やっとブログの借金が諸々なくなって比較的ゆとりのある運転に移れます。
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第35話「(涙が)ポロリの季節」
前半が4コマで6ページ、後半がショート漫画で6ページ。それぞれ卒業式の準備と、卒業式後の文芸部の送別会。卒業式本番がすっぽり抜け落ちた構成は意外でしたね。来年カイとハルルが中学の卒業式を迎えるので、そこまで温存という感じか。
前半。在校生による卒業式の準備。卒業式にまつわる光景として準備が出てきたのが本当に意外で良かった。意外なのにほとんどの人は経験してることですよね。フィクションとしての目の付け所が良い。
涙以外のポロリはないが、フワーリはある。被害者はルイ。体育館内なので風ではなく、舞台上からジャンプで降りた際。慣性の法則フワーリ。こんなアプローチがあったとは。風とかと違って再現性があるというか、真似したらほぼ確実にフワーリが発生する説得力がある。それでいて、真面目なルイでも気づけなかった罠、という意味でも絶妙なフワーリだったと思います。よくこんなシチュエーション思いついたな……。
そんなフワーリを目撃してないカイが中身を言い当てる。紅白幕の名前を知らない、のはまだいいとして、思ったことを無思考で口に出してしまうカイくんが可愛い。
その次のネタでもルイに対するカイが天然。天然というか無知か。紅白幕はピュアすぎて可愛いが、「送辞」の方は知らないくせに話を合わせようとした、という背伸び感があってこれまた可愛い。ちょうど中二男子くらいの幼さと背伸び感という2本。
卒業するわけではないが、もらい泣きしないか心配する女子たち。ちなみに、2年前の小学校の卒業式ではハルルを含めた全員泣いてる。ハルルは普通にそういう涙に弱いはずなのにボケる、という味わい。オチの「もらい濡れ」に関しては「そりゃするに決まってるだろ!」と言いたくなるんですが、普通のことなのに肯定するとものすごくスケベみたいな感じになってしまうのが不思議。
4コマパート最後の2ページ半を使ってハルルたちのとある指令。ルイを含むグループだからというのもあるかもしれないが、単純にこの3人が佐久間先生に気に入られてる(信頼されてる)ってことだと思う。何やかんや交流も多いし、貢献もしてる。
指令とは黒板アート的なアレ。経験したことないので知らなかったんですが、在校生がプレゼントとしてやるものなのですね。卒業生の中に絵うまい人がテンション上がってやってるイメージだったので少し意外。もちろん全部が全部そうとは限らないかもしれませんが、「アレ」としてすっかりお馴染みになった昨今は本当に学校側が指示して作るものになってそう、と妙に納得。
泣かせたい2年と、まんまと泣く3年。泣くの話題でハルルが花粉症の話を出すんですが、この花粉症、後半の方でも出てくるんですよね。伏線は言いすぎかもしれませんが、今月から読んだ人、そこまで熱心じゃない読者に向けた事前説明になってるのでうまい。丁寧。
後半。カラオケでの文芸部の送別会。司会は新部長のアユム。当然の人選ではあるが、部長としての立ち振る舞いめっちゃ苦手そう。まぁ、そもそも「部」長が来年以降も継続できるかは新入生の加入による……。
思わぬ2人が組んで歌ったり、フードメニューの注文で盛り上がったり、他の人が歌ってる最中に歌とは関係ない話をしたり、歌ってた人がその会話に入ってきたりとカラオケの風景がなかなか眩しい。ありそうでなかったというか、4コマパートだとこういう当たり前の様子みたいなものは描きにくいので。ボケは入ったりもするが、送別会という基本的にエモが強いシチュエーションというのも良かったですね。みんな楽しそうにしてるけど、どこかしんみりした空気、もしくはその予感が漂い続ける。
卒業生の受験。2人とも志望校に受かったらしい。桜才か英稜の名前が出るのではないかと期待してたんですが、名前は出ず。来年度、現2年生が受験するときが次のチャンスですかね。「桜才といえば武隈先輩が行ったとこ」みたいな感じで後から現3年の進路が明かされる可能性もあるかも。
締め。泣ける曲をバックに流しながら卒業生への挨拶。ハルルがスピーチするんですが、フユリがスマホをプロンプターのように使って……と思ったら強制的に泣くための仕掛け。ハルルに対するイタズラではなく、ハルルも分かった上での演出としてやってるのが面白すぎる。爽やかな笑みを浮かべながら号泣するハルルのしてやったり感が良い。そしてそれが前半の黒板アートのくだりで出てきたネタを拾ってるというか、ハルルとしては「あのときできなかったアレをやろう!」という意気込みだったと思うと笑える。変なとこだけ前のめり。
終わり。次回は当然中3。文芸部の存続や如何に。残った3人の中でまともに読書好きな人アユムしかいないので、新入生が来るにしてもちゃんと読書好きな人じゃないと困るのかな(アユムが卒業後)。とはいえ、ちゃんとした読書好きはこの部活に入るメリットはそれほど多くないかもしれない。大丈夫なのだろうかw
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