- 表紙
- 読者プレゼント
- 巻頭カラー『僕とロボコ』193話
- 『アオのハコ』157話
- 『ONE PIECE』1120話
- センターカラー『ひまてん!』2話
- 『SAKAMOTO DAYS』174話
- 『悪祓士のキヨシくん』4話
- センターカラー『カグラバチ』41話
- 『アンデッドアンラック』214話
- 『呪術廻戦』263話
- センターカラー『あかね噺』118話
- 『ウィッチウォッチ』163話
- 『鵺の陰陽師』58話
- 『逃げ上手の若君』164話
- 『夜桜さんちの大作戦』234話
- 『超巡!超条先輩』22話
- 『キルアオ』61話
- 『願いのアストロ』13話
- 『さいくるびより』10話
- 『極東ネクロマンス』12話
- 『妖怪バスター村上』5話
- 巻末解放区!WEEKLY週ちゃん
- 次号予告
- 目次
- 愛読者アンケート
- 総括
『アコライト』面白かった……。こういうアクションが前から見たかったんや。と思うと同時にいくら何でも作られるのが遅かったので案外進化したチャンバラに期待してる人が少なかったのかもしれない。
表紙
『ロボコ』。いろんなバージョンのロボコ。ただしマルチバースは含まない、という一線が謎ではある。
巻頭カラー『僕とロボコ』193話
サブタイが「忍者とロボコ」なので『忍者と極道』ネタを期待してしまったんですが(ネタに困らなそう)、「忍者めし」コラボでした。近藤先生ヒットして嬉しいです。
ゴンさん。この手のパロディでは史上最高レベルで定番だけど、比較的穏当だった印象。グミの当たりを喰ったら「ロボコさん」になるのも理屈に合わないし。命の前借りだからエナジードリンクとかの方が合ってると思う(案件だとそんな批判的な扱い無理だが)。
ただ、ロボコさんのアクションシーンで膝使ってるのには笑った。強そう。気になって調べてしまったが本家ゴンさんは膝ではないので、ちゃんと本作独自のアレンジ。
本編後にスペシャル対談。知らない世界の有名人だ。最近対談企画多くて嬉しいです。余裕ある作家はもっと対談してくれ。対談相手がいなかったらもう担当とかアシスタントでもいい。真面目な感じで好きなファミレスの話とかしてくれれば私が喜ぶ。
初読時からカニオが好き、というのも良い話。言われてみれば往年の特撮モノのバイブスありますね。当たり前すぎて見落としてたのかもしれない……。
『アオのハコ』157話
扉。雛と菖蒲が何かを食べようとしてるのですが、この手のものに興味がなさすぎて、マジで何なのかが分からん。先割れストローなのでかき氷なのかな。あんなのあるの? ……てか超よく見たら2人が水着なのでちょっと感動した。水着をまったく打ち出さない一枚絵すごい。
本編。旅行やら合宿やら。冒頭、友人の彼女の誕生日を把握してる匡がメガネすぎるので笑った。
水着。この期に及んで大喜の彼女持ちイジリになるのが良い。いつもより嫌味が多めだけど、雛がいるので「彼女は何言ってもいい立場」と納得できる。
メガネの海水浴問題。視力が足りない。度付きのゴーグルという手もありますが、視力確保のため常時ゴーグルになって少し間抜けです。体験談。そうなるとやはりコンタクトだが、結局コンタクトでも水浴びるのが怖いのでゴーグルに頼ることになります(それでも心許ないのでガチ泳ぎは避けた方がいい)。裸眼でいける匡は勝ち組です。その視力大切にしろよ。
モブ女子からのナンパ。セクシー要員としての水着ギャル(死)の胸元アップが飛び出るので笑った。心にもないことをしやがって……。とはいえ、本人がどの程度セクシーな要素を打ち出そうとしてるか、がちゃんとキャラごとに違っててその解像度の高さは興味深いです。
『ONE PIECE』1120話
雲の上からのジャンプ。速度、距離、風……と突然計算を始める。海まで到達するには今ある加速を落とすわけにはいかず、馬刀ジジイの相手をする余裕はない。蓋を開けてみたらそれでも速度は足らないので爆風で後押し。『名探偵コナン』の映画で2回も出てきた現象だ。
