北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2025年03号の感想

 「勝てねぇんだよクソが!」と『ポケポケ』やってたら1日棒に振りました。ピジョットを警戒してベンチを増やさずに戦ってたのに笛でベンチ増やされて気が狂うかと思った。ハトが残火の太刀してくる……。

背表紙

 「毎週月曜! 元気になれる一言コレクション」。

表紙

 『魔男』。2度目の表紙おめ。久々の快挙ですな。表紙イラストだとイチの雷属性が強調されてて、現状の手持ちを考えると分からなくもないけど、そんな「雷でお馴染みのイチくん!」ってイメージではないよな。

読者プレゼント

 ラフティング。題材が珍しくて良いんですが。その珍しい題材からダジャレの元となる要素を全然見つけられてない。ダジャレ不足というか、マジで「ラフティングといえば……何ですかね?」みたいな基礎的な知識不足(知名度かもしれない)を感じる。なんでラフティングにしたんだ。

巻頭カラー『魔男のイチ』15話

 人型魔法くん、激ヤバ警戒対象らしい。ウロロが王なら、彼は神。全然同列に思えないんだけど、話の流れ的には同列っぽい雰囲気で少し引っかかる。
 詳しくは分からないけど「反世界の魔法」。『ブラクロ』みたいな名前である。さすがにアンチと読まないので良かった。それはさておき「反世界」の意味が全然分からないんだけど、これは魔女協会もよく分からずにノリでつけてるのか、それなりに把握した上で反世界なのか。

『アオのハコ』177話

 千夏パイセンは何考えてるか分からない。当たり前だけど、作者と劇中の人物がそのことに気づいてる、意識的なことに少し驚いてしまった。まぁ、初期から彼女の魅力はそこにあると描かれてきたので何を今更って話か。うまく説明できないけど、今回のテーマとして千夏の分からなさにスポットが当たったのがすごく意外で面白かったんだよな。その分からなさを「自己完結してる」と表現したのもすごく良い。キレイな言い換え。
 千夏パパ。「大喜くんがいない……」という喪失感が素晴らしい。マジでBLなんじゃないかと心配になるレベル。一応、大喜は自己完結してる人の懐に入ってゴロニャンするのが得意、という話で共通してるんだろうな。とはいえ、普通に娘よりも仲良くなってる風(円滑なコミュニケーション取れてそう)なのはさすがにどうかと思うというか、千夏視点の困惑の詳細が気になるw 単に「さすが私の彼ピ」とはならないと思うんだよな。「あたしがあの域に到達したのは20代の後半……」的な驚きと共に軽く引いてそう。
 そんなスーパー彼ピの話になってもおかしくない流れで、 “私の人生にはバスケが欠かせなかった” となるから本作は良い。恋愛中心主義すぎないというか。それでいて常に彼ピが絡んだ話になってる絶妙なバランス。

『SAKAMOTO DAYS』194話

 急にナレーションが超能力の説明始めるので面食らった。しかもその内容がシンにとってめちゃくちゃ都合が良い。まぁ、理屈としては普通に納得できるので萎えたりはしないんだけど、シン的には努力とか苦労するわけではなく、「単に使ってみたらなぜかいけた」なのでちょっと引っかかる。まぁ、ここも大きな成長だけど、今回のシンの成長はの爆発はこの直後に残されてるので、そこらへんのバランスは見事ですね。さすがに覚醒とも言える大成長がたまたまだったら萎える。
 ということで、体を好きに動かせる。動かせても頭がついていかないので、頭も好きに加速させる。「成ったな……」という瞬間が見事でしたね。加速装置だもんなぁ、急成長が極端すぎてもはやずるく感じそうなくらい。まぁ、ここまでシンプルな超能力者は本作の世界でも珍しいので、こんな極端な爆発的な成長は今後はあまりなさそう。それこそマジでスーパーサイヤ人なったくらいの成長ですよね。成長曲線がほとんど直角。
 こうなると逆に強すぎて心配になるんですが、リスクとかの話になるんですかね。本話の冒頭に「自分に使うならリスクはない」と言われちゃったので「まさか使い放題? 便利に強すぎない!?」と少しハラハラしてる。
 てかさ、天弓が怖いのはそれこそORDER級に強そうな人が倫理観バグりながら一般人殺しにくるから怖いわけで、それがここまで楽勝なバランスになるともはや「殺さなくて大丈夫では?」みたいな気にもなる。もちろん倫理観終わってる人がなりふり構わず一般人を殺しにきたらさすがに困るし、防ぎきれないかもしれないってのは分かるんだけど、事の発端とも言える殺意の芽生えとはかなり状況が変わったと思う。これで坂本が「殺しにきたら何度でもおらが追いけぇす」とか悟空みたいなこと言って説得したら面白いんですが、ぶっちゃけ説得の方向がそれしか思いつかない……。

