- 表紙
- ROCK THE JUMP
- 読者プレゼント
- 巻頭カラー『あかね噺』147話
- 『魔男のイチ』23話
- 『ONE PIECE』1140話
- センターカラー『アオのハコ』185話
- 『逃げ上手の若君』192話
- 『Bの星線』3話
- センターカラー『高台の月光荘』鍋ヒデアキ
- 『ウィッチウォッチ』191話
- センターカラー『悪祓士のキヨシくん』33話
- 『カグラバチ』69話
- 『SAKAMOTO DAYS』202話
- 『エンバーズ』4話
- 『しのびごと』22話
- 『願いのアストロ』42話
- 『超巡!超条先輩』51話
- 『ひまてん!』31話
- 『僕とロボコ』222話
- 『シド・クラフトの最終推理』13話
- 『キルアオ』90話
- 『鵺の陰陽師』87話
- 巻末解放区!WEEKLY週ちゃん
- 次号予告
- 目次
- 愛読者アンケート
- 総括
誰か誕生日プレゼントにPS5 PROとモンハン下さい。ハードから買うことを考えるといくら何でも高すぎる。まぁ、ハマると身を滅ぼすタイプなので買わない理由があって良かったと考えるべきですかね……。
表紙
あかね。晴れやか~。派手~。ギャルみもあるが、一応ちゃんとした席でも成立しそうな雰囲気も少しある。厳密には落語界のドレスコード知らないので素人のイメージだが。表紙一発で終わらせるのがもったいないくらい良かった。
ROCK THE JUMP
ヒップホップ勢出ないかなぁと気にし続けてはいたが、ついに出ました。Creepy Nuts。ヒップホップ関係なく日本最大級のマスなので納得ではある。逆に言うと、このくらいにならないとヒップホップ勢は出れないのですね。絶望感が湧くぜ。まぁ、コーナー名がROCKですし……。
ジャンプで言えば当然『マッシュル』の人でもあるので、甲本先生も出てきてお得。例のヒットに対して3人全員が予想外というか、どこか冷めたような感じだったのも面白い。特に甲本先生は知らんところで変なことやってると思ったら、突然ブレイクだからな……。もちろんcreepyの2人もそうだろうけど。そして、読者の多くも「日本音楽界の中心になんでマッシュくんが……?」となったことと思います。何が起こるか分からないですね。
読者プレゼント
オリオン座。からのオリオン座を構成する星ダジャレが楽しい。普通にすごくない? 一部は1文字だけのダジャレで強引でもあるのだが、この数をそれなりのクオリティで揃えてるのはすごいと思う。ただ、タイトルにもなってる「贈リオン座」が一番苦しいw
巻頭カラー『あかね噺』147話
人気キャラ投票やるらしい。無難にあかねが取りそう? 主人公感かなり高めの作品なんじゃないかしら。ファンコミュニティがどうなってるかは知らんが、それほど偏愛を誘うようなキャラもいないイメージ。個人的には「一剣師匠しかねぇだろ」という気分ではあるんですが、たぶん世間的にそこまで人気あるとは思わないです。まぁ、そんな一剣師匠も含め、人気上位層の年齢がどうなるのかは楽しみです。他の作品にはない特徴なので。
本編。パリ修行の意義とその成果。特に字幕公演の制限というのは面白かった。アドリブ不可はたしかに結構な制限ですね。あまりこの手の公演に縁がないので言われるまでまったく気づかなかった。まさに縛られてるようなものなので、そこから解放される日本での初舞台。強そうの根拠があるのはもちろんですが、それ以上にあかね自身が楽しそう。この伸び伸びとやってる感じは大きな魅力でしたね。修行後の「強くなりました」回は割と定番だけど、この楽しそう感はかなり珍しいのではないか。それがキャラクターとしての魅力でもあり、その魅力がそのまま落語の魅力にも繋がっていく。
『魔男のイチ』23話
