北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2025年24号(紙版)の感想

 映画『パディントン』三部作はいいぞ。映画館行くのがめんどい人は『パディントン2』まででもいいのでオススメ。ひょっとしたら映画史上最高の『2』だよ。

表紙

 新連載。色使いがかっけぇ。たまんねぇ、と思ったら巻頭カラーでも健在なのでたまげた。川口先生こんなことになってたのか。全編カラーで読みたいレベル。ラフな手書き風のアニメーション、を漫画に落とし込んだような印象ですごく好き。端的に言うと『スパイダーバース』み。カラー、たまにしか見れないのが悩ましいですね。

読者プレゼント

 カードゲーム。ありそうでなかった題材で面白い。「トラッシュ」とか「リターン」とかあまり意識したことなかったけど、カードゲーム特有のワードチョイスですね。たぶん担当の人が好きなんだと思うけど、ちょっと控えめにしてる感もあるので、素人を置いてく勢いでかましてほしかった気持ちもある。

巻頭カラー『灯火のオテル』川口勇貴

 新連載。川口先生、連載2作目ですが再びのファンタジー。連続はかなり珍しいと思う。
 本編。漠然とファンタジーかと思ったら北欧ファンタジーなので驚く。こないだ『アイスヘッドギル』があったばっかじゃん。『ONE PIECE』も今は北欧だし、謎の北欧ブームが来てる。
 氷の国のファンタジーというは魅力的な題材だけど、さすがに『アイスヘッドギル』があったよな……と乗りづらかったけど、本作はどうやら氷の世界のおける炎の話なので安心。この世界の(戦士)の死生観が最初に語られたのも良かったですね。ジャンプ漫画でここまで丁寧な土台を組むのは珍しい気がする。ちなみに「死んだらヴァルハラに行ける」というある種の信仰は『マッドマックス 怒りのデスロード』(舞台はオーストラリア)にも出てきたんだけど、モデルは旧日本軍だそうで、要するに靖国神社。信仰を利用して兵士の命を操ったということで、クソですね。本作はおそらくマジモンの土着信仰で、その中で生き延びることの価値を知る主人公が火を繋いでいく……みたいな話か。ヴァルハラ、火、命、息、という要素が連結していて良い初回だったと思います。
 本格感あってなかなか良さそうじゃない? と思ってたら突然巨大な女性戦士が出てくるので笑った。川口先生……。印象的な場面だし、良い場面だったと思うけど、本話の時点ではそれほどあらすじ的に重要な役割ではなく、「ただ出てきただけ」感があるのが余計に川口先生あんたって奴は……。
 敵襲でみんな死んじゃったり、主人公が覚醒したり。敵陣営のモンスター含むデザインもかっこよかったし、主人公の変身姿もすげぇ良かった。シンプル大剣がかっこいいですし、主人公の衣装もファンタジーとしての本格感から逸脱しすぎない範囲で、少年漫画的なかっこよさもあり、それでいてちょっと可愛くもあって素晴らしい。その後出てきた精霊もめちゃくちゃデザインが魅力的。川口先生の本気を感じる出来なのですが、たぶん川口先生の本当の本気は先ほどのでかい女……。
 というのはさておき、シンプルな覚醒展開ながらめちゃくちゃ心躍りました。ただ、まぁバトルの描写自体は正直何やってるのか分からないタイプでそれほど好みではない。毎回ああなるとは限らないのでしばらくは様子見でしょうか。あなる。
 終わり。めちゃくちゃ良かったです。個人的にも良かったし、世間的にも相当良いんじゃないかしら、という圧を感じる。

『あかね噺』157話

 一生に煽られてダークサイドに堕ちかけるあかね。良い~!! めちゃくちゃ良い。あそこまで暗い感情を爆発させるのが珍しいってのもあるし、それが瞬発的に、一気に引き返せないラインに近づいてった感じがめちゃくちゃ魅力的。もちろん話としては不穏なのですが、漫画として、あかねの主人公としての魅力は爆上がりだったと思います。
 そんなあかねの前に現れて、一生一門のサバイブ術……というか心の持ち用を伝授する年上の後輩。役者業が意外とウケる、というのが妙に説得力あるので面白かった。一剣師匠の役者業もそうだけど、こういう役者として重宝がられる落語家めちゃくちゃいそう。本章に入ってからの、落語ど真ん中とはちょっと違う芸能界との関わり方、良いですね。下手するとどっちらけになる話だと思うけど、今のところ「何かありそう」という説得力が魅力的。