ベガパンクの中の一体に過ぎないのにジジイの相手なんてできるわけないと思うんですが、自爆なので感情のドラマ的には成立する。正直あそこまで実力差があると自爆しても特に効果はないと思うので、個人的な好みとしてはもっと強さの理屈を整えてほしいのだが、まぁ分からんではない。
みんな大好き巨大ロボ。意外とフランクに話すというか、まさかルフィ相手にツッコミ役まで演じるとは。何ならこの現場で一番シリアスな存在みたいな印象もあったのでその落差で驚きつつ笑ってしまった。あと、「世界の真実」的に超重要な存在を前にしても無知かつ無関心を貫くルフィが、この上なくルフィしてて最高ですね。こういうとこ好き。
センターカラー『ひまてん!』2話
仕事開始。ひま的には自分の恥部を見られてしまったが、てん的には「やりがいのある職場じゃねぇか……」と燃えてる。仕事が好きすぎるが故の変態だ。一つの事実の見え方に相違があって、その相違がキャラクターの特殊性(変態性)に由来して、その相違をきっかけに互いの理解が深まる。意外と王道な感じで仲良くなるんですが、あくまでもそれが「仕事」というテーマに徹底してるのが面白いですね。
んで、彼女の部屋に入ったら……という2度の場面。どちらもオフの姿が現れて驚くのだが、2度目は彼女の方から「見てくれ」となるオフの姿なので進展を感じる。自称ブスのメガネだが、それがレアリティとして機能するのが良いですね。今後他人にメガネを見せる機会があるとしたら、女子の友人とどこかに泊まったりするときだろうか。そのときは面と向かって「ブスじゃねぇから」と怒られそう。
食事。どう考えても仲良くなるイベントだが、「金払ってるので食べるのは当たり前」という割り切りには笑った。正論ではあるがw そっからダサいという自意識と、プロ意識が交差することによって完全に相互リスペクトの関係が成立する、というオチもキレイ。没収したスマホでそれを示すのも一話区切りの構成として見事でしたね。アイコンを彼女の「外面」として象徴されるのもうまいし、ホメワードに「しごでき」が入るのも本作らしくて良い。安易に感謝の言葉を告げるのじゃないのが独特ですね。私的な関係が進んだ側面もあるが、それよりも仕事。プロ意識が徹底したラブコメ。高校生なのになんで……(非現実性がちょうどいいのかもしれない)。
『SAKAMOTO DAYS』174話
有月と赤尾が熟練夫婦みたいな関係になってるので笑った。本作には珍しく色っぽい雰囲気の予感はしてたけど、急に色っぽさを通り越した夫婦感。昭和の苦労妻みたいな雰囲気の有月、一部で人気が出そう。有月の出産中にパチスロしたい(別作品と混ざる)。
てか、「有月の中の赤尾コピー」説が正しかったら、今回の昭和のクソ夫みたいな赤尾像が今の赤尾の中には多分に残ってるということですよね。暴力とか振るうけどいざとなったら優しいみたいな赤尾出てきてほしい(暴力を振るう場面は存在しないがイメージ)。
『悪祓士のキヨシくん』4話
悪狩ちゃん。相変わらず漢字が良すぎる。大学2年らしく、女子で、年上で、しかも成人……いや18も成人か。ただ酒の壁は明確に存在してて、新歓コンパでキョドる男子校上がりの新人って感じのデクだ。作品のノリは割と幼稚なのに設定年齢が意外と高い。高校生が仕事を通じて互いをリスペクトする『ひまてん』とは対照的。
強さよりも勇気が必要。そして足が速い。『サイボーグ009』名ゼリフみたいな2要素が重なってしまったな。どうせなら今回の技「月」じゃなくて「太陽」が良かったな。……今『サイボーグ009』の小説読んでる最中なので感度が高いです。
センターカラー『カグラバチ』41話
緋雪参戦。当然入り口はハクリだが、ハクリ経由なのでハクリがいなかったら一生蔵から出れない。良い条件というか、チヒロと仲良くなる展開に都合の良さがなくて良い。一つの文章に4つも「良」が入っちゃった。