『あかね噺』139話

 新門設立。面白いのだが、正直説明が足りないというか、基礎知識が足りないので正直何が何だかよく分からなかった。縁もゆかりもない、昔の途絶えた名前を勝手に継いだってこと? その名前を新興の一門で使うのがよく分からないというか、「アリなの?」ってなる。
 弟子の2人。師匠へのクソデカ恩を感じるわけですが、そのことに対してポジティブで上向きに進む者と、ダウナーでネガティブなものを抱えたもう片方。なかなか良い対比。単に基本的な性格に違いもあるだろうけど、破門の際に、何も知らずにのんきに初高座を堪能してしまった、言ってしまえば直接師匠の破門のキッカケとなってしまった、という差は大きいんだろうな。まぁ、省略されてるだけで、志ぐま(あかねの師匠の方)もあのあと高座に立った気もする。どうせなら、ってなってもおかしくない。
 回想終わったらしい。結局肝心なところが分からないままだった気がするのだが、まぁあくまでも次章へのプロローグって感じのデクなんだろうな。

『僕とロボコ』214話

 巨大化ロボコ。巨女ブームに乗っかるというよりは、怪獣趣味としてかなり正統派な内容だったと思う。巨大感の表現が普通にうまいというか、一見してワクワクするような絵が当たり前に連発するので「普通にうまくない?」って驚いた(サンプリングしたからかっこいい絵になっただけかもしれないが)。何気にボンドという少年主人公の視点を保ったのも良いんですよね。これも一つの伝統というか、怪獣モノの中のサブジャンルと言えると思う。
 人間への憎悪が具現化した姿が怪獣ロボコ。ゴジラでも一時期そういう設定あったし、他の怪獣でもちょくちょく出てくるような話だと思う。旧日本軍の思念みたいなゴジラもいたよね。個人的にオカルト趣味が強すぎてあまり好きではないけど、ロボコで似たようなことされると「本格的じゃん……」と好きになってしまう不思議。
 ガチゴリラが大きくなってエンド。理屈が分からないってオチなんだろうけど、「ちょっと大きいガチゴリラは人間への恨みを抱えてるのか?」とか考えると怖くなってしまうね。次回に続いてほしい。

センターカラー『夜桜さんちの大作戦』255話

 カラー扉。「まさか今週最終回? センターカラーってそういうこと!?」と少し焦った。本編もそんな雰囲気あるしさぁ。最終回のタイミングを見極められなかったのかとちょっと恥ずかしい気持ちにもなってしまった。もうちょっとだけ続くんじゃらしいので良かった。本当に良かった。マジ安心した。ただ、今週の内容を考えたら「これ次回が最終回でもおかしくないよね?」という新たな疑惑w いや、本作の最終回がセンターカラーじゃなかったら普通に暴動が起きてしまうのでそんなことはないんだろうけど、めちゃくちゃ最終回直前みたいな雰囲気だったよね。来週がカラーだったら最終回にフルベットするレベルでそれっぽい雰囲気。
 読み終わって、安心した状態で思い返すと、本作の最終回のセンターカラーは今週のカラーみたいなシリアスなものではなく、もっとポップで明るい雰囲気になると思う。そっちのが似合ってるというか。
 本編。正直終わる終わらないのハラハラでちょっと集中できなかったんですが、「天国と地獄」の話をシリアスとギャグを行ったり来たりしながら繰り返すところは本当に良かった。こういうの好き。

