北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

『八乙女×2』34話の感想

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 暖かくなって過ごしやすかったんですが、こっから再び寒くなるのつらい。
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第34話「中2の2月」

 前半後半それぞれ6ページずつ。それとは別に表紙イラスト、巻頭カラー(3巻表紙とほぼ同じ)。別マガ表紙イラストの方が3巻表紙っぽくない?(カイがいるので) とも思いましたが、4人いて3巻ってのはダメか。

 前半。ストリートビューに興じるハルル。無料で楽しめる暇潰しであり、親も文句言わない健全コンテンツ、という意味でこういう子供はマジで多そうなイメージ。昔、グーグルアースで暇潰した記憶ありますし。健全コンテンツと書きましたが、そこの穴をついてイケナイモノを探したくなってしまうのが子供心……というのも想像に難くないんですが、ハルルの場合は直球で下ネタスポットへ直行するので笑った。全国どこにでもあるし、数も多いので、果てしない暇潰しかもしれない。出入り口付近に男女がいたら事前か事後かを予想する遊びとかできそう。

 ゲーム。スイッチ風なハードで、『マリオカート』的なソフトを遊んでる様子。スイッチ2が出たらこの描写も変わったりするのだろうか。もしくは高校入学後は任天堂から卒業するとか。本作はそういう変遷を描くのがコンセプトだと思うので、細かく変化させてくると思う。

 本木姉妹による「お尻のツボ」。聞き間違いじゃなくてもその姉にその言葉はダメだよ……と思わざるを得ないんですが、姉を信用してるアユムがピュアということか。そしてその信頼をもちろん裏切ってくれる姉。普通にオチ自体も面白かったですが、気になったのは “あんたもそーゆーのに興味が” 。あんた「も」。普通にギョッとしてしまったんですが、やっぱ本作の中でも一歩踏み込んだ強キャラらしい発言ですね。

 学校の廊下にてこれまた聞き違い。ハルルと芦田先輩が嗜好の話をしてる際に「おねショタ」「おねしょ」で聞き違えたらしい。話の流れ的に正解(パイセンの嗜好)は前者だと思うんですが、後者でもおかしくなさそうな話なので怖い。というか、おねショタでおねしょという共存もあり得てしまうな……。

 文芸部。先輩たちの試験の話で盛り上がる一同。つまり先輩たちは登場しない。先ほどの聞き違いのネタでもそうだけど、今月は登場しない。登場させないことで彼女たちの奮闘を暗に描く、というのが本作らしい演出になってて面白い。
 そして話題は当然3年の卒業。サプライズ送別会が企画されるが、それとは別の、根本的な問題にカイが気づく。これ(部員は最低5人)、私も完全に忘れてたのでちょっとビックリしてしまいました。マジでどうするんですかね。まぁ、カイたちの世代によって部に昇格したわけなので、その世代が抜けて再び降格したとしてもそれほど角は立たないのかな。フユリが残されて少し可哀想ですが、彼女は文芸部自体にそれほど思い入れなさそう(人が動機なので)。

 前半ラストは連結8コマで再びストリートビュー的なやつ。今度はカイ。廃墟を探訪中。ちょっと分かるな。予定調和から外れたものというか、中2男子が何となく惹かれるものであり、ストリートビューでかなり楽しめるものとして説得力がすごい。とりあえず軍艦島とか行きたいよね。
 からのハルルでオチ。下ネタ的な連想も面白かったんですが、その前段である「大物」がめちゃくちゃ好き。何だろうか、下ネタの内容に厚みが増すというか、大物がお忍びで廃墟で趣味に興じてるところをグーグルのカメラが偶然……とドラマを感じてしまう。

