- 表紙
- 読者プレゼント
- 巻頭カラー『逃げ上手の若君』222話
- 『魔男のイチ』54話
- 『ONE PIECE』1162話
- 『ウィッチウォッチ』221話
- センターカラー『アオのハコ』215話
- 『あかね噺』178話
- 『呪術廻戦≡』6話
- センターカラー『ウラのレポート』沼駿
- 『悪祓士のキヨシくん』64話
- 『さむわんへるつ』5話
- 『カグラバチ』97話
- 『ひまてん!』62話
- センターカラー『しのびごと』53話
- 『僕とロボコ』253話
- 『鵺の陰陽師』118話
- 『ハルカゼマウンド』17話
- 『灯火のオテル』22話
- 『カエデガミ』16話
- 『ピングポング』14話
- 『エキデンブロス』15話
- 巻末解放区!WEEKLY週ちゃん
- 次号予告
- 愛読者アンケート
- 総括
windows11にしました。時代の最先端。
表紙
『逃げ上手』。若が鳳凰? の羽を持ってるんだけど、何か具体的な意味とかあるのだろうか。ありそう。とりあえず縁起が良さそうなのは分かる。
読者プレゼント
閻魔大王と六大地獄。エンタメ系のグッズを地獄になぞらえるのはなかなか収まりが良いと思う。ダジャレもしやすそうだし。地獄を6つも紹介しないといけないのでイラストの比重が大きめですが、小さいながらグラビア撮影も頑張ってて結構好きです。本来ならイラストで処理するような大きさのところにしれっといるのが面白い。
巻頭カラー『逃げ上手の若君』222話
巻頭カラー。吹雪の死の真相。漫画の演出として隠れていたのが実は作中の人物が意図的に隠しているのであった、というのは陳腐なアイディアだし、若が「見届けたい」とか言ったら成立しないので普通につまんない類だと思うんだけど、その過去をモノクロベースの1ページで終わらせたのはなかなかかっこいい。正直言うとパートカラーは吹雪と血だけで良かったと思うけど(贅沢言うなら血だけ)。
モノクロ本編。先週の時点でちょっとそんな気はしてたけど、都合良く尊氏が弱くなった印象は否めない。特に最初の吹雪が単身で良い戦いするくだりとかかなり無理があったというか、ちょっと萎えた。
ただ、そのゲロ作戦は結構理にかなってるような気もしたし、3人がギャグベースで進行することで尊氏のペースが崩れる、人間的な感情を見せるようになり、その人間堕ちがそのまま弱体化に直結する、という流れはとても良かった。とはいえ、最後の連携技のくだりは、最初の一手を若が単独でドロップキックを決めてるので、「それができれば先週苦労しなかったんじゃない!?」とか思わんでもない。そういうレベルの強さではなかったじゃん。
『魔男のイチ』54話
キザシくん登場。前話の登場シーンでは引きの演出のために白塗りにされてるんだと思ったけど、普通にあの白い顔らしい。ごめん、普通に勘違いしてた……。
無邪気な邪悪という感じのキザシに対する船内を隠し通せるかサスペンスが面白かった。空気の読めないタイミングで最悪なことをぶっ込んでくるのも良かったですが、これはこないだのジキシロでもあったので、作者の得意演出ということなのかもしれない。頻発感はあるけど、それでも好き。
キザシが一線を越えた発言をしたのでジソがキレる……と思ったらイチの手が伸びるので笑った。そのジソにとっての「一線」というのがイチにとっての死対死のルールに触れるものだったというのが見事ですね。それはさておき、あの位置関係じゃジソも電気食らいそう。
『ONE PIECE』1162話
相変わらず忙しいが、有名キャラの悪魔の実入手の経緯が語られてるのが楽しい。奪われる前に食べちゃえばいい、というのも基本設定に則った駆け引きになってて面白いですね。殺すという選択肢も出てくるから万能ではないけど、「早いもの勝ち」という原始的な法則を明快に運用してて好き。
どんどん派手になってって、圧倒的なラスボスが現れ、強キャラが一同に集まってクライマックス感たっぷり。これアレだ。劇場版のクライマックスみたいなノリありますね。『STAMPEDE』とかかなり似たノリだったんじゃない? ドリームチーム結成感あるし。
