北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2025年47号(紙版)の感想

 急に寒くなられると暖房つけていいのか悩むわけですが、部屋が寒いとタイプする指が全然動かないのでワロタァ。

表紙

 『魔男』。顔のアップすぎて分かりにくいが一応変身状態っぽいですね。アップすぎる。

読者プレゼント

 ジェットコースター。はっきり言って面白くはないのだが、シンプル顔芸で勝負してる感じは好ましい。全然面白くないけど、この方向のつまらなさが本ページの醍醐味だと思う。風にあおられる髪、というのを表現しようとしてるところも微笑ましいです。クオリティが高いとは言わない。言わないが、だ。
 ただ、もうちょっとダジャレはやってほしい。

巻頭カラー『魔男のイチ』55話

 55話で、1周年記念ではない。本作のすごさが如実に現れてると思う。
 以前やってたデスカラスちゃん人気投票。ぜってぇ家族のやつが優勝だと思ったら2位なので驚く。感動ネタに偏りすぎるのもデスカラスちゃんらしくない、というファン心理の反映でしょうか。
 本編。キザシくん、四天王的ポジションだったらしい。そういう組織ってあるんだ。ちょっと意外。あと、爆蛸らしい。バクタコではなくバクソウ。まぁ、爆発するタコという認識で問題ないと思う。たぶん。……私が無知なだけで普通の二字熟語であることはないよね? と調べたら商品名で出てきたので面白い。どんな商品だよ(釣り具)。
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 強さ至上主義の分かりやすい奴なので話が早い。ということで、イチも早速本気。というか、スタートダッシュ、一発勝負、という感じ。めたくそハデで面白かったですな。巻頭回にふさわしい景気の良さ。まさかの3連見開きには驚いた。やっぱこれがあるからジャンプ好きだぜ(ジャンプに限らないと思うけど比較的多い気がする)。
 「やったか?」という伝統的な演出が入るんだけど、煙の中で彼が言ってるのが「おわり」と思わせて「おかわり」というのがフレッシュで良かった。「おわり」でも意味もキャラも通るんだけど、「おかわり」になることでキャラ性がより濃くなる。見事な引っかけ。
 デスカラスちゃんもマジモードでピンチ……と思いきやウロロ登場。たしかに、人類ディスのついでにウロロディスも多かったな。言われてみれば納得。ただ、納得なんですが、最近のジャンプこの手の暴走展開がいくら何でも多すぎる気はする。それも妖怪とニコイチ系主人公の暴走。まぁ、最後に主役登場、みたいなメタ的なところの楽しさもあったのかな。とりあえず、ウロロ状態のイチは人気出そう。

『ウィッチウォッチ』222話

 マジバトルな開幕。こうなったらモイちゃんも暴走してくれ~、と思ったが、よく考えたらケイゴの二重人格が完全にそれだわ。みんな好きだなw
 感情がグチャグチャでバトル面にも悪影響が出てる、という話。ニコへの感情に結論が出ないのはかつての敗戦があるからで……というモイちゃんの内面に迫る場面は結構良かった。バトルとラブコメが良い感じに結びついてる。
 そんなスランプ状態のまま、ニコ帰還。見慣れねぇ~!!(アニメ未見勢) もはや記憶の中のニコはほとんどが子供状態だったのかもしれない。違和感がすごいが、まぁその違和感のせいでモイちゃんは混乱してるという話なので、案外意識低めの感想も的を射てるのかもしれない。いや、射てるは言い過ぎだけど、方向は悪くない、くらい。

『SAKAMOTO DAYS』233話

 兄がとてつもなく強い。ただ強いというか、妹の近距離ガトリングと違って殺し屋としての個性、スキルが全然見えてない……のに強い。そこが不気味で面白いですね。基礎力だけで圧倒できちゃう。
 ビビリの性格はブラフではなく普通にマジというのも面白く、めちゃくちゃ魅力的なキャラなのだが、彼を立てるために妹がどんどんショボい扱いになってるというか、兄に本気を出させるためだけの存在なのではないかと心配になってくる。久々の女性強キャラかと思ったら。まぁ、宮バァは最近と言えるか(バトルを見せたのが)。

