- 背表紙
- 表紙
- 読者プレゼント
- 巻頭カラー『ONE PIECE』1060話
- 『アオのハコ』69話
- 『僕のヒーローアカデミア』366話
- 『逃げ上手の若君』78話
- 『僕とロボコ』105話
- センターカラー『ギンカとリューナ』2話
- 『夜桜さんちの大作戦』146話
- 『ウィッチウォッチ』77話
- センターカラー『PPPPPP』49話
- 『大東京鬼嫁伝』3話
- 『あかね噺』30話
- センターカラー『SAKAMOTO DAYS』87話
- 『マッシュル-MASHLE-』124話
- 『ブラッククローバー』338話
- 『アンデッドアンラック』127話
- 『メイビーネクストタイム』本城藍斗
- 『高校生家族』102話
- 『すごいスマホ』19話
- 『ALIENS AREA』15話
- 巻末解放区!WEEKLY週ちゃん
- 目次
- 愛読者アンケート
- 総括
この記事を更新して残り4号……と思ったらまた月曜で残り5号。
背表紙
「このキャラだ~れだ??」。前回のはガチゴリラ。
次回。黒髪がツンツンしてるだけなんですが、筆致というか、この黒のカーブ具合からすぐにピンときた。そんな特徴あるとは思ってなかったんだけど、意外と印象に残ってたみたいです。
表紙
『ONE PIECE』。ギア5ですね。映画でこれやってほしかったなぁ。見たかったよ。あのふざけたアクションを。
読者プレゼント
格ゲー。『ストリートファイター』の新作情報がいろいろと話題ですね……と一瞬思ってしまったが、これ違うわ。これは『バーチャファイター』でいいんだよね? 知ってるようで全然知らない。波動拳コマンド(だから違うって)も『ロックマンX』でしか使ったことない。あと『スマブラ』か。
今に限った話じゃないけど、ゲームネタなのに当たるのはまったく別のゲーム。なんかモヤモヤする。
巻頭カラー『ONE PIECE』1060話
ちょっと尾田っち忙しすぎる気がするので、巻頭だけど映画の特集のみで描き下ろしのカラーはナシ! とかにしてもいいのよ。まだまだ長そうだけど、最後まで走り抜けてほしい。
本編。ルフィの夢。前号の『アンデッド』の感想の中で、「もはやワンピースの正体とか興味ないよね」みたいな話したんですが、尾田っちも承知してるのか、別の大ネタをぶち上げてきた。若干急に出てきた感じもするんだけど、ルフィのキャラクター的にワンピース(の正体)に執着するのも変なので、別の軸を用意したのは適切だった気もする。
海軍が島を消す。あのホラー演出はかなり良かった。ただ、「元々バスターコールのイメージってこんな感じだったよね?」という雑念も湧いた。大変なことにはなるけど、島が消えるは大げさだったじゃない。むしろ空島でのエネルの方が近いわけで。というか、今回の絵面もかなりエネルに近いですね。
『アオのハコ』69話
絶賛無双中の菖蒲。素直すぎるというか、感情と行動が直でコネクトしてるのでまぁ面白いですよね。誰と絡んでも面白いし、絡まれた方の魅力も引き出される。帰国子女イケメンへの勘違いも面白かったけど、痛快だったのは雛との絡み。ややこしすぎる雛の現状を聞いた際、ノーモーションでキレる姿が最高。良さの極み。新参なはずなのに一気に菖蒲に対して肩入れしてしまうというか、心の中で「そうだそうだ」の嵐。ラドンもそう言っています。
『僕のヒーローアカデミア』366話
久々にナイトアイが見れて嬉しいんですが、それが「こんな人だったの!?」と驚いてしまうような笑顔なので最高。ただ、デク到着の前振りをミリオが担当するのはかなり意外でした。どう考えてもかっちゃんじゃない。まぁ、これからデクがピンチになったところでかっちゃん復活、共闘みたいな感じなのかしら。最終的にはかっちゃんがOFA使うの楽しみにしてます(たぶん無理)。
『逃げ上手の若君』78話
元寇の影響で中二武器をそれぞれ作る時代だった、という漫画的な解釈が見事。歴史モノを少年漫画にするのが本作最大のオモシロだと思うけど、それが分かりやすい形で表出してる。そこに「敵は若者」という対立の構図も乗っかってくるのも面白い。キャラの立った悪役は不可欠だけど、そこに「血気盛んな若者は突飛なことしがち」というロジック。
『僕とロボコ』105話
修行回。修行回パロなんだけど、意外と導入が丁寧なのが良いよね。こないだの遊園地バトルもそうだけど、やろうと思ったら普通に良いバトル漫画になれてしまう。今回の導入もロボコの弱体化と、それ故の伸びしろを説明してるのとか納得度が高くて好き。
からの修行。『鬼滅』の岩が出てくると思ったんですが、違ったなぁ。まぁ、斬撃じゃないから無理なのか。膝だし。