ONE PIECE』1148話

 敵の能力の詳細が分からないうちは戦うべきじゃないと言うロビン。ただ、彼女自身は我慢の限界なので戦う。のだが、そこでの戦い方が良かった。正面対決で勝とうとするのではなく、とりあえず喫緊の問題を1つだけクリアする策に出る。分身を使っての道連れというのも格上相手でも通用しそうな説得力を感じる。まぁ厳密には空中に落としても、この世界の強者は特に困らないとは思うんですが。能力関係なく六式が使えれば空飛べる世界なので。とはいえ、あの身投げ作戦で海に入ったりしたらかなり無敵戦法な気もする。

『炎神・雷神と行く! ジャンプビクトリーカーニバル2025!』中川中丸

 告知漫画。調べなくても作者は最強の人だと察しがつく。何か絵のノリが違うよね。ウケる層がいつもとちょっと違うのを感じるというか。そんな炎神と雷神、なかなか魅力的でした。やっぱこのノリ好きだなぁ。というか、コロコロ(とボンボン)で育った身なので心躍るものがある。あと、掲載位置的に風神風の炎神、めちゃくちゃルフィですね。厳密に言うと、ルフィのモデルの一つとして風神があるって感じか。
 イベントの内容としては、サイン会を誰がやるのかは気になる。ジャンプってあまりこういうの多くないと思うので。単純に忙しすぎるってのがあるんだろうけど。

センターカラー『魔男のイチ』33話

 とりあえずルールが設定されてバトル開始なので良かった。死対死の設定すっかり忘れてたので、面白い活用をされてて唸ったし、何よりそれを止めるデスカラスが良い。かなり蚊帳の外でどうなるのかと思ったけど、イチの保護者として、「それはダメだぞ」と最後の一線を越えそうになったときだけ助けてくれる。助けるというかサポートか。
 試練開始だが、無理ゲーすぎて絶望……と思ったので思いの外早く活路が示される。もうちょいハラハラしたかった気持ちもあるが、カラー回の最後の高揚感という意味では文句ナシでしたね。信頼する相手と殺し合う、という非常においしい状況が突然セッティングされる。イチが楽しそうなので何より。ゴクラクもだが。

『アオのハコ』195話

 高砂きゅんおるやん……と思ったらすごい勢いで去っていく。味わいが濃すぎるキャラなので出たら話の中心になるイメージしかないのでちょっと面食らってしまった。もっと不穏なバイブス出してくると思ったので、まさか(出会ってから)一言も喋らずに退場するとはw まぁ、千夏も喋ってないので、4人の関係性を考えたらそれほど不思議な話ではないか。
 からの夢佳カップル。最終回みたいな展開である。まぁ、もうそんなにカップルの手札ないんだけど。
 夢佳なので今度は当然千夏が交流のメインになるが、そこで大学行ったあとの話になるのが良かった。ちゃんと未来が開いてるというか、続いてる感。バスケとしての未来もそうだが、夢佳は同時に彼氏持ちとして一歩先を行く存在でもあるので、そのニュアンスが出るのも良かったですね。本話のラストで、まさにライフステージが変わりつつある千夏の話になり、恋人としてのステージも上がるのか……という予感に繋がっていくのも良い。普通に考えたら「セックスか!?」となる話だけど、本作の場合はまだまだそんな話にはならなそうなので安心(?)。ただ、確実に性欲は存在すると描写され続けてるのが良いよね。少年漫画のラブコメだとたまにある、「この世界にはセックスという行為は存在しないのかもしれない……」という牧歌的な空気ではない。
 夢佳が、千夏の彼女ムーブに気づき、公然と指摘することで大喜が意識し、そこから靴擦れに至るのも良い。「慣れないことしやがって……」の現れとしての靴擦れ。
 ついでに捜し物も発見。トイレの前で、子供と交流した場面があったので、「これは『ハイキュー』のパターン!!」と確信してたんですが、ちょっと違ったので残念。走る潔子さんとは真逆に千夏は歩けなくなってたのでむしろ真逆か。

