北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2025年33号(紙版)の感想

 今映画館でやってる『スーパーマン』、普通に面白いんでオススメですけど、その中に出てくる黒人ヒーローの戦い方が『アンデッドアンラック』のニコっぽいので、そういう意味でも非常にオススメです。ハイテクボール使いが熱い。たぶん観た人の6割くらいがあの映画で2番目に好きになるキャラだと思う(1番は犬)。

テリフィックの某活躍シーン。もろに『GOTG』のあの人なんだけど、ジャンプ読者的には『アンデッドアンラック』のニコみもあってオススメです。かっこいいよ。まともだし、話も通じるし、全部こいつでいいじゃん感。

北区の帰宅部 (@gohomeclub.bsky.social) 2025-07-11T14:15:47.057Z
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表紙

 『SAKAMOTO』。夏なのでプールなんですが、『SAKAMOTO』なので銃、つまり水鉄砲、となるのが良いね。

読者プレゼント

 ノーベル賞ならぬアソーベル賞。ちょっとダジャレが苦しすぎると思うかもしれませんが、「ソ」の一部が「ノ」なので字面的には「ノーベル賞」に見える、という仕掛けですね。ノレー大紫みたいなネタ。

巻頭カラー『SAKAMOTO DAYS』221話

 シシバたちの元に南雲。位置関係がバグってるとしか思えないカミハテが今日も面白い。閉所にいるのが面白いし、しんみりしたりシリアスになったりする空気に居合わせるのも良い。普通のアクションシーンでは位置関係が大事になってくるけど、それを高レベルで描けてる本作だからこそできるギャグなんだと思う。
 南雲がスラーを殺したい理由。急に真面目なテーマ来た。問いかけるのがシシバだったのも良いね。師匠ポジじゃん。おいしい。核心を突いたし、南雲も動揺を隠せないギリギリのとこまで来たけど、オサラギが起きたので空気がリセット。焦らすやん。南雲助かったやん。

『アオのハコ』203話

 高砂くんがフラれてしまった。いや、円満の別れって感じか。最大の反省として “何も 見せてなかったから” となるのがめちゃくちゃ良いですね。良いというか、先週までの私の感想がちゃんと的を射てた、という正解発表みたいな話になったので少し恥ずかしい。高砂くんと通じ合ってたってことじゃん……。
 とにかく破局。正直破局自体はまったくかまわんというか、むしろおいしかったりもするんですが、現実問題、この2人が別れたら高砂くんの出番激減じゃない? というかほぼゼロになる恐れがあるんじゃない? それは困る。マジで勘弁してくれ。菖蒲のストーリーは今後も面白いと思うけど、正直今は菖蒲より高砂くんのが好きなので。蝋燭が消える直前の最後の輝きだった可能性がある……。というか、ちゃんと「失敗」を描けるというか、失敗というラストを描けるのは脇役の強みだと思うので、そういう意味ではやはり彼くらい脇にいるからこその輝きだったんだと思います。今後も出てきてくれ……。メガネで再登場してぇ……。
 そんな失恋。最後の最後に恋に落ちるきっかけだったジグソーパズルになぞらえられる、というのがキレイなオチだったし、高砂くんの魂が救済される瞬間だったと思います。最高の男をありがとう。メガネかけて帰ってこいよ。

ONE PIECE』1154話

 あらゆる事故、災害が呪いの子のせいにされる。それもたった1人の恨みによる言説が徐々に国中に広がっていく。不気味というか、ものすごくリアルでイヤな話。つまり面白い。よく分かんないけど、今の生活に感じてる閉塞感は○○のせい、という言説にホイホイと引き寄せられてしまうのは非常にあるあるですわね。ちょうど今選挙やってるけど、排外主義を掲げる人がいて、それに引き寄せられちゃう人が多いのも大体似た現象だと言える。
 んで、国王の国交、外交、インフラの充足が人々を救うというのも面白い。政治のリアリティが本作の中でもかなり具体的に上がってきてるというか、かなり直接的になってきてる感がある。ファンタジー特有のおとぎ話感も好きだけど、こういうめっちゃリアルな方向性もすごく良いね。
 からのロックス海賊団。黒ひげとそっくりなのはそうなんだけど、黒ひげのときには感じなかったイケオジ感があって尾田っちの本気を感じる。
 てか、またアニメやるときに竹中直人連れてこないといけなくなりましたね。まぁ、これでセリフなかったら「アニメを意識した配慮だ!」ってなるのでそれはそれで笑うんだけど。

