北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2022年15号の感想

 『アダム&アダム』面白かったです。

背表紙

 「このキャラだ~れだ??」。しゅごまるで正解。
 次は、ロボコ。ロボコの膝。主人公でオモシロを狙えるのってもうこれで終わりじゃないかしら。

表紙

 『ブラクロ』。紙版ジャンプの本編だと黒すぎて詳細がよく分からないことになりがちなので、カラーでの今のアスタが見れるのは意外とありがたい。本編との連携という意味でもすごいと思う。こういうことできるんだね。しかし、情報量が多いな。足し算を積み重ねてきた歴史を感じる。

読者プレゼント

 フレンチ。広めのお題から手数で勝負するパターンが最近多い気がする。結構好き。ただ、「モッテケビア~ン」はさすがに無理があると思う。

巻頭カラー『ブラッククローバー

 7周年だそうで。人気投票やるけど、『ブラクロ』くらいになるとハガキ投票も込み……って認識でいいのかな。特設ページも潤沢に用意されてるので、投票権の裏が本編、みたいな悲劇は回避。てか、特設ページがめちゃくちゃ多い。
 本編。前話からの続きである冒頭は相変わらずアバンギャルドすぎるアクション純度100%みたいな展開。早々に飛び出す合体見開きとか不意をつかれた。
 からのアスタが精神世界。こちらは語りで進行するんだけど、最終的にはリーベによる「母さん」、アスタによる「兄弟」という言葉に行き着く。この分かりやすさ、単純明快さが強い。
 正直なところ、今はユノが近くにいるので、アスタが何かを語るときにはユノとのコンビの話に行くと思ってたので、ユノを差し置いて「兄弟」「相棒」という話になったのはちょっと意外でした。まぁ、ユノは「ライバル」だから矛盾はしないね、よく考えたら。

『SAKAMOTO DAYS』

  “おんなじクラス” 。当たり前なんだけど、いざ言われてみたらすごい意外で面食らってしまった。試験が終わったらこの学校の話は終わると思ってたけど、よく考えたら終わるとは限らなかったですね。そんなロングスパンの話してるの? とちょっと気持ちの整理はつかない。実際にやるのかも少し疑ってる。
 推薦組。これまた学園モノとしては定番の展開ではあるけど、意外。ただ、三次試験から参加するってことはやっぱ入学後の話はやらない感じなのかな。推薦って入学試験もやらないこと多いよね。
 現代のジャンプ(というか少年漫画)的にこの手の入学試験モノをやる際、最も大きな雛形となるのが『HUNTER×HUNTER』だと思うんだけど(未読だけど『NARUTO』もそうなのかも)、まんま『HUNTER×HUNTER』な試験内容なので笑った。あっちは四次試験だったっけか。

ONE PIECE

 正式にルフィの敗北が発表。前回ラストの衝撃を引きずり続けるような1話でしたね。1つの出来事による余波のみをこれだけ描くのは珍しいと思う。
 んで、最後に新たな話題。ルフィが覚醒……なのか? 面白そうな話ではあるが、正直今までのルフィの経験に基づかないタイプの強さがここで急に発動して形勢逆転するとなると、結構萎えてしまう気がする。なので「どうなっちゃうの?」と別の意味でもハラハラする。まぁ、大丈夫だとは思うけどさぁ、さすがにねぇ。

僕のヒーローアカデミア

 手が成長して巨大化。個性によってケモ化した人間はイレイザーしてもケモのまま、という法則を利用したアイディアで面白い。まぁ、肉体がでかくなるってのは「そんなの聞いてないよ」ではあるんだけど。
 無数の手による巨大な手。実に『ヒロアカ』最終章っぽいビジュアルなんだけど、『ONE PIECE』で見たことある!! ってのも事実。トムラフルール。
 初出か知らんけど(たぶん違う)、ギャングオルカが館長を務める水族館とか某漫画連想不可避やんけ。こうなってくると、某園長が出てくる可能性も意識しちゃうな。『スパイダーマン ノーウェイホーム』に衝撃を受けた堀越先生ならやりかねない(直接本人が出てくるのはさすがに難しいと思うけど)。ただ、『ノーウェイホーム』路線のことをやるんだとしたら、本当に気になるのは園長ではなく王子の方。
 ちなみに、名古屋の水族館でシャチというと名古屋港水族館だけど、今回のは南の島のリゾートらしいので美ら海水族館あたりのイメージでしょうか。ちなみに美ら海にシャチはいない。ちなみにちなみに、「オクト島」を『スターウォーズ』的に考えると「オク=トー」。おじいちゃんルークが住んでたとこですね。結構な重要地点。
 んで、海ということでアニオリの人も参戦。最近アニメを全部観たので知ってる。観ててよかったw
 トガちゃんのバトルにあまり面白味を感じてなかったんだけど、歪みながらも純粋な好意があるのでデクのスパイダーセンスを掻い潜ることができる、としたのは面白い。ある意味でデクの天敵。