『ウィッチウォッチ』221話
おおっ、『アオのハコ』だ。篠原千夏の絶妙な違和感、何か違うけど、そこが良い……みたいな良さが最高。特にデフォルメ時が好きです。可愛い。
絵が良すぎて全然話が入ってこなかったというか、フキダシを使ってないことに気づけなかったw 『アオのハコ』をネタに遊ぼうとした際、あのフキダシの外の三浦書体に着目したのはさすがですね。さすがだが、雑にネタにしたら『ロボコ』に負けちゃうからものすごく変則的なアプローチしなければならないというプレッシャーもあったんだろうな……とか勝手に思いを馳せてしまう。まぁ、何にせよ今のジャンプにおいて『アオのハコ』はイジりやすい格好の題材なのでしょう。あまりに異色の存在だけど、圧倒的に人気を得ていて、それで連載歴も長く、作品としては十分ベテランの域。まぁ、本作の場合は篠原先生のが全然ベテランなのだが、「作品の人気にあやかりたくて~」みたいに下から行くくらいがコミュニケーション取りやすいんだと思う。なんで作者間の人間関係まで妄想してるんだ私は。
んで、タイトルが出てからは意外と普通の『ウィッチウォッチ』って感じですかね。ニュークラウンの絵の人の代わりに『アオのハコ』の絵の人が出てきた、ってことだと思う。
センターカラー『アオのハコ』215話
意図しか感じない掲載順。どっちが先に載るのが適切だったのかで少しくらい悩んだんでしょうね。まぁ今回の場合はどっちでも平気だったと思う。『ウィッチウォッチ』が後味の良い話だったので。
本編。三浦先生の書き文字を見せてくれ……という謎の変態が誕生してしまった状態での本編なのですが、なかなか書き文字が出ないというか、それどころじゃない雰囲気なので笑う。しかし、母の件はズッコケみたいな話だったので、割と謎というか、あまり信頼のない作品がこういうことやってたら「しょうもねぇことで1話跨ぐんじゃねぇよクソが」とか思いかねない展開である。たぶん本作は今後何かしら機能してくると思うので、そんな口汚いことは思いません。
一応本編に書き文字は出たけど、千夏パイセンのフキダシ外が見たいんじゃ……と思ったらちゃんと本話に出てきてくれたので嬉しい。と思ったら突然猫ちゃんのセクシーポーズ。悩殺かよ。実際、三浦先生的にも結構本気の描写だったような気はします。俺の猫で全員殺す(アオのピリオド)。
『あかね噺』178話
露骨に隠されてた正明師匠のリアクション。引っ張ったから何かあるのかと思ったら、普通にメロメロになってるのでちょっと面白かった。いや、単に肩透かしってことはないだろうから今後何かの捻りが来るんだと思う。今回の絶賛はその前フリなのでは。想像しやすいのだと、正明師匠が高得点あげても、「からしの方がウケてましたよ?」という素人審査によって優勝はからし、みたいな。
『呪術廻戦≡』6話
マルが暴走したことによって本作で初めてのドハデバトル。非常に楽しい。とにかくバトルの展開のみによって話が進む。岩崎『呪術』の真価が発揮されたというか、改めて「岩崎先生で大丈夫」という確信を得るような回だったのではないか。たしかに、『暗号学園』のときも「この話にこのダンスシーンの迫力いる!?」という変なバランスではあったからなぁ。
体育知識に自信がないんだけど、「ドレミファソラシド」のやつはシャトルランってことでいいのだろうか。私の経験したやつだと、ドレミの音は発するけど、ドレミという言葉ではなかった。
センターカラー『ウラのレポート』沼駿
読切。沼先生の凱旋早すぎて嬉しい~と思ったら『超巡』アニメ化の発表であった。なるほど、そういうパターンもあるのか。たしかに普通に人気ありそうだし、クール制の完パケ方式になったアニメ業界を考えると、連載歴の短さは特にデメリットにならなそう。昨今アホみたいに肥大化したジャンプブランドという事情もある。こうなると、「人気があれば1周年ちょいの作品でもアニメ化できる」という前例ができたわけで、今後のジャンプ連載作の動向が楽しみですね。というか、過去の完結作がアニメ化される可能性も出てきちゃうのかもしれない。
