- 表紙
- 読者プレゼント
- 巻頭カラー『ONE PIECE』1155話
- 『魔男のイチ』43話
- 『SAKAMOTO DAYS』222話
- 『あかね噺』167話
- 『僕とロボコ』242話
- センターカラー『アオのハコ』204話
- 『カエデガミ』5話
- 『ウィッチウォッチ』210話
- 『エキデンブロス』4話
- センターカラー『ルーツ55』今厳
- 『ピングポング』3話
- 『カグラバチ』87話
- 『ハルカゼマウンド』6話
- 『NICE PRISON』13話
- センターカラー『しのびごと』42話
- 『キルアオ』110話
- 『鵺の陰陽師』107話
- 『ひまてん!』51話
- 『悪祓士のキヨシくん』53話
- 『灯火のオテル』11話
- 巻末解放区!WEEKLY週ちゃん
- 目次
- 愛読者アンケート
- 総括
映画『鬼滅』観たぞい。ブログに感想も書きました。我ながらよく書けたというか、書き応えは感じる記事になった。思ったことがうまくまとまった、みたいな感じ。久々に映画の感想書いたけど、それなりに書けるもんだなぁ、それもジャンプ記事やらを書いてるおかげだなぁ、とか感じた次第。ただ、ほとんどがネガティブ感想なので読まなくていいです。勘違いされそうだけど、『鬼滅』そのものへの悪口はほとんどなく、映画化、アニメ化の話をしてる記事のつもりだけど、書けば伝わると思うのは書き手の傲慢なのかもしれない。
表紙
『ONE PIECE』。28周年なんだけど、表紙イラストのテーマが「ギア」で、ルフィの歴代ギアが描かれてる。ので、28周年なのに、出てくる数字が2、3、4、5なんですよね。ややこしい。
ただ、今の尾田っちが描く歴代ギアってのは結構レアリティがあって嬉しいね。
読者プレゼント
フライトアテンダント。「当テンションプリーズ」は王道ながらハマりが良くて好きです。ただ、グラビアの女性の衣装が、真っ白であまりフライトアテンダント感ない気がする。会社によってはそういう人いるのかもしれないけど、なんか漠然としたイメージとは違くない?
それと、カラーのいつものページとは別に、要綱のページに載ってる4コマが今週すごく良かったです(鈴かおす)。起承転結がキレイな4コマで好き。
巻頭カラー『ONE PIECE』1155話
ロックス登場したと思ったら、過去から大過去になるので笑う。当たり前に大過去行くんじゃないよ。過去編話法のインフレ。
そんなロックス。剣士らしい。まぁ、ルフィたちと戦うことにはならないからいいけど、『ONE PIECE』で剣持ってる強キャラがいると自動的にゾロの相手をすることになるのが通例なのでちょっと不思議な気分。
ロックスの船出というか、海賊としての始まり。黒ひげって「海賊らしい海賊」だと思うんだけど、ロックスはそのニュアンスもありつつ、さらに主人公感あるので面白いですね。仲間集めの儀式があるのがその一因だろうか。ここに来てデービーバックファイトが出てくるとは思わなかったので正直笑った。『ONE PIECE』の歴史の中でも黒歴史……ではないが「あれ何だったの?」感が強いエピソードだと思うので。一度抜けたウソップを戻すためにデービーバックファイトするんだと当時の私は信じてました。タイミング的にそうじゃん。
そんな主人公感のあるロックスが体制打倒を直接掲げてるのも面白い。ここも主人公感ある。ルフィにはない積極性。まぁ、言ってることはほとんど革命軍だと思うが。
『魔男のイチ』43話
ゴクラク、魔女裁判(違)での立ち振る舞いがしっかりしてて頼もしい。王家の育ちを感じる場面で良かったですね。イチといるときには見せない顔。