センターカラー『呪術廻戦≡』7話

 こちらも最初は主役っぽい雰囲気だったのに最近出番が少ない女性キャラ(それも妹)がカラー扉なのでちょっと面白い。扱いが難しかったりするのだろうか。女性主人公でいうと『あかね』があるけど、あの作品はかなり女性ならではの要素を描かないようにしてると思う。見た目が女なだけで、ジェンダーレスな主人公というか。まぁ、一応ギャルマインドは女性要素ではあるか。
 本編。上の段落で脱線しちゃったと思ったら本編で憂花が母親役押しつけられてるので笑った。あげく余命。強い女性はマッチョ全振りしかいないのか(そりゃ探せばいるのは知ってる)。
 今週の岩崎絵。芥見ギャグというか、オフビートな外しのリズム感とは少し食い合わせが悪いかもしれませんね。ちょっと全編キレイすぎるというか。
 好戦的なクロスとの川の上での会話。「共生」をテーマにした本作において川や橋はそのまんますぎるモチーフなんですが、セリフの中にも「対岸」が出てきたのはさすがにやりすぎだと思う。それも繰り返して強調してくる。良い場面なのは分かったから。もうちょっと落ち着け。とはいえ本話の最後で、憂花だけが橋をバックに川(の飛び石)から陸地へ降りる、というアクションが描かれたのはとても良かった。

『アオのハコ』216話

 大喜と匡のなれそめ。劇中でまさか「大喜利」が言及されるとは思わなかった。毎週大喜のことを書くときは「大喜利」って打ってから1文字消してる。オススメです。
 大喜母の不在を知った雛が動く。なるほど、母の件はそう繋がってくるのか。千夏パイセンがいない隙に雛が頑張る話になるとさすがに感じが悪すぎると思うんだけど、母の代わりだったらうまいこと飲み込みやすいですね。いろいろと考えたな。
 んで、当然のように匡の方には菖蒲。3年編になった途端本作に未成立のカップル関係の話がいろいろと動き出す。大喜千夏のカップル成立後の話を描くのも当然面白かったけど、かつての本作を見るかのような「はよ付き合っちゃえよ!」的なドキドキが前面に出てくるのも懐かしい&新鮮な気持ちで面白い。まぁ、雛は付き合っちゃまずいのだが。

『カグラバチ』98話

 銭湯マンに皆殺されメガネマンだ。懐かしい。本作はさっさと殺しすぎ問題があったと思うので、敗者を描くエピソードはすごく良いと思う。それも敗者の心の傷にフォーカスする。後悔や罪悪感が幻覚を生むというのは割と定番の展開だと思うけど、そこから「精神が関わる妖術においては幻覚持ちは爆アド」と繋がっていくので面白い。『呪術』がやった「術者が認知症になったら」とも通じるようなアイディアですごく好き。
 面白かったが、先週ぶち上げた「分かんないので全員殺す」の作戦がまさか1週で崩れて、1週でオールクリアになるとは思わなかった。これでチヒロたちが参戦してくる話にもう移っちゃうのだろうか。早いなぁ~。
 それはさておき、幻覚を示す仮面で殺す、というラストは素晴らしかったと思います。

『しのびごと』54話

 ヨダカの新技。さすがにリスクのあることをアオイさん相手にはしなかったと思うけど、あの状態のヒバリに攻撃がヒットしたら普通にアオイさんも危なかったのでどうかと思う。普通に成功率100%みたいな感じの方が良かった。
 ドーピングの原理。先祖帰りらしい。元々の体質が世代を重ねるごとに弱まっていったが、その強さが始祖直系と思われるアオイさんの血によって復活。なかなか面白い。『ヒロアカ』は世代を重ねるうちに能力が強くなるけど、本作は逆なのね。不思議な話だ。生物的な進化(変化)ではなく、一個体のイレギュラーを中心に広まっていった、みたいな感じかしら。逆だけど、どっちも納得できるから面白いですね。