いろいろあったけど、とりあえず真っ先に思ったのは「アニメ化するなら『左門くん』先にやりなよ?」であり、次に思ったのは「なんで学郎くんは一生アニメ化しないんすか?」です。
本編。桃太郎と鬼。めっちゃストレートにラブコメしてるのでたまげてしまった。そして、その破壊力が高い……。監視任務ということもあり、ヒロインの日常を覗き見て、その中でドキッとするような瞬間を切り取るような演出がバシバシ決まってたし、そっから最近のジャンプでやたら多い「共生」のテーマへと着地する。その着地がものすごくキレイというか、ものすごく青春してるので良かった……。下手すりゃ『超巡』よりも本作のアニメ化を望まれちゃうのではないか。
目新しい要素でいうと、男主人公がツッコミの立場だったのも良かった。ヒロインの魅力を立てる意味でバッチリだったし、主人公の成長譚としての収まりも見事。
鬼の特徴を「食」と設定し、その対となる主人公が冒頭の場面でウィダーインゼリーを持って始まるのも象徴的で美しかったですね。食の否定としてのゼリー飲料。物語の始め方、テーマの見せ方がうめぇ~。それはさておき、単純にカロリー足りないからもっと食べた方がいいよ(老婆心)。
からの、種族も時代も文化も関係なく、どんな状況でも1ミリも揺るがない究極の善行としての「食べ物を与える」、それも「分け与える」を持ってきたのも良かったですね。『アンパンマン』理論。それが2人の歩み寄りの象徴となる。そんなシェアのお返しとして、主人公が最後に行うことが本作の最終的な結論、というのも激熱な構成。マジでびっくりするくらいうまい、キレイなので驚いてしまったが、たしかに思い返せば『超巡』でもそういう回はありましたね。基礎力が高い。
『超巡』を思い出したといえば、ツノを触りそうになるスーパーエッチシーン。めちゃくちゃエロいのだが、具体的にエロい描写は避けてるのですごいバランスだったと思う。 “触っていいよ” で誤解するコマ、普通だったらもっと胸を強調する構図になると思うんだけど、そこで胸が見切れることあるんだ……と感心してしまった。『超巡』でセクハラ要素に驚くほどに気を使っていたことを思い出す。気を使って猫被ってるだけかもしれないけど、ちゃんと気を使えるのがすごいんだと思う。てか、アレですね。ツノヒロインといえば『ルリドラゴン』もあるわけで、「ツノに触るのエッチすぎない? 18禁じゃない!?」という問題はどの作品でも発生する問題なのかもしれない。
終わり。沼先生の新作が嬉しいとか、『超巡』アニメ化でびっくりとか作品外の要素が多い状態で読み始めたらすべてが吹っ飛ぶような傑作だったと思います。野球で言えば完全試合。というか全打席ヒットもしくはホームランで一生1回表のままコールドゲーム。
『悪祓士のキヨシくん』64話
シシドさん登場。開口一番が “腹減ったぁ〰…” なので笑った。鬼かよ。それが出オチ的な特徴ではなく、バトルにまで続く要素になってるのですごい。今号にそんな回がぶつかったのがすごい。まさかのカービィスタイル。
てか、シシドさんもツノがあるのですね。たしかにアレも同級生くらいの距離感の人に「触っていい?」って聞かれがちなやつだ。そして、触っていいのか怪しいやつ。
『さむわんへるつ』5話
ジャンプさせて小銭チャリンチャリンの事象が懐かしすぎるので笑ったのだが、それがちゃんと前話のバイト(正規の契約を交わしたバイトではない)になってて、そこから今話の本題に移るのですごい。見事な1ページ目だったと思う。
ということで、ラジオを買いに行く。投稿ガチ勢にとってラジコはデバフ、らしい。格ゲーをガチると有線のコントローラー(ヘッドホン)を使い出すのと似た現象だろうか。そんなラジオを買うという行為、を「本来なら必要ないけど」というやり取りを通じて描くことで、ラジオに縁のない読者に向けたラジオ入門のような機能が発生してるのではないだろうか。みんなラジオ聴いてくれ。ポッドキャストでも何でもいいけど。ちなみに私は録音して好きな番組を一気に聴いてる。正直聴ききれないほど録音してるのでリアタイとの間に1ヶ月くらいのラグがある。