等身大フィギュア シオン先生』藤原なる

 『呪術』が急遽休載のため。17ページだからショートフロンティア用の作品を持ってきたパターンではなさそうです。最近はそればっかり気にしてしまう。
 本編。先生がアクションフィギュア。全コマと言っていいと思うけど、ポーズがかっこいいんだけど、どこかフィギュアっぽい。あんま動きを感じない一枚絵になってる、という感じかしら。ビジュアル(キャラデザ的な)だけで言ったら劇中の人間とフィギュアに大した違いはないんだけど、一見して「これはフィギュアだ」と実感できる絵になってるのですごい。本作で一番面白かったのここかもしれない。結構な感動。『トイストーリー』シリーズの、特に後期における「実際にオモチャが動いてる」感にも近い。
 フィギュアあるあるみたいなネタも面白かった。私はフィギュアに明るくないので、「ゲル状クリーナー」とか知らなかったんですが、それはそれで面白かった。まぁ、人間相手にやったら窒息で死ぬと思うけどw
 正直フィギュア感が描けてる時点で物語とかいらないレベルだったんですが、しっかり「転校生の挨拶に成功する」というキレイな着地をしたのが良かった。そっからもう一つ追撃でオチがつくのも面白かったです。便器以上に乗っ取られるとヤバいアイテムがあったか、と膝を打つ。

センターカラー『アオのハコ』

 『ヒロアカ』の直後に読みたかったな。告白の続きということで。
 告白について、どのような告白なのか真っ先に確認。そして、告白の返事はいらない。告白というビッグイベントは描くけど、結論は出さない。ここらへんのバランス、私は『ゆらぎ荘』を連想するんだけど、みなさんはどうだろうか(知らんがな)。いかに『ゆらぎ荘』が歴史的に偉大な作品であったかを『アオのハコ』が証明してくれてるようで勝手に嬉しい。本当に勝手ではある。
 「自分のことが好きな子」として雛を見るにあたって真っ先に花火大会の件を思い返すのが良いね。さらには “俺結構ひどいやつじゃね?” とまでなるので驚いた。いや、マジで結構ひどいやつだったよ。当時感じたことなので「作者はちゃんとそういう読者の反応を想定してる」という感動があった。
 冗談を言えるような関係に落ち着きそうで「結果オーライだねぇ」とか安心してたんだけど、千夏盗み聞き。これはマジでビビった。もうちょっと雛との微笑ましい場面を描くと思ったのに、ここにきてめちゃくちゃ巨大な展開が飛び込んでくる。大喜が時計を見るの忘れてた件とも通じるけど、千夏パイセンが『アオのハコ』という作品の中で除け者のような扱いになっていく……ことの悲哀を彼女自身が感じることになるとは。単なる「立ちすくむ」表現でもある足下アップのコマが、同時に「もうミサンガはない」の意味も持つのも秀逸だよなぁ。もう大喜との繋がりの線は失われてしまった(失われたように感じてしまう)。
 めちゃくちゃ面白くなってきたんだけど、よく考えたら、せっかく雛が告白したのに結局千夏パイセンの話に行き着いちゃうのかよ、と少し雛が不憫に思えてくるw

『アンデッドアンラック』

  “観たいのは” “課題や報酬に一喜一憂し足掻き苦しむ その様だ” と神。まさか、戸塚先生も「この世界を鑑賞する存在=読者」というネタを使うのか? だとしたら、『レッドフード』が先にやったときに焦っただろうなw こんなネタが被るなんて普通思わないよ。
 神とか出てきたいよいよ話がややこしくなりそうなんだけど、実際に行われる展開は「めっちゃ強い敵が出てきた」なのが面白い。ものすごく単純なバトル漫画してる。このバランスは面白いな。神のやることとしては正直陳腐な印象も受けるんだけど、「けど一番見たいのはバトルだよねぇ」という気持ちがあるのも事実。
 ただ、バトルの内容、争点となるのはちょっとややこしそう。敵は封印で、コアを札に取り込めば勝利確定らしい。アンディのコアはどこにあるのか、という話。魂の話とも通じそうですね。