魔男候補? が登場。男は魔法が習得できない、つまり魔法との戦いが終わらないのでいつまでも苛虐を続けられる。普通に先週気づくべきだったのかもしれませんが、目から鱗で面白かった。何が目的なのかと思ったが、いじめる自体が目的の一つだったのですね。そして、その姿勢は当然イチの狩り主義とは真っ向から反対するものである。めちゃくちゃ良い新キャラだ。感心しちゃった。
魔法の習得はあくまでも体裁かと思ったが、イチに対して突然ファンボーイっぽくなるのでまた印象が変わる。深まる。厄介なのは間違いないが、そこまで悪い人ではないのかも……と話は何も分かってない段階ですが、そこまで印象を持ってかれたので新キャラ登場回としては百点だったのでは。
『ONE PIECE』1140話
ヤーさん。巨大な鍵を斧代わりにして戦うのは候補の一つとして考えてはいたが、ちゃんと武装覇気をまとわせる描写を入れてるのが良かった。強者感としてもそうだし、「大事な鍵で戦っていいの?」という指摘への予防線とも言える。
そして、鍵はあくまでも鍵であり、斧を持ってからが本番。斬撃属性が加わると本格的にやばいので、ルフィも、ゾロも一気に焦って臨戦態勢。このフェーズが変わる感じも良かった。まぁ、斧が虚無から取り出したのには「そこを気にしてたのに!」という気分ではあるw まぁ、そこらへんに転がってたと考えるべきか。
んで、学校に危機。めちゃくちゃ話が早いというか、一直線すぎてちょっと面食らった。まぁ、神の騎士団サイドからしたら完全に舐め腐ってるので、策とか何もなくただ単に人集めて突っ込んでくる、ってことなんでしょうね。傲慢さも感じられて良い。
あと、キリン。「キリンはCP-9にいただろ?」とか思ってしまいましたが、幻獣の麒麟の方ね。ビールの麒麟。日本橋の麒麟。『ハリポタ』シリーズに出てくる麒麟。なるほど、神っぽい雰囲気もあって良いな。悪魔の実かと思ったけど、そうじゃない可能性もありそう?
センターカラー『アオのハコ』185話
コート外の遊佐弟が千夏パイセンインタビューを敢行して揺さぶり。各人のキャラも立つし、それでいて “大喜先輩のどこを好きになったんですか?” というのが本話のメインテーマのように通底してくるのも良い。魅力の基本は何よりも努力家な点だが、遊佐弟の意地悪によってそれが引き立ち、その完全本気スイッチが入った大喜きゅんの顔をコート内から見ることで千夏パイセンでトゥンク。なるほど、彼氏としての大喜を立てる話としてこの角度が残されてたか。
からの女バス勢が登場。絵に描いたような後方彼氏ヅラして試合観戦してるのには笑ったんですが、「うちの千夏をありがとう」的な彼氏ヅラからの、リアル彼氏の超人性という話に繋がるのも良かった。そして、読者の多くが以前から気になってたであろう「エロいことに発展しなさすぎじゃない?」という点に対する指摘も入るので笑った。意地悪としてではなく、めちゃくちゃ気を使いながら、同性としての心配も込みで探りを入れてくるのが最高。
その間に匡のクソダルムーブが挟まる。いかにも菖蒲が嫌いそう、うんざりしてそうな「男ってめんどくさっ」というのを完璧に体現してそうなので最高。いや、「その道はいかんぞ!」という心配の念もあるのだが。そういうのがないフラットな関係だからあんなに仲良くなれたのに。傷心モードとして同情も誘われてたのだが、一気に「それはダメだー!!」となる緩急がマジで楽しかった。結局菖蒲のドライな恋愛観が正しい、という方向に進みかけてる。こじれてて最高~。本作で唯一恋愛のダークサイドが見れるぜ。
『逃げ上手の若君』192話
吹雪。忘れてたぜ~。申し訳ねぇ。そうだった、普通に尊氏を除けば最大の問題と言える話なのに、割と簡単に放置されたままなんだった。
尊氏陣営の内紛にも翻弄されてるのは面白かった……と同時に、スーパー有能裏切り者ポジのキャラが関係ない政治の問題で窮地に立たされてるのは話として普通に盛り下がらない? という気もする。順風満帆に出世するからこそ主人公サイドは悩むわけで、吹雪が勝手に困った状況になられると少し混乱する。