『悪祓士のキヨシくん』25話

 超人ピンポン。普通に超面白かったので、変にキヨシの修行の話に移行せず、丸々一話やってほしかったレベル。ただ、キヨシの修行の話への移行自体はめちゃくちゃ良かった。最強系主人公ののびしろ、「最強主人公の師匠」問題としてものすごく納得のいくものになってて好き。先週の温泉で回復したら強くなる、だけだとさすがにちょっと雑すぎるというか、便利すぎる。単純に出力がバカ強ですべての微細なコントロールを無視してきて、それでも余裕だったが……という理屈超良い。こないだの敗戦もガス欠だったし、いろいろと腑に落ちる。そんなキヨシの現在の課題を象徴するものとして「クソ貧弱なボールを打ち合う競技」を出したのも見事だなぁ。
 アカリパイセンに教わることも多い、としたのも良い。てか、これがなかったらマジでアカリさん、ただの賑やかしでしかなかったですね。

『カグラバチ』61話

 対サムラについて情報の整理。即カチコミじゃないんかーい! マジでずっこけてしまった。まぁ、これは意図的なずっこけなんだろうけど。理屈っぽい説明が続く前の景気付けとしての「カチコミ画のかっこよさ」。ずるいよw
 ということでサムラの娘。めちゃくちゃゆったりとしたスタートで、結構長めのエピソードになりそうじゃない? 何先週の「もう戦うの? ちょっと面白すぎない? 大丈夫?」という興奮はなんだったのか。マジで大丈夫じゃなかった。いや、これはこれで普通に面白そうではある(チョロい)。

『ウィッチウォッチ』183話

 ジュラじゃなかったガッカリさん、正直ちょっとダサい。篠原先生の資質の限界というか、この過去編全体から「本格バトルモノもいけちゃうんですよ?」という空気を感じるが、正直全体から少しずつちょっと無理してる感があって、今回その違和感がちょっと大きめの形で出てきちゃった。
 ただ、バトル描写自体は意外と良くて、「雑に大振りぶちかますだけで絶望」という恐ろしさはかなり好き。ちょっと最初の足がポロリするところは「四肢欠損やりたいのは分かるが小さくない?」と少し困惑もしたが。普通に分かりにくかったレベルなので、そんなことなら無理にグロ入れなくて良かった気もする。
 んで、ジュラじゃなかった。ハラハラすべきなのか何なのかがよく分からん。あと、勝手に魔女認定されて焼き殺されたジャンヌダルクを出して「実は本当に魔女だった」というのは無駄にややこしい。「火あぶりは正しかった……?」と錯乱する。正しくないです。まぁ、これは人類史の汚点とも言える魔女裁判を安易にオモシロ少年漫画設定として取り込むことへの拒否感もあるのかな。「本当に魔女だった」は普通に誰かに怒られそう。
 魔女の件は別としても、総じて「そろそろキツいんでもういいかな……」って印象が強い。さすがに長い。長さに耐えうる強度を感じない。いよいよ本題に入って終わりが近いのかと思ったら、全然違う人が出てきただけなので正直絶望感がすごい。

