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『八乙女×2』27話の感想

八乙女×2 - 氏家ト全 / 【第27話】7月は縁側で涼む | マガポケ

 夏バテで消化器系よわよわなので朝食済ませただけで甚大なダメージを受けます。だるい。
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第27話「7月は縁側で涼む」

 前半4コマパートが6ページ。後半もショートで6ページ。前半と後半に繋がりはなく、タイトルは後半のことですね。予告されてた水着も後半。

 前半。いよいよ夏本番という日常なのですが、1ページ目の1コマ目にいきなり有銘ユーリ。トリプルブッキングである。とにかくカメオ出演の多いアイドルグループですが、単独でユーリが出てくるのはかなり珍しいのでかなりビックリ。『あかほん』時点の年齢のままならカイやハルルたちよりも年下ということになりますね。ただ、本作は作品内で年月が進行し、キャラクターが加齢するので、他作キャラの年齢を細かく考え出すと沼……というか不毛だと思う。過去にも本作にトリプルブッキングが出たことはあるんですが、そのときと比べて今回のユーリが年を取っているかというと非常に怪しい。ちなみに、ネタとしてはハルルのASMR好きで落ちる。最近ASMR関連のネタが非常に多いですね。直接エロにカウントしていいのか怪しいラインで好き。
 カイとハルルが自宅でゲーム。懐かしのシューティングゲームという感じの見た目。おそらくスイッチなので、ニンテンドースイッチオンライン加入者は遊び放題のクラシック作品みたいな位置づけなんだと思います。本作に出てくるゲームは異様に細かいというか、明確な意図を持ってチョイスしてると感じさせられる。オチとしては、いつものイメージ図みたいなコマをハルルがフリップみたいに持ち出すので笑った。厳密にはそのへんにあった紙に描いた、ということなんだろうけど。
 階段で2ネタ。1つ目はハルルがルイ相手に「階段」。2つ目は芦田ホシノ乱入で実際の学校の怪談を紹介。先輩らしい情報網で良いですね。からのオチは通りすがりの門脇先生。担任から離れても、文芸部関係ないネタにも絡んでくるので面白い。たしかに文芸部関連だと割と頼れるしっかり者みたいな側面が強いかもしれませんね。
 アームカバー。半袖セーラーにアームカバーのビジュアルはかなり新鮮というか、ちょっとした違和感で良かった。ただ、登下校に使う人もいそうだから案外当たり前にある光景なのかもしれない。オチはハルルのアームカバー解釈。ルイがツッコむんですが、ハルルの横で呆れ顔をしてるアユムが面白い。この呆れがルイに向いてるようにも見えてしまう……(たぶんハルルだけど)。
 アームカバーから紫外線でもう1本。少しは浴びた方がいいとアユムは言ってるが、今の季節熱中症のリスクがやばいのでそうも言ってられないと思う。まぁ、既に浴びてる分をポジティブにとらえる、みたいな意味では正論か。美容目的の知識は豊富なルイ、本で読んだ一般知識のアユム、耳年増な知識のハルル、という三者三様ですごく良いネタだったと思います。最後のルイのツッコミが強めで好き。
 本木家にて本木ラン登場。本木姉妹のお下がりの儀式が明らかになる。たしかに、今までのアユムの私服描写、やたら凝ってるというか、オシャレな印象だったんですが、その真相は姉にあったのか。オシャレ意識という意味ではルイの方がしっくりくるんですが、明らかにアユムのがこだわってる感じあって不思議っちゃ不思議だったんですよね。オシャレに金かける姉(高校生)からのお下がりがあるのでアユムはオシャレ。
 文芸部。ハルルが珍しく真面目に読書してると思ったら、宿題。カイはツッコんでたけど、端から見ると普通に立派に思えてしまう。もちろん文芸部員としての読書ではないのは間違いないんですがw
 文芸部での武隈姉妹。フユリがやけに姉を慕うような姿勢を見せたかと思ったら、真相はハルルと同じで読書感想文。ハルルも(文芸部員としては)不真面目だったけど、それ以上に不真面目だったフユリ、という構成が見事ですね。

 後半。いきなりルイ、アユム、ハルルの水着。軽くポーズを取る2人とより本気度の高いハルル。どういう状況かと困惑しましたが、本木家の縁側。水着回まさかのロケーションであった。予測不可能だろこんなん。冒頭のポーズは各人が水着を見せるときのちょっとした自意識もしくは遊び、またはボケということなんだと思います。
 にしても本木家すごいな。大豪邸という感じではないが、しっかり庭があって、本格的な縁側も完備。そういえば、3人がリモート忘年会するときにも「やけに部屋広くない?」みたいな感想を抱いた記憶が。マンション住まいの両八乙女とのギャップがすごい。
 縁側水着でめちゃくちゃ驚いたんですが、おこづかい事情でこうなったらしい。お金があっても夏の暑さが遊びどころじゃないレベルになりつつあるので、縁側で遊ぶのが賢明な気がしてくる。まぁ、東北だと東京よりは多少はマシなのかもしれないけど(本作の舞台がどこなのかは知らない)。
 「ビッチバレー大会」の前フリとして文芸部の合宿について。今年はないらしい。先輩2人が受験なので。部活動の継続としてかなり深刻な話をしてる気もするんですが、「去年と同じことしても……」という漫画的な都合を考えるとかなり自然に飲み込める。そして、ここでの「先輩2人の受験」が今回の大オチに絡んでくる。伏線と大げさに言うほどではないけど、構成がキレイ。
 本木ラン登場。おじいちゃんと野暮用があったらしいが帰宅。帰ったら妹が友達で水着になってたら結構驚くと思うんですが、動揺がないどころか、あまりの強キャラぶりを披露するお姉ちゃん強すぎる。
 そしてオチ。謎に顔の広いおじいちゃん経由で家庭教師のバイトをすることになったらしい。その相手が……ということで次回。新キャラと既存キャラの本格的な絡み、そして新キャラの新たな一面というのがめちゃくちゃ魅力的。作品が自然と広がっていく感じですごく良い。もう1人の新キャラであるフユリとも絡む可能性が高そうだし、めちゃくちゃ次回楽しみ。
 てか、本木家にやたら存在感あったというか、今後何かと便利に使われそうな予感。立派な一軒家、そして顔が広いらしいおじいちゃん。作品に金持ちキャラがいるといろんな話が作りやすくて便利、というのは『生徒会役員共』でお馴染みですが、それに類する存在に本木家(おじいちゃん及びラン)がなるのかもしれない……。


 終わり。ユーリに始まり、ものすごい新展開を迎えて次回に直結する終わり方だった今月。かなり面白かったですね。「女子高校生家庭教師本木ラン」が連載開始してしまう事実に興奮を禁じ得まえない。まぁ夏期限定のバイトなのですが。
 次回は勉強合宿らしい。ただの家庭教師じゃないじゃん。泊まりだとイベント感が出るので文芸部のみんなも乱入したくなる、みたいな感じかしら。部活の合宿ができなくて申し訳ない、みたいな心理もあるかもしれない。何にせよ、本木ランが中心になると思うので、アユムはツッコミで忙しくなりそう。
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