こなれてる雰囲気のうなポテさんにアテンドされる形でのデートとなったが、実はうなポテさんも背伸びしてるのだった……となる靴擦れ好き。そのまんま背伸びのメタファー。それに対してミメイくんが「それって頑張ってオシャレしてくれてたってこと!?」みたいな童貞臭いリアクションをしないのも良い。そもそもこいつは陰キャではないのだったな。ラジオリスナーへの偏見で毎週勘違いしてしまう。からのミメイくんがまさかの絆創膏持参。お母さんかよ!! というのは半分くらい冗談で、圧倒的モテムーブなはずだけど、あんま色男感はないという絶妙のバランスだったと思います。ひょっとしたら本作はミメイ爆モテ伝説、というのを丁寧に描いていく作品になるのかもしれない。
買ったラジオで実食。アンテナを伸ばしてないので「月ミド」はAMですね。あのアンテナは普通FM用。やはりオールナイト二部だろうか。ちなみに私は性根が腐ってるタイプのAMラジオリスナーなので、ツイッターで「ラジオのアンテナ伸ばしてないとかエアプかよ」みたいな愚かな発言をしてる人がいないか探してしまいました。愚かなのではなく単にFMしか聴いたことない人、という可能性は一応残ります。知らない人が読んだら意味不明な文章になってしまうけど、FMでもAMは聴けるので。オールナイトもAMだけどFMで聴ける。何ならFMで聴く方がキレイ。つまり本作の描写は、AMラジオをあえてAMで聴いてる、もしくは買った受信機にワイドFM(FMでAMを聴く)の機能がついてない。たぶん後者。
んで、結果。ミメイくん読まれる。これが2通目かは分からんけど(省略があるかも)、芸人に名前を覚えられる、それもお馴染み感のある触れられ方をするには早すぎると思う。ので、たぶん初回の大量投稿の件が強く印象に残ってた、ということなんじゃないかな。
『カグラバチ』97話
今週も『さむわんへるつ』が面白い……と思ってたらアザミがこちらを覗いてくるので笑った。リア充爆発しろみたいな古き良きAMラジオリスナー像。
本編。組織の建物は結界管理マンによって管理されてるが、どうやら敵側も結界管理マンを用意して結界を上書きしたらしい。それでチヒロ御一行が入ってこれない。ので、もう1人の結界管理マンを見つけて倒すため、虱潰し。それっぽい論理で作戦が構築されていくのでワクワクしてたら、最後は「分かんないので手当たり次第」になるので笑った。まぁ、せっかくキャラ揃えてやってきてくれてるんだから全員と戦わないともったいないよなぁ……というバトル漫画的な都合としてはもっともな結論である。
『ひまてん!』62話
大した理由もないのに生徒を車で送るな。別に大問題ってほどじゃないけど、当たり前にやられると少し引く。
話題はクリスマスの予定。殿一はほのかを誘いたいが、バイトが入ってる。そのバイトを入れたひまりは申し訳なさも感じつつ、自身に仕事が入ってる。カンナは補習。ほのかは、特にナシ。ないんかい。入り組んだ話になるのかと思ったら割と1人だけ放置なので可哀想。まぁ、ある意味で話の中心にいるとも言えるんだけど。やはり仕事を持ってないのはデカいか。バイトはあるけど。
んで、クリスマスに代行を頼むひまりもどうかと思ったが、ひまりが仕事なら代行したいと言い出す殿一もどうかと思った。職業倫理とは別の基準でちょっと引っかかるポイントが多い話だったな。主に恋愛感情を混ぜるとワケ分かんなくなるんだと思う。いや、殿一は職業意識が高すぎ&友人への距離感としてもちょっと変だと思う。
まぁ、こうなるとクリパするので全員呼ぼう、みたいな話になるんじゃなかろうか。ほのかは、後ろめたさもあるひまりが呼んで、カンナは同情してる殿一が呼ぶ、みたいな。
センターカラー『しのびごと』53話
能力バトル真っ盛り。さすがに2対1なら勝つが、『忍者と極道』ばりのドーピングで逆転(アニメ化おめでとう)。強くなった表現がシンプルに9倍なのが良かった。分かりやすすぎる。