『地球の子』

 本格的な子育て開始。4話目にして本作のメインプロットって感じですかね。前も書いたけど、本作の念動力描写には期待しかないので、かなり面白そう。子育ての日常チックな回もいつか来るのかしら。来るといいな。
 念動力遮断機。どう考えても「良くないモノ」なので不安になったんですが、ちゃんと良くないモノ扱いだったし、そのことにすぐ気づいたので良かった。気づかなかったら恵まれし子らの学園から「私に預けてみませんか?」と某教授がやってきちゃうよ。ちなみに、某教授、某医者の映画に出てきそうな予感ですね。
 話の流れは分かるものの、「念動力がなかったら楽勝」みたいな描写は子育て経験者から「子供ナメんな」とお叱りの声があがりそうな予感がした。経験ないけど、すごいって話よく聞くので。
 オモシロ念動力。雨の花火。やっぱすげぇわ。本作、この部分だけ急に面白くなるというか、オモシロの種類が全然違う。この豊富なアイディアはどこから来てるんだろうか。マジすごいわ。

センターカラー『鵺ん家』川江康太

 読切。ぬえんち。川江先生、すっかりお馴染み感もありますね。
 本編。学校に6つの秘密の部屋があり、それぞれに妖怪が住んでいる。この設定がまず面白かった。七不思議的な良さもあるし、人間はその部屋に入らなければ安全、というのも「ひょっとしたらウチの学校がそうかも」と想像する余地がある。陰気な主人公が人気のない場所を求めてフラフラとさまよってたら偶然入ってしまう、という出会いについても説得力があるというか、便所飯くんこそが世界を救うヒーロー(間接的)になり得る。このロジックはかなり大事だと思うし、物語の最後に、今回の冒険を経て初めて人間の友達ができる、と落としたのもめちゃくちゃキレイだった。初読はマジで主人公が陰気な件とか重要じゃないと思ってたのでまんまと驚いた。結局のところ、ヒロインはめっちゃ強い存在だったわけで、成長の要素はないんですよね。そっちに気を取られてたら、一番成長を必要としてる主人公のことを見過ごしていた、という寸法。いや、ホントにラストが良かった。ラストで一気に評価が爆上がりした。
 主人公とヒロインの関係性、精神的な成熟度に大きな差があるんだけど(主人公が下)、パッと見では主人公の方がしっかりしてる気がしてしまう。それが中盤に出てきた2人の出会いの場面、ここで2人の上下がハッキリと決定するというか、ここでのヒロインの大人感、包容力に主人公が救われる、というのが魅力的。彼女は姉でもあるけど、保護者という意味では母的な側面も感じる。ラストシーンの「友達ができてよかったな」となる感じとか、まさに自宅に帰った際の家族の会話っぽくて良い。タイトルも良かったですね。
 あとは、モブ生徒の妙に間の抜けたリアクションというのも良い味出してたと思います。主人公は陰気だし、事の重大さを理解してハラハラしてるんだけど、モブ生徒たちが「何も分かってないバカたち」って感じでおかしい。
 「部屋の大きさ」という視覚的に伝わってくる情報があるからこそ「いやこれ勝てないでしょ」と実感できるし、そこに「学校全体が部屋」というロジックによって大逆転するのも気持ちいい。ロジック的に楽しいんだけど、結局のところ主人公サイドが最強すぎるのでそもそも何のピンチでもなかった気もしてしまう。これは主人公サイドに最強キャラがいる作品だと陥りがちな悩みだと思う。
 終わり。書くの忘れたけど、「主人公は普段は便所飯」という情報をサラリと示してみせるくだりとかも秀逸だったと思います。重い話なんだけど、読み味としてそこまで重く感じさせない。

『高校生家族』

 父の不倫疑惑かと思ったら、さらに矢印を向ける人とかストーキングしてる人が出てきて笑った。世界は複雑。今まではそれぞれが単独で成立してた(1話区切りで)けど、お泊まり回というイレギュラーによってそれらが異様な密度で一つの場所に閉じこめられる。良い設定、良いシチュエーションだったな。正直「そこもっと掘り下げてよ」みたいな気持ちになることもあったんだけど、全部のオモシロを掘り下げてたらとてもじゃないが収拾がつかないというのも分かる。

『あかね噺』

 師匠に入門を許してもらう話かと思ったけど、師匠が「娘さんを僕に下さい!!」になるとは思わなかった。これは私の落語に対する理解が低すぎるだけで、言われてみれば当たり前の話なのかもしれない。意外だけど腑に落ちる業界ルールみたいで面白かった。てか、気づけばもうすっかり師匠が可愛いおじいちゃんみたいになってるのが本作面白いわ。むしろあかねの方の方がキャラ萌えはまだ足りない。彼女は物語の中心にいて、間違いなく彼女の物語なんだけど、描かれるのは常に彼女の周りの、彼女を見守る人たち。