 本編直後、今月のジャンプコミックス紹介ページで『超巡』の真噛さんが出てくるので爆笑してしまった。たしかに本作の終わり方はドHでしたね……。

『SAKAMOTO DAYS』212話

 坂本、本格的に重傷。メンタルの話になるので面白い。と同時に「今更!?」というテーマではある……ので、シンが “失うものの怖さを知った坂本さんが弱いハズがねェ” と迷いなく言ってくれたのが嬉しい。211話坂本と付き合ってたシンならではの説得力。
 んで、シンが帰省。正確には引っ越した実家なので帰省とはちょっと違うか。技術者不足の話で「セバじゃない?」と思ったので鹿島が出てきたのが意外。意外だけど、2人が初登場したエピソードの因縁があるのでドラマチックで良かったですな。鹿島の贖罪の旅の出発点としてこれ以上ない場所でしたね。

『逃げ上手の若君』202話

 話は付いた状態での暗殺なので正直消化試合かと思ったら「鬼ごっこ」演出まで入るので驚いた。天狗衆の存在が苦戦の説得力として良かった。町中の移動とかどうやって付いてきたのか気になるが。
 苦戦はするが、言うて消化試合なので盛り上がりづらい……と思ったら若を出して吹雪の話を持ってくる。どうでもいい戦いに一気に感情が乗る。ちゃんと面白くなったのですごいなぁ……と思うと同時に、この戦いがどの程度長くなるのか未だにちょっと掴めない。来週で終わるくらいもあり得そうだけど、「鬼ごっこ」やったからなぁ。

『カグラバチ』78話

 サムラ、一応昼彦を殺そうとしてるので良かった。あんだけ派手なぶつかり合いして殺せなかったのは少し引っかかるが。
 一方、昼彦にことを必至になって助けに来てくれる仲間が描かれたのは良かった。クグリの妖術はややこしいルール説明だったが、「要するに格ゲーの必殺技ゲージか!」と納得したらちょっとおかしくなってくる。それっぽい説明と格ゲー直輸入という安直さのギャップ。
 んで、昼彦は一応逃げ延びたが、心がバキバキ。そっち方面のトドメはチヒロだったのが良いね。あの負け方をしてもまだチヒロが中心。
 次はチヒロの番……と思ったらサムラが案外普通に、以前のテンションで話してくれるので少し拍子抜け。分かっちゃいたが、甘すぎるだろこの人。そこが好き……という話でもある。
 東京でも事件発生で、こちらではハクリが復活。ハクリがいるとどこでもドアで京都と直結する可能性もあるので面白そうですね。同時並行で別の危機を描く、というのはよくあるけど、ハクリがいるだけで「普通に繋がるんじゃね?」という可能性。

『ひまてん!』41話

 ひまてん2人の日常を新キャラの目を通して改めて描く。日常というか、(主にひまりの)現在位置という感じか。ひまりを神格化するようなギャグが続くと思ったら徐々にひまりのボロを見抜く話になるので笑った。盲目状態のファンに「ダル絡み」言われたらおしまいだよw
 ひまりを呆れる話になると思ったら、ひまりが勝手に友達視してくれるようになって逆転負け(勝負ではない)。ただ、その友達扱いが恋の相談なので、結局「お前が好きなんかい!」の件がより深くバレる話になりそうではある。まぁ、有害なオタクではないと思うので、最悪バレたとしても大したことないのかもしれない。
 んで、最後に殿一に対して “何で惚れてねーんだよ!!” とキレ。この朴念仁主人公というのはラブコメの定番だが、本作の場合は「既に好きな人がいるから」という理屈が通りますね。既に強力な呪いにかかってるから一般的な呪いは無効、という『ドラクエ8』主人公と同じ理屈。本作のこと、よくあるハーレム構造の話だと思ってたけど、そういう意味ではひまりとの間に仕事としてフラットな関係を築くために必要な設定(前提)だったのかもしれませんね。