んで、ヒバリのクソデカ感情が全方位的に射出されたところでヨダカ登場。能力バトルがあり得んほど加速した状況でヨダカがどう戦うのか、というのが楽しみですね。ただ、ヨダカは暴走問題についてが放置されたままだと思うので、このまま最強ヨダカくんが単身戦うって話もどうかと思うんだよな。じゃあ暴走状態で戦うのは正しかったじゃん、ってなりかねないので。まぁ、アオイさんを交えてうまい具合の理屈を構築するのかもしれない。それはそれで楽しみです。
『僕とロボコ』253話
学校で作文の課題。からの読心千鶴くんの苦悩。いつもは大丈夫だが作文だけは思考がうるさくなって無理、という理屈がちょっと無理あると思う。他にもいくらでもあるだろ、みんなの思考がバラバラでうるさくなること。
みんなの夢(将来の夢)の世界に入り込んでしまう話だけど、最後のボンドだけただの「授業中にする妄想」の定番なので笑ってしまった。不審者が自殺しようとしてるところは配慮だろうか。「それは配慮になるのか?」とは思うが。ついでに女子たちにモテたくて、男子の友人たちは脇役でいいらしい。普通に酷い奴なのでは……。教室への侵入者退治からのラブコメ的な妄想は分かるけど、それと同じくらい友人たちのことも妄想するのがボンドだと思ってた。そこは現実で満たされてるので忘れがち、ということだろうか。事前にモツオの夢を見せられてたのもあって、酷さが際立っちゃった感が強い。
『鵺の陰陽師』118話
体術最強の菅隊長に手も足も出ないが、最速お姉さん隊長に助けられて試練クリア……のはずが勝たないと意味ないので学郎がリベンジに燃える。ので、強くなるために姫との契約が必要。それはすなわち純潔を捧げる。やっぱり純潔かい。ずっこけたが楽しい。
楽しいが、正直菅隊長の圧倒的強キャラ感と、絶体絶命の緊迫感が楽しかったので、即終了してしまったのがシンプルに悲しい。改めて戦うことになるのではあるが、一旦ガチバトルにワクワクしたとことを中断させられてオフビートなラブコメに戻るので若干もったいないというか。まぁ、そのあっちこっちの極端なノリで振り回されるのが本作の魅力とも言えるのだが。
あとは、劇中の漫画の絵柄がとても良い。とてもちょうどいい。少女漫画感はあるが、よくある少女漫画パロディみたいなバカにしてる感じもなく、それでいて『鵺』の絵柄から極端に離れすぎてもいなくて、トータルで普通に魅力的。それにしても中身がお花畑すぎるので驚いてしまった。掲載誌どこだよw
あと、学郎は純潔を奪って申し訳ないという気持ちがあるなら、せめてものお礼としてメガネをかけろ。直ちにかけろ。何なら来週のカラー扉でコスプレして登場しろ。
『ハルカゼマウンド』17話
開幕早々見開きで映画画角なので笑う。やっぱ本作の見開きのタイミングは変則的で面白い。
もちろん見開きはアガるのだが、同時に前回の振り返りに見開き使ってる場合じゃない気もする……と思ったらその後の試合展開がびっくりするくらいダイジェスト。割り切りがすごい。極端すぎる。ここらへんのダイジェスト進行は野球漫画の限界だと思ってたんですが、単に本作の特徴(それも結構ピーキーな)なのかもしれない。
当たり前に打ってくれるようになった頼れる四番打者、というのを示すのも当然見開き。劇中とは裏腹に本作の見せ場は「ホームランを打てばよかろう」というストロングスタイルですね。見開き多すぎて飽きてもおかしくないんですが、毎度毎度コマ割りが凝ってて見応えあります。
『灯火のオテル』22話
暴走オテルの圧倒。おおっ、バトルがかっこいい。見やすい。急に何があったんだ。違いがあるとしたら、基本殴り合い(一方的だが)なので、そういう動きの気持ちよさを描くのは普通に得意ってことなのかしら。変に必殺技が絡むとややこしくなるというか。変身オテルのデザインもかっこいいし。最後は静かにシッポでフィニッシュするのも冷酷で良い。宙に浮いたオテルがシッポで敵の首を貫く、というのが良すぎる。フリーザっぽい不気味さもあったのかな。シッポで殺す感じが、自らの手を下すまでもない、みたいな圧倒感。