『ウィッチウォッチ』

 文化祭まだ続くのか。前回思いっきり「タイトルどん!!」とやってすべてが終わったと思ってた。篠原先生、そんなに文化祭好きなのか。私は深夜ラジオも好きだし、末永先生についていきたい……。
 『タタラシドー』と違う部分という意味では、プロデューサーがいて、それを疎ましく思うようになって失敗する話なのは良かった。お笑いが成功する話だと実際のお笑いシーンに説得力を持たせるのが難しいと思うけど、滑るシーンだったら「これは滑って仕方ないよね……」と納得するハードルは低い。とはいえ、わざわざ文化祭でもうひとエピソードぶち込む必要はなかったと思う。そんなに好きなのか……。

『逃げ上手の若君』

 帝殺しは失敗すると分かってるのでセーフ。セーフなのか? 殺そうとしたという事実がある時点でもう相当アウトな気がするんだけど。まぁ、ここらへんは史実とも絡んでくるから史実を知らずにあれこれ語るのも馬鹿らしい……と歴史物の感想でよくなりがち。だから変な苦手意識があるんだよなぁ。劣等感というか。
 んで、逃げ上手の軍神。「逃げ負ける」の意味が分からなくて面白いんですが、若以上かもしれない逃げスキルの持ち主に教えを請うという話は面白そう。立場の違うメンターというのもどう転ぶか分からなくて期待が膨らむ……んだけどこれも史実を詳しい人はどうせ……となるw

センターカラー『僕とロボコ』

 ホワイトデー。冗談みたいな量のチョコすべてに返事をする。ああいう大量チョコって漫画ではよくある話だけど、すべてに返事をするのは初めて見たかもしれない。言われてみれば当たり前なのに。バレンタインはもらうけど、ホワイトデーのお返しのことは考えてない、そんな少年漫画が潜在的に抱えた傲慢さをえぐり出すような批評的な内容(大げさ)。
 返事の前にチョコが多すぎて食べるのが大変。しかも1ヶ月というタイムリミット付き。これも面白かったんだけど、不可能な量のチョコを食べる方法として『トリコ』の食没が出てくると思った。ぴったりのネタだと思ったんだけど、違ったか。まぁ、あれ『トリコ』において死に設定みたいなところもあるか……。

『夜桜さんちの大作戦』

 すごい、前話のラスト、長男失踪についてのリアクションだけで1話が終わった。たしかに前話ラストは余白だらけでワケの分からない側面があったけど、それに対して劇中のキャラが解釈を述べるだけで1話が成立してしまうとは。
 四怨がキレ気味に会話に入ってくる感じとか『HUNTER×HUNTER』の幻影旅団っぽさあるよね。その後の “みんながバラバラになるのは” “絶対間違ってる” も旅団っぽい。フランクリンの「最悪のケース」の件。そんで、最終的に出した結論にも旅団感ある。『HUNTER×HUNTER』の影響っていろんなところで見られるけど、この旅団の会議というのはかなり珍しいんじゃないかしら。

『PPPPPP』

 ミーミンの予選通過の件。普通に大問題だと思ってたんだけど、ちゃんと劇中でもブチギレてくれたので安心。いや、マジで「当たり前のことなの?」と先週は困惑しましたよ。よかったよかった。
 楽音のスキャンダル。週刊誌に写真が掲載されてたけど、どっからあの写真持ってきたんだろうか。取材力すげぇな。いや、音楽界でどれだけ影響力があろうが、ああいう写真(事実)を未然に防ぐのはさすがに無理がある、と考えた方が自然か?

『あやかしトライアングル』

 ニノクルとラチカ。意外な組み合わせで面白そう……と思ったけど、ラチカが便利キャラとして扱われただけ、みたいな感じだったな。少し残念。
 てか、あの箱の中身が物理的なモノじゃなかったのも意外だ。1日1回とかいう「普通に使い放題じゃない?」という設定も気になる。あんな便利能力今後も使うでしょ。エロ舞台装置としてもそうだけど、普通にシリアスエピソードでも「いやラチカに頼めよ」にならないから少し心配。

『守れ!しゅごまる』

 静岡から名古屋。「横付けする」という一つのアイディアに対してアクションパートのページ数が多すぎてるので笑った。6ページくらい余計だったというか、読んでて「まだ移動シーンなの!?」と笑ってしまった。さすがにしつこいし、物語要素が皆無なので問題なのかもしれないけど、ひと笑い生じてしまったから負けだわ。
 しかし、この校舎、どういう理屈で元に戻すのだろうか。手品かな?(そもそも手品でしゃちほこ見せるのも考えた)

