北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2022年34号の感想

 週2更新を目指して、残りのジャンプ全部書こうかな、という気分。あと5冊あるので5週あれば追いつく計算。そうなると10月かぁ……。

背表紙

 「このキャラだ~れだ??」。前回はシンでした。んで、今回がこれまたむずい。本気モードになってきたな。まぁ、残りの二番手キャラをリストアップして……というアプローチしかないというか、それ前提の難易度なのでは。

表紙

 あれれー、『名探偵コナン』のキャラがいるよー?? という企画。どっちもすごいという話ではあるが、この企画をやるタイミング的に『ONE PIECE』が主体となってる感はあるかな。
 あと、『コナン』の二番手って安室なんだ……とか思った。あとあと、ジャンプが「ゾロとコナン」、サンデーが「安室とルフィ」の方がコラボ感あったのではないか。

尾田青山対談

 尾田っちがジャンプの権化というか、全方位的に競争意識高すぎてちょっとビビる。前から「連載終わったら張本みたいな雑な物申しで周りに引かれるおじいちゃんになってしまうのではないか」みたいな不安視を勝手にしてるんですが、たぶんその根っこはこの競争意識にあるんだろうな。マッチョすぎる(そこに一抹の古さを感じる)。また青山先生が対照的で面白かったですね。100巻越えみたいな共通項はあるにしても全然違う2人だし、その違いは年齢の違いでもないよなぁ。12年後の尾田っちがこんなことになってるとは1ミリも思えないw 善し悪しじゃないけど、青山先生の方はマインドも文化系というか、オタク気質で無邪気という印象。
 とか考えると、『FILM RED』が『ハロウィンの花嫁』(どころか映画全作品)を興行収入で越えたのを尾田っちは喜んでるんだろうなぁ。個人的には『ハロウィンの花嫁』マジ傑作だと思うので、ちょっと悔しい……は嘘だけど、解せないものもある。『ONE PIECE』との比較じゃなくて『コナン』映画の中の比較になるけど、近年の中でもずば抜けてると思うんだよなぁ。
 あと、大谷育江の逸話は影響力ありすぎて笑った。ピカチュウも元は人語を喋るはずだったがピカピカの表現力が豊かすぎて人語が没収された、という逸話は聞いたことあったけど、他の長寿作品でもすごいことをしていたw

読者プレゼント

 応援団。やはり実写のコスプレ回は良い。こうでなくっちゃ、と私としては思うのですが、ひょっとしたら「あのチープなイラストが好きなのに」という世代もいるのかもしれない。そういう新芽を潰すためにも実写回がほとんど、という状況に戻る日が来るといいな(老害の発想)。

巻頭カラー『ONE PIECE』1054話

 最終章スタート。もっと話に区切りを入れてくると思ったけど、普通にワノ国編のエピローグから始まりましたね。このまま定番の船出のくだりになりそう。
 緑牛。森らしい。シンプルだが逆に大将らしい格は感じるし、『もののけ姫』シシ神風の足下演出もかっこいい。赤犬がマグマまきちらした後処理やってほしい。
 ただ、冷静に考えると植物とはいえ生命に関わる(生み出す?)能力ってまた大きな一戦を越えてる気もする。まぁ、探せば過去にもあったかも。
 からのサボ大出世。そりゃサボは気になる存在だし、楽しみではあるけど、相対的にドラゴンの影が薄くなってるので「大丈夫なのか?」とか。まぁ、大丈夫なんだろうけど。

『アオのハコ』62話

 文化祭のライブ。やば、大喜くんライブ中に喋りまくるタイプの人か。私は人とライブ行かないからいいけど、嫌う人もいそうだ。映画でこういうことされたら困る。千夏パイセンも「黙れカス」と言ってた(幻視)。
 まぁ、爆音でまともに会話ができないからこそ非言語的なコミュニケーションの比重が大きくなり、結果パイセン超かわええ、という流れはさすがであった。ライブデートの楽しさ(ロマン込み)というのを熟知しておる。まぁ、クラブとかでもいいか。クラブだと話してもそれほど違和感ないかな。この2人にクラブ行くイメージないけどw
 からの文化祭の劇で代役。ジャンプのラブコメ作品の伝統芸能って感じだ。『ニセコイ』『ゆらぎ荘』ではあった。『勉強』もあったっけ? 王子様の方が代役というのはそこそこ新鮮だった気がする。