ということで、真打争奪戦を中継放送しながらの競り開始。見せ物になってるのが面白い。からのラスト、所有を主張する3人のセリフが似てるが決定的に違う、という漫画らしいルビなどを使った仕掛け。全員「組織」に「自分個人」を示すルビを振ってるのが良い。英語版がどうなってるのか気になってくる。「It's mine.」のようで3人とも微妙に違うんだよね。「It's owned by ~」だろうか。「belong」かな。「もの」の方までこだわるとさらに大変。
『アンデッドアンラック』214話
タチアナ。有名モデルらしい。まるで記憶がなかったのですが、アイドルの次がモデルってのはちょっと偏りすぎてて良くないと思う。……が、終盤似た人気商売だからこそ不貞の能力が刺さる展開になるので一概には言えないのかな。
てか、不貞、女性相手にも刺さるのですね。今回は上書きされる対象が恋人ではなく「好きな有名人」なので、性的指向を問わないってことなのかしら。まぁ、元々性的指向ごと上書きできる可能性はあるか。
ビリーの娘。 “いるよ ここに” と自分で言って初めて迷子だと気づく。めちゃくちゃ可愛い。バカと可愛いは意外と近いのだな。
風子の着ぐるみ。正直何が良いのか分からなかったのだが、ラストシーンで風子が着ぐるみから顔を出すことで、「今度は風子が中に入ってる」ということだと気づいた。なかなか素敵な場面……だが、そのことを理解してないタチアナからしたら好きなキャラクターの着ぐるみから距離感バグった知らん人が出てきて地獄ですね。2周目以降ずっとこのノリだけど、今回は特に目立つと思うw
『呪術廻戦』263話
乙骨の同級生コンボ。ドラマ的にはかなり感動的なんだけど、バトルのステージがちょっと変わるだけで、特別進展はない。このスクナ戦ずっとこのノリだけど、特殊というか、連載で一話区切りで読むのがベストなんじゃないかと少しだけ不安になる。
乙骨と東堂。乙骨がまともな状態でこの2人の絡みを見たかった気もする。ブラザーにばかり気を取られてたけど、そういや因縁ある風だったわ。
んで乙骨の切り札。五条ではなかった。いや乙骨自身が使用する切り札は五条だが、コピー能力が目くらましとなって使える切り札が残されていた。それが最初からスクナキラーだと紹介されてたものなのが良いですね。まぁ、これも五条と同じで「2周目!?」という話ではある。コピーだから2回ってのは理にかなってるんだけどね。
センターカラー『あかね噺』118話
本編でネタにされてたスキャンダルみのあるツーショットが扉なので読み返すと笑う。しかしこの扉のあかね、めちゃくちゃ良い顔をしている。
本編。幻の未完演目「志ぐまの芸」。それがすべての派閥争い、さらにはおそらく一生が狂った発端。急にお宝争奪戦みたいになってきて面白いですね。すげぇワクワクする。おそらく作品開始前から土台として暖められてた設定なのだろうな。そのお宝がブツではなく、口伝でのみ伝わるもの、歴史や人の中にのみ存在するもの。ものすごくロマンを感じる。『ONE PIECE』と似た話なのだが対照的でもある。
『ウィッチウォッチ』163話
ホライジュンとニークラアン。あったなw 絵柄ギャグかと思ったら本話ではむしろ日本語文章の方に注力してて面白い。何を持って翻訳調、それも中学英語教科書レベルの翻訳調とするのか、というのかが謎だが、明確に「あのとき読んだあのノリ」だと分かる。見事だ……。
浮気誤解からのお兄ちゃんオチは定番……なのはいいんだけど、あれで事態解決するのかは少し疑問。てか、ジュンくんの人格に問題があるようにしか思えないのでどうしようもないな。いや、あくまでも彼の問題は文章(コミュニケーション)にある、という一線は保とうとしてた気はする。するけど、それどころじゃない気もするんだよなw
『鵺の陰陽師』58話
すげぇ今更だけど、輪入道(火の玉車輪)だから爆破キャラだったのか。てきとーにかっこいい名前引っ張ってきてるだけかと思ったけど、意外と最低限の連想はしてた。今後は気をつけなければ。てか、輪入道、『村上』にも出てきそうですね。やはり変態扱いだろうかw
んで、学校サイドのバトル。学校に一般生徒が残ってるらしいので片方がバトルから離脱。いくら何でも同じ展開すぎると思うのだが大丈夫なのだろうか。まぁ、今回はスピード自慢ではないし、 “私も今のクラスが好き” という話も出てくるので細かいところでは味わいが全然違うからいいのかな。