『さむわんへるつ』6話

 ミメイくん、先週読まれたのはやはり2通目だった。2通目で投稿者に馴れ馴れしくするパーソナリティってどうなんだ、とは少し思う。絶対一般リスナーはお馴染みじゃなかっただろ。
 今週のテーマは職人の一般生活。社会性とどうバランスを取るか、みたいな話。一般社会においてミメイは出木杉くんみたいなタイプなので、一般社会のコストが大きくバランスを取るのがより大変。一方うなぎポテトは……という週を追うごとに「この人普通の生活で出会ったらかなりのダメ人間なのでは」となるので面白い。友達には恵まれてそうだったので、ミメイより充実した社会生活を送ってるとまで思ってたけど、その友達は幼馴染(ラジオ聴く前からの友達と考えるのが自然)。やはり結構終わってるのかもしれない。本作のこと「ラジオがきっかけで謎の美少女とお近づきになる」みたいな認識でいたけど、実際のところは「ラジオがきっかけでクラスの王子様とお近づきになる」という方向性なのかもしれない。王子様は言い過ぎかもしれんが。アレだな。『ゆらぎ荘の幽奈さん』が、ハーレム構造に説得力を持たせようとするあまり男主人公がどんどん完璧超人になり、いつしか「ハーレムじゃなくてコガラシ争奪戦じゃね?」と印象が逆転してしまった故事を思い出す。
 ということで、バスケの練習。ミメイが面倒を見る、という方が適切かもしれない。この優劣関係珍しくて良いですね。2人がコンビを組んで芸人になったらワーキャーな人気が出るのはミメイの方かもしれん。
 タイムフリーを流しながら練習。ミメイはタイムフリーもう聴けないので……というラジコあるあるが出てくるので最高。説明がなさすぎるけど、一般的な知名度ってどうなのだろうか。まぁ、分からないけど専門的な雰囲気が感じ取れて魅力的、というのはあり得る。ちなみに私は録音派なので、番組の趣味が合えば初回放送から全放送分聴けます。やっぱ録音が最強よ。まぁ、こうなると「じゃあデータ下さい」で話が終わるのでロマンティックじゃない。悔しい。
 ただ、真面目な話、そこまで一つの番組に執着することってあるのか? とは少し疑問。その芸人の熱心なファンなら分かるけど、そうではなさそうだし。それならいろんな番組を聴いて「あそこの番組は大喜利色強くて送りやすい」「下ネタが多くて私向きじゃない」みたいな方向に話が膨らんでもいいと思う。てか、うなポテが有料プランなら全国のラジオが聴けるわけなので、地方の人気番組の紹介とかもできそう。
 次号、センターカラー。嬉しい。人気出てくれ。続いてくれ。長期連載になったら別の番組の話とかにも膨らむ可能性が出てきそう。「ミメイくんはネタメールよりテーマメールとかリアクションメールの方が得意なんじゃない?」みたいな方向もいいぞ。これは現状マジで思ってる。お昼の番組のエピソード系もいいぞ。
 ちなみに、『キャストアウェイ』のウィルソンはバレーボールです。どうせならバレーをやってほしかった(公園で練習できないだろ)。

『あかね噺』179話

 普通に優勝した模様。何か捻りがあるかと思ったらそうではなく、当たり前すぎて省略されてしまった。正明師匠の公に向けた激賞とか聞きたかったが。
 そんな正明師匠、あかねを認めるを通り越してベタボレ。病室まで行くのは甲斐甲斐しすぎて笑う……と思ったら全員だった。大変だな。依怙贔屓っぽい印象になりすぎると感じが悪いので、みたいな計算もありそう。単純にキャラクター的に、というのもあるが。
 んで、次回打ち上げ。キャラに全振りみたいな回でしょうか。まぁ、あかねが辛気臭くなりすぎてたのでちょうどいいバランスなのかもしれない。ニコニコしながら誰も喜んでないことをしてくる感じ、ひかる良いですね。普通に社会性のある良い子みたいな扱いになってもおかしくない話だと思うんだけど、マジで全員から迷惑がられてるので笑う。

