闇の組織(妄想)。本来なら微笑ましいギャグなんだけど、今のご時世こういう陰謀論をマジで信じちゃってる人がいて、それが笑えないような迷惑を与えてる世の中だから複雑な気持ち。ディープステートとか本気で言ってる人がいるんですよ~(せんちゃん)。
ルーvsラチカ。バカ同士の戦いって感じで面白かった。バカというか幼稚、純粋、もしくは無垢。ラチカが二言目には正体明かすのも勢い良すぎて笑ったんだけど、それに対するルーの「信じてるからこそ信じられない」という妙に入り組んだロジックも好き。意外とこういう設定細かいよね。
てか、ラチカ、あの正装から脱ぐとああなるのか。アナル。全身ヒートテック人間かよ。
『破壊神マグちゃん』
流々ちゃんの “うーん いらねぇ” ってとこ超好き。初期だとかなり多かったと思うけど、最近は少なくなってきたと思うので今回飛び出て嬉しかった。
話としては、そんな流々ちゃんの夢。夢がないことの悩み。これはあるよなぁ。中学生の悩みとしてとても一般的だと思う。周りがみんなしっかりして見える、とかありがち。ただ、錬の “俺は…何だろ 公務員とか…?” はほとんど夢がないに等しい発言だと思うので思い悩む必要ないぞ流々ちゃん!! と言っておきたい。
そんな流々ちゃんが行き着いた結論。 “将来もこんな平和な毎日が” “ずっと続いてくれたらいいなぁ” 。ちょっとメタい印象もある願い。本作に終わりのない日常を求めてしまうファン心理と一致する内容だと思います。中学生はそのくらいの夢でいいんやで……と謎の親心も湧いて感動したんですが、本話のメインテーマはそこではなかった。このツイストは鮮やか。
ということでまさかのタイムループもの。そう来たかぁ。流々ちゃんメインで良い話やるかと思ったら、視点がマグちゃんにスイッチ。
タイムループものの最初のオモシロってループしてる事実に気づくくだりだと思うんだけど、一番分かりやすいきっかけがナプタくんのゴミ出しと給料日なので笑った。大晦日とか夏休み最後の日みたいな特定の日をループする話じゃないので、分かりやすい日付感覚としてゴミ出しと給料日が出てくるw
ということで、邪神が協力する話になるのかな。流々ちゃんに限らないけど、今回も「流々ちゃんを救え」的な目標設定ですね。流々ちゃんすっかりお姫様だわ。
『アンデッドアンラック』
ビリーのあんまりすぎる扱いで爆笑してしまった。今号の中でもトップクラスに好きなギャグかもしれん。 “ガンバレ ビリー様!!” がまた味わい深い。
んで、スプリングとの決着。勝つのは当然、と話が進むのが面白い。からの、この世から春という概念は消えてしまうけど、「春」の名前は残る、という着地も良い。人名だったらセーフなの? とか考えてしまったけど、そもそも否定者だからセーフなのか。春の概念を知らない人があの名前を聞いたらどう思うのか、とか興味がある。そもそも春という漢字が読めなくなる可能性もあるのかしら。
巻末解放区!WEEKLY週ちゃん
東京名所双六。ジャンプ作品からリアル東京地名を抜き出すんだけど、意外と少ないですね。いや、最近増えてきたってのは分かるんだけど、「そんな昔の作品引っ張ってこないと無理なの?」みたいな場所もあって面白い。
次号予告
『アンデッド』が2周年で表紙&巻頭。今週ケツからの振り幅がすごい。いかに今の連載陣が詰まっているか、ということですかね。今週のアンケートハガキは送料無料なので何か応援したい作品があったら送ってみるのもいいですよ。枠が余ったら『マグちゃん』にしといてください(ズル)。
読切は寺坂先生。今度はゴルフらしいです。スポーツ専門って感じになるのかしら。前作かなり好きだったので楽しみ。
目次
あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
(『僕のヒーローアカデミア』)
あけましておめでとうございます!今年もどうぞよろしくお願いします。
(『アヤシモン』)
新年にかこつけた無情報コメント好き。「今週のコメントさぼれんじゃん」という心の声が聞こえるようだぜ。というか、この2人以外みんな真面目なのか、あけおめ以外に一言添えてて逆にびっくりですよ。
愛読者アンケート
『呪術』の3号連続付録がジャンプを買うきっかけになったか。ならない。
tvアニメ『呪術』観たことあるか。すでに観た。
映画を観たか。観た。初日に観てきたぜ。
『ONE PIECE』の『STORONG WORLD』以降の映画、初めて観たときの視聴方法。全部劇場。
お年玉。もらってない。バーチャンに交通費くらいせびればよかった。そういや、最近くれなくなったな。前は交通費とか夕飯代とか称してくれてたのに。ボケたのかな……(つらい)。
総括
終わり。合併号は情報量が多くて大変なんだよなぁ。『スパイダーマン ノーウェイホーム』観に行くから早く終わらせたかった。楽しみィィイイイイイイ!!!!!
はい、今週のベスト作品。『ヒロアカ』かな。『2人の英雄』大好き人間なので連載で同テーマを扱ってきたのが熱い。発目は一切悩んでなくて最初からゴールにたどり着いてる、というのも良い。
次点は『食戟』。あと『アオのハコ』『夜桜さんち』も入れとこうか。
今週のベストコマ。前述の通り、『PPPPPP』よりミーミンの登場。最高。
最後の今週のベストキャラ決めて終わります。こちらー。
- ウソップ 『ONE PIECE』『食戟のサンジ』
- どちらでも良い味出してたということで。発目orアイさんは私には選べん、という事情もある。