内紛も(おそらく)佳境。ここで南北朝の設定が活かされるのが良かった。忘れてたけど、おそらく本作の基本設定で一番大事であり、一番面白いやつ。
んで、『ONE PIECE』の2年後ばりにキャラデザに変化が生じた主人公一行が揃い踏みして見開き。アガるはアガるのだが、不安になる頭身である。
『Bの星線』3話
コーヒーはきっかり60粒らしい。「ベートーヴェン知識でお馴染みの!」みたいな感じで全然知らん話出してくるのめちゃくちゃ良いな。いちいち説明臭くならず、変人キャラも立ち、それでいて察する形でトリビアを知れる。本作のこういう教養というか、知らん知識の出し方のバランス、かなり好きかも。
主人公が「ベートーヴェンがモーツァルトを聴いたらどうなる?」とワクワクするくだりとか、シミュレーションとしての楽しさがある。「モーツァルト先生」というワンワードでオモシロが発生してるのも見事でしたね。シンプルながらめちゃくちゃ珍しい切り口。
転入試験。順調にパスできるはずだが難癖(老婆心でもあるのかな)をつけられてピンチ。ここでのジリジリと主人公が追いつめられてく心理描写も見事だったし、そっからのベートーヴェン登場も痛快。まぁ、「そんな風に指は立てんじゃろ」とは少し思うが。
センターカラー『高台の月光荘』鍋ヒデアキ
読切。9連読切企画の2/9。妖怪の住む集合住宅、という設定がめちゃくちゃ面白そう。結果から言うと、期待したほど集合住宅感はなかったです。まぁ、連載したら楽しくなるのかもしれないけど……という拡張性を読者が勝手に汲み取って評価できるかによる。私はそんな筋合いはないと思う派です。
本編。だらしないお姉さん住人と、少年管理人。おねショタの波動に心ときめいてしまった。集合住宅感として一番楽しかったのはココだな。
から、ヤクザがやってくる。主人公が適当に使いっ走れる住人を見繕って真っ向勝負するくだりも良かった。とはいえ、超能力で圧勝する話がそのまま圧勝続きで終わるとは思わなかったんだぜ。マジで何の困難もなく、最強主人公が最強のまま特に揺れることなく終わる。さすがにこれはちょっとどうかと思う。鍋先生、本誌に載せた過去2作も最強主人公モノで、実力的には毎度圧勝なのだが、その中でも話に起伏は多少あった(特に2作目)と思う。それに比べると本作は波風がなくてな……。事件も巻き込まれるというか、意図しない形で知ることになるので、端的に言うと「やれやれ」感が強い。
最強ぶりはそれなりに楽しく、銃弾が謎の軌道で逸れる、という絵だけでワクワクさせてくれて好き。果たして彼の能力は、彼の正体は、という部分で引っ張る話で、そこに期待してたんだけど、すぐにただのテレキネシスとか使い出すのでちょっと肩すかしだったわね。何か見えない壁を生み出すとか、絶対に触れられない斥力を持つとかそんなかとワクワクしたんですが、普通にただ「万能」としてのテレキネシスにしか思えなかったですわね。
そんな最強主人公相手に冷静に “じゃあこれは…?” とあれこれ試してくる悪役がなかなか魅力的だったんですが、正直このあれこれ試すくだりが最大の見せ場だったと思う。正直動機など悪役としての造形も「雑なクズ」という印象で止まっちゃった。最強すぎて独りですべて解決できるので、管理人設定も特に活きないし、場所も雑な倉庫だし(アパートで戦ってほしい)。話は意図的に激ゆるだけど、アクションシーンがキレキレなのですべて黙らせる、というほどでもなかったと思う。
終わり。マジで面白そうな設定と、魅力的だと予想されるキャラクターというだけですべてが終わってしまった印象。話が何もなかったでござる。前作の方がちゃんと面白かったと思う。おねショタじゃないのは残念だが、主人公がメガネなのでプラマイゼロだ。
ローカル青春×デンジャラス!