センターカラー『妖鉄甲のクロ』遠野景彪

 読切。本誌は初登場。チーム『ひまてん』らしいです(目次)。
 本編。冒頭からメガネくんが全開なので良い漫画。いろんな顔をしていて良い。楽しい。全編通じてこのノリだったし、何なら顔芸方面は彼だけだったので面白い。よくいる巻き込まれ型の視点ポジ主人公という感じなんだけど、そこで何とか個性を光らせようとリアクション芸に磨きをかけたのでしょう。一部顔芸に関してはギャグセンス的に好みではないが、その方向性自体は非常に好ましく、作品的にもとても良い効果を上げていたと思う。バトル担当の主人公は謎めいたクール系で、それが最後まで一貫されるので、その代わりに人間味を担当するのがメガネくん。まぁあと、モブクラスメイトとかも含め、デフォルメの差し込み方とか魅力的でした。単に絵が気持ちいいというのもあるが、デフォルメを入れるタイミングとその度合いって結構大事だよね。それが良かった。非日常を感じさせるバトルくんのキャラも引き立つし。
 からの3人目。民俗学者ときた。都市伝説とかがモチーフで、怪異的なものとバトルを繰り広げたり、一般人が語り手となってバトル組織の仕事に巻き込まれたり、正直ジャンプの読切で死ぬほど見た「型」通りの話なんですが、そこに民俗学を持ってきたのがフレッシュだったと思う。言われてみれば納得しかない組み合わせなんだけど、盲点だったというか。まぁ、これは最近都市伝説的なものがブーム的な人気を持ってると思うので、その余波かもしれませんね。都市伝説ブームが突き詰めると自然と民俗学にぶつかる、みたいな。この「当然なんだけどありそうでなかった」アイディアの発展が好きだったんだけど、最後の最後に小泉八雲が出てくるのには笑った。めちゃくちゃ朝ドラに便乗してくるやん。掲載のタイミングが露骨。いや、さすがにこれは作者的には無意識というか、むしろ「ちょっとタイミング気まずくないっすか!?」とかなったんじゃないかと疑ってしまう。妖怪とかの民俗学から小泉八雲になるのは別に普通の話だし、名前の響きもかっこいいから少年漫画のモチーフになるのもまぁ分かる話なんだけど、タイミングがすごすぎる。
 そんな学者とバトル担当。おねショタの波動だ。良いぞ。それを抜きにしてもメガネくんを入れた3人のキャラ、チーム感が非常に魅力的。めちゃくちゃベタなことやってる話なんだけど、ちゃんとキャラが立つとそれでも惹かれてしまうものはあるな。そんな2人のおねショタ的な関係を匂わすだけで、具体的には掘り下げずに終わったのもすごく良かったと思う。可能性が広がってる、という段階が一番おいしいし、話のテンポ的にも無駄がない。
 ちなみに、ポンデリングとみたらし団子だったら後者のが好きだけど、路上で食べるなら断然前者だ。ただしミスドだったらオールドファッションハニーが至高だと思う。ポンデリングもおいしいとは思うけど、相対的に考えたらそんな食べる機会はないな。次点がチュロスで、3つ目を選ぶとなったら季節ものとかになっちゃう。今考えてみたらハチミツが好きなだけだな……。
 んで、バトル。妖怪は現代では人間に恐れられなくなったので弱体化してる……という聞き飽きたロジックに辟易としてたら「だからメタルで武装だ!!」と予想外すぎる方向へ飛躍したのでブチアガってしまった。笑ったのもあるが、面白すぎるだろ。急にビジュアルのノリが違いすぎるというか。まさかのSF民俗学
 バトル担当は黙ってバトル。代わりに残り2人が喋りまくる。メガネがリアクションをし、学者が解説と妖怪への能動的なコミュニケーション。これまた見事なバランスですね。アクションのみでバトルを語るスタイルも良かったと思います。必殺技はあるけど、やってることは変身と「速く動く」だけなので非常にシンプル。一方的に圧倒する感じなので物足りないっちゃ物足りないんだけど、3人のキャラが魅力的なのでまぁこのくらいがちょうどよかったんだとも思います。これで苦戦とか策略が出てくるとゴチャゴチャしすぎるというか。
 ということで終わり。なかなか良かったのではないでしょうか。何よりこの死ぬほど見た型のストーリーで新鮮に楽しめたのが自分でもびっくりですし、そこが本作の偉さだと思います。

『ひまてん!』63話

 クリスマスに向けたソワソワとか駆け引きとか。各人に相談できる相手がいて、その相談相手たちが一堂に会するレア回。寺坂&近衛の初メンぶりが魅力的だったと思ったら、カンナのギャル友まで登場するので熱すぎる。攻略対象外ならではのキャラの立ち方をしててすごく良かった。突然核心を突いてくる近衛とかMVPだったと思います。読者はひまてん2人の関係を当たり前に見過ぎてるので、そこに “クリスマスプレゼントあげる関係なんだ?” という客観視がぶっ込まれるとハッとしてしまう。
 観察と感謝を忘れない殿一のモテの秘訣が垣間見れる、というオチも良かったと思うんだけど、そういう話だったら近衛さんにもプレゼント用意するべきじゃないの? 普通に謎だった。