んで、魔女たちへのアピールポイントとして「イッちゃんだいしゅき」を掲げるのも面白い。先週出てきたイチの主人としての資質。それを現実世界でも発揮して、そのおかげでゴクラクが許される。そのイチが現在首輪をしてるのはややこしいところではある。
杖工具の人。ラブ・ジョー。なんて杖を愛してそうな名前なんだ……。そしてメガネ魔女が増えたので嬉しい。メカニック系のメガネというのはジャンプ作品でも頻出してますね。謎に女性キャラが多い気がする。なんでや。本作は別として、前線に立たないキャラはどうせなら美少女にしよう、的な計算かしら。まぁ、まんまとメカニック系メガネ女子好きなんですけど。
『SAKAMOTO DAYS』222話
精神世界か? という感じの坂本。そこの電車の中でリオンと出会う。普通に考えれば死後の世界、もしくは三途の川なんですが、有月に殺されて、リオンがいることを考えると、有月の中って可能性もあるかもしれない。『魔男』風に言えばマジックサークル。同じ電車にタカムラがいたら確定ですね。話通じなくて気まずいが。
んで、現実の駅。南雲と沖。組織で政治するタイプ、もしくは裏方タイプって感じでなかなか魅力的な組み合わせ。正直沖にバトルキャラとしての魅力はそれほど感じてないので、1人で出てきてもそこまで跳ねないと思ったんだけど、南雲と絡ませると途端に面白そうなのですごい。
そんな2人の落下する車内でのバトル。かっこいいのですが、あれだな、『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』のアクションシーンを思い出しますな。カメラがあり得ない動きする最高のシーン。『ハイキュー』シリーズでお馴染みの満仲監督はやっぱりすごいぜ。やはり『ハイキュー』。すべてのオモシロは『ハイキュー』に帰結する……(言い過ぎ)。
『あかね噺』167話
すごい今更なんですが、今のひかるのくだりは馬上先生による本気の美少女(美女か?)がこれでもかと供給される貴重な機会なのですね。そういう視点がすっかり抜けてた。ただの美少女ならあかねもそうだが、あかねは絶対にあんなことしないw
声優の顔が良いと顔しか注目されないので誰も努力に気づいてくれない。『しのびごと』のハヤブサが「電気ビリビリが強すぎて誰も体術のことを認めてくれない」と言ってたのと同じだ。ちなみにハヤブサも顔が良い。この手の美形ライバルの定番というか、「みんな好きな奴」ということなんだろうな。
アイドルポーズが多くて「何漫画ですか?」ともなるんだけど、個人的に一番良かったのは本話のラストカット。おそらく一剣師匠が観てるスマホの中継画面、高座が終わって満足げなひかるの顔のドアップ。「画面の中のひかる」というのをしっかり描写してて芸が細かいんですが、そういう視点が強調されることで、ひかるが見られること、ある種のコンテンツ視されることを武器にしてるのが伝わってくる。めちゃくちゃ良い場面。(膝の上のスマホ)を見下ろす一剣師匠と、お辞儀明けに客席を上目遣いで見上げるひかる、という2コマの連なりも美しい。
『僕とロボコ』242話
ロボコとメイコが入れ替わってる~っ!!? という隕石降ってきて村が消滅しそうな話なのに、ギニューを持ってくるのが本作らしい。さすがすぎる。(よく考えたら隕石じゃなくて彗星でしたごめんなさい)
体はロボコでも、中身がメイコならちゃんと魅力的に見えるらしい。何気に良い話だが、同時にロボコのガッカリはビジュアルや膝はまったく関係なかった、という厳しい現実を突きつけてくる。『こち亀』の麗子が特殊メイクで両さんを誘惑する話(違)と同じ構造で逆の話。そんな状態でもボンドは迷わず見た目を選択するのが愚かで笑える。まぁ小学生だし仕方ないのですが、逆に考えると「中身はロボコ」を選んだわけで、結構優しい選択なのかもしれない。まぁ、たとえ中身がロボコでも膝枕されたいらしいので、そこらへんは幼稚で微笑ましいですね。普通はかなり抵抗あると思う。