— 少年ジャンプ編集部 (@jump_henshubu) May 20, 2024
新鋭が描く未確認飛来読切!
「#洋平の変」鍋ヒデアキ
1/12#wj25 #少年ジャンプ#漫画が読めるハッシュタグ pic.twitter.com/bMNWUMcOCs
『ウィッチウォッチ』191話
小学校での発表会。桃太郎の劇をやるのだが、今の時代クレーム対策で大変……という何周も古いネタを真面目に始めるので驚いた。『SKET DANCE』の時代なら分かるのだが。一応劇中でも「未だにそんなことも知らないの?」と前世代から言われてましたが、結局今回やる内容のオモシロは従来の「クレームを恐れていろいろ対応したら原型をとどめなくなった」というよくあるやつをそのままやってるので驚く。まぁ、個々のネタは普通に面白かったりはするのだが、「コンプラ(誤用)で生きづれぇ~」的な切り口を未だにマジでやってるだとすると、いろいろ心配になるぜ。
好意的に(そして妄想混じりに)捉えるなら、篠原先生がリアル娘の学芸会を見て「俺ならもっと面白い改変にできるぜ」と息巻いた結果、と考えればまぁそれなりに面白いかもしれない。先生が無理矢理脚本から書き直して対応したという部分がそっくりそのまま篠原先生の憑依。という見立て。最終的に「暴力的じゃないハッピーエンドできたじゃん」という結末になったのも「じゃあいいじゃん」としか思わないんだけど、書き手(劇中先生であり篠原先生)のハッピーエンドと考えるとそれなりに腑に落ちるかも。篠原先生の子育て日記。子供いるかも知りませんが。
若干本作から離れますが、結局のところあの手の発表会って学校側が親たちを感動させて「ウチに入れて良かったでしょう?」と納得させるためのイベントだと思うので、大人たちがどいつもこいつも被害者ヅラしてんのが間違いだと思うんですよね。モブ親を安易に元凶扱いするのもお門違い甚だしい。問題視するフリして全然問題に思ってなさそうだし、モイちゃんたちを冷静で理想的な親とする扱いも正直かなり気持ち悪い。ツッコミを入れつつ「ニコの出番が少ない」と同じダークサイドに堕ちるみたいな話だったらまだマシだったかもしれないが。考えれば考えるほど、きつかったな……。
センターカラー『悪祓士のキヨシくん』33話
ネハンくんは好きなので、凡人が覚悟と根性だけで劇中最強格の人に認められる話はなかなか痛快。なのだが、聖剣さんがデレるのが思ってたより早かったというか、もうちょっと敵対しつつの師弟、みたいな関係を期待しちゃったな。まぁ、本作はこういう優しい世界が魅力だと思うので、これはこれでアリか。
武人魔王。ジャックジョーと知り合いだったらしい。記憶を失う前。割と軽めの扱いだったけど、これがマジなら結構重大というか、かなり深刻な話だと思う。まぁ、来週以降、以前の記憶を取り戻して、それでもネハンを選択するみたいな話になるなら全然いいが、雑に「ネハン一択でしょ」と以前の人格を全否定する話になったら武人魔王がちょっと可哀想すぎるというか、ジャックジョー自身も可哀想だと思う。まぁ、本作はそういう感じの悪さはちゃんと回避してくれるのかもな。少しハラハラしながら今後に期待。
『カグラバチ』69話
ホテルの宿泊客、洗脳らしい。ちょっとガッカリ。懸賞金で釣られてはいるが、あくまでも本人の意志で向かってきてほしかった。私が『ジョンウィック』を期待しすぎという懸念もあるが、洗脳だと乱戦で敵を雑に殺す(倒す)の可哀想じゃない?