僕のヒーローアカデミア』360話

 かっちゃんがボロ雑巾になってるのを見ると「学生がこんなことになるのは間違っている」みたいな印象ばかり強くなるな。一応、ジーニストがその視点を持ち込んではいたけど。
 ビッグ3の活躍は思ってたより大したことないというか、最終章特有の「あの人も出さなきゃ」のノルマ処理感あったかな。戦況が動いた感がない。まぁ、そもそもあの3人に弔の相手できないだろ、という話になるとそれはそう。
 ただ、ミリオが「伝達と警護」に活路を見出してるのは良かった。腑に落ちるものがある。

『逃げ上手の若君』72話

 希望を与えるのは信仰ではなく勝算。これは面白かったな。信仰の権化がこれを言ってるのも良い。「勝てるかも」という説得力というのは漫画を通じて読者が同じように得られるものですので、とても大事な話。いかにも松井作品らしいセリフだったと思う。

『マッシュル-MASHLE-』117話

 今週のレモンちゃん。新たなレモンちゃんの活躍はおねショタに活路を見出すのか……? という雰囲気。具体的にはまだ何も。特別好きなキャラというわけではないけど、「気になる」という意味ではトップクラスかもしれない。
 「テンプレ大学生」は笑った。パリピみたいな属性は割とよく見る印象だけど、それも込みで大学生としたのが良い。いや、本作的にそのツッコミは大丈夫なのかとは少し気になるけどw “オレを参考にしてくれいいよー” も最高だったし、未成年に飲酒をすすめるのも大学生あるあるだ……。これは18歳で成人なのに酒は飲めないシステムも悪いと思うが(劇中は違うよ)。

センターカラー『食戟のサンジ』附田祐斗 佐伯俊 森崎友紀

 単行本発売らしい。済みだが。そういうことで今回が最終話。寂しいが、まぁさすがにやりすぎという見方もあるのでやむなし。この作家コンビ(ともう1人)の今後はどうなるのでしょうね。
 本編。ワノ国やっちゃったからもうネタないと思ったけど、ショタサンジか。そのまま本編の初登場へと繋げるような前日譚。王道が来ましたな。最終話っぽい。
 回想で実家問題について描写してるのもファン的には嬉しいところ。いや、「レイジュに飯喰わせないのは意外」と言えるかもしれない。ただ、個人的にはゼフのメガネ姿が渋すぎるので最高でした。サンジ以外のメインキャラが女性でない、ってのはドラマ優先らしいという判断ですね。これまた最終話っぽい試み。メインの実食もモブ客ですし。「お前は匂い嗅いだだけだろ」と言いたくなるような帳尻合わせはご愛敬。
 食材に厳しい限定がかかった状態での料理、というのはいかにも『食戟のソーマ』らしい展開。それでありながらラムではなくマトンを使う展開は子供が大人顔負けの活躍をする(子供が一人前になる)本話にふさわしいアイディアだったと思います。こういう料理にドラマを象徴させるの、『食戟のソーマ』の良いところだと思う。
 ただ、羊を扱った本当の狙いはそこではない、というムートンショットのくだりが白眉。これがやりたかったのか。鮮やかすぎる最終話でぐうの音も出ない。いや、勘の良い人だと羊肉を扱う時点「サンジで羊……なるほどね……」となってたかもしれないけど、私はそんなこと露とも気づかずw
 からのイケオジサンジは笑った。ゼフもそうだったけど、何気に佐伯作品はイケオジも武器だな。イケオジでも勝負できる作家って意外と(ジャンプだと)少ないと思う。
 終わり。非常に良かった。『ONE PIECE』の二次創作としても見事だし、『食戟のソーマ』らしさもしっかり感じる素敵なシリーズだったと思います。まぁ、「食戟してねぇじゃん」というのはあるねw