『魔男のイチ』42話

 やっぱバクガミ(ぶたのすがた)可愛いよなぁ……と思ったらイチ山に人間の方が現れたので絶望。もう絶対ずっとこのままじゃん。悲しい。
 そんなバクガミを手懐けるイチ。おおっ、これは見事だった。バクガミに対する怒りを感じさせるクールさだったのが良いね。ゴクラクという初めて(カウントの方法による)の友達ができたことで、イチが社会性を獲得する。その影響で集団行動ができるようになり、結果として主人としての自覚、資質が生まれる。めっちゃ良い話。というか、良いエピローグ。勝利と、勝利によって得たものの整理。勝利によって得た経験値によって戦利品を使いこなせるようになる、というのが無駄のない、すごくキレイな流れだったと思います。

『ウィッチウォッチ』209話

 川渡り問題。論理学の範疇になるんですかね。めっちゃ楽しいよね。考えがまとまらないとイライラするけどw
 それをモモチの瞬間移動(体重制限)で行うのでとにかく楽しそう。面白そうのレベルが個人的にやんごとない。ニコの分身で余計にややこしくなるのも楽しいんだけど、知能が半分とかスマホの話が出てくると徐々に興味がなくなっていくというか、「思ってたオモシロとちょっと違った……」と寂しい気持ちになる。まぁ、カンシのくだりとかは独立して面白いからいいんだけど。
 分身の本体設定とかは今後も使い勝手良さそうで興味深いけど、たぶん今回限りなんだろうな。仕方ないか。カンシのオチについては、「そのくらい最初から分からなかったの?」という感じなので正直そこまで乗れなかった。まぁ、特殊川渡り問題を解くのに夢中になりすぎて、肝心のカンシについては特に考えてなかった、というのは結構リアルだと思う。

センターカラー『ピングポング』2話

 さすがに少し落ち着いて情報の整理みたいな話になると思ったら、本編冒頭2ページで終わり、即次のステージに行くので驚いた。マジで実戦重ねすぎだろ。『ハルカゼマウンド』は今週ようやく初めての本番を迎えたばっかだし、『エキデンブロス』はまだゼロ回ですよ。それなのに本作は2話目でいきなり第2試合。早すぎる。特殊卓球だから話を勝手に進めやすいというのは多少はあるだろうが、それにしたって思い切りが良すぎる。ちょっと新時代を感じる試みというか、これで本作が成功したら今後のスタンダードになるかもしれない。そんな予感がする語り口。
 バーのマスターと、細長L字バーカウンターでレッツピングポング。特殊卓球の特殊性をこれでもかと打ち出してきてワクワクするし、その試合を通じて、相手のマスターのキャラが徐々に立っていくし、それに連れて主人公のキャラも掘り下げられていく。ひたすら「とにかく試合始めちゃうんで細かい情報は追って出していきますね」というスタイル。すごいな。マスターなので人を見る目は確か、ということで主人公の説明を加えていくのが普通にうまくて感心しちゃった。
 特殊卓球の特殊性を活かした攻防も楽しい。楽しいが、完全に今回限りのネタなのがすごいですね。毎回こういうアイディアが出てくるなら化け物だが……。
 からの、試合とは別に、マスターの背景を知ることで戦いづらくなる。ピングポングの競技としての特殊性ではなく、選手の登録などの組織運営の特殊性に着目して話が膨らんでいく。おもしろ……。
 今期の新連載4本、どれも好きだし、どれもドンバマリというほどの刺さりはまだしてないけど、「今まで見たことない何か」という衝撃は間違いなく本作が一番だな。試合やりすぎてキャラ的な掘り下げがまだまだなんだけど、そっち方面でも光り出したら最強かもしれん。始まる前から一番期待してたんだけど、まったく思ってたのと違うオモシロなので「面白い気はしてたけどさぁ!!」という驚き。