センターカラー『鵺の陰陽師』97話

 2周年。記念感あるカラー扉が良いですな。主人公が小さいのも良い。
 本編。決戦前夜、パイセンが頑張る……と思ったら突然の母親無双。「今何の話してるんですか?」と困惑するが、そのよく分からなさ、そしてお馴染みのどこか間の抜けたノリのギャグが本作独特の味になってる。マジで最近はあの変なノリのギャグをしっかりコントロールできてるのが強すぎるんだよな。「コントロールできてますよ」感が強すぎると白けるタイプの良さなんだが、「それでもやっぱ変!!」と楽しめる範囲で、しっかり物語を進める武器として機能してる感。大げさかもしれないけど、正直無敵だと思う。『鬼滅』も初期の頃は「笑うべきなの?」という謎のバイブスがあって最高だったけど、徐々にそれも安定化し、ちゃんとした作品にはなったけど、その安定化が少し寂しくもあった。その点、本作は安定した上でちゃんと変なので嬉しい。どれだけ共感してもらえるかは分からない感想だけど、『鬼滅』が成し得なかった変なギャグの安定運用という偉業を達成してると思う。
 前夜終了。要するに最初はパイセン、次に藤乃さん、最後にディナーで嫁、というタイムテーブルが組まれたという感じでいいのかな。ただ、普通に時間通りにやると話の構成上、最初の人が不利だと思うので、もうちょっとややこしいことにはなると思う。
 当日。学郎がしっかりモテにふさわしい男になろうと準備してたのが良い。理想的な「男を上げる」話になってるというか。コミュ障のオドオド可愛いにいつまでも頼らず、その点も成長しようとしてるので偉すぎる。男側がしっかりキメて勝負に向かう感じも、特にジャンプのラブコメだと珍しいくらい誠実な姿勢だと思う。『アオのハコ』でも『ひまてん』でもあまりない話でしょ(後者は少しあったか)。お約束のようなラブコメをやってるようで、しっかり現代の作品として頑張ってるのが面白い。それでいて、マジで信じられないようなお約束もやってくるので、やはり変。好き。

『NICE PRISON』3話

 巻末固定じゃなかった……。結構自信ある予想だったんだけどな。来週以降に期待だ。
 四天王もそうだけど、モブ囚人のフリーギャグみたいなくだりがめちゃくちゃ楽しいな。普通に考えたらしつこいほど犬大喜利が繰り返されるんだけど、そこが独立した良さを生んでる。初手が母犬なのが面白すぎるというか、母犬やってる囚人、下手すりゃ四天王より怖い。話が通じなさそうなので。
 四天王はもうラストというのは前回の段階で示されたので同じ話を繰り返してるようにも思ったけど、 “実質三天王 実感二天王だ…” が面白いのでヨシ。あと、テラっちゃんが主体的に動くというストーリーラインが小さいながら今週もしっかり残ってて、その果てにこのセリフで四天王編(?)終了となる流れも良い。

『キルアオ』100話

 家庭科部と生徒会のサバゲー対決決定。ついでに会長とのタイマン対決再び。どうやら会長は勉強の超人って感じですかね。勉強という表現が適切かはまだ分からないけど、十三との対比を考えると勉強が収まり良い気がする。だとすると、過去の経験がすべてトップレベルの実力となって今の彼には備わってると考えられるので、特殊能力複数持ちみたいなノリの超人として活躍する流れかしら。その都度ゼロから学習してその場で強くなれる、というのまで丁寧に描くのだとしたらなかなか面白そうな予感。
 と同時に、殺し屋疑惑という牽制も行われたので、殺し屋スキルで無双するのは実質不可能に。分かった上でのこの牽制だとしたら見事ですね。生徒会の社会的な立場上、殺し屋は絶対NG、という生徒会の仕事の話に持ってったのも面白いと思う。

『悪祓士のキヨシくん』43話

 アスタロトの元へは凶華さんが一番乗り。なるほど、キヨシくん大好きな2人の対決ということになるのか。ちょっとこの点は抜け落ちてた。
 文字通り倍々ゲームで強くなってく凶華さんというのも良かった。正直、倍強くなってるとは感じられない内容だったんだけど、正直前哨戦かつ消化試合なのは明らかなのでそのくらいのハッタリも楽しい。まぁ、難を言えば、キヨシ&凶華で少し戦うくだりは見たかったかな。毎度タイマンとなるのはちょっとシンプルすぎるというか、「そのが描きやすいんでしょう?」という都合も感じるので。