んで、狂骨。だいぶ強めだが10秒らしい。これは10秒の表現をどうするのか楽しみですわ。ものくそスローにして進めるのか、マジで一瞬(一話内)で終了するのか。倒せないまま時間切れだが、まだ勝負は諦めない、的な流れだとそのまま次次話とかに進んでも違和感なさそう。
『逃げ上手の若君』164話
尊氏への信奉心が強いのでバトルでも強い、という本作独自のバトル解釈、面白いは面白いのだが、具体的に掘り下げるほど興味はないので今回くらいサクッと終わって次の話に移るのがちょうどよかった。本作の神とかそういうくだり、正直具体的に運用するほどうまくはハマってないと思う。
んで、若陣営。あくまでも一瞬の隙を作ることに徹底していて、その最終的な連携が若の逃げスキルに頼るものだったのも素晴らしい。ウンコ爆弾からひたすら「目眩まし」を繰り返し、最後の目眩ましは若の存在自体。若の体の向こうから矢が飛んでくるのでさすがに無理じゃろ。ものすごく説得力があって好き。好きだからこそ「これは即死でいいのに」とか少し思ってしまった。ちょっと都合を感じる。
とはいえ、細かい攻防を繰り返すのではなく、一瞬で勝負がつく(一旦)のは良かったです。状況的に長い戦闘をするのはふさわしくないと思うので。
『夜桜さんちの大作戦』234話
勝負がついたあとの真相解明。フーランが「母」としての体を保てなくなり、嫌五が死に化粧でかつての見た目を保つ。ものすごく良い場面だった。嫌五らしさもありながら、2人の決着としてこの上なくふさわしさを感じる。
まぁ、「嫌五より先に旦に協力してたので裏切りではない」という理屈が好きだったので、結局「とはいえ嫌五大好きなので旦は裏切る」という話になっちゃったのは少し安直だった気もする。もちろん感動もあったんだけど。
んで、旦を倒すためには四兄妹がキーになってくるらしい。そしてお次は辛三が長男を相手する。良い流れ、というかそのまんまな流れ。良い連結。
四兄妹を攻略することが必須条件になったのが良いですね。太陽が割とあっさり旦と直接対決することになったので「じゃあここで勝てば他は関係ないよね」となりかねないんですが、その問題をしっかりクリアしてくる。良い。細かい理屈は知らんけど、ちょっと『ハリポタ』の分霊箱っぽい気がする。
『超巡!超条先輩』22話
ヒュージ登場で気になってた警視。早くも登場。そこにまさかのベーゴマ展開が絡むことで、警視に付け入る隙なし。ベーゴマはちょっと『こち亀』すぎると思ったんですが、あくまでも本作は「幼稚な趣味」という側面に徹底してるのが良いですね。似てはいるがハッキリと全然違う。
からの修行警視。順調に強くなってて普通に良い話に思えるのだが、ベーゴマのマインドを間違えたのか、なぜかホビーアニメのノリ。この切り口は見事だったなぁ。『ウィッチウォッチ』の「英語教科書風会話」もそうだけど、間違いなくお馴染みだけど今まであまりその特徴に注目したことがなかった。ホビーアニメバイブスが「何やってんだ」感あるんだけど、同時に「このノリは知っている……」となるのでおかしい。
私は世代的にミニ四駆のホビーアニメ(漫画)で以前から気になってたことなんですが、自らの手を放れたアイテムに対して「いっけ~!!」と応援しても別に回転が強まるわけでもないし、無意味だよね。これはキッズのときから感じてた。その問題に対して今回超巡が「超能力で後から介入する」というアンサーを出してきたので、カスすぎるのとは別に激しい納得に見舞われた。最高。
『キルアオ』61話
夫婦喧嘩。エリに頼ることになるのは分かり切ってたことなんですが、十三の頼み方がクズすぎるので問題発生は想定外だったぜ……。仕事人間で家庭をほったらかしだったのは前提だけど、今回十三がクズだった一番の要因は家の仕事の軽視であり、本人が手伝った気になってる点。喧嘩自体は割と定番な展開だと思うんですが、そのキレの理由が妙に解像度高いので笑ってしまった。「娘のお風呂入れた」の件とか十三の理解があまりに浅いので戦慄してしまったぜ。視野が狭い故に気づけてないので、この十三を笑ってる私も人のこと言えるのか徐々に自信がなくなっていく。いや、結婚してないからいいんだけど、このすれ違いは恋人関係や、友人関係、ひいてはすべての対人関係で発生しかねない問題だと思うんですよね……。