『鵺の陰陽師』106話

 結婚式カチコミに向けた作戦会議。呪巣の設定すっかり忘れてたけど、そうか裏切り副隊長がいないとそもそも戦いのステージにすら立てないって話だったか。人数制限で何とかなりそうなのは笑うが、まぁ話がややこしすぎるのも個人的についてけないので助かるっちゃ助かる。
 当然っちゃ当然なのだが、板挟みの嫁がおいしい。平然と内通してるのもショッキングだったし、そこでの約束に彼女なりの意地(というか策略)があった、というのも最高。というか、ものすごい勢いで話が進んでいきますね。内通電話のくだりで一話が終わってもおかしくないと思うのだが。
 ということで、「生かすつもりはない」の確認。カマかけてたとも取れるが、自分の中で気持ちを整理するための最終ラインみたいな意味合いもありそうですね。
 『クローバーフィールド』みたいな巨大像の頭部が飛んでくる絵面もかっこいいし(映画だと自由の女神の首が飛んでくる)、そこからの鵺さん登場と繋がるのも熱い。オモシロが詰まってる回でしたね。ドレスと巨大花束というビジュアルもキメキメで最高でした。

『カエデガミ』4話

 ロバ妖怪。ロバ化妖怪か。話としては前回で終わってるようなもんなので、「あとは倒すだけ」という消化試合感があって正直それほど乗れてなかったんだけど、「どうやって術を解かせるか」の解決法が鮮やかで、かつアイディアを出すのが予想よりワンテンポ早いのでびっくりした。頭良すぎるんじゃないか? 何の説明もなく(知将キャラみたいなフリもなく)活躍していいレベルを越えるほどの活躍ぶりだった気もする。まぁ、面白いは面白いです。覚悟決まりまくってる主人公の狂気に敵の方が触れる、という構図も良かったですね。そこから苦し紛れに、妖怪と組んで未来はないと告げてくるのも良い流れ。その呪いの言葉には結構動揺するんかい、というのも含めて面白かったです。
 人助けの余韻に浸るくだりが丁寧に描かれたのも良かったし、当初の目的だった博士的な人間の登場も可愛いので最高。しかし、最近のジャンプ、「ハクタク」が多すぎである。ちょっと前まで名前も知らなかったけど、今ではすっかり「片目隠れのメガネだけど3つ目もあるんでしょう?」と分かってしまう。ありがとう先人たち。というか、メガネキャラにするアイディアは元ネタ関係ないので、ただの丸被りですね。本作はレンズどうするんだろう……。

センターカラー『あかね噺』166話

 おおっ、カラー扉が圧巻だ。声優雑誌の表紙グラビア風。馬上先生、週プレの方で「アイドルグラビアのイラスト」という仕事はマジでやってるので、そこでの経験が活きた形ですね。
 そして、そんな扉でのひかるのアイドル性というのが本編でも絡んでくる話なので驚く。カラー扉の仕掛けが独立して面白かったのに、さらに本編の補強としても機能してくるんかい。面白すぎる。
 前段として、見事なのはたしかだが、 “テレビ的にはどうかしら” 。そんなこと知ったこっちゃないだろ……と思わずにはいられなかったんだけど、ダメなのかしら。少なくとも正明師匠の審査とは関係しない気がする。まぁ、雑魚審査員だと思われた彼女だけど、あそこで彼女が0点とかを出したら致命傷になるので結構大事な話ではあるか。いきなり高得点を出すのは上限を狭めるという意味で悪手だと思うけど、逆に行うと下は広いので、マイナス票としては強い。
 ホラーとアイドルは紙一重というのは映画だとお馴染みの法則ですが、昔からそうだったんだなぁ……と妙な感心をしてしまった。ただ、最後のひかる渾身のアイドルポーズについては「どういう流れであんな可愛いポーズを!?」とはなる。落語に詳しいと察しがついたりするのかしら。気になる。

『エキデンブロス』3話

 大学生。珍しい舞台にワクワクするんですが、主人公に大学生感がまったくない。そこに「環境が特殊だったので……」と理屈がつくのが良いですね。そして、同じ理屈でおばちゃんキラーという新たな顔が出てくるのも良い。厳密には年上キラーですかね。先生相手にも強いし、学校の先輩レベルの年上にも強いと思う。来年以降、彼がどのような先輩になるのかも気になるんですが、本作の物語は今度の箱根(正月)が一旦の節目になると思うので、2年以降が見れるかは少し怪しい。
 対ひったくり自転車。全速力の自転車と同じ速度というのが再び出てきたのは面白いし、今度は持久力で殺す話になるのも良い。後ろの同じ位置にずっと平然とした顔が「いる」という恐怖すごいですねw まぁ、相手が自転車だと下りの問題が出てくるので、そこはもうちょっと理屈をつけてほしかった気もする。まぁ、危ないだけなのでそんな話にならなくて良かったです。逃げようとすると無茶なノンブレーキ運転になり、高確率で事故る。