『ウィッチウォッチ』201話

 中学ニコの新たな日常。モイちゃんのオトン化、オカン化が著しい……というギャグから思春期ニコの恋心という話。まぁ、先週の時点で分かってた話を改めてやったというか、「中学生編はこういうのだよ!」という紹介みたいな回。
 モイちゃんが干渉の多いウザい親になったのは、ニコの思春期に呼応してると思うんだけど、子の成長が親に与える影響を考えるとなかなか興味深いテーマではある。まぁ、ギャグありきで過剰に親化して描かれてるだけとも言えるのですが。
 中学ニコの自立の第一歩は自室の存在だと思うけど、それが内面の変化だとすると、外面の変化としてラストの髪切りが現れる。恋心のくだりはまぁ予定通りという感じあったけど、「そもそも自分で髪切りに行くなんて……」という成長の要素もあるのが良かった。その成長がモイちゃんへの恋心に直結してるのが良いですね。
 前から思ってるし、ちょくちょく書いてると思うけど、ニコがどうこうじゃなくて深刻なのは「子育て」を経験してしまったモイちゃんの認識をどう上書きするかですよね。正直もう完全に手遅れとして思えないというか、今後どんなロマンチックな話が描かれたとしても「育てた相手に恋心抱くの……?」とちょっと引きそう。だとすると考えられるのは魔法的な何かで働きかけることだけど、それはそれで2人の思い出の否定に感じられるし、そもそもモイちゃんがオモチャにされすぎててどうかと思う。マジでめちゃくちゃ難しくない?

センターカラー『しのびごと』32話

 合同演習。話としては6号部隊。『キヨシくん』もそうだけど、上位のチームに主人公チームの兄や姉いがちだな。因縁や関係性を作るのに手っ取り早いから重宝されるのかな。本作はそこから器用貧乏なウミネコの自己肯定感ひくひく問題に繋がっていくのが面白かった。
 別部隊。面白そうではあるが、別部隊のオペレーターも顔を出さずにセリフだけの存在なので、その区別が結構難しそうですね。一応今回出てきた6号は女性? みたいな感じなので分かりやすい違いは出してるが、今後次々と出てきたらマジでややこしさが極まりそう。

『僕とロボコ』232話

 現ジャンプ作品のヒロイン。最初に出てくるアオイさんが可愛いのでびっくりした。ほのかに残る宮崎みがめちゃくちゃ良い。眼福な回でしたな。ひまりも相性の良さを感じたが、デスカラスとオサラギはちょっとかみ合ってないのかな。いや、その方が個性が出てるのでおいしいという見方もある。
 ロボコの絵でいいなら全作網羅してるのも嬉しいところ。ちゃんと『星線』まで拾ってるのがありがたいですね。『カグラバチ』に関しては、イヲリなのだ……。
 真面目な話、今のジャンプを代表するヒロインはあかねで議論終了していいと思う。主人公なので。電子版入れると某ドラゴンもいるけど……てか電子版だとロボコ絵の一覧のところにルリが入ってる可能性もあるのか!?(紙版は不在だけど1人分の空きスペースがある)
 ナミ相手にだけは譲歩することでNo.2の座をゲット。もちろん「何言ってんだ」的なギャグなのは分かるけど、連載歴的に本作はNo.2なので、年長者がこういう捻ったへりくだり方をするとちょっと笑いにくいんだよな……。もうちょっと若手の頃にやってほしい話だった。