『マッシュル-MASHLE-』

 「奴は5兄弟の中でも最弱……」をやってからの長男戦。2割とか言って戦いだしたときは「2割がこの程度ならマッシュの2乗パンチで楽勝ですね」とか思った。「2乗」というインフレの極みみたいなシステムはさすがにやりすぎだったんじゃないかと不安になったんですが、それはあくまでも肉体強化の話であって、魔法を使ったバトルだと話は別。ちゃんと話が破綻することなく成立するので驚きつつちょっと感動しちゃった。

『アヤシモン』

 テンと輪入道。「恐がらせる」という基本設定を持ってきたのは面白かった。田舎者が新宿に上京してくるエピソードもそうだし、「恐がらない」という話でマルオの場面に繋げたのも見事であった。
 んで、一番気になってたテンがどうやって勝つのか、だけど、これに関しては地下に落とした時点で勝ちなので輪入さんがちょっと迂闊すぎたと思うの。まぁ、地理を利用したロジックになってるのは面白かったんだけど、少し拍子抜けな面もある。とはいえ、輪入さんは適度に緊張感ないキャラクターに描かれてるのでこんくらいでいいのかな。何なら可愛いを強調してきてる雰囲気すらある。

『ドロンドロロン』

 スカウター破壊というクソベタな展開を真正面からやってて面食らったんだけど、壊れたのはただ強いだけではなく、質が違うかららしい。よかった。そもそも900台だったら上士侍が普通に出す数字なんだから978で機械が壊れるというのはおかしな話ですね。
 んで、敵のアジト。 “その柱 怖がらせようとして壊したの?” は笑った。よくある演出だけど、言われてみればw たしかにこれは可愛い。
 からの老若男女皆殺し。これはさすがにやりすぎだったと思うの……。本作、急にめちゃくちゃ怖い話ぶち込んできてバランス感覚が謎だ。何にせよ、モブだからといって軽率に殺しすぎてていろんな説得力がなくなってしまう恐れがある。

巻末解放区!WEEKLY週ちゃん

 第3回消印選手権。円周率の日と何がどうかかってるのか忘れてしまった……。
 ジャンプ編集部から202.2kmを目指すAコース。優勝が0.12kmの誤差なのですごい。120mってもうそれはジャンプ編集部のどの地点で計測するかで記録に影響が出てきそうなレベル。
 Bコースは標高。白樺高原が圧勝。そんなに高いとは知らなかった。登山系を除けばおそらく最高らしい。理論値出ちゃうとかすごいな。そして、白樺高原の高原さを正直ナメてた……。
 しかし、新宿で3位取れたというのはマジで意外。これだったら私も頑張ればよかった。いや、新宿が意外と高いと考えるべきかも。

次号予告

 次号は土曜発売。表紙が『ヒロアカ』で、巻頭は『高校生家族』。たまにある表紙と巻頭が不一致パターン。てか、『ロボコ』が巻頭のときも表紙『ヒロアカ』だった気が。
 「デク&お茶子表紙」と表紙の内容が予告されてるのかなり珍しいと思う。なんでそんな一言そえたのか。
 そして、ショートフロンティアが再開で。めでてぇ。
 あと、週ちゃんがカラーページらしいです。小さく書いてある。

目次

赤塚賞授賞式、スーツじゃなくていいって聞いたですが僕以外スーツでした
(『等身大フィギュア シオン先生』)

 平服の罠!! あるあるだけど、この場合は担当がすべて悪いのでは。

世界が平和でありますように!!!
(『マッシュル-MASHLE-』

 甲本先生がまともなこと言ってる……。事態のヤバさが伝わってくる。

愛読者アンケート

 大きい方の読切についてと、部活動について。入ってるもしくは入りたい部活について。帰宅部という選択肢がまったくないので怖かった。「部活に入っていますか?」という設問がないから「正解は沈黙!!」とするしかない。

総括

 鼻水がやばい。風呂上がりの寒暖差ですごいことになってる。風呂って自律神経が整うはずなんですが……。

 今週のベスト作品。何だろ。『高校生家族』かな。クライマックス感あった。
 次点は読切と読切。

 今週のベストコマ。『ブラクロ』の合体魔法。いきなり見開きが飛び出るサプライズが良かった。

 最後に今週のベストキャラ決めて終わります。こちらー。

  • ヤミ 『ブラッククローバー
    • 合体魔法もかっこよかったけど、巻頭のタバコポーズもヤバかった。好き。

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