そんな暴走を止める方法。燃えるのを省みずに抱きしめるというのは正攻法で好きなんだけど、「そもそも死ぬほど怪我してないんですけど」というのはちょっと拍子抜けだった。英気が雑に便利すぎる。
あと、 “…禁術の代償に呑まれたか” とか言ってたけど、普通に首貫かれたから死ぬんでしょあれ。なんで他人事なのよ。『呪術』の虎杖くらい悩めとは言わないけど、あの流れで自業自得はおかしい。
『カエデガミ』16話
コウとシユウのイチャイチャパワーは強いの巻。直前でオテルが暴走していたというのに、その一歩先を行きやがる。本作の方が6話若いというのに。どいつもこいつも同じ合体暴走の話しすぎとは思うが、アプローチがそれぞれ違って、それでいて各作品の個性&魅力が色濃く出てるので面白いです。1ページの中で2回もコウのことを思い出してるのとか重くて笑える。どんだけ好きなんだ。
バトル的には、語りからのワンパンで終わったのでかなり残念なんだけど、折れた剣から長刀を作り直すのはかなり良かったです。炎とか言い出したときは『オテル』と同じすぎて不安になったんですが、めちゃくちゃ中国っぽい武器が出てきたのでアガる。まぁ、武器がかっこよかったので、その武器の魅力を描くバトルを展開してほしかった気持ちはやっぱりある。あんな雑な大技でワンパンするんだったらマジで武器とか何でも成立しちゃう。まぁ、限られた尺の中で、重い愛の語りとバトル描写の二者択一で前者を選んだということですな。
『ピングポング』14話
スクランブル交差点に飛び出すも、一流の卓球プレイヤーの反射神経を持ってすれば余裕。今までの試合でも無茶な動きは連発してたので、たしかに車を避けることくらいできそうなイメージなのだが、実際の卓球選手って反射じゃなくて予測で動いてるところも多い気がする。反応速度って鍛えようがないと思うんだけど、違うのかしら。正解は知らん。
そして、その歩行者が1人もいない交差点をかまわず横断して相手に近づき、胸ぐらを掴むという行為が、2人の関係性を象徴していて素晴らしいですね。相手を遠くから観察して戦うコーチと、間にある障壁のことは何も考えずに前に踏み出してしまう平。荒唐無稽を突き詰めただけの設定だと思ってたスクランブル交差点が、優れたメタファーとして機能してるのでお見事だったと思います。今週はアクションが前半で終わっちゃうんだけど、それでもやっぱり面白いです。
ようやく魂の対話を果たした2人だが、心を通わせたからこそすぐに試合は終わり、コーチは渋谷の人混みの中に消えてゆく……という淡白ながら余韻のある終わり方が良かった。
んで、次の試合は宇宙。荒唐無稽をひたすら突き詰めた結果、宇宙へと踏み出すことになる。『ワイルドスピード ジェットブレイク』のパターンだ。シリーズ屈指の傑作だと思ってます。あそこでシリーズが終わってたら良かったのに……と密かに思う(次作がまったくハマれなかった)。
『エキデンブロス』15話
連続見開きびっくりした。すごい良かったと思うが、せっかく勝ったのに各所で出血して失神というのは後味が悪い。個人的にスポーツのああいう場面を美談として受け入れたくないので、「試合中断じゃない?」とか気持ちが引いてしまった。潜水の大会だと最後に安全を確認してから初めて記録が残るじゃないですか。じゃないと死にたがりが勝つ大会になっちゃうので。それと同じで、ぶっ倒れるまで無茶をして出した記録というのは普通に無効にした方が良いと思う。実際の運営は知らんけど、そういうのを容認したらみんな際限なく無茶するでしょ。極論死んでも記録は残っちゃうわけで、そんなのダメでしょ。ダメというか、普通に引いちゃう……。