『灯火のオテル』23話

 ちぎれた腕、案外簡単に治るのでちょっと引いた。いや回復魔法とかで処理するのは分かるけど、あまりにお手軽というか。まぁ、次章はバトルメインではなくフィルギャとの対話がメインになるのでそれが休息期間になる、みたいなことだろうか。普通に戦いそうな気もするが。
 んで、急に『ONE PIECE』の船出の儀式みたいな仲間入りイベント。船員たちが急に前に出てくるので「こんな話だったっけ!?」と多少面食らった。楽しいのは分かる。酒が入ってるのでみんな過剰になってる、という理屈があるのも好き。そう考えると、シフラでこういう話をする『ONE PIECE』すごいですねw

センターカラー『鵺の陰陽師』119話

 漫画で恋愛を学んだのでキスしたら子供が出来る、というギャグ。今のジャンプを読んでいればそんなことがないと分かったのに……。『アオのハコ』がいる現状はやはりすごいことだ。
 教科書通りの「うるせぇ口だな……」が見れて満足なところはあるというか、ベタな少女漫画展開の男女逆版を意図的にやってて面白いですね。
 んで、契約完了。発光パワーで菅隊長へのリベンジマッチ。傘パクって戦闘準備する菅隊長がかっこよすぎる……とワクワクしてたら恐ろしいまでの省略演出になるので笑った。結局描かねぇのかよ! 前回の中断はリベンジがあるから我慢できたのに、今度は省略かい。発光パワーでどんだけ強くなったんだ……的なワクワクが広がるのも分かるけど、正直それ以上に菅隊長のあまりな扱いにガッカリした方が大きい。そんなに菅隊長のことが好きだった自覚はないんですが、バランスが極端すぎることへの若干の拒否反応という感じだろうか。

『悪祓士のキヨシくん』65話

 最強格だがギャグっぽい雰囲気もある団長なかなか面白い。そして敵のどら息子が使い捨てなのか今後も因縁が続くのかが分からん。キャラ立ってるが、普通にこのまま退場しそうでもあるよな。
 悪食能力の名前が『ジョーズ』。ピッタリのような微妙に違うような……。まぁ、例のトサカは鮫の背ビレイメージなのかもしれませんね。何にせよ、本作に使われる映画のタイトル、どれも名作なので、映画観る習慣は全然ないけど本作のファン活動の一環として観てみようかな、みたいな人がいたらかなり幸せになれるかもしれない。なかなか魅力的な映画リストになると思うので。歴代の中では、個人的に『ゴーンガール』が一番好きかな。『アナ雪』みたいな話です。「that perfect girl is gone」なので。

『逃げ上手の若君』223話

 再び合戦になるが、何とか若と尊氏のタイマンに持って行く。尊氏はかなりピンチらしく背中の悪神が暴走。急にメタ全開になるので白けてしまった。つまんねぇ……そして長い……。言い分が普通に謎というか、歴史モノを単なるエンタメとして消費することへの嫌味みたいな話になってて一瞬面白そうだったけど、 “だから延々同じページをめくりつづけ” がピンとこない。ページの存在を認知してるのは面白いけど、漫画は別に同じページをめくるわけじゃないよな。そして、これを機に尊氏のターンになるのかと思ったらよく分からないまま話が終わって消化不良だし。マジで何だったのだろうか。
 滅茶苦茶な言い分は尊氏(悪神)が弱ってる証拠であって、みっともないことを言ってることの表現、と考えることはできる。一応筋は通るが、だからといって漫画として面白いわけではない。だとすると、本話終盤で若が優勢に見えたのがブラフで、あのメタ語りが終わった時点から本作の主役が尊氏に反転していて、若の優勢は単なる悪役ムーブに過ぎない。これはあるかもしれない。来週のタイトルが「逃げ上手の尊氏」に変わってるとかそういう類。ギミックが一話区切りで完結してくれないと判断に困る、というのはある。あと単純に本話の段階で全然面白くない。
 無理矢理フォローするなら、私は元々本作のメタ視点とか神力(だっけ?)云々について全然乗れてなかったので今回のが死ぬほどつまらなかったけど、以前からこのノリが好きな人にとってはその極北とも言える回で楽しかったんでしょうね。そいつはすげぇや。
 ただ、背中が前になるビジュアルはめちゃくちゃ良かったというか、不気味で好きです。首が後ろ向いてるだけで他は現実的な動きをしてるはずなのに、どうしようもなく気持ち悪くて素晴らしかったと思います。あのポーズどうやって考えた、どうやって描いたのかとか気になってしまう。人形の首を捻っていろいろポーズ取らせたのだろうか。楽しそう。そして、最後に鬼ごっことなるわけだけど、「追いかける」の位置関係から自然と若と悪神(尊氏の背中)が向き合う形になってるのも見事だったと思います。