今週の『ウィッチウォッチ』とまったく同じ感想になるんですが、喧嘩するくだりにおいて男性側の落ち度に説得力がありすぎるので、「これで仲直りするの無理あるんじゃない?」とオチの部分で少し引っかかってしまう。
ただ本作は、仲直りの部分に理屈があって、その納得度という意味では本作の方が良かった。 “39歳のオッサンが元妻にゴメンナサイするために中一女子に教えを乞う!?” と爆笑することで牙が抜けてしまった感じだが、実際のところ十三は自らのダサい面をさらしたところが重要だと思うんですよね。変に見栄を張ったりしなかったのは偉いというか、かなり誠意が現れてると思う。まぁ、追求されなかったらゲロんなかったんだけど、その先で隠そうとしなかったわけで。パチスロの景品で仲直りしようとしてた頃とは雲泥の差。ここに明確な進歩を感じるし、その進歩は中一ライフを過ごすことによる人格の変化ってことなんだと思います。本作は意外とこの、子供になることで人生が豊かになっていく、もしくは人生の豊かさに気づく、みたいな話が徹底してる。いくら何でも設定が同じすぎる『名探偵コナン』と決定的に違う部分なんじゃないですかね。……まぁ語れるほど『コナン』のこと知らんのですが。昔は読んでたのでその頃はなかったと思う。たぶん。
『願いのアストロ』13話
相変わらず本作はマツゲがすげぇ。マツゲまでばっちり染めてるので驚いた。そんなこと可能なのか?
女性刑事。野々ちゃんとほぼ同じ顔のパーツしてるのに、表情で明確に大人になっててすごい。そして謎の胸元表現。いや、ここは謎じゃないな。ヒバル相手に色仕掛けで判断力鈍らせようとしてる、こずるい大人表現か。
なんで「ヒバル派」なのか。前から気になってたので言及されて嬉しい。ヒバルとテラスの話ではなく、テラス個人の話として持ってきたのが面白い。ここはものすごく成長、ドラマの余白を感じますね。今後すごく面白くなりそう。
んで、かなり大々的なバトルになりそうな予感でエンド。意外と真正面からバトルを描くの久々だと思うので楽しみです。ただ、敵陣営の雑兵もいちいちアストロ持ちだと考えると、その能力をいちいち説明しながら倒していくのはかったるそうだな。一騎打ちとかそういう類のアプローチになるのかしら。まぁ、「何か能力使ってたけど瞬殺される」くらいだったらアリか。
『さいくるびより』10話
ことね、能力にかまけて運動不足。なのでみんなでテニス。最終的にことねの能力が強すぎてテニスが成立しないレベルだったのは笑う。何をしても彼女の能力の便利さには勝てないw
ただ、ことねがテニスに能力を使うまでの間、他の人がいろんな形で能力を使うことで、ことねの能力者としてのレベルの高さを痛感する話になってたと思う。スポーツしながら能力をスポーツのルールの中で適切に運用するのってめちゃくちゃ難しそう。しかも空中を高速で飛んでるボールを。これは主人公が秘めたる才能を開花してラスボスと戦う未来が見えちゃうレベルなんですが、まぁ違うんだろうな。とはいえ「ことねのコントロールえぐい」というのは意図的に強調してる部分だと思うので、今後何かしらの展開はありそう。
話それるけど、ことねの能力を極限まで使い込むとすると、(サーブの場合)サーブボックスにボールを打ち、ボールが地面に接触した瞬間に移動、相手コートの地面数センチ上空から落下させ、地面に当たった瞬間自分の手の真下に垂直に落下させ、接地しポイントが発生したら即ボールを手に納めて次のサーブ……という感じだろうか。各接触の前後しかボールが存在しないクソゲー。相手がサーブの場合は、相手のボールがラケットに当たった瞬間、相手コート外に移動させれば無限ダブルフォルトだ。下手にサーブを受けようとすると速くて対応できない恐れがあるのでサーブのラケットに当たる瞬間にのみ集中すれば運用がかなり楽そう。クソゲーもそうだが、見栄えが悪い。