『アンデッドアンラック』235話

 世界の成り立ち。これは『ウィッチウォッチ』がキツいのとはまた別だが、本作のこういう話あまり得意ではないので……。そこまでちゃんとした設定とは未だに思えない……。その場その場で大ボラ吹いてるという感じだったら全然楽しめるが、「本作の根幹たるストーリー」的な壮大で語られるとちょっと引いちゃう。
 ラストの「愛だ」と叫ぶノリも正直苦手なんですが、冷静になって読み返すと、風子とアンディの恋愛以外のポジティブな人間関係すべてをひっくるめて「愛」と称してるっぽいので、それなら案外アリかもしれない。ちょっと好きに思えてきたというか、これだけ大風呂敷広げてやってることが愛を叫ぶことなので、清々しくて逆に良いかもしれない。まぁ、「そもそもジハートの効果を知らないので勝手に盛り上がらないで……」という気持ちは最後まで少し残る。クソ強ビームみたいなノリだけど、さすがに違うと思うんだよね。そもそも「愛に溢れた風子が使うから強い」みたいな印象を受けたが、その説明がなので本当にそれで正しいのか不安。単にジハートが独立して超強いとかだったら、愛の叫びが意味なくて虚しくなっちゃうよね……。そういう説明がないまま先に進んでいくので気持ちが乗りにくい。

センターカラー『イヘンガイ』天川仁木

 読切。本誌に一度載せてて、過去のキタクさんは「面白いけどギャグとシリアスのバランスが好きくない」的なことを言ってました。そのことを思うと本作もかなりギャグとシリアスが両極端で、言ってしまえば変なバランスだったと思う。が、本作はその両極端さが「陰キャギャグ」と「陰キャ故の闇堕ち」とキレイに表裏一体の関係にあるのでかなり良かった思う。すべてはその大仕掛けのためにある作品だと思いますが、その点においては大成功と言っていいんじゃないかしら。
 作者紹介ページ。健康健康言ってて面白いんですが、本編にない女装で変な期待を煽るのはやめてほしい。
 本編。陰キャ女子が変な転校生と出会う。陰キャ女子、一般的には結構定番のキャラクターだと思うけど、意外とジャンプだと見ないタイプですね。良かったと思う。普通に新鮮だったし、ちゃんと「陰キャの強がり」というものを容赦なく描いてるのがポイント高いというか、解像度が高いというか、残酷なほどに誠実。
 変人にツッコミは入れるし、精神的に上の立場からものを言うが、とはいえ相手の顔が良いので当然のようにチョロい。この陰キャの情けなさがマジで容赦ないし、その容赦なさが本作の大仕掛けと直接的に絡んでくる。
 陰キャは、友達に友達ができると暗い気持ちになる。『しのびごと』でもやってたけど、本当に情けないというか、「気持ちは分かるけどさぁ!」というアレ。しかもよりによって本作では闇堕ちのトドメとしてそれが出てくるので面白かった。『しのびごと』はもうちょっとイノセントな2人だったが、本作はもっと陰キャのリアルに迫るし、何より相手の美が大きな要素になってるのが分かれ道ですかね。『しのびごと』は別に美醜の話はしてない。ここは大きい。
 ということで大仕掛け。初読時、「急にメタすぎる!」と困惑した。困惑のあまり普通に読む手が止まったのだが、まぁ読む手を止めて前のページを確認できるのも漫画の良さですね。んで、読み返すと四角のフキダシ(?)が仕掛けになってて、それが丁寧に徹底されてるのが分かる。そして、その四角が出てくる場面には必ず鏡、もしくは鏡面状のものを覗き込んでいる。うまい! 見事でしたね。日常に潜む、イヤでも自意識を刺激してくるものとしての鏡。ものすごくリアル。そこにスマホが加わってしまうのが地獄である。おそらくスマホを使い終わって、画面を消した際に発動しちゃってるんでしょうね。ちなみに手帳型ケース(ケースを閉じると画面オフ)を使ってる私に隙はなかったw
 最初はちょっとメタすぎるというか、「フキダシの形に言及する主人公とかイヤだよ」とか少し思ったんですが、劇中にある「四角」がトリガーになってることを考えるとかなり納得できるというか、読者はフキダシ、彼女は鏡という四角を同じものとして認識している。幾重にも意味が込められた面白い仕掛けだったと思います。
 ちゃんと読み返した人が楽しめるように、オープニングの見開き2ページが「四角は陰キャのダークサイド」という法則がものすごく分かりやすく描かれてる。躁鬱激しすぎるんですが、その両極端さにちゃんと意味があった。
 ただ、大仕掛けの精密さがあまりに面白くて、どうしてもそこが作品のピークに思えてしまう問題。最後のバトル的な解決とか少しどうでも良かったし、何より転校生くんの変人キャラに特に意味がなく、単に救いに来ただけ。もうちょっと主人公(陰キャ女子)が頑張って、多少は役に立つ話にならないとまずい気がする。彼女のドラマが面白かっただけに、彼女が彼女自身の意志で多少なりとも前向きになってほしかった。別に陰キャのダークサイドを肯定するくらいの小さな決断でも良かったので。
 終わり。面白かったです。終盤「いつものジャンプ読切」という着地を迎えるのが惜しかったが、まぁここらへんはジャンプ作品の限界なのかもしれない。作者の意志で「ジャンプっぽい着地」にしたと信じたいですな。