『僕とロボコ』254話

 ラジオ回。まさかの『さむわんへるつ』だ。『モジュロ』を差し置いてこんな大きな扱いになるとは。まぁ、ラジオ回ってだけで特別『さむわんへるつ』感はなかったとも言える。「読まれた!」があるだけですね。あと、『モジュロ』には五条も夏油も出てこないのでロボコ的にネタにしにくい、ってのはあるのかもしれない。冷めてるのがすごい違和感なんだけど、「知らねぇ孫の話とか正直ピンとこないよな……」という読者は現実にもいるのかもしれない。
 大喜利。悪い答えと良い答えのサンプルがいまいち分かりにくいというか、どっちもそこそこ面白いとも言えるし、「これは誰が見ても面白い答え」というほどの説得力は感じなかった。ギャグ的な素養はヤマノ先生より宮崎先生のがあると思うんだけど。不思議である。まぁ、大喜利において何を面白いと判断してるのかはその場のノリとかいろんな要素が絡むので複雑なのでしょう。『さむわんへるつ』も実際に面白いかどうかではなく、「深夜ラジオでありそうな雰囲気」の再現が第一だと思うので、実際にオモシロ大喜利回答を延々と生み出してるのとはちょっと違うと思う。まぁ、少なくとも「面白そう」「面白いとされてそう」な回答を毎週のように生み出さないといけないので、それだけでも大変そうですね。頑張ってくれ……。あとラジオネームの精度も求められるし、修羅の道では。
 あと、『さむわんへるつ』にはないラジオ投稿描写として面白かったのは、同じネタを300通送るガチゴリラ。マナー違反というか、普通に無意味かつ迷惑なやつだ。ネタ職人の暗黒面という感じで面白い。気持ちは分かるというか、人間臭さがあるよね。心を病んだミメイにやってほしい。

『ハルカゼマウンド』18話

 アイマスクくん。寝起きでバッターボックスへ。「寝起きでダメそう」というフリだったが、こないだの世界陸上では寝起きで高跳びしてる選手いたから「そういう人もいるんじゃない?」と本作に乗りづらい面があった。スポーツの世界には変な人がたくさんいる。
 そんな寝起きくん。センスの人らしい。わ、わかりづらい……。逆一本足のくだりも動きのない絵で見せられてもピンとこない。本作は具体的な野球理論のくだりが魅力だと思ってたけど、「センス」の説明がものすごく抽象的で野球素人からすると全然分からん。野球詳しい人だと見え方が違うのかもしれませんが。ちょっとこのノリが続くんだとつらいな。

『ピングポング』15話

 宇宙。宇宙卓球とは一体……という期待が膨らむわけですが、本話全体でその期待に応えるような構成になってて面白かった。とりあえず無重力は前提じゃん。一応人工重力というのも理論上はあるけど、そんなことされたらつまらないので。んで、室内。簡素だが、無重力空間で平が無重力らしいアクションをしてるので楽しく、「まぁこれなら一旦満足かな……」と思ったら、最後に宇宙要素が極限までブーストされるので最高。本話の最初に考えた中で最も無茶苦茶なイメージを実行してくれてる。
 まぁ、実際のところ、どういうプレーすんの? とは思うし、正直全然想像はつかないので現状でも「ちゃんと面白くなるのか?」みたいな不安もあるんですがw 空気がないから卓球の醍醐味である回転が無意味になっちゃうのでどうなるのだろうか。あと、そもそも宇宙空間であの貧弱なピンポン球は形状を維持できるのか、というのも気になる。中の空気が広がって破裂しそうなイメージだけど、自分の科学知識にそこまで自信はない……。来週くられの監修入っててほしい。