『カグラバチ』86話

 先日の『アタック25』で本作が答えの問題が出てきました。知名度の高まりを感じる。
 本編。サムラさん折れる。刀ではなく気持ちが。回復要員として重宝する予定が立ってるのはかなり意外でした。能力的には納得なんだけど、失明を一瞬で治すレベルなので、ちょっと便利すぎる気もする。チヒロが勝つにしてもサムラさんすぐ死ぬと思ってたんだけど、この便利すぎる後方支援というのはこれまた死にそうな予感ですね……。まぁ、チヒロ陣営は元々便利すぎる能力が集まってるので、案外チート能力集団のままうまいこと話を転がしていくのかもしれない。だといいね。
 どうやら話は剣聖へ。味方陣営がチートすぎるなら、敵の方もチート級なのを増員って感じかしら。だとするとサムラさん死なないかもしれない。

『ハルカゼマウンド』5話

 デビュー戦。敵の注目選手はフィジカルエリート。とにかく足が速いだけで野球やってける人、というのは『巨人の星』にもいましたね。速水だっけ? 野球漫画の知識が偏っている。
 試合前のトイレで敵との因縁を深める。『ハイキュー』トイレメソッドが出てくるので笑ってしまった。どんだけ『ハイキュー』は偉大なんだ。まぁ、これは無理のない範囲で、作劇的な都合がめちゃくちゃ良いシチュエーションってことなんでしょうね。最適解だから意図しなくても被りやすい、ということなんだと思う。
 トイレでこっそり話を聞いてしまうが、正直それほど嫌な奴って感じじゃなかったよね。「実は嫌な奴」風の雰囲気出してたけど、言い分は別に普通だったと思う。定番の作劇と、分かりやすいクズを避ける最近の傾向が混じった結果の変なバランスだろうか。

『悪祓士のキヨシくん』52話

 大魔王の変身パワーアップという定番の絶望展開だが、正直あんま変身感はなかったよね? 「あれっ 明らかに変身の流れだったけど変わった?」と少し戸惑ってしまった。
 そんな変身という分かりやすい展開はあったものの、それを除くとマジで戦ってるだけの一話になっててすごい。正直印象は薄いが、読んでる最中はしっかり面白かったです。ちょっとキヨシのバトルスタイルの限界も感じるというか、単調さの一因はそこにもある気がしてきた。互いに大技ぶっぱで超強い人なので。

『キルアオ』109話

 大人ノレンのモノローグが入るのでびっくりした。どうやら大人の状態の彼女は事情を知ってるらしい。ただ、子供の頃も事情を把握した上で嘘をついてた、というのはいくらなんでも無理があると思う。だとすると、大人ノレンが元の人格で、そこに子供ノレンという別人格が新たに生まれ、大人人格は裏に回って見守ってた、みたいな感じだろうか。十三と現象が違うやないかい、と言われると困る。それはそう。
 大人ノレン回収部隊。かつて生徒会長だと思われた息子と思しき男子生徒……はさておき、眼帯ロングコート棒術の彼がかっこよすぎるんだぜ。突きに回転加えてる風なのもロマンの塊である。
 んで、敵の敵は味方……現象なのかな? というラスト。言われてみればたしかに、十三の知り合いの中では最もそっち系の情報持ってそうな人だわ。定番の展開ながら結構ちゃんと納得してしまった。

センターカラー『僕とロボコ』241話

 5周年でカラー3ページ。特別企画があるとはいえ、ただのセンターカラーで終わらないあたり、すごいですね。
 本編。そんな特別企画とも関わってくるカラオケ回。現実にはどこにも存在しない、「JUMP MV」が流れるカラオケらしい。そもそも「JUMP MV」に馴染みがないのに、現実には存在しないとなると何もかもついていけないんだけど、たぶん宣伝用のMV風ジャンプ漫画コラージュビデオって感じのデクか。「JUMP MV」を知らないし、そこで使われてる曲にも興味がないので、どういう気持ちで読めばいいのか分からない回だった。いや、それは言い過ぎ。馴染みのある人の気持ちを想像しながら読むので精一杯な回だった。もっと日本語ラップ界隈から起用されたりしないものだろうか……と思いつつ、あの業界すぐ逮捕されたりするので不向きなのかもしれない。ラップじゃないけど、『呪術』の曲やったでも逮捕ありましたね……と思ったら今回『ロボコ』の「JUMP MV」を担当する人がまさにその逮捕された人がいたグループじゃないか(今はボーカルの人のソロプロジェクトらしい)。ジャンプ、意外と逮捕に寛大だった。ありがとう……いや、逮捕者はもういないソロプロジェクト状態なので寛大は言い過ぎか。そもそも切らないであげてよ。
 そんな『呪術』ネタ。芥見タッチの犬のアップで笑ってしまった。あのタッチが懐かしくて笑ってしまう。