センターカラー『ギンカとリューナ』2話
人喰い竜退治が終わったと思ったら別の話が始まり、実は繋がってたと分かる構成。新鮮で面白かった。人助けのために竜を倒したわけではない、というのが重要。そして、今回の件によって初めて人助けによる喜びを知る。人喰い竜に説教垂れるくだりも特徴的で、怒りじゃなくて “もったいない…” 。旅が始まったワクワク感に包まれてる彼女ならではだし、怒りが湧かないのは特殊な環境で育ったことも感じさせる。それが今回感謝されることでより人間らしく成長した、とオチがつく。
『夜桜さんちの大作戦』146話
修行回。ただのスパルタもやりつつ、ちゃんとした理論も並立させたのが良い。そういう意味で会長は良い新キャラと言えそうですね。まぁ、ツボは少し安易だった気もするけど、彼だからツボが分かる、というのならまぁ納得もなくはない。もうちょっと彼だからこそ気づける理屈とかコツを見たかったし、本作はやってくれそうな気もしたんだけど、まぁ無茶なリクエストなのも分かる。
『ウィッチウォッチ』77話
5話に出てきた小麦ちゃん。「誰だよ!!」と堂々と言っても怒られないと思う。てか、「魔法とパン」なら『夜桜』の前に掲載すればよかったのに。
語彙がパンだけ。イントネーションによる笑いだからこれは喋りの表現媒体じゃないと不向きな気もする。ただ、劇中に「やけに理解が早い人」がいてすぐに正解発表するので、意味分からないパン語→正解発表→再びパン語を見ると正しいイントネーションで脳内再生される、という気持ちよさはあったと思う。そういう意味では実に漫画的。コマ割りやフキダシの配置によるマジック。
篠原てめぇどうせパン語の解釈が最初間違ってて最後にひっくり返すんだろこちとらお見通しなんだよ……と思ったら全然違くて、しかも突然のほろ苦エンドなので笑った。仕掛けはともかく、ハッピーエンドは間違いないと決めつけてたのでマジ驚いてしまったw
センターカラー『PPPPPP』49話
1周年記念で3ページカラー。表紙じゃなくてごめんねカラー、なのでしょう。
裏ラッキーをいきなりカラーで発表してくるので面食らったところもあるんだけど、かなり面白い構成だとも思う。ジャンプで読むからこその驚きだと思うし。まぁ、少し「ペース配分間違えた?」とかも疑ったけど。
んで、キャラクター人気投票。本作はなぁ、ラッキーが1位って雰囲気じゃないと思うんだよなぁ。予想としてはレイジロウだけど、少し鮮度が落ちてるという意味ではミーミンの方が強いのかもしれない。ただ、ミーミンは2人セットの関係性萌えの要素も大きいので、評が割れる可能性も考えちゃう。
本編。すごい、主人公の中のもう1人の人格と精神世界で対話。バトル漫画の覚醒エピソードで超ベタな奴だ。ただ、本作は天才の道を選ぶことのヤバさを強調してくる。凡才ラッキーを生んだのは外の世界における「良いこと」とされる価値観、という設定も面白かったし、それをテレビを通じて端的に描いたのも良かった。
ただ、超大ゴマ連発のアバンギャルドなコマ割りというのは少し見飽きたというか、前回が超良かっただけにインパクトが薄まったかな。まぁ、今後「本作はこういうもんです」というくらいお馴染みになるのかもしれないけど。『BLEACH』とかそういう。
『大東京鬼嫁伝』3話
ヘンテコ見開き今回もあるじゃん。これはマジで本作名物という感じになりそうですね。バトルではない良い話のクライマックスでもぶっ込めるので、今後あるであろう日常回にも期待しちゃう。
悪人に対してむごすぎるギャグ、単に容赦ないだけではない、驚きがあって超好き。事故として起きるのも面白いけど、ヒロインが反省してない感じも最高だし、帰り際のケツキックの天丼も好き。小ボケという感じでケツキックしてるのが良いのよ。今後も反省せずに続けてほしい。
『あかね噺』30話
破門騒動の真実、おっ父サイド。落語に対する、というか落語を取り巻くシステムに対する愛憎入り乱れた感じが面白かった。あかねが一生のことを憎むと同時に尊敬してるのとも近い。
今週の画風ギャグ。突然出てくるのでマジ笑ってしまった。一生がピッコロやってるのが似合いすぎなのよ。……ピッコロで合ってるよね。たぶん。急に自信なくなってきた。大魔王の方。
んで、あかね、バズる。女子高生というのが一人歩きして評価が勝手に上がるのとか地獄度高くて面白そう……であると同時に再び「プロが来てんじゃねぇよ」という噺が再び火種になりそう。
てか、大会が発表するんじゃなくて、雑誌が動画を上げるなんてことあり得るの? 許可とか大丈夫?