『エキデンブロス』16話

 最終区間。運命の闘いがいよいよスタート……と思ったら終わってしまった。いくら何でもペース配分を間違えすぎだと思うが、まぁこれはジャンプの打ち切りシステムが悪いというか、打ち切られることにうまく対応するスキルを漫画家は持ち合わせるべきなのかと言われると普通に NO だと思う。悲劇である。
 とはいえ、肝心の兄弟のキャラもよく立たないというか、走りのスタイルについて特に掘り下げられないままレース終了してしまうのはやはり悲しいものがあった。タスキ論になるのはまぁ分かるんだけど、タスキの話になってしまった分、2人個人の要素が薄くなって、ぼんやりとした根性論のまま終わってしまった感。やはり打ち切りシステムは迷惑な話である。
 ただ、諸悪の根源である父親をたしなめるのが子供たちではなく、敵監督、というのはすごく良かった。車から車へ呼びかける意外性も見事だったと思います。まぁ注意はされそうだが、ダメな大人の尻拭いを子供がするのではなく、別の大人がする、というのはとても誠実で良い話だったと思う。悪い生徒はいない、悪い教師がいるだけだ……という『ベストキッド』感あるシーンでとても好きです。
 とはいえ、前回も思った「ケガのリスクを背負って走り抜くことの美しさ」みたいなノリはかなり苦手です。何なら父親のプレッシャーがそうさせてるのであって、その呪いから解放された2人は走るのをやめる、くらいの結論であったほしかったというか。まぁ、そんなことして面白くないのは分かってます……。

『カエデガミ』17話

 最終回。お前が終わるんかい!! マジでびっくりしてしまった。てっきりスポーツやってる2つが終わるものだとばかり。話の区切り的にも本作は全然終わりそうにないと思ってたので驚愕ったらない。だって本章、カジじゃん。本話もカジで始まるので、最終回としてはあまりにイビツ。最終回に向けて丁寧に段取りを踏んでる『ピングポング』に偉さを感じてしまうのですが、さっきも書いたように、「打ち切られることへの対応力って必要ですか?」という話だよな。もちろん器用なことは結構だが、本質とはまったく無関係なスキルだと思う。ので、「しょうがねぇのでココで終わります!」となる本作の姿勢はめちゃくちゃ正しい。
 カジの話がコウたちの話と重なって最終回らしい結論になるのも、理屈は分かる、という感じ。ただそこのキレイさをさておいて、コウカジシユウの3人のキャラクター的な魅力を最後の最後に持ってきたのがすごく良かった。やっぱこれは少年漫画の魅力ですね。何なら今期で終わると思われる3作品の中で、キャラとしては一番魅力的だったと思う。私は『ピングポング』が2025年の連載作の中でぶっちぎりで一番面白い作品だと確信してるわけですが、それはキャラ的な方面の評価ではないので。
 ということで、コウのイケメンムーブで終わるのは本作の締めとしてとても良かったというか、「ウチはやっぱコレよ!!」という感じがあって好き。シユウの魅力もあるが、それはコウ越しのシユウだと思うので、最後にやるならやっぱコウ。本作の特色とも言えるマザコンイチャイチャで終わってほしかった気もするけど、それだと「キモ面白い」の印象が強すぎるので、最終回っぽい良い話感にするのは難しかったんだろうなw
 ということで終わりです。まさか終わるとは思わなかった……。