『シド・クラフトの最終推理』5話

 切り裂きジャックみたいな事件が出てきてわくわくすっぞ……と思ったら本話限りのネタで少し残念。まぁ、長期的な付き合いになる犯人というのは先週出たばかりか。
 話としては、エリオの男装がバレそうになったりバレなかったり。下半身の濡れ透けがかなり独特というか、単に衣装デザイン間違えた疑惑を抱いてしまう。「これが良いんだよ!」という猛烈なこだわりの可能性もあるが。どうせなら犯人が「サイズが合うのが娘の服しかなくて……」と言った結果エリオが女装し、シドが「似合いすぎだろ!」となってほしかった。『イヘンガイ』に女装がなかったのが悪い。
 んで、犯人をそそのかしたゼロ・クラフト。一族の話、そっち方向に掘り下げるのか。犯人をそそのかす系のボスキャラ。探偵の一族(たぶん)なのだとすると、名探偵の闇堕ちという話になりそうですね。なかなか面白そう。ただ、トリックを授けるわけではないので、心理的な操作が得意なのかな。トリックを授けるとちょっと『金田一少年の事件簿』すぎるから仕方ないですね。

『しのびごと』14話

 林間学校。『ひまてん』といい、どいつもこいつも林間学校行きすぎである。私は高校の頃、林間の代わりに山登らされました。羨ましい。
 アオイさんの恋人「役」になるべく、ラブコメ展開。ヒバリの手を握ってるのを目撃されるので「そんなベタなこともすんの!?」と驚いたんだけど、言い訳を疑いなく信じて “じゃあ はい” となるのは良かった。良い子すぎる。
 風呂女子トーク。お手軽お色気ショットには「そういうのいらないよ!」と叫びたくなったが、ちゃんと隔離された女子だけの空間故の話になってるのは良かった。個人的にヒバリもラブコメに加わることに懐疑的だったんですが、ヒバリが「好き」の方向性、評価してる面が真逆だと痛感するのはかなり良い話だったと思う。そして、「嘘がないから好き」と言ってくれるアオイに対して任務という嘘で近づこうとするヨダカ、というテーマが普通に面白そう。