センターカラー『アオのハコ』204話
冒頭。修学旅行最終日の雛と菖蒲。朝チュンの中、雛が先に起きて、あとから菖蒲が起きる。1ページ目の朝チュン感がすごいのでびっくりしてしまった。気づかないうちに2人は付き合ってるのを通り越してそういう関係……とそわそわしてしまうレベル。匡の脳味噌が超新星爆発して面白いと思うので、実際に付き合っててほしい。失恋の菖蒲を慰めてるうちに……というシチュエーション、なかなかときめくものがある。高砂くんに見せてあげたい(爆ぜる脳味噌を私は見たい)。
渡月橋のクソジンクス。ほとんど冗談とはいえ、大喜が振り返ってしまった。直接強調されるわけではないけど、ほんのりと香る不穏さ。良いですね。烏骨鶏不倫だ!! ブレインエクスプロージョン!!(本日3人目)
竹林。突然おじが出てくるのでビビった。今まで先生の気配がしなさすぎて異常だったのに、突然出てくるやん。臭すぎる語りをしたいが、青春当事者ではさすがに無理があるので、現国の先生が抜擢された、という感じだろうな。『ハイキュー』でいう「ポエミーすぎた?」である。
京都駅。雛が孤立して逆『ホームアローン』状態になるわけですが、そこまでの流れが強引というか、結構乱暴な段取り臭さがあるのでちょっと笑った。まぁ、相当無理しないと「修学旅行の帰りの駅で高校生が孤立する」の状況を作れなかったということなんだろうな。とはいえ、それ以前から雛の悩み、モヤモヤ、焦りというのは丁寧に描かれたので、あそこで雛が迂闊な行動に出てしまったこと自体には説得力があって良かった。そこらへんはさすがですね。
それはさておき荒川さんたちのグループは最高であった。出番少なくて残念な気持ちはあるけど、「出番なんてあるわけないだろ?(仲良くするわけないだろ?)」ということなのでやはり最高。菖蒲はあっちのグループに染まってほしい。
『カエデガミ』5話
ハクタク。まだハッキリとは分からないけど、普通のメガネじゃなくてモノクルの可能性もある? 3つ目の目を期待してたけど、そもそも1つのまま乗り切るかもしれない。
にゅえさん、言うほど可愛くない。こういうマスコットキャラ得意そうなので少し意外。動物キャラのが可愛い。
ハクタクがえらいこっちゃと煽ってくるけど、コウは覚悟ガンギマリなので無問題。そこでのシユウとのイチャイチャが適度に気持ち悪くて良かった。色気のないチュー好き。シユウは完全に母親目線で愛してるが、コウの方にはそうではない愛がありそうで、こっちがなかなかキモい。重い。それが魅力的だけど、一歩間違えるとただキモい話になるのでなかなかハラハラするバランスではある。現状面白いです。
次は虎らしい。読切のやつだ! 『ヴェノム』みたいな設定のショタが来るぞ!! まぁ、そもそも時代が違うので、あの読切から直接の繋がりはあり得なく、設定やキャラも全然違うものになるんだろうな。ただ、この大虎をペットとして旅に同行させる可能性もあるので、そこには期待。
『ウィッチウォッチ』210話
篠原先生渾身のイケメンが出てくるのでびっくりした。モイちゃんたちとは違う、作中の評価で問答無用の「顔だけで天下取れる」級の人が出てきたので驚く。篠原先生あんまそういうの描かないイメージだったけど、単に私の記憶が弱すぎるだけで、過去にもこういうイケメン出てたりしたのかな。
そんなイケメン。神取仁でドリーらしい。仁の名前はジーニー的なアレだろうか? チャミーの派生キャラなので。