 後半。ハルルの花粉症対策。みなさまいかがでしょうか。私はまだ症状が出てません。最近かなり体調が良いので、この調子で乗り越えられたら……と期待しております。たぶん無理だろうけど。
 延々と増え続ける花粉症対策。今年ハルルが手を出したのが、メガネ。ありがてぇ。ありがたすぎるよ……という心情の吐露はさておき、このチョイスもかなりリアリティありますね。生活習慣の見直しとか言われても大変なので、とりあえず数千円で完結する対策としてメガネに走る人多いんじゃないでしょうか。
 ということで、ハルルのメガネ。最高だぜ。とか読者として楽しんでたら劇中でカイも何か反応があった……かもしれない。もちろん明言まではされないけど、「何かあった?」と思わせる描写は確実にあるので、その2択が発生した以上、「何かあった」と読むのが読者としては自然なのではないでしょうか。今までにもハルル相手に女子を意識する描写はチラホラありましたが、あくまでも女子一般に対する反応だったのに対し、今回のは一歩踏み込んでハルルに対する反応になってるので読んでてそわそわしちゃいますね。歴代の氏家ト全作品の中でも本作が最もラブコメ描写というか、恋愛感情もしくは恋愛に至るまでの経緯(仮)の描写が丁寧なので、ここらへんはマジで本作独自の大きな魅力だと思います。正直『生徒会』のときは、「誰とくっつくとかそういう作品じゃねぇだろ」という気持ちもあったんですが、本作はかなり違った印象で、思いの外ドキドキさせられてます。やはり小学生から始まるリアルタイム進行の物語、というコンセプトが大きいですよね。いろんな面で本当に面白い。
 ちなみに、花粉症用メガネ、ガチるとレンズの横の隙間から花粉が進入するのを防ぐためにゴーグル状に近づくため、今回みたいな「意外なメガネ姿にドキッ」みたいな人生のきらめきは発生しづらいと思います。私も買おうとした際、レベル別にいくつか種類があって、「どうせ買うなら一番強烈なやつ」と買ったら「もうこれゴーグルやないかい!」となりました。密閉されててめっちゃレンズ曇ったりしてなかなか不便。程々が良いと思います。正直そこまで抜本的な解決が期待できるような対策ってわけでもないと思うし。

 コンビニから帰ってきたときも花粉対策。家に入る前に服に付着した花粉を払い落とす。これはガチ。手間を除けばメガネと同じく手を出しやすい対策であり、メガネ以上に確実に効果が期待できる(少なくとも花粉が落ちるのは科学的に正しい)。かなりオススメです。が、毎年理屈は分かっちゃいるんですが、「もう症状出てるんですがぁ!?」と逆ギレの気分。症状のない時期からやるのが合理的だと思うんですが、手間は手間なので症状ない時期は無精しがち。今年はハルルにペシペシされる妄想をしながら頑張ろうと思います。嘘だよ。


 終わり。あまり本記事では自分語りになりすぎないように気をつけてるんですが、毎年花粉の話題のときには偏りがちな気がする。死活問題。
 次回は当然3年組の卒業式。そして送別会。部の今後について具体的に話されるのは4月でしょうか。
 以下、ちょっと3巻発売周りの話。

3巻とその他

 3巻めでたいですね。表紙イラストからカイが消えたのは意外でしたが、まぁツーショットだとバリエーションに乏しいので、今後も長く続くことを考えたらここで幅をグッと広げたのは朗報なのかもしれません。4巻は現3年の2人とフユリだろうか。ハルルを入れて4人。もしくは中3編での新キャラ、つまり新1年生を入れた新生文芸部。
 ちなみに、背表紙(表紙イラストの切り抜き)はアユムです。1巻ハルル、2巻ハルル、からのアユム。カイが飾る日は果たして来るのでしょうか。そして、4巻表紙のメンツがハルル以外入れ替えだとしたらルイも背表紙に恵まれないキャラということに。5巻があるならおそらく高校入学後なので新しい制服で今回の3人が再び表紙(手かポーズで何かしら5を示す)、かもしれませんね。そしたらルイが背表紙だと思う。
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 そして、個人的にめちゃくちゃ嬉しいのが、別マガの記事でまさかの作者登場。映画を選ぶだけではありますが。多くを語らないでお馴染みの作者がどんな映画を選ぶのか……。
 選ばれた映画も興味深いんですが、想定を越えてきたのは2本のチョイス。映画を紹介する記事用に2本用意してくれってなった場合、1作目と2作目で終わらせようとは思わないじゃん……。シリーズ展開されてる作品だったらその中でも何作目を選ぶか、とかに考えを巡らせてしまうものだと思うんですが、まさかのワンとツー。その手があったか……。あまりの徹底ぶりにちょっと清々しい気持ちにもなりました。
 そして、担当編集者さんも2本選ばれてて、「そうだよなぁ! 2本あったら別のジャンル選ぶよなぁ!」ってなりました。『マッドマックス2』というのもシリーズの中での特筆すべき作品ということで非常に分かる。今だと『怒りのデスロード』も代表作になってるけど、やっぱ『2』だよね、という選者の意図を強く感じる。そういう圧がないのが最高でした。

 終わりです。正直表紙イラストや描き下ろしよりも今回の映画2選の方が面白かったというか、心を揺さぶられましたかもしれません。
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