んで、挨拶されただけで主義を曲げるオタクくん。本作はこの手の市井の人目線でチヒロのヒーロー性を描く話が多くて今回もその一環として感動できそうなんだけど、彼はニュースで見た殺人鬼(という情報しか得てない段階で)に勝手にシンパシーを感じて真似し出すような子なので、普通に激ヤバ。映画『ジョーカー』で主人公を持ち上げる群衆と同じタイプなので、正直「彼にヒーロー視されてもなぁ……」ってなる。イヲリ相手のエピソードは普通にチャーミングなのだが、チヒロに憧れを抱くには今彼が持ってる情報が偏りすぎてて、それで憧れるのはマジでヤバいのよ。オタクのステレオタイプが単純に「やっぱダメじゃん」という方向に一直線なので怖い。
エレベーターの使い方は今週も相変わらず良く、ラストのサプライズも非常にブチ上がる。「かっけぇ~!!」と5秒くらい大興奮したのだが、よくよく考えると、現状ではマジで意味が分からなすぎる話ではある。娘ってだけで強くなれるのはさすがに無理あると思うんだけど、だとしたもサムラ父が剣術教えてたってのも考えづらい、気がする。妖刀契約後に子供作ったらその超人性が子供に継承されるみたいなトンデモ設定だったら、トンデモすぎて引くw まぁ、次回以降何か納得できる情報の追加があればいいな。
とにかくテンション上がったところで1話が終わって、後から説明する、というのは連載としてまぁ常套手段なのかもしれませんが、個人的には「納得が伴わないとテンション上がりづらくない?」って気持ちもある。
『SAKAMOTO DAYS』202話
爆弾の捜索かと思ったら、爆弾が多すぎてもう無理。しかも船が暴走して止められない。まさかの『スピード2』じゃないか……。今の時代、こんなにも屈託なく「『スピード2』面白いよね!」と言われるといろいろ戸惑ってしまう。
とはいえ、本作名物ののんきすぎる一般人との相性はバッチリだし、坂本の “閃いた” のアイディアも素晴らしかった。「そうはならんやろ」の極みなんだけど、絵一発のインパクトと、その「何となく分かる」感が絶妙なんだよな。ただ、ヘリコプターの向き逆じゃない? ヘリのプロペラを船のスクリューとして利用する、という話でいいんだよね? だとしたら逆だと思うのだが、あまりに堂々と逆向きので私が何か読み違えてるのかもしれない……。そしたらごめんよ。
『エンバーズ』4話
戦術を何も理解してない主人公。逆に言うと、戦術で主人公チームが苦戦する話(の説明)になっててまぁ常套手段ながら良いのではないでしょうか。その上で、「あんたは徹底的にマンマークしてくれればいいや」となれそうなのも好き。実際どうなるかは知らんが、しばらくはバカのままでいてほしいな。バカのまま活躍してほしい。……てか、徹底的なマンマーク、バレーで似たようなことをしたキャラも「犬」でしたね。すべての道は『ハイキュー』に通じてしまうのか。
今週の影山。サッカーにおけるコート上の王様は徹底したワンマンプレーで得点まで持って行く、ということなのかな。なので、熟練した組織による守備には苦戦し、逆に独りで突っ込んだ穴を突かれる。
明らかに手を出してる主人公の絵面も良い。ハッタリが強すぎて好きというのもあるし、「まだ素人」という説得力でもあるんじゃないかな。少なくとも今は、この「とてもサッカー漫画には見えない」コマ好きです。
『しのびごと』22話
鬼上司、あらゆる体液が毒になるらしい。毒手の拡張で忍者っぽいってのは分かるのだが(厳密に言うと毒手は忍者ではない)、シンプルに汗で毒殺されるのめちゃくちゃ気持ち悪いw 社会人のエチケットギャグがただのギャグで終わるバランスは本作らしくて超良かったです。バトルの進行としてはマジで「どっちでもいい」部分で自由に遊んでる感じが絶妙。ギャグがバトルのガッカリに繋がらない。