『極東ネクロマンス』12話
世界の真実を語ろうとする敵を前に薫、キレるのではなく冷静に逃げる。ものすごく良かった。彼は知らんが救出部隊が既に動いてるので、そういう意味でも逃げた方がいい。
からの実は船上で逃げ場がない。なるほど、やけに印象的にホールの全景が描かれたけど、大きい建物の中だと思わせての大きい船だったというオチか。言われてみればそういう船があること自体は想像できるよな。うまい。乗ったことないから詳しくは知らんけど、それだけ巨大な船だと揺れも少なくて気づきにくいんじゃないかしら。「さすがに少しは揺れるよ」とか言われたら困っちゃうんですが。
からの救助組の大人たちが身一つでヘリから落下。これも目的地が船だからこそのハッタリを感じる見せ場でかっこいい。まぁ、天井をぶち抜いて着地する場合、地面はぶち抜かないように加減するのは実際の運用では難しそうではある。船の近くに着水してえっちらおっちら乗船するのが現実的なんでしょうが、天井ぶち抜く方がかっこいいわな。隠密作戦にするつもりがないなら。
炎熱系マンソン。敵の銃弾がこちらに着弾するより先に熱で溶けてしまう。実際は蒸発するまで熱しないと液体状態の銃弾が飛んでくるので危なそう……いや空気抵抗ですぐに落ちちゃうのかな。ここらへんはちょっと面白そう。上昇気流もありそうだし。それはさておき、炎熱系の攻撃をするのではなく、ただそこに熱があるだけの状態で銃弾を防ぐというのがめちゃくちゃフレッシュだった。私は初めて見た気がするけど、ちょっとあまりに面白いのでさすがにどこかからの引用なんじゃないかと疑ってしまうレベル。まぁ、何にせよ、乱暴に炎熱をぶちまけるだけなので、場のコントロールはかなり雑そうですね。始末書の話も納得ですわ。
『妖怪バスター村上』5話
天狐は「酒呑組」だった。まさかの酒呑童子。『ゆらぎ荘』すぎるよ。
ということで、酒呑組の参謀(特殊メガネ)が登場。いきなりランクSで絶望展開……からの村上が議論の種を見つけだして緊張感ゼロ。あの状況下でしっかり対立軸を見つけたのは普通にすごい。よく見たらたしかにgoogle pixelですね、あの謎ラインは。私の名前は白沢です。
喧嘩ふっかける側がiPhoneというのも良い。ゼロの状態から突然 “アンドロイドなんですね” とふっかけてくるのが絶妙にうざい。あの絡まれ方をしたらアンドロイドユーザーはキレそうという説得力があるし(私です)、逆だったら成立しなさそう。
何気に村上との議論がちゃんと成立するのが初ですね。しかもその議題が村上の好きな家電(ガジェット)なので、村上がちょっと楽しそう。ここらへんのヘイト値の管理は本作は徹底してますね。マジですごいと思う。
ちなみに、私はアンドロイドで、どちらかと言えば犬のが好きなので「当たってる!?」と驚きましたw まぁ、犬のが好きだけど、どっちが上とかにはあまり興味ないです。というか厳密には「私の好き度が犬のが上なのでこれはもう証明終了じゃない?」という感じか。他人に納得してもらわなくていいよ。そら多少共感されたら嬉しいけど、議論するような人にそれは望めないし。
天狐。狐は明確に犬寄りの存在ということを誰か彼女に教えてあげてほしい。劇中で言及されないけど、知ってれば、もしくは調べれば「負けてるじゃん……」となる不憫さがまた楽しい。ものすごくキレイな配置だ。
てか、ここで紅院が「ぼくは犬派だけど」みたいな介入をしたらどうなるのか気になってくる。今後もこのシリーズ続くならありそう。
巻末解放区!WEEKLY週ちゃん
7月のネタハガキ東西戦。お題は「こいつ、キャンプのド素人だな… 一瞬でバレる行動とは?」。
東。最優秀賞のフヌッツドンさんの「ごはんがおいしくて星がキレイで泣いちゃった」。お題からネガティブなことを想像してたので、あまりい良い奴が出てくるので笑ってしまった。また一緒に来ような!