明らかに主張の強い新キャラなので、絶対に彼を中心とした何かがあるのかと思ったらいつも通り、ニコの魔法が暴走してチャミーが大変なことになる、という構図なので笑った。何かありそうだったイケメンはただのイケメンで、最終的に「むしろ不自然なくらい良い人だったな!?」という一周回ってオモシロが発生してたと思う。超人なのよ。
ちなみに、イケメンによる強風変顔というのは『ミッションインポッシブル ファイナルレコニング』でトムクルーズもやってるので興味あったら観てみてください。まぁ、イケメンっつっても相当高齢ではある。「今絶対死にましたよね!?」って何度もなるから面白いよ。なんで生きてるのかはよく分からない。今年一番難解な映画かもしれない。
結果オーライ的な辻褄合わせが楽しいオチではあったが、真面目に考えると、これ普通にチャミーの芸能生活に笑えないレベルの支障が出るよね。絶対に悪い噂が広がって仕事減ると思う。
『エキデンブロス』4話
初日。いきなりレース。ただ実力を見極めるだけだが、完璧実力主義の学校なので当然そこで成績が良ければ選抜入りに直結する。何となく話の流れ的に「1位が選ばれるかも」みたいな感じだったけど、先輩たちの言い分を考えると2人以上選ばれてもおかしくないよね。なかなかうまかったと思う。
集団レースはどうやって走るかの駆け引きも重要らしい。今まで考えたこともなかったので面白い。面白いと同時に「そんなコスいやりとりで走れる人が負けるとかクソみたいな競技だな……」とか思わんでもない。まぁ、たぶん本作においてここがそんなにメインとして描かれるとは思わないが。トラックで走るなら分かるけど、駅伝として公道を走るとそんなに渋滞してそこでの攻防が勝敗を決める、ってことはなさそう。実際はあるのかもしれんが、駅伝のこと何も分からない……。
個人的には注目としては、絵に描いたようなメガネキャラが出てきたことだろうか。まぁ、データキャラというのは駅伝を描く上でも重宝するんだろうな。それにしても『ハルカゼマウンド』と同じように「今時そんなベタなメガネいる!?」みたいなメガネなので面白い。
センターカラー『ルーツ55』今厳
読切。手塚賞準入選らしいよ。主人公イケメン化の裏話は笑った。坊主は許されないのかw
本編。元坊主が天狗を求めて因習島にやってくる。船、海岸、海岸から見える小島、小島へと繋がる期限付きの道、そして地下という場所の設定、位置関係が分かりやすくて良い。島全体の不気味さとかは何となく伝わってくるんだけど、具体的に描かれるのは限定的で具体的ないくつかの場所のみ。うまいですな。特に海岸から見える島、という位置関係が良すぎる。そこから本作で初めて下に移動する地下で、すべての真相が明らかに。
異形の死体と元坊主。元坊主が探偵ムーブするんだけど、いくら何でも死体破損は無茶しすぎなので捕まる。当然だろ……と思ったら、ここにも秘密が隠されてたというか、「島民が厳しすぎる」というのをカモフラージュしてたわけですね。とにかく本作、小さな「意外な展開」が多くて、その話についていくだけで大満足であった。こういうあらすじだけで面白い作品、ジャンプの読切(ショートじゃない方)だと珍しいと思う。設定が面白いのではなく、話の展開が面白い。最初は坊主が天狗を狩りに行く話かと思ったら、少女の話で「天狗は良いもんか?」となり、捕らわれてる天狗が出てきて「ほらやっぱり」と思ったら、その天狗が大虐殺で「えっ?」。からの元坊主の方が思い出の天狗で、天狗を殺しに来たのは正しいが、同時に救いに来た、と繋がっていく。めちゃくちゃ面白い。捕らわれてる方の天狗による虐殺が、動きをまったく感じさせない静止画のモンタージュで語られるのもめちゃくちゃかっこよかった。事後しか見えない感じが不気味で最高。