『シド・クラフトの最終推理』23話

 いきなりシリアスかつ、取り返しのつかない事態になるので驚いた。エリオの秘密が全部バラされる。登場2ページですべてバラすスティーブが不条理すぎる。 バラされた情報量が多すぎるんですが、驚きつつもすぐに飲み込むシドはさすが名探偵という感じ。
 本作史上最も深刻な事態と言っても過言ではないんですが、そこに現れる緊張感のない馬!! 大好き!!
 エリオを失い、かつて単身で探偵業をやってた時代を思い返すシド。暗黒時代を救ってくれたのがエリオだった……という良い話なのは分かるが、「ただ探偵やってただけでそんなに!?」という衝撃はあったな。ルルとのエピソードで探偵業がそもそも重荷という情報は出てたとはいえ、落ち込む部分の詳細が少ないので面食らう。一応事件解決を繰り返すうちに人間不信に陥った、という感じなのだろうが、この部分かなり小さいので。
 ラスト。エリオの女の証とも言える髪の毛を捨てて、男として培った戦闘力で勝利、というのはかなり良いラストだったと思う。ショートの髪型がバッチリ決まりすぎとは思うが、まぁそこは気にしても仕方ない部分。
 前から「ルルのドラマだけシドの心の根っこの部分に関わりすぎじゃない!?」と気になってたわけですが、今回一応エリオもそこに関わっていたと明かされたのは素直に良かった。駆け足なのでさすがに見劣りはするが、大事なところはしっかり捉えてる感。こうなると、スフレ警部どうなってしまうか気になりますね。未だに想像できないというか。

『ジャンプと僕』長谷川智広

 突然の長谷川先生降臨。紙版でやってる通年企画、チケットラリーの紹介ルポ漫画。紙版限定かと思ったけど、これはむしろ電子版でこそ告知するべき内容とも言えるのでそっちのも載ってそうなイメージ。まぁ、調べれば分かるんだけど、ぶっちゃけそこまでは興味ないです(どうせ電子版読むようになるわけじゃないし)。
 長谷川先生の自己紹介から始まるんですが、代表作扱いしてるのが『青春兵器ナンバーワン』だけなので驚く。作者の頭にはカブトムシの角が生えてるのに……。
 チケットラリーは最大で48枚集めればいいので、来週から紙版買っても余裕で間に合う計算なのですね。来年の7月末までが有効だと思うので。だとするともっかいくらい大々的な告知来るのかもしれない。
 そんな48枚集めてもらえる寄せ書き複製色紙と会報誌。たしかに超豪華で普通に欲しいのだが、それでも一手間かけるのが億劫で未だに「もろたで工藤!!」と断言するほどの踏ん切りがつかないでいる。寄せ書きサインは「2025年度連載作家陣」らしいので、今後超好きな作家の連載が始まったら是が非でも欲しくなるかもしれない。ミウラ師匠あたりだろうか。あり得るラインだと。いや、ミウラ師匠の新連載、普通になさそう……。
 説明なくミウラ師匠の呼称を擦り続けるのも老害仕草だと気づいたわけですが、佐伯先生が使ってた呼称に由来する、ミウラタダヒロのことです。ただ、長谷川先生のルポ漫画にも師匠として出てくるので、みんなのミウラ師匠ってことでいいんじゃないかな……。

『超巡!超条先輩』61話

 月例賞のページにて、沼先生が本作におけるクズ主人公のヘイトコントロールの話しててめちゃくちゃ興味深いので、ファンの方で見逃してる人いたら真面目にオススメです。
 本編。ポンジジが引退を示唆するので、ポンが跡継ぎを用意する。当然誤解が発生し、珍宿ボーイズ壊滅。
 終始キレてるポンジジなわけですが、実際に暴力を振るう際、シンプルにめちゃくちゃデカいので笑う。明らかに道場に収まらないサイズ感してるので最高。『キングコング』みてぇな構図。
 「ワシは認めんぞ!」的な方向にキレればキレるほど、問題のポン自身の考えを聞かない姿勢に問題がある、と超巡に指摘される余地となる。このラストの展開が見事でしたな。急に良い話にまとまった感があるけど、至極全うなことを言っている。上の立場からポンのことをコントロールしようとするジーサンと、 “俺の相棒だぜ” と対等アピールする超巡。

『Bの星線』13話

 後輩が実は歌手だった、という驚きの情報が当たり前のものとして話が進むので面白い。まぁ、ヤソーの関係性だったら知ってて当然なのは分かるが、変。
 ものすごい人気を誇るらしいが、締め切り。物の少ない部屋でのDTM、作曲の様子というのが間抜けに見えて面白い。シュールというか。
 それはさておき、「ベートーヴェンの話とかどうなってんの!?」とか、やはり圧倒的な変な進行をしてるな。そこが好きでもあるのだが、変なものは変。一応ヤソー(と後輩)とベートーヴェンがそれぞれ作曲してるという話なので繋がってはいるのだが、「ヤソーが作曲を手伝うことになる」という小さいエピソードをやるためにしては後輩の設定とドラマが巨大すぎる。