『超巡!超条先輩』43話

 超巡の善悪が分裂する。何でもアリの超巡面白すぎるし、本話の主役となる悪超巡(チャラ超巡)も魅力的なんですが、善の超巡がクソガキって解釈がちょっと良すぎる。か、かわいすぎませんか……? 存在そのものがツンデレというか、どんなにクソガキムーブしても「けど善なんだよなぁ」という基本設定が強すぎる。マジで良すぎる……と思ったら全然出番ないまま終わるので泣いた。もったいなさすぎるって。来週もっかい分裂してくれ。マジで。
 悪超巡、チャラムーブでポンちゃんを転がすが、絶妙なバランスで、色仕掛けにはならない。ここ相変わらずすごいですね。ポンが “…しょうがないですねぇ!!” と落ちるのは、悪超巡が反省したフリ、落ち込んだフリをしたとき。色仕掛けではなく「ほっとけない」をくすぐられる。言ってしまえば母性なので、やはり善超巡との絡みが見たい。てか、ポンちゃん、普通にヒモ彼氏に捕まりそうな雰囲気あるので心配ですねw
 ポンには使わなかった色仕掛け(恋愛をチラつかせる)を使うのは花園さん。地獄の組み合わせで笑う。考え得る限り最悪の組み合わせ、ちょっと相性が良すぎてどうしようもない。
 より物理的な色仕掛けを発揮する相手が、ハレンチさん。見事である。要するに新宿のホストのイメージなんだろうけど、針を通すようなバランスで、笑いにできる相手にしか色仕掛けが出てこない。
 チャラ男に対する珍宿の自浄作用とも言えそうなオチを見せるのが、再びの花園さん。彼女1人で面白すぎるというか、正直悪超巡と彼女がいればとりあえず本話は成立したような気すらしてくる。
 そんな危機を後押しすべく、物理的な脅威として出てくるポンじいちゃん。面白すぎるほど大満足なんですが、その様子を見てる善超巡がちょっと良すぎてな……こっちも見たい……。分裂解除マジでやめてくれ。来週も分裂……。

センターカラー『鵺の陰陽師』79話

 鵺さんのカラー扉がちょっと意外だったんですが、めちゃくちゃ本話のための扉になってて感心しました。本編では姿を見せない鵺さんの気持ちというか、学郎との関係性を象徴するかのような一枚。
 本編。鵺さんの領域に入って、あれこれケアされる学郎。全回復まで極端なことになるのはさすがに驚きました。ちょっと都合が良すぎる。まぁ、来週以降また長い戦いになるだろうから仕方なかったのかな。回復しないと「さすがに死ぬってw」となってしまうような苦戦を強いられるのでしょう。
 あまりに甲斐甲斐しい大人たち。出発前の最終稽古であり、決意の確認までしてくれるのは、さすがにちょっとやりすぎかと思うんですが、出発の場面はなかなか感動的。「我が子の旅立ち」という視点を強調したのがかなり良かったです。学郎の主人公としての魅力。とはいえ、最終稽古の怪我を再び全回復してくれるのは「ゲームじゃないんだからさぁ……」と少しだけ引っかかる。レベル上げして宿屋、じゃあないのよ。

『ひまてん!』23話

 林間学校の締め、肝試し。『しのびごと』で見たばっかなので笑う。本作の方が先に林間学校を始めてたのに、小さな迷惑を被ることになるの少しだけ可哀想だ。ただ、2作品同じことをすることで、「今の肝試しってスマホの明かりがデフォルトなんだ……」と妙な発見がありました。懐中電灯くらい用意してほしい気持ちもあるが、何も与えられない状態で行くから怖い、みたいな効果もありそう。
 暗殺者は出てこないが、普通の仕掛けが普通に怖いひまり。殿一の “御託が多いな” のツッコミにはマジ笑ったんですが、もう少し優しくしてあげてw まぁ、普通に優しくしようとしてたのに、いちいち言い訳が多い、という感じか。
 すべてをオープンにして話し合う2人の関係性の中で、裏の意図はないと言い張りながらリップを塗るひまり。なかなか良かった。ややこしいというか、めんどくさいんですが、このまどろっこしさが現状のひまりを象徴してるのでしょうね。
 なかなか良い場面とか思ってたら、転んでほっぺにキスとなるのでちょっと笑った。そんなベタなことしなくても……。というか、ドキドキイベントとしてよく見るやつだけど、人の頭はほぼボウリング玉なんですよ。ジャンプ読者なら常識でしょ。キス回避でセーフじゃなくて、口がぶつかったら歯が欠けるおそれがあるのでマジで怖い。ヒソカが生首飛ばしてくるくらいの危機。ドキドキしてる場合じゃないのよ。まぁ、ヒソカだったらバンジーガムでキスくらいの衝撃に調整できる可能性はあるな……(どっちか死んでる前提)。