非常に良かった。とても面白かった、という結論は先に書いた上での話。たぶん多くの人が思ったことだと思うんですが、『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』とまーよく似てる。オモシロの本質がその似てる部分にないというか、似てる部分は特別オリジナリティが宿る部分ではないと思うので、「似てるからダメ」とはならないことを強調しておきたいのですが(因習モノってこんなとこでしょ)、それはそうと似てるもんは似てる。読みながら「これって『ゲ謎』だよな……?」ってなってしまうのが普通だと思う。しかもよりによって、つい先日テレビ放送されたばかりじゃないですか。ちょっと不運すぎるというか、同情しますわ。幸い私はテレビは観てないので致命傷にはならなかったものの、それでも「ほな『ゲ謎』と違うかぁ……『ゲ謎』やないかい!」と揺れながら読んでしまった。
終わり。『ゲゲゲの謎』の件は本当に不運だったと思いますが、面白いのは似てる部分ではないので、今厳先生の名前は是非とも覚えておきたいところ。このまま連載でも全然いいレベル。そしたら『ゲゲゲの謎』要素は薄まりますし。というか、あの映画で一番おいしいバディモノの部分をすっかりそぎ落としてるので、似てるからといってそこに注目しすぎるのは良くないと思います。けど似てる。似てるのが過剰に気になってしまうのは事実。
『ピングポング』3話
勝つことの暴力性と、その覚悟。ここに来てリアル卓球の慣習を持ってくるのがめちゃくちゃ面白かった。漫画としては面白いが、「その慣習はどうなの?」という気持ちはある。何かモヤモヤする。まぁ、カルチャーギャップ的な面白さはあって、まさか本作にそういうリアル卓球の掘り下げをされるとは思わなかったので不意打ち。
そんなリアル卓球とトンデモ卓球を交えて主人公が覚悟を決める話として語ったのがめちゃくちゃ見事だったと思います。実戦しかしてない本作だけど、実戦の中に物語があって、その中に主人公の成長がある。
マッチポイント。謝罪マナーのエッジショットで決してしまって微妙な空気。だが、これも10ー0回避の件とも通じる話になってるのですごい。そして、この勝利(敗北)の瞬間が予想外にあっけなく、無情にやってくる感じは『ハイキュー』っぽいと思うぞ!(なんでも『ハイキュー』連想マン)
そして、主人公は狙ってエッジショットを打てるらしい。覚悟を決めれば今後は新たな必殺技として使えそうですね。試合の中で精神的な成長もあり、新技というお土産まで用意されてるのでマジで話がうますぎる。
あと、今後何かありそうなのは、元コーチの蛇の女性。成人女性で蛇モチーフの入れ込み方がなかなか魅力的。順当に考えるとこの人もピングポングやってるとなりそうだけど、どいつもこいつも闇卓球やってると少し可哀想なので、別の関わり方をする可能性にも期待。
『カグラバチ』87話
ヒシャクの突入部隊、中でも幽とモブ老人のやりとり。モブ職員は待避、という命令を踏まえた魅力的なやりとりになってて見事だったと思う。コイントスのくだりはちょっと『ノーカントリー』っぽいと言えるだろうか。幽が勝手に、ジーサンに有利すぎるルールを提示してきて、逆にジーサンが動揺してしまう、というのが良い場面。ただ、ああいうコイントスをやる際は、一応どっちが表かを事前に確認した方がいいよ。『カグラバチ』世界のことは知らんけど、現実世界の場合、でかでかと数字が書かれてる方が「裏」ということもザラにあって、マジで揉める要因なので気をつけてくれよな。まぁ、五円玉の場合は数字が表なので安心です。厳密なルールかまでは知らないけど、「凝ったデザインの方が表」という認識で大体合ってると思う。ただ、合ってるよりも相手と合意が取れてる方が大事なので、事前確認が必須です。中二病こじらせて友達んちで幽の真似する場合は気をつけてね!