巻末解放区!WEEKLY週ちゃん

 10/23が電信電話記念日なので、ジャンプ作品に出てくる「個人間通信」デバイス特集。電話特集でいい気がしたんですが、電話とは限らない話であった。ポケベル……。
 普通に面白い特集。変化が激動すぎて驚くというか、スタートがたかだか1990年なんですよね。四半世紀なんだから大昔と言えるのかもしれないが、身の回りのアイテムで最も時代を感じざるを得ないものが電話なのかもしれない。ドラマを作る上でも密接な関係にある、という意味でもそう。どんなにストーリーが面白く、「時代を感じさせない面白さ」があったとしても、ポケベルが出てきたらさすがに時代を感じちゃうよな。作品の鮮度という意味でめちゃくちゃ厄介なアイテムとも言えそう。「イケてるアイテム」風の扱いをされようもんならもう歴史的資料みたいな見方になっちゃう。
 同じくガラケーも古さがやばいんだけど、『ニセコイ』終盤は過渡期なのでガラケースマホが混在、というのが面白い。「この人はスマホ持ってそう」というキャラクター表現ができた、局地的な時代。
 そして、スマホ、特にLINE的なサービスの代表例として『ゆらぎ荘』が出てくるのが個人的に嬉しい。『ニセコイ』は同時期に連載した『恋染紅葉』との競争に打ち勝ったわけですが、その作者(の片方)の次作が『ゆらぎ荘』である。今回紹介されてる場面ではたった2年なのに時代のドラマを感じる……。
 んで、今のサンプルとして『ひまてん』と『さむわんへるつ』。後者には「逆にアナログ趣味」という要素が含まれるのでたしかに時代(が行き詰まったこと)の象徴とも言える作品ですね。そんな『さむわんへるつ』の紹介として、 “ラジオアプリでハガキ投稿の結果を聴き” と書かれてたけど、あの2人はメール投稿だぞ。週ちゃんの大喜利コーナーがハガキ限定なのは「あえて」なんだけど、それが当たり前になりすぎて認識が歪んでしまっているw

次号予告

 新連載が来週から3つ。3つか。おかげで『カエデガミ』の終了がとんだサプライズだったぜ。
 そんな3人。本誌的には1本掲載、3本掲載、1本掲載。来週の人以外は同名の読切があるので晴れて連載化という感じだが、2週目は本誌デビューとなった金未来杯作品が同名で、その後に2本別の読切を描いてる。「やっぱこれで勝負したいんや!」というドラマが透けて見えますね。ちなみに金未来杯的には優勝を逃してる……のに同名で連載化。あの賞の存在意義がよく分からなくなる話である。
 その点、1本掲載でそのまま同名で連載化となった3週目の人が絶好調という感じだが、連載開始が3週目というのはちょっと扱いが悪い気もする。あと、個人的に「JK勇者」みたいなノリはジャンプに持ち込まないでくれぇ~という気持ちがちょっとある。『魔々勇々』でギリ。果たして食わず嫌いは直るのか。まぁ、読切はそこそこ面白かったので無理矢理視点を作ろうとしてるのが見え見え。

目次

やまとなでしこ」視聴。恋愛もの好きな人にはオススメすぎるドラマです。観て!
(『アオのハコ』)

 当て馬キャラの東十条さんの名前の由来は東十条駅で、隣が王子駅であることから王子になれなかった人、みたいな意味だそうです。どちらも北区だ。ちなみに逆隣の上中里駅(23区内屈指の過疎駅)の方がウチに近いので当時「逆だよ!」と悔しかった記憶。上中里さんが愛されキャラになってた可能性……。
 逆に女性側にも当て馬キャラがいて人気なわけですが、雛だ……。

愛読者アンケート

 読切について。キャラの質問があるんだけど、2人だけなので悲しい。メガネくんも大事でしょうが。
 アプリゲームについて。毎日やる。時間がどのくらいかと聞かれると、位置情報ゲームは移動中開きっぱなしなので答えにくいんだよな。アプリの起動時間だけ見ると「依存者かな?」という数値が出ます。まぁ、それ抜きにしてもちょっとやりすぎだとは思う。思うが、ついて行くのに必死で……。
 年間で遊ぶアプリゲームの本数。『ドラクエウォーク』と『ポケポケ』の2つ。前者が開きっぱなしで、後者は日に2回起動してパック剥くという感じ。パックポイント(だっけ?)がめちゃくちゃ貯まってるので、いつ突っ込むべきか悩んでます。そして悩んだまま貯まり続ける。あのゲーム、一試合が長いから一度ハマると本当に時間の無駄感あって落ち込むんですよね。自制心がないから……。

総括

 金曜更新。遅い。来週は頑張ります。また忙しくなるので。

 今週のベスト作品。読切『妖鉄甲のクロ』。シンプルな話ながら新鮮な要素が多くて面白かったです。
 次点は『ひまてん』『カエデガミ』。

 ベストコマ。読切より、メカ土蜘蛛の登場シーン。「そっちなの!?」と度肝抜かれつつ爆笑しました。

 ベストキャラ。『ひまてん』の近衛さん。脇役サミットという感じの内容で面白かったわけですが、そんな回の象徴的な役回りだったと思います。あと、登場シーンが相変わらず好き。
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