センターカラー『SAKAMOTO DAYS』87話
シン、円運動のコツを教えてもらい、成長する。これは……空手の極意としてでんでん太鼓が出てくる奴。映画『ベストキッド2』で見たことある奴(面白いけど絵面はクソダサいです)。
『マッシュル-MASHLE-』124話
サーカス魔法。最初見たときは面白くなる気がしなかったんだけど、規則大好きメガネくんの信条を描くためのステージだったと明らかになって手のひらクルーですわ。めちゃくちゃ良かった。本能のままに生きる敵との対比も良いし、規則と責任を重んじる思想がそのままバトルに反映されてて最高。マッシュの前に立ったときはめちゃくちゃ困った言い分の人だと思ったのに、今では「めっちゃ良いこと言うやん……」となってしまう。多面性ですね。
『ブラッククローバー』338話
将軍は魔力ゼロ。なるほど、ここに来て魔法帝を目指すアスタのロールモデルとなる人と出会うわけだ。まぁ、魔法とは別に不思議なチカラは持ってそうだけど、それ言い出したら今のアスタもいろいろ持ってるわけで。魔力ゼロのアスタのためにヤミ団長が気を教えたのも今になって思うとめちゃくちゃ腑に落ちる展開というか、必然だったと言えそうですね。
ヤミ一族。たしかに「ヤミ」はファミリーネームっぽい雰囲気だったけど、まさかの展開だったなぁ。団長、あんなに人と壁を作らないタイプなのに誰からも下の名前で呼ばれてなかった、というのはなかなか衝撃的だ。まぁ、下で呼ぶと親しみの現れ、という発想自体がお門違いなのかもしれないけど。
『アンデッドアンラック』127話
すごい、サンが立ち上がっただけで1話が終わってしまった。一応不動が瞬殺されるくだりが申し訳程度にあったけど、あってもなくてもほとんど変わらないような話であった。虚無のような1話と言えるが、「立ち上がっただけでマジ大変なのよ」という衝撃を与える意味はありますね。なくはないです(クロム参戦)。
『メイビーネクストタイム』本城藍斗
読切。ジャンプショートフロンティア。
人間に紛れて暮らす神の兄妹が人間を滅ぼそうとしたり、気まぐれで止めたり。気だるそうに人類滅亡の話をしてるくだりが正直ちょっと気恥ずかしかったというか、中二濃度が大きすぎて今の私にとっては致死量スレスレだった。感化されてしまうキッズ読者がリアルにいそうで怖いよ。
とりあえず、『モンハンライズ サンブレイク』が人類を救ったということで、それのやりすぎでジャンプ記事の借金地獄に陥った私は間違ってなかった。真面目に考えるならば、人類最大の発明にして、功績はエンタメ、という話ですかね。まぁ、ちょっと子供じみてる結論とも思うけど、まぁ漫画にしなかっただけマシだと思う。漫画だとさすがに直球すぎるというか。『HUNTER×HUNTER』とかネタにしやすそうだけどね。
『高校生家族』102話
立候補者演説は応援がすべて。なんとなく票の行方はすべて応援が決める。身も蓋もなさすぎる断定なんだけど、ぐうの音も出ないほどに納得してしまった。所詮高校の選挙……。いや、国政でも大差ないのかもしれないw(タレント議員とか強いし)
『すごいスマホ』19話
レイは感覚過敏の天才。だから人前で歌えないという設定はなかなか良かった。顔を出さない歌手とかめちゃくちゃミーハーで陳腐でつまんない設定だと思ってたけど(暴露)、急に魅力的に思えてきた。究の変人(かつ天才)ぶりが彼女と対極であり、だからこそ彼女の心に寄り添うことができた、というのも良い話。究には最後までその自覚がないというのも面白い。