『ハルカゼマウンド』6話
試合シーンがようやく本番。当たり前なんだけど、ダイジェスト的にばんばん場面が飛ぶのでなかなかのカルチャーギャップがある。場面が飛ぶこと自体はどのスポーツ漫画にもあることだし、『エキデンブロス』も『ピングポング』も間違いなくあることなんだけど、本作みたいないきなり「ランナー一塁」とか説明が来るのは野球ならではの味わいだと思う。その一塁に出た活躍はカットしちゃったの!? みたいな。今回の違和感が単に私が野球漫画に慣れてないだけなのか、本作がぎこちないのか、は現状不明です。
『NICE PRISON』13話
ゴース棟。シオンタウンの曲が流れてきそうな場所である。横ノリ必至(動画を貼りたいだけの文章)。
「相手にするな」のくだり、状況自体はちゃんと怖いのに、しつこいくらいに繰り返される「生きてても無視するやつ」の連打でめっちゃ楽しい。勧誘とかスピ系とか経験あるので笑ってしまった。あと、本屋で自衛隊の勧誘されたこともあるけど、あれ本物だったのだろうか。超迷惑だった……。
かつての敵との共闘展開が熱いんだけど、テラっちゃんを利用したギャグの直後に真面目な父親エピソードが出てくる流れとか普通にうまくて良かった。無秩序にギャグが並べてあるだけかと思ったら、しっかり流れが作られてる。
からのテラ父を使役する敵。ゾンビの絵が普通にかっこよくてアガるんですが、横乳が無駄にえっちなのでやめてほしい。笑いがブレるぞ。
センターカラー『しのびごと』42話
ハヤブサレールガン。気合いで耐えたっぽい雰囲気で終わったけど、次週何かしらの理屈があるといいな。ただの肉体で戦うヨダカのバトルとしては、理屈が必要なレベルの大技だったと思う。『マッシュル』ならノリで生存していいけど。
そんなヨダカが復活するか分からない段階での、ウミネコの時間稼ぎ。ただの姉弟喧嘩がメンタル攻撃としてそこそこ有効っぽいのは笑ったけど、ちゃんとそのあとマジな展開が入るのが良いよね。先週のハヤブサにも似たようなギャグあったけど、本作こういうギャグとマジのバランスがとても良い。邪魔しないで共存してる。
対姉。ただのタックルがなりふり構わない感じで良かったんだけど、それがショタ時代の抱きつきとなって相手のブラコンを刺激……というのが良い。これだけで十分お腹いっぱいなレベルなんですが、今度はそこからヨダカに託された「背中」と話が繋がっていくので天晴れ。うますぎるだろ。
『キルアオ』110話
引き返せない一線をスキップして越えていくので楽しい。家庭科部への殺し屋バレ。衝撃ではあるが、ノレンと同じレベルまでのバレに留まってるのが絶妙ですね。まだオジサンの件は秘密のまま。まぁ、大人ノレンなら知ってそうではある。
そんなバレの説明を6人同時のアクション一発で分からせる、というのも展開としてキレイ。言葉で伝えるより早い、というのを地で行く。相当な駆け足な急展開だとは思うんだけど、劇中でも「細かい説明は後で」となる説得力がそれなりにあるのがうまい。一旦殺し屋である事実だけを叩き込んで、あとは追々(漫画では省略されるであろう部分)。
んで、敵の敵は味方展開で校長と共闘。偶然全部oになってて気持ちいいですね。心の友よ、ボボボーボ・ボーボボ。
『鵺の陰陽師』107話
花嫁のメンタル攻撃。ふざけたノリだけど真面目な作戦で、それがちゃんと効果を発揮してるのが良い(対策はされたけど)。こういう硬軟ぐちゃぐちゃになってる感じが本作の魅力だと思う。
んで、朱雀の作戦発動。移動するだけでホテル皆殺しとなるのが良かった。あの設定が面白く運用されてて普通に感心した。都合良く人数制限かけるだけかと思ってたのに。そして、鵺さんの活動に制限がかかり、朱雀の真の狙いである「女皆殺し」。あのふざけたラブコメエピソードの続きとして位置づけられてるので笑う。意外とちゃんとしてるというか、ちゃんと夏祭りから続く「嫁選び」の総決算として今回の一大バトルが設定されてる(たぶん)。