ギザ10さんの「タープをテントだと思っている」。これはちょっとありそうというか、グループで行ったら1人くらいはマジいそう。「寒いなぁ」とイラストでタープの問題点を示してるのも好き。
井の線亭ぽんぽこさんの「ギターひいていい?」。素人の絵面を想像してたら音というアプローチなので意外。風情がねぇなぁ。キャンプでギターぽろろん、みたいな素人が憧れそうなものをおちょくってるのも良い。
西。赤海雌細さんの「ゴミを持ち帰らない」。多種多様なネタが並ぶ中、左ページの左下にこのシンプルクソ野郎が出てくるので笑う。東西の最優秀賞がどちらもピュア系の良い子みたいなネタだったのもフリとして機能したのかな。
次号予告
『ONE PIECE』が表紙。読切が町田先生で久々。題材が九龍城らしいが、こないだNHKのドキュメンタリーで観たので予習はバッチリや!(活かされることはなさそう)
個人的に来週楽しみはのは次号予告。やはり次次号は『ヒロアカ』表紙で、2号連続カラーとなるのだろうか。なるのだと思う。
目次
JUMPマニアッククイズ。『逃げ上手』なのだが、クイズの内容がただの歴史の問題みたいになってて面白い。私は観てないけどアニメ観てる人だとすぐ分かるかも。
前の連載を手伝ってくれていた小野くんが連載!また今度ご飯行きましょう! <鷹将>
(『あかね噺』)
小野先生の人脈情報が次々出てくるので面白い。『アオのハコ』と『オレゴラッソ』のアシスタントに入ってたのだとすると、スポーツ漫画を考えてる、もしくは描いてた作家はスポーツ漫画のところにアシスタント派遣しがち、という法則はありそう。ただ、馬上先生の「前の連載」、GIGAでの短期連載の方かもしれないので根底が少し怪しい。先週の三浦先生のコメントもそう。
愛読者アンケート
ジャンプビクトリーカーニバルについて。知ってて参加しない。
紙の漫画の買い方。本屋の漫画コーナーに行く頻度。選択肢だと「3か月に1-2回」が近いかな。知らない漫画をその場の情報で買うことはあるか。ない。気になったとしても一旦撤退して調べてから再突入だ。経験はないが、あり得る可能性としては、好きな作者の知らない漫画を突然目にした場合はその場で買うと思う。今のご時世ほとんど机上の空論だと思いますが。
総括
まぁ、ぼちぼち順調でした。今はブログ的にゆとりのある期間なので順調に進められた、というのはありそう。逆に「ゆとりあるならいつもより早く終わらせろよ」というのはある。
今週のベスト作品。『アオのハコ』かな。衝撃の水着回だった。
次点は『ひまてん』『あかね』『超巡』。
ベストコマ。『アンデッド』より、着ぐるみから顔を出す風子。端から見たら異常者なので「もっと説明しろよ」って話なんですが、画として前ループの反転になってて美しかったと思う。
ベストキャラ。『村上』の村上。5話を通じて小さく積み重ねられてきた彼の小さな好感度が結実したというか、多面的な魅力の集大成みたいなものを感じた。いや、そこまで大げさな感動ではないんだけど、「たしかにコイツはこういう奴だよな」と読んでて感じられるのって大事だと思う。それが今週あった。
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