『逃げ上手の若君』184話

 ヒソカに思いを馳せてたら、本作の冒頭で人間を丸ごと投げて爆散させる人の話になるので笑った。普通に考えてヒソカより強い。
 若は酒に弱い。ロマン重視で語り合うのではなく、一応酒で思考も判断も弱ってるのでだらだらと、そして本音を吐露することになる。さすがに記憶を失うほどの言い訳ではないが、「シラフでこのイチャイチャはやりすぎ」という判断があったのだろうな。
 逆に言うと、貞じいは酒に関しては比較的余裕があるので、その状態で敵に弓の極意を教えるのはやりすぎじゃなかったのか気になる。極意と、いっぱいいっぱいの若造の弓を外させる技のロジックは面白かった。真理だったと思えるほどの説得力がある。
 家族認定されるとすぐ死ぬ。顕家は彼の方から弟って言ってるのでちょっと事情が違うと思うんだけど、この法則が本当だとすると、今後若が結婚したら結婚相手はすぐ死ぬってことになるよね。この法則を知ってしまった若が結婚できなくなる、みたいな話もありそう。史実は知らん。

『キルアオ』82話

 後夜祭でアイドルがライブしてくれるのは良かった。太っ腹である。本人たちの独断なのか事務所通した仕事なのかは少し気になる。仮に私が運営の人間だったら誰か大人に一声かけるべきなのか悩んでしまうな(金は払いたくない前提)。
 ステージ崩壊。何かの陰謀とかではなく、マジでただの偶然だったのには驚いたけど、まぁそこらへんは割り切ってるんだろうな……。というか、校長たちは事故に対処してくれないのだろうか。クラゲメカ使えば何とか出来そうなイメージ。生徒たちに見られる問題は残る……まぁそこは催眠術よ(安易)。
 んで、十三の味方殺し屋が現れてエンド。おおっ、これは面白い。めちゃくちゃシンプルなのにまったく想定してなかった事態。本来なら普通に頼もしいはずだが、十三は既に殺し屋より学生生活を選んでしまってるのでいろいろまずい。また彼が十三のことを「センセイ」と呼んでるのが良いですよね。生徒であることを望んでる十三の選択を拒絶する言葉。

『願いのアストロ』34話

 事故前、学校での友達登場。普通に「超良い子」という要素しかないのに、 “ただの口だけのダサ坊じゃねーか” “うん” と切り捨てられるので笑った。ダメだ、こいつら基本がおかしいw
 んで、世紀末みの深い横浜。「偽物で大したことないんだろうなぁ」という先入観も込みで非常に楽しい。やりすぎ感が意図的ですよね。
 からの本物登場。登場の見開きかっこいい~! 斜め体勢が正直意味分からないんですが、その圧倒的違和感の体勢でコマを割る。超良い。
 そんな本物。兄弟で、ヒバル大好きらしい。そこも面白そうなのだが、そんなことよりも「まつげすげぇな!!」という印象が強すぎる。元々本作はまつげ描写が特徴的だったと思いますが、毛量がすごい。モッサモサ。異形のデザインとかじゃなくて、普通に元からモッサモサな人なんでしょうね。すごすぎる……。