そんな鵺結界のくだりでチラリと師匠の名前が出て、そっからご本人登場となる構成もキレイ、かつ丁寧。まぁちょっと強引な気もしたけど、気を使ってくれてるのは分かるし、実際ありがたいし、ものすごく偉いと思う。
んで、嫁候補(妹は例外)を引き連れての決起。あの並び図が魅力的なんですが、手前に陣取る先輩がしゃがんでるのがめちゃくちゃかっこいい。ちゃんと彼女の持ち味であるバネを感じさせるポーズになってるのも良いですね。三点着地からそのまま、という決めポーズ。あれは真似したくなる中二いると思う。私は横ノリピカチュウの真似してるのでそっちは任せた。
『ひまてん!』51話
恋愛テクニック? 心理術? みたいなやつを真面目に勉強するひまり。基本的にあの手のものは全部クソだと思ってるんですが(好きな人を騙すようなことして本末転倒だと思う)、そういうものにすがってしまう高校生というのはまぁ分からんでもないのでギリ許容範囲か。
クソだと思うくらいなので興味も知識もない、故に「好き避け」とかいう専門用語が突然説明もなく出てくるので少し戸惑った。知ってる前提にされるとさすがに困る。
実際に効果が出た模様。焦った殿一のすることがタッカルビ定食なのはなんか笑った。たしかに普通の家庭料理では絶対に出なさそうな、異様に気合いの入ったメニューっぽいニュアンスは感じられる。絶妙。
そして、ついに、連載一周年のタイミングでのひまてんデート。熱いぜ。ただ、そのキッカケが勤労感謝の日なので笑った。本作らしさの極み。どこまで仕事脳なんだ。いや、今回のは仕事脳というよりは、仕事という共通項を言い訳に利用したという感じか。どのラブコメ作品とも被らなそうな展開なのですごく良いと思います。勤労感謝の日がデートの口実になるラブコメって何?
『悪祓士のキヨシくん』53話
キヨシ劣勢かと思ったら、悪魔復活によって全体の形勢も逆転。操り人形能力によるモブ悪魔の復活は見事だったな。実力としてはそこまで強力ではないものの、実力者はみな満身創痍なのでそれでも十分絶望感がある。
キヨシのピンチ。絶体絶命で読者的にはテンション上がるというか、集中力が上がる展開なんですが、そんな状況で一瞬で気持ちが底まで落ちる大魔王、というのが良かった。彼の言い分を考えれば至極当然の現象なんだけど、意外性があってめちゃくちゃ面白い。そして同時に「彼が興味を失ったら瞬殺されて終わるだけ」と言われなくても分かるので、やっぱり絶望感は持続、どころか増す。何気にめちゃくちゃ良い展開だったと思います。すごく怖い場面。
からのまさかのアカリちゃん。まさかのヒロインムーブ。というかアカリがそこまでヒロイン性のあるキャラとは正直あまり思ってなかったんですが、大魔王が気持ち悪いまでの恋人(セックス)的な言動を繰り返してたことを思うと、ここで「キヨシの本妻はワシじゃい」とアカリが登場する展開、熱いですね。別に真面目にラブコメ方面の話を期待してるわけじゃないけど(実際相棒だしね)、実力的にはまったく頼りにならないけど、アカリがここで登場したことでめちゃくちゃテンションは上がる。
『灯火のオテル』11話
鉄の精霊復活。ドワーフの彼女が契約者となって助けに入るのかと思ったら、彼女は呼び起こすだけで、「オテパンマン新しい精霊よ!」とバタコムーブするのであった。まぁ、そんな呼び起こす「儀式」がかっこよく描かれたのは良かった。本作がたぶん苦手としてるであろう動きを示す必要性がない決め絵になってるので、そういう意味でもとても良い。今まで異様に露出が多くて「さすがに寒くない!?」とか思ってたんですが、ここに来て覚悟の正装という展開は熱い。まぁ、顔も守った方がいいと思うのだが、頭部装備というのは漫画に限らずいろんな視覚メディアで厄介な扱いですね。