『エンバーズ』14話

 めちゃくちゃ監督が主役してるじゃん。主役というか灰谷と対になる存在。そのポジは鷹見じゃなかったのか。まぁ正直キャラクター的に監督の方が好きなので大いにアリ。
 んで、似た者同士の2人を結ぶテーマとして、動機の話。答えの出なかった灰谷が聞いた答えが「もっとやりたい」。『ハイキュー』だ!! コンビの相方を鷹見を捨てたことで『ハイキュー』感が減ったと思ったが、作品の超土台に位置する動機が完全に『ハイキュー』。ありがとう。やっぱ『ハイキュー』なのよ。というか真面目な話、学生スポーツの歪さを考えるとこの答えしかないだろ、というくらい真理だと思う。特に灰谷はサッカーがやりたくて始めたタイプではないので、立派な動機を見つけられるはずもなく、そうなるともっとシンプルで原始的な欲求としての「もう少しだけ」と結論づけられるのは至極当然な話のようにも思えますね。
 『ハイキュー』はボールを落としたら即終わり(失点)というバレーボールの特性を踏まえた話にもなってるので、そういう意味では『ハイキュー』の方がちゃんとしてると言える……のだが、本作はサッカーの中でもディフェンダーの話なので終わりそう(負けそう)なところを踏ん張ってもう少し長くさせる、もう一試合やる、という話に連結していくのでこれはこれで見事だったと思います。やはり本作はディフェンダー設定が面白いですね。

巻末解放区!WEEKLY週ちゃん

 第7回プレゼントページアワード。久保先生が定期的に現れる場所ですね。マジでちゃんとコメントしてくれるので面白い。パンクバンドの認定が厳しいとことか笑ってしまった。
 編集部内での投票だと、一気に顔芸人気が高まるのも面白い。そういう風土の中で生まれてるのがプレゼントページ……。
 実際に制作する若手編集へのアドバイスを担当する浅井編集による一選として、リアルハンバーガーの回。あった! どう見ても本物にしか見えないハンバーガーが出てくる回! マジで用意してたらしいので衝撃……。個人的に一番印象深いのはココかもしれない。まぁ、面白いとはちょっと違うか。とはいえ、小森編集には今後も期待。邁進していただきたい……が、いつまでもこんなことやってるのもおかしな話なので、悩ましいところですね。学生スポーツを見るかのような儚さ。 

次号予告

 表紙巻頭は『SAKAMOTO』。まぁ普通である。『キヨシくん』のカラーが増えてきてちょっと軌道に乗った感ありますね。あとは、カラーでもないのに大きく紹介されてる『魔男』がおそろしい子。『カグラバチ』が収まってた若手最有力の座を奪ってしまいそうな勢い。……こうなると代表作持ち同士の『魔男』よりもデビュー作である『カグラバチ』を応援したい気持ちが湧いてくる。どちらも普通に好きですが。

愛読者アンケート

 新連載と、『ONE PIECE』のアニメ。観てない。放送時間が変わる前から観てない。最近絵が豪華になった、みたいな噂は聞きます。世界一の漫画にしてはアニメのクオリティが低かったのでそれが解消されるといいですね……(未来に残したい編集部によるアニメディス)。

総括

 木曜更新。『アンドー』観るの我慢してるのに、なぜか『アンドー』以外の余計なことをして時間がなくなってしまう。悲しい。

 今週のベスト作品。まぁ普通に新連載。『灯火のオテル』。面白かったです。
 次点は『鵺』と『ロボコ』。

 ベストコマ。『ロボコ』の宮崎アオイさん。みんな可愛かったけど、最初でインパクトあったので。てか、岡田准一の結婚相手みたいだな……。

 ベストキャラ。『SAKAMOTO』の鹿島。正直可愛いおじさんとしてすっかりお馴染みだったけど、通すべき筋をしっかり通してるのが良かった。「技術者ってセバじゃね?」とか思ってた自分を殴りたい。
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