『ひまてん!』50話

 ほのかアイドル回の余韻……かと思ったらガチアイドルが出てくるのでびっくりした。昔のラブコメ作品だと、都合良くアイドルが出てきて仲良くなる展開も定番だったけど、最近はかなり珍しく、本作がそんな古いベタなことやるとはかなり意外でした。そんな男子中学生の欲望に忠実な話にしなくてもいいと思うんですが、本作の場合はちょっと特殊で、アイドルといってもその職業にフォーカスした話になりそうなので楽しみですね。早くも仕事のやりがいみたいな始まり方してたし。本作はどんなにベタなことをやっても、どこまでも仕事の話をしている……。
 そんなアイドルが、自身の優れたスキルを披露する話として出てきたのが握手会での振る舞いなのが面白かった。正直言うと、握手回で何が行われてるのか1ミリも知らない状態で読んだので、初読時は「突然何ワケの分からないことやってるんだこの人は……」と戸惑いが大きかったですw 読み進めてようやく握手会だと気づいた。昔のCDって言ってるのに握手券出てきてマジで混乱したんだぜ……。顔が可愛いとか、歌が可愛いではなく、握手会における効率的にオタクを殺す洗練されたムーブ、というアイドルの「スキル」に着目するのが本作らしいエピソードで面白かったです。やっぱり仕事の話、それも職能の話……。

『しのびごと』41話

 必殺「置いといて~」じゃない方の必殺技にフォーカスし、実はそっちが本命でしたとなるので少しガッカリした。「置いといて~」がギア2級の必殺技になれるところが本作の個性だと思ったので、普通の必殺技の話に落ち着いてしまった感。
 とはいえ、血界のない忍者が血界持ちと戦うために編み出した秘密の伝承、というのはかなりワクワクする設定。全部で6コあるらしいんですが、六式だな……。悪魔の実に対抗するための体術という意味でも合致する。
 んで、ハヤブサ。電気血界が戦闘に適しすぎてるので、子供の頃から大人顔負けの成果を出していて、数々の相手を「失神」させてきた。そんな彼がヨダカの体術で失神させられかけた、というのが熱い。そして、才能を持ちすぎたため、自身の努力に注目されなかったというコンプレックスに抱き、それ故にずっと最強の座にこだわっている。良いですね。「才能(血界)」の話というのがヨダカと表裏一体。めちゃくちゃ良いライバルくんである。
 ハヤブサの必殺技(忍法)。電気を磁気に変えるというフェーズの変化が熱いんですが、来週を待たなくてもレールガンだと分かるので面白い。最近のジャンプでレールガン出たの何本目だろうか。どいつもこいつも磁力使いはレールガンに行き着きすぎである。まぁ、筒状の構えがかめはめ波みたいでかっこいいし、溜めのモーションがあるのも漫画映えするので必然的にレールガンになっちゃうんだろうな。『ONE PIECE』に『SAKAMOTO』と現ジャンプのトップ層バトル作品がどちらもレールガンやってるので、本作の人気もそのくらい上がるといいな。本作の個性はただの磁力ではなく電磁石の点であり、溜めの構えも手の形がフレミングの法則みたいになっててかっこいい。厳密には中指が折れすぎだし、向きも違うのでこれは気にしすぎかもしれない。実際はスパイダーマンの方が近い。

『灯火のオテル』10話

 敵がちゃんとした戦士で、リスペクトできちゃう強敵……と思ったら何の迷いもなく人質作戦に切り替えるというクズムーブを見せるので最高。見損なったのはもちろんだが、「リスペクトできる戦士」と「見下げたクズ野郎」が矛盾せずに同居してる感じが面白い。氷なので人質を交渉の前に凍らせても問題ない(疑似的な死)というのも良かった。戦士としての経験が少ないオテルはまったく想像できない世界。