それはさておき、 “ヒゲダンの… 選曲は良いな… 歌いやすい…” ってセリフ本当? あんな高音自慢の歌、素人が手を出すべきじゃないと思うんだけど。実際に歌ったことはないけど、経験者からしたら意外と歌いやすかったりするのかしら。
んで、運営側の人間が出てきてエンド。物語が次のフェイズに入った感あってワクワクもするんだけど、大いなる謎の真相に近づくことによるスケールが小さくなったように感じてしまう現象はやっぱあるなぁ。『アンデッド』の神登場でも同じ感想になったけど。とはいえ、完全に説明のない不条理のまま完結すればいいのかというと、そういうわけでもないので、まぁ無い物ねだり。
『ALIENS AREA』15話
捜査本部。すごい現実的な展開だ。それでいて味方組織の幹部級が一挙に登場、というめちゃくちゃ少年漫画っぽい話でもある。このバランスは面白いですね。
各班長に派閥があり、多数決なのでそれの奪い合い。リアルかつ地味というかイヤな話でもあるんだけど、すげぇ新鮮で個人的には超面白いです。ちょっとだけ『ワールドトリガー』も思い出したというか、あの作品にはこの感じのノリあった気もする。まぁ、詳細は覚えてないんですが。
舌戦のようではあるけど、言うても公的な捜査機関なので実際に行われることは堅苦しく、証拠を提示するのがメイン。そして、本話のラスト、切り札として登場するのが主人公たる辰巳、というのが熱い。地味だけど、めちゃくちゃ少年漫画っぽい盛り上がりに溢れてる。まだ大して強くもない主人公が組織のお偉方をアッと驚かせる活躍をすることに対する説得力としても文句ナシで、見事だったと思います。
巻末解放区!WEEKLY週ちゃん
9/21はイオンの前身の呉服屋が設立した日ということで、ジャンプ作品に出てくるショッピングモール特集。てか、イオンって呉服屋だったの? 衝撃だ。
ショッピングモールの説明漫画。アメリカの映画やドラマにもよく出てくる……の例として出たのが『ゾンビ』と、『ストレンジャーシングス』(シーズン3ですな)。前者は疑いの余地がないんですが、後者は意外だったな。まぁ、ドラマから1本選ぶということで強かったのか。
本題。ジャンプのショッピングモールといえば『マグちゃん』のマルノヤだろ!! となぜかキレ気味に読み進めたら後ろの方にしっかり出てきたので安心。
ショッピングモール描写、及びその設定の細かさ、鋭さという意味では『こち亀』がさすがでしたね。田舎の超巨大ショッピングモールというのはめちゃくちゃリアルで、この題材だけでもう面白そう。田舎という意味では『マグちゃん』も同じなんだけど、あれはもうちょっと地元密着型っぽい雰囲気でしたね。巨大資本による侵略、みたいなバイブスはなかったと思う。
目次
とにかくアップルストアの雰囲気が肌に合いません。店員さんは別に何も悪くないけど
(『逃げ上手の若君』)
昔iPodの修理のため銀座に行ったら、エレベーターにボタンはないわ、白人のおっちゃんに英語で接客されるわとひたすらアワアワした記憶。
愛読者アンケート
付録についてと、テレビアニメについて。鑑賞方法。私はネットフリックスが主ですね。それになかったら観ない、というのが基本。ディズニープラスも入ってるけど、まぁ大体ラインナップ同じでしょ。あとは、『ドラえもん』と『モルカーDS』はテレビ放送を録画して観てます。
ショート動画については、観ない。
総括
『HUNTER×HUNTER』だけは最新号を読める、という事実に気づいてしまった。まぁ、ほとんど覚えてないんですが。新刊待ちでちょうどいいわ。
今週のベスト作品。『マッシュル』。キャラクター表現としてバトルをやっているのが分かりやすく描かれてて非常に良かった。
gohomeclub.hatenablog.com