『ウィッチウォッチ』71話

 モイちゃんバースデー。いつも同じスニーカーだからスニーカーをプレゼントしたらこだわりの品だったらしくて気まずい、というのは笑った。リアルでもありそうな悲劇だ。こんなん無理だろ。あと、スニーカーはサイズとかあるからプレゼントには向かないと思う(現実)。
 Tシャツもらっててラッキーとあるが、もらったTシャツもずぶ濡れだと思うのでちょっと無理ある。ビニールに包まれてる、という確固たる描写があればいいけど。一度明らかに剥き出しの描写があるので気になる。まぁ、鞄の防水性がえぐい、ということで。
 あと、モイちゃんをここまでイケメン扱いするのにはちょっと驚いた。まぁ、前からあったけど、今回のはさらに突き進んでる気がする。

センターカラー『SAKAMOTO DAYS』80話

 目隠し殺気の授業でシンがイキってたけど、心読めるから普通にズルというか、読めることを知らない相手にイキれるような内容じゃないと思う。まぁ、ちゃんと直後に殺気を隠す側でも勝ってるのでいいのか。
 「古株の先生こんなもん?」と思ったらちゃんと納得できるオチがあるのも良かった。こういうバランスはマジで大事。

『僕とロボコ』98話

 『ルリドラゴン』。なんだろう、ここまで扱うのが早いと「節操がない」みたいな印象が湧く。外部の人気を判断基準にしてるのが透けて見えるイヤさ。「ジャンプ好き」という前提から少しズレてる。ジャンプの中でニッチなネタを突くなら「さすが」ってなるけど、今このタイミングでの『ルリドラゴン』の選択にはそういうニッチさは感じられない。早くて意外ってだけ。
 時間を置いてからの “ルリはもういるから!!” は笑った。ごめん、言われるまで気づかなかった……。
 最後に急に良い話というか、大事な話になるのは驚く。まぁ、何か進展があったわけではないんだけどね。

センターカラー『ルリドラゴン』6話

 意図的な掲載位置だけど、間にスタートダッシュ賞のページが挟まるのが惜しい。誤算ですな(気づかないわけないから了承済みだろうけど)。
 作品外の情報から漏れ出るジャンプには珍しいオシャレ漫画路線(を目指してる何か)。ブランディングというか、「この作品はこういうイメージを付与した方がいい」という強い意図を感じる。編集ってこういう仕事をするのか。
 本編。学校での日常。綺麗事すぎないというか、優しい世界すぎないところにリアリティもしくは本作の独自性を感じる。メシ拒否されるくだりとか良かったし、それを「まぁしゃーない」くらいのテンションで過ごすのも良い。
 受け入れる優しい人とそうでない人で二分するのではなく、受け入れた人の中にも「ちょっとそれはどうなの?」みたいな要素があるのも面白い。 “改めて考えると人間じゃない生物が一緒に高校生やってるの不思議だね” のセリフはいくらなんでも迂闊というか、結構ギョッとした。クソシリアスに「貴様ァァ!!」と喧嘩とかになってもおかしくないレベルの失言だと思うんだけど、普通の高校生だからこのくらいの失言はあるのだろう、みたいなバランス。ただ放置するのではなく “半分人間だけどね” とすかさずフォローというか軌道修正みたいな相づちが入ったのは大事。
 からの雷。電気バチバチで髪の毛が逆立つのとか少年(少年漫画読者)が憧れる奴じゃん。また人気者になっちゃうよ。

『夜桜さんちの大作戦』139話

 体を改造された少女の悲哀と、救いとも言える一筋の光。機械の体でも合気は届く。初めて感じた人との触れ合い、という部分に理屈を持たせたのは見事。「なぜ二刃なのか」が明確。まぁ、「そもそも合気って何だっけ」とか少し思うけど、まぁノリとしては分かるので大丈夫。

『あかね噺』23話

 寿限無開始。淡々と始めて凪が継続する、という演出として演目の内容をただそのまま描いていくんだけど、序盤のただの掛け合いのくだりが普通に面白いのでちょっと好き。死にギャグ繰り返すのとか不謹慎で良い。静かに聞いてクスリと面白い、みたいな読み味は本編で表現してるものと合致するとはいえ、このオモシロはもはや本作の手柄ではないのでは……という気もしてくる(私が知らないだけ)。まぁ、落語を題材にした以上、落語のオモシロがそのまま作品の武器になるってのは当たり前の話ですね。