からの素敵メガネが現れて、分断されてエンド。『カグラバチ』に続いてエレベーターの使い方が良いですね。「ただ強いだけ」のヨダカ対策としてあのエレベーターは理にかなってたと思う。
そんな素敵メガネ。本作で一番顔が良い可能性があると思うのだが、それはさておき斧持ちなのが熱い。『ONE PIECE』で関心が高まってる斧キャラだ。斧を使わずに分断に成功してるのも強キャラ感としてワクワクする。『カグラバチ』『ONE PIECE』との一致という偶然も味方につけてる感が個人的には嬉しいです。
『願いのアストロ』42話
妹の争奪戦。エモに流されて頑張る人たちが無惨に負けるのでなかなか非情。 “テラスはヒバルの事になると冷静さを欠く” とフォローのようなものが入ってたけど、テラスは能力や戦闘力的に普通に不利なミッションだと思うので、冷静さを保ってもヤバかったと思う。まぁ、実力以外でひっくり返す策を出すかもしれない、って感じか。
ヒバルは情に訴えるようなことしかできず、当然それは相手に響かないが……思わぬところに響く人がいた、となるのは熱い。キレイに忘れてましたが、ここでも兄弟姉妹の話になるのか。この流れで弟の恩がある兄貴が助けに来るのは見事な展開。まぁ、パズルがハマるような話なので、ガチ勢の人からすると「見え見えでしたけどw」みたいな感じだったのかもしれない。言われてみればコレしかないような展開。
『超巡!超条先輩』51話
ローボの接待ゴルフ。そこに超巡が現れて当然クソみたいな事態になるんですが、今回登場人物が全員カスなのですごい。ポンちゃんはこの闘いについていけないので置いてかれたかw
競技がゴルフなので、超能力使われたら話にならない。全ホール、ホールインワンでもおかしくないのに、 “滅茶苦茶寄せやがる…!!” に留めるのがまた良いですね。マジでカスしかいない回。ツッコミもカス。超巡とローボに比べたら比較的マシに思えた署長も結局カスなので、ローボの悪巧みに全面賛成してて酷い(最高)。
署長がノリノリになりすぎたため、ローボの報酬が交番から飛び出てしまい、そのせいで光堕ちに至る。この連結も良かったし、当然のようにカスを徹底する超巡も好き。
『ひまてん!』31話
前回の「ほのてん」を聞いて動揺するひまり。文句言える立場にはない、と自分で分かってるのが良い。ここに恋愛感情が絡まないとしても、私も余裕でモヤモヤすると思う。小人物なので。
いつも通りの仕事で殿一が来るが、雨で予期せぬトラブル。殿一のシャワーシーンは全然なかったが、女子側が男子の風呂にセクシャルな何かを感じる場面があるのは良かった。ただ、そっからひまりが殿一の服を用意する流れになるので「これは女装!?」と期待してしまった……ので、いつもの殿一のプロ意識によるキャンセルが入るので笑う。ラブコメとしては笑うが、女装はしてほしかったぞ。イチと殿一の女装対決が見たい。
買い出し。買い物を通じて多少は気持ちの整理がついたというか、2人の距離が近づいたので、帰り道だけ相合い傘、という変わった展開になるのも面白い。それをするために「行きだけタクシー」というかなり珍奇な話になってて、かなり変なのんだが、ひまりが冷静じゃなくて変なことしてる話なのでまぁ分かる。タクシーはひまりが同行しないと絶対にあり得ないことなのでそういう面白さもある。マジで本末転倒ではあるのだが。
からの相合い傘で密着し、クンカクンカでエンド。なかなかキレイな流れ。風呂借りたので匂いの話になるのは正直ちょっと気持ち悪くてもおかしくないのだが、ちゃんとひまり側だけにその発想が存在してるのが良い。あと、たぶん先週の餃子の口臭の件とも通じる話ですよね。友好の証として匂いを付ける話。
『僕とロボコ』222話