と思ったら今度は雨降ってきたのでマジで試合中断してほしい。風邪引くよ。過酷な環境で頑張る的な美談は本当に苦手。こないだの世界陸上でも「実際に観ると結構面白いもんだな」とか思ってたけど、雨降ってて萎えた。次の日にやり直してくれ。大会運営の都合でしかない雨天決行がクソすぎるというか、気持ちが引いてしまう。危ないし、良いパフォーマンスできないし、選手ファーストじゃないし。もちろん選手ファーストにするにも限界があるのは分かるけど、もう少し気を使ってる感、アピールをしてほしい。
そんな次の区間。兄弟対決だが、問題の父親が焦って醜態をさらす、といのは痛快だった。前回あった「剣崎が余裕の表情を崩す」と同じことの繰り返しなんだけど、今回のは完全にザマァ感があるので面白いですね。
巻末解放区!WEEKLY週ちゃん
10/14が鉄道の日ということで、ジャンプ作品の中の鉄道特集。鉄道シーンではなく、鉄道の種類。何を言ってるんですか……と思ったら法律上の区分らしい。未知の世界で面白い。新幹線とかで数を稼ぐのかと思ったら「普通鉄道」で終わってしまうので最高。そして、路面電車が除外(例外として紹介)なので意外。路面電車とか、フィクションで描きがいがありすぎると思うので、いろいろあると思うんだけど。そして、路面電車のサンプルとして出てきたのが『チェンソーマン』でびっくり。何も覚えていない……。
何にせよ、鉄道はどれもドラマを生む道具として便利というか、絵としても強いし、場面、舞台装置としての面白さも圧倒的ですね。そこでバトルとか始めちゃったらもう百点である。『sakamoto』のトーレス戦、「懸垂式鉄道」とか珍しいとは思ってたけど、今回の特集的にもめちゃくちゃ珍しいっぽいので最高でした。そこでこれ以上なく遊んでるんだから言うことナシですね。
ただ、私はそれでも『鬼滅』における伊之助と無限列車のツーショットが狂おしいほどに好きなんだ。良すぎる。『鬼滅』という作品で一番好きなコマかもしれない。伊之助の可愛さ、そして間の抜けたギャグセンスといい、『鬼滅』の良さが溢れてると思う。あと、やっぱ鉄道というシチュエーションの面白さが強いというか、映画映えもしますね。やっぱ無限は無限でも『無限列車編』が至高だよなぁ~、と『無限城編 第1章』激萎え民としては思うわけです。(実際は『無限列車編』も諸手を挙げて好きだったわけではないが、今となってはめちゃくちゃ整った映画だったと思う)
次号予告
『魔男』が表紙と巻頭。『オテル』の位置が悪いので可哀想に思えてくるのだが、カラーではなく増ページなので仕方ないか。むしろ紹介してもらえておいしいくらい。どうせなら頑張ってほしいです。今週も良かったし、『オテル』のカラー好きなのでまたカラーやってほしい。
愛読者アンケート
読切についてと紙ジャンプについて。どこで買ってるか。今はコンビニです。昔は早売りしてる悪い本屋をいろいろ探したものじゃのう……と遠い目。金曜だったので早い。
紙ジャンプについて思ってること。習慣というか「そういうもん」でしかないので特に思うことはないのだが、言われてみれば「とっておくのが大変だ」の選択肢は確かにそう。1年くらいだと全然許容範囲だが、ちょっと油断するとゴミ屋敷の完成である。捨てようと思うと「○○が載ってるから取っとこう」とかなりがち。そこまでして読みたいならまた電子で買えばいいんだから捨てろ全部捨てろ。いや年末の振り返り記事で使うから1年分は許す。
総括
土曜の更新となりました。火曜から始めて5日目。遅い……。1週間ずっとノルマに追われてるみたいで嫌ですね。来週は避けたい事態。
今週のベスト作品。読切『ウラのレポート』。予想通りめっちゃ面白いんだけど、それでも予想を超えた面白さがあったと思います。強い。
次点は『オテル』。
ベストコマ。『アオのハコ』の猫。強い。ちょっと勝てない。
ベストキャラ。『ウィッチウォッチ』の青野波子。話全体としてはまぁよくある『ウィッチウォッチ』の1話という感じではあるんだけど、そんだけうまく落とし込んでるという意味でも好き。今のジャンプにおける圧倒的な異端(異彩)である『アオのハコ』をイジる角度も最高でしたね。
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