『ALIENS AREA』8話

 新人の日常スタート。オモシロ修行かと思ったらマジで下っ端用の雑務なので意外。世界設定のオモシロが本作の武器とはいえ、文字が多すぎる気はしたが、このマジ雑務っぷりがめちゃくちゃ良かったな。さすがにこういう仕事を延々と繰り返されたら別のジャンルになっちゃうけど、「こういう小さな仕事の上にこの世界は成り立っている」と実感できるのは良いし、新人への教えとしても納得でき、それが読者に対するものとしても適切だと思う。
 主人公が過度に真面目で良い奴なのかと思ったら周りもみんな優しくて……、挙げ句バトルなんてそうそう起きないよ、という地味さ。現実の警察も派手な捕物帖なんて滅多になくて、事務作業がほとんど、みたいなリアリティ。初期『踊る大捜査線』みたいな感じかな。予期せぬタイプのオモシロでちょっと本作を見る目が変わったというか、もう作品としての個性はバッチリという印象。
 仕事の成果が家庭へとフィードバックされて終わるのもめちゃくちゃキレイな構成でしたね。日常業務、そして日常生活の美しさ。

『すごいスマホ』12話

 すごい藻浦。「バカだけど強い」とか「バカだから強い」というのを積み重ねてて面白い。そこにまほ姉ちゃんの妙に立ったキャラクターも利いてる。悪い奴じゃないんだろうなぁ感。まぁ、安易に犯罪に手を染めるような奴でもあるんだけど。
 そんな藻浦の何も考えてなさを引き立てる意味で、本話全体を通じて敵サイドのモノローグが多くなってる……のかと思ったら違った。1話を通じて違和感を抱き、その違和感の根っこがスマホにあるのではないか、と気づくまで話。まぁ、スマホ自体じゃなくて電話の先にめちゃくちゃ優秀なハッカーがいる、とか考える方が自然とは思うけど。
 「任意」に対する「はい」のくだり、究に肩入れする場面かもしれないんだけど、正直私は藻浦側の人間かもしれない……。ああいう電子機器の操作指示あるあるというか。

『高校生家族』95話

 西の高校生家族。定番だが、テーマ的には間違いない。あと、西の長女がちょっと可愛い。いや、本作で一番可愛いかもしれない。家族全体としては出オチ感あったけど、彼女だけは再登場してくれないだろうか。彼女単体で出てきたら個性死にすぎなんだけど。
 オモシロが第一の西の家族に対し、東は本気。本気でおかしなことやってる人には敵わないし、何なら感化されるというオチも腑に落ちるし、そこでようやく “やっと… いい目になったな” となるのが良いんだよなぁ。ウケ狙いというワンクッションがあるからこその「マジで?」という困惑。
 最後にまさかのエモい語りになるのは驚いた。いや、鏡像とも言える家族を目にして自分を客観視した、というのは至極全うな流れなんだけど。

『PPPPPP』42話

 前回の感想とも重なるけど、団体戦といういかにもジャンプらしいエピソードなのに初戦から当事者が「勝負とかどうでもいいんで」というモードに入ってるのめちゃくちゃ面白いな。最初は「本作がこんなジャンプっぽいことをやるの?」と思ってたが、結局のところ本作は本作であった。ジャンプっぽいことをやっても全然本作らしいメンタルヘルスの話をしている。
 面白いのは間違いないが、初戦からこんな勝負を放置するような話になって、残りは大丈夫なのだろうか。取り留めもないことになるというか、団体戦としての興味がちゃんと持続するのか気になる。まぁ、マジで読めないという意味ではめちゃくちゃ楽しみ。
 この団体戦としてのまとまりがない感じ、おそらくラッキーがあんなことになったことにも起因するんだろうな。主人公らしさを失った(変容した)から。そう考えると、ラッキーver.2.0の落とし所を見つけるのが今回の団体戦の着地点と言えそう。