『逃げ上手の若君』211話

 直義が急に可愛いイケオジみたいなキャラ立てされるので面食らった。今の今まで考えたこともなかったが、言われてみれば本作のオジ武将の中ではかなり正統派な美形として描かれてたかもしれませんね。本作のファンの中には、密かに「直義……良いよね……」となってた人がいても不思議じゃないと思うんですが、その人は今週どうなってしまったんだろうか。良すぎて失神してしまうのか、逆に「あざとすぎて引くわ~」という可能性もありそうw
 そんな直義の光堕ちならぬ、可愛い堕ち。最終章という最終決戦に向けた布石なんだろうなぁ。敵味方が入り組んできたので、改めて若は何のために、誰と戦うのか、その際の日本全体の戦況はどうか、というのを分かりやすく整理する目的がありそう。可愛い堕ちはあまりに分かりやすいというか、絶対的なジャスティスを感じる。

『NICE PRISON』12話

 ノリ的にビールかけはちょっと納得してしまうんだけど、看守と囚人が酒を分け合うのはあまりにあり得ないのでやっぱり面白い。1ページ漫画としてのちゃんと気持ちいい構成になってて好きです。冒頭。
 んで、実は枷が諸悪の根源で、彼女が闇堕ちオーラを放つ。徐々に伸びる黒のオーラに飲み込まれると、自身の、各人のトラウマを延々と追体験することになる。まぁこの手の闇オーラとしては定番なのかもしれないけど、時期と内容的に、「すがぬま先生『サンダーボルツ』観たでしょ……」としか思えなかったな。マジでそのまんまなので笑ってしまった。観てないならそれはそれですごい。『サンダーボルツ』民はたぶんみんな連想したと思う。面白いからみんな観てくれ。近々ディズニープラスで配信されると思うからよろしく。
 てか、言われてみれば二重人格というのが既に『サンダーボルツ』と同じでしたね。

巻末解放区!WEEKLY週ちゃん

 初めてジャンプに触れたときというエッセイを募る新企画。マジで面白いのでこのコーナー常設でいいと思う。週ちゃんとは別に1ページ、もしくは半ページくらい設けて毎週1本ずつ載せてほしい。
 んで、じっくり読み進めようと思ったら、1本目に掲載されてる25才の方のところに出てきた読切『DOUBLE BULLET』って平方先生のやつじゃないか!! バレット(たち)がそのまま『新米婦警キルコさん』に導入されたでお馴染みの。いきなりあまりにも個人的な関わりの強い内容でびっくりした。……と人のエッセイに豆知識を添えてリアクションできる狂人になってしまった(悲哀)。たぶん平方先生はまた新作来るだろうから、『DOUBLE BULLET』が好きだったというこの人は是非楽しみにして待ってて……。
 19才の方と、21才の方。最強ジャンプ読者だったら、ひょんなことがきっかけで本誌へ……という流れ。お母さんにコロコロ買ってくるよう頼んだら別冊コロコロ買ってこられて「知らねぇよこんなの!」ってなる古のムーブなので感動した。かつてのコロコロの位置にちゃんと最強ジャンプが収まってることもすごい。後者の人は「エロ」というキーワードを徹底的に排した文章になってるのでテクニカルですね。挙げられたタイトルが分かる人には分かる暗号になってるので面白い。

目次

お互いちょっと悪くて、お互いそんなに悪くない恋愛もあるよななどと考えながら
(『アオのハコ』)

 三浦先生が本編の副音声的なコメントしてるの珍しいですね。それだけ特別なエピソードだったということだろうか。それも納得の傑作エピソードだったと思います。

愛読者アンケート

 付録についてと、書店について。行く頻度。月イチくらいかな。1年前と比べて、特に変わらない。数年だったら減ったと思う。

総括

 木曜深夜更新となりました。今週は記事を書き始めるのが火曜スタートだったので、まぁ実質3日での更新。順調と言える。3日での更新がそこそこ安定して出せるようになってきたので、これからは「基本水曜更新」を定着させられるかもしれない。目指してます。まぁ、実際は今週、月曜の段階で一応全部読み終わってはいたので、本当は3日での更新ではないです。今週よりもうちょっと頑張ると3日更新。

 今週のベスト作品。『あかね』かな。カラー扉との合わせ技が鮮やかでした。
 次点。『ピングポング』と『鵺』、その次くらいに『魔男』。

 ベストコマ。『しのびごと』のレールガンの構え。アイディア自体には目新しさがないんですが、それでも圧倒的にかっこよかった。

 最後にベストキャラ。『鵺』の維朱。実写だったら分かりやすく役者の演技が光る良い役だったと思う。漫画アニメでもそういう実写基準の見方すること、あるよね。
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