ということで、冗談みたいな量のルビが振られた鉄の精霊が復活。鉄と炎の組み合わせはかっこいいですね。その昔私が大好きな『アイアンナイト』という漫画があってのぅ……とノスタル爺さんになってしまう魅力を感じる。当ブログの歴史的に最も好きな作品(の一つ)。興味あったら読んでみてね。
巻末解放区!WEEKLY週ちゃん
MY FIRST JUMPが1本だけ載ってて、これは今後も続くミニコーナーとして期待。今週の人はやけにエモい文章で面白かった。背伸び心を刺激してくれる新連載、という内容もめちゃくちゃ良い。
7月のネタハガキ東西戦。お題は「アイスに何にのせますか? 『コーン』『カップ』に代わる超意外な第3の選択肢を考えよう」。
東。最優秀賞にもなってた、ひまわり戦車さんの「口の中に直接…」がやはり面白い。ネタ自体はかなりシンプルなんだけど、文言のニュアンス、そして絵の面白さが絶品ですね。
さばねこさんの「手巻き寿司」。寿司ガリョキンにも出せそうなイラストが良いんですが、あのアイスの収まりの良さが最高ですね。アイスの味によってはマジでおいしいものが作れるかもしれない? まぁ、寿司要素がメインになってしまう恐れはあるw
ふみとさんの「焼きたての牛タンに舐めさせる」。これまたちょっとおいしいかもしれない、という雰囲気と「舐めさせる」のキモさが最高。
西。最優秀賞である、未完の貴公子さんの「焼き石ペレット」。シンプルなイラストでそれ単独では何を示してるのか分からないと思うけど、テキストと併せてみると途端に無情感が伝わってくるので笑ってしまう。そりゃそうでしょ、という話なのだが。
かずさんの「五平餅」。マジで食べてみたいんですけど部門の優勝。絶対おいしいでしょこれ。食べにくさはあると思うが、これマジでいけるぞ。それでいて渋すぎネーミングが大喜利感を出してるという意味でも好きなネタ。
目次
速く走るため以外の昨日を削いでるってのがカッコよくて好き。ロマンだ…!
(『エキデンブロス』)
これ先週載せるべきコメントでしょ。タイミング間違えたのかな。
愛読者アンケート
読切についてと、付録。「ホロフレークシール」という名前が全然ピンとこないので少し面白い。フレークが分からん。
総括
金曜更新。火曜発売なので4日目。ただ、深夜になる前には更新できたので、まぁちょいアウトというくらい。木曜の時点で書き終わってはいたんだ。更新のための作業をする時間がなかった。
ベスト作品。これは読切。『ルーツ55』。めちゃくちゃ面白かったです。普通にレベルの高い作品だったという印象。
次点は『ピングポング』。比較がしづらい作品ではあるが今期の作品の中で頭一つ出てるかもしれん。期待してた人の新連載が順当に面白い。こんなことあるのか……。あと『魔男』も次点にしとこうかな。
ベストコマ。『あかね』のラストコマ。あんだけひかるのアイドル描写をラッシュしておいて、最後に最後に静かな「画面の中のひかる」を描いて終わったのがめちゃくちゃキレイ、かつオシャレ。
ベストキャラ。『ウィッチウォッチ』の神取仁。笑いの主役ではない添え物なんだけど、漫画を通しで読んだらどうしたって気になってしまう妙な存在感、という意味で良かった。何もしてないのに、何もしてないからこそキャラが立ってしまう、というのをちゃんと計算して描いてそう。
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