三節棍といったら『呪術』一択なのだなぁ、と隔世の感。未だに『BLEACH』の印象も強いのだが、まぁ母親が突然取り出して面白いのは呪具の方か。本物の可能性がある。
話としては、銭湯。子供の日常に突如として現れるワクワクイベントとしてリアリティがあって良かった。そこで予期せぬ出会いに至るのも良いよね。
と思ったらすぐにサウナになるので笑う。一気にオジサンの趣味論になってしまったw 普通に子供のサウナって超要注意だと思うし、何なら基本不可でいいレベルだと思うのだが……。まぁ一応最後に注意もされてたか。あと本編の中でも一応ロボコという保護者が同伴してるに等しい状況になってましたね。そこまで汲み取るのもおかしな話ではあるが、たぶん本作は「サウナ楽しそうだから僕も入ってみた~い!」となるキッズ読者は多くないイメージなので雑でもいいか。
宮崎先生、汗拭く行程をケチるために外気浴してたら偶然ととのったらしいが、何だろう、説明はできないが何かとても汚らしい気がする。外気浴の前にシャワーとか浴びたらそれこそ汚い要素はまったくない気もするのだが、何かものすごい抵抗感がある。別に「髪短いからドライヤーは使わない」に対しては何の抵抗もないのだが。不思議だ。
『シド・クラフトの最終推理』13話
スフレ警部の唇が気になる名探偵。別の話を数週挟んだので「まだ引きずってんのかよ!」という感じがあって良いですね。忘れかけてたのがちょうどいいというか、シドの気にしすぎ感に説得力が増してて楽しい。唇は会話において重要な器官と言えるので、一度意識しちゃうと逃げ場がなさそうで良いですね。良い思春期。 “もはやなんでもいい名探偵だった” の言い草はマジで笑いました。そもそも意識してないと油でテカテカなんて気づきもしないのに……という悪循環。
大犯罪者を目指すいい子のミザリー。いい子ギャグの連打も楽しいのだが、それ以前にキャラデザが本気すぎて「あっ これは今後も付き合いが続くやつ」と感じ取れてしまう。話を読む上ではちょっと雑念なのだが、まぁいい子ギャグは今後擦っても楽しそうなのでいいか。
からの様式美のように「意外な犯人」の話になるのも良かった。律儀にやってるのが好きです。ミザリーとの連結が弱い気もしたけど、一応廊下ツルツル作戦のおかげで名探偵が冷静になった、というのはありますね。弱いと思うが、あるのは大事。
『キルアオ』90話
校長の “人として引くわーってラインはあるんですよ!!” めっちゃ好き。お前が言うなの極みなんですが、それでも引いちゃうラインがあるってことだと思うとかなり説得力がある。
ボロボロの校舎から髪切りのノレンと続くのが良い。前者は明らかにギャグだが、それを似たようなことが起きてる後者は間違いなくマジ。この緩急。
ということでお義父さんへのサツアイ。十三がそれを言い出すのが昭和キャラっぽさでもあって面白い。もちろん本当に挨拶したいわけじゃないのは分かりますが。そしてラスト、普通のことしか言ってないのにトゲを感じざるを得ない十三の開口一番も最高。ちょっとキレイな雰囲気にもなったけど、やはりお義父さんに対しては普通にキレてる。
『鵺の陰陽師』87話
どう見てもボロ負けなのに冷静沈着に、事前に決められた手順を黙々とこなしてる感じの当主、というか藤乃家が良い。クズの権化なのは知ってるはずなのにどこか頼もしく感じちゃうというか、自分のことも藤乃家という巨大なシステムの中の歯車に過ぎないと考えてるのが彼の強みであり、それと代葉に対する所業は同根。