『鳩原先輩は遺影が欲しい』緋坂鏨

 読切。ジャンプショートフロンティア。作者はタガネと読むらしい。一発で変換できてびっくり。
 地縛霊の願いを叶えるため、笑顔を遺影を撮影する。『ゆらぎ荘』だ。目的を達成するとヒロインが成仏してしまう、ハッピーエンドが悲しみで包まれるのが運命づけられてるパターン。『ゆらぎ荘』はそこからのウルトラCが本当に見事だったよなぁ……とこのくらいの脱線は許してほしい。地縛霊やる方が悪い(悪くない)。
  “…言っとくけどお礼なんて言うことしかできないわよ” が伏線だった、というのは見事。このセリフの次のページで明かされるからいくら何でもスパン短すぎると思うけど、笑顔が苦手な人が見せる笑顔として感謝の微笑みというのは非常に納得度が高かった。そもそも遺影なんだから爆笑みたいな笑顔は間違いでしたよね。百点の回答だったと思う。
 学校の地縛霊なので77年間も学生の話を聞いてきたので現世への未練は増えるばかり。ここまで「連載狙ってます!!」と鼻息荒いショートフロンティア作品は初めてだ。短いからそういうのを狙う余地がないと思ってたし、そういうのがないから本コーナー好きだったんだけど。
 ただ、女子高生の流行ものの歴史に対して「古い!」とツッコミを入れていくフォーマットはたしかに面白そう。たしかに連載しててもおかしくなさそうというか、それくらいの型としての強さは感じる。まぁ、77年の割には「絶妙に古い」ネタが多かったとは思う(最近のが多い)けど、それはまぁリサーチすればいくらでも出てくるんだろうな。

『アンデッドアンラック』120話

 点字を読むビリー。この手の漫画だと「音ですべて見える」みたいなノリで盲目という点が意識されないというか、設定が死にがちだけど、こういう細かい場面で描写するのは良いね。
 あと光堕ちしたキャラって味方になると魅力が軽減するというか、「悪役の頃の方が強そうだった」みたいになりがちだけど、今回のビリーはしっかり悪役らしい言動によって逆転勝利をするのが痛快だった。「下位互換とかショッボw」というのも言ってることと思ってることが一致しないのが味わい深い。嘘なのは明らかだけど、その嘘に説得力は感じてしまうのも良い案配。

『地球の子』22話

 子供ナレーションが変則的な仕掛けではなく、そのまんまの意味として機能する。「ついに」という感慨深さもあるし、主人公交代というビッグイベントも面白いんだけど、納得してしまったが故の普通さも正直ある。まぁ、これは欲張りすぎだし、「子供のナレーション?」という仕掛けが放置されたまま作品が終わったらそれこそ文句タラタラになるのでしゃーない。
 駆け足で進んでいくんだけど、子供が自身の使命の日に緊張するくだりとかすげぇ良かった。ヒーローだけど、ただのヒーローではなく、守らなければならない子供という側面もキープしてる。

『ドロンドロロン』32話

 各幹部戦スタートで盛り上がるんだけど、やっぱメインイベントとしてはギンチヨ再登場。ドラクサとの絡みが見たかったけど、まぁこれはこれでクライマックス感ある盛り上がりだったと思う。実力自体はまだまだ及ばないけど、スピードという有利がある限り活躍することはできる、という現実的なバランスも個人的にはかなり好み。
 あとは各地での敵との煽り合いというのもなかなか魅力的だった。出番は少なくても各キャラがしっかりしてるから細かい部分でも光るものがあるんでしょうね。

巻末解放区!WEEKLY週ちゃん

 仙台特集。たしかに、ジャンプ作品(特に近年)における仙台率って異様なものがあると思う。とか思ってたら編集に3人も仙台出身がいるので笑った。このせいで自然と仙台描写が詳細になりがち、という事情もあるのかもしれない。
 『ハイキュー』がレジェンドなのは言うまでもないけど、『ジョジョ』まで昔の作品入れていいんだったら『伊達先パイ』も扱ってほしかったな。ある意味最強の仙台ジャンプ漫画でしょ。まぁ、意外と具体的な地名とかはなかったのかな。あと巣鴨のイメージも強い……。

愛読者アンケート

 『食戟のサンジ』は読んだか、読んだ。なぜか、全部読むから(ちゃんと選択肢にあった)。
 ジャンプ作品のスピンオフで読んだことあるやつ。いろいろがあるが、本誌に出張したことある奴ですべて包括できそうな気がする。『ヴィジランテ』はなかったっけ? じゃあそれも。

総括

 かなり駆け足でやってるつもりなのだが、これでも週2の更新はなかなかきつそうな予感。たしかに、一部語りすぎなんだよなぁ。筆が乗るとか今はいらんのよ。

 今週のベスト作品。『食戟』だなぁ。羊肉が良かった。
 次点はショートフロンティアと、『ALIENS』
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