『白卓 HAKUTAKU』13話

 伝説のゲームを作ったスタッフが選考委員としてリユニオン。なかなか良かった。当然まったく知らんゲームのことだが、ワクワクできた。年齢性別がバラバラなのも良いよね。文化系の作品ならではの魅力を感じる。バトル漫画だと幹部集結みたいな場面が近いと思うけど、「強そう」という共通項すらない。そのバラバラさがものすごく新鮮。
 その中のリーダー? 的な天才さんとソリが合わないプログラマーが語る効率論(効率思考の敗北)もテーマの提示としてなかなか興味深い。現状、日隈はああいう天才の思いつきで効率無視して動くようなタイプには思えないんだけど、話の流れ的にその片鱗もあるんだろうな。いや、今までの作品も、実現難易度を考えずに走り始め、毎回過労で何とかごまかしてきたので、それも「非効率が最大の効果を生む」の一例に当てはまるのかもしれない。
 日隈チームの場合、効率主義なのはプログラマーじゃなくてプロデューサーだと思うけど、効率主義だが日隈に対して全幅の信頼を置いてるので彼が提示する非効率を全面的にバックアップしてる、と言えるのかな。そういう意味では、似てるようで対照的。

巻末解放区!WEEKLY週ちゃん

 12/17はプレステvitaの発売日なので、ジャンプ作品内の架空ゲーム特集。今回は2010年代編。いよいよ私の知ってる範囲だ(ブログ始めたのがちょうどそこらへん)。やったぜ……と思ったら『めだかボックス』未読なので悔しい。ブログ開始以降は読切も新連載もすべて読んでたけど、開始時点で読んでなかった作品は未読のままだったんですよね。
 懐かしすぎて覚えてないのは『べるぜバブ』。田村先生は今でもギャグやるけど、今よりもギャグの比重が大きかったのが窺える。『べるぜバブ』の中でも初期ですし。ただ、脱衣格ゲーはおもくそギャグっぽいけど、「リスクを背負うほど強くなる」というのはゲーム性としてかなり全うとも言えますね。てか、『スマブラ』のルカリオがシステムとしては同じ。ルカリオ、全裸だったのか……。
 記憶バッチリなのは『ゆらぎ荘』。比較的最近ってのもあるし、この頃は既にあの作品に完全にハマってたと思う(今では信じられない集中力で読んでました)。かなり丁寧に『ドラクエ』をなぞってて面白かったです。面白かったと同時に作者の年齢の高さ(想像)も感じた記憶。

次号予告

 合併号。今年最後のジャンプですな。単独表紙のない巻頭は『ONE PIECE』で、妥当! 誰も損しない。
 ちなみに、合併号の集合表紙は「ぬいぐるみ」がテーマらしいですよ。『アンデッド』は手抜きできちゃいますね……(しなかったら嬉しい)。
 そんな『アンデッド』はセンターカラー。おまけに大増。本編の勢い的に「えっ 最終回?」という感じあるんですが、さすがに急すぎるのでまだだと思う。いやけど少し怪しい……。ただ、あと25ページで完結するとなるとちょっと駆け足すぎて普通に作品としてはイマイチだと思うので、まだなんでしょうね。ただ、今週の『夜桜さんち』を読み始めたときは「しまった! これ最終回じゃん!」とマジ焦ったので疑心暗鬼。

目次

 「ジャンプのオトモ」。今週は和久井先生。マジで謎順番だ。ただ、ここで食べ物が出てきたのはバリエーションがあって良いですね。音声メディア、動画、そして食べ物という流れ。そろそろ限界か? 話し相手とかならあるか。

愛読者アンケート

 読切についてと、ジャンプフェスタについて。応募したことがない。

総括

 今週は普通に月曜から始めて水曜に終わらせるつもりだったんですが、普通に1日遅れてしまった。なまじ『ポケポケ』でセレビィ4枚引けたので(無意味)、あれこれ試したくなっちゃう。大きい数字を出す遊び。

 今週のベスト作品。読切。『イヘンガイ』。面白かったです。
 次点は『SAKAMOTO』と『キヨシくん』と『超巡』。強くなる理屈が面白かったのと、クソガキ。

 ベストコマ。これは『アストロ』の見開きでしょう。このコーナー長いことやってると自分でも自分の好みの傾向が見えてくるというか、見開きでのこういう分かりやすいメタ的な仕掛け、大好きなんじゃ……。

 ベストキャラ。『超巡』より超巡(善)。正直可愛すぎるだろあの生物。
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