狂骨への道。一歩ずつ “痛っ” となる不気味さが印象的なのだが、そこから阿鼻叫喚が起こることでがしゃどくろが登場する。登場演出としてめちゃくちゃかっこよくて感心しちゃった。……とか思ってたら最後にもう一捻り入るのでちょっと感嘆の声を上がるほどに良かった。マジでこの三段活用素晴らしかったですね。学郎としては今までと同じ石ころぼうしをしたに過ぎないのに、それがこの上ないサプライズとして機能する。2人のクズが代葉を物扱いし、代葉自身が思考停止に陥りかけた、まさにその瞬間に現れる。これぞヒーローである。熱すぎる。このまま「こんな家があるからいけねェんだ!!!」となり、ヌエヌエの戦斧で藤乃家ぶっ壊してほしい。いや、まだか。あの話で一番おいしい「助けて」「当たり前だ」をやる余地があるので、代葉には是非とも麦わら帽子をかぶりながら助けを求めてほしい。てか、学郎だったら「てめェに何ができる」のくだりもハマりそうですね。学郎、こんな初期ルフィみたいな高みに到達するとは思ってなかったよ……。
てか、冷静になって考えてみたら、2作連続で「お義父さんへのサツアイ」エンドでしたね。良い。
巻末解放区!WEEKLY週ちゃん
3月、春物の季節ということで2024年のジャンプキャラのファッションチェック。意外な作品が取り上げられるのがいつも面白いんですが、今回は『極東ネクロマンス』の、しかもお婆ちゃんが出てくるので笑った。まさかの若手人気声優との一致。すごい世界だ。
一方、今回イチオシの4人。大人キャラ、もしくは年上キャラが多いのが特徴ではないだろうか。自分のスタイルにこだわりを持てるのは大人、みたいな少年漫画特有の世界観を感じる。
スカジャンが漫画キャラの記号として便利というのも盲点だったのだが(今週の『しのびごと』にもいた)、それよりも「『呪術』って終わってまだ1年も経ってないんだっけ……」となった。
次号予告
表紙巻頭は『SAKAMOTO』。人気投票の結果が出るらしいので少し楽しみ。シンは2連覇するほどの圧倒的な人気ではないと思うんだよなぁ。だとすると南雲が怪しいが、これで南雲勝っちゃうとそのまま南雲が勝ち続けてコーナーの存在意義が怪しくなると思うので、そういう意味でも気になる。本編のタイミングはよく覚えてないが、タカムラが活躍してた頃? さすがに優勝はないか……。
センターカラーは『しのびごと』と『ひまてん』。好きな作品と好きな作家なのでめでてぇぜ。どちらも前作とは比べものにならないほど当たったのは間違いなさそうですね。前作も好きなので少し複雑(めんどくさいファン)。
9連読切企画。初めましての人。マジで普通の読切と何が違うのか分からなくなってきましたね。幼馴染が担任教師になるラブコメらしいので結構楽しみです。言い訳抜きに教師と生徒の恋愛を描くわけがないので、そこにどのような理屈をコネコネしてくるのか、というのが楽しみ。たぶん「元おねショタ」のアプローチになると思う。今最も熱いジャンルだ(私の中で)。
目次
スパ施設の電気風呂、パパはこんなにキツいのに子供はなんで平気で入れるの?
(『シド・クラフトの最終推理』)
今週の『ロボコ』を地で行く筒井先生強い。一人称パパも良いぞ。
愛読者アンケート
読切についてと、ジャンプ連載作品で読んでない作品と、その本数。ゼロである。読んでない記事とかはあるのだが、連載作だと全部読んでる。
総括
火水木の3日で書きたかったのですが、金曜更新。一応木の段階で書き終わりはした。書き終わったのにまだまだ作業が残ってるのが本当にイヤなんですよね……。その先は何も楽しくない。
今週のベスト作品。『鵺』。学郎がついにルフィになった。それも初期ルフィ。
次点は『あかね』かな。
ベストコマ。『星線』の扉に手をかけるベートーヴェン。すごく良い場面だった。
ベストキャラ。これはもう『鵺』の学郎ですね。今最もかっこいい主人公。ここ数年で最もかっこいいヒーローの到着だったかもしれない。
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